JP2019148258A - 内燃機関のプリクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】異物の分離性能を向上させつつ通気抵抗の増大を抑制すること。【解決手段】プリクリーナ10は、筒状の側壁11aを有するケーシング11と、ケーシング11の内部においてケーシング11の軸線Cに対して傾斜して配置された羽根23a,23bを有し、軸線Cを中心に吸気を旋回させる旋回発生翼20a,20bとを備えている。旋回発生翼20a,20bは、ケーシング11の軸線方向に互いに間隔をおいて配置されている。旋回発生翼20a,20bのうち上流側に位置する第1旋回発生翼20aの各羽根23aの軸線Cに対する傾斜角度D1は、下流側に位置する第2旋回発生翼20bの各羽根23bの軸線Cに対する傾斜角度D2よりも小さくされている(D1<D2)。【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関の吸気通路におけるエアクリーナの濾過部よりも上流側に設けられるプリクリーナに関する。
内燃機関の吸気通路には、吸気に含まれる異物を捕集するエアクリーナが設けられている。
また、車載内燃機関の吸気通路におけるエアクリーナの濾過部よりも上流側の部分には、吸気に含まれる比較的大きな異物を取り除くためのプリクリーナが設けられている(例えば特許文献1参照)。
プリクリーナは、吸気通路を構成する筒状のケーシングと、ケーシングの内部に設けられ、吸気が通過することによって同吸気の旋回流を発生させる旋回発生翼と、ケーシングにおける上記旋回発生翼よりも下流側の部分に設けられ、吸気の旋回流により同吸気から遠心分離された異物を外部に排出する排塵部とを備えている。
特許文献1に記載のプリクリーナの旋回発生翼は、ケーシングの内周面に固定されたリングと、リングの中心部に設けられたノーズコーンと、リングとノーズコーンとの間に配置された複数の羽根とを備えている。
各羽根は、ガイドフィンと、ガイドフィンの下流側においてガイドフィンに対して傾斜して設けられ、吸気に旋回力を付与する変向フィンとが一体とされた形状を有している。ガイドフィンにより整流された吸気は、変向フィンにより流れ方向を変えられることで旋回流となる。
特開昭63−192951号公報(図3及び図6参照)
ところで、こうしたプリクリーナにおいて、吸気の旋回流の強さは、吸気通路の軸線に対する各羽根の傾斜角度に依存する。すなわち、軸線に対する各羽根の傾斜角度が大きくなるほど旋回流が強くなる。
ところが、旋回流が強くなるほど、遠心分離による異物の分離性能を向上させることができる一方、旋回発生翼を通過する際に各羽根から吸気が剥離しやすくなり、吸気の流れが乱れることによって通気抵抗が増大するという問題がある。
特に、特許文献1に記載のプリクリーナの場合には、ガイドフィンと変向フィンとの連結部を始点として吸気の剥離が生じやすい。
本発明の目的は、異物の分離性能を向上させつつ通気抵抗の増大を抑制することのできる内燃機関のプリクリーナを提供することにある。
上記目的を達成するための内燃機関のプリクリーナは、内燃機関の吸気通路におけるエアクリーナの濾過部よりも上流側に設けられるものであり、筒状の側壁を有するケーシングと、前記ケーシングの内部において前記ケーシングの軸線に対して傾斜して配置された羽根を有し、前記軸線を中心に吸気を旋回させる旋回発生翼と、を備え、前記旋回発生翼は、前記ケーシングの軸線方向に互いに間隔をおいて複数配置されており、複数の前記旋回発生翼のうち上流側に位置する前記旋回発生翼ほど、前記軸線に対する前記羽根の傾斜角度が小さくされている。
同構成によれば、各旋回発生翼を吸気が通過する毎に吸気の旋回流の強さが徐々に高められるようになる。また、各旋回発生翼がケーシングの軸線方向に互いに間隔をおいて配置されているため、旋回発生翼を構成する羽根からの吸気の剥離を抑制することができる。
本発明によれば、異物の分離性能を向上させつつ通気抵抗の増大を抑制することができる。
内燃機関のプリクリーナの一実施形態について、プリクリーナが設けられたエアクリーナを示す側面図。 同実施形態のプリクリーナ全体を示す斜視図。 同実施形態のプリクリーナについて、ケーシングを構成する各半割体及び旋回発生翼を互いに離間して示す分解斜視図。 同実施形態のプリクリーナを中心としたエアクリーナの断面図。 図4の5−5線に沿った断面図。 図4の6−6線に沿った断面図。 変形例のプリクリーナにおける図6に対応する断面図。 他の変形例のプリクリーナにおける図6に対応する断面図。 他の変形例のプリクリーナにおける図6に対応する断面図。
