JP2020159310A - 内燃機関のエアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】吸着シートを容易に固定することができる内燃機関のエアクリーナを提供する。【解決手段】キャップ20の周壁22aは、吸着シート50の本体部51に対向する一般面30と、吸着シート50の横縁部52が接合される第1接合面及び第2接合面とを有している。各接合面は、キャップ20の開口21から離れるほどキャップ20の内側に位置するように一般面30に対して傾斜している。【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関のエアクリーナに関する。
従来、内燃機関のエアクリーナは、吸気が流入するインレットを有するケースと、吸気が流出するアウトレットを有するキャップと、ケースの開口及びキャップの開口の間に設けられたフィルタエレメントとを備えている。
特許文献1に記載のエアクリーナでは、吸気通路を通じて漏出する蒸発燃料を吸着する吸着シートが、キャップの開口を囲む周壁の内面に設けられている。吸着シートは、矩形状に形成された吸着材と、当該吸着材の外周端を保持するフレームとにより構成されている。なお、吸着シートは、キャップの周壁の内面に対して溶着にて接合されている。
特許第4730290号公報
ところで、このようにキャップの周壁に対して吸着シートなどの機能性シートを接合する接合作業では、接合用工具によりフレームを加熱しながら押圧することでキャップに対してフレームが溶着される。このとき、キャップの周壁の接合面に対して接合用工具の先端面を沿わせた状態でフレームを押圧しつつ溶着する必要がある。このため、溶着用工具を、キャップの開口に対して寝かせながらキャップ内に挿入する必要がある。
しかしながら、キャップの接合面がキャップの開口から離れるほど、すなわち、キャップの奥側であるほど、接合用工具がキャップの開口縁に干渉しやすくなり、接合作業が難しくなる。こうした課題は、特に、キャップの開口面積が小さくなるほど顕著となる。
本発明の目的は、機能性シートを容易に接合することのできる内燃機関のエアクリーナを提供することにある。
上記目的を達成するための内燃機関のエアクリーナは、インレットを有するケースと、アウトレットを有するキャップと、前記ケースの開口及び前記キャップの開口の間に設けられるフィルタエレメントと、前記キャップの開口を囲む周壁に沿って設けられた機能性シートと、を備え、前記周壁は、前記機能性シートの本体部に対向する一般面と、前記機能性シートの縁部が接合される接合面と、を有し、前記接合面は、前記キャップの開口から離れるほど前記キャップの内側に位置するように前記一般面に対して傾斜している。
同構成によれば、キャップの周壁のうち機能性シートの縁部が接合される接合面が、キャップの開口から離間するほどキャップの内側に位置するように一般面に対して傾斜している。このため、上記接合面がキャップの開口から離れている場合であっても、接合用工具の先端面を接合面に沿わせやすくなる。したがって、機能性シートを容易に接合することができる。
本発明によれば、機能性シートを容易に接合することができる。
内燃機関のエアクリーナの一実施形態について、ケース、フィルタエレメント、及びキャップを互いに離間して示す分解斜視図。 同実施形態の内燃機関のエアクリーナの断面図であって、図1の2−2線に対応した位置における断面図。 同実施形態のキャップを開口側から視た斜視図。 図3の4−4線に沿った断面図。 図3の5−5線に沿った断面図。 同実施形態の吸着シートの組み付け方法を説明する図であって、吸着シートがキャップ内に挿入された状態を示す断面図。 同実施形態の吸着シートの組み付け方法を説明する図であって、吸着シートの第2縁部が第2接合面に接合されている状態を示す断面図。 同実施形態の吸着シートの組み付け方法を説明する図であって、吸着シートの第1縁部が第1接合面に接合されている状態を示す断面図。
以下、図1〜図8を参照して、一実施形態について説明する。
本実施形態のエアクリーナは、車載内燃機関の吸気経路に設けられ、吸気を濾過するものである。
図1及び図2に示すように、エアクリーナは、吸気が流入するインレット14を有するケース10と、吸気が流出するアウトレット24を有するキャップ20と、ケース10の開口11及び同開口11に向かい合うキャップ20の開口21の間に設けられたフィルタエレメント40とを備えている。ケース10の開口11及びキャップ20の開口21は、長辺及び短辺を有する長方形状をなしている。
ケース10及びキャップ20は、例えば、ポリプロピレンなどの樹脂材料にタルクやガラス繊維などのフィラーを添加させた複合材料により成形されている。
