JP2020161294A - コネクタのロック構造およびコネクタのロック解除治具 - Google Patents

コネクタのロック構造およびコネクタのロック解除治具 Download PDF

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Abstract

【課題】鍵を使用することなく、コネクタの開口を塞いで不正アクセスを防止する。【解決手段】電子機器を収容する筐体20を貫通する開口部20aの内側には、第1のコネクタ10が設けられている。第1のコネクタ10は、電子機器に接続された第1の配線基板10aと、第1の連結部10bとを有する。第2のコネクタ1は、前記開口部20aの輪郭より僅かに小さい輪郭を有して、第1のコネクタに連結された状態で前記開口部20aに押し込まれる蓋体1aを有する。蓋体1aの内側には、開口部20aと交差する方向への移動によって第1の連結部10bに連結される第2の連結部1bを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタのロック構造、コネクタのロック解除治具、およびロック装置に関する。
電子機器と他の電子機器との接続に使用されるコネクタとして、USB(登録商標)(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface 登録商標)等の規格に基づくものが知られている。このコネクタは、電子機器の筐体の開口部ら外部を臨む位置に設けられていることから、開口部を介してコネクタに外部機器のコネクタを接続することにより、筐体内部の基板(電子機器の本体)へのアクセスが可能となる。
このような電子機器への外部からの不正アクセスを防止に関連する技術として、特許文献1、2、3に記載された構造がある。
特許文献1には、USBポートに挿入される挿入ケースから突出するロック爪をUSBポートの内部に係合させ、このロック状態を挿入ケース側のシリンダー状によって保持する構造が開示されている。
特許文献2には、USBポートに挿入されて、爪を引っ掛けることにより蓋をした状態で固定されるロック機構が開示されている。
特許文献3には、コネクタに差し込んだ状態で固定することにより、コネクタへの接続を規制するセキュリティ装置が開示されている。
特開2017−228015号公報 登録実用新案第3135047号公報 特開2010−027379号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたロック機構は、シリンダー錠という複雑な機構を必要とするため、ロックを解除するには鍵を回すという面倒な操作を必要とする。
また特許文献2に記載されたロック機構は、取り外しに際し、先端が特殊な形状に加工された治具を必要とする。
また特許文献3に記載されたセキュリティ装置は、特殊な形状を備えた解錠具の把持部を回すという面倒な操作を必要とする。
さらに、特許文献1〜3のいずれの機構、方式においても、ロックに必要な部材が機器から突出しているため、例えば、携帯型の電子機器に用いた場合、ロック機構を構成する部材が機器の筐体から突出することとなり、携帯中に破損してロックが解除され、あるいは、ロック解除が不能になることがあり得る。
この発明は、上記課題を解決することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第1態様にかかるロック構造は、電子機器を収容する筐体を貫通する開口部の内側に設けられ、前記電子機器に接続された第1の導体電極と、第1の連結部と、を有する第1のコネクタと、前記開口部と交差する方向への移動によって第1の連結部に着脱可能に連結される第2の連結部を有する第2のコネクタとを有し、前記第1のコネクタの第1の連結部は、前記第2のコネクタの第2の連結部の移動軌跡と平面視で重なる位置に設けられ、前記第2のコネクタは、前記第1のコネクタに連結された状態で前記開口部の内側に配置される蓋体を有し、この蓋体には、前記開口部と交差する方向から見て、前記第1の連結部と重ならない位置に前記第2の連結部と、弾性変形によって、前記第2の連結部を前記第1の連結部と重なる位置へ付勢する弾性部材とが設けられたことを特徴とする。
