JP2020160507A - 生産管理システムおよびコンピュータプログラム - Google Patents

生産管理システムおよびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020160507A
JP2020160507A JP2019056080A JP2019056080A JP2020160507A JP 2020160507 A JP2020160507 A JP 2020160507A JP 2019056080 A JP2019056080 A JP 2019056080A JP 2019056080 A JP2019056080 A JP 2019056080A JP 2020160507 A JP2020160507 A JP 2020160507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
worker
terminal
work process
work
administrator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019056080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7265393B2 (ja
Inventor
沙智恵 塩見
Sachie Shiomi
沙智恵 塩見
喬晃 村山
Takaaki Murayama
喬晃 村山
森 隆弘
Takahiro Mori
隆弘 森
良 今西
Makoto Imanishi
良 今西
昌三 杉本
Shozo Sugimoto
昌三 杉本
文子 真田
Fumiko Sanada
文子 真田
智之 秋山
Tomoyuki Akiyama
智之 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINMAYWA SOFT TECHNOLOGIES Ltd
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
SHINMAYWA SOFT TECHNOLOGIES Ltd
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINMAYWA SOFT TECHNOLOGIES Ltd, Shin Meiva Industry Ltd filed Critical SHINMAYWA SOFT TECHNOLOGIES Ltd
Priority to JP2019056080A priority Critical patent/JP7265393B2/ja
Publication of JP2020160507A publication Critical patent/JP2020160507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7265393B2 publication Critical patent/JP7265393B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】作業工程の進捗管理および品質管理を行うことができる生産管理システムを提供する。【解決手段】生産管理システム1は、作業者端末40の表示装置43に作業者が行う作業工程の情報を含む作業工程画像を表示させる作業者端末表示部42Cと、複数の作業者の作業工程の進捗状況を表す進捗表示画像を管理者端末30の表示装置33に表示させる管理者端末表示部32Cと、管理者が管理者端末30に作業工程の変更を入力すると、変更後の作業工程を表示するように前記作業工程画像を更新する画像更新部42Fと、品質管理ルールを記憶するサーバ20と、作業者が行う作業工程が前記品質管理ルールに適合しているか否かを判定する判定部32D,42Dと、前記品質管理ルールに適合していないと判定されると管理者端末30または作業者端末40の表示装置33,43に警告を表示させる警告表示部32E,42Eと、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、生産管理システムおよびコンピュータプログラムに関する。
工場などの製造現場では、製造工程を複数の作業工程に分け、それら作業工程を多数の作業者が分担して行うことにより、製品が生産される。生産効率の向上のためには、複数の場所で作業を同時に進行させると共に、各場所において一連の工程を遅滞なく進めることが重要となる。
従来から、複数の作業者による作業の進捗状況を管理する管理システムが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。例えば、特許文献1には、複数の作業者による作業の進行状況を表す進行状況表を管理者の端末のディスプレイに表示させ、各作業者の作業の遅延を容易に把握できるようにした管理システムが記載されている。管理者は、このような進行状況表を見ることにより、例えば、作業が早く完了した人に対し、作業の遅れている人を補助するよう指示することができる。その結果、全体の作業効率を向上させることが可能となる。
特開2013−117881号公報 特開2014−48897号公報 特開2018−165916号公報
ところで、一連の多数の工程が同時並行的に行われる製造現場等では、作業者が全ての工程の内容を熟知するのは難しい。一方、作業工程によっては、所定の品質管理ルールに則って行わなければならないものがある。従来の管理システムでは、作業工程の進捗は管理できるが、作業工程が適切な条件の下で行われているかは分からなかった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業工程の進捗管理および品質管理を行うことができる生産管理システムおよびコンピュータプログラムを提供することである。
本発明に係る生産管理システムは、管理者が使用する管理者端末と、複数の作業者の各々が使用する複数の作業者端末と、サーバとを備え、所定の品質管理ルールに則って複数の作業者が複数の作業工程を行うことにより生産される製品の生産を管理する生産管理システムである。前記生産管理システムは、作業者端末に備えられ、作業者端末の表示装置に作業者が行う作業工程の情報を含む作業工程画像を表示させる作業者端末表示部と、作業者端末に備えられ、作業者が作業者端末に各作業工程の開始および終了を入力すると、管理者端末にその開始および終了を示す信号を送信する作業者端末送信部と、管理者端末に備えられ、前記作業者端末送信部からの信号を受け、複数の作業者の作業工程の進捗状況を表す進捗表示画像を管理者端末の表示装置に表示させる管理者端末表示部と、管理者端末に備えられ、管理者が管理者端末に作業工程の変更を入力すると、その変更を示す信号を作業者端末に送信する管理者端末送信部と、作業者端末に備えられ、前記管理者端末送信部からの信号を受けると、変更後の作業工程を表示するように前記作業工程画像を更新する画像更新部と、サーバ、管理者端末、または作業者端末に備えられ、前記品質管理ルールを記憶するルール記憶部と、サーバ、管理者端末、または作業者端末に備えられ、作業者が行う作業工程が前記ルール記憶部に記憶された品質管理ルールに適合しているか否かを判定する判定部と、管理者端末に備えられ、前記品質管理ルールに適合していないと前記判定部が判定すると管理者端末の表示装置に警告を表示させる警告表示部、または、作業者端末に備えられ、前記品質管理ルールに適合していないと前記判定部が判定すると作業者端末の表示装置に警告を表示させる警告表示部と、を備える。
