JP2020163641A - 液体消費装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体を補給する注入口を有する液体貯留部と、それを収容する筐体と、注入口を覆うカバーとを備える液体消費装置において、カバーに埃や砂塵が堆積しにくく、且つ、液体貯留室と筐体の間隙を低減し得る構造を提案する。【解決手段】液体消費装置は、液体消費部と、液体消費部によって消費される液体を貯留する液体貯留室、及び、当該液体貯留室と連通された注入口を有する液体貯留部と、液体消費部及び液体貯留部を収容する筐体であって、注入口を外部から視認可能に露出する給液口、及び、当該給液口の下方において液体貯留部の少なくとも一部を覆う固定壁を有する筐体と、給液口を開放する開放位置と給液口を閉塞する閉塞位置との間で変位可能な給液口カバーとを備える。給液口カバーが閉塞位置にあるとき、筐体外に露出される給液口カバーの外表面が鉛直方向及び水平方向に延びている。【選択図】図1
Description
本発明は、補給式の液体タンクを備える液体消費装置に関する。
従来から、紙などの記録媒体に向けてインクを吐出することによって、記録媒体にインクで画像を形成するインクジェット式プリンタが知られている。インクジェット式プリンタのインクタンクには、プリンタ本体に据え付けられたインクタンクにユーザがインクを補給する補給式のものがある。補給式のインクタンクは、インクを注入するための注入口を有し、注入口は弾性を有する樹脂材料で形成されたキャップで塞がれている。インクタンクやキャップは、外観に露出しないように筐体内に収容される。筐体は、インク補給時に注入口を露出させるために、開閉可能な開口を有する。特許文献1,2では、上記のような補給式の液体タンクを備える液体消費装置が開示されている。
特許文献1の印刷装置(液体消費装置)は、印刷部と、印刷部へ供給する液体を収容可能な液体収容室及び当該液体収容室に液体を注入するための液体注入口を有する液体収容体と、印刷部及び液体収容体を収容する筐体とを備える。液体注入口の開口中心線は、前斜め上方を向いている。筐体には液体収容体の前面全体及び液体注入口を露出させる開閉扉が設けられている。開閉扉は、筐体の前面下部に回転軸を有し、表面が垂直となる閉じ位置と、表面が水平となり液体収容体の前面全体及び液体注入口を露出させる開き位置との間を変位可能である。
特許文献2の印刷装置(液体消費装置)は、印刷部と、印刷部へ供給する液体を収容可能な液体収容室及び当該液体収容室に液体を注入するための液体注入口を有する液体収容体と、印刷部及び液体収容体を収容する筐体とを備える。液体注入口の開口中心線は、前斜め上方を向いている。筐体には液体注入口を露出させるカバー部材が設けられている。カバー部材は、筐体の前面に回転軸を有し、表面が前斜め上方を向いた閉じ位置と、表面が前斜め下方を向いて液体収容体の注入口を露出させる開き位置との間を変位可能である。
特許文献1の印刷装置のように、筐体が液体収容体の前面全体を覆う開閉扉を備える液体消費装置では、開閉扉の回転軸が筐体の前面下部に設けられていることから、タンクを筐体の前壁からオフセットさせなければならない。そのため、タンクの前壁と開閉扉(筐体の前壁)との空隙が大きくなり、開閉扉に設けられた視認窓を通じてタンク液位を視認しにくい。特に、筐体の上方からタンク液位を視認しにくくなる。また、開閉扉の視認窓による外光の反射によってタンク液位を視認しにくくなる。
特許文献2の印刷装置のように、筐体が液体収容体の注入口のみを覆うカバー部材を備える液体消費装置では、筐体のうちタンクの前面を覆う部分は開閉しないことから、タンクの前壁と筐体の前壁との空隙を小さくすることができる。しかし、カバー部材によって筐体の前壁に前斜め上方を向いた面が形成され、ここに埃や砂塵が堆積しやすい。更に、カバー部材の開閉動作によって、堆積した埃や砂塵が液体収容体に付着するおそれがある。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、液体を補給する注入口を有する液体貯留部と、それを収容する筐体と、注入口を覆うカバーとを備える液体消費装置において、カバーに埃や砂塵が堆積しにくく、且つ、液体貯留部と筐体の間隙を低減し得る構造を提案することにある。
本発明の一態様に係る液体消費装置は、
液体消費部と、
前記液体消費部によって消費される液体を貯留する液体貯留室、及び、当該液体貯留室と連通された注入口を有する液体貯留部と、
前記液体消費部及び前記液体貯留部を収容する筐体であって、前記注入口を外部から視認可能に露出する給液口、及び、当該給液口の下方において前記液体貯留部の少なくとも一部を覆う固定壁を有する筐体と、
前記給液口を開放する開放位置と前記給液口を閉塞する閉塞位置との間で変位可能な給液口カバーとを備え、
前記給液口カバーが前記閉塞位置にあるとき、前記筐体外に露出される前記給液口カバーの外表面が鉛直方向及び水平方向に延びていることを特徴とするものである。
液体消費部と、
前記液体消費部によって消費される液体を貯留する液体貯留室、及び、当該液体貯留室と連通された注入口を有する液体貯留部と、
前記液体消費部及び前記液体貯留部を収容する筐体であって、前記注入口を外部から視認可能に露出する給液口、及び、当該給液口の下方において前記液体貯留部の少なくとも一部を覆う固定壁を有する筐体と、
前記給液口を開放する開放位置と前記給液口を閉塞する閉塞位置との間で変位可能な給液口カバーとを備え、
前記給液口カバーが前記閉塞位置にあるとき、前記筐体外に露出される前記給液口カバーの外表面が鉛直方向及び水平方向に延びていることを特徴とするものである。
上記液体消費装置では、筐体が液体貯留部の注入口より下方を覆う固定壁を有し、給液口カバーは固定壁の上方に設けられている。液体貯留部と固定壁との間には、給液口カバーを変位させるための機構や、給液のための作業空間が不要となる。そのため、液体貯留部の注入口より下方と筐体の固定壁とを近接させることができる。更に、閉塞位置にある給液口カバーの外表面は鉛直方向及び水平方向に延びる。よって、給液口カバーに、埃や砂塵が堆積しにくい。
本発明によれば、液体を補給する注入口を有する液体貯留部と、それを収容する筐体と、注入口を覆うカバーとを備える液体消費装置において、カバーに埃や砂塵が堆積しにくく、且つ、液体貯留部と筐体の間隙を低減し得る構造を提案することができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。この実施形態では、本発明を液体消費装置の一例である複合機1に適用する。但し、本発明は、複合機1に限定されず、液体消費部と、液体貯留部と、液体消費部及び液体貯留部を収容した筐体とを備える液体消費装置に広く適用することができる。
〔複合機1の全体構成〕
