JP2020162239A - モニタリングモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な回路構成によって外来ノイズの発生を検出する。【解決手段】モニタリングモジュールは、中継端子と、FG端子と、中継端子に生じるサージ電圧の波高値を抑制する抑制素子と、サージ電圧によって発光する発光素子とを備えるサージ抑制部と、発光素子の光の受光状態に基づく第1信号を出力する受光素子と、第1信号を増幅した第2信号を出力する増幅回路を備える増幅部と、第2信号に基づいて導通状態又は非導通状態が選択されるスイッチ素子と、スイッチ素子に接続されスイッチ素子の状態に応じて充放電される時定数回路と、所定の閾値電位が供給される第1端子と時定数回路に接続された第2端子とを備え第1端子と第2端子との電位差に基づく第3信号を出力する比較部と、を備えるパルス時間変換部と、第3信号を記録し、記録した情報を外部機器に出力する制御部と、制御部が出力する情報を出力する出力端子とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、モニタリングモジュールに関する。
従来、電源ラインに侵入する外来ノイズを検出する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2012−104598号公報
しかしながら、上記のような従来技術においては、外来ノイズの発生継続時間が、極めて短時間(例えば100ns程度)である場合に、低性能なサンプリング装置では事象の発生を取りこぼしてしまう場合があった。このような従来技術によると、事象の発生を取りこぼさないようにするためには、サンプリング周期を極めて高速にせざるを得ず、回路構成が複雑になってしまう場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、簡素な回路構成によって外来ノイズの発生を検出することができるモニタリングモジュールを提供することを課題とする。
本発明の一実施形態は、入力電源と電源装置の入力端子とに接続される中継端子と、前記電源装置の基準電位に接続されるFG端子と、前記中継端子に生じるサージ電圧の波高値を抑制する抑制素子と、前記サージ電圧によって発光する発光素子とを備えるサージ抑制部と、前記発光素子の光の受光状態に基づく第1信号を出力する受光素子と、前記第1信号を増幅した第2信号を出力する増幅回路を備える増幅部と、前記第2信号に基づいて導通状態又は非導通状態が選択されるスイッチ素子と、前記スイッチ素子に接続され前記スイッチ素子の状態に応じて充放電される時定数回路と、所定の閾値電位が供給される第1端子と前記時定数回路に接続された第2端子とを備え前記第1端子と前記第2端子との電位差に基づく第3信号を出力する比較部と、を備えるパルス時間変換部と、前記第3信号を記録し、記録した情報を外部機器に出力する制御部と、前記制御部が出力する前記情報を出力する出力端子とを備えるモニタリングモジュールである。
この発明によれば、簡素な回路構成によって外来ノイズの発生を検出することができる。
本実施形態のシステムの一例を示す図である。 本実施形態の増幅部及びパルス時間変換部の回路構成の一例を示す図である。 本実施形態の信号波形の一例を示す図である。 本実施形態のスイッチ素子がオフ状態である場合の回路の状態の一例を示す図である。 本実施形態のスイッチ素子がオン状態である場合の回路の状態の一例を示す図である。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態のシステム1の一例を示す図である。システム1は、モニタ装置10と、入力電源20と、電源装置30と、負荷装置40とを備える。
入力電源20とは、例えば、商用電源(単相100V〜240V、50Hz又は60Hz)である。入力電源20は、例えば、商用電源のコンセント(又はアウトレット)としての電源端子21を備える。この一例において、電源端子21には、第1電源端子21A(例えば、L極の端子)と、第2電源端子21B(例えば、N極の端子)との2つの極性の端子がある。