また本発明の第2態様にかかるロック装置は、電子機器を収容する筐体を貫通する開口部の内側に設けられ、前記電子機器に接続された第1の導体電極と、第1の連結部と、を有する第1のコネクタに接続され、前記開口部と交差する方向への移動によって前記第1の連結部に着脱可能に連結される第2の連結部を有し、前記第1のコネクタに連結された状態で前記開口部の内側に配置される蓋体と、この蓋体の、前記開口部と交差する方向から見て、前記第1の連結部と重ならない位置に配置された第2の連結部と、弾性変形によって、前記第2の連結部を前記第1の連結部と重なる位置へ付勢する弾性部材と、を有し、 前記第2のコネクタの第2の連結部の移動軌跡は、前記第1のコネクタの第1の連結部と平面視で重なる位置にあることを特徴とする。
本発明によれば、電子機器の筐体のコネクタが設けられた開口部への外部からのアクセスを防止することができる。
本発明のコネクタのロック構造の最小構成例を示すもので、(a)は要部の拡大斜視図、(b)は、第2コネクタの要部の拡大斜視図、(c)は第1のコネクタと第2のコネクタとの非ロック状態の平面図、(d)は第1のコネクタと第2のコネクタとのロック状態の平面図である。 本発明のコネクタのロック構造の第1実施形態を示すもので、(a)は要部の拡大斜視図、(b)は、第2コネクタの要部の拡大斜視図。 (a)は、本発明の第1実施形態のキャップ挿入前の状態の斜視図、(b)は挿入後の状態の斜視図である。 (a)は、本発明の第1実施形態のキャップ挿入前の状態の斜視図、(b)は、キャップ挿入直後の状態の斜視図、(c)はキャップ挿入後、ロックされた状態の斜視図である。 (a1)は、図4(a)に対応する状態の側面図、(a2)は(a1)のA−A線に沿う矢視図、(b1)は、図4(b)に対応する状態の側面図、(b2)は(b1)のB―B線に沿う矢視図、(c1)は、図4(c)に対応する状態の側面図、(c2)は(c1)のC―C線に沿う矢視図である。 (d1)は、図4(a)に対応する状態の平面図、(d2)は(d1)のD−D線に沿う矢視図、(e1)は、図4(b)に対応する状態の平面図、(e2)は(e1)のE―E線に沿う矢視図、(f1)は、図4(c)に対応する状態の平面図、(f2)は(f1)のF―F線に沿う矢視図である。 (a)はロック解除治具挿入前の状態の斜視図、(b)はロック解除治具挿入状態の斜視図、(c)はキャップ取り外し状態の斜視図である。 (g1)は、図7(a)に対応する状態の平面図、(g2)は(g1)のG−G線に沿う矢視図、(h1)は、図7(b)に対応する状態の平面図、(h2)は(h1)のH―H線に沿う矢視図、(j1)は、図7(c)に対応する状態の平面図、(j2)は(j1)のJ―J線に沿う矢視図である。 (k1)は、図7(a)に対応する状態の側面図、(k2)は(k1)のK−K線に沿う矢視図である。
図1を参照して、本発明にかかるロック構造およびこれを用いたロック装置の最小構成例について説明する。
図示しない電子機器を収容する筐体20を貫通する開口部20aの内側には、第1のコネクタ10が設けられている。この第1のコネクタ10は、前記電子機器に接続された第1の配線基板10aと、第1の連結部10bとを有する。この第1の連結部10bは、凸部10cと切欠部10dとを有する。
前記第1のコネクタ10には、ロック装置としての第2のコネクタ1が接続されている。この第2のコネクタ1は、前記開口部20aの輪郭より僅かに小さい輪郭を有し、前記第1のコネクタに連結された状態で前記開口部20aに押し込まれて、その内側に配置される蓋体1aを有する。この蓋体1aは、その内側(挿入方向前方側)に、前記開口部20aと交差する方向への移動によって第1の連結部10bに着脱可能に連結される、第2の連結部1bを有する。
前記第1のコネクタ10の第1の連結部10bは、前記第2のコネクタ1の第2の連結部1bの移動軌跡(開口部20aと交差する方向へ移動する際の移動軌跡)と平面視で重なる位置に設けられている。
前記第2のコネクタ1の蓋体1aは、前記開口部20aと交差する方向から見て、前記第1の連結部10bと重ならない位置に前記第2の連結部1bを有するとともに、弾性変形によって、前記第2の連結部1bを前記第1の連結部10bと重なる位置へ付勢する弾性部材1eを有する。
上記構成のコネクタのロック構造にあっては、第1のコネクタ10と第2のコネクタ1とを接続するために、第2のコネクタ1を開口部20aへ挿入する。続いて、第2のコネクタ1の第2の連結部1bが第1のコネクタ10の第1の第1の配線基板10aの両側の第1の連結部10bの直上の位置(図1(c)に示す)に達するまで、第2のコネクタ1を押し込むと、弾性部材1eが下方へ弾性変形し、前記第2の連結部1bを前記第1の連結部10bと重なる位置から下方の位置(図1(d)に示す)へ押し下げて、第1の連結部10bの凸部10c、切欠部10dのすくなくともいずれかに噛み合って、図1(c)(d)の左右方向、特に、第2のコネクタ1を筐体20から引き抜く方向への移動を規制する。
