JP2020165183A - 接合構造、プレート及び杭柱接合体 - Google Patents

接合構造、プレート及び杭柱接合体 Download PDF

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【課題】より簡単な作業工程で施工可能であり、なおかつ杭に対する柱の傾きを補正可能な接合構造を提供する。【解決手段】接合構造は、鋼管杭10と鉄骨柱11との間に介在されたプレート12を備えた接合構造であって、プレート12は、第1の端面50と、第2の端面51と、第1の端面50から第2の端面51に向かう厚み方向に貫通しボルト60を挿通するためのボルト孔52と、を有する。第1の端面50と第2の端面51は、平面であり、互いに対し傾斜している。【選択図】図1

Description

本発明は、接合構造、プレート及び杭柱接合体に関する。
地盤に埋設された杭の上に鉄骨柱などの上部構造物を支持させる接合構造がある(特許文献1参照)。かかる接合構造では、杭の杭頭の周囲に鞘管を配置し、鞘管と杭の間の空間と、鞘管の天板と鉄骨柱のベースプレートの間の空間にコンクリートを充填し、杭と鉄骨柱を間接的に接合している。
特開2014−169577号公報
しかしながら、上述のような接合構造の場合、杭と上部構造物との間にコンクリートを充填し固化する作業工程が必要になるため、作業時間が増大する。特に、上述のような接合構造を用いて、鉄道の架線を支持する電化柱を線路に沿って立てるような場合には、多数の鉄骨柱を杭に接合する必要があり、作業時間が大幅に増える。よって、より簡単な作業工程で、杭と上部構造物などを接合することができる接合構造が望まれる。
そこで、例えば杭と上部構造物を、コンクリートを介さずに直接接合することが考えられる。しかしながら、杭は、地盤に打ち込まれて埋設される際に、鉛直方向に対し傾いてしまうことがあるが、この場合に杭の上に直接上部構造部を接合すると、杭の傾きがそのまま上部構造物の傾きになるため、問題となる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、より簡単な作業工程で施工可能であり、なおかつ杭などの第1の部材に対する上部構造物などの第2の部材の傾きを補正可能な接合構造を提供することをその目的の一つとする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、互いに対し傾斜した第1の端面と第2の端面を有するプレートを第1の部材と第2の部材の間に介在させることにより、上記問題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の態様を含む。
(1)第1の部材と第2の部材を互いに接合する接合構造であって、第1の部材と第2の部材との間に介在されたプレートを備え、プレートは、第1の端面と、第2の端面と、を有し、第1の端面と第2の端面は、平面であり、互いに対し傾斜している、接合構造。
(2)プレートは、第1の部材と第2の部材との間に複数枚積層されて介在されている、(1)に記載の接合構造。
(3)プレートは、環状に形成されている、(1)又は(2)に記載の接合構造。
(4)プレートは、50mm以下の厚みを有する、(1)〜(3)のいずれか一項に記載の接合構造。
(5)第1の端面と第2の端面の相対的な傾斜勾配が、1/500以上、1/50以下に設定されている、(1)〜(4)のいずれか一項に記載の接合構造。
(6)プレートは、複数部分に分割可能に構成されている、(1)〜(5)のいずれか一項に記載の接合構造。
(7)第1の部材と第2の部材を互いに接合する際に第1の部材と第2の部材との間に介在されるプレートであって、第1の端面と、第2の端面と、を有し、第1の端面と第2の端面は、平面であり、互いに対し傾斜している、プレート。
(8)プレートは、環状に形成されている、(7)に記載のプレート。
(9)プレートは、50mm以下の厚みを有する、(7)又は(8)に記載のプレート。
(10)第1の端面と第2の端面の相対的な傾斜勾配が、1/500以上、1/50以下に設定されている、(7)〜(9)のいずれか一項に記載のプレート。
(11)プレートは、複数部分に分割可能に構成されている、(7)〜(10)のいずれか一項に記載のプレート。
(12)(1)〜(6)のいずれか一項に記載の接合構造を有し、第1の部材は杭であり、第2の部材は柱であり、プレートは、第1の端面から第2の端面に向かう厚み方向に貫通する貫通孔を有し、杭と柱とを、貫通孔に挿通させた締結体で接合している、杭柱接合体。
本発明によれば、より簡単な作業工程で施工可能であり、なおかつ第1の部材に対する第2の部材の傾きを補正可能な接合構造を提供することができる。
