JP2020162357A - モータ駆動装置、モータユニット及びモータ駆動装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータが発電した回生電力を有効に活用することができるモータ駆動装置、モータユニット及びモータ駆動装置の制御方法を提供する。【解決手段】第5のスイッチ素子TR5の第5の一方の端子TR5aは、Hブリッジ回路の第1の出力点OP1に電気的に接続される。第5のスイッチ素子TR5の第5の他方の端子TR5bには、キャパシタCの第1のキャパシタ端子Caが電気的に接続される。第6のスイッチ素子TR6の第6の一方の端子TR6aは、Hブリッジ回路の第2の出力点OP2に電気的に接続される。第6のスイッチ素子TR6の第6の他方の端子TR6bには、キャパシタCの第1のキャパシタ端子Caが電気的に接続される。キャパシタCの第2のキャパシタ端子Cbは、第1の電位点VDD及び第2の電位点Gの少なくとも一方に電気的に接続される。【選択図】図1
Description
本発明は、モータ駆動装置、モータユニット及びモータ駆動装置の制御方法に関する。
特開2009−296850号公報に記載されたモータ制御装置は、ゲート信号制御回路及びHブリッジ回路を備える(段落0015及び図1)。Hブリッジ回路は、第1のPMOSトランジスタ、第2のPMOSトランジスタ、第3のNMOSトランジスタ、第4のNMOSトランジスタ及びモータを備える(段落0021及び図1)。
第1のPMOSトランジスタ及び第2のPMOSトランジスタは、電源電圧VDD側に接続される(段落0021及び図1)。第3のNMOSトランジスタ及び第4のNMOSトランジスタは、電源電圧VSS側に接続される(段落0021及び図1)。第1のPMOSトランジスタと第3のNMOSトランジスタとは、直列に接続される(段落0021及び図1)。第2のPMOSトランジスタと第4のNMOSトランジスタとは、直列に接続される(段落0021及び図1)。モータは、第1のPMOSトランジスタ及び第3のNMOSトランジスタ間と、第2のPMOSトランジスタ及び第4のNMOSトランジスタ間との間に架け渡される(段落0021及び図1)。
ゲート信号制御回路は、第1のPMOSトランジスタ、第2のPMOSトランジスタ、第3のNMOSトランジスタ及び第4のNMOSトランジスタに対してゲート信号を入力する。これにより、第1のPMOSトランジスタ、第2のPMOSトランジスタ、第3のNMOSトランジスタ及び第4のNMOSトランジスタは、オン/オフ制御される。また、モータの回転制御が行われる(段落0025)。
特開2009−296850号公報に記載されたモータ制御装置においては、回生制御区間によって、モータに蓄積されたエネルギーがほぼ全て放電される(段落0030及び図6)。モータに蓄積されたエネルギーの放電は、キックバック現象をなくしモータの騒音を削減するために行われる(段落0030)。
特開2009−296850号公報
特開2009−296850号公報に記載されたモータ制御装置は、キックバック現象をなくしモータの騒音を削減することができる。しかし、当該モータ制御装置においては、モータに蓄積されたエネルギーが熱に変換され有効に活用されない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされた。本発明が解決しようとする課題は、モータが発電した回生電力を有効に活用することができるモータ駆動装置、モータユニット及びモータ駆動装置の制御方法を提供することである。
本発明の例示的なひとつの態様は、モータ駆動装置に向けられる。
モータ駆動装置は、第1の電位点、第2の電位点、第1の出力点及び第2の出力点を備える。
第1の電位点は、第1の電位を有する。第2の電位点は、第1の電位より低い第2の電位を有する。
第1の出力点は、モータの第1の給電点に電気的に接続される。第2の電位点は、モータの第2の給電点に電気的に接続される。
モータ駆動装置は、第1のスイッチ素子、第2のスイッチ素子、第3のスイッチ素子及び第4のスイッチ素子を備える。
第1のスイッチ素子の第1の一方の端子は、第1の電位点に電気的に接続される。第1のスイッチ素子の第1の他方の端子は、第1の出力点に電気的に接続される。第1のスイッチ素子は、第1の一方の端子と第1の他方の端子とが導通するオン状態と、第1の一方の端子と第1の他方の端子とが導通しないオフ状態と、の間で状態を切り替える。
第2のスイッチ素子の第2の一方の端子は、第1の電位点に電気的に接続される。第2のスイッチ素子の第2の他方の端子は、第2の出力点に電気的に接続される。第2のスイッチ素子は、第2の一方の端子と第2の他方の端子とが導通するオン状態と、第2の一方の端子と第2の他方の端子とが導通しないオフ状態と、の間で状態を切り替える。
第3のスイッチ素子の第3の一方の端子は、第1の出力点に電気的に接続される。第3のスイッチ素子の第3の他方の端子は、第2の電位点に電気的に接続される。第3のスイッチ素子は、第3の一方の端子と第3の他方の端子とが導通するオン状態と、第3の一方の端子と第3の他方の端子とが導通しないオフ状態と、の間で状態を切り替える。
第4のスイッチ素子の第4の一方の端子は、第2の出力点に電気的に接続される。第4のスイッチ素子の第4の他方の端子は、第2の電位点に電気的に接続される。第4のスイッチ素子は、第4の一方の端子と第4の他方の端子とが導通するオン状態と、第4の一方の端子と第4の他方の端子とが導通しないオフ状態と、の間で状態を切り替える。
モータ駆動装置は、第5のスイッチ素子、第6のスイッチ素子及びキャパシタをさらに備える。
第5のスイッチ素子の第5の一方の端子は、第1の出力点に電気的に接続される。第5のスイッチ素子の第5の他方の端子には、キャパシタの第1のキャパシタ端子が電気的に接続される。第5のスイッチ素子は、第5の一方の端子と第5の他方の端子とが導通するオン状態と、第5の一方の端子と第5の他方の端子とが導通しないオフ状態と、の間で状態を切り替える。
第6のスイッチ素子の第6の一方の端子は、第2の出力点に電気的に接続される。第6のスイッチ素子の第6の他方の端子には、キャパシタの第1のキャパシタ端子が電気的に接続される。第6のスイッチ素子は、第6の一方の端子と第6の他方の端子とが導通するオン状態と、第6の一方の端子と第6の他方の端子とが導通しないオフ状態と、の間で状態を切り替える。
キャパシタの第2のキャパシタ端子は、第1の電位点及び第2の電位点の少なくとも一方に電気的に接続される。
本発明の例示的なひとつの態様においては、モータが発電した回生電力を第5のスイッチ素子又は第6のスイッチ素子を経由してキャパシタに伝送することができる。また、コンデンサに蓄積された回生電力を第5のスイッチ素子又は第6のスイッチ素子を経由してモータに伝送することができる。したがって、モータが発電した回生電力を後にモータで使用することができる。このため、モータが発電した回生電力を有効に活用することができる。
1 第1実施形態
1.1 モータユニット
図1は、本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
1.1 モータユニット
図1は、本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図1に図示されるモータユニット1は、モータ駆動装置10及びモータMを備える。
モータ駆動装置10は、第1の電位点VDD、第2の電位点G、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2を備える。
モータMは、第1の給電点Ma及び第2の給電点Mbを備える。
モータ駆動装置10の第1の電位点VDDは、直流電源の正極に電気的に接続される。モータ駆動装置10の第2の電位点Gは、直流電源の負極に電気的に接続される。直流電源は、電池、直流発電機、交流源と整流回路とを備える直流源等である。
モータ駆動装置10の第1の出力点OP1は、モータMの第1の給電点Maに電気的に接続される。モータ駆動装置10の第2の出力点OP2は、モータMの第2の給電点Mbに電気的に接続される。
モータ駆動装置10の第1の電位点VDDは、第1の電位を有する。また、モータ駆動装置10の第2の電位点Gは、第2の電位を有する。第2の電位は、第1の電位より低い。
第1実施形態においては、第2の電位は、接地電位である。
力行時においては、モータ駆動装置10は、第1の電位点VDD及び第2の電位点Gに入力された電源電力を第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2から出力する。出力された電源電力は、第1の給電点Ma及び第2の給電点Mbに入力される。モータMは、第1の給電点Ma及び第2の給電点Mbに入力された電源電力を運動に変換する。
回生時においては、モータMは、回生電力を発電し、発電した回生電力を第1の給電点Ma及び第2の給電点Mbから出力する。出力された回生電力は、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2に入力される。モータ駆動装置10は、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2に入力された回生電力を蓄積する。
再生時においては、モータ駆動装置10は、蓄積した回生電力を第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2から出力する。出力された回生電力は、第1の給電点Ma及び第2の給電点Mbに入力される。モータMは、第1の給電点Ma及び第2の給電点Mbに入力された回生電力を運動に変換する。
1.2 モータ駆動装置
モータ駆動装置10は、図1に図示されるように、Hブリッジ回路100及び回生/再生回路101を備える。
モータ駆動装置10は、図1に図示されるように、Hブリッジ回路100及び回生/再生回路101を備える。
回生/再生回路101は、Hブリッジ回路100に電気的に接続される。回生/再生回路101がインバータに備えられるふたつのレグに電気的に接続されてもよい。
力行時においては、Hブリッジ回路100は、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の一方を第1の電位点VDDに電気的に接続し、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の他方を第2の電位点Gに電位的に接続する。これにより、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の一方は、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の他方の電位より高い電位を有するようになる。モータMには、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の一方からモータMを経由して第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の他方に向かう電流、すなわち第1の給電点Ma及び第2の給電点Mbの一方から第1の給電点Ma及び第2の給電点Mbの他方に向かう電流が流れる。モータMは、当該電流により回転させられる。
回生時においては、第1の給電点Ma及び第2の給電点Mbの一方は、第1の給電点Ma及び第2の給電点Mbの他方の電位より高い電位を有する。このため、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の一方は、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の他方の電位より高い電位を有する。回生/再生回路101は、第1のキャパシタ端子Caを第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の一方に電気的に接続し、第2のキャパシタ端子Cbを第2の電位点Gに電気的に接続する。また、Hブリッジ回路100は、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の他方を第2の電位点Gに電位的に接続する。キャパシタCには、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の一方からキャパシタCを経由して第2の電位点Gに向かう電流が流れる。キャパシタCは、当該電流により充電される。
再生時においては、第1のキャパシタ端子Caは、第2のキャパシタ端子Cbの電位より高い電位を有する。回生/再生回路101は、第1のキャパシタ端子Caを第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の一方に電気的に接続し、第2のキャパシタ端子Cbを第1の電位点VDDに電気的に接続する。また、Hブリッジ回路100は、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の他方を第2の電位点Gに電位的に接続する。モータMには、第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の一方からモータMを経由して第1の出力点OP1及び第2の出力点OP2の他方に向かう電流、すなわち第1の給電点Ma及び第2の給電点Mbの一方から第1の給電点Ma及び第2の給電点Mbの他方に向かう電流が流れる。モータMは、当該電流により回転させられる。
1.3 Hブリッジ回路
モータ駆動装置10は、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4を備える。
モータ駆動装置10は、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4を備える。
第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4は、Hブリッジ回路100に備えられる。
第1のスイッチ素子TR1は、第1の一方の端子TR1a及び第1の他方の端子TR1bを備える。第1の一方の端子TR1aは、第1の電位点VDDに電気的に接続される。第1の他方の端子TR1bは、第1の出力点OP1に電気的に接続される。第1のスイッチ素子TR1は、第1の一方の端子TR1aと第1の他方の端子TR1bとが導通するオン状態と、第1の一方の端子TR1aと第1の他方の端子TR1bとが導通しないオフ状態と、の間で、状態を切り替える。第1のスイッチ素子TR1の状態がオン状態である場合は、第1の出力点OP1が第1の電位点VDDに電気的に接続される。このため、第1の出力点OP1が第1の電位を有する。
第2のスイッチ素子TR2は、第2の一方の端子TR2a及び第2の他方の端子TR2bを備える。第2の一方の端子TR2aは、第1の電位点VDDに電気的に接続される。第2の他方の端子TR2bは、第2の出力点OP2に電気的に接続される。第2のスイッチ素子TR2は、第2の一方の端子TR2aと第2の他方の端子TR2bとが導通するオン状態と、第2の一方の端子TR2aと第2の他方の端子TR2bとが導通しないオフ状態と、の間で、状態を切り替える。第2のスイッチ素子TR2の状態がオン状態である場合は、第2の出力点OP2が第1の電位点VDDに電気的に接続される。このため、第2の出力点OP2が第1の電位を有する。
第3のスイッチ素子TR3は、第3の一方の端子TR3a及び第3の他方の端子TR3bを備える。第3の一方の端子TR3aは、第1の出力点OP1に電気的に接続される。第3の他方の端子TR3bは、第2の電位点Gに電気的に接続される。第3のスイッチ素子TR3は、第3の一方の端子TR3aと第3の他方の端子TR3bとが導通するオン状態と、第3の一方の端子TR3aと第3の他方の端子TR3bとが導通しないオフ状態と、の間で、状態を切り替える。第3のスイッチ素子TR3の状態がオン状態である場合は、第1の出力点OP1が第2の電位点Gに電気的に接続される。このため、第1の出力点OP1が第2の電位を有する。
第4のスイッチ素子TR4は、第4の一方の端子TR4a及び第4の他方の端子TR4bを備える。第4の一方の端子TR4aは、第2の出力点OP2に電気的に接続される。第4の他方の端子TR4bは、第2の電位点Gに電気的に接続される。第4のスイッチ素子TR4は、第4の一方の端子TR4aと第4の他方の端子TR4bとが導通するオン状態と、第4の一方の端子TR4aと第4の他方の端子TR4bとが導通しないオフ状態と、の間で、状態を切り替える。第4のスイッチ素子TR4の状態がオン状態である場合は、第2の出力点OP2が第2の電位点Gに電気的に接続される。このため、第2の出力点OP2が第2の電位を有する。
第1実施形態においては、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4は、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)である。また、n型MOSFETが用いられる場合は、第1の一方の端子TR1a、第2の一方の端子TR2a、第3の一方の端子TR3a及び第4の一方の端子TR4aは、ドレインである。また、第1の他方の端子TR1b、第2の他方の端子TR2b、第3の他方の端子TR3b及び第4の他方の端子TR4bは、ソースである。第1のスイッチ素子TR1及び第2のスイッチ素子がp型MOSFETである場合は、第1の一方の端子TR1a及び第2の一方の端子TR2aは、ソースであり、第1の他方の端子TR1b及び第2の他方の端子TR2bは、ドレインである。第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4が絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等であってもよい。第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4がIGBTである場合は、第1の一方の端子TR1a、第2の一方の端子TR2a、第3の一方の端子TR3a及び第4の一方の端子TR4aは、コレクタである。また、第1の他方の端子TR1b、第2の他方の端子TR2b、第3の他方の端子TR3b及び第4の他方の端子TR4bは、エミッタである。