電源装置30は、例えば、スイッチング電源装置であって、供給される交流電力を直流電力に変換して出力する。電源装置30は、入力側端子31と、出力側端子32とを備える。入力側端子31には、第1入力側端子31A(例えば、L極の端子)と、第2入力側端子31B(例えば、N極の端子)と、入力側FG端子31F(例えば、電源装置30のフレームグランド(FG)の端子)とがある。出力側端子32には、第1出力側端子321(例えば、正極電位の出力端子)と、第2出力側端子322(例えば、負極電位の出力端子)とがある。
負荷装置40とは、例えば、供給される直流電力によって動作する種々の装置である。負荷装置40は、負荷装置端子41を備える。負荷装置端子41には、第1負荷装置端子411(例えば、正極電源端子)と、第2負荷装置端子412(例えば、負極電源端子)とがある。
なお、上述した各端子は、以下の説明において配線が着脱可能であるものとして説明するが、配線が端子にモールドされているものなど着脱不可能であるものであってもよい。
また、本実施形態ではモニタ装置10の監視対象が単相の交流電源である場合について説明するが、これに限られない。例えば、モニタ装置10の監視対象が多相(例えば、三相)の電源であってもよい。この場合、モニタ装置10は、各相間及び各相とFGとの間をそれぞれ監視するように構成されていてもよい。
[モニタ装置10の構成]
モニタ装置10は、モニタリングモジュールとも称し、入力電源20から電源装置30に対して供給される電力の状況を監視する。モニタ装置10は、中継端子11と、FG端子12と、遮光部13と、サージ抑制部130と、増幅部170と、パルス時間変換部180と、制御部190と、計時部191と、表示部192と、通信部193と、出力端子14とを備える。
中継端子11は、入力電源20の電源端子21と、電源装置30の入力側端子31とを接続して、電力の供給を中継する端子である。中継端子11には、第1中継端子11A1と、第2中継端子11A2と、第3中継端子11B1と、第4中継端子11B2とがある。
第1中継端子11A1と、第2中継端子11A2とは互いに電気的に接続されている。第1中継端子11A1には、入力電源20の第1電源端子21Aに接続された配線(例えば、L極配線)が接続される。第2中継端子11A2には、電源装置30の第1入力側端子31Aに接続された配線(例えば、L極配線)が接続される。これにより、入力電源20の第1電源端子21Aと、電源装置30の第1入力側端子31Aとが電気的に接続される。
これと同様に、第3中継端子11B1と、第4中継端子11B2とは互いに電気的に接続されている。第3中継端子11B1には、入力電源20の第2電源端子21Bに接続された配線(例えば、N極配線)が接続される。第4中継端子11B2には、電源装置30の第2入力側端子31Bに接続された配線(例えば、N極配線)が接続される。これにより、入力電源20の第2電源端子21Bと、電源装置30の第2入力側端子31Bとが電気的に接続される。
すなわち、中継端子11は、入力電源20と電源装置30の入力側端子31とに接続される。
FG端子12は、電源装置30の入力側FG端子31Fに接続された配線(例えば、FG配線)が接続される。ここで、電源装置30のフレームグランドは、電源装置30の基準電位のうちの一つである。すなわち、FG端子12は、電源装置30の基準電位に接続される。
サージ抑制部130は、抑制素子140と、発光素子150とを備える。抑制素子140は、例えば、バリスタなどの非直線性抵抗素子を備えており、中継端子11に生じる外来ノイズ(例えば、サージ電圧)の波高値を抑制する。発光素子150は、例えば、絶縁ガスが封入されたサージアレスタであって、抑制素子140に印加されたサージ電圧によってアーク放電が生じることにより発光する。
サージ抑制部130は、入力側端子31の各端子間に配置される。本実施形態の一例では、サージ抑制部130は、第1入力側端子31Aと第2入力側端子31Bとの間(L極−N極間)、第1入力側端子31Aと入力側FG端子31Fとの間(L極−FG間)、第2入力側端子31Bと入力側FG端子31Fとの間(N極−FG間)に、それぞれ配置される。以下の説明において、L極−N極間に配置されるサージ抑制部130を、第1サージ抑制部13ABと、L極−FG間に配置されるサージ抑制部130を、第2サージ抑制部13AFと、N極−FG間に配置されるサージ抑制部130を、第3サージ抑制部13BFとも称する。これら各極を区別しない場合には、サージ抑制部130と総称する。