以下、図1〜図6を参照して、内燃機関のプリクリーナ(以下、プリクリーナ10)の一実施形態について説明する。なお、以降において、内燃機関の吸気通路における吸気流れ方向の上流側及び下流側をそれぞれ単に上流側及び下流側と称する。
図1及び図4に示すように、車載内燃機関の吸気通路には、プリクリーナ10を備えたエアクリーナ30が設けられている。
エアクリーナ30は、筒状のインレット32を有する第1ハウジング31aと、筒状のアウトレット34を有する第2ハウジング31bとを備えている。第1ハウジング31aと第2ハウジング31bとの間には、吸気を濾過するための濾過部33が設けられている。
図4に示すように、第1ハウジング31aの側壁には、インレット32と二重管をなす外筒部35が突設されている。
図2及び図3に示すように、プリクリーナ10は、円筒状の側壁11aを有するケーシング11を備えている。
ケーシング11の上流側端部である導入部12は、上流側ほど径が大きくされたファンネル形状をなしている。
図4に示すように、ケーシング11の下流側端部である導出部13は、第1ハウジング31aの外筒部35に接続されている。
図3及び図4に示すように、側壁11aの内周面には、上流側から順に、第1環状凹部11b及び第2環状凹部11cがケーシング11の軸線方向において互いに間隔をおいて設けられている。
図2及び図3に示すように、ケーシング11は、半割筒状の第1半割体11A及び第2半割体11Bとからなる。
第1半割体11Aの周方向の両端には、外周側に向けて突出する接合部14Aがケーシング11の軸線方向の全体にわたって設けられている。
第2半割体11Bの周方向の両端には、外周側に向けて突出する接合部14Bがケーシング11の軸線方向の全体にわたって設けられている。
第1半割体11Aの接合部14Aと、第2半割体11Bの接合部14Bとが互いに付き合わされて接合されることにより、筒状の側壁11aが形成されている。
図2〜図4に示すように、ケーシング11の第1環状凹部11b及び第2環状凹部11cには、第1旋回発生翼20a及び第2旋回発生翼20bがそれぞれ設けられている。
第1旋回発生翼20aは、円筒状の筒部21aと、筒部21aの中心部に位置するノーズコーン22と、筒部21aの内周面とノーズコーン22の外周面との間に配置された複数枚の羽根23aとを備えている。
複数の羽根23aは、周方向において等間隔に設けられている。各羽根23aは、ケーシング11の軸線(以下、軸線C)に対して傾斜している。
第2旋回発生翼20bは、第1旋回発生翼20aと同様にして、筒部21bと、ノーズコーン22と、複数枚の羽根23bとを備えている。
複数の羽根23bは、周方向において等間隔に設けられている。各羽根23bは、軸線Cに対して傾斜している。
ここで、図4に示すように、第1旋回発生翼20aの各羽根23aの軸線Cに対する傾斜角度D1は、第2旋回発生翼20bの各羽根23bの軸線Cに対する傾斜角度D2よりも小さくされている(D1<D2)。
図5に示すように、第1旋回発生翼20aの筒部21aの外周面には、筒部21aの外周面の一般部よりも外周側に突出した第1位置決め凸部25が設けられている。
第1半割体11Aの第1環状凹部11bの一部には、第1位置決め凸部25の外面に沿った形状の内面を有する第1位置決め凹部15が設けられている。
第1位置決め凸部25と第1位置決め凹部15とが互いに係止され、且つ、筒部21aの外周面が第1環状凹部11bの内周面に接合されている。このことにより、第1旋回発生翼20aは、ケーシング11の軸線Cを中心とする周方向において位置決めされる。
図6に示すように、第2旋回発生翼20bの筒部21bの外周面には、筒部21bの外周面の一般部よりも外周側に突出した第2位置決め凸部26が設けられている。
第1半割体11Aの第2環状凹部11cの一部には、第2位置決め凸部26の外面に沿った形状の内面を有する第2位置決め凹部16が設けられている。
第2位置決め凸部26と第2位置決め凹部16とが互いに係止され、且つ、筒部21bの外周面が第2環状凹部11cの内周面に接合されている。このことにより、第2旋回発生翼20bは、ケーシング11の軸線Cを中心とする周方向において位置決めされる。