モータ駆動装置10は、第1の還流ダイオードD1、第2の還流ダイオードD2、第3の還流ダイオードD3及び第4の還流ダイオードD4を備える。
第1の還流ダイオードD1、第2の還流ダイオードD2、第3の還流ダイオードD3及び第4の還流ダイオードD4は、Hブリッジ回路100に備えられる。
第1の還流ダイオードD1は、第1のカソードD1a及び第1のアノードD1bを備える。第1の還流ダイオードD1は、第1のスイッチ素子TR1に電気的に逆並列接続される。このため、第1のカソードD1aは、第1の一方の端子TR1aに電気的に接続される。また、第1のアノードD1bは、第1の他方の端子TR1bに電気的に接続される。第1のスイッチ素子TR1及び第1の還流ダイオードD1は、逆導通特性を有するスイッチ素子を構成する。
第2の還流ダイオードD2は、第2のカソードD2a及び第2のアノードD2bを備える。第2の還流ダイオードD2は、第2のスイッチ素子TR2に電気的に逆並列接続される。このため、第2のカソードD2aは、第2の一方の端子TR2aに電気的に接続される。また、第2のアノードD2bは、第2の他方の端子TR2bに電気的に接続される。第2のスイッチ素子TR2及び第2の還流ダイオードD2は、逆導通特性を有するスイッチ素子を構成する。
第3の還流ダイオードD3は、第3のカソードD3a及び第3のアノードD3bを備える。第3の還流ダイオードD3は、第3のスイッチ素子TR3に電気的に逆並列接続される。このため、第3のカソードD3aは、第3の一方の端子TR3aに電気的に接続される。また、第3のアノードD3bは、第3の他方の端子TR3bに電気的に接続される。第3のスイッチ素子TR3及び第3の還流ダイオードD3は、逆導通特性を有するスイッチ素子を構成する。
第4の還流ダイオードD4は、第4のカソードD4a及び第4のアノードD4bを備える。第4の還流ダイオードD4は、第4のスイッチ素子TR4に電気的に逆並列接続される。このため、第4のカソードD4aは、第4の一方の端子TR4aに電気的に接続される。また、第4のアノードD4bは、第4の他方の端子TR4bに電気的に接続される。第4のスイッチ素子TR4及び第4の還流ダイオードD4は、逆導通特性を有するスイッチ素子を構成する。
スイッチ素子及び還流ダイオードにより構成される逆導通特性を有するスイッチ素子が、還流ダイオードと同様に機能する寄生ダイオードを内蔵するスイッチ素子に置き換えられてもよい。
モータ駆動装置10は、ダイオードD10を備える。
ダイオードD10は、Hブリッジ回路100に備えられる。
ダイオードD10は、アノードD10a及びカソードD10bを備える。アノードD10aは、第1の電位点VDDに電気的に接続される。カソードD10bは、第1の一方の端子TR1a及び第2の一方の端子TR2aの少なくともひとつに電気的に接続される。第1実施形態においては、カソードD10bは、第1の一方の端子TR1a及び第2の一方の端子TR2aの両方に電気的に接続される。このため、第1の一方の端子TR1a及び第2の一方の端子TR2aの各々は、ダイオードD10を介して第1の電位点VDDに電気的に接続される。これにより、第1の出力点OP1が第1の電位より高い電位を有する場合であっても、第1の出力点OP1から第1の電位点VDDに向かう電流が流れることを阻害することができる。また、第2の出力点OP2が第1の電位より高い電位を有する場合であっても、第2の出力点OP2から第1の電位点VDDに向かう電流が流れることを阻害することができる。カソードD10bが第1の一方の端子TR1a及び第2の一方の端子TR2aの一方に電気的に接続される場合は、別のダイオードのアノードが第1の電位点VDDに電気的に接続され、当該別のダイオードのカソードが第1の一方の端子TR1a及び第2の一方の端子TR2aの他方に電気的に接続される。
1.4 回生/再生回路
モータ駆動装置10は、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及びキャパシタCを備える。
モータ駆動装置10は、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及びキャパシタCを備える。
第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及びキャパシタCは、回生/再生回路101に備えられる。
第5のスイッチ素子TR5は、第5の一方の端子TR5a及び第5の他方の端子TR5bを備える。第5の一方の端子TR5aは、第1の出力点OP1に電気的に接続される。第5の他方の端子TR5bは、第1のキャパシタ端子Caに電気的に接続される。第5のスイッチ素子TR5は、第5の一方の端子TR5aと第5の他方の端子TR5bとが導通するオン状態と、第5の一方の端子TR5aと第5の他方の端子TR5bとが導通しないオフ状態と、の間で、状態を切り替える。第5のスイッチ素子TR5の状態がオン状態である場合は、第1のキャパシタ端子Caが第1の出力点OP1に電気的に接続される。このため、第1のキャパシタ端子Caが第1の出力点OP1の電位と同じ電位を有する。
第6のスイッチ素子TR6は、第6の一方の端子TR6a及び第6の他方の端子TR6bを備える。第6の一方の端子TR6aは、第2の出力点OP2に電気的に接続される。第6の他方の端子TR6bは、第1のキャパシタ端子Caに電気的に接続される。第6のスイッチ素子TR6は、第6の一方の端子TR6aと第6の他方の端子TR6bとが導通するオン状態と、第6の一方の端子TR6aと第6の他方の端子TR6bとが導通しないオフ状態と、の間で、状態を切り替える。第6のスイッチ素子TR6の状態がオン状態である場合は、第1のキャパシタ端子Caが第2の出力点OP2に電気的に接続される。このため、第1のキャパシタ端子Caが第2の出力点OP2の電位と同じ電位を有する。
キャパシタCは、回生電力を蓄積する。キャパシタCは、第1のキャパシタ端子Ca及び第2のキャパシタ端子Cbを備える。第1のキャパシタ端子Caは、第5の他方の端子TR5b及び第6の他方の端子TR6bに電気的に接続される。第2のキャパシタ端子Cbは、第1の電位点VDD及び第2の電位点Gの少なくとも一方に電気的に接続される。
第1実施形態においては、第2のキャパシタ端子Cbが電気的に接続される電位点は、第1の電位点VDDと第2の電位点Gとの間で切り替えられる。
モータ駆動装置10は、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8を備える。
第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8は、回生/再生回路101に備えられる。
第7のスイッチ素子TR7は、第7の一方の端子TR7a及び第7の他方の端子TR7bを備える。第7の一方の端子TR7aは、第2のキャパシタ端子Cbに電気的に接続される。第7の他方の端子TR7bは、第1の電位点VDDに電気的に接続される。このため、第2のキャパシタ端子Cbは、第7のスイッチ素子TR7を介して第1の電位点VDDに電気的に接続される。第7のスイッチ素子TR7は、第7の一方の端子TR7aと第7の他方の端子TR7bとが導通するオン状態と、第7の一方の端子TR7aと第7の他方の端子TR7bとが導通しないオフ状態と、の間で、状態を切り替える。第7のスイッチ素子TR7の状態がオン状態である場合は、第2のキャパシタ端子Cbが第1の電位点VDDに電気的に接続される。このため、第2のキャパシタ端子Cbが第1の電位を有する。
第8のスイッチ素子TR8は、第8の一方の端子TR8a及び第8の他方の端子TR8bを備える。第8の一方の端子TR8aは、第2のキャパシタ端子Cbに電気的に接続される。第8の他方の端子TR8bは、第2の電位点Gに電気的に接続される。このため、第2のキャパシタ端子Cbは、第8のスイッチ素子TR8を介して第2の電位点Gに電気的に接続される。第8のスイッチ素子TR8は、第8の一方の端子TR8aと第8の他方の端子TR8bとが導通するオン状態と、第8の一方の端子TR8aと第8の他方の端子TR8bとが導通しないオフ状態と、の間で、状態を切り替える。第8のスイッチ素子TR8の状態がオン状態である場合は、第2のキャパシタ端子Cbが第2の電位点Gに電気的に接続される。このため、第2のキャパシタ端子Cbが第2の電位を有する。
第1実施形態においては、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8は、MOSFETである。また、n型MOSFETが使用される場合は、第5の他方の端子TR5b、第6の他方の端子TR6b、第7の他方の端子TR7b及び第8の一方の端子TR8aは、ドレインである。また、第5の一方の端子TR5a、第6の一方の端子TR6a、第7の一方の端子TR7a及び第8の他方の端子TR8bは、ソースである。第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8がIGBT等であってもよい。第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8がIGBTである場合は、第5の他方の端子TR5b、第6の他方の端子TR6b、第7の他方の端子TR7b及び第8の一方の端子TR8aは、コレクタである。また、第5の一方の端子TR5a、第6の一方の端子TR6a、第7の一方の端子TR7a及び第8の他方の端子TR8bは、エミッタである。
回生時には、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8がキャパシタCに回生電力を導くために使用される。回生電力が使用される再生時には、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7がキャパシタCから回生電力を導くために使用される。
モータ駆動装置10は、電位差検出器VDを備える。
電位差検出器VDは、回生/再生回路101に備えられる。
電位差検出器VDは、第1のキャパシタ端子Caの電位と第2のキャパシタ端子Cbの電位との電位差ΔVCを検出する。電位差検出器VDが電位差ΔVCを検出する際には、第7のスイッチ素子TR7又は第8のスイッチ素子TR8の状態がオン状態にされる。
モータ駆動装置10は、第5の還流ダイオードD5、第6の還流ダイオードD6、第7の還流ダイオードD7及び第8の還流ダイオードD8を備える。
第5の還流ダイオードD5、第6の還流ダイオードD6、第7の還流ダイオードD7及び第8の還流ダイオードD8は、回生/再生回路101に備えられる。
第5の還流ダイオードD5は、第5のアノードD5a及び第5のカソードD5bを備える。第5の還流ダイオードD5は、第5のスイッチ素子TR5に電気的に逆並列接続される。このため、第5のアノードD5aは、第5の一方の端子TR5aに電気的に接続される。また、第5のカソードD5bは、第5の他方の端子TR5bに電気的に接続される。第5のスイッチ素子TR5及び第5の還流ダイオードD5は、逆導通特性を有するスイッチ素子を構成する。
第6の還流ダイオードD6は、第6のアノードD6a及び第6のカソードD6bを備える。第6の還流ダイオードD6は、第6のスイッチ素子TR6に電気的に逆並列接続される。このため、第6のアノードD6aは、第6の一方の端子TR6aに電気的に接続される。また、第6のカソードD6bは、第6の他方の端子TR6bに電気的に接続される。第6のスイッチ素子TR6及び第6の還流ダイオードD6は、逆導通特性を有するスイッチ素子を構成する。
第7の還流ダイオードD7は、第7のアノードD7a及び第7のカソードD7bを備える。第7の還流ダイオードD7は、第7のスイッチ素子TR7に電気的に逆並列接続される。このため、第7のアノードD7aは、第7の一方の端子TR7aに電気的に接続される。また、第7のカソードD7bは、第7の他方の端子TR7bに電気的に接続される。第7のスイッチ素子TR7及び第7の還流ダイオードD7は、逆導通特性を有するスイッチ素子を構成する。
第8の還流ダイオードD8は、第8のカソードD8a及び第8のアノードD8bを備える。第8の還流ダイオードD8は、第8のスイッチ素子TR8に電気的に逆並列接続される。このため、第8のカソードD8aは、第8の一方の端子TR8aに電気的に接続される。また、第8のアノードD8bは、第8の他方の端子TR8bに電気的に接続される。第8のスイッチ素子TR8及び第8の還流ダイオードD8は、逆導通特性を有するスイッチ素子を構成する。
スイッチ素子及び還流ダイオードにより構成される逆導通特性を有するスイッチ素子が、還流ダイオードと同様に機能する寄生ダイオードを内蔵するスイッチ素子に置き換えられてもよい。
1.5 制御部
図2は、本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に備えられる制御部及びスイッチ素子を図示するブロック図である。
図2は、本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に備えられる制御部及びスイッチ素子を図示するブロック図である。
モータ駆動装置10は、図2に図示されるように、制御部110を備える。
制御部110は、マイクロコンピュータ等である。制御部110は、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8に駆動信号DSを入力する。
駆動信号DSは第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8に含まれる各スイッチ素子に入力される駆動信号を含む。
各スイッチ素子に入力される駆動信号は、各スイッチを連続オン状態、連続オフ状態、パルス幅(PWM)動作状態又は相補動作状態にする。
各スイッチ素子の状態が連続オン状態である場合は、各スイッチ素子の状態がオン状態である状況が連続する。
各スイッチ素子の状態が連続オフ状態である場合は、各スイッチ素子の状態がオフ状態である状況が連続する。
各スイッチ素子の状態がPWM動作状態である場合は、各スイッチ素子の状態がオン状態であるPWM動作のオン期間と、各スイッチ素子の状態がオフ状態であるPWM動作のオフ期間と、が交互に到来する。制御部110は、各スイッチ素子の状態をPWM動作状態にする場合は、各スイッチ素子に入力される駆動信号をパルス幅(PWM)変調する。
各スイッチ素子の状態が相補動作状態である場合は、PWM動作状態のスイッチ素子の状態がオン状態である場合に各スイッチ素子の状態がオフ状態になり、PWM動作状態のスイッチ素子の状態がオフ状態である場合に各スイッチ素子の状態がオン状態になる。
1.6 順方向力行時の制御
順方向力行時の制御は、第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧でモータMを順方向FDに低速回転させ、後に回生電力をキャパシタCに蓄積することができるようにするためにキャパシタCを充電されていない状態にしておくために行われる。又は、順方向力行時の制御は、キャパシタCが既に充電されておりキャパシタCに回生電力が既に蓄積されている状況下において、キャパシタCに蓄積された回生電力を使用せずに第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧でモータMを順方向FDに低速回転させるために行われる。
順方向力行時の制御は、第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧でモータMを順方向FDに低速回転させ、後に回生電力をキャパシタCに蓄積することができるようにするためにキャパシタCを充電されていない状態にしておくために行われる。又は、順方向力行時の制御は、キャパシタCが既に充電されておりキャパシタCに回生電力が既に蓄積されている状況下において、キャパシタCに蓄積された回生電力を使用せずに第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧でモータMを順方向FDに低速回転させるために行われる。
図3は、順方向力行時の第1の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向力行時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図3に図示されるように、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態を連続オン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態を連続オフ状態にする。
したがって、順方向力行時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向力行時の第1の制御が行われる場合は、第1の電位点VDDから、ダイオードD10、第1のスイッチ素子TR1、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I101が流れる。また、モータMが、電流I101により順方向FDに低速回転させられる。
図4は、順方向力行時の第2の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向力行時の第2の制御は、順方向力行時の第1の制御と主に下記の相違点で相違する。
順方向力行時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図3に図示されるように、第1のスイッチ素子TR1の状態を連続オン状態にする。これに対して、順方向力行時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図4に図示されるように、第1のスイッチ素子TR1の状態をPWM動作状態にする。