なお、上記警告表示部による警告の表示は、上記判定部の判定後に即座に行ってもよいが、上記判定部の判定後、所定の時間が経過してから行ってもよい。すなわち、上記警告表示部は上記判定部の判定後に警告表示が可能に構成されていればよく、判定と警告表示との間に時間的猶予を持たせてもよい。
上記生産管理システムによれば、管理者端末の表示装置に、複数の作業者の作業工程の進捗状況を表す進捗表示画像が表示される。そのため、管理者は進捗状況を容易に把握することができる。また、上記生産管理システムによれば、一部の作業工程に遅延が生じた場合、管理者が管理者端末に作業工程の変更を入力すると、作業工程画像が更新され、作業者端末の表示装置に変更後の作業工程が表示される。そのため、管理者は進捗状況を見ながら作業工程を容易に組み替え可能であり、作業者は組み替え後の作業工程を正確かつ容易に把握することができる。加えて、上記生産管理システムによれば、作業者が行う作業工程が所定の品質管理ルールに適合しているか否かが判定され、適合していない場合には作業者端末の表示装置または管理者端末の表示装置に警告が表示される。そのため、作業工程が品質管理ルールに適合していない状態のまま進められることが抑制され、作業品質が確保される。このように、上記生産管理システムによれば、作業工程の進捗管理および品質管理を行うことができる。
本発明の好ましい一態様によれば、サーバは、各作業者が行った作業工程の記録が保存される記録保存部を備えている。
上記態様によれば、作業工程の記録を文書によって保管する必要がなく、ペーパレス化を促進することができる。また、サーバに保存された記録を参照することにより、作業工程が適切に行われたか否かを事後的に確認することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、作業者には、工作者と、工作者の作業結果を検査する検査員とが含まれる。前記生産管理システムは、工作者の作業者端末に備えられ、工作者が作業者端末に検査の依頼を入力すると、その依頼を示す信号を検査員の作業者端末に送信する検査依頼送信部と、検査員の作業者端末に備えられ、前記検査依頼送信部からの信号を受け、検査員の作業者端末の表示装置に検査依頼の通知を表示させる検査依頼表示部と、を備えている。
上記態様によれば、工作者から検査員への検査の依頼を迅速かつ正確に行うことができる。これにより、生産効率を向上させることができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記ルール記憶部は、作業工程を行うために必要な作業者の資格を記憶しており、前記判定部は、作業者が当該作業者の行う作業工程に必要な資格を有しているか否かを判定し、前記警告表示部は、作業者が前記資格を有していないと前記判定部が判定すると、当該作業者の作業者端末の表示装置および管理者端末の表示装置の少なくとも一方に警告を表示させる。
上記態様によれば、資格を有していない作業者が作業工程を行ってしまうことを防止することができ、作業品質を確保することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記生産管理システムは、作業者端末または管理者端末に備えられ、作業者が前記資格を有していないと前記判定部が判定すると、前記資格を有する作業者の作業者端末に、監視を依頼する信号を送信する監視依頼送信部と、前記資格を有する作業者の作業者端末に備えられ、前記監視依頼送信部からの信号を受けると、前記資格を有する作業者の作業者端末の表示装置に承認を求める画像を表示させる承認依頼表示部と、を備えている。
上記態様によれば、資格を有していない作業者から資格を有する作業者への監視の依頼を迅速かつ正確に行うことができる。これにより、生産効率を向上させることができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記ルール記憶部は、作業工程に必要な温度または湿度を含む環境条件を記憶しており、前記判定部は、作業者が作業工程を行うときの環境条件が前記ルール記憶部に記憶された環境条件に適合しているか否かを判定し、前記警告表示部は、前記環境条件に適合していないと前記判定部が判定すると、作業者端末の表示装置および管理者端末の表示装置の少なくとも一方に警告を表示させる。
上記態様によれば、予め定められた環境条件に適合しないまま作業工程を実行してしまうことを防止することができ、作業品質を確保することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記ルール記憶部は、作業工程に必要な材料の使用期限を記憶しており、前記判定部は、作業者が作業工程を行うときに使用する材料の使用時期が前記使用期限を超えているか否かを判定し、前記警告表示部は、前記使用期限を越えていると前記判定部が判定すると、作業者端末の表示装置および管理者端末の表示装置の少なくとも一方に警告を表示させる。
上記態様によれば、使用期限が切れた材料を用いて作業工程を実行してしまうことを防止することができ、作業品質を確保することができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記作業工程は、複数の作業を含み、前記作業工程画像は、前記複数の作業の一覧を含む。前記生産管理システムは、作業者端末または管理者端末に備えられ、作業者が作業者端末に追加情報を入力すると、または、管理者が管理者端末に追加情報を入力すると、その追加情報を前記一覧に加えることにより前記作業工程画像を更新する情報追記部を備えている。
上記態様によれば、作業者が現場で気づいた事項や管理者が作業者に伝えたい注意事項などを追記することにより、作業工程に関する情報を随時更新することができる。随時更新される情報を参照しながら作業者が作業工程を行うことにより、作業品質を向上させることができる。また、現場等において注意事項などを記入する書類が不要であり、ペーパレス化を促進することができる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、複数の携帯情報端末および/またはコンピュータを、前記生産管理システムの管理者端末、作業者端末、およびサーバとして機能させるためのコンピュータプログラムである。
本発明によれば、作業工程の進捗管理および品質管理を行うことができる生産管理システムおよびコンピュータプログラムを提供することができる。