なお、第1位置決め凸部25と第1位置決め凹部15とにより、本発明に係る位置決め部が構成されている。また、第2位置決め凸部26と第2位置決め凹部16とにより、本発明に係る位置決め部が構成されている。
ここで、本実施形態では、第1位置決め凸部25(第1位置決め凹部15)と第2位置決め凸部26(第2位置決め凹部16)とは互いに異なる形状を有している。
すなわち、図5に示すように、第1位置決め凸部25の外面を構成する一対の平面部25aのなす角度は100度に設定されている。これに対して、図6に示すように、第2位置決め凸部26の外面を構成する一対の平面部26aのなす角度は100度よりも小さい角度(例えば90度)に設定されている。
図4に示すように、第1ハウジング31aの外筒部35の下部には、インレット32と外筒部35との間のダストを排出する排出口41が突設されている。
排出口41には、ゴムなどの可撓性部材により形成されたダストカップ42が組み付けられている。ダストカップ42の下端には、吸気通路内の圧力変動や車両振動によって開閉するリップ部42aが設けられている。
本実施形態の排出口41及びダストカップ42によって、排塵部40が構成されている。
本実施形態では、各半割体11A,11Bが圧縮成形された繊維成形体の一体成形品からなる。
次に、各半割体11A,11Bを構成する繊維成形体について説明する。
側壁11aは、プリクリーナ10の内周面を構成する内層と、内層の外周面に固定され、プリクリーナ10の外周面をなす外層とを備えている(いずれも図示略)。
各層を構成する各繊維成形体は、例えばPET(ポリエチレンテレフタラート)からなる芯部と同PET繊維よりも融点の低い変性PETからなる鞘部(いずれも図示略)とを有する周知の芯鞘型の複合繊維からなる不織布と、PET繊維からなる不織布とにより構成されている。なお、上記複合繊維の鞘部をなす変性PETが繊維同士を結合するバインダとして機能する。
変性PETの配合割合は30〜70%であることが好ましい。本実施形態では、変性PETの配合割合が50%とされている。
なお、こうした複合繊維としては他に、PETよりも融点の低いPP(ポリプロピレン)を有するものであってもよい。
各層を構成する各繊維成形体の目付け量は共に、250g/m〜750g/mであることが好ましい。本実施形態では、各層を構成する各繊維成形体の目付け量が共に400g/mとされている。
各半割体11A,11Bは、所定の厚さ(例えば30〜100mm)の上記不織布シートを熱圧縮(熱プレス)することにより成形されている。
次に、ケーシング11の(各半割体11A,11B)の各部の構成について詳細に説明する。
ケーシング11の導出部13、各接合部14A,14B、各環状凹部11b,11c(各位置決め凹部15、16を含む)は、いずれも高圧縮部である。
また、ケーシング11におけるそれ以外の部位は、上記高圧縮部よりも低い圧縮率にて熱圧縮成形された通気性の低圧縮部である。すなわち、各旋回発生翼20a,20bの上流側及び下流側に隣り合う側壁11aは、通気性を有している。
高圧縮部の通気度(JISL1096,A法(フラジール形法))は、略0cm/cm・sとされている。また、高圧縮部の板厚としては、0.5〜1.5mmであることが好ましい。本実施形態では、高圧縮部の板厚が0.7mmとされている。
低圧縮部の通気度は、3cm/cm・sとされている。また、低圧縮部の板厚としては、0.8〜3.0mmであることが好ましい。本実施形態では、低圧縮部の板厚が1.0mmとされている。
次に、本実施形態のプリクリーナ10の基本的な作用について説明する。
内燃機関の運転中においては、導入部12を通じてケーシング11内に吸気が導入される。そして、第1旋回発生翼20aを吸気が通過する際に、各羽根23aにより吸気の流れ方向を変えられることで旋回流となる。
また、第2旋回発生翼20bを吸気が通過する際に、各羽根23bにより吸気の流れ方向が更に変えられることで旋回流の強さが高められる。
吸気の旋回流により同吸気から遠心分離された異物は、インレット32と外筒部35との間に流入する。
そして、異物は自重により排出口41を通じてダストカップ42内に収容される。