したがって、順方向力行時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向力行時の第2の制御が行われる場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、ダイオードD10、第1のスイッチ素子TR1、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I101が流れる。また、モータMが、電流I101により順方向FDに低速回転させられる。
また、PWM動作のオフ期間に、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第4のスイッチ素子TR4、及び第3の還流ダイオードD3を循環する電流I102が流れる。これにより、第1のスイッチ素子TR1の状態がオン状態からオフ状態に切り替えられる瞬間に第1のスイッチ素子TR1に流れている電流を第3の還流ダイオードD3に転流させることができる。
順方向力行時の第2の制御が行われる場合は、第3のスイッチ素子TR3及び第3の還流ダイオードD3により構成されるスイッチ素子等の、逆導通特性を有するスイッチ素子が必要である。
順方向力行時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にしてもよい。
駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にする場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にする場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、ダイオードD10、第1のスイッチ素子TR1、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I101が流れる。また、モータMが、電流I101により順方向FDに低速回転させられる。
また、PWM動作のオフ期間に、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第4のスイッチ素子TR4、及び第3のスイッチ素子TR3を循環する電流I102が流れる。これにより、電流I102が第3の還流ダイオードD3を通過することにより生じる損失を抑制することができる。
図5は、順方向力行時の第3の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向力行時の第3の制御は、順方向力行時の第1の制御と主に下記の相違点で相違する。
順方向力行時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図3に図示されるように、第4のスイッチ素子TR4の状態を連続オン状態にする。これに対して、順方向力行時の第3の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図5に図示されるように、第4のスイッチ素子TR4の状態をPWM動作状態にする。
したがって、順方向力行時の第3の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第1のスイッチ素子TR1の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第1のスイッチ素子TR1の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向力行時の第3の制御が行われる場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、ダイオードD10、第1のスイッチ素子TR1、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I101が流れる。また、モータMが、電流I101により順方向FDに低速回転させられる。
また、PWM動作のオフ期間に、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第2の還流ダイオードD2、及び第1のスイッチ素子TR1を循環する電流I103が流れる。
順方向力行時の第3の制御が行われる場合は、第2のスイッチ素子TR2及び第2の還流ダイオードD2により構成されるスイッチ素子等の、逆導通特性を有するスイッチ素子が必要である。
順方向力行時の第3の制御が行われる場合は、駆動信号DSが第2のスイッチ素子TR2の状態を相補動作状態にしてもよい。
駆動信号DSが第2のスイッチ素子TR2の状態を相補動作状態にする場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第1のスイッチ素子TR1及び第2のスイッチ素子TR2の状態をオン状態にし、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第1のスイッチ素子TR1及び第2のスイッチ素子TR2の状態をオン状態にし、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
駆動信号DSが第2のスイッチ素子TR2の状態を相補動作状態にする場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、ダイオードD10、第1のスイッチ素子TR1、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I101が流れる。また、モータMが、電流I101により順方向FDに低速回転させられる。
また、PWM動作のオフ期間に、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第2のスイッチ素子TR2、及び第1のスイッチ素子TR1を循環する電流I103が流れる。これにより、電流I103が第2の還流ダイオードD2を通過することにより生じる損失を抑制することができる。
駆動信号DSが、第4のスイッチ素子TR4の状態に加えて第1のスイッチ素子TR1の状態をPWM動作状態にしてもよい。また、駆動信号DSが、第2のスイッチ素子TR2の状態に加えて第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にしてもよい。
1.7 順方向回生時の制御
順方向回生時の制御は、モータMが順方向FDに回転している状況下において、又はモータMが外力により順方向FDに回転させられている状況下において、モータMの回転を減速し、キャパシタCに回生電力を蓄積するために行われる。
順方向回生時の制御は、モータMが順方向FDに回転している状況下において、又はモータMが外力により順方向FDに回転させられている状況下において、モータMの回転を減速し、キャパシタCに回生電力を蓄積するために行われる。
図6は、順方向回生時の第1の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向回生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図6に図示されるように、第8のスイッチ素子TR8の状態を連続オン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態を連続オフ状態にする。
したがって、順方向回生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする工程を備える。
第4のスイッチ素子TR4及び第4の還流ダイオードD4により構成されるスイッチ素子は、逆導通特性を有する。このため、駆動信号DSは、第4のスイッチ素子TR4の状態を連続オン状態にしてもよいし、第4のスイッチ素子TR4の状態を連続オフ状態にしてもよい。
したがって、駆動信号DSは、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にしてもよいし、第4のスイッチ素子TR4の状態をオフ状態にしてもよい。
このため、上述した工程は、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にしてもよいし、第4のスイッチ素子TR4の状態をオフ状態にしてもよい。
同様に、第5のスイッチ素子TR5及び第5の還流ダイオードD5により構成されるスイッチ素子は、逆導通特性を有する。このため、駆動信号DSは、第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オン状態にしてもよいし、第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オフ状態にしてもよい。
したがって、駆動信号DSは、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にしてもよいし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオフ状態にしてもよい。
このため、上述した工程は、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にしてもよいし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオフ状態にしてもよい。
ただし、駆動信号DSが第4のスイッチ素子TR4の状態を連続オン状態にした場合は、下述する電流I111が第4の還流ダイオードD4を通過することにより生じる損失を抑制することができる。
同様に、駆動信号DSが第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オン状態にした場合は、電流I111が第5の還流ダイオードD5を通過することにより生じる損失を抑制することができる。
このため、駆動信号DSは、望ましくは、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の少なくとも一方の状態を連続オン状態にし、さらに望ましくは、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の両方の状態を連続オン状態にする。
したがって、駆動信号DSは、望ましくは、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の少なくとも一方の状態をオン状態にし、さらに望ましくは、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の両方の状態をオン状態にする。
このため、上述した工程は、望ましくは、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の少なくとも一方の状態をオン状態にし、さらに望ましくは、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の両方の状態をオン状態にする。
第4のスイッチ素子TR4及び第4の還流ダイオードD4により構成されるスイッチ素子が逆導通特性を有しない第4のスイッチ素子TR4に置き換えられた場合は、駆動信号DSは、第4のスイッチ素子TR4を連続オン状態にし、第4のスイッチ素子TR4をオン状態にする。
同様に、第5のスイッチ素子TR5及び第5の還流ダイオードD5により構成されるスイッチ素子が逆導通特性を有しない第5のスイッチ素子TR5に置き換えられた場合は、駆動信号DSは、第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にする。
順方向回生時の第1の制御が行われる場合は、第2の電位点Gから、第4のスイッチ素子TR4又は第4の還流ダイオードD4、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5のスイッチ素子TR5又は第5の還流ダイオードD5、キャパシタC、及び第8のスイッチ素子TR8を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I111が流れる。また、キャパシタCが、電流I111により充電される。これにより、キャパシタCには、回生電力が蓄積される。
順方向回生時の第1の制御が行われる場合は、制御部110は、電位差検出器VDにより検出された第1のキャパシタ端子Caの電位と第2のキャパシタ端子Cbの電位との電位差ΔVCを取得する。また、制御部110は、取得した電位差VCが、キャパシタCが基準以上に充電されたことを示す場合に、駆動信号DSを、第3のスイッチ素子TR3の状態を連続オン状態にし第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オフ状態にする駆動信号にする。これにより、キャパシタCが基準以上に充電されキャパシタCに回生電力を蓄積することができなくなった場合に、キャパシタCを充電しキャパシタCに回生電力を蓄積することを停止することができる。また、回生電力を熱に変換し消費することができる。
キャパシタCが基準以上に充電される前は、キャパシタCに回生電力が適切に蓄積されるため、取得される電位差ΔVCは、時間が経過するにつれて上昇する。一方、キャパシタCが基準以上に充電された後は、キャパシタCに蓄積された回生電力が放出されるため、取得される電位差ΔVCは、時間が経過するにつれて下降する。このため、取得される電位差ΔVCが下降し始めた場合は、取得した電位差ΔVCが、キャパシタCが基準以上に充電されたことを示すとみなすことができる。
図7は、順方向回生時の第2の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向回生時の第2の制御は、順方向回生時の第1の制御と主に下記の相違点で相違する。
順方向回生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図6に図示されるように、第3のスイッチ素子TR3の状態を連続オフ状態にする。これに対して、順方向回生時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図7に図示されるように、第3のスイッチ素子TR3の状態をPWM動作状態にする。
したがって、順方向回生時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第3のスイッチ素子TR3及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第3のスイッチ素子TR3及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向回生時の第2の制御が行われる場合は、PWM動作のオフ期間に、第2の電位点Gから、第4のスイッチ素子TR4又は第4の還流ダイオードD4、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5のスイッチ素子TR5又は第5の還流ダイオードD5、キャパシタC、及び第8のスイッチ素子TR8を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I111が流れる。また、キャパシタCが、電流I111により充電される。これにより、キャパシタCには、回生電力が蓄積される。
また、PWM動作のオン期間に、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第3のスイッチ素子TR3、及び第4のスイッチ素子TR4又は第4の還流ダイオードD4を循環する電流I112が流れる。これにより、キャパシタCに蓄積される回生電力を調整することができる。
順方向回生時の第2の制御が行われる場合は、第5のスイッチ素子TR5及び第5の還流ダイオードD5により構成されるスイッチ素子等の、逆導通特性を有するスイッチ素子が必要である。
順方向回生時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSが第5のスイッチ素子TR5の状態を相補動作状態にしてもよい。
駆動信号DSが第5のスイッチ素子TR5の状態を相補動作状態にする場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第5のスイッチ素子TR5及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第3のスイッチ素子TR3及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第5のスイッチ素子TR5及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第3のスイッチ素子TR3及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする工程を備える。
駆動信号DSが第5のスイッチ素子TR5の状態を相補動作状態にする場合は、PWM動作のオフ期間に、第2の電位点Gから、第4のスイッチ素子TR4又は第4の還流ダイオードD4、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5のスイッチ素子TR5、キャパシタC、及び第8のスイッチ素子TR8を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I111が流れる。これにより、電流I111が第5の還流ダイオードD5を流れることにより生じる損失を抑制することができる。また、キャパシタCが、電流I111により充電される。これにより、キャパシタCには、回生電力が蓄積される。