実施形態に係る生産管理システムの全体構成図である。 作業情報サーバの構成を示すブロック図である。 管理者端末の構成を示すブロック図である。 作業者端末の構成を示すブロック図である。 管理者端末の表示装置に表示される画像であって、作業工程の一覧を含んだ画像の一例を示す図である。 管理者端末の表示装置に表示される画像であって、スケジュールを立案するときに利用される画像の一例を示す図である。 作業者端末の表示装置に表示される作業工程画像の一例を示す図である。 追加情報が追記された作業工程画像の一部を示す図である。 作業者端末の表示装置に表示される画像であって、作業者の進捗状況を表す画像の一例を示す図である。 管理者端末の表示装置に表示される進捗表示画像の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態に係る生産管理システム1は製品の生産を管理するシステムであり、その製品は所定の品質管理ルールに則って複数の作業者が複数の作業工程を行うことにより生産される。なお、作業工程とは、予め定められたひとまとまりの作業のことである。作業工程は、通常は2つ以上の作業により設定されるが、1つの作業により設定されていてもよい。作業工程は、1人の作業者によって実行されてもよく、1人の作業者の監督の下、複数人の作業者により実行されてもよい。以下の説明では、作業工程は1人の作業者によって実行されるものとする。
図1に示すように、生産管理システム1は、ネットワーク2を介して互いに有線または無線による通信が可能な記録保存サーバ10、作業情報サーバ20、管理者端末30、および作業者端末40により構成されている。
記録保存サーバ10は、各作業者が行った作業工程の記録が保存されるサーバである。なお、サーバとは、サービスを提供するコンピュータのことである。記録保存サーバ10は、本発明に係る「記録保存部」の一例である。記録保存サーバ10に作業工程の記録を保存することにより、記録書類を保管しておく必要がなくなり、ペーパレス化を促進することができる。また、記録保存サーバ10に保存されている記録を参照することにより、既に行われた作業工程の内容を事後的に確認することができる。これにより、作業工程の実行後にも作業工程の品質チェックを行うことができ、作業品質を向上させることができる。
作業情報サーバ20は、作業工程に関する各種の情報が保存されたサーバである。本実施形態では図2に示すように、作業情報サーバ20は、製品に関する各種の図面および参考資料の情報が記憶された図面/参考資料記憶部21と、製品の製造に使用される工具および治具の情報が記憶された工具/治具情報記憶部22と、作業場所の温度および湿度等の環境条件の情報が記憶された環境情報記憶部23と、作業に必要な資格の情報が記憶された資格情報記憶部24と、作業に使用される材料の使用期限の情報が記憶された材料情報記憶部25と、予め順番が決められた作業工程の当該順番の情報が記憶された作業工程情報記憶部26と、を含んでいる。ただし、ここで説明する情報は一例に過ぎない。作業情報サーバ20に保存される情報は何ら限定されるものではない。
管理者端末30は、作業工程を管理する者(管理者)が使用するコンピュータである。図3に示すように、管理者端末30は、入力装置31と、情報処理装置32と、表示装置33とを含んでいる。情報処理装置32は、信号を送信する送信部32A、信号を受信する受信部32B、表示装置33に後述する進捗表示画像等を表示させる表示部32C、後述する判定を行う判定部32D、および警告表示部32Eを有している。管理者端末30の構成は何ら限定されない。管理者端末30は、例えば、入力装置31としてマウスおよびキーボード等を備え、情報処理装置32として据え置き型のパーソナルコンピュータを備え、表示装置33として液晶ディスプレイなどを備えていてもよい。あるいは、管理者端末30は、ノート型のパーソナルコンピュータであってもよい。また、管理者端末30は、入力装置31および表示装置33としてのタッチパネルを備えたタブレットパソコンまたはスマートフォンなどの携帯情報端末であってもよい。
作業者端末40は、作業工程を実行する者(作業者)が使用するコンピュータである。図4に示すように、作業者端末40は、入力装置41と、情報処理装置42と、表示装置43とを含んでいる。情報処理装置42は、信号を送信する送信部42A、信号を受信する受信部42B、表示装置33に後述する作業工程画像等を表示させる表示部42C、作業工程画像を更新する画像更新部42F、後述する判定を行う判定部42D、および警告表示部42Eを有している。作業者端末40の構成は何ら限定されないが、本実施形態ではタブレットパソコンまたはスマートフォンなどの携帯情報端末である。入力装置41および表示装置43は、図示しないタッチパネルにより構成されている。ところで、作業者は作業場所を変えながら作業を行う場合がある。本実施形態では、作業者は作業者端末40を携帯して移動することができるので、作業者端末40を別の作業者端末40に交換することなく作業場所を変更することができる。
なお、図1に示す構成は一例に過ぎない。記録保存サーバ10と作業情報サーバ20とは、物理的に異なるサーバであってもよく、物理的に同一のサーバであってもよい。記録保存サーバ10および作業情報サーバ20は、1台のコンピュータにより構成されていてもよい。また、記録保存サーバ10は、1台のコンピュータにより構成されていてもよく、2台以上のコンピュータにより構成されていてもよい。作業情報サーバ20は、1台のコンピュータにより構成されていてもよく、2台以上のコンピュータにより構成されていてもよい。図1では、管理者端末30は1台しか図示していないが、管理者端末30の台数が2台以上であってもよいことは勿論である。図1では、作業者端末40は4台しか図示していないが、作業者端末40の台数は5台以上であってもよい。作業者端末40の台数は何ら限定されない。
本実施形態では、作業工程には、工作の工程と検査の工程とが含まれる。工作には、例えば、ドリルによる穴開けや切断などの切削加工、リベット打ち、ボルト締め、溶接、接着などの組み立て加工、研磨加工などが含まれる。検査は、上記工作が適切に行われたか否かを目視または器具を用いて調べることである。なお、工作には、その後に検査が必要なものと、必要でないものとが存在する。ここで言う作業者には、工作を行う工作者と、検査を行う検査員とが含まれる。
作業情報サーバ20の作業工程情報記憶部26(図2参照)には、製品を製造するための一連の作業工程の情報が記憶されている。複数の作業者が複数の作業工程を行うことにより製品を生産する場合、各作業者には一部の作業工程が割り当てられる。管理者は、どのような作業工程があるかを確認し、各作業者にどの作業工程を割り当てるかを立案する。
図5は、管理者端末30の表示装置33に表示される画像の一例である。図5に示すように、管理者端末30は、作業情報サーバ20から作業工程に関する情報を入手し、表示装置33に作業工程の一覧を表示することができる。なお、このような一覧は、製造する製品または部品ごとに定められている。管理者は、作業工程の一覧を見ることにより、どのような作業工程があるかを確認することができる。ここでは作業工程は、表の左端の列に表示されたジョブナンバー(JOB No.)により一義的に特定される。ジョブナンバーは、作業工程を識別するための記号である。
図6は、管理者端末30の表示装置33に表示される画像であって、管理者が各作業者にどのような作業工程を割り当てるかを立案するときに利用する画像である。この画像の領域A1には、作業者の氏名(作業者P1〜P5等)と、作業者のスケジュールとが表示される。下段の領域A2には、一連の作業工程がブロックとして表示されている。管理者は、作業工程のブロックを領域A2から領域A1にドラッグ&ドロップすることにより、作業者のスケジュールを埋めていくことができる。
