JP2013253367A - 柱・梁接合部における梁部材用保持部材及び梁部材用保持装置 - Google Patents

柱・梁接合部における梁部材用保持部材及び梁部材用保持装置 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄筋コンクリート造の柱と鉄骨梁との接合部を鉄骨梁が貫通して配置される形式の柱・梁接合部において、接合部に配置される接合部用梁部材を柱の天端上に載置した状態で、隣接する柱上の接合部用梁部材間に鉄骨梁を架設する場合に直面する接合部用梁部材の傾斜(転倒)を阻止し、接合部用梁部材の設置精度を確保する。
【解決手段】接合部用梁部材7の幅より大きい長さを持ち、柱5の、鉄骨梁6が架設される側に直交する方向の面に固定される支持材2と、支持材2に、接合部用梁部材7の幅方向に対向し、接合部用梁部材7の幅に相当する距離を置いて連結され、接合部用梁部材7の幅方向に対になる案内材3、3と、少なくともいずれか一方の案内材3に連結され、接合部用梁部材7の下部フランジ61aの上部に位置し、下部フランジ61aが係止し得る拘束材4から梁部材用保持部材1を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は鉄筋コンクリート造の柱と鉄骨梁との接合部を鉄骨梁が貫通して配置される形式の柱・梁接合部において、接合部に配置される接合部用梁部材を柱の天端上に載置した状態で、隣接する柱上の接合部用梁部材間に鉄骨梁を架設する際に接合部用梁部材を保持するために使用される梁部材用保持部材及び梁部材用保持装置に関するものである。
鉄筋コンクリート造の柱と鉄骨梁との接合部を鉄骨梁が貫通して配置される形式の柱・梁接合部においては、現場での接合部の作業を簡略化する目的で、接合部上には柱に接合される二方向の鉄骨梁(ブラケット)が組み合わせられ、ユニット化された形の接合部用梁部材が載置される(特許文献1、2参照)。接合部用梁部材は二方向の鉄骨梁の他、柱・梁接合部をせん断力と曲げモーメントに対して補強するための補強材が付属した形で組み立てられることもある。
この場合、柱の天端上に載置されたときの接合部用梁部材は例えばその梁部材、または周辺のいずれかの部分を鉛直方向に貫通する形で梁部材の下端から突出した鉄筋、または柱の天端から突出した鉄筋等に一時的に支持されることにより柱上の接合部における高さ方向の位置決めがされた状態になる(特許文献1、2)。その後、隣接する柱上に載置されている梁部材間に鉄骨梁が架設され、梁部材に接合されることにより柱上に二方向に鉄骨梁が架設された架構が構築される。柱の天端上で一時的に支持されている接合部用梁部材は接合部へのコンクリートの充填によって安定的に柱に支持され、接合される。
この二方向に鉄骨梁との接合部分を持つ梁部材のいずれかの側の接合部分(ブラケット)に鉄骨梁を接合するときには、接合された鉄骨梁の荷重が梁部材に偏って作用することで、梁部材の平衡が崩れ、鉄骨梁の架設側が降下(転倒)しようとする可能性がある。この問題に対しては、特許文献1、2では柱の天端から突出する主筋が梁部材の下部フランジを貫通し、緊結されていることで、梁部材に鉄骨梁を接合するときに梁部材が回転(転倒)しようとする力の反力を柱の主筋に取ることが可能であるため、鉄骨梁の架設側が降下する事態は回避されるように見える。
特開2000−265555号公報(請求項1、段落0012〜0014、図1〜図3) 特開平10−280542号公報(請求項1、段落0010〜0015、図1〜図6)
しかしながら、柱の天端から突出する主筋のみに接合部用梁部材を支持させる方法では、鉄骨梁の接合時の偏心荷重を負担しきれない可能性があり、接合部用梁部材の回転を完全に防止できる保証はない。また接合部用梁部材が柱の天端上にレベル調整用のモルタル、鋼材等の支承体上に載置されるだけで、梁部材に柱の主筋との接続が行われない場合にも、接合部用梁部材の平衡が崩れ、鉄骨梁の架設側が降下(傾斜)しようとする問題に直面するため、この問題を解決するための新たな手段が求められる。