キャップ20の開口21を囲む周壁22のうち、開口21の長辺を構成する一対の周壁22における一方側の周壁22aの内面には、アウトレット24を通じてキャップ20の内部に流入する蒸発燃料を吸着する吸着シート50が設けられている。
次に、エアクリーナの構成について詳細に説明する。
まず、吸着シート50について説明する。
<吸着シート50>
図1及び図2に示すように、吸着シート50は、長方形板状をなしており、例えば、粒状の活性炭からなる吸着材を有する本体部51と、キャップ20の開口21の内縁に沿って延在する一対の横縁部52と、各横縁部52の両端同士を連結する一対の縦縁部53とを有している。
以降において、各横縁部52が延在する方向(図2の左右方向)を延在方向Xと称し、キャップ20の開口21の長辺を構成する一対の周壁22同士が対向する方向(図2の紙面に直交する方向)を幅方向Yと称する。
吸着シート50は、幅方向Yの一方側の周壁22aの内周面に溶着により接合されている。
図示は省略するが、吸着シート50は、上記吸着材を挟む一対の保持シートと、一対の保持シートを挟む一対の樹脂ネットとを有している。保持シートは、例えば、不織布からなる。樹脂ネットは、例えば、ポリプロピレンなどの樹脂材料からなる。各保持シートと各樹脂ネットとの周縁部が全周にわたって熱プレスされることで、上述した一対の横縁部52と、一対の縦縁部53とが形成されている。
以降において、一対の横縁部52のうち、キャップ20の開口21から遠い側を第1縁部52aと称し、キャップ20の開口21に近い側を第2縁部52bと称する。
<ケース10>
図1及び図2に示すように、ケース10は、開口11を囲む周壁12と、開口11に対向する底壁13とを有している。
インレット14は、円筒状をなしている。インレット14は、周壁12のうち開口11の延在方向Xにおける一方側の周壁12aの外周面に突設されている。
開口11の周縁には、外周側に向けて突出した環状のフランジ部15が形成されている。
<キャップ20>
キャップ20は、上述した周壁22と、開口21に対向する底壁23とを有している。
アウトレット24は、円筒状をなしている。アウトレット24は、幅方向Yにおける一方側の周壁22aの外周面と、延在方向Xにおける一方側の周壁22bの外周面との双方に交差する方向において外側に向けて突設されている。
図3に示すように、アウトレット24の基端部の一部は、キャップ20の内側に位置している。アウトレット24の基端には、外周側に向けて突出した四角環状のフランジ部24aが全周にわたって形成されている。なお、フランジ部24aは、底壁23に連なっている。
開口21の周縁には、外周側に向けて突出した環状のフランジ部25が形成されている。
図3及び図4に示すように、周壁22aの内周面には、吸着シート50の本体部51に対向する一般面30が設けられている。一般面30は、延在方向Xにおいて長い長方形状をなしている。
図4に示すように、一般面30と吸着シート50の本体部51との間には、本体部51の全体にわたって隙間が設けられている。
図3及び図4に示すように、一般面30の底壁23側には、キャップ20の開口21から離れるほどキャップ20の内側に位置するように一般面30に対して傾斜した第1傾斜部31が隣り合って設けられている。第1傾斜部31は、一般面30の延在方向Xにおける一方側の端部から延在方向Xにおける途中の部分まで延在している。
図2及び図3にドットハッチングにて示すように、第1傾斜部31は、吸着シート50の第1縁部52aの一部が接合される第1接合面31aを有している。すなわち、第1接合面31aは、第1縁部52aの延在方向Xにおける一部に対応して設けられている。第1接合面31aは、キャップ20の開口21から離れるほどキャップ20の内側に位置するように一般面30に対して傾斜している。
図4に示すように、第1傾斜部31(第1接合面31a)に直交する仮想線L1は、開口21の内縁よりも、より詳しくは、フランジ部25の内縁よりもキャップ20の内側に位置している。
第1接合面31aよりもキャップ20の内側には、延在方向Xに沿って形成された溝部33が第1接合面31aと隣り合って設けられている。溝部33の幅は、吸着シート50の第1縁部52aの厚みよりも大きい。なお、溝部33が本発明に係る溝部に相当する。
図3及び図5に示すように、一般面30の底壁23側であって、延在方向Xにおける第1傾斜部31とは反対側には、延在方向Xに互いに間隔をおいて形成された複数(本実施形態では5つ)の傾斜リブ34が隣り合って設けられている。各傾斜リブ34は、キャップ20の開口21から離れるほどキャップ20の内側に位置するように一般面30に対して傾斜している。各傾斜リブ34の一般面30に対する傾斜角度は、第1傾斜部31の一般面30に対する傾斜角度と同一である。