複数の作業工程同士には、予め順番が設定されているものがある。作業工程の順番は、作業情報サーバ20の作業工程情報記憶部26に記憶されている。本実施形態では、管理者が立案した作業者のスケジュールに関して、作業工程の順番が正しいか否かが判定される。例えば、作業工程JA1、JA2、JA3、JA4の順に順番が設定されている場合、管理者が作業工程JA1、JA2、JA3のブロックの次に作業工程JA5のブロックをドラッグ&ドロップしたとする(図6参照)。作業工程のブロックがドラッグ&ドロップされると、判定部42Dは、管理者が入力した作業工程の順番と、作業工程情報記憶部26に記憶された順番とが一致するか否かを判定する。そして、順番が一致しないと判定部42Dが判定すると、その一致しない作業工程JA5を開始した際に、作業者の作業者端末40の警告表示部42Eが表示装置43に警告を表示させる。警告の表示方法は何ら限定されないが、例えば、ドラッグ&ドロップしたブロックを赤色で表示してもよい。警告が表示された作業者は、近くにいる管理者にその警告内容を報告し、管理者が適切な作業工程に修正する。予め順番が設定されている作業工程の場合には、関連する作業が完了していることなどが条件として設定されている。このため、本実施形態における警告表示のタイミングに関しては、ドラッグ&ドロップしたタイミングよりも、実際に作業するタイミングに合わせた設定とする方が、重要条件でもある「関連作業の完了」を満たす上で有効である。こうした作業の順番の変更に関して、関連作業の完了を的確に把握した上で実行することとすれば、単なる進捗管理だけでなく高い品質管理の点でも好ましい。なお、進捗を阻害することなく、即座に警告を表示することも可能である。例えば、管理者が作業者のスケジュールを立案するときに、作業工程の順番を誤って設定してしまった場合、管理者端末30の表示装置33に警告が表示されるようにしても良い。また、誤った順番ではドラッグ&ドロップができないようにしてもよい。これにより、管理者が不適切なスケジュールを立ててしまうことを防止することができ、作業者が誤った順番で作業工程を行ってしまうことを未然に防止することができる。
このように管理者が一連の作業工程を複数の作業者に振り分けることにより、スケジュールの立案は完了する。立案されたスケジュールの情報は、各作業者の作業者端末40に送信される。すなわち、スケジュールの情報は、管理者端末30の送信部32Aから作業者端末40の受信部42Bに送信される。
図7は、作業者端末40の表示装置43に表示される作業工程画像の一例である。この画像には、各作業者が行うべき作業工程に関する情報が含まれている。本画像の領域B1には、作業工程に含まれる作業の内容が一覧表示されている。作業者は、作業内容の一覧を見ることにより、どのような作業を行うべきかを容易に理解することができる。
また、作業者は、作業内容の一覧を見るだけでなく、入力装置41を用いて追加の情報を書き込むことができる(図8参照)。また、管理者も、入力装置31を用いて追加の情報を書き込むことができる。本実施形態では、作業者端末40は、作業者が追加情報を入力すると、その追加情報を一覧に加えることにより作業工程画像を更新する情報追記部42Mを有している(図4参照)。情報の追加機能に関しては、作業工程において不意な対応が求められた際、入力されている作業工程を破棄し、別途新たに作業工程を入力する際にも効果的である。また、作業者及び管理者の両方が追加できると、柔軟に対応できるため、さらに効果的である。特に、作業者及び管理者を兼用する場合には、少なくともいずれか一方の端末において追加可能であれば、作業を良好に進めることができる。また、管理者端末30は、管理者が追加情報を入力すると、その追加情報を一覧に加えることにより作業工程画像を更新する情報追記部32M(図3参照)を有している。これにより、作業者が現場で気づいた事項や、管理者が作業者に伝えたい注意事項などを、作業工程に関する情報として追加することができる。ただし、予め設定された作業内容(例えば、図8のNo.1、2、および3の内容)は削除または変更されないよう、編集できないようになっている。
図7に示すように、領域B2には、参考資料および添付資料を参照するためのボタン101,102が表示されている。作業者が当該ボタン101,102を押すと、作業情報サーバ20の図面/参考資料記憶部21から作業者端末40に情報が送信され、表示装置43に参考資料(図面等)や添付資料を表す別の画像が表示される。
図9は、作業者端末40の表示装置43に表示される画像であって、作業者の進捗状況を表す画像の一例である。この画像の領域C1には当該作業者のスケジュール(予定)が表示され、領域C1の下の領域C2には、当該作業者の進捗(実績)が表示される。スケジュールおよび進捗は、作業工程のボックスが並べられることにより表される。現在時刻は縦バー104で表示され、時間の進行と共に縦バー104は右側に移動する。この画像には、作業者が作業工程の開始および終了を入力するボタン105が表示されている。作業工程の開始前には、ボタン105には「開始」という文字が表示される。作業者が「開始」と表示されたボタン105を押すと、作業工程の開始が記録されると共に、ボタン105の文字は「開始」から「完了」に変更される。作業工程の途中では、ボタン105には「完了」という文字が表示される。作業者が作業工程を終了し、ボタン105を押すと、作業工程の終了が記録されると共に、ボタン105の文字は「完了」から「開始」に変更される。作業者が「開始」と表示されたボタン105を再び押すと、次の作業工程の開始が記録される。
作業者が行う一連の作業工程には、予め標準作業時間が設定されている。標準作業時間から実際に費やした時間を引くことにより、残り時間が計算される。領域C3には残り時間がバー表示され、領域C4には残り時間が数値(分)で表示される。遅れが発生している場合、例えば領域C3のバーまたは領域C4の数値を点滅させる等により、作業者に通知するようにしてもよい。
管理者端末30は、各作業者端末40と常時通信を行っている。図10に示すように、管理者端末30の表示装置33には、各作業者の進捗を表す進捗表示画像が表示される。進捗表示画像には、各作業者の進捗状況を表す複数の領域D1が含まれており、各領域D1の上段の領域D11には当該作業者のスケジュールが表示され、下段の領域D12には当該作業者の進捗状況が表示される。現在時刻は縦バー103で表示され、時間の進行と共に縦バー103は右側に移動する。作業者の作業工程の進捗状況は、ボックスの色によって識別される。例えば、未着手の作業工程のボックスは白色、着手中の作業工程のボックスは灰色、標準作業時間内で完了した作業工程のボックスは青色、標準作業時間を超えて完了した作業工程のボックスは赤色で表示する等により、管理者は作業工程の進捗状況を容易に把握することができる。
