JP2021187001A - 液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載の液体噴射装置は、液体収容部(インクタンク)の上部に配置される第1の開閉体(スキャナーユニット)及び第2の開閉体(インクタンクカバー)と、第3の開閉体(注入口カバー)とを有する。インクタンクは、装置本体の外部を構成する筐体の内側に配置される。これら開閉体が開閉することによって、筐体の内側において補充容器からインクをインクタンクに補充することができる。
さらに、特許文献1に記載の液体噴射装置では、複数のインクタンクの注入口の少なくとも1つがスキャナーユニットの開閉領域の内側に配置されることによって、スキャナーユニットの開閉領域の外側に配置されるインクタンクの数を少なくし、スキャナーユニットの開閉領域から外側に張り出して配置されるインクタンクの面積を狭くし、装置の小型化が図られている。
1.1印刷システムの概要
図1を参照して、実施形態1に係わる印刷装置2を有する印刷システム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、印刷システム1は、印刷媒体Mに記録可能な印刷装置2と、原稿媒体に形成された画像を読み取り可能な読み取り装置4とを備える複合機として構成されている。印刷装置2は、略直方体形状を有している。読み取り装置4は、印刷装置2の上方に配置され、印刷装置2の長手方向の両端部に配置される支持部3によって支持されている。印刷装置2は、規制部材59を有する。
以降の説明では、略直方体形状の印刷装置2の長手方向(印刷媒体Mの短辺方向)をX方向とし、印刷装置2の短手方向(印刷媒体Mの長辺方向)をY方向とし、印刷装置2の高さ方向をZ方向とする。また、方向を示す矢印の先端側を+方向とし、方向を示す矢印の基端側を−方向とする。
なお、印刷装置2は、本願における液体噴射装置の一例である。+Z方向は、本願における鉛直上方の一例である。+X方向は、本願における側面側ケース部材から第3部材に向かう方向の一例である。
図2において符号R1が付された太線で示されるように、媒体収容部7から媒体受けトレイ6までの媒体搬送経路8は、記録部9から搬送方向下流側において+Z方向側に向かって湾曲しつつ、反転する湾曲反転経路10を有する。図3において符号R3が付された太線で示されるように、媒体収容部7から媒体受けトレイ22までの媒体搬送経路8は、記録部9から搬送方向下流側に向かって、装置前面側に延びるストレート経路11を有する。
なお、インクは本願における液体の一例であり、記録ヘッド19は本願における液体噴射手段の一例である。また、キャリッジ18が移動する方向を走査方向Xと称す場合がある。
媒体受けトレイ22が案内姿勢を取る場合、記録部9から搬送方向下流側において+Z方向側に向かって湾曲しつつ、反転する湾曲反転経路10が形成される(図2参照)。媒体受けトレイ22が媒体受け姿勢を取る場合、記録部9から搬送方向下流側に向かって、装置前面側に延びるストレート経路11が形成される(図3参照)。
カバー33は、読み取り装置側筐体31に対して回動可能に取り付けられている。カバー33は、閉じた状態で原稿台34を覆い、開いた状態で原稿台34を露呈させるように構成されている。読み取り手段35は、原稿台34に載置された原稿媒体の画像を読み取ることができる。
図1は、開閉カバー45が閉位置P1に配置される場合の印刷システム1の斜視図であり、開閉カバー45が規制部材59によって側面側ケース部材42に固定された状態が図示されている。図4は、印刷システム1を図1と反対側から見た印刷システム1の他の斜視図であり、開閉カバー45が開位置P2に配置される状態が図示されている。図5は、印刷システム1の他の斜視図であり、インクを補充容器58からインクタンク51に注入する場合の状態が図示されている。図6は、補充容器58とインクタンク51とが接続される部分の拡大斜視図であり、閉位置P3にあるキャップ部材53が図示されている。図7は、補充容器58とインクタンク51とが接続される部分の他の拡大斜視図であり、閉位置P3にあるキャップ部材53と開位置P4にあるキャップ部材53とが図示されている。図8は、補充容器58とインクタンク51とが接続される部分の他の拡大斜視図であり、インクを補充容器58からインクタンク51に注入する場合の状態が図示されている。
図4〜図8では、開閉カバー45は、規制部材59によって側面側ケース部材42に固定されていない。
次に、図1及び図4〜図8を参照し、本実施形態に係る印刷装置2に関してさらに詳しく説明する。
また、記録ヘッド19及びインクタンク51は、外装ケース40の中に収容されると言い換えることができる。