このとき、蓋体1aが開口部20aの内側(詳細には、筐体20を構成する板金の表面と面一、あるいは、表面より僅かに引っ込んだ位置)にあるため、蓋体1aを引き出す方向へつかむ、あるいは引っかけて開口部20aを開放し、第1のコネクタ10を外部から臨むこと、さらには押し、引き、等何らかのアクセスをすることが困難な状態になる。なお蓋体1aは、開口部20aを塞ぎ、かつ、外部からこじ開ける等の外力を受けても変形し難く、しかも、アーム部1bが破損、分離しない程度の強度を持つことができる強度を担保することができる限り、厚さを薄くして、できるだけ、開口部20aの内側に引っ込むよう構成することが望ましい。
図2〜図7を参照して本発明の第1実施形態を説明する。なお、図2〜図7において図1と共通の構成要素には同一符号を付し、説明を簡略化する。
図2(a)に示すように、ロック装置として使用される第2のコネクタとしてのキャップ1は、第1のコネクタとしてのUSBポート10(Universal Serial Bus規格のポート)に開口部20aから挿入される。前記第2のコネクタとしてのキャップ1は、前記開口部20aより小さな輪郭を有する(例えば、十分に余裕のあるマイナスの寸法公差とされた外形寸法を有する)蓋体1aを有する。なお図2〜図6においては、前記USBポート10として、内部に基板等が収容された筒状の金属製のシェル10eが図示されている。
図2(b)は、キャップ1の形状の理解を容易にすべく、弾性部材1eを省略し、拡大して要部のみを示す。
この蓋体1aは、その両端に、幅方向に相互に間隔をおいて、2つの第2の連結部としてのアーム部1bを有する。2つのアーム部1bの先端は、それぞれ凸部1cと平面部1dとを有する。前記凸部1cは、アーム部1bの先端の上側に設けられ、前記平面部1dは、アーム部1bの先端の下側に設けられている。図2において、下側とは、弾性部材1eの変形によりキャップ1が付勢されて押される方向であり、上側とは、変形した弾性部材1eにより押し戻される方向である。
前記蓋体1aは、前記アーム部1bの間に上下方向へ弾性変形可能な二つの弾性部材1eを有する。この弾性部材1eは、図示のような湾曲状に成型された板バネにより構成されている。また前記弾性部材1eは、前記キャップ1を上下方向へできるだけ直線的に移動させるべく、対称配置にて一対設けられている。すなわち、直線的な、首振り等の動きができるだけ小さい移動により、部材の内面に引っ掛かることを回避するために複数設けられている。
また前記蓋体1aは、蓋体1aを厚さ方向(第1のコネクタ10へ挿抜する方向)へ貫通する切欠部1fを有する。
図3(a)は、キャップ1を取り付ける前のUSBポート10を示すものである。
このUSBポート10へキャップ1を挿入すると、アーム部1bがUSBポート10内部の配線基板10aの上を通過して内部へ侵入する。この時、アーム部1bの凸部1cが上方に位置し、平面部1dが下方に位置しているため、アーム部1bの移動が配線基板10aとの接触により妨げられることなく、容易に挿入することができる。
その後、弾性部材1eがUSBポート10のシェル10eの内面(あるいは開口部20aの内周面)との接触により下方へ押し下げられて、図3(b)に示すように、開口部20aの下部内周に押し付けられた状態となる。
図4、5、6を参照して、前記キャップ1の挿入に際してのキャップ1の各部とUSBポート10の各部との動作をより詳細に説明する。
図5と図6にUSBポート10の内部断面を示す。USBポート10は周囲を筒状のシェル10eで覆われ、USBポート10の内部には図示しないUSBプラグ(USBケーブルの先端に設けられ、電子機器と他の電子機器とを接続すべく本来接続すべきコネクタ)と電気的に接続するための接点部が設けられた配線基板10aが収容されている。配線基板10aの両端の側面には、USBプラグとロック嵌合するための凸部10cと切欠部10dとが形成されている。
図4(a)、図5(a1)(a2)に示すように、キャップ1を水平方向からUSBポート10に向け、挿入の準備をする。