第1サージ抑制部13ABは、抑制素子140としての第1抑制素子141と、発光素子150としての第1発光素子151とを備える。第2サージ抑制部13AFは、抑制素子140としての第2抑制素子142と、発光素子150としての第2発光素子152とを備える。第3サージ抑制部13BFは、抑制素子140としての第3抑制素子143と、発光素子150としての第3発光素子153とを備える。
上述したように、サージ抑制部130は、L極−N極間、L極−FG間、及びN極−FG間に配置される。すなわち、サージ抑制部130は、電源装置30が備える入力側端子31の各電源端子(例えば、第1入力側端子31A及び第2入力側端子31B)の間、及び入力側端子31の各電源端子とFG端子12との間にそれぞれ配置される。ただし、サージ抑制部130は、必ずしもすべての相間に設ける必要はなく、抑制したい相間又は測定したい相間のみに配設してもよい。
なお、中継端子11とサージ抑制部130との間の配線には、過電流保護用のヒューズ(例えば、第1ヒューズF1及び第2ヒューズF2)が配置されていてもよい。
増幅部170は、受光素子160を備える。受光素子160は、例えば、フォトダイオードを備えており、発光素子150が発する光の受光状態に基づく第1信号S1(例えば、光電流)を出力する。
受光素子160は、上述した発光素子150と一対に配置される。本実施形態の一例の場合、受光素子160には、第1発光素子151となる第1受光素子161と、第2発光素子152と対となる第2受光素子162と、第3発光素子153と対となる第3受光素子163とがある。
遮光部13は、例えば、絶縁性素材で構成される暗箱であって、発光素子150と、当該発光素子150と対にして配置された受光素子160との組に入射する外来光を遮光する。本実施形態の一例の場合、遮光部13には、第1発光素子151及び第1受光素子161の組を遮光する第1遮光部131と、第2発光素子152及び第2受光素子162の組を遮光する第2遮光部132と、第3発光素子153及び第3受光素子163の組を遮光する第3遮光部133とがある。遮光部13を備えることにより、受光素子160は、発光素子150が発する光を受光する際の外乱光の影響を低減することができる。なお、この外乱光には、モニタ装置10の外部から入射する光(例えば、外部光)と、モニタ装置10の内部において発光する光(例えば、内部光)とが含まれる。また、モニタ装置10の内部光には、発光素子150が発する光が含まれる。遮光部13は、外部光だけでなく、他の組の発光素子150が発する内部光の影響をも低減することができる。例えば、第1遮光部131は、第2発光素子152が発する光、及び第3発光素子153が発する光についても遮光する。
[増幅部及びパルス時間変換部の回路構成]
図2は、本実施形態の増幅部170及びパルス時間変換部180の回路構成の一例を示す図である。同図においては、L極−N極間の回路構成を一例にして説明する。L極−FG間の回路構成及びN極−FG間の回路構成は、L極−N極間の回路構成と同様であるため、その説明を省略する。
第3中継端子11B1及び第4中継端子11B2と、第1抑制素子141の一端とが接続される。第1抑制素子141の他端と、第1発光素子151の一端とが接続される。第1発光素子151の他端と、第1中継端子11A1及び第2中継端子11A2とが接続される。
増幅部170は、上述した受光素子160としての第1受光素子161と、増幅回路171とを備える。
第1受光素子161は、第1発光素子151と一対にして配置され、第1発光素子151が発する光を受光して、受光した光の強度に応じた大きさの光電流PC1(第1信号S1)を出力する。