なお、吸気通路内の圧力変動や車両振動などによってダストカップ42のリップ部42aが開放される際に、ダストカップ42内の異物が外部に排出される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)プリクリーナ10は、筒状の側壁11aを有するケーシング11と、ケーシング11の内部においてケーシング11の軸線Cに対して傾斜して配置された羽根23a,23bを有し、軸線Cを中心に吸気を旋回させる旋回発生翼20a,20bとを備えている。旋回発生翼20a,20bは、ケーシング11の軸線方向に互いに間隔をおいて配置されている。旋回発生翼20a,20bのうち上流側に位置する第1旋回発生翼20aの各羽根23aの軸線Cに対する傾斜角度D1は、下流側に位置する第2旋回発生翼20bの各羽根23bの軸線Cに対する傾斜角度D2よりも小さくされている(D1<D2)。
こうした構成によれば、各旋回発生翼20a,20bを吸気が通過する毎に吸気の旋回流の強さが徐々に高められるようになる。また、各旋回発生翼20a,20bがケーシング11の軸線方向に互いに間隔をおいて配置されているため、旋回発生翼20a,20bを構成する羽根23a,23bからの吸気の剥離を抑制することができる。したがって、異物の分離性能を向上させつつ通気抵抗の増大を抑制することができる。
(2)ケーシング11の側壁11aのうち、第2旋回発生翼20bの上流側及び下流側の双方に隣り合う部分が通気性の繊維成形体からなる。
下流側に配置される第2旋回発生翼20bにおいては、吸気の旋回流の強さが高められることから、吸気が羽根23bから剥離して渦流が発生しやすい。そのため、こうした渦流の発生に起因した吸気音、所謂、笛吹き音が生じやすい。こうした吸気音は、吸気通路の導入部12を通じて外部に伝播される。
この点、上記構成によれば、下流側に配置される第2旋回発生翼20bを吸気が通過する際に発生した吸気音のうち、第2旋回発生翼20bから下流側に向かう音波及び第2旋回発生翼20bの上流側に向かう音波の双方がケーシング11の側壁11aを通過する際に吸収される。
すなわち、吸気音の音波の圧力が側壁11aを構成する繊維成形体の通気により熱エネルギに変換されて放出される。これにより、導入部12を通じて外部に伝播される吸気音が減音される。
したがって、吸気騒音を低減しつつ異物の分離性能を向上させることができる。
(3)ケーシング11の側壁11a全体が通気性の繊維成形体により一体成形されている。
こうした構成によれば、側壁11a全体が通気性の繊維成形体で一体成形されるため、部品点数を低減できる。これにより、ケーシング11の構成を簡単にすることができる。
ところで、ケーシング11の側壁11aを通気性の繊維成形体で一体成形した場合、剛性が不足しやすいために、吸気負圧によってケーシング11が変形して閉塞するおそれがある。
この点、上記構成によれば、複数の旋回発生翼20a,20bが配置されることによってケーシング11の剛性が高められるため、ケーシング11の変形を抑制することができる。
(4)ケーシング11は、半割筒状をなす一対の半割体11A,11Bを有している。旋回発生翼20a,20bは、筒部21a,21bと、筒部21a,21bの内側に設けられた複数枚の羽根23a,23bとを有している。筒部21a,21bの外周面が各半割体11A,11Bの内周面(環状凹部11b,11c)に接合されている。
こうした構成によれば、側壁11aの内部に旋回発生翼20a,20bを容易に接合して組み付けることができる。
(5)筒部21a,21bの外周面及び半割体11A,11Bの内周面(環状凹部11b,11c)には、互いに係止されることで周方向におけるケーシング11に対する旋回発生翼20a,20bの位置決めを行う位置決め部(第1位置決め凸部25及び第1位置決め凹部15,第2位置決め凸部26及び第2位置決め凹部16)が設けられている。
こうした構成によれば、ケーシング11に対する旋回発生翼20a,20bの周方向における位置決めを容易に行うことができる。
(6)第1旋回発生翼20aの位置決め部(第1位置決め凸部25及び第1位置決め凹部15)と第2旋回発生翼20bの位置決め部(第2位置決め凸部26及び第2位置決め凹部16)とは、互いに異なる形状を有している。
こうした構成によれば、位置決め部の形状が第1旋回発生翼20aと第2旋回発生翼20bとで異なるため、例えば第1旋回発生翼20aが第2環状凹部11cに組み付けられること、いわゆる誤組み付けを簡単且つ確実に抑制することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・図7〜図9に示すように、位置決め凸部は、筒部の外周面から軸線Cに対して垂直方向に延びる突片であってもよい。