例えば、第1の作業者の作業工程が予定よりも遅れ、第2の作業者の作業工程が予定よりも早く進み、第1の作業者のその後の作業工程が第2の作業者のその後の作業工程よりも長い時間を要する場合、管理者は進捗表示画像を見ることにより、そのことを容易に把握することができる。そして、管理者は、例えば第1の作業者の次の作業工程と第2の作業者の次の作業工程とを入れ替えることにより、スケジュールを変更することができる。管理者は、ドラッグ&ドロップを行い、移動領域D5を介して第1の作業者の領域D1内のブロックと第2の作業者の領域D1内のブロックとを入れ替えることにより、スケジュールを容易に変更することができる。
管理者がスケジュールを変更すると、管理者端末30から作業者端末40に信号が送信され、作業者端末40にスケジュールの変更が伝達される。上記の例では、変更されたスケジュールは、作業者Aおよび作業者Bの作業者端末40に伝達される。これにより、作業者Aおよび作業者Bの作業者端末40の表示装置43に、変更後のスケジュールを表す画像(図示せず)が表示される。そして、作業者Aおよび作業者Bは、変更後のスケジュールに沿って作業を進めていく。
ところで、作業工程の内容によっては、必要な資格を有している作業者(有資格者)または有資格者の監視の下でなければ作業を行うことができないものがある。以下、そのような作業工程のことを要資格工程と呼ぶこととする。作業工程が要資格工程か否かの情報、および、作業者が有する資格の情報は、作業情報サーバ20の資格情報記憶部24(図2参照)に記憶されている。本実施形態では、前述したように管理者がブロックをドラッグ&ドロップすることにより作業者に作業工程を割り当てる際(図6参照)、管理者端末30の判定部32Dは、作業情報サーバ20と通信を行い、作業者がその作業工程に必要な資格を有しているか否かを判定する。そして、作業者が資格を有していないと判定部32Dが判定すると、警告表示部32Eが表示装置33に警告を表示させる。あるいは、作業者が作業工程を開始する際に、作業者端末40の判定部42Dは、作業情報サーバ20と通信を行い、作業者がその作業工程に必要な資格を有しているか否かを判定する。そして、作業者が資格を有していないと判定部42Dが判定すると、警告表示部42Eが作業者端末40の表示装置43に警告を表示させる。これにより、資格を有していない作業者が作業工程を実行することを未然に防止することができ、作業品質を確保することができる。
ただし、作業者自身が資格を有していない場合であっても、有資格者に監視してもらうことにより、当該作業者が作業工程を行うことができる。そこで、管理者端末30は、作業者が資格を有していないと判定部32Dが判定すると、有資格者の作業者端末40に監視を依頼する信号を送信する監視依頼送信部32Gを備えていてもよい(図3参照)。また、作業者端末40は、作業者が資格を有していないと判定部42Dが判定すると、有資格者の作業者端末40に監視を依頼する信号を送信する監視依頼送信部42Gを備えていてもよい(図4参照)。有資格者の作業者端末40は、上記信号を受けると表示装置43に承認を求める画像(図示せず)を表示させる承認依頼表示部42Hを備えていてもよい(図4参照)。これにより、有資格者に対する承認の依頼および有資格者の承認作業を迅速かつ正確に行うことができ、有資格者の監視下での作業工程を効率的に進めることができる。
作業工程の内容によっては、作業者が作業工程を行うときの環境条件が定められているものがある。例えば、塗料の調合などの作業工程では、作業を行うときの温度または湿度が所定範囲内に限られている場合がある。そのような条件は、作業情報サーバ20の環境情報記憶部23(図2参照)に記憶されている。本実施形態では、作業者端末40の判定部42Dは、作業者が作業工程の開始および終了を入力したときの温度および湿度が、環境情報記憶部23に記憶されている温度および湿度の範囲内にあるか否かを判定する。なお、温度および湿度は、例えば作業場所に設置された温度計および湿度計によって検出され、それら温度および湿度の情報は温度計および湿度計から作業者端末40に送信される。そして、温度および湿度が上記範囲内にないと判定部42Dが判定すると、警告表示部42Eが表示装置43に警告を表示させる。併せて、作業者端末40の判定部42Dの判定結果が管理者端末30に送信され、管理者端末30の警告表示部32Eが表示装置33に警告を表示させるようにしてもよい。これにより、温度および湿度の条件に適合しない作業工程が行われることを未然に防止することができ、作業品質を確保することができる。
また、作業工程の内容によっては、作業工程に必要な材料の使用期限が予め設定されているものがある。例えば、組み立てなどの作業工程において、使用期限が設定された接着剤を用いる場合がある。そのような場合、当該作業工程を接着剤の使用期限が切れる前に行う必要がある。材料の使用期限に関する条件は、作業情報サーバ20の材料情報記憶部25(図2参照)に記憶されている。本実施形態では、作業者端末40の判定部42Dは、作業者が作業工程の開始または終了を入力したときの日時が、材料情報記憶部25に記憶されている使用期限を越えているか否かを判定する。そして、使用期限を越えていると判定部42Dが判定すると、警告表示部42Eが表示装置43に警告を表示させる。併せて、作業者端末40の判定部42Dの判定結果が管理者端末30に送信され、管理者端末30の警告表示部32Eが表示装置33に警告を表示させるようにしてもよい。これにより、使用期限が切れた材料を用いた作業工程が行われることを未然に防止することができ、作業品質を確保することができる。
また、作業工程の内容によっては、作業工程に用いる工具が特定の工具に限られているものがある。そのような工具に関する条件は、作業情報サーバ20の工具/治具情報記憶部22(図2参照)に記憶されている。作業者が使用する工具は、例えば、作業者が作業者端末40に入力することによって特定することができる。作業者端末40の判定部42Dは、作業者が使用する工具が工具/治具情報記憶部22に記憶された工具と一致するか否かを判定する。そして、一致しないと判定部42Dが判定すると、警告表示部42Eが表示装置43に警告を表示させる。この場合も、併せて、作業者端末40の判定部42Dの判定結果が管理者端末30に送信され、管理者端末30の警告表示部32Eが表示装置33に警告を表示させるようにしてもよい。これにより、不適切な工具を用いた作業工程が行われることを未然に防止することができ、作業品質を確保することができる。
工作者が行う作業工程には、その後に検査員による検査を受ける必要があるものがある。そのような作業工程では、工作者は、作業工程の完了後、検査員に検査を依頼する。しかし、工作者の作業場所と、検査員がいる場所とが離れている場合があり、従来は、工作者から検査員への依頼に手間と時間がかかる場合があった。しかし、本実施形態では、工作者が作業者端末40に検査の依頼を入力すると、検査依頼送信部42I(図4参照)により、その依頼を示す信号が検査員の作業者端末40に送信される。そして、検査員の作業者端末40の検査依頼表示部42J(図4参照)が、上記信号を受け、検査員の作業者端末40の表示装置43に検査依頼の通知を表示させる。検査員は、この通知を見ることにより、検査が必要であることを迅速かつ正確に把握することができる。例えば、この通知を見た検査員は、直ちに工作者の作業現場に向かい、検査を開始する。これにより、検査の待ち時間が減り、生産効率が向上する。