図1は、複合機1の外観斜視図であって、(A)は給液口カバー7が閉塞位置である状態、(B)は給液口カバー7が開放位置である状態を示す。複合機1は、ファクシミリ機能及びプリント機能を含む各種の機能を有する。複合機1は、プリンタ部2と、プリンタ部2を収容した筐体3と、筐体3の給液口76に設けられた給液口カバー7とを備える。プリンタ部2は、液体消費部である記録部24、及び、インク貯留部9を含む。複合機1が水平面に設置された使用姿勢(図1の姿勢)を基準として上下方向Zを定義し、複合機1の給液口カバー7が設けられている面を前面として前後方向Yを定義し、複合機1を前面から見て左右方向Xを定義する。使用姿勢において、上下方向Zが鉛直方向に相当し、前後方向Y及び左右方向Xが水平方向に相当する。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みを「向き」と表し、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来を「方向」と表す。
図1は、複合機1の外観斜視図であって、(A)は給液口カバー7が閉塞位置である状態、(B)は給液口カバー7が開放位置である状態を示す。複合機1は、ファクシミリ機能及びプリント機能を含む各種の機能を有する。複合機1は、プリンタ部2と、プリンタ部2を収容した筐体3と、筐体3の給液口76に設けられた給液口カバー7とを備える。プリンタ部2は、液体消費部である記録部24、及び、インク貯留部9を含む。複合機1が水平面に設置された使用姿勢(図1の姿勢)を基準として上下方向Zを定義し、複合機1の給液口カバー7が設けられている面を前面として前後方向Yを定義し、複合機1を前面から見て左右方向Xを定義する。使用姿勢において、上下方向Zが鉛直方向に相当し、前後方向Y及び左右方向Xが水平方向に相当する。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みを「向き」と表し、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来を「方向」と表す。
〔プリンタ部2〕
図2は、プリンタ部2の内部構造を模式的に示す縦断面図である。プリンタ部2は、記録媒体である用紙12にインクジェット記録方式で画像を記録する。プリンタ部2は、給送トレイ20、給送部21、搬送ローラ部23、記録部24、排出ローラ部25、プラテン26、インク貯留部9、及び、排出トレイ27を含む。
図2は、プリンタ部2の内部構造を模式的に示す縦断面図である。プリンタ部2は、記録媒体である用紙12にインクジェット記録方式で画像を記録する。プリンタ部2は、給送トレイ20、給送部21、搬送ローラ部23、記録部24、排出ローラ部25、プラテン26、インク貯留部9、及び、排出トレイ27を含む。
給送トレイ20は、用紙12を収容する。給送トレイ20は、複合機1の底部に設けられており、複合機1の前面から前後方向Yに挿脱される。給送部21は、給送トレイ20に収容された用紙12を搬送経路28へ給送する。給送部21は、図示されない搬送モータによって正逆回転駆動される給送ローラ21aを含む。
搬送経路28は、給送トレイ20の後端部から後向きに延び、前向きにUターンし、記録部24とプラテン26との間の空間を経て排出トレイ27に至る経路である。搬送経路28は、ガイド部材29やプラテン26などによって形成される。搬送経路28内における用紙12の搬送向きCDが、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
搬送ローラ部23は、記録部24より搬送向きCDの上流に配置され、記録部24とプラテン26の間へ向けて用紙12を搬送する。搬送ローラ部23は、対向配置された搬送ローラ23a及びピンチローラ23bを含む。搬送ローラ23aは、搬送モータによって駆動される。ピンチローラ23bは、搬送ローラ23aの回転に伴って連れ回る。
排出ローラ部25は、記録部24より搬送向きCDの下流に配置され、記録部24とプラテン26の間から用紙12を搬出し、排出トレイ27へ送り出す。排出ローラ部25は、対向配置された排出ローラ25a及び拍車25bを含む。排出ローラ25aは、搬送モータによって駆動される。拍車25bは、排出ローラ25aの回転に伴って連れ回る。排出トレイ27は、給送トレイ20の上方において前向きに開放しており、画像の記録を終えた用紙12は複合機1の前面から取り出される。
図3は、キャリッジ40及びインク貯留部9の配置を示す平面図である。記録部24は、キャリッジ40と、記録ヘッド41とを備える。キャリッジ40からインクチューブ42とフレキシブルフラットケーブル43とが延出している。キャリッジ40は、左右方向Xに延設されたガイドレール45,46に支持されている。キャリッジ40は、図示されないキャリッジモータを含む公知の駆動装置によって、ガイドレール45,46に沿って左右方向Xに往復移動する。
インクチューブ42は、インク貯留部9のタンク10と記録ヘッド41とを接続し、タンク10からインク(液体の一例)を記録ヘッド41に供給する。タンク10は、インク補給式のインクタンクである。インクチューブ42は、各色(ブラック,マゼンタ,シアン,イエロー)のインクが流通する4本のインクチューブ42B,42Y,42C,42M(これらを総称して、「インクチューブ42」と表記することがある)を含み、束ねられた状態でキャリッジ40と接続されている。
フレキシブルフラットケーブル43は、図示されない制御部が実装された制御基板と記録ヘッド41とを電気的に接続する。フレキシブルフラットケーブル43は、制御部から出力される制御信号を記録ヘッド41に伝達する。
記録ヘッド41の下面には、複数のノズル411が配置されている。記録ヘッド41は、ノズル411からインクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ40が移動しながら記録ヘッド41がインク滴を吐出することにより、プラテン26に支持されている用紙12に画像が記録される。このようにして、インク貯留部9に貯留されたインクが消費される。
〔インク貯留部9〕
インク貯留部9は、筐体3の右前部において、筐体3の内部に据え置かれている。インク貯留部9は、タンク10と、タンク10の注入口18を封止するキャップ5を備える。4つのタンク10は、左右方向Xに沿って一列に並んでいる。各タンク10M,10C,10Yは同一構造であり、タンク10Bは、その他のタンクに比して貯留可能なインク量が多い点が異なるため、僅かにその構造が異なる。しかし、実質的にほぼ同じ構造を有するため、以下ではタンク10M,10C,10Yのうち一つのタンク10Mの構造について説明する。
インク貯留部9は、筐体3の右前部において、筐体3の内部に据え置かれている。インク貯留部9は、タンク10と、タンク10の注入口18を封止するキャップ5を備える。4つのタンク10は、左右方向Xに沿って一列に並んでいる。各タンク10M,10C,10Yは同一構造であり、タンク10Bは、その他のタンクに比して貯留可能なインク量が多い点が異なるため、僅かにその構造が異なる。しかし、実質的にほぼ同じ構造を有するため、以下ではタンク10M,10C,10Yのうち一つのタンク10Mの構造について説明する。