各傾斜リブ34よりもキャップ20の内側には、溝部35が隣り合って設けられている。各溝部35は、溝部33と同一の幅を有しており、溝部33の延在方向に沿って設けられている。
図3及び図4に示すように、一般面30の開口21側には、キャップ20の開口21から離れるほどキャップ20の内側に位置するように一般面30に対して傾斜した第2傾斜部32が隣り合って設けられている。第2傾斜部32は、一般面30の延在方向Xの全体にわたって延在している。
図2及び図3にドットハッチングにて示すように、第2傾斜部32は、吸着シート50の第2縁部52bが接合される複数(本実施形態では3つ)の第2接合面32aを有している。各第2接合面32aは、延在方向Xに互いに間隔をおいて設けられている。各第2接合面32aは、キャップ20の開口21から離れるほどキャップ20の内側に位置するように一般面30に対して傾斜している。
なお、第1接合面31aと開口21とがなす角度は、第2接合面32aと開口21とがなす角度よりも小さい。
図4に示すように、第2傾斜部32(第2接合面32a)に直交する仮想線L2は、開口21の内縁よりも、より詳しくは、フランジ部25の内縁よりも内側に位置している。
図2及び図3に示すように、第1接合面31aと各第2接合面32aとは、延在方向Xにおいて互いに異なる位置に設けられている。
図2〜図5に示すように、周壁22aには、吸着シート50の第1縁部52aのうち第1接合面31aに接合されていない部分よりもキャップ20の内側に位置し、当該部分の浮き上がりを規制する規制部36が突設されている。
図5に示すように、規制部36は、吸着シート50の第1縁部52aよりも開口21側に突出している。規制部36は、各溝部33,35の一部を構成している。
図2及び図3に示すように、規制部36の延在方向Xにおける両端部には、吸着シート50の各縦縁部53に沿って開口21に向かって延在する延在部37が形成されている。
図3に示すように、規制部36のうち、幅方向Yにおいて第1接合面31aと隣り合う部分には、後述する接合用工具102と規制部36との干渉を抑制するための切り欠き部36aが形成されている。
規制部36のうち、切り欠き部36aよりもアウトレット24側の部分は、アウトレット24のフランジ部24aと連なっている。なお、延在方向Xの一方側における延在部37と、上記部分とは連なっていない。
図2及び図3に示すように、周壁22aには、延在方向Xにおける吸着シート50の各縦縁部53の外側にそれぞれ位置し、各縦縁部53の延在方向に沿って延在する一対の案内部38が突設されている。各案内部38の底壁23側の端部と、規制部36の各延在部37とは連なっている。
<フィルタエレメント40>
フィルタエレメント40は、濾紙や不織布などの濾材シートを襞折りすることにより形成された濾過部41と、濾過部41の外周縁に設けられた環状のシール部42とを有している。フィルタエレメント40は、平面視長方形状をなしている。
シール部42は、ケース10のフランジ部15とキャップ20のフランジ部25とによって挟持されている。これにより、ケース10とキャップ20との間がシールされている。
次に、キャップ20への吸着シート50の組み付け方法、すなわち、キャップ20の周壁22aに吸着シート50を接合する方法について説明する。
図6に示すように、まず、キャップ20を周壁22aが下側に位置するように固定治具100上に載置する。このとき、周壁22aの第2傾斜部32が上下方向と直交するようにキャップ20が載置されることが好ましい。
次に、キャップ20の開口21を通じて吸着シート50の第1縁部52aを各溝部33,35内に挿入する。このとき、吸着シート50は、各案内部38により組み付け位置に向けて案内される。第1縁部52aが各溝部33,35内に挿入されることにより、吸着シート50の位置決めが行われる。このとき、吸着シート50の第2縁部52bは、第2傾斜部32に沿っている。
図7に示すように、次に、3つの接合用工具101をキャップ20内に挿入するとともに、これら接合用工具101の先端面を第2傾斜部32に沿わせる。そして、各接合用工具101により、第2縁部52bのうち第2接合面32aに対応する部分を加熱することで溶着により接合する。なお、図7では、1つの接合用工具101のみを図示している。
図8に示すように、次に、第1縁部52aを屈曲させることで、第1縁部52aを第1傾斜部31及び各傾斜リブ34に沿わせる。これにより、第1縁部52aは、各溝部33,35から抜け出ることとなる。なお、このとき、吸着シート50の本体部51と周壁22aの一般面30との間に隙間が形成される。
次に、各接合用工具101をキャップ20内に挿入した状態で、別の接合用工具102をキャップ20内に挿入するとともに、同接合用工具102の先端面を第1傾斜部31に沿わせる。そして、接合用工具102により、第1縁部52aのうち第1接合面31aに対応する部分を加熱することで溶着により接合する。