接合部用梁部材は二方向の鉄骨梁の端部に相当するブラケットを二方向に組み合わせた十字形、T字形、L字形等の形状をするため、柱の主筋が接合部用梁部材に接続されない状態は、柱の主筋がいずれのブラケットをも貫通することなく、上階側の柱に接続される場合に発生する。
本発明は上記背景より、柱の天端上に予め組み立てられた接合部用梁部材を載置した状態で、隣接する柱上の接合部用梁部材間に鉄骨梁を架設する場合に直面する接合部用梁部材の傾斜(転倒)を阻止し、接合部用梁部材の設置精度を確保する梁部材用保持部材と保持装置を提案するものである。
請求項1に記載の発明の柱・梁接合部における梁部材用保持部材は、鉄筋コンクリート造の柱と鉄骨梁との接合部を前記鉄骨梁が貫通して配置される形式の接合部に設置され、前記柱上に配置され、二方向を向いた前記鉄骨梁の一部からなる接合部用梁部材を前記柱の天端上に載置した状態で、隣接する前記柱上の前記接合部用梁部材間に前記鉄骨梁を架設する際に前記接合部用梁部材を保持するために使用され、
前記接合部用梁部材の幅より大きい長さを持ち、前記柱の、前記鉄骨梁が架設される側に直交する方向の面に固定される支持材と、この支持材に、前記接合部用梁部材の幅方向に対向し、前記接合部用梁部材の幅に相当する距離を置いて連結され、前記接合部用梁部材の幅方向に対になる案内材と、少なくともいずれか一方の案内材に連結され、前記接合部用梁部材の下部フランジの上部に位置し、この下部フランジが係止し得る拘束材とを備えることを構成要件とする。
「二方向を向いた鉄骨梁からなる接合部用梁部材(以下、本項目中、梁部材と言う)」は、柱上に位置し、直交する二方向の鉄骨梁の端部に相当するブラケットを組み合わせ、柱の二方向の各側面から鉄骨梁の架設側へ突出した形状をし、基本的には鉄骨梁に連続する二方向のブラケットから構成される。「基本的に」とは、二方向のブラケット以外に接合部を補強するための補強材が組み合わせられることがあることの意味である。
「二方向」は柱の中心に関して鉄骨梁が架設される方向を指し、柱の中心から見たときの四方を含むが、梁部材に接合される鉄骨梁の本数は柱の平面上の位置、すなわち中柱、側柱、隅柱のいずれかに応じて異なるため、梁部材の平面形状も柱の位置によって異なる。請求項1における「梁部材の幅方向」は二方向に組み合わせられたブラケットの内、いずれかの方向のブラケットの幅方向を指す。
二方向のブラケットからなる梁部材は前記のように柱の平面上の位置(中柱、側柱、隅柱)に応じ、十字形、T字形、L字形等の平面形状に形成される。ブラケットは鉄骨梁の断面に合わせ、主にH形断面(H形鋼)、またはH形断面が組み合わせられた形状等をし、下部フランジと上部フランジを持つ断面形状をする。柱の天端から上方へ突出する主筋は梁部材と交わらない柱の水平断面上の隅角部に配置され、梁部材に接続されることなく上階側の柱に接続される。
梁部材は柱上の接合部には、柱の天端上に設置される、設置レベルを調整するための支承体上に載置され、支持されるため、梁部材用保持部材(以下、本項目中、保持部材と言う)は梁部材の水平方向の位置調整をし、水平状態を確保する役目を持てばよい。よって請求項1で言う「梁部材を保持する」とは、梁部材の水平方向の位置調整をすることと、水平状態を確保することを言う。梁部材の「水平方向の位置調整」は水平面内での方向性(向き)を調整することを言い、「水平状態を確保すること」は水平面に対して傾斜がない状態に保つことを言う。
支持材は梁部材の幅より大きい長さを持つことで、梁部材(ブラケット)の幅の相違に対応(追従)可能な能力を持つ。「梁部材の幅」は上記した水平二方向を向いて組み合わせられたブラケットのいずれかのブラケットの幅を指す。支持材の長さがブラケットの幅より大きいことで、対になる案内材をブラケットと干渉(衝突)させることなく、ブラケットの幅方向外側で支持材に連結することができる。また支持材の長さとブラケットの幅の差の範囲で、対になる案内材の支持材への連結位置を支持材の長さ方向に変更(調整)可能になる(請求項2)。
