JP6572813B2 - エアクリーナ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に供給される吸気を濾過するエアクリーナに関する。
内燃機関には、吸気通路を通じて吸気が供給される。エアクリーナは、吸気通路を構成する一部材である。特許文献1に記載のエアクリーナは、内部を吸気が流動するケースを有する。ケースは、2分割される構成であり、第1ケースと第2ケースとを対向させて互いに組付けることにより構成されている。ケースの内部には吸気を濾過するエレメントが収容されている。エレメントはその周縁が第1ケース及び第2ケースに挟まれている。エレメントによって、ケースの内域が第1ケース側と第2ケース側とに仕切られている。第1ケースには吸気が導入される導入部が設けられている。第2ケースには吸気を導出する導出部が設けられている。導入部から第1ケース内に導入された吸気は、エレメントを通過して第2ケース内に流動する。吸気はエレメントを通過するときに塵や埃などが取り除かれて濾過される。第2ケース内に流れた吸気は導出部から排出され、エアクリーナよりも下流側の吸気通路を通じて内燃機関に供給される。特許文献1に記載のエアクリーナには、第1ケース内に、吸気の流れを誘導するガイド部が設けられている。導入部を通じて第1ケースに導入された吸気は、ガイド部に沿って、その流れがエレメントに向けられる。
特開2008‐25396号公報
吸気通路では、吸気脈動による空気の振動が吸気下流側の吸気マニホールドから吸気上流側のエアクリーナに向けて伝達される。この振動がエアクリーナを通過して、吸気通路の上流端である吸気口まで伝達されると、該吸気口から空気が放出されて騒音が生じるおそれがある。上記特許文献1に記載のエアクリーナは、吸気通路における空気の振動をその内域で拡散させることにより減衰させる。しかしながら、吸気脈動に起因した騒音を抑える上では、エアクリーナにおける吸音効果をより高めることが望ましく、特許文献1に記載されているエアクリーナであっても未だ改善の余地がある。
上記課題を解決するためのエアクリーナは、吸気を濾過するエレメントを収容し、該エレメントによって内部が仕切られているケースを有し、前記ケースは、前記エレメントによって仕切られている一方の内域に連通している導入部と、前記エレメントによって仕切られている他方の内域に連通している導出部とを有し、前記導入部から導入された吸気を前記エレメントによって濾過した後に前記導出部から導出するエアクリーナであって、前記ケースには、樹脂からなる枠体と、該枠体に固定された吸音体とから構成されたガイド部が収容されており、前記枠体及び前記吸音体は、前記導入部から導入された吸気の流れを前記導出部側に指向させる指向面を構成し、前記ケースの内部には、前記ガイド部における前記指向面とは反対側の対向面と前記ケースの内壁面とによって囲まれた吸音室が設けられている。
上記構成では、エアクリーナに吸音体を有するガイド部が設けられており、吸気脈動による空気の振動がエアクリーナに伝達されたときに該振動を吸音体によって減衰させる。また、エアクリーナには、ガイド部とケースとの間に吸音室が設けられている。吸音室には、空気が存在し、該空気はその粘性によりばねのように機能する。低周波の振動は、吸音体を透過する場合があるが、この場合には、吸音室のばね効果により該振動が減衰される。これにより、吸音体や吸音室を備えない構成に比して、吸気脈動による空気の振動を減衰させることができる。また、吸音体は枠体と共にガイド部の指向面を構成しており、吸気の流れを導入部から導出部側に指向させる。そのため、ガイド部を備えない構成に比して、エアクリーナの吸気の圧力損失を低下させることもできる。
車両のエンジンルームに設けられている内燃機関とエアクリーナとを示す模式図。 エアクリーナの構成を示す断面図。 図2の3−3線に沿った断面図。 図2の一部を拡大して示す断面図。 第1ガイド部を第1ケースに組付ける前の状態を示す断面図。 第1ガイド部を第1ケースに組付けたときの状態を示す断面図。 第1ガイド部と第1ケースとの固定態様を示す断面図。 他の例のエアクリーナの構成を示す断面図。 同エアクリーナのガイド部の構成を示す断面図。
エアクリーナの一実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