接合構造の構成を説明するための縦断面の説明図である。 鋼管杭の構成の一例を示す説明図である。 鉄骨柱の構成の一例を示す説明図である。 プレートの斜視図である。 プレートの平面図である。 プレートの正面図である。 プレートの背面図である。 プレートの右側面図である。 プレートの左側面図である。 図5のプレートのX―X断面図である。 鋼管杭の上にプレートを載せた状態を示す説明図である。 2枚のプレートを有する接合構造の構成を説明するための縦断面の説明図である。 2枚のプレートの組み合わせで形成される傾斜勾配の例を示す模式図である。 2つの部分に分割可能なプレートを示す説明図である。 穴の無いプレートを示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本実施の形態に係る接合構造1の一例を示す縦断面の説明図である。例えば接合構造1は、第1の部材としての鋼管杭10と、第2の部材としての鉄骨柱11と、プレート12を主に備えている。
鋼管杭10は、例えば円管であり、地盤Aに打ち込まれて埋設されている。図1に示す鋼管杭10は、鋼管杭10の軸P1が鉛直線P0に対し傾いている。図2に示すように鋼管杭10は、その上端部に厚みのある円環状のフランジ20を有している。フランジ20は、その上面に平らな端面21を有している。フランジ20には、周方向に沿って複数のボルト孔22が等間隔で形成されている。ボルト孔22は、フランジ20の厚み方向に貫通している。
図1及び図3に示すように鉄骨柱11は、例えば円管であり、その下端部に厚みのある円環状のフランジ30を有している。フランジ30は、その下面に平らな端面31を有している。フランジ30(端面31)の大きさ(径)は、鋼管杭のフランジ20(端面21)の大きさに等しい。フランジ30には、周方向に沿って複数のボルト孔32が等間隔で形成されている。ボルト孔32は、鋼管杭10のボルト孔22に対応する位置に設けられている。ボルト孔32は、フランジ30の厚み方向に貫通している。
図1に示すようにプレート12は、鋼管杭10のフランジ20と鉄骨柱11のフランジ30の間に介在されている。図4は、プレート12の斜視図であり、図5は、プレート12の平面図或いは底面図であり、図6は、プレート12の正面図であり、図7は、プレート12の背面図であり、図8は、プレート12の右側面図であり、図9は、プレート12の左側面図である。なおプレート12は鋼材、アルミニウム、カーボンなどで構成することができる。
図4及び図5に示すようにプレート12は、厚みのある円環形状を有する。プレート12の大きさ(径)は、フランジ20、30の大きさとほぼ等しい。プレート12は、中央に開口する穴40を有している。穴40は、鋼管杭10と鉄骨柱11の円管の内径以下の径を有している。
プレート12は、表裏面に、第1の端面50と第2の端面51を有している。第1の端面50と第2の端面51は、平面である。プレート12は、図6乃至図8に示すように特定の直径方向に向けて、厚みが次第に厚くなるように構成されている。すなわち、第1の端面50と第2の端面51は互いに対し傾斜している。例えば図10に示すように第1の端面50は、プレート12の軸P3に対し垂直であり、第2の端面51は、第1の端面50に対し所定の勾配で傾斜している。なお、プレート12の軸P3は、プレート12の中心を通り、プレート12の外周端面に平行な線である。第2の端面51の第1の端面50に対する傾斜勾配は、例えば1/500以上、1/50以下、好ましくは、1/500以上、1/100以下に設定されている。なお、傾斜勾配の異なる複数のプレート12が用意されており、これらの複数のプレート12は、プレートセットを構成している。
図4及び図5に示すようにプレート12には、周方向に沿って複数の貫通孔としてのボルト孔52が等間隔で形成されている。図10に示すようにボルト孔52は、プレート12の第1の端面50から第2の端面51に向かう厚み方向(軸P3方向)に貫通している。図5に示すようにボルト孔52は、鋼管杭10のボルト孔22、鉄骨柱11のボルト孔32の数と同じかそれより多く設けられている。
図10に示すようにプレート12は50mm以下、好ましくは30mm以下、1mm以上の厚みDを有している。1mm以上の厚みを有していれば鋼管杭10に対する鉄骨柱11の傾きを適切に補正できる。なお、プレート12の厚みDは、軸P3の方向で最も薄い部分とする。仮にプレート12の最も薄い部分の厚みが1mm、プレート12の直径が50mm、傾斜勾配が1/50であるとき最も厚い部分は2mmとなる。
図1に示すように鋼管杭10のボルト孔22、プレート12のボルト孔52及び鉄骨柱11のボルト孔32に締結体としてのボルト60が挿通され、鋼管杭10、プレート12及び鉄骨柱11が互いにボルト締めされている。
そして、上記構成の接合構造1を施工する際には、図11に示すようにまず鋼管杭10が地盤Aに打ち込まれて埋設される。そして、鋼管杭10の軸P1が鉛直線P0に対し傾いている場合には、鋼管杭10のフランジ20の上にプレート12が載置される。このとき、プレート12の下面の第1の端面50がフランジ20の端面21に密着する。次に、プレート12が軸P1(P3)の周りに回転させられ、プレート12の上面の第2の端面51が最も水平に近づくようにプレート12の向き(位置)が調整される。すなわち、プレート12が最適な向きに調整されることで、鋼管杭10の傾きがプレート12の表裏面の傾斜勾配で吸収され、プレート12の上面の第2の端面51が水平に近づく。このとき、プレートセットの中から、鋼管杭10の傾きを最も吸収できる傾斜勾配を有するプレート12が選択される。