「対になる案内材」とは、梁部材の各ブラケットを幅方向に挟み込むための案内材が2個あることを言い、梁部材のブラケットは対になる案内材に挟み込まれることで、幅方向に拘束されるため、水平方向の位置(向き)が決められる。対になる(一対の)案内材はブラケットの、支持材(柱)に近い側に位置する下部フランジを幅方向に挟み込む。「梁部材の幅に相当する距離」は、ブラケットの下部フランジの幅に相当する距離であり、この距離を置いて両案内材が支持材に仮止めされ、ブラケットの下部フランジを挟んで本接合される。対になる案内材は梁部材(ブラケット)の水平方向の位置決め時である支持材への本接合時には下部フランジの幅に対応した(等しい)距離を置いて接合される。
対になる案内材の、支持材に対する連結(接合)位置が支持材の長さ方向に調整自在である場合には(請求項2)、同一の支持材と案内材の組(セット)を使用しながらも、ブラケットの幅の相違に対応しつつ、「水平方向の位置調整」と「水平状態の確保」の機能を発揮することになる。
「対になる両案内材が共に支持材の長さ方向に調整自在であること」は、両案内材が支持材の長さ方向の中心に関して線対称の位置を保ちながら、支持材の長さ方向の位置調整が自在であることを意味する。両案内材が支持材の中心に関して線対称の位置にあることは、ブラケットの幅方向の中心を支持材の長さ方向の中心に合わせることである。従って支持材の長さ方向の中心が柱の中心に合わせられた状態で柱に固定されていれば、ブラケットが両案内材に挟み込まれることで、自動的にブラケットの幅方向の中心が柱の中心に合わせられることになる。
保持部材の支持材は柱の天端上に載置される梁部材との干渉がない部分である柱の側面、もしくは天端面の周辺寄り等に固定される。請求項1における「柱の、鉄骨梁が架設される側に直交する方向の面」は、柱の側面と天端面のいずれかを指している。「鉄骨梁が架設される側に直交する方向」における「鉄骨梁が架設される側」は柱の中心に関して鉄骨梁が架設され得る二方向、四方の内、柱に固定された支持材との関係で、鉄骨梁が架設されるいずれかの側(向き)を指す。鉄骨梁との関係で、柱への支持材の固定側を言う「鉄骨梁が架設される側に直交する方向」はその鉄骨梁の架設側に直交する方向を指す。「鉄骨梁の架設側に直交する方向」は柱の中心に関して二つの側(向き)があるから、「直交する方向」は柱の中心に関して二つの側の内の、少なくともいずれかの側を指す。
結局、保持部材が梁部材の「水平方向の位置調整」と「水平状態の確保」をするときの対象となる鉄骨梁の架設方向と、柱の中心から見たときの保持部材の固定側の方向とは直交する関係にある。
梁部材は上記のように柱の平面上の位置に応じて十字形、T字形等の平面形状をするため、その梁部材の平面形状に応じて梁部材に接合される鉄骨梁の本数が決まるが、保持部材を使用して鉄骨梁を架設し、梁部材に接合するとき(施工中)の鉄骨梁はいずれか特定の1本の鉄骨梁になる。この特定の1本の鉄骨梁の架設側が請求項1における「鉄骨梁が架設される側」を指している。支持材は梁部材の水平方向の位置調整と水平状態の確保の役目を終えた後に回収(撤去)される場合には、柱には着脱自在に固定されるが、仕上げ上、支障がなければ残されることもある。
支持材は柱の中心等、基準になる線に合わせ、柱の幅方向に位置決めされた状態で柱に固定される。この支持材に対し、対になる案内材がブラケットの幅に合わせ、位置決めされた状態で支持材に連結(接合)される。対になる案内材は梁部材のブラケットの幅に相当する距離を置くことで、梁部材の柱天端上への載置時にブラケットの水平方向の向きを規制し、水平方向の(水平面内での)位置決めをする。接合用梁部材の柱天端上への載置時からブラケットへの鉄骨梁の接合完了まで、案内材は支持材に固定された状態を維持し、梁部材の水平面内での移動を拘束する。
梁部材は柱の天端上に梁部材を支持するための支承体を設置すると共に、保持部材の支持材を柱に固定し、支持材に対になる案内材を連結した後に柱上に吊り込まれる。梁部材は支承体上に載置されるときに、ブラケットの下部フランジが対になる案内材に挟み込まれることで、水平方向に位置決めされる。