図1に示すように、車両のエンジンルーム100には、内燃機関110が収容されている。内燃機関110には、吸気通路120を通じて吸気が供給される。吸気通路120は、内燃機関110に連結されている吸気マニホールド121を有している。吸気マニホールド121には、吸気管122の一端が連結されている。吸気管122の他端には、エアクリーナ10が連結されている。エアクリーナ10にはエアダクト123が連結されている。エアダクト123の一端は開口し、吸気口123Aを構成している。吸気口123Aから取り込まれた吸気は、エアダクト123、エアクリーナ10、吸気管122、及び吸気マニホールド121を順に流れて内燃機関110に供給される。
図2に示すように、エアクリーナ10は、樹脂製のケース20を有している。ケース20は、2分割される構成であり、第1ケース30と第2ケース40とからなる。第1ケース30は、底壁31と、該底壁31の周縁に全周に亘って連結されている周側壁32とを有している。周側壁32は、図2及び図3に示すように、互いに対向する左側壁32A及び右側壁32Bと、左側壁32A及び右側壁32Bを連結し、互いに対向する前側壁32C及び後側壁32Dとからなる。第1ケース30は、底壁31の反対側(図2の上側)が開口した箱状に形成されている。底壁31の内周面及び周側壁32の内周面は、第1ケース30の内壁面33を構成している。周側壁32の開口端(図2の上端)には、全周に亘ってフランジ34が設けられている。フランジ34は、周側壁32の前記開口端から外方に延びている第1延設部34Aと、第1延設部34Aの先端から屈曲して第2ケース40側に延びている第2延設部34Bとを有している。周側壁32の左側壁32Aには、筒状に形成されている導入部35が設けられている。第1ケース30の内域と導入部35とは連通している。導入部35には、エアダクト123が連結されている。
第2ケース40は、底壁41と、該底壁41の周縁に全周に亘って連結されている周側壁42とを有している。周側壁42は、図2に示すように、互いに対向する左側壁42A及び右側壁42Bと、左側壁42A及び右側壁42Bを連結し、互いに対向する前側壁(図示略)及び後側壁42Dとからなる。第2ケース40は、底壁41の反対側(図2の下側)が開口した箱状に形成されている。底壁41の内周面及び周側壁42の内周面は、第2ケース40の内壁面43を構成している。周側壁42の開口端(図2の下端)には、全周に亘ってフランジ44が設けられている。フランジ44は、周側壁42の前記開口端から外方に延びている第3延設部44Aと、第3延設部44Aの先端から屈曲して第1ケース30側に延びている第4延設部44Bとを有している。周側壁42の左側壁42Aには、筒状に形成されている導出部45が設けられている。第2ケース40の内域と導出部45とは連通している。導出部45には、吸気管122が連結されている。
第1ケース30と第2ケース40とは、それらの開口が互いに連通するように対向した状態で組付けられている。こうして構成されているケース20には、エレメント50が収容されている。エレメント50は、濾紙などの濾材から構成されており、厚板状の濾過部51と、該濾過部51の周面から突出し、濾過部51よりも薄板状の連結片52とを有している。連結片52は、濾過部51の周方向全周に亘って連続して設けられている。連結片52は、第1ケース30のフランジ34と第2ケース40のフランジ44とによって挟まれている。これにより、ケース20にエレメント50が保持されている。フランジ34の第2延設部34Bの内周面から周側壁32の内周面までの長さL1、フランジ44の第4延設部44Bの内周面から周側壁42の内周面までの長さL2、及び連結片52の突出長さL3は同じである(L1=L2=L3)。濾過部51の周面は、第1ケース30及び第2ケース40の周側壁32,42の内周面に当接しており、該エレメント50によってケース20の内域が、第1ケース30側と第2ケース40側とに仕切られている。
エアダクト123から導入部35に流れた吸気は、第1ケース30側の内域に導入される。第1ケース30側の内域に導入された吸気は、エレメント50を通過して濾過された後、第2ケース40側の内域に流れる。第2ケース40側の内域に流れた吸気は、導出部45から吸気管122へ導出される。
ケース20には、第1ガイド部60及び第2ガイド部70も収容されている。なお、第1ガイド部60の構成と第2ガイド部70の構成とは、図2において上下対称である。そのため、本実施形態では、第1ガイド部60の構成について説明し、第2ガイド部70の構成については同様の符号を付してその説明を省略する。