図4(b)、図5(b1)(b2)に示すように、キャップ1を水平方向からUSBポート10に挿入する。この状態では、キャップ1を操作者が手指で保持しているため、まだ弾性部材1eの弾性力が作用することがなく、キャップ1は上側に配置されている。キャップ1が上側にある状態では、アーム部1bの平面部1dが配線基板10aの両側と干渉することがなく、通過することができる。すなわち、USBポート10の内部に設けられた配線基板10aの凸部10cとキャップ1の凸部1cは上下にずれた位置関係(開口部と直交する方向から見てずれた位置関係)にあり、配線基板10aの凸部10cとキャップ1の凸部1cとが干渉することなく差し込まれていく。さらに、この差し込みに伴う移動に際し、キャップ1に設けられた弾性部材1eは、USBポート10のシェル10eと干渉するため、キャップ1の弾性部材1eが変形しながら差し込まれて行く。
上記の差し込みの操作により、図4(c)、図5(c1)(c2)に示すように、キャップ1がUSBポート10差し込まれたロック状態となる。
すなわち、図5(b1)(b2)、図6(e1)(e2)に示すように、キャップ1がUSBポート10へ完全に差し込まれた状態で、キャップ1から操作者が手指を放すと、USBポート10のシェル10eと干渉していたキャップ1の弾性部材1eが弾性変形から復元し、その反発によりキャップ1が下方へ移動し、図5(c1)(c2)、図6(f1)(f2)に示すような位置でキャップ1が固定される。
この動作の際は、図5(c)に示すようにキャップ1の凸部1cがUSBポート10の切欠部10dに収容される。キャップ1は凸部1cとUSBポート10の凸部10cでロックされ、キャップ1が容易に外れない状態になる。
上記キャップ1の差し込み動作を要約して再度説明すると、キャップ1を差し込む際は、キャップ1の凸部1cがUSBポート10の配線基板10aの上を通過し、図5(b1)(b2)に示すように、USBポート10の凸部10cの部分では、キャップ1の平面部1dの部分が通過するため、干渉することなく、キャップ1の差し込みが可能である。そして、操作者が保持していたキャップ1から手指を離すと、図4(c)、図5(c1)(c2)の状態で、キャップ1は弾性部材1eにより下方へ移動し、キャップ1の凸部1cとUSBポート10の凸部10cとが噛み合ってロックされる。
次いで、図7により、第1実施形態のキャップ1を取り外す際に使用する治具2について説明する。
図7(a)に示すように、治具2の先端には、幅方向へ所定の相互間隔をおいて、複数のフック部2aが設けられている。このフック部2aは、先端が先細り状に形成されていて、全体の高さ(厚さ)は、開口部20aに挿入可能な程度に小さく設定されている。またフック部2aの先端には、狭隘な隙間へ侵入して後続部分の挿入を容易にするための傾斜面2bが形成されている。
筐体20へ組み込まれたUSBポート10からキャップ1を取り外す操作について説明する。
前記キャップ1を取り外す際には、図7(a)に示すように治具2を準備する。この治具2をキャップ1の切欠部1fへ水平に差し込み、奥まで差し込んだ後、治具2を水平に引き抜く操作によってUSBポート10からキャップ1を取り外すことができる。
図7(b)は治具2を奥まで差し込んだ状態、図7(c)は、その後、治具2を引き抜き、治具2の先端にキャップ1が連結されて一体に引き抜かれた状態を示している。
図8(g1)(g2)と図8(h1)(h2)とは治具2を差し込んでいく様子を上から見た図と断面図、図8(j1)(j2)は治具2を奥まで差し込んだ状態を上から見た図と断面図である。図9は図8(j1)(j2)の状態を横から見た図と断面図である。
装置20へ組み込まれたUSBポート10からキャップ1を取り外す動作の詳細を説明する。治具2の先端に設けられたフック部2aをキャップ1の切欠部1fに差し込んでいく。図7(a)から図7(b)の状態になる。この動作の際は、フック部2aによりキャップ1が上方に持ち上げられていき、図8(h1)(h2)から図8(j1)(j2)の状態になる。キャップが持ち上げられることで、キャップ1の凸部1cがUSBポート10の配線基板10aの上に位置する。この状態では、キャップ1の平面部1dが上の位置にあるため、キャップ1を引き出すためにキャップ1の凸部1cとUSBポート10の凸部10cとが干渉することなく、容易にキャップ1を取り外すことができる。また前記治具2のフック部2aは、キャップ1へ奥まで差し込むことにより弾性変形しながらキャップ1の蓋体1aに引っ掛かって一体に連結され、治具2を引き抜く操作とともにキャップ1が一体に引き抜かれる。すなわち、図9(k1)(k2)に示すように、治具2のフック部2aは、キャップ1の切欠部1fの内側に引っ掛かり、治具2を引き抜く操作とともに、キャップ1を第1のUSBポート10から引き抜くことができる。すなわち、キャップ1を引き抜くことにより、ロックが解除されて開口部20aを外部から臨むことができることとなり、USBコネクタ等の接続が可能になる。