梁部材の柱天端上への落とし込み時には、吊り込みの精度上、ブラケットが案内材に衝突する可能性があるため、ブラケットの下部フランジが一対の案内材間を通過するまでは、少なくとも一方の案内材は支持材に対して長さ方向に自由に移動し得る状態に連結される。この移動可能状態の案内材は案内材間をブラケットが通過した後に本来の位置に移動させられ、支持材に固定(本接合)される。この移動可能状態の案内材の本来の位置への移動と支持材への固定によりブラケット(梁部材)の水平方向の位置決めがされる。
支持材と一対の案内材を備える保持部材は柱の水平断面上の中心に関して梁部材を一方向に位置決めする役目を果たすため、梁部材を水平二方向に位置決めする上では、柱には水平二方向を向き、少なくとも2箇所に固定される。すなわち、保持部材は柱上の1個の梁部材に付き、少なくとも水平二方向を向いて固定される2個で一組になり、この一組の保持部材が1個の梁部材に対して二方向の「水平位置の調整」の機能を果たす保持装置を構成する(請求項4)。前記のように1本の支持部材で対になる案内材がブラケットの幅方向の位置決めをし、梁部材の水平一方向の位置決めをするため、2個の保持部材が一組になることで、梁部材の水平二方向の位置決めがされることになる。
柱の水平断面の中心から見たときの水平二方向の内、いずれか一方向のいずれかの側(向き)に固定された支持材に連結された一対の案内材がその支持材固定側の、ブラケットの水平方向を位置決めし、それに直交する方向の側に固定された支持材に連結された一対の案内材がその支持材固定側の、ブラケットの水平方向を位置決めすることで、結果として柱上の梁部材は水平二方向に位置決めされる。
案内材に連結される拘束材は柱天端上への梁部材の載置後、対になる案内材の内、少なくともいずれか一方の案内材に連結(接合)される。案内材への連結位置は、拘束材の底面がブラケットの下部フランジの上面に重なる位置になる。拘束材は対になる案内材のそれぞれに連結されることもある。
拘束材は柱上で水平二方向の位置決めが完了した状態にある梁部材のブラケットの下部フランジの上面に重なる位置で案内材に固定されることで、下部フランジの上面に下向きに係止し、ブラケットを下向きに押さえ付けた状態になる。ブラケットの下部フランジは拘束材に上向きに係止した状態になり、上向きの移動に対して拘束される。結果として、梁部材のブラケットは柱の天端上で、拘束材に拘束されたブラケットの軸に直交する方向の水平軸回りに回転しようとする力に対して水平状態を維持できることになり、梁部材の水平状態が確保されることになる。
拘束材はそれに係止しているブラケットの軸に直交する方向の水平軸回りに回転しようとするときの梁部材の回転を拘束することから、その拘束材が係止しているブラケットの幅方向の水平軸回りに回転しようとするときの梁部材の回転を拘束するには、そのブラケットに直交する方向のブラケットの下部フランジの上面に、別の拘束材を係止させることが必要になる。
すなわち、梁部材の二方向の水平軸回りの回転を阻止する面からも、保持部材は柱上の1個の梁部材に付き、少なくとも水平二方向を向いて固定される2個で一組になり、1個の梁部材に対して二方向に「水平状態の保持」の機能を果たす保持装置を構成する(請求項4)。結局、柱に水平二方向を向いて固定される2個の保持部材が1個の梁部材に対して二方向に「水平位置の調整」と「水平状態の保持」の2通りの機能を果たす保持装置となる。
柱上の梁部材のいずれかの側のブラケットに鉄骨梁が接合されるときには、図4に示すようにその鉄骨梁の荷重により、梁部材は柱の天端上の周囲の縁の内、鉄骨梁側の縁の位置を回転の中心として転倒しようとする。このとき、梁部材に接合された鉄骨梁側の保持部材の拘束材はその方向を向いたブラケットの下部フランジの上面上に位置するため、梁部材の転倒を阻止することには有効に作用しない。鉄骨梁が接合される側への梁部材の転倒はその方向に直交する方向の側に固定されている保持部材の拘束材が防止することになる。