このようにして、キャップ20の周壁22aに吸着シート50が接合される。
本実施形態の作用について説明する。
図2〜図4に示すように、キャップ20の周壁22aのうち吸着シート50の横縁部52が接合される第1接合面31a及び第2接合面32aが、キャップ20の開口21から離間するほどキャップ20の内側に位置するように一般面30に対して傾斜している。このため、第1接合面31a及び第2接合面32aがキャップ20の開口21から離れている場合であっても、各接合用工具101,102の先端面を第1接合面31a及び第2接合面32aに沿わせやすくなる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)キャップ20の周壁22aは、吸着シート50の本体部51に対向する一般面30と、吸着シート50の横縁部52が接合される第1接合面31a及び第2接合面32aとを有している。第1接合面31a及び第2接合面32aは、キャップ20の開口21から離れるほどキャップ20の内側に位置するように一般面30に対して傾斜している。
こうした構成によれば、上記作用を奏することから、吸着シート50をキャップ20の周壁22aに容易に接合することができる。
(2)吸着シート50の本体部51と周壁22aの一般面30との間には、隙間が設けられている。
こうした構成によれば、吸着シート50の本体部51と周壁22aの一般面30との隙間を吸気が流れるようになる。このため、吸着シート50の表面側だけでなく裏面側についても蒸発燃料が吸着しやすくなる。したがって、吸着シート50の吸着効率を高めることができる。
(3)吸着シート50の第1縁部52aは、第1接合面31aに接合されている。
こうした構成によれば、第1縁部52aが接合される第1接合面31aが設けられている。このため、吸着シート50のうちキャップ20の開口21から離れていることで接合用工具102が届きにくい第1縁部52aの接合作業を容易に行うことができる。
(4)第1接合面31aは、延在方向Xにおける一部に対応して設けられている。周壁22aには、第1縁部52aのうち第1接合面31aに接合されていない部分よりもキャップ20の内側に位置し、当該部分の浮き上がりを規制する規制部36が突設されている。
こうした構成によれば、第1縁部52aのうち第1接合面31aに接合されていない部分に対して外力が作用することによって、当該部分がキャップ20の周壁22aから浮き上がることを抑制することができる。
また、上記構成によれば、上記部分の浮き上がりが抑制されることで、エアクリーナ内における吸気の圧力損失の増加を抑制できる。
(5)第1接合面31aよりもキャップ20の内側には、延在方向Xに沿って形成された溝部33が第1接合面31aと隣り合って設けられている。
こうした構成によれば、キャップ20への吸着シート50の組み付けに際して、吸着シート50の第1縁部52aを溝部33に挿入することで吸着シート50の位置決めを容易に行うことができる。したがって、吸着シート50の接合作業を一層容易に行うことができる。
(6)第1接合面31aと第2接合面32aとは延在方向Xにおいて互いに異なる位置に設けられている。
こうした構成によれば、接合用工具101,102同士をキャップ20の開口21を通じてキャップ20内に同時に挿入する際に、これら工具同士が干渉することを抑制できる。このため、複数の接合用工具101,102を用いて同時に接合作業をすることができる。したがって、吸着シート50の接合作業に要する時間を短くすることができる。
(7)周壁22aには、延在方向Xにおける一対の縦縁部53の外側にそれぞれ位置し、縦縁部53の延在方向に沿って延在するとともに、キャップ20への吸着シート50の組み付けに際して、組み付け位置に向けて吸着シート50を案内する一対の案内部38が突設されている。
こうした構成によれば、キャップ20への吸着シート50の組み付けに際して、一対の案内部38により組み付け位置に向けて吸着シート50が案内される。このため、吸着シート50の接合作業をより一層容易に行うことができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・本実施形態では、吸着シート50の第2縁部52bを接合した後に第1縁部52aを接合したが、第1縁部52aを接合した後に第2縁部52bを接合するようにしてもよい。
・傾斜リブ34は省略することもできる。この場合、第1傾斜部31を一般面30の延在方向Xの全体にわたって延在させるようにしてもよい。
・案内部38は延在方向Xの一方側にのみ設けられていてもよい。
・案内部38は省略することもできる。
・第1接合面31a及び第2接合面32aの数、位置、及び大きさは適宜変更できる。