また、PWM動作のオン期間に、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第3のスイッチ素子TR3、及び第4のスイッチ素子TR4又は第4の還流ダイオードD4を循環する電流I112が流れる。これにより、蓄積される回生電力を調整することができる。
図8は、順方向回生時の第3の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向回生時の第3の制御は、順方向回生時の第1の制御と主に下記の相違点で相違する。
順方向回生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図6に図示されるように、第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オフ状態にする。これに対して、順方向回生時の第3の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図8に図示されるように、第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態にする。
したがって、順方向回生時の第3の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向回生時の第3の制御が行われる場合は、PWM動作のオフ期間に、第2の電位点Gから、第4の還流ダイオードD4、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5のスイッチ素子TR5又は第5の還流ダイオードD5、キャパシタC、及び第8のスイッチ素子TR8を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I111が流れる。また、キャパシタCが、電流I111により充電される。これにより、キャパシタCには、回生電力が蓄積される。
また、PWM動作のオン期間に、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5のスイッチ素子TR5又は第5の還流ダイオードD5、及び第6のスイッチ素子TR6を循環する電流I113が流れる。これにより、蓄積される回生電力を調整することができる。
順方向回生時の第3の制御が行われる場合は、第4のスイッチ素子TR4及び第4の還流ダイオードD4により構成されるスイッチ素子等の、逆導通特性を有するスイッチ素子が必要である。
順方向回生時の第3の制御が行われる場合は、駆動信号DSが第4のスイッチ素子TR4を相補動作状態にしてもよい。
駆動信号DSが第4のスイッチ素子TR4を相補動作状態にする場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第4のスイッチ素子TR4及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする工程を備える。
駆動信号DSが第4のスイッチ素子TR4を相補動作状態にする場合は、PWM動作のオフ期間に、第2の電位点Gから、第4のスイッチ素子TR4、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5のスイッチ素子TR5又は第5の還流ダイオードD5、キャパシタC、及び第8のスイッチ素子TR8を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I111が流れる。これにより、電流I111が第4の還流ダイオードD4を流れることにより生じる損失を抑制することができる。また、キャパシタCが、電流I111により充電される。これにより、キャパシタCには、回生電力が蓄積される。
また、PWM動作のオン期間に、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5のスイッチ素子TR5又は第5の還流ダイオードD5、及び第6のスイッチ素子TR6を循環する電流I113が流れる。これにより、蓄積される回生電力を調整することができる。
1.8 順方向再生時の制御
順方向再生時の制御は、キャパシタCに蓄積された回生電力を使用して第1の電位と第2の電位との電位差ΔVより高い電圧でモータMを順方向FDに高速回転させるために行われる。
順方向再生時の制御は、キャパシタCに蓄積された回生電力を使用して第1の電位と第2の電位との電位差ΔVより高い電圧でモータMを順方向FDに高速回転させるために行われる。
図9は、順方向再生時の第1の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向再生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図9に図示されるように、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態を連続オン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態を連続オフ状態にする。
したがって、順方向再生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向再生時の第1の制御が行われる場合は、第1の電位点VDDから、第7のスイッチ素子TR7、キャパシタC、第5のスイッチ素子TR5、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I121が流れる。また、モータMが、電流I121により順方向FDに高速回転させられる。また、キャパシタCが、放電させられる。これにより、キャパシタCに蓄積された回生電力が使用される。
順方向再生時の第1の制御が行われる場合は、第1の出力点OP1は、第1の電位と、第1のキャパシタ端子Caの電位と第2のキャパシタ端子Cbの電位との電位差ΔVCと、の和に一致する電位を有する。また、第2の出力点OP2は、第2の電位を有する。このため、第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧より高い電圧でモータMを高速回転させることができる。
順方向再生時の第1の制御が行われている間に、第1のキャパシタ端子Caの電位と第2のキャパシタ端子Cbの電位との電位差ΔVCが低下した場合は、順方向力行時の制御が行われる。
図10は、順方向再生時の第2の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向再生時の第2の制御は、順方向再生時の第1の制御と主に下記の相違点で相違する。
順方向再生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSが、図9に図示されるように、第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オン状態にする。これに対して、順方向再生時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSが、図10に図示されるように、第5のスイッチ素子TR5の状態をPWM動作状態にする。
したがって、順方向再生時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第4のスイッチ素子TR4及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向再生時の第2の制御が行われる場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、第7のスイッチ素子TR7、キャパシタC、第5のスイッチ素子TR5、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I121が流れる。また、モータMが、電流I121により順方向FDに高速回転させられる。また、キャパシタCが、放電させられる。これにより、キャパシタCに蓄積された回生電力が使用される。
また、PWM動作のオフ期間に、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第4のスイッチ素子TR4、及び第3の還流ダイオードD3を循環する電流I122が流れる。
順方向再生時の第2の制御が行われる場合は、第3のスイッチ素子TR3及び第3の還流ダイオードD3により構成されるスイッチ素子等の、逆導通特性を有するスイッチ素子が必要である。
順方向再生時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にしてもよい。
駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にする場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にする場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、第7のスイッチ素子TR7、キャパシタC、第5のスイッチ素子TR5、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I121が流れる。また、モータMが、電流I121により順方向FDに高速回転させられる。また、キャパシタCが、放電させられる。これにより、キャパシタCに蓄積された回生電力が使用される。
また、PWM動作のオフ期間に、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第4のスイッチ素子TR4、及び第3のスイッチ素子TR3を循環する電流I122が流れる。これにより、電流I122が第3の還流ダイオードD3を流れることにより生じる損失を抑制することができる。
図11は、順方向再生時の第3の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向再生時の第3の制御は、順方向再生時の第1の制御と主に下記の相違点で相違する。
順方向再生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSが、図9に図示されるように、第4のスイッチ素子TR4の状態を連続オン状態にする。これに対して、順方向再生時の第3の制御が行われる場合は、駆動信号DSが、図11に図示されるように、第4のスイッチ素子TR4の状態をPWM動作状態にする。
したがって、順方向再生時の第3の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向再生時の第3の制御が行われる場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、第7のスイッチ素子TR7、キャパシタC、第5のスイッチ素子TR5、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I121が流れる。また、モータMが、電流I121により順方向FDに高速回転させられる。また、キャパシタCが、放電させられる。これにより、キャパシタCに蓄積された回生電力が使用される。
また、PWM動作のオフ期間に、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第6の還流ダイオードD6、及び第5のスイッチ素子TR5を循環する電流I123が流れる。
順方向再生時の第3の制御が行われる場合は、第6のスイッチ素子TR6及び第6の還流ダイオードD6により構成されるスイッチ素子等の、逆導通特性を有するスイッチ素子が必要である。
順方向再生時の第3の制御が行われる場合は、駆動信号DSが第6のスイッチ素子TR6の状態を相補動作状態にしてもよい。
駆動信号DSが第6のスイッチ素子TR6の状態を相補動作状態にする場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
駆動信号DSが第6のスイッチ素子TR6の状態を相補動作状態にする場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、第7のスイッチ素子TR7、キャパシタC、第5のスイッチ素子TR5、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I121が流れる。また、モータMが、電流I121により順方向FDに高速回転させられる。また、キャパシタCが、放電させられる。これにより、キャパシタCに蓄積された回生電力が使用される。
また、PWM動作のオフ期間に、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第6のスイッチ素子TR6、及び第5のスイッチ素子TR5を循環する電流I123が流れる。これにより、電流I123が第6の還流ダイオードD6を通過することにより生じる損失を抑制することができる。
駆動信号DSが、第4のスイッチ素子TR4の状態に加えて第5のスイッチ素子TR5の状態をPWM動作状態にしてもよい。また、駆動信号DSが、第6のスイッチ素子TR6の状態に加えて第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にしてもよい。
1.9 逆方向力行時の制御
逆方向力行時の制御は、第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧でモータMを逆方向RDに低速回転させ、後に回生電力を蓄積することができるようにするためにキャパシタCを充電されていない状態にしておくために行われる。又は、逆方向力行時の制御は、キャパシタCが既に充電されておりキャパシタCに回生電力が既に蓄積されている状況下において、キャパシタCに蓄積された回生電力を使用せずに第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧でモータMを逆方向RDに低速回転させるために行われる。
逆方向力行時の制御は、第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧でモータMを逆方向RDに低速回転させ、後に回生電力を蓄積することができるようにするためにキャパシタCを充電されていない状態にしておくために行われる。又は、逆方向力行時の制御は、キャパシタCが既に充電されておりキャパシタCに回生電力が既に蓄積されている状況下において、キャパシタCに蓄積された回生電力を使用せずに第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧でモータMを逆方向RDに低速回転させるために行われる。
図12は、逆方向力行時の第1の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
逆方向力行時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図12に図示されるように、第2のスイッチ素子TR2及び第3のスイッチ素子TR3の状態を連続オン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態を連続オフ状態にする。
したがって、逆方向力行時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、第2のスイッチ素子TR2及び第3のスイッチ素子TR3の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第2のスイッチ素子TR2及び第3のスイッチ素子TR3の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
逆方向力行時の第1の制御が行われる場合は、第1の電位点VDDから、ダイオードD10、第2のスイッチ素子TR2、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、及び第3のスイッチ素子TR3を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I125が流れる。また、モータMが、電流I125により逆方向RDに低速回転させられる。
順方向力行時の第2及び第3の制御が行われる場合には、上述したように、駆動信号DSがそれぞれ第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をPWM動作状態にする。同様にして、逆方向力行時の第2及び第3の制御が行われる場合は、駆動信号DSがそれぞれ第2のスイッチ素子TR2及び第3のスイッチ素子TR3の状態をPWM動作状態にする。
1.10 逆方向回生時の制御
逆方向回生時の制御は、モータMが逆方向RDに回転している状況下において、又はモータMが外力により逆方向RDに回転させられている状況下において、モータMの回転を減速し、キャパシタCに回生電力を蓄積するために行われる。
逆方向回生時の制御は、モータMが逆方向RDに回転している状況下において、又はモータMが外力により逆方向RDに回転させられている状況下において、モータMの回転を減速し、キャパシタCに回生電力を蓄積するために行われる。
図13は、逆方向回生時の第1の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
逆方向回生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図13に図示されるように、第8のスイッチ素子TR8の状態を連続オン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態を連続オフ状態にする。
したがって、逆方向回生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする工程を備える。
第3のスイッチ素子TR3及び第3の還流ダイオードD3により構成されるスイッチ素子は、逆導通特性を有する。この場合は、駆動信号DSは、第3のスイッチ素子TR3の状態を連続オン状態にしてもよいし、第3のスイッチ素子TR3の状態を連続オフ状態にしてもよい。