以上のように、本実施形態に係る生産管理システム1によれば、管理者は、進捗表示画像(図10参照)を見ることにより、作業工程の進捗状況をリアルタイムに把握することができ、容易かつ正確に把握することができる。
また、生産管理システム1によれば、一部の作業工程に遅延が生じた場合、管理者が管理者端末30に作業工程の変更を入力すると、作業者端末40の表示装置43には変更後の作業工程が表示される。そのため、管理者は進捗状況を見ながら作業工程を容易に組み替え可能であり、また、作業者は組み替え後の作業工程を正確かつ容易に把握することができる。よって、複数の作業者が行う一連の作業工程の全体の最適化を図ることができ、全体の作業効率を向上させることができる。
加えて、本実施形態に係る生産管理システム1によれば、作業者が行う作業工程が所定の品質管理ルールに適合しているか否かが判定され、適合していない場合には作業者端末40の表示装置43および管理者端末30の表示装置33の少なくとも一方に警告が表示される。そのため、作業工程が品質管理ルールに適合していないまま進められることが抑制され、作業の品質が確保される。このように、本実施形態に係る生産管理システム1によれば、作業工程の進捗管理および品質管理を行うことができる。
また、本実施形態に係る生産管理システム1によれば、作業工程の内容を文書により伝達する必要がない。また、作業工程の記録を文書によって保管する必要がない。そのため、ペーパレス化を促進することができる。
本実施形態に係る生産管理システム1は、記録保存サーバ10、作業情報サーバ20、管理者端末30、および作業者端末40を備えている。記録保存サーバ10、作業情報サーバ20、管理者端末30、および作業者端末40の一部または全部は、専用のコンピュータまたは専用の携帯情報端末によって構成されていてもよいが、汎用のコンピュータまたは汎用の携帯情報端末によって構成されていてもよい。本発明には、複数の携帯情報端末および/またはコンピュータ(なお、ここでいうコンピュータには携帯情報端末は含まれない)を、記録保存サーバ10、作業情報サーバ20、管理者端末30、および作業者端末40として機能させるためのコンピュータプログラムが含まれる。ここに開示される発明には、コンピュータを、各作業者が行った作業工程の記録が保存される記録保存部として機能させるコンピュータプログラムが含まれる。ここに開示される発明は、コンピュータを図面/参考資料記憶部21、工具/治具情報記憶部22、環境情報記憶部23、資格情報記憶部24、材料情報記憶部25、および作業工程情報記憶部26(図2参照)の一部または全部として機能させるコンピュータプログラムが含まれる。ここに開示される発明は、コンピュータまたは携帯情報端末を送信部32A、受信部32B、表示部32C、判定部32D、警告表示部32E、情報追記部32M、および監視依頼送信部32G(図3参照)の一部または全部として機能させるコンピュータプログラムが含まれる。ここに開示される発明は、コンピュータまたは携帯情報端末を送信部42A、受信部42B、表示部42C、画像更新部42F、判定部42D、警告表示部42E、情報追記部42M、監視依頼送信部42G、承認依頼表示部42H、検査依頼送信部42I、および検査依頼表示部42J(図4参照)の一部または全部として機能させるコンピュータプログラムが含まれる。
以上、本発明の実施の一形態について説明した。しかし、前記実施形態は一例に過ぎず、他にも様々な実施形態が可能である。
前記実施形態では、資格を有する作業者が用いる端末と、資格を有さない作業者が用いる端末とは、同一仕様の作業者端末40である。資格を有さない作業者が作業者端末40にてログインした場合、監視依頼送信部42Gは使用可能となり、承認依頼表示部42Hは使用不可となる。一方、資格を有する作業者が作業者端末40にてログインした場合、監視依頼送信部42Gは使用不可となり、承認依頼表示部42Hは使用可能となる。これにより、作業者端末40の共通化を図ることができる。ただし、特に限定されない。資格を有する作業者が用いる作業者端末と、資格を有さない作業者が用いる作業者端末とは、仕様が異なっていてもよい。
また、前記実施形態では、工作者が用いる端末と検査員が用いる端末とは、同一仕様の作業者端末40である。工作者が作業者端末40にてログインした場合、検査依頼送信部42Iは使用可能となり、検査依頼表示部42Jは使用不可となる。一方、検査員が作業者端末40にてログインした場合、検査依頼送信部42Iは使用不可となり、検査依頼表示部42Jは使用可能となる。これにより、作業者端末40の共通化を図ることができる。ただし、特に限定されない。工作者が用いる作業者端末と検査員が用いる作業者端末とは、仕様が異なっていてもよい。
前記実施形態に係る各画像は一例に過ぎない。管理者端末30の表示装置33および作業者端末40の表示装置43に表示される画像は、何ら限定されない。
前記実施形態では、各種の情報を記憶する記憶部21〜26は、管理者端末30および作業者端末40と異なる作業情報サーバ20に備えられている。しかし、前述の情報の一部または全部は、管理者端末30および/または作業者端末40に記憶されていてもよい。記憶部21〜26の一部または全部は、管理者端末30および/または作業者端末40に備えられていてもよい。
前記実施形態では、管理者端末30に判定部32Dが備えられ、作業者端末40に判定部42Dが備えられている。しかし、管理者端末30と作業者端末40とは通信可能であるので、管理者端末30の判定部32Dの判定結果は作業者端末40に即座に送信することができ、逆に、作業者端末40の判定部42Dの判定結果は管理者端末30に即座に送信することができる。そのため、管理者端末30の判定部32Dおよび作業者端末40の判定部42Dのいずれか一方はなくてもよい。また、管理者端末30および作業者端末40は記録保存サーバ10および作業情報サーバ20と通信可能である。記録保存サーバ10および作業情報サーバ20の一方に判定部を設け、管理者端末30の判定部32Dおよび作業者端末40の判定部42Dを省略することも可能である。
前記実施形態では、管理者端末30に警告表示部32Eが備えられ、作業者端末40に警告表示部42Eが備えられている。しかし、管理者端末30と作業者端末40とは通信可能であるので、管理者端末30の判定部32Dの判定結果は作業者端末40に即座に送信することができ、逆に、作業者端末40の判定部42Dの判定結果は管理者端末30に即座に送信することができる。そのため、管理者端末30の判定部32Dおよび作業者端末40の判定部42Dのいずれか一方はなくてもよい。また、管理者端末30および作業者端末40は記録保存サーバ10および作業情報サーバ20と通信可能である。記録保存サーバ10および作業情報サーバ20の一方に判定部を設け、管理者端末30の判定部32Dおよび作業者端末40の判定部42Dを省略することも可能である。
1 生産管理システム
10 記録保存サーバ(サーバ、記録保存部)
20 作業情報サーバ(サーバ、ルール記憶部)
30 管理者端末
32A 送信部(管理者端末送信部)
32C 表示部(管理者端末表示部)
32D 判定部
32E 警告表示部
32G 監視依頼送信部
32M 情報追記部
40 作業者端末
42A 送信部(作業者端末送信部)