また、上記実施形態と同一の構成については同一の符号を付すとともに、上記実施形態と対応する構成について図7では「100」を加算した「1**」を付し、図8では「200」を加算した「2**」を付し、図9では「300」を加算した「3**」を付すことにより重複する説明を省略する。
例えば、図7に示すように、筒部121の外周面から延びる突片125が挿入される位置決め凹部115を、ケーシング111の内周面に設けるようにすることもできる。
また、図8に示すように、筒部221の外周面から延びる一対の突片225を、ケーシング211の各半割体211A,211Bの両接合部14A,14Bでそれぞれ挟み込み、接合するようにしてもよい。
さらに、図9に示すように、筒部321の外周面から延びる一対の突片325を、ケーシング311に設けた貫通孔315に差し込み、突片325のうち貫通孔315から突出した端部326を、貫通孔315の周方向の直径よりも大きくなるよう熱かしめすることにより、抜け止め構造をなすようにしてもよい。
・側壁11aのうち第2旋回発生翼20bと第1旋回発生翼20aとの間の部分のみを通気性の繊維成形体により構成することもできる。
・側壁11aのうち導出部13と第2旋回発生翼20bとの間の部分のみを通気性の繊維成形体により構成することもできる。
・上記実施形態及び各変形例では、ケーシングの側壁が繊維成形体からなるものについて例示したが、ケーシングの側壁を硬質樹脂材料によって形成することもできる。この場合であっても、上記実施形態の効果(1)を奏することができる。
10…プリクリーナ、11,111,211,311…ケーシング、11a…側壁、11b…第1環状凹部、11c…第2環状凹部、11A,111A,211A,311A…第1半割体、11B,111B,211B,311B…第2半割体、12…導入部、13…導出部、14A,14B…接合部、15…第1位置決め凹部、16…第2位置決め凹部、115…位置決め凹部、20a…第1旋回発生翼、20b…第2旋回発生翼、21a,21b,121,221,321…筒部、22…ノーズコーン、23a,23b…羽根、25…第1位置決め凸部、26…第2位置決め凸部、25a,26a…平面部、30…エアクリーナ、31a…第1ハウジング、31b…第2ハウジング、32…インレット、33…濾過部、34…アウトレット、35…外筒部、40…排塵部、41…排出口、42…ダストカップ、42a…リップ部、125,225,325…突片、315…貫通孔、326…端部。

Claims (6)

  1. 内燃機関の吸気通路におけるエアクリーナの濾過部よりも上流側に設けられるプリクリーナにおいて、
    筒状の側壁を有するケーシングと、
    前記ケーシングの内部において前記ケーシングの軸線に対して傾斜して配置された羽根を有し、前記軸線を中心に吸気を旋回させる旋回発生翼と、を備え、
    前記旋回発生翼は、前記ケーシングの軸線方向に互いに間隔をおいて複数配置されており、
    複数の前記旋回発生翼のうち上流側に位置する前記旋回発生翼ほど、前記軸線に対する前記羽根の傾斜角度が小さくされている、
    内燃機関のプリクリーナ。
  2. 前記ケーシングの前記側壁のうち、最も下流側に配置される前記旋回発生翼の上流側及び下流側の双方に隣り合う部分が通気性の繊維成形体からなる、
    請求項1に記載の内燃機関のプリクリーナ。
  3. 前記ケーシングの前記側壁全体が通気性の繊維成形体により一体成形されている、
    請求項1に記載の内燃機関のプリクリーナ。
  4. 前記ケーシングは、半割筒状をなす一対の半割体を有しており、
    前記旋回発生翼は、筒部と、前記筒部の内側に設けられた複数枚の前記羽根と、を有しており、
    前記筒部の外周面が前記半割体の各々の内周面に接合されてなる、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関のプリクリーナ。
  5. 前記筒部の外周面及び前記半割体の内周面には、互いに係止されることで前記軸線を中心とする周方向における前記ケーシングに対する前記旋回発生翼の位置決めを行う位置決め部が設けられている、
    請求項4に記載の内燃機関のプリクリーナ。
  6. 複数の前記旋回発生翼における前記位置決め部は、互いに異なる形状を有している、
    請求項5に記載の内燃機関のプリクリーナ。
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