図4は、タンク10Mの斜視図であり、図5(A)は、タンク10Mの前方斜視分解図であり、図5(B)は、タンク10Mの後方斜視分解図である。図4、図5(A)及び図5(B)に示すタンク10Mは、インクを収容するインク室11が内部に形成されたタンク筐体13を備える。タンク筐体13は、タンク本体14と、2枚のフィルム15,16とで構成される。タンク本体14は、透光性を有する樹脂で形成されており、タンク10Mの外部からインク室11内のインクを視認可能である。
タンク本体14は、前壁101、左壁103、上壁104、下壁105、後壁110、及び、仕切壁107を一体的に有する。前壁101は、立壁102と傾斜壁106とを含む。立壁102は、筐体3の前壁32と対峙する左右方向X及び上下方向Zに広がる外表面を有する。傾斜壁106は、立壁102の上端及び上壁104の前端を連結する。傾斜壁106は、上下方向Z及び前後方向Yに対して傾斜し、傾斜壁106の外表面は上下方向Zから0°より大きく90°より小さい傾きを有する。
図5(A)に示されるように、タンク本体14の右面は開放されている。前壁101、下壁105、後壁110、上壁104、及び、仕切壁107の右面にフィルム15が溶着されることによって、タンク本体14の右面が封止される。従って、タンク本体14の右面を封止する右壁はフィルム15で構成されている。図5(B)に示されるように、タンク本体14の左面の一部(後部)は開放されている。下壁105、後壁110、上壁104、及び、仕切壁107の左面にフィルム16が溶着されることによって、タンク本体14の左面の一部(後部)が封止される。従って、タンク本体14の左面は左壁103とフィルム16とで構成されている。
タンク筐体13は、後壁110に設けられたインク流出口17を有する。インク流出口17を通じて、インク室11に貯留されているインクがタンク10Mの外部へ流出する。インク流出口17は、インクチューブ42と接続される。これにより、インク室11内のインクは、インク流出口17、及び、インクチューブ42を通じて記録ヘッド41のノズル411へ流出する。
タンク筐体13は、上壁104に設けられた大気連通口19を有する。大気連通口19を通じて、インク室11とタンク10Mの外部とが連通される。つまり、大気連通口19を通じて、インク室11内が大気開放される。
タンク筐体13は、傾斜壁106に設けられた注入口18を有する。注入口18の開口中心を通る開口中心線Cは、垂直から0°より大きく90°より小さい傾きを有する。本実施形態においては、傾斜壁106と開口中心線Cとは略直交する。このような注入口18は、前斜め上方を向いて開口している。タンク10へインクを補給する際に、注入口18を通じて、インクがインク室11へ注入される。注入口18には、着脱可能なキャップ5が取り付けられる。キャップ5は、注入口18を液密に封止する。キャップ5は、注入口18を塞ぐ栓部材50と、キャップ5の操作時にユーザの手指等が作用する操作部材60とを有する。キャップ5のうち少なくとも栓部材50は、例えばエラストマーなどの、ゴム様の弾性を有する樹脂材料からなる。
〔筐体3及び給液口カバー7〕
図6は、インク貯留部9及び筐体3の前壁32の側面断面図である。図1(A)、図1(B)、図6に示すように、筐体3は、概ね直方体形状を呈し、垂直な前壁32を有する。この前壁32の右部には、注入口18を外部から視認可能に露出する給液口76、及び、当該給液口76の下方においてインク貯留部9の少なくとも一部を覆う固定壁71が設けられている。筐体3の前壁32は、給液口76の上方に位置する上部固定壁73を、更に有していてもよい。
図6は、インク貯留部9及び筐体3の前壁32の側面断面図である。図1(A)、図1(B)、図6に示すように、筐体3は、概ね直方体形状を呈し、垂直な前壁32を有する。この前壁32の右部には、注入口18を外部から視認可能に露出する給液口76、及び、当該給液口76の下方においてインク貯留部9の少なくとも一部を覆う固定壁71が設けられている。筐体3の前壁32は、給液口76の上方に位置する上部固定壁73を、更に有していてもよい。
前壁32の固定壁71は、タンク10の立壁102の直ぐ前方に位置する。また、この固定壁71は、筐体3に固定配置されているか、或いは、筐体3と一体に形成されている。固定壁71は、鉛直方向及び水平方向に延びる垂直な外表面を有する。固定壁71とタンク10の立壁102とは、僅かな間隙をおいて前後方向Yに対峙している。固定壁71には、左右方向Xに並ぶ複数の窓37が形成されている。窓37の数は、タンク10の数と対応している。つまり、各タンク10の立壁102の前方に、窓37が設けられている。固定壁71に設けられた窓37を通じて、タンク10の立壁102が露出する。これにより、ユーザは、インク室11内に貯留されているインクの残量を、窓37を通じて筐体3の外から視認できる。この窓37は固定壁71に形成された単純な貫通開口であってもよいし、そのような貫通開口が透光特性を有する透光部材で塞がれて構成されていてもよい。
給液口76は、筐体3の壁によって形成された左右方向Xを長手方向とする矩形状の開口であって、筐体3内を前方へ向かって開放している。給液口76は、給液口カバー7で覆われている。給液口カバー7は、給液口76を開放する開放位置(図1(B)、参照)と給液口76を閉塞する閉塞位置(図1(A)、参照)との間で変位可能である。閉塞位置にある給液口カバー7の外表面、即ち、筐体3の外部に向けて露出する面は、鉛直方向及び水平方向に延びる垂直面である。閉塞位置にある給液口カバー7の外表面は、筐体3の前壁32の外表面とほぼ面一となる。換言すれば、閉塞位置にある給液口カバー7の外表面と、固定壁71の外表面とは、ほぼ面一となる。このように、給液口カバー7が閉塞位置にある状態で、給液口カバー7を含む筐体3の前壁32は凹凸が抑えられている。この構成により、筐体3のデザイン性の向上とコンパクト化が図られている。
給液口カバー7が開放位置にあるとき、給液口76を通じて、タンク10の傾斜壁106に設けられた注入口18、及び、注入口18を封止しているキャップ5が筐体3の外部に露出する。このように注入口18及びそれを封止するキャップ5を露出させ、キャップ5を注入口18から取り外した状態で、タンク10へインクを補給する作業が行われる。注入口18は前斜め上方を向いて開口していることから、注入口18からキャップ5が取り外されたとき、注入口18の開口内が給液口76の外部からユーザが視認可能である。
給液口カバー7が閉塞位置にあるとき、給液口カバー7の内表面の一部は、キャップ5に当接していてよい。これにより、キャップ5の抜け止めがなされる。或いは、給液口カバー7が閉塞位置にあるとき、給液口カバー7の内表面とキャップ5との間に間隙が設けられていてもよい。これにより、キャップ5は給液口カバー7によって付勢されないが、キャップ5が注入口18から抜けようとしたときにキャップ5が給液口カバー7の内表面に当接してキャップ5の抜け止めがなされる。