上面側ケース部材41は、媒体受けトレイ6の周囲に配置されている。詳しくは、上面側ケース部材41は、媒体受けトレイ6に対して+X方向側と、媒体受けトレイ6に対して−X方向側と、媒体受けトレイ6に対して+Y方向側と、媒体受けトレイ6に対して−Y方向側とに配置されている。
インクタンク51Yとインクタンク51Mとインクタンク51Cとインクタンク51BKとが+X方向に沿って順に配置され、インクタンク51Yが側面側ケース部材42の近くに配置される。
なお、インクタンク51は、本願における液体収容体の一例である。
ブラックのインクは、他のインクと比べて使用量が多いため、インクタンク51BKは、他のインクタンク51C,51M,51Yと比べて大容量のインクを収容可能となっている。
このように、インクタンク51にインクを注入する補充容器58は、ブラックのインクが収容される大容量の補充容器58Aと、他のインク(シアンのインク、マゼンタのインク、イエローのインク)が収容される小容量の補充容器58Bとを有する。
なお、開位置P2は、本願における液体収容体に注入可能とする開位置の一例であり、閉位置P1は、本願における液体収容体を覆う閉位置の一例である。
なお、第1部材46の表面46aは、本願における開閉体の表面の一例であり、本願における第1部材の表面の一例である。第2部材47の表面47aは、本願における第2部材の表面の一例である。
かかる構成を有すると、印刷装置2の+Z方向側に余分な凹凸が形成されなくなり、印刷装置2の+Z方向側に余分な凹凸が形成される場合と比べて、印刷装置2のZ方向の寸法を短くし、印刷装置2の高さを低くし、印刷装置2を小型化することができる。
かかる構成を有すると、印刷装置2の−X方向側に余分な凹凸が形成されなくなり、印刷装置2の−X方向側に余分な凹凸が形成される場合と比べて、印刷装置2のX方向の寸法を短くし、印刷装置2の幅を短くし、印刷装置2を小型化することができる。
すなわち、2つの部材の表面が実質的に同じ平面に配置されると見なすことができる場合、当該2つの部材は面一であるとみなす。
加えて、第1部材46の表面46aと上面側ケース部材41の表面41aとを同じ平面に配置し、第2部材47の表面47aと側面側ケース部材42の表面42aの位置とを同じ平面に配置し、余分な凹凸を少なくすると、印刷装置2の小型化を図りつつ、印刷装置2を洗練された形(デザイン)にすることができる。
このように、側面側ケース部材42には、インクタンク51Yの近くに切り欠き43が設けられている。
例えば、開閉カバー45が閉位置P1に配置され、開閉カバー45に第2部材47が設けられていない場合、側面側ケース部材42の切り欠き43を介して、外装ケース40の中に配置される部材(例えば、インクタンク51)が視認可能になり、加えて、外装ケース40の中に異物などが侵入しやすくなる。
本実施形態では、開閉カバー45が閉位置P1に配置される場合、側面側ケース部材42の切り欠き43が開閉カバー45の第2部材47によって塞がれた状態になり、外装ケース40の中に異物などが侵入しにくくなる。
キャップ部材53は、−Y方向の端を回動軸として、注入口52を開放する開位置P4と、注入口52を密閉する閉位置P3とに開閉可能である。キャップ部材53が閉位置P3に配置される場合、キャップ部材53は、注入口52を密封し、インクタンク51に収容されるインクの乾燥を抑制する。
なお、キャップ部材53は、本願における第2開閉体の一例である。開位置P4は、本願における注入口を開放する開位置の一例である。閉位置P3は、本願における注入口を密閉する閉位置の一例である。
なお、キャップ部材53の+Y方向の端は、本願における一方の端の一例である。
把持部54が側面側ケース部材42の辺42bから+Z方向に突出すると、把持部54が側面側ケース部材42の辺42bに対し−Z方向に配置される場合と比べて、ユーザーはキャップ部材53を把持しやすくなり、ユーザーがインクを補充容器58からインクタンク51に注入する作業が容易になる。
第2部材47のインクタンク51側の端には、インクタンク51側に突出する凸部48が設けられている。凸部48は開閉カバー45の構成要素でもある。開閉カバー45が閉位置P1に配置される場合、第2部材47は側面側ケース部材42の切り欠き43に配置され、第2部材47に設けられた凸部48は側面側ケース部材42に対して+X方向側に配置される。
すなわち、側面側ケース部材42側から見た平面視において、開閉カバー45が閉位置P1に配置される場合、第2部材47は切り欠き43を塞ぐように配置され、第2部材47に設けられた凸部48は側面側ケース部材42に重なるように配置される。
開閉カバー45が閉位置P1に配置される場合、側面側ケース部材42側から見た平面視において、補強部材38は、凸部48と重なる。補強部材38には、凸部48に設けられた開口49と同じ形状の開口39が設けられている。開閉カバー45が閉位置P1に配置される場合、側面側ケース部材42側から見た平面視において、補強部材38の開口39は、凸部48の開口49と、側面側ケース部材42の開口44とに重なる。