次に、図1に示すように鉄骨柱11が、フランジ30を下にした状態でプレート12上に載置される。このとき、フランジ30の端面31がプレート12の上面の第2の端面51に密着する。これにより、鉄骨柱11の軸P2が鉛直線P0に最も近づき(図1では、軸P2と鉛直線P0が一致している)、鉄骨柱11が略鉛直に立てられる。なおこのとき、鉄骨柱11の軸P2の鉛直線P0に対する傾斜勾配(フランジ30の端面31の水平に対する傾斜勾配)は、1/500以内に収められている。この状態でボルト60がボルト孔22、32、52に挿通され、鋼管杭10、プレート12及び鉄骨柱11がボルト締めされる。
本実施の形態によれば、互いに傾斜した第1の端面50と第2の端面51を有するプレート12を、鋼管杭10と鉄骨柱11の間に介在させることにより、鋼管杭10の傾きを吸収して補正し、鉄骨柱11を略鉛直に立てることができる。よって、コンクリートを充填するような場合に比べて簡単な作業工程で施工可能であり、なおかつ鋼管杭10に対する鉄骨柱11の傾きを補正可能な接合構造1を実現することができる。
またフランジ20の端面21とプレート12の第1の端面50、及びプレート12の第2の端面51とフランジ30の端面31が、それぞれ互いに密着するので、鉄骨柱11の荷重がプレート12や鋼管杭10の一部に集中することがなく、接合構造1の耐久性を向上することができる。
プレート12は環状に形成されているので、その分軽量化されており、プレート12の運搬や取り付け作業を簡単に行うことができる。なお、プレート12の外形は、円に限られず、多角形であってもよい。
プレート12は、50mm以下の厚みDを有し、厚みDが薄いので、プレート12の第1の端面50と第2の端面61が互いに傾斜していても、鋼管杭10のボルト孔22と鉄骨柱11のボルト孔32との間でボルト60を適切に挿入することができる。また、プレート12が薄くなるので、ボルト60のネジ外径とボルト孔径の隙間の大きさを定めた建築工事標準仕様書JASS6鉄骨工事に好適に対応することができる。
第1の端面50と第2の端面51の相対的な傾斜勾配が、1/500以上、1/50以下に設定されているので、補正の必要な鋼管杭10の傾きに適切に対応することができる。
上記実施の形態では、鋼管杭10のフランジ20と鉄骨柱11のフランジ30との間に一枚のプレート12を介在させていたが、図12に示すように複数枚、例えば2枚のプレート12を積層して介在させてもよい。かかる場合、埋設時に傾いた鋼管杭10のフランジ20上に2枚のプレート12が載置される。そして、例えば2枚のプレート12がそれぞれ回転させられ、2枚のプレート12の最上面が最も水平に近づくようにプレート12の向きが調整される。すなわち、2枚のプレート12の傾斜勾配を組み合わせることで、鋼管杭10の傾きが吸収され、上側のプレート12の第2の端面51が最も水平に近づく。具体的には、図13に示すように2枚のプレート12の傾斜勾配の組み合わせにより、1/100、1/200、1/600、0など、0〜1/25までの範囲の鋼管杭10の傾きを吸収することができる。例えば上側のプレート12及び下側のプレート12を互い回転させることによって、1枚の時の傾斜勾配(1/500〜1/100)よりも広く細かい傾斜勾配(0〜1/50)に対応することができる。例えば、図13(a)では、下側のプレート12の傾斜勾配が仮に1/200であった場合、傾斜勾配が1/200の上側のプレート12を下側のプレート12に傾斜方向を合わせて互いに重ねると2枚のプレート12の傾斜勾配は1/100となる。図13(b)では、下側のプレート12の傾斜勾配が仮に1/400であった場合、傾斜勾配が1/400の上側のプレート12を下側のプレート12に傾斜方向を合わせて互いに重ねると2枚のプレート12の傾斜勾配は1/200となる。図13(c)では、下側のプレート12の傾斜勾配が仮に1/200であった場合、傾斜勾配が1/300の上側のプレート12を下側のプレート12に傾斜方向を逆にして互いに重ねると2枚のプレート12の傾斜勾配は1/600となる。図13(d)では、下側のプレート12の傾斜勾配が仮に1/200であった場合、傾斜勾配が1/200の上側プレート12を下側のプレート12と傾斜方向を逆にして互いに重ねると2枚のプレート12の傾斜勾配は0となる。下側のプレート12と上側のプレート12は、同じ傾斜勾配を有するものであってもよいし、互いに異なる傾斜勾配を有するものであってもよい。
次に、図12に示すように鉄骨柱11がフランジ30を下にした状態でプレート12上に載置される。これにより、鉄骨柱11の軸P2が鉛直線P0に最も近づき(図1では、軸P2と鉛直線P0が一致している)、鉄骨柱11が略鉛直に立てられる。この状態で鋼管杭10、プレート12及び鉄骨柱11がボルト締めされる。