本実施形態に係る給液口カバー7(7A)は、全ての給液口76を覆う。換言すれば、閉塞位置にある給液口カバー7Aは、左右方向Xに並ぶ4つのタンク10の注入口18を纏めて被覆する。
給液口カバー7Aの側辺(左辺又は右辺)には、給液口カバー7Aの回動中心である回動軸線A1が規定されている。給液口カバー7Aは、回動軸線A1を中心として、略水平方向に回動するように、筐体3に支持されている。本実施形態においては、給液口76の左端に、上下方向Zに延びる回動軸70が設けられており、この回動軸70に給液口カバー7回動可能に支持されている(図1及び図6、参照)。
給液口カバー7Aの左右方向X又は上下方向Zの端部のうち、回動軸線A1と略平行に延び且つ回動軸線A1に近い側の端部を「回動基端」と称し、回動軸線A1と略平行に延び且つ回動軸線A1に遠い側の端部を「回動先端」と称する。本実施形態に係る給液口カバー7Aでは、給液口カバー7Aが閉塞位置にあるとき、給液口カバー7Aの回動先端は当該給液口カバー7Aの水平方向における一方の端部である。
給液口カバー7Aが開放位置にあるとき、その給液口カバー7Aの姿勢を保持する保持部74Aが筐体3に設けられている。図7は、インク貯留部9及び筐体3の平面断面図である。図7に示すように、本実施形態に係る保持部74Aは、給液口カバー7Aの外表面に設けられた突起77Aが嵌る溝である。給液口カバー7Aが閉塞位置から開放位置へ回動する過程で、筐体3の保持部74Aに、給液口カバー7Aの突起77Aが嵌り込む。開放位置にある給液口カバー7Aは、突起77Aと保持部74Aとの係止により、その姿勢が保持される。
図7に示すように、給液口カバー7Aの閉塞位置から180°以内で左向き回動した所定の回動位置において、給液口カバー7Aのそれ以上の左向きの回動を規制する回動規制部材78Aが設けられていてもよい。本実施形態に係る回動規制部材78Aは、筐体3の前壁32に形成された当接部である。給液口カバー7Aが回動規制部材78Aに当接することによって、給液口カバー7Aのそれ以上左向きの回動が規制され、位置決めがなされる。このように、給液口カバー7A位置決めがなされることによって、作業者が注入口18にインクを補給する際に給液口カバー7Aが振れないように保持したり、給液口カバー7Aの外表面が前壁32の所定部位に衝突しないようしたりすることができる。
以上に説明したように、本実施形態に係る液体消費装置の一例としての複合機1は、記録部24(請求の範囲の「液体消費部」に相当)と、記録部24によって消費されるインク(請求の範囲の「液体」に相当)を貯留するインク室11(請求の範囲の「液体貯留室」に相当)、及び、当該インク室11と連通された注入口18を有するインク貯留部9(請求の範囲の「液体貯留部」に相当)と、記録部24及びインク貯留部9を収容する筐体3であって、注入口18を外部から視認可能に露出する給液口76、及び、当該給液口76の下方においてインク貯留部9の少なくとも一部を覆う固定壁71を有する筐体3と、給液口76を開放する開放位置と給液口76を閉塞する閉塞位置との間で変位可能な給液口カバー7(7A)とを備える。給液口カバー7が閉塞位置にあるとき、筐体3外に露出される給液口カバー7の外表面が鉛直方向(本実施形態の上下方向Z)及び水平方向(本実施形態の左右方向X)に延びている。
上記複合機1では、筐体3がインク貯留部9の注入口18より下方を覆う固定壁71を有し、給液口カバー7は固定壁71の上方に設けられている。そのため、インク貯留部9と固定壁71との間には、給液口カバー7の変位させるための機構や、給液のための作業空間が不要となる。そのため、インク貯留部9の注入口18より下方と筐体3の固定壁71とを近接させることができる。なお、給液口カバー7は上述の実施形態に限定されるものではなく、給液口カバー7が少なくとも注入口18を被覆し、筐体3の固定壁71がタンク10の立壁102の少なくとも一部を覆うものであればよい。
更に、上記複合機1では、閉塞位置にある給液口カバー7の外表面は垂直である。よって、給液口カバー7には、埃や砂塵が堆積しにくい。
このように、本実施形態に係る複合機1によれば、液体を補給する注入口18を有するインク貯留部9と、それを収容する筐体3と、注入口18を覆う給液口カバー7とを備える液体消費装置において、給液口カバー7に埃や砂塵が堆積しにくく、且つ、インク貯留部9と筐体3の間隙を低減し得る構造を提案することができる。
また、本実施形態に係る複合機1では、インク貯留部9は、閉塞位置にある給液口カバー7の外表面に含まれる水平方向に沿って並ぶ複数の注入口18を有し、閉塞位置にある給液口カバー7は、複数の注入口18の全てを被覆する。
上記構成の複合機1では、各注入口18に対して給液口カバー7を設ける場合と比較して、部品点数を抑えることができる。また、一度に複数の注入口18を露出させることができるので、各タンク10に対して給液口カバー7を設ける場合と比較して、インク補給時の作業工数を減らすことができる。
また、本実施形態に係る複合機1では、閉塞位置にある給液口カバー7の少なくとも一部の外表面と固定壁71の少なくとも一部の外表面とが略同一平面内にある。
上記構成の複合機1の筐体3及び給液口カバー7では、外表面の凹凸が抑えられて、すっきりとした外観となる。これにより、筐体3のデザイン性の向上とコンパクト化を図ることができる。
また、本実施形態に係る複合機1において、給液口カバー7Aは筐体3に回動可能に支持されている。給液口カバー7Aの回動軸線A1は、垂直方向(本実施形態の上下方向Z)に延びる。
上記構成の複合機1では、給液口カバー7Aが回動軸線A1を中心として水平方向(左右方向X)に回動して、注入口18及びキャップ5を露出させる。よって、筐体3の前壁32の前方に位置するユーザがタンク10へインクを補給する作業を行う際に、給液口カバー7Aをユーザの作業範囲と干渉しない位置へ退避させておくことができる。
上記構成の複合機1において、固定壁71に、インク室11を視認する窓37が設けられていてよい。このように、固定壁71にインク室11のインク残量を視認するための窓37が設けられている場合に、開放位置にある給液口カバー7Aは窓37の視認性を阻害しない。よって、窓37を通じたインク残量の視認性が確保された状態でインクの補給作業を行うことができる。
また、上記構成の複合機1において、給液口カバー7Aが開放位置にあるとき、当該給液口カバー7Aの姿勢を保持する保持部74Aが筐体3に設けられていてよい。これにより、インクの補給作業中に、給液口カバー7Aを作業を阻害しない姿勢で保持させておくことができる。
また、上記構成の複合機1において、給液口カバー7Aの閉塞位置から180°以内で水平な第1向き(左向き又は右向き)に回動した所定の回動位置において、給液口カバー7Aのそれ以上の第1向きの回動を規制する回動規制部材78Aを備えていてよい。これにより、給液口カバー7Aの外表面が前壁32に衝突しないように、給液口カバー7Aの回動範囲を制限することができる。
〔変形例1〕