このように、開閉カバー45は、開閉カバー45の機械的強度を高める補強部材38を有する。
図6に示すように、インクを補充容器58からインクタンク51に注入する場合、規制部材59が側面側ケース部材42から取り外される。
このように、規制部材59が側面側ケース部材42に取り付けられると、規制部材59によって開閉カバー45が側面側ケース部材42にロックされた状態になり、開閉カバー45を開位置P2にすることができない。規制部材59が側面側ケース部材42から取り外されると、開閉カバー45が側面側ケース部材42にロックされた状態が解除され、開閉カバー45を開位置P2にすることができる。
さらに、規制部材59が、第2部材47及び側面側ケース部材42に加えて、補強部材38に挿入されることによって、仮に規制部材59に強い力が作用しても、開閉カバー45は補強部材38によって機械的強度が高められているので、開閉カバー45が壊れることがなく、規制部材59によって開閉カバー45が側面側ケース部材42にロックされた状態が安定して維持される。
開閉カバー45が閉位置P1に配置される場合に、第1規制部材59aの横長の先端を開口39,44,49に貫通させ、第1規制部材59aを第2部材47及び開閉カバー45に取り付ける。さらに、第1規制部材59aを回転させると、第1規制部材59aによって開閉カバー45が側面側ケース部材42にロックされた状態になり、開閉カバー45が閉位置P1である状態にロックされる。
次に、第2規制部材59bの先端を開口39,44,49に挿入させ、第2規制部材59bを第2部材47及び側面側ケース部材42に取り付ける。すると、第1規制部材59aを回転させ、第1規制部材59aを第2部材47及び側面側ケース部材42から引き抜くことができなくなる。
また、南京錠を規制部材59から取り外し、第2規制部材59bを第2部材47及び側面側ケース部材42から引き抜き、第1規制部材59aを第2部材47及び側面側ケース部材42から引き抜くと、開閉カバー45が側面側ケース部材42にロックされた状態が解除され、開閉カバー45が閉位置P1にロックされた状態が解除され、開閉カバー45を閉位置P1から開位置P2に変更することができる。
このように、本実施形態に係わる印刷装置2は、第2部材47と側面側ケース部材42とに挿入され、開閉カバー45の開閉を規制する規制部材59を有する。
インクタンク51へのインク注入が終了すると、ユーザーは、開閉カバー45を閉位置P1に配置し、規制部材59によって開閉カバー45が側面側ケース部材42にロックされた状態にし、南京錠を規制部材59に取り付け、他のユーザーによって開閉カバー45が側面側ケース部材42にロックされた状態が解除されないように、南京錠を管理する。
インクの注入作業を習熟していない不慣れなユーザーがインクの注入作業を実施すると、インクタンク51に不適切なインクを注入するという作業ミスが生じやすくなる。例えば、シアンのインクが収容されるインクタンク51Cにイエローのインクが注入されるという作業ミスが生じやすくなる。仮に、インクの注入作業において作業ミスが発生すると、印刷媒体Mに形成される画像の品質が低下するという不具合が発生し、さらに、インクタンク51から記録ヘッド19に至るインクの流路が詰まるという不具合が生じるおそれがある。
インクの注入作業を習熟した特定のユーザーだけが、インクの注入作業を実施すると、インクの注入作業における作業ミスが抑制され、当該作業ミスに起因する不具合を抑制することができる。
補充容器58Bとインクタンク51Yとの接続状態、及び、補充容器58Aとインクタンク51BKとの接続状態を分かりやすくするために、図8では、図5における補充容器58とインクタンク51とが接続された部分が拡大して図示されている。
次に、図5及び図8に示すように、インクタンク51Y,51BKのそれぞれに、対応するインクが収容される補充容器58A,58Bを取り付け、補充容器58A,58Bから対応するインクをインクタンク51Y,51BKに注入する。
壁部材55は、インクタンク51BKに対して+X方向に配置される。4つのインクタンク51は、壁部材55と側面側ケース部材42との間に収容される。壁部材55と側面側ケース部材42とは、インクタンク51が収容される収容ケース50の一部を構成する。
梁部材56は、インクタンク51BKに対して+Z方向に配置される。梁部材56は、Y方向に長い部材である。梁部材56は、インクタンク51が収容される収容ケース50の一部を構成し、収容ケース50の機械的強度を高める。
なお、梁部材56は、本願における第3部材の一例である。