42C 表示部(作業者端末表示部)
42D 判定部
42E 警告表示部
42F 画像更新部
42G 監視依頼送信部
42H 承認依頼表示部
42I 検査依頼送信部
42J 検査依頼表示部
42M 情報追記部

Claims (9)

  1. 管理者が使用する管理者端末と、複数の作業者の各々が使用する複数の作業者端末と、サーバとを備え、所定の品質管理ルールに則って複数の作業者が複数の作業工程を行うことにより生産される製品の生産を管理する生産管理システムであって、
    作業者端末に備えられ、作業者端末の表示装置に作業者が行う作業工程の情報を含む作業工程画像を表示させる作業者端末表示部と、
    作業者端末に備えられ、作業者が作業者端末に各作業工程の開始および終了を入力すると、管理者端末にその開始および終了を示す信号を送信する作業者端末送信部と、
    管理者端末に備えられ、前記作業者端末送信部からの信号を受け、複数の作業者の作業工程の進捗状況を表す進捗表示画像を管理者端末の表示装置に表示させる管理者端末表示部と、
    管理者端末に備えられ、管理者が管理者端末に作業工程の変更を入力すると、その変更を示す信号を作業者端末に送信する管理者端末送信部と、
    作業者端末に備えられ、前記管理者端末送信部からの信号を受けると、変更後の作業工程を表示するように前記作業工程画像を更新する画像更新部と、
    サーバ、管理者端末、または作業者端末に備えられ、前記品質管理ルールを記憶するルール記憶部と、
    サーバ、管理者端末、または作業者端末に備えられ、作業者が行う作業工程が前記ルール記憶部に記憶された品質管理ルールに適合しているか否かを判定する判定部と、
    管理者端末に備えられ、前記品質管理ルールに適合していないと前記判定部が判定すると管理者端末の表示装置に警告を表示させる警告表示部、または、作業者端末に備えられ、前記品質管理ルールに適合していないと前記判定部が判定すると作業者端末の表示装置に警告を表示させる警告表示部と、を備えた生産管理システム。
  2. サーバは、各作業者が行った作業工程の記録が保存される記録保存部を備えている、請求項1に記載の生産管理システム。
  3. 作業者には、工作者と、工作者の作業結果を検査する検査員とが含まれ、
    工作者の作業者端末に備えられ、工作者が作業者端末に検査の依頼を入力すると、その依頼を示す信号を検査員の作業者端末に送信する検査依頼送信部と、
    検査員の作業者端末に備えられ、前記検査依頼送信部からの信号を受け、検査員の作業者端末の表示装置に検査依頼の通知を表示させる検査依頼表示部と、
    を備えている、請求項1または2に記載の生産管理システム。
  4. 前記ルール記憶部は、作業工程を行うために必要な作業者の資格を記憶しており、
    前記判定部は、作業者が当該作業者の行う作業工程に必要な資格を有しているか否かを判定し、
    前記警告表示部は、作業者が前記資格を有していないと前記判定部が判定すると、当該作業者の作業者端末の表示装置および管理者端末の表示装置の少なくとも一方に警告を表示させる、請求項1〜3のいずれか一つに記載の生産管理システム。
  5. 作業者端末または管理者端末に備えられ、作業者が前記資格を有していないと前記判定部が判定すると、前記資格を有する作業者の作業者端末に、監視を依頼する信号を送信する監視依頼送信部と、
    前記資格を有する作業者の作業者端末に備えられ、前記監視依頼送信部からの信号を受けると、前記資格を有する作業者の作業者端末の表示装置に承認を求める画像を表示させる承認依頼表示部と、
    を備えている、請求項4に記載の生産管理システム。
  6. 前記ルール記憶部は、作業工程に必要な温度または湿度を含む環境条件を記憶しており、
    前記判定部は、作業者が作業工程を行うときの環境条件が前記ルール記憶部に記憶された環境条件に適合しているか否かを判定し、
    前記警告表示部は、前記環境条件に適合していないと前記判定部が判定すると、作業者端末の表示装置および管理者端末の表示装置の少なくとも一方に警告を表示させる、請求項1〜5のいずれか一つに記載の生産管理システム。
  7. 前記ルール記憶部は、作業工程に必要な材料の使用期限を記憶しており、
    前記判定部は、作業者が作業工程を行うときに使用する材料の使用時期が前記使用期限を超えているか否かを判定し、
    前記警告表示部は、前記使用期限を越えていると前記判定部が判定すると、作業者端末の表示装置および管理者端末の表示装置の少なくとも一方に警告を表示させる、請求項1〜6のいずれか一つに記載の生産管理システム。
  8. 前記作業工程は、複数の作業を含み、
    前記作業工程画像は、前記複数の作業の一覧を含み、
    作業者端末または管理者端末に備えられ、作業者が作業者端末に追加情報を入力すると、または、管理者が管理者端末に追加情報を入力すると、その追加情報を前記一覧に加えることにより前記作業工程画像を更新する情報追記部を備えている、請求項1〜7のいずれか一つに記載の生産管理システム。
  9. 複数の携帯情報端末および/またはコンピュータを、請求項1〜8のいずれか一つに記載の生産管理システムの管理者端末、作業者端末、およびサーバとして機能させるためのコンピュータプログラム。
JP2019056080A 2019-03-25 2019-03-25 生産管理システムおよびコンピュータプログラム Active JP7265393B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019056080A JP7265393B2 (ja) 2019-03-25 2019-03-25 生産管理システムおよびコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019056080A JP7265393B2 (ja) 2019-03-25 2019-03-25 生産管理システムおよびコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020160507A true JP2020160507A (ja) 2020-10-01
JP7265393B2 JP7265393B2 (ja) 2023-04-26

Family

ID=72643315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019056080A Active JP7265393B2 (ja) 2019-03-25 2019-03-25 生産管理システムおよびコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7265393B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6999840B1 (ja) 2020-12-21 2022-01-19 クーパン コーポレイション 作業情報を管理する電子装置およびその方法
WO2023112596A1 (ja) * 2021-12-13 2023-06-22 三菱電機株式会社 トレーサビリティシステム、データ記録装置、データ記録方法およびプログラム