次に、上記実施形態の変形例1を説明する。図8は、変形例1に係る複合機1Bの斜視図であり、図9は、図8に示す複合機1Bのインク貯留部9及び筐体3の側面断面図である。変形例1に係る複合機1Bは、前述の実施形態に係る複合機1と比較して、給液口カバー7が異なり、他は実質的に同一である。そこで、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付して説明を省略する。
次に、上記実施形態の変形例1を説明する。図8は、変形例1に係る複合機1Bの斜視図であり、図9は、図8に示す複合機1Bのインク貯留部9及び筐体3の側面断面図である。変形例1に係る複合機1Bは、前述の実施形態に係る複合機1と比較して、給液口カバー7が異なり、他は実質的に同一である。そこで、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付して説明を省略する。
図8及び図9に示すように、複合機1Bは、給液口76を一体的に覆う給液口カバー7Bを備える。換言すれば、給液口カバー7Bは、左右方向Xに並ぶ4つのタンク10の注入口18を纏めて被覆する。給液口カバー7Bは、水平方向に延びる回動軸線A2(図9、参照)を中心として回動可能に、筐体3に支持されている。給液口カバー7Bが閉塞位置にあるとき、給液口カバー7Bの回動先端は給液口カバー7Bの下端となる。
給液口カバー7Bの外表面には、突起77が設けられている。突起77は、給液口カバー7Bを操作するときの摘みとして機能するように、給液口カバー7Bの下辺に設けられていることが望ましい。また、筐体3の前壁32の上部固定壁73には、保持部74が設けられている。本変形例に係る保持部74は、給液口カバー7Bが回動軸線A2を中心として上死点まで回動した開放位置において、突起77と前壁32の上部固定壁73との当接部に設けられた溝である。つまり、給液口カバー7Bが開放位置にあるとき、給液口カバー7Bの突起77が保持部74の溝に嵌合し、給液口カバー7Bの姿勢が保持される。
以上に説明したように、変形例1に係る複合機1Bにおいて、給液口カバー7Bは筐体3に回動可能に支持されており、給液口カバー7Bの回動軸線A2が水平方向に延びる。そして、給液口カバー7Bが閉塞位置にあるとき、給液口カバー7Bの回動先端は給液口カバー7Bの下端である。このような構成の変形例1に係る複合機1Bは、前述の実施形態に係る複合機1の作用効果に加えて/代えて、以下のような作用効果を奏する。
変形例1に係る複合機1Bでは、給液口カバー7Bが回動軸線A2を中心として上向きに回動して、注入口18及びキャップ5を露出させる。よって、固定壁71の前方に位置するユーザがタンク10へインクを補給する作業を行う際に、給液口カバー7Bをユーザの作業範囲と干渉しない給液口76の上方位置へ退避させておくことができる。
また、変形例1に係る複合機1Bは、給液口カバー7Bが閉塞位置にあるとき、当該給液口カバー7Bの姿勢を保持する保持部74が筐体3に設けられている。
上記構成の複合機1Bでは、開放位置にある給液口カバー7Bは、重力によって下向きに回動することなく、その姿勢で保持される。よって、ユーザがタンク10へインクを補給する作業を行う際に、給液口カバー7Bが作業を阻害しない。
〔変形例2〕
次に、上記実施形態の変形例2を説明する。図10は、変形例2に係る複合機1Cの斜視図であり、図11は、図10に示す複合機1Cのインク貯留部9及び筐体3の側面断面図である。変形例2に係る複合機1Cは、前述の実施形態に係る複合機1と比較して、給液口カバー7が異なり、他は実質的に同一である。そこで、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付して説明を省略する。
次に、上記実施形態の変形例2を説明する。図10は、変形例2に係る複合機1Cの斜視図であり、図11は、図10に示す複合機1Cのインク貯留部9及び筐体3の側面断面図である。変形例2に係る複合機1Cは、前述の実施形態に係る複合機1と比較して、給液口カバー7が異なり、他は実質的に同一である。そこで、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付して説明を省略する。
図10及び図11に示すように、複合機1Cは、給液口76を一体的に覆う給液口カバー7Cを備える。換言すれば、給液口カバー7Cは、左右方向Xに並ぶ4つのタンク10の注入口18を纏めて被覆する。給液口カバー7Cの回動軸線A3は水平方向に延び(図11、参照)、給液口カバー7Cが閉塞位置にあるとき、給液口カバー7Cの回動先端は給液口カバー7Cの上端である。
給液口カバー7C及び/又は筐体3には、給液口カバー7Cを開放位置で位置決めする回動規制部材78が設けられている。回動規制部材78は、給液口カバー7Cが開放位置にあるとき、給液口カバー7Cの回動先端が、給液口カバー7Cの回動基端よりも筐体3から離間し、且つ、上下方向Zにおいて上方にあるように給液口カバー7Cを位置決めする。回動規制部材78は、例えば、前壁32と給液口カバー7Cとの間に架け渡されたロープである。給液口カバー7Cが開放位置へ向けて下向きに回動するうちに、撓んでいたロープが張って、給液口カバー7Cのそれ以上の下向きの回動が規制される。但し、回動規制部材78は上記に限定されない。
開放位置にある給液口カバー7Cは、注入口18にノズルを挿し込んで、タンク10にインクを補給している補給液体容器300を支持する。つまり、給液口カバー7Cの開放位置がこのような位置となるように、回動規制部材78による回動の規制位置が調整されている。
以上に説明したように、変形例2に係る複合機1Cにおいて、給液口カバー7Cは、水平方向に延びる回動軸線A3を中心として回動可能に筐体3に支持されている。給液口カバー7Cが閉塞位置にあるとき、給液口カバー7Cの回動先端は給液口カバー7Cの上端である。これにより、変形例2に係る複合機1Cは、前述の実施形態に係る複合機1の作用効果に加えて/代えて、以下のような作用効果を奏する。
変形例1に係る複合機1Cでは、給液口カバー7Cが回動軸線A3を中心として下向きに回動して、注入口18及びキャップ5を露出させる。
また、変形例1に係る複合機1Cは、給液口カバー7Cが開放位置にあるとき、給液口カバー7Cの回動先端が、給液口カバー7Cの回動基端よりも筐体3から離間し、且つ、上下方向Zにおいて上方にあるように給液口カバー7Cを位置決めする回動規制部材78を備える。このようにして位置決めされた給液口カバー7Cは、注入口18を通じてタンク10に液体を補給している補給液体容器300を支持する。
これにより、インク補給作業時に、補給液体容器300の姿勢を保持することができ、作業を安定させることができる。また、前壁32の固定壁71にインク残量を視認するための窓37が設けられている場合には、窓37が塞がれないように給液口カバー7Cを保持させておくことができる。
〔変形例3〕
次に、上記実施形態の変形例3を説明する。図12は、変形例3に係る複合機1Dの外観斜視図であって、(A)は給液口カバー7Dが閉塞位置である状態、(B)は給液口カバー7Dが開放位置である状態を示す。変形例3に係る複合機1Dは、前述の実施形態に係る複合機1と比較して、給液口カバー7が異なり、他は実質的に同一である。そこで、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付して説明を省略する。