梁部材に接合された鉄骨梁に直交する方向の保持部材の拘束材はその鉄骨梁に直交する方向を向いたブラケットの下部フランジの上面上に位置することで、柱の天端上の周囲の内、鉄骨梁側の縁の回りに回転しようとする梁部材を上から押さえ込むことができるため、鉄骨梁の接合に伴う梁部材の回転(転倒)を阻止(拘束)することになる。拘束材は梁部材が転倒しようとするときの回転中心になる柱の天端上の鉄骨梁側の縁から、転倒時に浮き上がろうとする側に水平方向に距離を置いた位置にあることに基づく。
拘束材は一対の案内材の内、いずれの案内材に固定されても、梁部材が転倒しようとするときの回転中心になる柱の天端上の鉄骨梁側の縁から、回転中心に平行な方向に水平方向に距離を置いた位置にあるため、いずれの案内材に固定されるかは任意であり、両案内材に固定されることもある。
拘束材はブラケットの下部フランジの上面上に位置するように案内材に固定されるため、一対の案内材の内、少なくとも拘束材が固定される側の案内材は支持材から、拘束材をブラケットの下部フランジより上に位置させるだけの高さを持つ必要があるが、拘束材が固定されない側の案内材はそれだけの高さを持つ必要はない。
以上のように柱上の1個の梁部材に付き、少なくとも水平二方向を向いて固定される2個の保持部材は、柱に固定されている保持部材の、柱の中心から見た方向に直交する方向に架設される鉄骨梁の接合時にその側への転倒を防止する関係にあり、一方の保持部材は梁部材の他方の保持部材側への転倒を防止し、他方の保持部材は梁部材の一方の保持部材側への転倒を防止する。
柱に対して少なくとも水平二方向を向いて固定される2個の保持部材が組(セット)になることで、前記のように梁部材の「水平位置の調整」と「水平状態の保持」の2通りの機能を果たすため、少なくとも2個の保持部材の組が梁部材の保持装置として成立する。請求項1における支持材が固定される柱の「鉄骨梁が架設される側に直交する方向の面」とは、鉄骨梁が架設され、接合される側に直交する方向に固定された保持部材がその鉄骨梁の接合による梁部材の転倒を防止することを意味している。
拘束材の、一方の案内材に対する連結位置が高さ方向に調整自在である場合には(請求項3)、同一の支持材と案内材と拘束材を使用しながら、ブラケットの高さ(梁成)の相違に対応して梁部材の転倒を防止する機能を発揮する。
梁部材用保持部材は柱の、鉄骨梁が架設される側に直交する方向の面に固定される支持材と、接合部用梁部材の幅方向に対向し、接合部用梁部材の幅に相当する距離を置いて支持材に連結され、接合部用梁部材の幅方向に対になる案内材とを備え、対になる案内材が柱の天端上に落とし込まれた接合部用梁部材のブラケットを幅方向に挟み込み、ブラケットの幅方向の中心を柱の中心に合わせるため、接合部用梁部材を水平方向に位置決めすることができる。
また接合部用梁部材の下部フランジの上部に位置し、下部フランジが係止し得る拘束材が一方の案内材に連結され、拘束材が、ブラケットが柱上で回転(転倒)しようとするときにブラケットを下向きに押さえ付けた状態に保持するため、接合部用梁部材の水平状態を維持することができる。
柱上に接合部用梁部材を載置した状態で、接合部用梁部材を保持部材で保持している様子を示した斜視図(仰観図)である。 柱上の接合部用梁部材のいずれかの側に架設された鉄骨梁をブラケットに接合するときの接合部用梁部材が回転(転倒)しようとする様子を示した斜視図である。 保持部材が保持するブラケットの軸方向に見たときの、保持部材(支持材)の柱側面への固定状態を示した立面図である。 柱天端上に接合部用梁部材を載置したときの接合部用梁部材とそれを支持する支承体との関係を示した平面図である。 (a)は支持材の製作例を示した端面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(b)の立面図である。 (a)は図5の支持材に組み合わせられる一方の案内材の製作例を示した平面図、(b)は(a)の立面図、(c)は(b)の側面図である。 (a)は図6の案内材に組み合わせられる拘束材の製作例を示した平面図、(b)は(a)の立面図、(c)は(b)の側面図である。 図5〜図7に示す支持材と案内材、及び拘束材を組み合わせた保持部材の構成例を示した立面図である。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は鉄筋コンクリート造の柱5と鉄骨梁6との接合部を鉄骨梁6が貫通して配置される形式の接合部に設置され、二方向を向いた鉄骨梁6、6の一部からなる接合部用梁部材(以下、梁部材7)を柱5の天端上に載置した状態で、隣接する柱5、5上の梁部材7、7間に鉄骨梁6を架設する際に梁部材7を保持するために使用される梁部材用保持部材(以下、保持部材)1の使用状態を示している。梁部材7を構成する鉄骨梁6の一部とは、後述のブラケット61を指す。保持部材1は柱5には原則として着脱自在に固定される。柱5の主筋5aは図3、図4に示すように梁部材7(ブラケット61、61)との干渉のない、水平断面上の隅角部から上方へ、梁部材7の上端を越える高さまで突出している。
図1は図4に示すように2個の保持部材1、1を柱5の水平断面上、中心に関して二方向の側に配置し、柱5に固定した様子を示しているが、2個で一組になる保持部材1、1は1個の梁部材7の水平二方向の位置決めと二方向の水平軸に関する水平状態を確保する機能を果たす梁部材用保持装置1Aを構成する。図面では保持部材1、1を柱5の側面に固定しているが、梁部材7との干渉がない範囲で柱5の天端面に固定することもある。
保持部材1は、図3に示すように梁部材7の幅より大きい長さを持ち、柱5の、鉄骨梁6が架設される側に直交する方向の面に固定される支持材2と、支持材2に、梁部材7の幅方向に対向し、梁部材7の幅に相当する距離を置いて連結され、梁部材7の幅方向に対になる案内材3、3と、少なくともいずれか一方の案内材3に連結され、梁部材7の下部フランジ61aの上部に位置し、下部フランジ61aが係止し得る拘束材4とを備える。
柱5は現場打ちで構築される場合と、プレキャストコンクリートで製作される場合があり、天端の少なくとも梁部材7が載る範囲は梁部材7を受ける関係で、平坦面に形成される。柱5の天端面上には図4に示すように梁部材7を柱5上に載置したときに支持する支承体8が設置される。図4では梁部材7の荷重を柱5の天端上で分散させて支持するために、複数個の支承体8を配置している。支承体8は例えば二方向のブラケット61、61が交わる柱5の水平断面上の中心位置と、ブラケット61が張り出す側の柱5の側面寄りの位置に配置され、平面上、二方向に分散して梁部材7を支持する。支承体8にはモルタルや鋼材等が使用される。
梁部材7は柱5の天端上で柱5に接合されるべき鉄骨梁6、6の本数分のブラケット61、61を水平二方向に組み合わせて接合した形をし、図1に示すように柱5が中柱の場合には二方向のブラケット61、61を十字形に組み合わせた形をし、側柱の場合にはT字形に、隅柱の場合にはL字形に組み合わせた形をする。十字形の場合、梁部材7は例えば接合部を貫通する一方向のブラケット61の中間部に直交方向のブラケット61、61を突き合わせて溶接することにより製作され、T字形等の場合も同様に製作される。
梁部材7のブラケット61は柱5の側面から鉄骨梁6側へ張り出し、鉄骨梁6はブラケット61の先端に突き合わせられる形で接合される。接合は図1に示すようにブラケット61と鉄骨梁6間に跨る継手プレート11を用いてボルトによる場合と、溶接による場合がある。
支持材2は図1、図3に示すように長さ方向の中心が柱5の幅方向(水平断面上)の中心に揃えられた状態で、例えば柱5の側面に重なって固定され、支持材2の上に対になる案内材3、3が連結され、少なくとも一方の案内材3に拘束材4が連結される。梁部材7の水平方向の位置決め(水平面内での位置調整)時と水平状態の確保時には、案内材3、3は支持材2に固定状態に接合され、拘束材4は案内材3に固定状態に接合される。