本例によれば、鋼管杭10と鉄骨柱11との間に2枚のプレート12が介在されているので、2枚のプレート12を相対的に回転させることで、2枚のプレート12の最上面を水平に調整しやすくなる。この結果、鉄骨柱11をより鉛直に近づけることができる。また2枚のプレート12の最上面を水平に調整する作業をより簡単に行うことができる。
なお、本例では、複数のプレート12の全体の厚みが厚くなるため、一枚のプレート12の厚みDを50mm以下にすることで、鋼管杭10のボルト孔22と鉄骨柱11のボルト孔32との間でボルト60を適切に挿入することができる。また、ボルト60のネジ外径とボルト孔径の隙間の大きさを定めた建築工事標準仕様書JASS6鉄骨工事に好適に対応することができる。
プレート12は、図14に示すように複数部分に分割可能に構成されていてもよい。この場合、プレート12は、例えば直径に沿って2分割した半円環状の2つの部分12a、12bに分割可能であってもよい。例えばプレート12は、厚みDが最も薄い点と最も厚い点を通る直径に沿って分割されている。この例によれば、プレート12を、軽量な部分12a、12bに分けた状態で運搬したり取り付け作業等を行うことができるので、これらの作業の負担を軽減することができる。
プレート12は、図15に示すように穴40のない円盤状であってもよい。
以上の実施の形態では、接合構造1を備え、鋼管杭10と鉄骨柱11とが、ボルト孔52を挿通するボルト60で接合した杭柱接合体の一例を示している。この杭柱接合体は、例えば電化柱や柱脚に適用できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば接合構造1や杭柱接合体の構成は上記実施の形態のものに限られない。例えば第1の部材は鋼管杭10に限られず、第2の部材は鉄骨柱11に限られない。本発明における第1の部材と第2の部材の接合は、上下方向に接合するもののみならず、水平方向などの他の方向に接合するものであってもよい。以上の実施の形態は、第1の部材と第2の部材をボルト接合する例であったが、溶接接合などのボルト接合以外の接合の場合にも本発明は適用できる。
本発明は、より簡単な作業工程で施工可能であり、なおかつ第1の部材に対する第2の部材の傾きを補正可能な接合構造を提供する際に有用である。
1 接合構造
10 鋼管杭
11 鉄骨柱
12 プレート
20 フランジ
30 フランジ
50 第1の端面
51 第2の端面
52 ボルト孔
60 ボルト

Claims (12)

  1. 第1の部材と第2の部材を互いに接合する接合構造であって、
    前記第1の部材と前記第2の部材との間に介在されたプレートを備え、
    前記プレートは、第1の端面と、第2の端面と、を有し、
    前記第1の端面と前記第2の端面は、平面であり、互いに対し傾斜している、接合構造。
  2. 前記プレートは、前記第1の部材と前記第2の部材との間に複数枚積層されて介在されている、請求項1に記載の接合構造。
  3. 前記プレートは、環状に形成されている、請求項1又は2に記載の接合構造。
  4. 前記プレートは、50mm以下の厚みを有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の接合構造。
  5. 前記第1の端面と前記第2の端面の相対的な傾斜勾配が、1/500以上、1/50以下に設定されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の接合構造。
  6. 前記プレートは、複数部分に分割可能に構成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の接合構造。
  7. 第1の部材と第2の部材を互いに接合する際に第1の部材と第2の部材との間に介在されるプレートであって、
    第1の端面と、第2の端面と、を有し、
    前記第1の端面と前記第2の端面は、平面であり、互いに対し傾斜している、プレート。
  8. 前記プレートは、環状に形成されている、請求項7に記載のプレート。
  9. 前記プレートは、50mm以下の厚みを有する、請求項7又は8に記載のプレート。
  10. 前記第1の端面と前記第2の端面の相対的な傾斜勾配が、1/500以上、1/50以下に設定されている、請求項7〜9のいずれか一項に記載のプレート。
  11. 前記プレートは、複数部分に分割可能に構成されている、請求項7〜10のいずれか一項に記載のプレート。
  12. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の接合構造を有し、
    前記第1の部材は杭であり、前記第2の部材は柱であり、
    前記プレートは、前記第1の端面から前記第2の端面に向かう厚み方向に貫通する貫通孔を有し、
    前記杭と前記柱とを、前記貫通孔に挿通させた締結体で接合している、杭柱接合体。
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