図2及び図3に示すように、第1ガイド部60は、枠体61と、該枠体61に固定された吸音体64とからなる。枠体61は、樹脂からなり、格子状に形成されている。すなわち、枠体61は、複数の縦桟611と、該縦桟611と直交する複数の横桟612とによって構成されており、四角形状の複数の孔62を有している。図2に示すように、枠体61は、第1ケース30の左側壁32Aから右側壁32Bまで延びている。図3に示すように、枠体61の周面は、左側壁32A、前側壁32C、及び後側壁32Dの内周面に当接している。枠体61には、左側壁32Aに当接している一端部に、導入部35側に突出した固定板部68を有している。固定板部68の裏面は、導入部35の内周面に当接している。
図2及び図3に示すように、枠体61は、右側壁32側ほどエレメント50に近接するように湾曲している。枠体61のエレメント50側の表面61Aには、整流リブ63が設けられている。第1ガイド部60は、整流リブ63が形成されている部分が他の部分に比して厚肉になっている。整流リブ63は、導入部35側に位置する第1リブ63A、第2リブ63B、及び第3リブ63Cと、これら第1リブ63A、第2リブ63B、及び第3リブ63Cよりも導入部35から離間した位置に設けられている第4リブ63D、第5リブ63E、及び第6リブ63Fとを有している。第2リブ63B、第4リブ63D、第5リブ63E、及び第6リブ63Fは、導入部35の軸線方向(図3の左右方向)と同じ方向に延びている。第1リブ63A及び第3リブ63Cは、前記軸線方向に対して傾斜した方向に延びており、枠体61における他端部側(図3の右側)ほど互いに離間している。
図2に示すように、吸音体64は、例えばウレタン素材のスポンジであって、枠体61よりも厚肉の板状に形成されている。吸音体64は、枠体61の表面61Aの反対側の裏面61Bに、例えば溶着によって固定されている。図2及び図3に示すように、吸音体64の周面は、左側壁32A、右側壁32B、前側壁32C、及び後側壁32Dの内周面に当接している。吸音体64は、枠体61の孔62を塞いでいる。第1ケース内の吸気は、枠体61の孔を通じて吸音体64に接触可能である。
図2及び図3に示すように、第1ガイド部60には、エレメント50と対向している吸音体64の表面64Aと、枠体61の表面61Aとによって指向面65が形成されている。第1ケース30に導入された吸気はこの指向面65に沿って流れる。指向面65は、導入部35から離間するほどエレメント50に近接するように湾曲しており、図2に実線の矢印で示すように、導入部35から導入された吸気の流れをエレメント50側、すなわち導出部45側に指向させる。また、第2ガイド部70の指向面65は、図2に一点鎖線の矢印で示すように、エレメント50を通過した吸気の流れを導出部45側に指向させる。なお、吸音体64の表面64Aと枠体61の表面61Aとによって指向面65が構成されていることから、図3に示すように、該指向面65には枠体61の厚さの分だけ段差Sが生じているが、枠体61の厚さは、この段差Sによって吸気に乱れが生じない厚さ(例えば1.5mm)に設定されている。
吸音体64における表面64Aの反対側の裏面64Bは、第1ガイド部60における指向面65と反対側の対向面67を構成している。第1ガイド部60における対向面67は、第1ケース30の内壁面33から離間している。また、第2ガイド部70における対向面67は、第2ケース40の内壁面43から離間している。そのため、ケース20の内部には、対向面67、底壁31の内周面、及び周側壁32の内周面によって囲まれた第1吸音室80が第1ケース30側の内域に設けられ、対向面67、底壁41の内周面、及び周側壁42の内周面によって囲まれた第2吸音室81が第2ケース40側の内域に設けられている。吸気を通過させる通気率は、吸音体64よりもエレメント50の方が高く、エアクリーナ10を流れる吸気は、エレメント50を通過する一方で吸音体64を通過しにくい。そのため、第1吸音室80及び第2吸音室81には吸気は流れ難い。
図4に示すように、第1ガイド部60における枠体61の固定板部68は、導入部35の内周面に設けられている突出ピン36を介して第1ケース30に固定されている。次に、この固定方法について説明する。
図5に示すように、枠体61の固定板部68には、挿通孔66が設けられている。挿通孔66に突出ピン36が挿通されるように第1ガイド部60を第1ケース30に組付ける。