図3は、本実施形態の信号波形の一例を示す図である。第1受光素子161は、第1発光素子151が発する光を受光すると、光電流PC1(第1信号S1)を出力する。第1発光素子151が発する光の継続時間は、サージ電圧の継続時間に依存しており、一般的に非常に短時間(例えば、50ns〜100ns程度)である。
図2に戻り、増幅回路171は、例えば、演算増幅器を備えており、第1入力端子PN1(例えば、非反転入力端子)に第1受光素子161の出力端子が、第2入力端子PI1(例えば、反転入力端子)に基準電位が接続される。増幅回路171は、第1入力端子PN1に供給される第1信号S1を電圧増幅した光検出信号PD1(第2信号S2)を、出力端子PO1から出力する。
パルス時間変換部180は、スイッチ素子181と、時定数回路182と、比較部183とを備える。
スイッチ素子181は、例えば、エミッタ接地されたNPN型トランジスタを備えており、ベース端子に接続された第2信号S2に基づいて、コレクタ端子−エミッタ端子間の導通状態(オン状態)又は非導通状態(オフ状態)が選択される。
時定数回路182は、例えば、抵抗素子R1と容量素子C1とを備えており、スイッチ素子181に接続されスイッチ素子181の状態に応じて充放電される。より具体的には、抵抗素子R1は、一端が電源電位に、他端が容量素子C1の一端に接続される。容量素子C1は、他端が接地電位に接続される。時定数回路182の抵抗素子R1と容量素子C1との接続点PTには、抵抗素子R2を介してスイッチ素子181のコレクタ端子が接続される。
図4は、本実施形態のスイッチ素子181がオフ状態である場合の回路の状態の一例を示す図である。スイッチ素子181がオフ状態である場合、電源配線から抵抗素子R1を介して充電電流Icが流れることにより、容量素子C1は、所定の時定数によって電源電位にまで充電される。
図5は、本実施形態のスイッチ素子181がオン状態である場合の回路の状態の一例を示す図である。スイッチ素子181がオン状態である場合、容量素子C1に充電されている電荷は、抵抗素子R2及びスイッチ素子181を介して接地配線に向けて引き抜かれる(すなわち、放電電流Idが流れる。)。
ここで、抵抗素子R2の抵抗値は、抵抗素子R1の抵抗値に比べて十分小さい値が選定されている。したがって、充電電流Icによる容量素子C1への充電時定数は、放電電流Idによる容量素子C1からの放電時定数に比べて十分に大きい。すなわち、容量素子C1の放電時間は、容量素子C1の充電時間に比べて十分に短い。
図2に戻り、比較部183は、例えば、演算増幅器を備えており、閾値電位Vtを判定基準電位とするコンパレータとして機能する。具体的には、比較部183は、所定の閾値電位Vtが供給される第1入力端子PI2と、時定数回路182に接続された第2入力端子PN2とを備え、第1入力端子PI2と第2入力端子PN2との電位差に基づく第3信号S3を出力端子PO2から出力する。比較部183の閾値電位Vtには、接地電位V0と、電源電位Vdとの間の値が設定されている。
増幅部170及びパルス時間変換部180は、測定対象の発光素子150の数に対応させた回路数にして配置される。
例えば、L極−N極間が測定対象である場合、測定対象の発光素子150は、第1発光素子151の1つである。この場合、増幅部170及びパルス時間変換部180は、第1発光素子151の数(つまり、1)に対応した、少なくとも1回路が配置される。また、L極−N極間、L極−FG間、N極−FG間のそれぞれが測定対象である場合、測定対象の発光素子150は、第1発光素子151〜第3発光素子153の3つである。この場合、増幅部170及びパルス時間変換部180は、発光素子150の数(つまり、3)に対応した、少なくとも3回路は、配置される。
上述では、L極−N極間を測定対象とする場合に配置される増幅部170及びパルス時間変換部180について説明した。L極−FG間及びN極−FG間を測定対象とする場合にも同様に配置されるが、その構成はL極−N極間を測定対象として配置される増幅部170及びパルス時間変換部180と同様であるため、その説明を省略する。
なお、入力電源20及び電源装置30の相数が、単相又は三相のいずれかの場合においても、増幅部170及びパルス時間変換部180は、電源の各相のうち、いずれかを測定対象として配置されればよく、すべての相間を測定対象として配置されなくてもよい。