以上説明したように、第1実施形態にあっては、キャップ1の凸部1cとUSBポート10の凸部10cとが噛み合ってロック固定されることで、キャップ1の蓋体1aがUSBポート10の開口部20aを塞いだ状態で容易に脱落しないように維持することができる。
また、キャップ1が脱落しにくい構成にも関わらず、治具2を水平動作させるだけでキャップ1を容易に取り外すことが可能である。
なお、キャップの形状は実施形態に限定されるものではなく、開口部の形状に応じて適宜変更しても良いのはもちろんである。またキャップ側のアーム部に形成される凸部、平面部、および、これらに対応するUSBポート側の凸部、切欠部の形状は、互いに引き抜く際に引っ掛かることができれば、適宜変更しても良い。
さらに本発明は、USBポートのみならず、他の規格のコネクタの不正アクセス防止にも適用することができるのはもちろんである。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、USBポート等のコネクタのロックに利用することができる。
1 第2のコネクタ(キャップ)
1a 蓋体
1b 第2の連結部(アーム部)
1c 凸部
1d 平面部
1e 弾性部材
1f 切欠部
2 治具
2a フック部
2b 傾斜面
10 第1のコネクタ(USBポート)
10a 第1の導体電極(配線基板)
10b 第1の連結部
10c 凸部
10d 切欠部
10e シェル
20 筐体
20a 開口部

Claims (6)

  1. 電子機器を収容する筐体を貫通する開口部の内側に設けられ、前記電子機器に接続された第1の導体電極と、第1の連結部と、を有する第1のコネクタと、
    この第1のコネクタに接続され、前記開口部と交差する方向への移動によって前記第1の連結部に着脱可能に連結される第2の連結部と、を有する第2のコネクタと、
    を有し、
    前記第1のコネクタの第1の連結部は、前記第2のコネクタの第2の連結部の移動軌跡と平面視で重なる位置に設けられ、
    前記第2のコネクタは、前記第1のコネクタに連結された状態で前記開口部の内側に配置される蓋体を有し、
    この蓋体には、前記開口部と交差する方向から見て、前記第1の連結部と重ならない位置に前記第2の連結部と、
    弾性変形によって、前記第2の連結部を前記第1の連結部と重なる位置へ付勢する弾性部材とが設けられた、
    コネクタのロック構造。
  2. 前記第1の連結部は、前記第2のコネクタの移動方向と交差する方向へ突出する第1の凸部を有し、
    前記第2の連結部は、平面視で、前記第1の凸部と重なる移動軌跡を有する第2の凸部を有する、
    請求項1に記載のコネクタのロック構造。
  3. 前記第1の連結部と第2の連結部とは、前記弾性部材の弾性変形方向に位置を互いに位置ずらして配置された、
    請求項1または2のいずれか1項に記載のコネクタのロック構造。
  4. 前記蓋体は、前記開口部の内周の輪郭より小さい輪郭であって、前記開口部が形成された筐体の厚さより小さい厚さを有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタのロック構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のコネクタのロック構造に使用され、
    前記蓋体と前記開口部との間に挿入され、前記弾性部材の弾性力に抗して前記蓋体を移動させる傾斜面を有するロック解除治具。
  6. 電子機器を収容する筐体を貫通する開口部の内側に設けられ、前記電子機器に接続された第1の導体電極と、第1の連結部と、を有する第1のコネクタに接続され、前記開口部と交差する方向への移動によって前記第1の連結部に着脱可能に連結される第2の連結部を有し、
    前記第1のコネクタに連結された状態で前記開口部の内側に配置される蓋体と、
    この蓋体の、前記開口部と交差する方向から見て、前記第1の連結部と重ならない位置に配置された第2の連結部と、
    弾性変形によって、前記第2の連結部を前記第1の連結部と重なる位置へ付勢する弾性部材と、を有し、
    前記第2のコネクタの第2の連結部の移動軌跡は、前記第1のコネクタの第1の連結部と平面視で重なる位置にある、
    コネクタのロック装置。
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