図6に示すように、第1ケース30に第1ガイド部60が組付けられた状態では、吸音体64の周面が第1ケース30の内壁面33に当接する。そして、挿通孔66に挿通されている突出ピン36と対向するように、かしめ具200を配置する。かしめ具200は、熱源から熱が伝えられて高温になる。図7に示すように、高温のかしめ具200を突出ピン36の先端から基端に向けて該突出ピン36に押し付けることにより、突出ピン36の先端部を熱により変形させて拡径させる。これにより、導入部35と突出ピン36の先端部とによって固定板部68が挟まれて保持される。なお、図3に示すように、枠体61の固定板部68には、複数の挿通孔66が形成されており、各挿通孔66はそれぞれ突出ピン36を介して導入部35に固定されている。また、図2に示すように、枠体61の右側壁32B側の他端部にも挿通孔66が複数形成されている。第1ケース30の右側壁32Bの内周面には、該挿通孔66に対応させて突出ピン36が設けられている。この他端部も、固定板部68と同様に、挿通孔66に挿通された突出ピン36の先端部をかしめ具200によってかしめることにより、第1ケース30に固定されている。なお、第2ケース40の導出部45の内周面及び右側壁42Bの内周面にも突出ピン46が設けられている。第2ガイド部70は、上述した方法と同様の方法によって、第2ケース40に固定されている。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
(1)本実施形態のエアクリーナ10には、吸音体64を有する第1ガイド部60及び第2ガイド部70が設けられている。そのため、図2に破線の矢印で示すように、吸気脈動による空気の振動が吸気下流側の吸気管122からエアクリーナ10に伝達されたときに、吸音体64が吸収して該振動を減衰させる。また、エアクリーナ10には、第1ガイド部60と第1ケース30との間に第1吸音室80が設けられ、第2ガイド部70と第2ケース40との間に第2吸音室81が設けられている。各吸音室80,81には、空気が存在し、該空気はその粘性によりばねのように機能する。低周波の振動は、吸音体64を透過する場合があるが、この場合には、各吸音室80,81のばね効果により該振動が減衰される。これにより、吸音体64や吸音室80,81を備えない構成に比して、吸気脈動による空気の振動を減衰させることができる。そのため、図2に示すように、吸気下流側からエアクリーナ10に伝達された空気の振動をエアクリーナ10よりも吸気上流側に伝達する間に、該振動は減衰される。
また、吸音体64は枠体61と共に各ガイド部60,70の指向面65を構成しており、図2に実線及び一点鎖線の矢印で示すように、吸気の流れを導入部35から導出部45側に指向させる。そのため、各ガイド部60,70を備えない構成に比して、エアクリーナ10を吸気が流れる際の圧力損失を低下させることもできる。
(2)第1ガイド部60の枠体61には、整流リブ63が設けられている。導入部35側に位置する第1リブ63A及び第3リブ63Cは、導入部35の軸線方向に対して傾斜した方向に延びており、導入部35から離間するほど互いに離間している。そのため、図3に矢印で示すように、第1ガイド部60では、導入部35から導入された吸気が第1リブ63A及び第3リブ63Cに沿って流れることにより、第1ケース30内に広がって流れやすくなる。そして、指向面65に沿ってエアクリーナ10に案内されるため、エアクリーナ10の一部に吸気が偏って流れることが抑えられる。また、第2ガイド部70では、エアクリーナ10を通過した吸気を整流リブ63に沿って流すことにより、該吸気が導出部45側に向けて収束しやすくなる。このように、エアクリーナ10を流れる吸気を整流リブ63によって整流することにより、吸気の圧力損失を低下させる上で、適切な構成を実現できる。
(3)ウレタン素材の剛性の低い吸音体64を、樹脂からなるより剛性の高い枠体61に固定して、各ガイド部60,70を構成している。そのため、吸音体64が枠体61によって支持されて、吸音体64の配置状態が安定する。したがって、吸気通路120内の負圧が吸音体64に作用したとしても、吸音室80,81の容積を相応に確保して吸音効果を維持することができる。
上記実施形態は以下のように変更して実施することができる。
・整流リブ63の形状、数、配置は適宜変更が可能である。例えば、第1リブ63A、第2リブ63B、及び第3リブ63Cのみを備え、第4リブ63D、第5リブ63E、及び第6リブ63Fを備えなくてもよい。また、第2リブ63B、第4リブ63D、第5リブ63E、及び第6リブ63Fが導入部35の軸線方向に対して傾斜していてもよいし、第1リブ63A及び第3リブ63Cが前記軸線方向と同じ方向に延びていてもよい。
・第1ガイド部60の枠体61に設けられている整流リブ63の構成と、第2ガイド部70の枠体61に設けられている整流リブ63の構成が異なっていてもよい。また、各ガイド部60,70の少なくとも一方の整流リブ63を省略してもよい。
・枠体61の裏面61Bに吸音体64を固定していたが、枠体61の表面61Aに吸音体64を固定してもよい。この構成では、吸音体64の表面64Aによって指向面65が構成され、枠体61の裏面61B及び吸音体64の裏面64Bによって対向面67が構成される。