梁部材56は、補充容器58Aとインクタンク51BKとが接続される部分の近くに配置され、補充容器58Aとインクタンク51BKとが接続される部分において、側面側ケース部材42から梁部材56に向かう方向(+X方向)に窪んでいる。すなわち、梁部材56は、補充容器58Aとインクタンク51BKとが接続される部分において、+X方向に窪んだ凹部57を有する。
補充容器58Aとインクタンク51BKとが接続される部分において+X方向に窪んだ凹部57を設けると、+X方向に窪んだ凹部57を設けない場合と比べて、インクタンク51BKを梁部材56の近くに配置し、インクタンク51BKと梁部材56との間隔(X方向の寸法)を短くすることができる。その結果、印刷装置2のX方向の寸法が短くなり、印刷装置2を小型化することができる。
さらに、印刷装置2では、梁部材56に加えて壁部材55をインクタンク51の近くに配置し、インクタンク51と壁部材55との間隔(X方向の寸法)を短くし、印刷装置2の小型化が図られている。
本実施形態では、インクタンク51Yを側面側ケース部材42の近くに配置しても、側面側ケース部材42に切り欠き43が設けられているので、補充容器58Bとインクタンク51Yとが接続される状態において、補充容器58Bが側面側ケース部材42に接触せず、補充容器58Bとインクタンク51Yとを適正に接続することができる。
本実施形態では、側面側ケース部材42に切り欠き43を設けることによって、補充容器58Bとインクタンク51Yの注入口52との間の距離を短くしても、補充容器58Bとインクタンク51Yとが適正に接続されるので、イエローのインクがインクタンク51Yに適正に注入され、イエローのインクがインクタンク51Yの外に漏れだすという不具合が抑制される。
イエローのインクを補充容器58Bからインクタンク51Yに注入する場合、補充容器58Bの一部が切り欠き43を介して側面側ケース部材42の外側に配置されると、補充容器58Bが側面側ケース部材42の内側に配置される場合と比べて、インクタンク51Yを側面側ケース部材42の近くに配置でき、インクタンク51Yと側面側ケース部材42との間隔(X方向の寸法)を短くできるので、印刷装置2のX方向の寸法を短くし、印刷装置2を小型化することができる。
図9は、実施形態2に係わる印刷装置100の斜視図である。図10は、本実施形態に係わる印刷装置100の他の斜視図である。
図9では、メンテナンスカバー114が閉じられ、メンテナンスカバー114がインクタンク152を覆う閉位置P5に配置される状態が図示されている。図10では、メンテナンスカバー114が開かれ、メンテナンスカバー114がインクを補充容器158からインクタンク152に注入可能とする開位置P6に配置される状態が図示されている。
なお、印刷装置100は、本願における液体噴射装置の一例である。メンテナンスカバー114は、本願における開閉体の一例である。閉位置P5は、本願における液体収容体を覆う閉位置の一例である。開位置P6は、本願における液体を補充容器から液体収容体に注入可能とする開位置の一例である。インクタンク152は、本願における液体収容体の一例である。
これらの点が、本実施形態に係わる印刷装置100と、実施形態1に係わる印刷装置2との主な相違点である。
なお、本実施形態に係わる印刷装置100は、1色のインク(ブラックのインク)が収容されるモノクロのプリンターであったが、4色のインクが収容されるフルカラーのプリンターであってもよい。また、実施形態1に係わる印刷装置2及び本実施形態に係わる印刷装置100に複数の色のインクが収容される場合、インクの色数は4色に限定されず、インクの色数は4色よりも多くてもよく、インクの色数は4色よりも少なくてもよい。
筐体112は、+Z方向に配置される上面112Aを有する。
なお、筐体112は、本願における外装ケースの一例であり、本願における上面側ケース部材の一例であり、本願における側面側ケース部材の一例である。筐体112の上面112Aは、本願における上面側ケース部材の表面の一例である。
この点も、本実施形態と実施形態1との相違点である。
なお、メンテナンスカバー114の上面114Aは、本願における開閉体の表面の一例である。
かかる構成を有すると、印刷装置100の+Z方向側に余分な凹凸が形成されなくなり、印刷装置100の+Z方向側に余分な凹凸が形成される場合と比べて、印刷装置100のZ方向の寸法を短くし、印刷装置100の高さを低くし、印刷装置100を小型化することができる。
印刷中は排出カバー150が開かれ、筐体112内で記録された印刷媒体Mが排出口121から排出される。
液体収容部151は、インクタンク152が収容されるケースであり、インクをインクタンク152に注入可能とする開位置とインクタンク152を覆う閉位置とに回動可能な開閉カバー(図示省略)を有する。なお、液体収容部151は、開閉カバーを有さない構成であってもよい。
インクタンク152は、記録ヘッド123よりも上方に位置し、補充容器158からインクを注入するための注入口153と、注入口153を密閉するキャップ部材154とを有する。