案内材3、3は梁部材7の柱5上への載置(落とし込み)時にブラケット61との衝突を回避するためと、位置決め時のブラケット61の幅の相違に追従するために、支持材2の長さ方向の位置の調整が自在な状態に仮に連結(接合)され、ブラケット61(梁部材7)の位置調整が終了した時点でブラケット61の下部フランジ61aを幅方向両側から挟み込み、支持材2に固定(本接合)される。
拘束材4は梁部材7の柱5上への載置後に一方の案内材3に連結され、連結状態で拘束材4の高さ(案内材3への接合位置)を調整するためと、梁部材7毎に相違することがあるブラケット61自体の高さ(梁成)の相違に追従するために、案内材3の高さ方向の位置の調整が自在な状態に連結(接合)され、連結位置の調整が終了した時点でブラケット61の下部フランジ61aを上方から下方へ押さえ込み、案内材3に固定(本接合)される。
支持材2が柱5の側面に接合される場合、支持材2は柱5の側面に重なりながら、対になる案内材3、3を支持材2上で長さ方向に移動自在に支持するため、支持材2は図5に示すように柱5の側面に重なって固定される固定片21と、案内材3、3を支持する支持片22を持つ。
案内材3、3は支持材2の支持片22の上面に載りながら、対になってブラケット61を幅方向に挟み込むため、図6に示すように支持片22の上面に重なって連結される連結片31と、ブラケット61を挟み込む挟持片32を持つ。拘束材4は案内材3に連結されながら、ブラケット61の下部フランジ61aを上方から下方へ押さえ込むため、図7に示すように案内材3に重なって連結される連結片41と、ブラケット61の下部フランジ61aに重なる保持片42を持つ。
保持部材1の構成材である支持材2と案内材3、及び拘束材4のいずれもが二方向に片を持つことから、図面では保持部材1の構成材に山形鋼を使用しているが、形鋼(鋼材)を使用する場合の形鋼の形態は問われない。保持部材1の構成材の材料自体も問われず、構成材は合成樹脂等、鋼材以外の材料から製作されることもある。
支持材2の固定片21には図5−(c)に示すようにボルト9等により柱5に固定されるための挿通孔2aが複数個、形成され、支持片22の案内材3、3との連結部分(連結区間)には(b)に示すように案内材3、3を支持材2の長さ方向に位置調整自在に連結するための長孔状の挿通孔2bが形成される。柱5の、支持材2を受ける側面からは、支持材2の固定片21を固定するための、挿通孔2aを貫通するボルト9が螺合するナットが埋設されている。図面では支持材2の、各案内材3との連結部分に長孔状の挿通孔2bを形成しているが、挿通孔2bは両案内材3、3の連結区間に亘り、連続して形成されることもある。
案内材3の、支持片22に重なる連結片31には、支持材2の幅方向に位置調整自在に支持片22に連結されるための長孔状の挿通孔3aが形成される。連結片31の挿通孔3aは支持片22の挿通孔2bに合致し、案内材3は両挿通孔3a、2bを貫通するボルト10等によって支持材2に接合される。挿通孔3aが支持材2の幅方向に長孔状に形成されることで、支持片22の挿通孔2bと併せ、案内材3は支持材2に対して支持材2の長さ方向と幅方向の二方向に位置調整自在に連結される。
少なくとも一方の案内材3の挟持片32には拘束材4の連結片41が連結されるための挿通孔3bが形成される。同様に拘束材4の、一方の案内材3の挟持片32に重なる連結片41には高さ方向に位置調整自在に連結されるための長孔状の挿通孔4aが形成される。連結片41の挿通孔4aは挟持片32の挿通孔3bに合致し、拘束材4は両挿通孔4a、3bを貫通するボルト10等によって案内材3に接合される。図面では拘束材4の連結片41の挿通孔4aを高さ方向に長孔状に形成しているが、連結片41が重なる案内材3の挟持片32挿通孔3bを高さ方向に長孔状に形成することによっても、拘束材4は連結片41に高さ方向に位置調整自在に連結される。