・ガイド部60,70の構成は上記実施形態に記載した構成に限られない。例えば、次のような構成を採用してもよい。
すなわち、枠体61を厚くすると、該枠体61の表面61Aと吸音体64の表面64Aとの段差Sが大きくなる。そのため、図8に示すように、吸音体64の表面64Aに、枠体61の孔62の形状と同形状の凸部90を設ける。凸部90の突出高さは枠体61の厚さと同じである。これにより、図9に示すように、枠体61に吸音体64が固定された状態では、枠体61の表面61Aと吸音体64の表面64Aとが面一になり、指向面65が滑らかになる。こうした構成によれば、枠体61の厚さを厚くした場合における吸気の圧力損失の増大を抑えることができる。
また、枠体61の孔62と同じ形状の複数の吸音体を設け、該吸音体を孔62に嵌めて固定することによってガイド部60,70が構成されていてもよい。さらには、吸音体の内部に枠体を埋設したものであってもよい。
・第1ガイド部60及び第2ガイド部70の構成は、対称でなくてもよい。例えば、吸音体64の厚さが異なっていてもよいし、一方の枠体61の形状が格子状でなくてもよい。
・第1ガイド部60及び第2ガイド部70の一方を省略してもよい。また、ケース20内に、第1ガイド部60及び第2ガイド部70とは異なる第3ガイド部を収容するようにしてもよい。なお、ケース20内に収容されるガイド部の数は4つ以上であってもよい。
・枠体61の縦桟611と横桟612とは直交している必要はなく、それらの交差角度は適宜変更可能である。
・吸音体64と枠体61との固定方法は溶着に限らない。例えば、接着剤を用いて接着してもよい。
・ガイド部60,70をケース20に固定する方法は、上述した方法に限られない。例えば、弾性変形を利用して互いの部材を係止するスナップフィットやクリップ止めなどの方法を用いてガイド部60,70をケース20に固定してもよい。
・ケース20は、2分割された構成に限らず、3つ以上に分割された構成部材を互いに組付けることによって構成されていてもよい。
10…エアクリーナ、20…ケース、30…第1ケース、31…底壁、32…周側壁、32A…左側壁、32B…右側壁、32C…前側壁、32D…後側壁、33…内壁面、34…フランジ、34A…第1延設部、34B…第2延設部、35…導入部、36…突出ピン、40…第2ケース、41…底壁、42…周側壁、42A…左側壁、42B…右側壁、42C…前側壁、42D…後側壁、43…内壁面、44…フランジ、44A…第3延設部、44B…第4延設部、45…導出部、46…突出ピン、50…エレメント、51…濾過部、52…連結片、60…第1ガイド部、61…枠体、611…縦桟、612…横桟、61A…表面、61B…裏面、62…孔、63…整流リブ、63A…第1リブ、63B…第2リブ、63C…第3リブ、63D…第4リブ、63E…第5リブ、63F…第6リブ、64…吸音体、64A…表面、64B…裏面、65…指向面、66…挿通孔、67…対向面、68…固定板部、70…第2ガイド部、80…第1吸音室、81…第2吸音室、90…凸部、100…エンジンルーム、110…内燃機関、120…吸気通路、121…吸気マニホールド、122…吸気管、123…エアダクト、123…吸気口、200…かしめ具。

Claims (1)

  1. 吸気を濾過するエレメントを収容し、該エレメントによって内部が仕切られているケースを有し、
    前記ケースは、前記エレメントによって仕切られている一方の内域に連通している導入部と、前記エレメントによって仕切られている他方の内域に連通している導出部とを有し、
    前記導入部から導入された吸気を前記エレメントによって濾過した後に前記導出部から導出するエアクリーナにおいて、
    前記ケースには、樹脂からなり、格子状に形成された枠体と、該枠体に固定された吸音体とから構成されたガイド部が収容されており、
    前記枠体及び前記吸音体は、前記導入部から導入された吸気の流れを前記導出部側に指向させる指向面を構成し、
    前記ケースの内部には、前記ガイド部における前記指向面とは反対側の対向面と前記ケースの内壁面とによって囲まれた吸音室が設けられている
    エアクリーナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023020347A (ja) * 2021-07-30 2023-02-09 株式会社セキソー エアクリーナー用吸音装置

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