次に、上記実施形態の変形例3を説明する。図12は、変形例3に係る複合機1Dの外観斜視図であって、(A)は給液口カバー7Dが閉塞位置である状態、(B)は給液口カバー7Dが開放位置である状態を示す。変形例3に係る複合機1Dは、前述の実施形態に係る複合機1と比較して、給液口カバー7が異なり、他は実質的に同一である。そこで、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付して説明を省略する。
図12(A)及び図12(B)に示すように、複合機1Dは、閉塞位置にある給液口カバー7Dの外表面に含まれる水平方向に沿って並ぶ複数の注入口18を有する。また、複合機1Dは、給液口76を覆う複数の給液口カバー7Dを備える。複数の給液口カバー7Dは、左右方向Xに並ぶ。各給液口カバー7Dは、複数の注入口18にそれぞれ対応している。
複数の給液口カバー7Dの外表面が同一の外観であれば、複合機1の外観に統一感が表れ、美観の向上に寄与する。但し、複数の給液口カバー7Dにおいて、各給液口カバー7Dの外表面が互いに異なる外観を有していてもよい。例えば、複数の給液口カバー7Dにおいて、各給液口カバー7Dの外表面の少なくとも一部分を互いに異なる色とする。ここで、給液口カバー7Dが覆っているタンク10に収容されているインクの色と、給液口カバー7Dの色とを対応させてもよい。
各給液口カバー7Dは、給液口カバー7Dの上辺に規定された回動軸線を中心として回動可能に、筐体3に支持されている。前述の変形例1に係る給液口カバー7Bと同様に、給液口カバー7Dの回動軸線は左右方向Xに延びる。また、前述の変形例1に係る複合機1Bと同様に、複合機1Dの筐体3の上部固定壁73には、保持部74が設けられている。保持部74は、給液口カバー7Dが開放位置まで回動した状態で、その姿勢を保持させる。
以上に説明したように、変形例3に係る複合機1Dにおいて、給液口カバー7Dは水平方向に延びる回動軸線を中心として回動可能に筐体3に支持されている。そして、複合機1Dは、閉塞位置にある給液口カバー7Dの外表面に含まれる水平方向に沿って並ぶ複数の注入口18を有し、複数の注入口18の各々に対して給液口カバー7Dが設けられている。これにより、変形例3に係る複合機1Dは、前述の実施形態に係る複合機1及びその変形例1に係る複合機1Bの作用効果に加えて/代えて、以下のような作用効果を奏する。
変形例3に係る複合機1Dでは、注入口18を個別に露出させることができる。つまり、インクを補給するタンク10の注入口18を露出させ、余のタンク10の注入口18は給液口カバー7Dで覆っておくことができる。このように給液口76の開放面積を制限することによって、筐体3内への埃や砂塵の侵入を抑えることができる。なお、変形例3に係る複合機1Dでは、給液口カバー7Dが注入口18を個別に覆うが、少なくとも2つの注入口18に対して1つの給液口カバー7Dが設けられていてもよい。この場合も、全部の注入口18に対し1つの給液口カバーが設けられている場合と比較して、給液口76の開放面積を制限することができる。
上記のように複数の給液口カバー7Dを備える複合機1Dにおいて、インク貯留部9は、態様の異なる少なくとも2種類のタンク10を含んでいてよい。態様の異なるタンク10とは、例えば、タンク10Mとタンク10Bのように外形が異なるタンクであってよい。また、態様の異なるタンク10とは、収容されるインクの色が異なるタンクであってもよい。このように、複数のタンク10が態様の異なる少なくとも2種のタンクを含む場合には、給液口カバー7Dはタンク10の種類ごとに異なる外観を有していてよい。
これにより、給液口カバー7Dと、当該給液口カバー7Dによって覆われているタンク10の種類との組み合わせが明確となる。
〔変形例4〕
次に、上記実施形態の変形例4を説明する。図13は、変形例4に係る複合機1Eの外観斜視図である。変形例4に係る複合機1Eは、前述の実施形態に係る複合機1と比較して、給液口カバー7が異なり、他は実質的に同一である。そこで、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付して説明を省略する。
次に、上記実施形態の変形例4を説明する。図13は、変形例4に係る複合機1Eの外観斜視図である。変形例4に係る複合機1Eは、前述の実施形態に係る複合機1と比較して、給液口カバー7が異なり、他は実質的に同一である。そこで、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付して説明を省略する。
図13に示す複合機1Eは、前述の変形例3に係る複合機1Dと同様に、給液口76を覆う複数の給液口カバー7Eを備える。複数の給液口カバー7Eは、左右方向Xに並ぶ。各給液口カバー7Eは、複数のタンク10にそれぞれ対応している。複数の給液口カバー7Eは、前述の変形例3に係る複合機1Dと同様に、互いに異なる外観を有していてもよい。
各給液口カバー7Eは、給液口76を閉塞している閉塞位置から上方へスライドして、開放位置に到る。開放位置にある給液口カバー7Eは、その殆どが給液口76の上方において筐体3内にある。筐体3には、給液口カバー7Eを略垂直方向にスライド可能に支持する公知のスライド機構が設けられている。スライド機構は、例えば、筐体3と給液口カバー7Eのうち一方に形成されたレールと他方に形成されたスライダとによって構成することができる。
以上に説明したように、変形例4に係る複合機1Eにおいて、給液口カバー7Eは、垂直方向にスライド可能に筐体3に支持されている。これにより、変形例4に係る複合機1Eは、前述の実施形態に係る複合機1、変形例1に係る複合機1B、及び変形例3に係る複合機1Dの作用効果に加えて/代えて、以下のような作用効果を奏する。
変形例4に係る複合機1Eでは、給液口カバー7Eが上方へスライドして、注入口18及びキャップ5を露出させる。これにより、インクの補給作業時に、給液口カバー7Eがユーザの作業を阻害しない。なお、変形例4に係る複合機1Eにおいて、給液口カバー7Eは複数の注入口18を個別に覆っているが、給液口カバー7Eは複数の注入口18を纏めて覆っていてもよい。
〔変形例5〕
次に、上記実施形態の変形例5を説明する。図14は、変形例5に係る複合機1Fの外観斜視図であって、(A)は給液口カバー7Fが閉塞位置である状態、(B)は給液口カバー7Fが開放位置である状態を示すである。変形例5に係る複合機1Fは、前述の実施形態に係る複合機1と比較して、給液口カバー7が異なり、他は実質的に同一である。そこで、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付して説明を省略する。