・溝部33,35は省略することもできる。
・規制部36は、吸着シート50の延在方向Xの全体にわたって設けられていてもよい。この場合、接合用工具101と規制部36とが干渉しない位置にて規制部36をキャップ20の内側に設ければよい。
・複数の規制部が延在方向Xに互いに間隔をおいて設けられていてもよい。
・規制部36は省略することもできる。
・吸着シート50の本体部51と周壁22aの一般面30との隙間は省略することもできる。
・吸着シート50の本体部51と周壁22aの一般面30との隙間は、本体部51の一部に対応した位置に設けられるものであってもよい。
・接合面は、吸着シート50の縦縁部53に対応して設けられるものであってもよい。
・本発明は、機能性シートとして、不織布からなる吸音シートを備える内燃機関のエアクリーナに対しても適用することができる。
10…ケース、11…開口、12…周壁、12a…周壁、13…底壁、14…インレット、15…フランジ部、20…キャップ、21…開口、22…周壁、22a…周壁、22b…周壁、23…底壁、24…アウトレット、24a…フランジ部、25…フランジ部、30…一般面、31…第1傾斜部、31a…第1接合面、32…第2傾斜部、32a…第2接合面、33…溝部、34…傾斜リブ、35…溝部、36…規制部、36a…切り欠き部、37…延在部、38…案内部、40…フィルタエレメント、41…濾過部、42…シール部、50…吸着シート、51…本体部、52…横縁部、52a…第1縁部、52b…第2縁部、53…縦縁部、100…固定治具、101…接合用工具、102…接合用工具。

Claims (8)

  1. インレットを有するケースと、アウトレットを有するキャップと、前記ケースの開口及び前記キャップの開口の間に設けられるフィルタエレメントと、前記キャップの開口を囲む周壁に沿って設けられた機能性シートと、を備える内燃機関のエアクリーナであって、
    前記周壁は、前記機能性シートの本体部に対向する一般面と、前記機能性シートの縁部が接合される接合面と、を有し、
    前記接合面は、前記キャップの開口から離れるほど前記キャップの内側に位置するように前記一般面に対して傾斜している、
    内燃機関のエアクリーナ。
  2. 前記機能性シートは、前記アウトレットを通じて前記キャップ内に流入する内燃機関の蒸発燃料を吸着する吸着シートである、
    請求項1に記載の内燃機関のエアクリーナ。
  3. 前記本体部と前記一般面との間には、隙間が設けられている、
    請求項2に記載の内燃機関のエアクリーナ。
  4. 前記機能性シートは、前記キャップの開口縁に沿って延在する第1縁部と、前記キャップの開口縁に沿って延在するとともに前記第1縁部よりも前記キャップの開口に近い第2縁部とを有し、
    前記第1縁部は、前記接合面に接合されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関のエアクリーナ。
  5. 前記接合面は、前記第1縁部の延在方向における一部に対応して設けられており、
    前記周壁には、前記第1縁部のうち前記接合面に接合されていない部分よりも前記キャップの内側に位置し、当該部分の浮き上がりを規制する規制部が突設されている、
    請求項4に記載の内燃機関のエアクリーナ。
  6. 前記接合面よりも前記キャップの内側には、前記第1縁部の延在方向に沿って形成された溝部が前記接合面と隣り合って設けられている、
    請求項4または請求項5に記載の内燃機関のエアクリーナ。
  7. 前記接合面を第1接合面とするとき、
    前記接合面は、前記第2縁部が接合される第2接合面を有し、
    前記第1接合面と前記第2接合面とは前記第1縁部の延在方向において互いに異なる位置に設けられている、
    請求項4〜請求項6のいずれか一項に記載の内燃機関のエアクリーナ。
  8. 前記機能性シートは、長方形板状をなし、前記キャップの開口の内縁に沿って延在する一対の横縁部と、一対の前記横縁部の両端同士を連結する一対の縦縁部とを有し、
    前記周壁には、前記横縁部の延在方向における一対の前記縦縁部の外側にそれぞれ位置し、前記縦縁部の延在方向に沿って延在するとともに、前記キャップへの前記機能性シートの組み付けに際して、組み付け位置に向けて前記機能性シートを案内する一対の案内部が突設されている、
    請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の内燃機関のエアクリーナ。
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Citations (6)

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