保持部材1の構成材である支持材2と案内材3と拘束材4の柱5への接合手順を説明する。支持材2は例えば両案内材3、3がボルト10等によって仮止め(仮連結)された状態で、または支持材2単体で柱5に固定される。拘束材4は梁部材7の載置時に障害になるため、案内材3からは外された状態にあり、例えば支持材2の案内材3、3が載る支持片22の底面に仮止めされる等により仮支持される。
支持材2の柱5の側面に重なる固定片21には、図5−(b)に破線で示すように柱5への固定位置を確認するための中心線と案内材3、3の固定位置を確認するための基準線(罫書き線)が表示されている。柱5の側面の、柱5の中心位置にも中心線が表示されており、支持材2はその中心線を柱5の中心線に合致させることで、柱5に対してその幅方向に位置決めされる。
梁部材7の載置後に両案内材3、3がブラケット61の幅に合わせた間隔を置いて支持材2に固定され、一方の案内材3に、ブラケット61の下部フランジ61aの上面の高さ(レベル)に合わせた位置で拘束材4が固定される。
柱5上への梁部材7の載置状態を示す図4において水平二方向の内、いずれかの一方向(X方向)のブラケット61に鉄骨梁6を接合する際には、その方向に直交する方向(Y方向)に固定されている保持部材1の拘束材4が直接、係止しているブラケット61の下部フランジ61aの浮き上がりを阻止することで、梁部材7の前記一方向(X方向)への回転(転倒)が防止される。図4中、「次工区」の矢印は柱5上の梁部材7に対して鉄骨梁6が架設され、接合される側を指している。
同様に他の方向(Y方向)のブラケット61に鉄骨梁6を接合する際には、その方向に直交する方向(X方向)に固定されている保持部材1の拘束材4が直接、係止しているブラケット61の下部フランジ61aの浮き上がりを阻止することで、梁部材7の前記一方向(X方向)への回転(転倒)が防止される。
1……梁部材用保持部材、1A……梁部材用保持装置、
2……支持材、21……固定片、2a……挿通孔、22……支持片、2b……挿通孔、
3……案内材、31……連結片、3a……挿通孔、32……挟持片、3b……挿通孔、
4……拘束材、41……連結片、4a……挿通孔、42……保持片、
5……柱、5a……主筋、
6……鉄骨梁、61……ブラケット、61a……下部フランジ、
7……接合部用梁部材、8……支承体、
9……ボルト、10……ボルト、11……継手プレート。

Claims (4)

  1. 鉄筋コンクリート造の柱と鉄骨梁との接合部を前記鉄骨梁が貫通して配置される形式の接合部に設置され、前記柱上に配置され、二方向を向いた前記鉄骨梁の一部からなる接合部用梁部材を前記柱の天端上に載置した状態で、隣接する前記柱上の前記接合部用梁部材間に前記鉄骨梁を架設する際に前記接合部用梁部材を保持するために使用される梁部材用保持部材であり、
    前記接合部用梁部材の幅より大きい長さを持ち、前記柱の、前記鉄骨梁が架設される側に直交する方向の面に固定される支持材と、この支持材に、前記接合部用梁部材の幅方向に対向し、前記接合部用梁部材の幅に相当する距離を置いて連結され、前記接合部用梁部材の幅方向に対になる案内材と、少なくともいずれか一方の案内材に連結され、前記接合部用梁部材の下部フランジの上部に位置し、この下部フランジが係止し得る拘束材とを備えることを特徴とする柱・梁接合部における梁部材用保持部材。
  2. 前記対になる案内材の、前記支持材に対する連結位置は前記支持材の長さ方向に調整自在であることを特徴とする請求項1に記載の柱・梁接合部における梁部材用保持部材。
  3. 前記拘束材の、前記一方の案内材に対する連結位置は高さ方向に調整自在であることを特徴とする請求項1、もしくは請求項2に記載の柱・梁接合部における梁部材用保持部材。
  4. 前記柱に少なくとも水平二方向を向いて固定される、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の2個の梁部材用保持部材から構成されることを特徴とする柱・梁接合部における梁部材用保持装置。
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