再び図3を参照してパルス時間変換部180の動作について説明を続ける。
(タイミングt1)サージ電圧が発生していない状態においては、増幅回路171が出力する第1信号S1は、L(ロー;発光なし)である。第1信号S1がLである場合、スイッチ素子181は、オフ状態となり、容量素子C1は、充電電流Icによって充電される。この結果、接続点PTの電位は、電源電位Vdになる。この場合、比較部183は、H(ハイ;発光なし)の第3信号S3を出力する。
(タイミングt2)サージ電圧が発生すると、第1発光素子151が発光する。第1発光素子151が発する光を第1受光素子161が受光すると、増幅回路171が出力する第1信号S1は、LからH(ハイ;発光あり)に変化する。第1信号S1がLからHに変化すると、スイッチ素子181がオン状態に変化し、放電電流Idが流れる。この結果、接続点PTの電位は、接地電位V0にまで降下する。この場合、比較部183は、L(ロー;発光あり)の第3信号S3を出力する。
(タイミングt3)サージ電圧が収束し、第1発光素子151が発光しなくなると、増幅回路171が出力する第1信号S1は、HからLに変化する。第1信号S1がHからLに変化すると、スイッチ素子181がオフ状態に変化し、充電電流Icが流れる。
(タイミングt3〜t5)この結果、接続点PTの電位は、抵抗素子R1と容量素子C1とに基づく時定数によって、電源電位Vdにまで徐々に上昇する。この場合、比較部183は、接続点PTの電位が閾値電位Vtを超えるまでの間、Lの第3信号S3を出力し、接続点PTの電位が閾値電位Vtを超えると、Hの第3信号S3を出力する。
つまり、パルス時間変換部180は、サージ電圧が発生していないことを第2信号S2が示す場合には、時定数回路182の容量素子C1を充電し、サージ電圧が発生したことを第2信号S2が示す場合には、時定数回路182の容量素子C1を放電する。
ここで、抵抗素子R1と容量素子C1とに基づく充電時定数は、容量素子C1の充電による接続点PTの電位が、接地電位V0から閾値電位Vtにまで上昇する時間(同図に示すタイミングt3〜t4の時間)が、所定の時間(例えば、10ms)になるように設定されている。この所定の時間(例えば、10ms)は、サージ電圧による発光時間(タイミングt2〜t3の時間。例えば、50ns〜100ns)の10万倍から20万倍程度の長さである。つまり、パルス時間変換部180は、サージ電圧による発光パルス時間幅を10万倍程度の倍率で拡大変換する。
なお、ここでいう50nsとは、電源評価標準のノイズシミュレーション試験の規格値の最小値でもある。
パルス時間変換部180は、上述のようにして生成した第3信号S3を制御部190に対して出力する。
図1に戻り、制御部190は、例えば、マイクロコンピュータを備えており、所定のサンプリング周期(例えば、8ms周期)によって第3信号S3を記録し、記録した情報を外部機器50に出力する。具体的には、制御部190は、サンプリング周期ごとに、計時部191が出力する日時情報を取得し、取得した日時情報と、第3信号S3の取得結果とを対応付けて(いわゆる、タイムスタンプを付して)、不図示の記憶部にサージ電圧の発生履歴として記憶させる。
なお、制御部190は、第3信号S3がHを示す場合には第3信号S3を記憶させず、第3信号S3がLを示す場合には第3信号S3を記憶させる構成であってもよい。
制御部190は、記憶させた情報を、外部機器50の要求に応じて(又は、定期的に)、通信部193を介して出力端子14に出力する。
出力端子14は、制御部190が出力する情報を外部機器50に対して出力する。
なお、モニタ装置10が表示部192を備えている場合には、制御部190は、記憶させた情報を表示部192に出力し、表示させてもよい。
外部機器50は、例えば、パーソナルコンピュータ等の機器であり、取得した情報を提示する。