図10に示すように、ユーザーは、キャリッジ122をインク注入位置P8に配置し、液体収容部151の開閉カバー及びインクタンク152のキャップ部材154を開いた後、補充容器158とインクタンク152とを接続する。
すなわち、本実施形態に係わる印刷装置100は、側面側ケース部材の一例である筐体112には、液体収容体の一例であるインクタンク152の近くに切り欠き143が設けられた構成を有する。
本実施形態では、インク注入位置P8におけるインクタンク152を筐体112の近くに配置しても、筐体112に切り欠き143が設けられているので、補充容器158とインクタンク152とが接続される状態において、補充容器158が筐体112に接触せず、補充容器158とインクタンク152とを適正に接続することができる。補充容器158とインクタンク152とが適正に接続されるので、インクを補充容器158からインクタンク152に適正に注入することができる。
インクを補充容器158からインクタンク152に注入する場合、補充容器158の一部が切り欠き143を介して筐体112の外側に配置されると、補充容器158が筐体112の内側に配置される場合と比べて、インクタンク152を筐体112の近くに配置でき、インクタンク152と筐体112との間隔(X方向の寸法)を短くできるので、印刷装置100のX方向の寸法を短くし、印刷装置100を小型化することができる。
Claims (7)
- 液体を噴射する液体噴射手段と、
前記液体が収容され、補充容器から前記液体が注入される注入口を有する液体収容体と、
前記液体噴射手段と前記液体収容体とが収容され、鉛直上方に配置される上面側ケース部材及び前記上面側ケース部材に交差する側面側ケース部材を有する外装ケースと、
前記外装ケースに取り付けられ、前記液体を前記補充容器から前記液体収容体に注入可能とする開位置と、前記液体収容体を覆う閉位置とに回動可能な開閉体と、
を備え、
前記液体収容体を覆う閉位置において、前記開閉体の表面は前記上面側ケース部材の表面と面一であり、
前記側面側ケース部材には、前記液体収容体の近くに切り欠きが設けられていることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記液体を前記補充容器から前記液体収容体に注入する場合、前記補充容器の一部は、前記切り欠きを介して前記側面側ケース部材の外側に配置されることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1または2に記載の液体噴射装置において、
前記開閉体は、前記液体収容体を覆う閉位置において前記鉛直上方に配置される第1部材と、前記第1部材に交差する第2部材とを有し、
前記液体収容体を覆う閉位置において、前記第1部材の表面は前記上面側ケース部材の表面と面一であり、前記第2部材の表面は前記側面側ケース部材の表面と面一であり、
前記液体収容体を覆う閉位置において、前記第2部材は、前記切り欠きに配置されることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
前記液体収容体に対して前記側面側ケース部材と反対側に位置する第3部材をさらに有し、
前記第3部材は、前記補充容器と前記液体収容体とが接続される部分において、前記側面側ケース部材から前記第3部材に向かう方向に窪んでいることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
前記液体収容体は、前記注入口を開放する開位置と、前記注入口を密閉する閉位置とに開閉可能であり、一方の端に前記鉛直上方に突出する把持部が設けられた第2開閉体をさらに有し、
前記側面側ケース部材側から見た平面視において、前記第2開閉体が前記注入口を密閉する閉位置に配置される場合、前記把持部は、前記側面側ケース部材の前記切り欠きが設けられた部分から前記鉛直上方に突出することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項3〜5のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
前記第2部材と前記側面側ケース部材とに挿入され、前記開閉体の開閉を規制する規制部材を有することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項6に記載の液体噴射装置において、
前記開閉体は、前記開閉体の機械的強度を高める補強部材をさらに有し、
前記規制部材は、前記第2部材及び前記側面側ケース部材に加えて、前記補強部材に挿入されることを特徴とする液体噴射装置。
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