したがって、駆動信号DSは、第3のスイッチ素子TR3の状態をオン状態にしてもよいし、第3のスイッチ素子TR3の状態をオフ状態にしてもよい。
このため、上述した工程は、第3のスイッチ素子TR3の状態をオン状態にしてもよいし、第3のスイッチ素子TR3の状態をオフ状態にしてもよい。
同様に、第6のスイッチ素子TR6及び第6の還流ダイオードD6により構成されるスイッチ素子は、逆導通特性を有する。この場合は、駆動信号DSは、第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オン状態にしてもよいし、第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オフ状態にしてもよい。
したがって、駆動信号DSは、第6のスイッチ素子TR6の状態をオン状態にしてもよいし、第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にしてもよい。
このため、上述した工程は、第6のスイッチ素子TR6の状態をオン状態にしてもよいし、第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にしてもよい。
ただし、駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を連続オン状態にした場合は、電流I131が第3の還流ダイオードD3を通過することにより生じる損失を抑制することができる。
同様に、駆動信号DSが第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オン状態にした場合は、電流I131が第6の還流ダイオードD6を通過することにより生じる損失を抑制することができる。
このため、駆動信号DSは、望ましくは、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の少なくとも一方の状態を連続オン状態にし、さらに望ましくは、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の両方の状態を連続オン状態にする。
したがって、駆動信号DSは、望ましくは、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の少なくとも一方の状態をオン状態にし、さらに望ましくは、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の両方の状態をオン状態にする。
このため、上述した工程は、望ましくは、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の少なくとも一方の状態をオン状態にし、さらに望ましくは、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の両方の状態をオン状態にする。
第3のスイッチ素子TR3及び第3の還流ダイオードD3により構成されるスイッチ素子が逆導通特性を有しない第3のスイッチ素子TR3に置き換えられた場合は、駆動信号DSは、第3のスイッチ素子TR3の状態を連続オン状態にし、第3のスイッチ素子TR3の状態をオン状態にする。
同様に、第6のスイッチ素子TR6及び第6の還流ダイオードD6により構成されるスイッチ素子が逆導通特性を有しない第6のスイッチ素子TR6に置き換えられた場合は、駆動信号DSは、第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オン状態にし、第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オン状態にする。
逆方向回生時の第1の制御が行われる場合は、第2の電位点Gから、第3のスイッチ素子TR3又は第3の還流ダイオードD3、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第6のスイッチ素子TR6又は第6の還流ダイオードD6、キャパシタC、及び第8のスイッチ素子TR8を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I131が流れる。また、キャパシタCが、電流I131により充電される。これにより、キャパシタCには、回生電力が蓄積される。
順方向回生時の第2の及び第3の制御が行われる場合には、上述したように、駆動信号DSがそれぞれ第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態にする。同様にして、逆方向回生時の第2の及び第3の制御が行われる場合は、駆動信号DSがそれぞれ第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の状態をPWM動作状態にする。
1.11 逆方向再生時の制御
逆方向再生時の制御は、キャパシタCに蓄積された回生電力を使用して第1の電位と第2の電位との電位差ΔVより高い電圧でモータMを逆方向RDに高速回転させるために行われる。
逆方向再生時の制御は、キャパシタCに蓄積された回生電力を使用して第1の電位と第2の電位との電位差ΔVより高い電圧でモータMを逆方向RDに高速回転させるために行われる。
図14は、逆方向再生時の第1の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
逆方向再生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図14に図示されるように、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態を連続オン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第8のスイッチ素子TR8の状態を連続オフ状態にする。
したがって、逆方向再生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第3のスイッチ素子TR3、第6のスイッチ素子TR6及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオフ状態にする工程を備える。
逆方向再生時の第1の制御が行われる場合は、第1の電位点VDDから、第7のスイッチ素子TR7、キャパシタC、第6のスイッチ素子TR6、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、及び第3のスイッチ素子TR3を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I141が流れる。また、モータMが、電流I141により逆方向RDに高速回転させられる。また、キャパシタCが、放電させられる。キャパシタCに蓄積された回生電力が使用される。
逆方向再生時の第1の制御が行われる場合は、第2の出力点OP2は、第1の電位と、第1のキャパシタ端子Caの電位と第2のキャパシタ端子Cbの電位との電位差ΔVCと、の和に一致する電位を有する。また、第1の出力点OP1は、第2の電位を有する。このため、第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧より高い電圧でモータMを高速回転させることができる。
逆方向再生時の第1の制御が行われる間に、第1のキャパシタ端子Caの電位と第2のキャパシタ端子Cbの電位との電位差ΔVCが低下した場合は、逆方向力行時の制御が行われる。
順方向再生時の第2及び第3の制御が行われる場合には、上述したように、駆動信号DSがそれぞれ第5のスイッチ素子TR5及び第4のスイッチ素子TR4の状態をPWM動作状態にする。同様にして、逆方向再生時の第2及び第3の制御が行われる場合には、駆動信号DSがそれぞれ第6のスイッチ素子TR6及び第3のスイッチ素子TR3の状態をPWM動作状態にする。
1.12 電圧ブーストのための電力蓄積時の制御
電圧ブーストのための電力蓄積時の制御は、順方向力行時の制御に割り込んで行われ、キャパシタCに電源電力を蓄積するために行われる。
電圧ブーストのための電力蓄積時の制御は、順方向力行時の制御に割り込んで行われ、キャパシタCに電源電力を蓄積するために行われる。
図15は、電圧ブーストのための電力蓄積時の制御が行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
電圧ブーストのための電力蓄積時の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図15に図示されるように、第1のスイッチ素子TR1の状態をPWM動作状態にし、第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オン状態又は連続オフ状態にし、第8のスイッチ素子TR8の状態を連続オン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態を連続オフ状態にする。
したがって、電圧ブーストのための電力蓄積時の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第1のスイッチ素子TR1及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第6のスイッチ素子TR6の状態をオン状態又はオフ状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第6のスイッチ素子TR6の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置10の制御方法は、第1のスイッチ素子TR1及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第6のスイッチ素子TR6の状態をオン状態又はオフ状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置10の制御方法は、第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にし、第6のスイッチ素子TR6の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第7のスイッチ素子TR7の状態をオフ状態にする工程を備える。
第6のスイッチ素子TR6及び第6の還流ダイオードD6により構成されるスイッチ素子は、逆導通特性を有する。この場合は、駆動信号DSは、第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オン状態にしてもよいし、第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オフ状態にしてもよい。第6のスイッチ素子TR6及び第6の還流ダイオードD6により構成されるスイッチ素子が逆導通特性を有しない第6のスイッチ素子TR6に置き換えられた場合は、駆動信号DSは、第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オン状態にし、第6のスイッチ素子TR6の状態をオン状態にする。
電圧ブーストのための電力蓄積時の制御が行われる場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、ダイオードD10、第1のスイッチ素子TR1、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第6のスイッチ素子TR6又は第6の還流ダイオードD6、キャパシタC、及び第8のスイッチ素子TR8を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I151が流れる。また、モータMが、電流I151により順方向FDに回転させられる。また、キャパシタCが、電流I151により充電される。これにより、キャパシタCには、電源からの電力が蓄積される。
また、PWM動作のオフ期間に、第2の電位点Gから、第3の還流ダイオードD3、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第6のスイッチ素子TR6又は第6の還流ダイオードD6、キャパシタC、及び第8のスイッチ素子TR8を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I152が流れる。また、キャパシタCが、電流I152により充電される。これにより、キャパシタCには、回生電力が蓄積される。
これらにより、キャパシタCは、第1のキャパシタ端子Caの電位と第2のキャパシタ端子Cbの電位との電位差ΔVCが設定値になるまで充電される。
第1のキャパシタ端子Caの電位と第2のキャパシタ端子Cbの電位との電位差ΔVCが設定値になるまで充電された後には、順方向力行時の制御が再び行われる。
駆動信号DSが、第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にしてもよい。
1.13 順方向力行時の制御から順方向回生時の制御への切り替え
図16は、順方向力行時の制御から順方向回生時の制御への切り替えが行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
図16は、順方向力行時の制御から順方向回生時の制御への切り替えが行われる場合に本発明の例示的な第1実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向力行時の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にする。これにより、第1の電位点VDDから、ダイオードD10、第1のスイッチ素子TR1、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I101が流れる。
また、順方向回生時の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第8のスイッチ素子TR8の状態をオン状態にする。これにより、第2の電位点Gから、第4のスイッチ素子TR4、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5のスイッチ素子TR5、キャパシタC、及び第8のスイッチ素子TR8を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I111が流れる。
第3の還流ダイオードD3、第4の還流ダイオードD4、第5の還流ダイオードD5、第6の還流ダイオードD6及び第7の還流ダイオードD7は、順方向力行時の制御から順方向回生時の制御への切り替えをスムーズに行い、キャパシタCに回生電力を効率的に蓄積することに寄与する。
順方向力行時の制御から順方向回生時の制御への切り替えが行われる場合は、まず、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態がオフ状態にされる。これにより、第2の電位点Gから、第3の還流ダイオードD3、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第6の還流ダイオードD6、キャパシタC、及び第7の還流ダイオードD7を経由して、第1の電位点VDDに向かう電流I161が流れる。また、キャパシタCが、電流I161により充電される。これにより、キャパシタCに回生電力が蓄積される。
続いて、第8のスイッチ素子TR8の状態がオン状態にされる。これにより、第2の電位点Gから、第4の還流ダイオードD4、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5の還流ダイオードD5、キャパシタC、及び第8のスイッチ素子TR8を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I111が流れる。また、キャパシタCが、電流I111により充電される。これにより、キャパシタCに回生電力が蓄積される。
続いて、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の状態がオン状態にされる。
なお、第8の還流ダイオードD8が省略されてもよい。
1.14 第1実施形態の効果
本発明の例示的な第1実施形態の発明によれば、モータMが発電した回生電力を第5のスイッチ素子TR5又は第6のスイッチ素子TR6を経由してキャパシタCに伝送することができる。また、キャパシタCに蓄積された回生電力を第5のスイッチ素子TR5又は第6のスイッチ素子TR6を経由してモータMに伝送することができる。したがって、モータMが発電した回生電力を後にモータMで活用することができる。このため、モータMが発電した回生電力を有効に活用することができる。
本発明の例示的な第1実施形態の発明によれば、モータMが発電した回生電力を第5のスイッチ素子TR5又は第6のスイッチ素子TR6を経由してキャパシタCに伝送することができる。また、キャパシタCに蓄積された回生電力を第5のスイッチ素子TR5又は第6のスイッチ素子TR6を経由してモータMに伝送することができる。したがって、モータMが発電した回生電力を後にモータMで活用することができる。このため、モータMが発電した回生電力を有効に活用することができる。
また、本発明の例示的な第1実施形態の発明によれば、第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧より高い電圧でモータMを駆動することができる。これにより、モータMを一時的に高速回転させることができる。