JP7461224B2 (ja) 2020-06-03 2024-04-03 飛島建設株式会社 建設作業サポートシステム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000210846A (ja) * 1999-01-19 2000-08-02 Lion Corp 生産管理システム
JP2002288294A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 現場支援システム
JP2008123366A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Nec Corp 遠隔作業支援システム、遠隔作業支援プログラム、及びサーバ
JP2012103848A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Nisshin Engineering Co Ltd トレーサビリティ管理システム
JP2014002705A (ja) * 2012-05-23 2014-01-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 生産管理システム及び方法
JP2014203409A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 曙機械工業株式会社 作業の管理システムとその方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000210846A (ja) * 1999-01-19 2000-08-02 Lion Corp 生産管理システム
JP2002288294A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 現場支援システム
JP2008123366A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Nec Corp 遠隔作業支援システム、遠隔作業支援プログラム、及びサーバ
JP2012103848A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Nisshin Engineering Co Ltd トレーサビリティ管理システム
JP2014002705A (ja) * 2012-05-23 2014-01-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 生産管理システム及び方法
JP2014203409A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 曙機械工業株式会社 作業の管理システムとその方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7461224B2 (ja) 2020-06-03 2024-04-03 飛島建設株式会社 建設作業サポートシステム
JP6999840B1 (ja) 2020-12-21 2022-01-19 クーパン コーポレイション 作業情報を管理する電子装置およびその方法
JP2022098393A (ja) * 2020-12-21 2022-07-01 クーパン コーポレイション 作業情報を管理する電子装置およびその方法
JP2022098500A (ja) * 2020-12-21 2022-07-01 クーパン コーポレイション 作業情報を管理する電子装置およびその方法
WO2023112596A1 (ja) * 2021-12-13 2023-06-22 三菱電機株式会社 トレーサビリティシステム、データ記録装置、データ記録方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7265393B2 (ja) 2023-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7265393B2 (ja) 生産管理システムおよびコンピュータプログラム
US8760691B2 (en) Devices and methods for print job tracking
US10261892B2 (en) Cloud-based automated test execution factory
JP2008299762A (ja) 生産管理プログラム
US8786883B2 (en) Devices and methods for print job tracking using assignable mobile devices
JP2017062656A (ja) 計画管理システム及び計画管理方法
JP2019153051A (ja) 情報収集表示システム、情報収集方法および情報表示方法
CN101652727A (zh) 作业指示系统、作业指示方法、作业指示程序、存储了作业指示程序的计算机可读取的存储介质以及作业指示装置
US8848220B2 (en) Devices and methods for using an electronic device as a print job ticket
US10222788B2 (en) Plan generating device and plan generating method
JP6911488B2 (ja) 工作機械の管理装置及び工作機械の管理方法
WO2020255515A1 (ja) 情報システムおよび情報管理方法
JP7456111B2 (ja) 生産可視化システム
KR20080006971A (ko) 인터넷을 통한 건축 철골공사 공정관리 조기경보 시스템과이를 이용한 방법
JP7460233B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、およびデータ構造
JP6664564B1 (ja) 情報技術活用評価装置、情報技術活用評価システムおよび情報技術活用評価方法
JP6731807B2 (ja) 最適化判定支援システム
CN114240211A (zh) 一种智能生产管理系统及管理方法
US11257020B2 (en) Sewing management system and sewing management method
JP5080013B2 (ja) 現場プロセス状況対応作業支援システム及び現場プロセス状況対応作業支援方法
KR20160092772A (ko) 선박 블록관리 모니터링 시스템 및 그 방법
JP2005352934A (ja) 生産プロセス管理システムおよび装置
JP4363240B2 (ja) 車両の検査管理システム
JP6488692B2 (ja) 業務管理システム及びプログラム
JP7288654B2 (ja) 工作機械の製作及び組立作業管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7265393

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150