次に、上記実施形態の変形例5を説明する。図14は、変形例5に係る複合機1Fの外観斜視図であって、(A)は給液口カバー7Fが閉塞位置である状態、(B)は給液口カバー7Fが開放位置である状態を示すである。変形例5に係る複合機1Fは、前述の実施形態に係る複合機1と比較して、給液口カバー7が異なり、他は実質的に同一である。そこで、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付して説明を省略する。
図14(A)及び図14(B)に示す複合機1Fは、前述の変形例3,4に係る複合機1D,1Eと同様に、給液口76を覆う複数の給液口カバー7Fを備える。複数の給液口カバー7Fは、左右方向Xに並ぶ。各給液口カバー7Fは、前壁32に沿って並ぶ複数のタンク10にそれぞれ対応している。
給液口カバー7Fは、給液口76から着脱可能である。図15は、図14に示す給液口カバー7Fの側面図である。図15に示すように、給液口カバー7Fは、給液口カバー7Fの外表面を形成する面材51と、キャップ5Aと、面材51とキャップ5Aとを結合する結合部52とを有する。つまり、給液口カバー7Fは、注入口18を封止するためのキャップ5Aを一体的に備える。キャップ5Aは、注入口18内に挿入される栓部材50を有する。栓部材50は、エラストマーなどのゴム様の弾性を有する樹脂素材で形成されている。面材51は、外表面51aとその反対の内表面51bとを有する。面材51の外表面51aは、給液口カバー7Fが筐体3に取り付けられた状態で、筐体3の外表面の一部を形成する。内表面51bには、結合部52が設けられている。キャップ5Aは、面材51の内表面51bに結合部52を介して着脱可能に取り付けられている。
給液口カバー7Fを給液口76に取り付ける際には、キャップ5Aの栓部材50を注入口18に挿入する。このように、キャップ5Aが注入口18に取り付けられることによって、給液口カバー7Fも給液口76に取り付けられる。キャップ5Aが注入口18に保持されることによって、給液口カバー7Fが給液口76に保持される。よって、給液口カバー7Fを給液口76に保持させることのみを目的とした構造が不要である。
給液口カバー7Fを給液口76から取り外す際には、キャップ5Aの栓部材50が注入口18から抜ける。このように、給液口カバー7Fを給液口76から取り外すことによって、キャップ5Aが注入口18から取り外される。
前述の変形例3に係る複合機1Eと同様に、複合機1Fにおいて、複数のタンク10が少なくとも2種の態様の異なるタンクを含む場合には、複数の給液口カバー7Fは種類の異なるタンクごとに異なる外観を有していることが望ましい。これにより、キャップ5Aの取り違えを防ぎ、インクの混色を防止することができる。
本変形例に示したように、キャップ5Aが給液口カバー7Fに一体的に設けられている態様は、本実施形態に係る横開き式の給液口カバー7、変形例1に係る上開き式の給液口カバー7B、変形例2,3に係る下開き式の給液口カバー7C,7D、変形例4に係るスライド式の給液口カバー7Eにも適用することができる。つまり、筐体3に回動可能に支持された給液口カバーや、筐体3にスライド可能に支持された給液口カバー7においても、給液口カバー7の外表面の反対側の内表面に、注入口18を封止するキャップ5Aが設けられていてよい。
以上に説明したように、変形例5に係る複合機1Fにおいて、給液口カバー7Fは、筐体3に着脱可能に取り付けられている。これにより、変形例5に係る複合機1Fは、前述の実施形態に係る複合機1の作用効果に加えて/代えて、以下のような作用効果を奏する。
変形例5に係る複合機1Fでは、給液口カバー7Fを、給液口76から取り外すことにより、注入口18を露出させる。これにより、インクの補給作業時に、給液口カバー7Fがユーザの作業を阻害しない。
また、変形例5に係る複合機1Fでは、給液口カバー7Fの外表面51aの反対側の内表面51bに、注入口18を封止するキャップ5Aが設けられている。本変形例では、給液口カバー7Fの内表面51bに、キャップ5Aを結合する結合部52が設けられており、キャップ5Aは結合部52に着脱可能に取り付けられている。
このように、給液口カバー7Fに注入口18を封止するためのキャップ5Aが一体的に設けられることによって、給液口76の開放と注入口18の開放とが、給液口カバー7Fを給液口76から取り外すワンアクションで行われる。また、給液口76の閉塞と注入口18の封止とがの、給液口カバー7Fを給液口76へ取り付けるワンアクションで行われる。これにより、インク補給作業の作業工数を低減することができる。また、インク補給作業後のキャップ5Aの閉め忘れを防止することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態(及び、変形例)を説明したが、本発明の思想を逸脱しない範囲で、上記実施形態の具体的な構造及び/又は機能の詳細を変更したものも本発明に含まれ得る。上記の構成は、例えば、以下のように変更することができる。
例えば、上記実施形態では、インクを液体の一例として説明したが、本発明はこれに限定されない。液体の一例として、インクに加えて、印刷時にインクに先立って記録用紙に吐出される前処理液、記録ヘッド41のノズル411の乾燥を防止するために記録ヘッド41のノズル411近傍に噴霧される水等が例示される。
1,1B〜F:複合機(液体消費装置の一例)
2:プリンタ部
3:筐体
5,5A:キャップ
7,7A〜F:給液口カバー
9:インク貯留部(液体貯留部の一例)
10:タンク
11:インク室(液体貯留室の一例)
12:用紙
13:タンク筐体
14:タンク本体
15,16:フィルム
17:インク流出口
18:注入口
19:大気連通口
20:給送トレイ
21:給送部
23:搬送ローラ部
24:記録部(液体消費部の一例)
25:排出ローラ部
26:プラテン
27:排出トレイ
28:搬送経路
29:ガイド部材
32:前壁
37:窓
40:キャリッジ
41:記録ヘッド
411:ノズル
42:インクチューブ
43:フレキシブルフラットケーブル
45,46:ガイドレール
50:栓部材
51:面材
51a:外表面
51b:内表面
52:結合部
60:操作部材
70:回動軸
71:固定壁
73:上部固定壁
74,74A:保持部
76:給液口
77,77A:突起
78,78A:回動規制部材
83:キャップ取付部
101,103〜105,107,110:壁
102:立壁
106:傾斜壁
108:筒部
300 :補給液体容器
CD:搬送向き
A1,A2,A3:回動軸線
C:開口中心線
X:左右方向
Y:前後方向
Z:上下方向
2:プリンタ部
3:筐体
5,5A:キャップ
7,7A〜F:給液口カバー
9:インク貯留部(液体貯留部の一例)
10:タンク
11:インク室(液体貯留室の一例)
12:用紙
13:タンク筐体
14:タンク本体
15,16:フィルム
17:インク流出口
18:注入口
19:大気連通口
20:給送トレイ
21:給送部
23:搬送ローラ部
24:記録部(液体消費部の一例)
25:排出ローラ部
26:プラテン
27:排出トレイ
28:搬送経路
29:ガイド部材
32:前壁
37:窓
40:キャリッジ