また、本発明の例示的な第1実施形態の発明によれば、第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧、及び第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧より高い電圧のいずれでもモータMを駆動することができる。このため、モータMを駆動する電圧を必要に応じて切り替えることができる。
また、本発明の例示的な第1実施形態の発明によれば、回生電力をキャパシタCに蓄積することができるだけでなく、電圧ブーストのために電源電力をキャパシタCに蓄積することもできる。
2 第2実施形態
2.1 第1実施形態と第2実施形態との相違
図17は、本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
2.1 第1実施形態と第2実施形態との相違
図17は、本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図17に図示される第2実施形態のモータ駆動装置20は、図1に図示される第1実施形態のモータ駆動装置10と主に下記の相違点で相違する。
第1実施形態のモータ駆動装置10は、第7のスイッチ素子TR7、第8のスイッチ素子TR8、第7の還流ダイオードD7及び第8の還流ダイオードD8を備える。第2のキャパシタ端子Cbは、第7のスイッチ素子TR7を介して第1の電位点VDDに電気的に接続され、第8のスイッチ素子TR8を介して第2の電位点Gに電気的に接続される。
これに対して、第2実施形態のモータ駆動装置20は、第7のスイッチ素子TR7、第8のスイッチ素子TR8、第7の還流ダイオードD7及び第8の還流ダイオードD8を備えない。第2のキャパシタ端子Cbは、第1の電位点VDDに電気的に接続される。第2のキャパシタ端子Cbは、第1の電位点VDDに電気的に直接的に接続される。
また、第1実施形態のモータ駆動装置10は、ダイオードD10を備える。ダイオードD10は、アノードD10a及びカソードD10bを備える。アノードD10aは、第1の電位点VDDに電気的に接続される。カソードD10bは、第1の一方の端子TR1a及び第2の一方の端子TR2aに電気的に接続される。第1の一方の端子TR1a及び第2の一方の端子TR2aの各々は、ダイオードD10を介して第1の電位点VDDに電気的に接続される。
これに対して、第2実施形態のモータ駆動装置20は、ダイオードD10に代えて、第1のダイオードD11及び第2のダイオードD12を備える。第1のダイオードD11は、第1のアノードD11a及び第1のカソードD11bを備える。第1のアノードD11aは、第1の電位点VDDに電気的に接続される。第1のカソードD11bは、第1の一方の端子TR1aに電気的に接続される。第1の一方の端子TR1aは、第1のダイオードD11を介して第1の電位点VDDに電気的に接続される。第2のダイオードD12は、第2のアノードD12a及び第2のカソードD12bを備える。第2のアノードD12aは、第1の電位点VDDに電気的に接続される。第2のカソードD12bは、第2の一方の端子TR2aに電気的に接続される。第2の一方の端子TR2aは、第2のダイオードD12を介して第1の電位点VDDに電気的に接続される。
以下では、上記の相違点に関連して第2実施形態のモータ駆動装置20において採用される構成が説明される。説明されない構成については、第1実施形態のモータ駆動装置10において採用される構成と同様の構成が第2実施形態のモータ駆動装置20においても採用される。
2.2 制御部
図18は、本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置に備えられる制御部及びスイッチ素子を図示するブロック図である。
図18は、本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置に備えられる制御部及びスイッチ素子を図示するブロック図である。
モータ駆動装置20は、図18に図示されるように、制御部110を備える。
制御部110は、マイクロコンピュータ等である。制御部110は、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6に駆動信号DSを入力する。
2.3 順方向力行時の制御
図19は、順方向力行時の第1の制御が行われる場合に本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
図19は、順方向力行時の第1の制御が行われる場合に本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向力行時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図19に図示されるように、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態を連続オン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オフ状態にする。
したがって、順方向力行時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置20の制御方法は、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向力行時の第1の制御が行われる場合は、第1の電位点VDDから、第1のダイオードD11、第1のスイッチ素子TR1、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I201が流れる。また、モータMが、電流I201により順方向FDに低速回転させられる。
図20は、順方向力行時の第2の制御が行われる場合に本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向力行時の第2の制御は、順方向力行時の第1の制御と主に下記の相違点で相違する。
順方向力行時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図19に図示されるように、第1のスイッチ素子TR1の状態を連続オン状態にする。これに対して、順方向力行時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図20に図示されるように、第1のスイッチ素子TR1の状態をPWM動作状態にする。
したがって、順方向力行時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置20の制御方法は、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置20の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向力行時の第2の制御が行われる場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、第1のダイオードD11、第1のスイッチ素子TR1、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I201が流れる。また、モータMが、電流I201により順方向FDに低速回転させられる。
また、PWM動作のオフ期間に、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第4のスイッチ素子TR4及び第3の還流ダイオードD3を循環する電流I202が流れる。
順方向力行時の第2の制御が行われる場合は、第3のスイッチ素子TR3及び第3の還流ダイオードD3により構成されるスイッチ素子等の、逆導通特性を有するスイッチ素子が必要である。
順方向力行時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にしてもよい。
駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にする場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置20の制御方法は、第1のスイッチ素子TR1及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置20の制御方法は、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする工程を備える。
駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にする場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、第1のダイオードD11、第1のスイッチ素子TR1、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I201が流れる。また、モータMが、電流I201により順方向FDに低速回転させられる。
また、PWM動作のオフ期間に、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第4のスイッチ素子TR4及び第3のスイッチ素子TR3を循環する電流I202が流れる。これにより、電流I202が第3の還流ダイオードD3を通過することにより生じる損失を抑制することができる。
第2実施形態においては、第1実施形態と異なり、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態は、PWM動作状態にならない。その理由を以下で説明する。
第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態がPWM動作状態になると仮定する。この場合は、第1のスイッチ素子TR1及び第1の還流ダイオードD1からなるスイッチ素子等の、逆導通特性を有するスイッチ素子が必要である。また、第2のスイッチ素子TR2及び第2の還流ダイオードD2からなるスイッチ素子等の、逆導通特性を有するスイッチ素子が必要である。また、第1の電位点VDDと第1のスイッチ素子TR1との間に挿入される第1のダイオードD11が必要である。また、第1の電位点VDDと第2のスイッチ素子TR2との間に挿入される第2のダイオードD12が必要である。そして、第1のダイオードD11及び第2のダイオードD12が設けられる場合は、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態がオフ状態になったときに、モータM、第1のスイッチ素子TR1、及び第2のスイッチ素子TR2を循環する電流を流すことができない。このため、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態は、PWM動作状態にならない。
2.4 順方向回生時の制御
図21は、順方向回生時の第1の制御が行われる場合に本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
図21は、順方向回生時の第1の制御が行われる場合に本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向回生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図21に図示されるように、第2のスイッチ素子TR2の状態を連続オン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オフ状態にする。
したがって、順方向回生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、第2のスイッチ素子TR2の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置20の制御方法は、第2のスイッチ素子TR2の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする工程を備える。
第5のスイッチ素子TR5及び第5の還流ダイオードD5により構成されるスイッチ素子は、逆導通特性を有する。この場合は、駆動信号DSは、第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オン状態にしてもよいし、第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オフ状態にしてもよい。
したがって、駆動信号DSは、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にしてもよいし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオフ状態にしてもよい。
このため、上述した工程は、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にしてもよいし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオフ状態にしてもよい。
ただし、駆動信号DSが第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オン状態にした場合は、下述する電流I211が第5の還流ダイオードD5を通過することにより生じる損失を抑制することができる。したがって、駆動信号DSは、望ましくは、第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オン状態にする。
したがって、駆動信号DSは、望ましくは、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にする。
このため、上述した工程は、望ましくは、第5のスイッチ素子の状態をオン状態にする。
第5のスイッチ素子TR5及び第5の還流ダイオードD5により構成されるスイッチ素子が逆導通特性を有しない第5のスイッチ素子TR5に置き換えられた場合は、駆動信号DSは、第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にする。
順方向回生時の第1の制御が行われる場合は、第1の電位点VDDから、第2のダイオードD12、第2のスイッチ素子TR2、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5のスイッチ素子TR5又は第5の還流ダイオードD5、及びキャパシタCを経由して、第1の電位点VDDに向かう電流I211が流れる。また、キャパシタCが、電流I211により充電される。これにより、キャパシタCには、回生電力が蓄積される。
順方向回生時の第1の制御が行われる場合は、第1の給電点Maは、第2の給電点Mbの電位より高い電位を有する。このため、第1のキャパシタ端子Caは、第1の電位と、第1の給電点Maの電位と第2の給電点Mbの電位との電位差と、の和と同じ電位を有する。また、第2のキャパシタ端子Cbは、第1の電位を有する。このため、キャパシタCは、第1の給電点Maの電位と第2の給電点Mbの電位との電位差に一致する電圧で充電される。
図22は、順方向回生時の第2の制御が行われる場合に本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向回生時の第2の制御は、順方向回生時の第1の制御と主に下記の相違点で相違する。
順方向回生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図21に図示されるように、第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オフ状態にする。これに対して、順方向回生時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図22に図示されるように、第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態にする。
したがって、順方向回生時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第2のスイッチ素子TR2の状態をオン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、第2のスイッチ素子TR2及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置20の制御方法は、第2のスイッチ素子TR2の状態をオン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置20の制御方法は、第2のスイッチ素子TR2及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオン状態にし、第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態又はオフ状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向回生時の第2の制御が行われる場合は、PWM動作のオフ期間に、第1の電位点VDDから、第2のダイオードD12、第2のスイッチ素子TR2、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5のスイッチ素子TR5又は第5の還流ダイオードD5、及びキャパシタCを経由して、第1の電位点VDDに向かう電流I211が流れる。また、キャパシタCが、電流I211により充電される。これにより、キャパシタCには、回生電力が蓄積される。
また、PWM動作のオン期間に、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5のスイッチ素子TR5又は第5の還流ダイオードD5、及び第6のスイッチ素子TR6を循環する電流I212が流れる。これにより、キャパシタCに蓄積される回生電力を調整することができる。