[実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態のモニタ装置10は、増幅部170が高速光検出回路として機能し、パルス時間変換部180が光電流のパルス幅の拡大変換を行うパルス時間変換回路として機能する。このように構成されたモニタ装置10によれば、制御部190による第3信号S3のサンプリング間隔が比較的長い場合(例えば、8ms周期)であったとしても、サージ電圧の発生を取りこぼすことなく記録することができる。
一般に、ある事象についてサンプリングする場合に、事象の発生継続時間に応じてサンプリング周期を十分に短くすることにより、取りこぼしなくサンプリングすることが可能である。しかしながら、本実施形態のモニタ装置10の監視対象の事象(すなわち、サージ電圧)のように発生継続時間が極めて短時間(例えば、50ns〜100ns程度)である場合に、この事象を取りこぼしなくサンプリングするためには、極めて高性能なサンプリング装置が必要になる。
一方、本実施形態のモニタ装置10によれば、比較的簡易な回路構成によって光電流のパルス幅の拡大変換を行うことができる。このため、本実施形態のモニタ装置10によれば、制御部190のサンプリング性能を高める必要がなく、回路を簡易かつ安価に構成することができる。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。上述した各実施形態に記載の構成を組み合わせてもよい。
なお、上記の実施形態における各装置が備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。
なお、モニタ装置10は、制御部190がメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、制御部190の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
1…システム、10…モニタ装置、11…中継端子、12…FG端子、13…遮光部、14…出力端子、20…入力電源、30…電源装置、40…負荷装置、50…外部機器、130…サージ抑制部、140…抑制素子、150…発光素子、160…受光素子、170…増幅部、180…パルス時間変換部、190…制御部

Claims (4)

  1. 入力電源と電源装置の入力端子とに接続される中継端子と、
    前記電源装置の基準電位に接続されるFG端子と、
    前記中継端子に生じるサージ電圧の波高値を抑制する抑制素子と、前記サージ電圧によって発光する発光素子とを備えるサージ抑制部と、
    前記発光素子の光の受光状態に基づく第1信号を出力する受光素子と、前記第1信号を増幅した第2信号を出力する増幅回路を備える増幅部と、
    前記第2信号に基づいて導通状態又は非導通状態が選択されるスイッチ素子と、前記スイッチ素子に接続され前記スイッチ素子の状態に応じて充放電される時定数回路と、所定の閾値電位が供給される第1端子と前記時定数回路に接続された第2端子とを備え前記第1端子と前記第2端子との電位差に基づく第3信号を出力する比較部と、を備えるパルス時間変換部と、
    前記第3信号を記録し、記録した情報を外部機器に出力する制御部と、
    前記制御部が出力する前記情報を出力する出力端子と、
    を備えるモニタリングモジュール。
  2. 前記時定数回路は、容量素子を備え、
    前記パルス時間変換部は、
    前記サージ電圧が発生していないこと前記第2信号が示す場合には、前記時定数回路の前記容量素子を充電し、
    前記サージ電圧が発生したことを前記第2信号が示す場合には、前記時定数回路の前記容量素子を放電する
    請求項1に記載のモニタリングモジュール。
  3. 前記サージ抑制部は、前記電源装置が備える電源端子の相互間、及び前記電源端子のそれぞれと前記FG端子との間に配置される
    請求項1又は請求項2に記載のモニタリングモジュール。
  4. 前記発光素子と、当該発光素子と対にして配置された受光素子との組に入射する外来光を遮光する遮光部
    をさらに備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のモニタリングモジュール。
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