41:記録ヘッド
411:ノズル
42:インクチューブ
43:フレキシブルフラットケーブル
45,46:ガイドレール
50:栓部材
51:面材
51a:外表面
51b:内表面
52:結合部
60:操作部材
70:回動軸
71:固定壁
73:上部固定壁
74,74A:保持部
76:給液口
77,77A:突起
78,78A:回動規制部材
83:キャップ取付部
101,103〜105,107,110:壁
102:立壁
106:傾斜壁
108:筒部
300 :補給液体容器
CD:搬送向き
A1,A2,A3:回動軸線
C:開口中心線
X:左右方向
Y:前後方向
Z:上下方向
Claims (20)
- 液体消費部と、
前記液体消費部によって消費される液体を貯留する液体貯留室、及び、当該液体貯留室と連通された注入口を有する液体貯留部と、
前記液体消費部及び前記液体貯留部を収容する筐体であって、前記注入口を外部から視認可能に露出する給液口、及び、当該給液口の下方において前記液体貯留部の少なくとも一部を覆う固定壁を有する筐体と、
前記給液口を開放する開放位置と前記給液口を閉塞する閉塞位置との間で変位可能な給液口カバーとを備え、
前記給液口カバーが前記閉塞位置にあるとき、前記筐体外に露出される前記給液口カバーの外表面が鉛直方向及び水平方向に延びている、
液体消費装置。 - 前記給液口カバーは前記筐体に回動可能に支持されている、
請求項1に記載の液体消費装置。 - 前記給液口カバーが前記開放位置にあるとき、当該給液口カバーの姿勢を保持する保持部が前記筐体に設けられている、
請求項2に記載の液体消費装置。 - 前記給液口カバーの回動軸線が垂直方向に延びる、
請求項2又は3に記載の液体消費装置。 - 前記給液口カバーが開放位置にあるとき、前記給液口カバーのそれ以上の開放側へ向かう回動を規制する回動規制部材を備える、
請求項4に記載の液体消費装置。 - 前記給液口カバーの回動軸線が水平方向に延びる、
請求項2又は3に記載の液体消費装置。 - 前記給液口カバーが前記閉塞位置にあるとき、前記給液口カバーの回動先端は前記給液口カバーの下端である、
請求項6に記載の液体消費装置。 - 前記給液口カバーが前記閉塞位置にあるとき、前記給液口カバーの回動先端は前記給液口カバーの上端である、
請求項6に記載の液体消費装置。 - 前記給液口カバーが前記開放位置にあるとき、前記給液口カバーの回動先端が、前記給液口カバーの回動基端よりも前記筐体から離間し、且つ、上下方向において上方にあるように前記給液口カバーを位置決めする回動規制部材を備える、
請求項8に記載の液体消費装置。 - 前記給液口カバーは、垂直方向にスライド可能に前記筐体に支持されている、
請求項1に記載の液体消費装置。 - 前記給液口カバーは、前記筐体に着脱可能に取り付けられている、
請求項1に記載の液体消費装置。 - 前記液体貯留部の前記注入口を封止するキャップを、更に備える、
請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体消費装置。 - 前記給液口カバーの前記外表面の反対側の内表面に、前記注入口を封止するキャップが設けられている、
請求項11に記載の液体消費装置。 - 前記給液口カバーの前記内表面に、前記キャップを結合する結合部が設けられており、前記キャップは前記結合部に着脱可能に取り付けられている、
請求項13に記載の液体消費装置。 - 前記液体貯留部は、前記閉塞位置にある前記給液口カバーの前記外表面に含まれる水平方向に沿って並ぶ複数の前記注入口を有し、
前記閉塞位置にある前記給液口カバーは、前記複数の前記注入口の全てを被覆する、
請求項1〜14のいずれか一項に記載の液体消費装置。 - 前記液体貯留部は、前記閉塞位置にある前記給液口カバーの前記外表面に含まれる水平方向に沿って並ぶ複数の前記注入口を有し、
前記複数の前記注入口の少なくとも2つに対して1つの前記給液口カバーが設けられている、
請求項1〜14のいずれか一項に記載の液体消費装置。 - 前記液体貯留部は、前記閉塞位置にある前記給液口カバーの前記外表面に含まれる水平方向に沿って並ぶ複数の前記注入口を有し、
前記複数の前記注入口の各々に対して前記給液口カバーが設けられている、
請求項1〜14のいずれか一項に記載の液体消費装置。 - 前記液体貯留部は、態様の異なる少なくとも2種類のタンクを含み、前記タンクごとに前記注入口が設けられており、
前記給液口カバーは、前記タンクの種類ごとに異なる外観を有する、
請求項17に記載の液体消費装置。 - 前記閉塞位置にある前記給液口カバーの少なくとも一部の外表面と、前記固定壁の外表面の少なくとも一部とが、同一平面内にある、
請求項1〜18のいずれか一項に記載の液体消費装置。 - 前記固定壁に、前記液体貯留室を視認する窓が設けられている、
請求項1〜19のいずれか一項に記載の液体消費装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019065008A JP2020163641A (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 液体消費装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019065008A JP2020163641A (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 液体消費装置 |
Publications (1)
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JP2020163641A true JP2020163641A (ja) | 2020-10-08 |
Family
ID=72717069
Family Applications (1)
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JP2019065008A Pending JP2020163641A (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 液体消費装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020163641A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114083904A (zh) * | 2021-10-26 | 2022-02-25 | 厦门微亚智能科技有限公司 | 一种uv树脂胶水的供墨系统 |
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2019
- 2019-03-28 JP JP2019065008A patent/JP2020163641A/ja active Pending
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