順方向回生時の第2の制御が行われる場合は、第2のスイッチ素子TR2の状態は、連続オン状態であってもよい。これは、第2のスイッチ素子TR2の状態がオン状態であっても、第6のスイッチ素子TR6の状態がオン状態となった際に、第1の電位点VDDから、キャパシタC、第6のスイッチ素子TR6、第2の出力点OP2、及び第2のスイッチ素子TR2を経由して、第1の電位点VDDに向かう電流が流れることが、第1の電位点VDDと第2のスイッチ素子TR2との間に挿入される第2のダイオードD12により阻害されるためである。
2.5 順方向再生時の制御
図23は、順方向再生時の第1の制御が行われる場合に本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
図23は、順方向再生時の第1の制御が行われる場合に本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向再生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、図23に図示されるように、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オフ状態にする。
したがって、順方向再生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置20の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向再生時の第1の制御が行われる場合は、第1の電位点VDDから、キャパシタC、第5のスイッチ素子TR5、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I221が流れる。また、モータMが、電流I221により順方向FDに高速回転させられる。また、キャパシタCが、放電させられる。これにより、キャパシタCに蓄積された回生電力が使用される。
順方向再生時の第1の制御が行われる場合は、第1の出力点OP1は、第1の電位と、第1のキャパシタ端子Caの電位と第2のキャパシタ端子Cbの電位との電位差ΔVCと、の和に一致する電位を有する。また、第2の出力点OP2は、第2の電位を有する。このため、第1の電位と第2の電位との電位差ΔVに一致する電圧より高い電圧でモータMを高速回転させることができる。
図24は、順方向再生時の第2の制御が行われる場合に本発明の例示的な第2実施形態のモータ駆動装置に流れる電流を説明する図である。
順方向再生時の第2の制御は、順方向再生時の第1の制御と主に下記の相違点で相違する。
順方向再生時の第1の制御が行われる場合は、駆動信号DSが、図23に図示されるように、第5のスイッチ素子TR5の状態を連続オン状態にする。これに対して、順方向再生時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSが、図24に図示されるように、第5のスイッチ素子TR5の状態をPWM動作状態にする。
したがって、順方向再生時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置20の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置20の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする工程を備える。
順方向再生時の第2の制御が行われる場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、キャパシタC、第5のスイッチ素子TR5、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I221が流れる。また、モータMが、電流I221により順方向FDに高速回転させられる。また、キャパシタCが、放電させられる。これにより、キャパシタCに蓄積された回生電力が使用される。
また、PWM動作のオフ期間に、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第4のスイッチ素子TR4及び第3の還流ダイオードD3を循環する電流I222が流れる。
順方向再生時の第2の制御が行われる場合は、第3のスイッチ素子TR3及び第3の還流ダイオードD3により構成されるスイッチ素子等の、逆導通特性を有するスイッチ素子が必要である。
順方向再生時の第2の制御が行われる場合は、駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にしてもよい。
駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にする場合は、駆動信号DSは、PWM動作のオン期間に、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする。
また、駆動信号DSは、PWM動作のオフ期間に、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする。
このため、モータ駆動装置20の制御方法は、第4のスイッチ素子TR4及び第5のスイッチ素子TR5の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする工程を備える。
また、モータ駆動装置20の制御方法は、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態をオン状態にし、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をオフ状態にする工程を備える。
駆動信号DSが第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にする場合は、PWM動作のオン期間に、第1の電位点VDDから、キャパシタC、第5のスイッチ素子TR5、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、及び第4のスイッチ素子TR4を経由して、第2の電位点Gに向かう電流I221が流れる。また、モータMが、電流I221により順方向FDに高速回転させられる。また、キャパシタCが、放電させられる。これにより、キャパシタCに蓄積された回生電力が使用される。
また、PWM動作のオフ期間に、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第4のスイッチ素子TR4及び第3のスイッチ素子TR3を循環する電流I222が流れる。これにより、電流I222が第3の還流ダイオードD3を通過することにより生じる損失を抑制することができる。
2.6 順方向力行時の制御から順方向回生時の制御への切り替え
第1実施形態のモータ駆動装置10においては、第3の還流ダイオードD3、第4の還流ダイオードD4、第5の還流ダイオードD5、第6の還流ダイオードD6及び第7の還流ダイオードD7は、順方向力行時の制御から順方向回生時の制御への切り替えをスムーズに行い、キャパシタCに回生電力を効率的に蓄積することに寄与する。
第1実施形態のモータ駆動装置10においては、第3の還流ダイオードD3、第4の還流ダイオードD4、第5の還流ダイオードD5、第6の還流ダイオードD6及び第7の還流ダイオードD7は、順方向力行時の制御から順方向回生時の制御への切り替えをスムーズに行い、キャパシタCに回生電力を効率的に蓄積することに寄与する。
同様に、第2実施形態のモータ駆動装置20においても、第5の還流ダイオードD5及び第6の還流ダイオードD6は、順方向力行時の制御から順方向回生時の制御への切り替えをスムーズに行い、キャパシタCに回生電力を効率的に蓄積することに寄与する。
順方向力行時の制御から順方向回生時の制御への切り替えが行われる場合は、まず、第4のスイッチ素子TR4の状態がオフ状態にされる。これにより、第1の電位点VDDから、第1のダイオードD11、第1のスイッチ素子TR1、第1の出力点OP1、モータM、第2の出力点OP2、第6の還流ダイオードD6、及びキャパシタCを経由して、第1の電位点VDDに向かう電流が流れる。また、キャパシタCは、当該電流により充電される。これにより、キャパシタCに回生電力が蓄積される。
続いて、第2のスイッチ素子TR2の状態がオン状態にされる。これにより、第1の電位点VDDから、第2のダイオードD12、第2の出力点OP2、モータM、第1の出力点OP1、第5の還流ダイオードD5、及びキャパシタCを経由して、第1の電位点VDDに向かう電流I211(図21)が流れる。また、キャパシタCが、電流I211により充電される。これにより、キャパシタCに回生電力が蓄積される。
2.7 第2実施形態の効果
本発明の例示的な第2実施形態の発明によれば、本発明の例示的な第1実施形態の発明と同様に、モータMが生成した回生電力を有効に活用することができる。また、モータMを一時的に高速回転させることができる。また、モータMを駆動する電圧を必要に応じて切り替えることができる。
本発明の例示的な第2実施形態の発明によれば、本発明の例示的な第1実施形態の発明と同様に、モータMが生成した回生電力を有効に活用することができる。また、モータMを一時的に高速回転させることができる。また、モータMを駆動する電圧を必要に応じて切り替えることができる。
加えて、本発明の例示的な第2実施形態の発明によれば、第2のキャパシタ端子Cbがフローティング状態となることを抑制することができる。このため、モータ駆動装置20の動作を安定させることができる。
加えて、本発明の例示的な第2実施形態の発明によれば、スイッチ素子の数を減らすことができる。
3 第1実施形態の第1変形例
図25は、本発明の例示的な第1実施形態の第1変形例のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図25は、本発明の例示的な第1実施形態の第1変形例のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図25に図示される第1実施形態の第1変形例のモータ駆動装置10においては、図1に図示される第1実施形態のモータ駆動装置10から、第1の還流ダイオードD1、第2の還流ダイオードD2、第3の還流ダイオードD3、第4の還流ダイオードD4、第5の還流ダイオードD5、第6の還流ダイオードD6、第7の還流ダイオードD7、第8の還流ダイオードD8及びダイオードD10が省略されている。
図25に図示される第1実施形態の第1変形例のモータ駆動装置10は、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態としない場合に採用することができる。
図25に図示される第1実施形態の第1変形例のモータ駆動装置10は、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態としない点を除いて、図1に図示される第1実施形態のモータ駆動装置10と同様に制御することができる。
4 第1実施形態の第2変形例
図26は、本発明の例示的な第1実施形態の第2変形例のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図26は、本発明の例示的な第1実施形態の第2変形例のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図26に図示される第1実施形態の第2変形例のモータ駆動装置10においては、図1に図示される第1実施形態のモータ駆動装置10から、第1の還流ダイオードD1、第2の還流ダイオードD2、第5の還流ダイオードD5、第6の還流ダイオードD6、第7の還流ダイオードD7、第8の還流ダイオードD8及びダイオードD10が省略されている。
図26に図示される第1実施形態の第2変形例のモータ駆動装置10は、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態としない場合に採用することができる。
図26に図示される第1実施形態の第2変形例のモータ駆動装置10は、第1のスイッチ素子TR1及び第2のスイッチ素子TR2の状態をPWM動作状態とする場合にも採用することができる。第1のスイッチ素子TR1及び第2のスイッチ素子TR2の状態をPWM動作状態とした場合には、第1のスイッチ素子TR1及び第2のスイッチ素子TR2の状態がオフ状態になった際に流れる還流電流を第3の還流ダイオードD3及び第4の還流ダイオードD4に流すことができる。
図26に図示される第1実施形態の第2変形例のモータ駆動装置10は、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態としない点を除いて、図1に図示される第1実施形態のモータ駆動装置10と同様に制御することができる。
図26に図示される第1実施形態の第2変形例のモータ駆動装置10において順方向力行時の制御が行われる場合は、駆動信号DSが、図26に図示されるように、第1のスイッチ素子TR1をPWM動作状態にし、第4のスイッチ素子TR4を連続オン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態を連続オフ状態にする。駆動信号DSが、第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にしてもよい。
5 第1実施形態の第3変形例
図27は、本発明の例示的な第1実施形態の第3変形例のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図27は、本発明の例示的な第1実施形態の第3変形例のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図27に図示される第1実施形態の第3変形例のモータ駆動装置10においては、図1に図示される第1実施形態のモータ駆動装置10から、第3の還流ダイオードD3、第4の還流ダイオードD4、第5の還流ダイオードD5、第6の還流ダイオードD6、第7の還流ダイオードD7及び第8の還流ダイオードD8が省略されている。
図27に図示される第1実施形態の第3変形例のモータ駆動装置10は、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態としない場合に採用することができる。
図27に図示される第1実施形態の第3変形例のモータ駆動装置10は、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態をPWM動作状態とする場合にも採用することができる。第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態をPWM動作状態とした場合には、第3のスイッチ素子TR3及び第4のスイッチ素子TR4の状態がオフ状態になった際に流れる還流電流を第1の還流ダイオードD1及び第2の還流ダイオードD2に流すことができる。
図27に図示される第1実施形態の第3変形例のモータ駆動装置10は、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態としない点を除いて、図1に図示される第1実施形態のモータ駆動装置10と同様に制御することができる。
図27に図示される第1実施形態の第3変形例のモータ駆動装置10において順方向力行時の制御が行われる場合は、駆動信号DSが、図27に図示されるように、第1のスイッチ素子TR1を連続オン状態にし、第4のスイッチ素子TR4をPWM動作状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5、第6のスイッチ素子TR6、第7のスイッチ素子TR7及び第8のスイッチ素子TR8の状態を連続オフ状態にする。駆動信号DSが、第2のスイッチ素子TR2を相補動作状態にしてもよい。
ダイオードD10は、蓄積された回生電力を使用するために第5のスイッチ素子TR5又は第6のスイッチ素子TR6の状態がオン状態とされた場合に第1の電位点VDDに向かう電流が流れることを阻害する。
6 第2実施形態の第1変形例
図28は、本発明の例示的な第2実施形態の第1変形例のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図28は、本発明の例示的な第2実施形態の第1変形例のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図28に図示される第2実施形態の第1変形例のモータ駆動装置20においては、図17に図示される第2実施形態のモータ駆動装置20から、第1の還流ダイオードD1、第2の還流ダイオードD2、第3の還流ダイオードD3、第4の還流ダイオードD4、第5の還流ダイオードD5、第6の還流ダイオードD6、第1のダイオードD11及び第2のダイオードD12が省略されている。
図28に図示される第2実施形態の第1変形例のモータ駆動装置20は、第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態としない場合に採用することができる。
図28に図示される第2実施形態の第1変形例のモータ駆動装置20は第1のスイッチ素子TR1、第2のスイッチ素子TR2、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態としない点を除いて、図17に図示される第2実施形態のモータ駆動装置20と同様に制御することができる。
7 第2実施形態の第2変形例
図29は、本発明の例示的な第2実施形態の第2変形例のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図29は、本発明の例示的な第2実施形態の第2変形例のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図29に図示される第2実施形態の第2変形例のモータ駆動装置20においては、図17に図示される第2実施形態のモータ駆動装置20から、第1の還流ダイオードD1、第2の還流ダイオードD2、第5の還流ダイオードD5、第6の還流ダイオードD6、第1のダイオードD11及び第2のダイオードD12が省略されている。
図29に図示される第2実施形態の第2変形例のモータ駆動装置20は、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態としない場合に採用することができる。
図29に図示される第2実施形態の第2変形例のモータ駆動装置20は、第1のスイッチ素子TR1及び第2のスイッチ素子TR2の状態をPWM動作状態とする場合にも採用することができる。第1のスイッチ素子TR1及び第2のスイッチ素子TR2の状態をPWM動作状態とした場合には、第1のスイッチ素子TR1及び第2のスイッチ素子TR2の状態がオフ状態になった際に流れる還流電流を第3の還流ダイオードD3及び第4の還流ダイオードD4に流すことができる。
図29に図示される第2実施形態の第2変形例のモータ駆動装置20は、第3のスイッチ素子TR3、第4のスイッチ素子TR4、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態をPWM動作状態としない点を除いて図17に図示される第2実施形態のモータ駆動装置20と同様に制御することができる。
図29に図示される第2実施形態の第2変形例のモータ駆動装置20において順方向力行時の制御が行われる場合は、駆動信号DSが、図29に図示されるように、第1のスイッチ素子TR1をPWM動作状態にし、第4のスイッチ素子TR4を連続オン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オフ状態にする。駆動信号DSが、第3のスイッチ素子TR3の状態を相補動作状態にしてもよい。
8 第2実施形態の第3変形例
図30は、本発明の例示的な第2実施形態の第3変形例のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図30は、本発明の例示的な第2実施形態の第3変形例のモータ駆動装置を備えるモータユニットを図示する回路図である。
図30に図示される第2実施形態の第3変形例のモータ駆動装置20においては、図29に図示される第2実施形態の第2変形例のモータ駆動装置20に、第1の還流ダイオードD1、第2の還流ダイオードD2、第1のダイオードD11及び第2のダイオードD12が追加されている。
第1のダイオードD11及び第2のダイオードD12は、回生時に、モータM、第1の出力点OP1、第1のスイッチ素子TR1又は第1の還流ダイオードD1、第2のスイッチ素子TR2又は第2の還流ダイオードD2、及び第2の出力点OP2を循環する電流が流れることを阻害する。
図30に図示される第2実施形態の第3変形例のモータ駆動装置20において順方向力行時の制御が行われる場合は、駆動信号DSが、図30に図示されるように、第1のスイッチ素子TR1をPWM動作状態にし、第4のスイッチ素子TR4を連続オン状態にし、第2のスイッチ素子TR2、第3のスイッチ素子TR3、第5のスイッチ素子TR5及び第6のスイッチ素子TR6の状態を連続オフ状態にする。
9 その他の変形例
第1実施形態において、モータMとして単相ブラシレスモータを使用する場合は、モータMの回転に同期して第1のスイッチ素子TR1、第3のスイッチ素子TR3及び第5のスイッチ素子TR5の動作と、第2のスイッチ素子TR2、第4のスイッチ素子TR4及び第6のスイッチ素子TR6の動作とをそれぞれ入れ替えることにより、モータMを高効率に制御することができる。同じく、第2実施形態においてモータMとして単相ブラシレスモータを使用する場合は、モータMの回転に同期して第1のスイッチ素子TR1、第3のスイッチ素子TR3及び第5のスイッチ素子TR5の動作と、第2のスイッチ素子TR2、第4のスイッチ素子TR4及び第6のスイッチ素子TR6の動作とをそれぞれ入れ替えることにより、モータMを高効率に制御することができる。
第1実施形態において、モータMとして単相ブラシレスモータを使用する場合は、モータMの回転に同期して第1のスイッチ素子TR1、第3のスイッチ素子TR3及び第5のスイッチ素子TR5の動作と、第2のスイッチ素子TR2、第4のスイッチ素子TR4及び第6のスイッチ素子TR6の動作とをそれぞれ入れ替えることにより、モータMを高効率に制御することができる。同じく、第2実施形態においてモータMとして単相ブラシレスモータを使用する場合は、モータMの回転に同期して第1のスイッチ素子TR1、第3のスイッチ素子TR3及び第5のスイッチ素子TR5の動作と、第2のスイッチ素子TR2、第4のスイッチ素子TR4及び第6のスイッチ素子TR6の動作とをそれぞれ入れ替えることにより、モータMを高効率に制御することができる。
また、第1実施形態及び第2実施形態ともに、ここでは2端子のモータMの場合について説明したが、3相以上のモータについても拡張することができる。モータ各相に対し、第1のスイッチ素子TR1、第3のスイッチ素子TR3及び第5のスイッチ素子TR5のように配置される3つのスイッチ素子を設け、モータMの回転に同期して各スイッチ素子のオン状態及びオフ状態を順次決定していくことにより、モータMを高効率に制御することができる。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 モータユニット
10,20 モータ駆動装置
110 制御部
VDD 第1の電位点
G 第2の電位点
OP1 第1の出力点
OP2 第2の出力点
TR1 第1のスイッチ素子
TR2 第2のスイッチ素子
TR3 第3のスイッチ素子
TR4 第4のスイッチ素子
TR5 第5のスイッチ素子
TR6 第6のスイッチ素子
TR7 第7のスイッチ素子
TR8 第8のスイッチ素子
C キャパシタ
M モータ
10,20 モータ駆動装置
110 制御部
VDD 第1の電位点
G 第2の電位点
OP1 第1の出力点
OP2 第2の出力点
TR1 第1のスイッチ素子
TR2 第2のスイッチ素子
TR3 第3のスイッチ素子
TR4 第4のスイッチ素子
TR5 第5のスイッチ素子
TR6 第6のスイッチ素子
TR7 第7のスイッチ素子
TR8 第8のスイッチ素子
C キャパシタ
M モータ
Claims (25)
- 第1の電位を有する第1の電位点と、
前記第1の電位より低い第2の電位を有する第2の電位点と、
モータの第1の給電点に電気的に接続される第1の出力点と、
前記モータの第2の給電点に電気的に接続される第2の出力点と、
前記第1の電位点に電気的に接続される第1の一方の端子と、前記第1の出力点に電気的に接続される第1の他方の端子と、を備え、前記第1の一方の端子と前記第1の他方の端子とが導通するオン状態と前記第1の一方の端子と前記第1の他方の端子とが導通しないオフ状態との間で状態を切り替える第1のスイッチ素子と、
前記第1の電位点に電気的に接続される第2の一方の端子と、前記第2の出力点に電気的に接続される第2の他方の端子と、を備え、前記第2の一方の端子と前記第2の他方の端子とが導通するオン状態と前記第2の一方の端子と前記第2の他方の端子とが導通しないオフ状態との間で状態を切り替える第2のスイッチ素子と、
前記第1の出力点に電気的に接続される第3の一方の端子と、前記第2の電位点に電気的に接続される第3の他方の端子と、を備え、前記第3の一方の端子と前記第3の他方の端子とが導通するオン状態と前記第3の一方の端子と前記第3の他方の端子とが導通しないオフ状態との間で状態を切り替える第3のスイッチ素子と、
前記第2の出力点に電気的に接続される第4の一方の端子と、前記第2の電位点に電気的に接続される第4の他方の端子と、を備え、前記第4の一方の端子と前記第4の他方の端子とが導通するオン状態と前記第4の一方の端子と前記第4の他方の端子とが導通しないオフ状態との間で状態を切り替える第4のスイッチ素子と、
前記第1の出力点に電気的に接続される第5の一方の端子と、第5の他方の端子と、を備え、前記第5の一方の端子と前記第5の他方の端子とが導通するオン状態と前記第5の一方の端子と前記第5の他方の端子とが導通しないオフ状態との間で状態を切り替える第5のスイッチ素子と、
前記第2の出力点に電気的に接続される第6の一方の端子と、第6の他方の端子と、を備え、前記第6の一方の端子と前記第6の他方の端子とが導通するオン状態と前記第6の一方の端子と前記第6の他方の端子とが導通しないオフ状態との間で状態を切り替える第6のスイッチ素子と、
前記第5の他方の端子及び前記第6の他方の端子に電気的に接続される第1のキャパシタ端子と、前記第1の電位点及び前記第2の電位点の少なくとも一方に電気的に接続される第2のキャパシタ端子と、を備えるキャパシタと、
を備えるモータ駆動装置。 - 前記第2のキャパシタ端子に電気的に接続される第7の一方の端子と、前記第1の電位点に電気的に接続される第7の他方の端子と、を備え、前記第7の一方の端子と前記第7の他方の端子とが導通するオン状態と前記第7の一方の端子と前記第7の他方の端子とが導通しないオフ状態との間で状態を切り替える第7のスイッチ素子と、
前記第2のキャパシタ端子に電気的に接続される第8の一方の端子と、前記第2の電位点に電気的に接続される第8の他方の端子と、を備え、前記第8の一方の端子と前記第8の他方の端子とが導通するオン状態と前記第8の一方の端子と前記第8の他方の端子とが導通しないオフ状態との間で状態を切り替える第8のスイッチ素子と、
をさらに備え、
前記第2のキャパシタ端子は、前記第7のスイッチ素子を介して前記第1の電位点に電気的に接続され、前記第8のスイッチ素子を介して前記第2の電位点に電気的に接続される
請求項1のモータ駆動装置。 - 前記第1の電位点に電気的に接続されるアノードと、前記第1の一方の端子及び前記第2の一方の端子の少なくともひとつに電気的に接続されるカソードと、を備えるダイオード
をさらに備え、
前記第1の一方の端子及び前記第2の一方の端子の各々は、前記ダイオードを介して前記第1の電位点に電気的に接続される
請求項2のモータ駆動装置。 - 前記第8のスイッチ素子の状態をオン状態にし、前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子、前記第6のスイッチ素子及び前記第7のスイッチ素子の状態をオフ状態にする駆動信号を前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子、前記第5のスイッチ素子、前記第6のスイッチ素子、前記第7のスイッチ素子及び前記第8のスイッチ素子に入力する制御部
をさらに備える請求項2又は3のモータ駆動装置。 - 前記駆動信号は、前記第4のスイッチ素子及び前記第5のスイッチ素子の少なくとも一方の状態をオン状態にする
請求項4のモータ駆動装置。 - 前記第4のスイッチ素子、前記第5のスイッチ素子及び前記第7のスイッチ素子の状態をオン状態にし、前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子、前記第6のスイッチ素子及び前記第8のスイッチ素子の状態をオフ状態にする駆動信号を前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子、前記第5のスイッチ素子、前記第6のスイッチ素子、前記第7のスイッチ素子及び前記第8のスイッチ素子に入力する制御部
をさらに備える請求項2から5までのいずれかのモータ駆動装置。 - 前記第8のスイッチ素子の状態をオン状態にし、前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子、前記第5のスイッチ素子及び前記第7のスイッチ素子の状態をオフ状態にする駆動信号を前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子、前記第5のスイッチ素子、前記第6のスイッチ素子、前記第7のスイッチ素子及び前記第8のスイッチ素子に入力する制御部
をさらに備える請求項2から6までのいずれかのモータ駆動装置。 - 前記駆動信号は、前記第3のスイッチ素子及び前記第6のスイッチ素子の少なくとも一方の状態をオン状態にする
請求項7のモータ駆動装置。 - 前記第3のスイッチ素子、前記第6のスイッチ素子及び前記第7のスイッチ素子の状態をオン状態にし、前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子、前記第5のスイッチ素子及び前記第8のスイッチ素子の状態をオフ状態にする駆動信号を前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子、前記第5のスイッチ素子、前記第6のスイッチ素子、前記第7のスイッチ素子及び前記第8のスイッチ素子に入力する制御部
をさらに備える請求項2から8までのいずれかのモータ駆動装置。 - 第2のキャパシタ端子は、前記第1の電位点に電気的に接続される
請求項1のモータ駆動装置。 - 前記第1の電位点に電気的に接続される第1のアノードと、前記第1の一方の端子に電気的に接続される第1のカソードと、を備える第1のダイオードと、
前記第1の電位点に電気的に接続される第2のアノードと、前記第2の一方の端子に電気的に接続される第2のカソードと、を備える第2のダイオードと、
をさらに備え、
前記第1の一方の端子は、前記第1のダイオードを介して前記第1の電位点に電気的に接続され、
前記第2の一方の端子は、前記第2のダイオードを介して前記第1の電位点に電気的に接続される
請求項10のモータ駆動装置。 - 前記第2のスイッチ素子の状態をオン状態にし、前記第1のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子及び前記第6のスイッチ素子の状態をオフ状態にする駆動信号を前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子及び前記第6のスイッチ素子に入力する制御部
をさらに備える請求項10又は11のモータ駆動装置。 - 前記駆動信号は、前記第5のスイッチ素子の状態をオン状態にする
請求項12のモータ駆動装置。 - 前記第4のスイッチ素子及び前記第5のスイッチ素子の状態をオン状態にし、前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子及び前記第6のスイッチ素子の状態をオフ状態にする駆動信号を前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子、前記第5のスイッチ素子及び前記第6のスイッチ素子に入力する制御部
をさらに備える請求項10から13までのいずれかのモータ駆動装置。 - 前記第1のキャパシタ端子の電位と前記第2のキャパシタ端子の電位との電位差を検出する電位差検出器
をさらに備える請求項1から14までのいずれかのモータ駆動装置。 - 請求項1から15までのいずれかのモータ駆動装置と、
前記モータと、
を備えるモータユニット。 - 請求項2又は3のモータ駆動装置において、前記第8のスイッチ素子の状態をオン状態にし、前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子、前記第6のスイッチ素子及び前記第7のスイッチ素子の状態をオフ状態にする工程
を備えるモータ駆動装置の制御方法。 - 前記工程は、前記第4のスイッチ素子及び前記第5のスイッチ素子の少なくとも一方の状態をオフ状態にする
請求項17のモータ駆動装置の制御方法。 - 請求項2又は3のモータ駆動装置において、前記第4のスイッチ素子、前記第5のスイッチ素子及び前記第7のスイッチ素子の状態をオン状態にし、前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子、前記第6のスイッチ素子及び前記第8のスイッチ素子の状態をオフ状態にする工程
を備えるモータ駆動装置の制御方法。 - 請求項2又は3のモータ駆動装置において、前記第8のスイッチ素子の状態をオン状態にし、前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子、前記第5のスイッチ素子及び前記第7のスイッチ素子の状態をオフ状態にする工程
を備えるモータ駆動装置の制御方法。 - 前記工程は、前記第3のスイッチ素子及び前記第6のスイッチ素子の少なくとも一方の状態をオン状態にする
請求項20のモータ駆動装置の制御方法。 - 請求項2又は3のモータ駆動装置において、前記第3のスイッチ素子、前記第6のスイッチ素子及び前記第7のスイッチ素子の状態をオン状態にし、前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子、前記第5のスイッチ素子及び前記第8のスイッチ素子の状態をオフ状態にする工程
を備えるモータ駆動装置の制御方法。 - 請求項10又は11のモータ駆動装置において、前記第2のスイッチ素子の状態をオン状態にし、前記第1のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子、前記第4のスイッチ素子及び前記第6のスイッチ素子の状態をオフ状態にする工程
を備えるモータ駆動装置の制御方法。 - 前記工程は、前記第5のスイッチ素子の状態をオン状態にする
請求項23のモータ駆動装置の制御方法。 - 請求項10又は11のモータ駆動装置において、前記第4のスイッチ素子及び前記第5のスイッチ素子の状態をオン状態にし、前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、前記第3のスイッチ素子及び前記第6のスイッチ素子の状態をオフ状態にする工程
を備えるモータ駆動装置の制御方法。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220614 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20221206 |