JP6790939B2 - 内燃機関のエアクリーナ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のエアクリーナに関する。
内燃機関の吸気通路には、吸気を濾過するためのエアクリーナが設けられている。エアクリーナは、インレット及びアウトレットを有するハウジングと、ハウジングの内部に設けられたフィルタエレメントとを備えている。
また、吸気騒音の低減及び吸気の圧力損失の低減の両立を図るために、2つのインレットを有するエアクリーナが提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載のエアクリーナでは、負圧式アクチュエータにより開閉されるバルブが設けられた第1のインレットと、常時開放された第2のインレットとが設けられている。
特許文献1の図6には、吸気マニホールド内と、エアクリーナのハウジングの外部に設けられた負圧タンクとが第1の配管を介して接続されており、負圧タンクと、切替弁とが第2の配管を介して接続されている。また、切替弁と負圧式アクチュエータとが第3の配管を介して接続されている。
内燃機関の低出力時には、切替弁が閉じられており、負圧式アクチュエータに対して吸気管負圧が供給されないため、バルブが閉弁状態に維持される。このとき、第2のインレットのみを通じて吸気が導入されることから、第1のインレットを通じて吸気音が外部に漏れることが阻止され、吸気騒音を低減することができる。
一方、内燃機関の高出力時には、切替弁が開弁されることにより、負圧タンクに溜められている吸気管負圧が負圧式アクチュエータに対して供給され、負圧式アクチュエータによりバルブが開弁される。このとき、両方のインレットを通じて吸気が導入されるようになり、吸気の圧力損失を低減することができる。
また、例えばV型内燃機関などのように一対のシリンダ列(バンク)を備える内燃機関においては、一対のシリンダ列に対応して一対の吸気通路及び一対の排気通路が設けられている。こうした内燃機関では、吸気通路毎にエアクリーナが設けられているものがある。
特開2010−255470号公報
ところで、例えば一対の吸気通路を備え、吸気通路毎にエアクリーナが設けられる内燃機関において、各エアクリーナが前述した第1のインレット及び第2のインレットを備える場合には、負圧タンク、切替弁、及び第1〜第3の配管がエアクリーナ毎に必要となり、部品点数が増大するなどの問題が生じる。
これに対して、本願発明者は、一方のエアクリーナの切替弁に接続された第3の配管をその途中で2つに分岐させ、その分岐された配管の一方を一方のエアクリーナの負圧式アクチュエータに接続するとともに、その分岐された配管の他方を他方のエアクリーナの負圧式アクチュエータに接続することを考えた。これにより、他方のエアクリーナの負圧タンク、切替弁、並びに第1の配管及び第2の配管を省略することができる。
ただし、この場合には、切替弁に接続された配管と、各負圧式アクチュエータに接続された配管との間に、吸気管負圧を分配する部品が必要となる。そのため、そうした部品をエアクリーナのハウジングに対して組み付ける工程が必要となり、エアクリーナの組み付け工程が煩雑になる。
なお、こうした問題は、2つの負圧式アクチュエータに対して吸気管負圧を分配する分配通路を備えるエアクリーナに限られるものではなく、吸気管負圧を分配する分配通路を備えるエアクリーナであれば、共通して生じるものである。
本発明の目的は、エアクリーナの組み付け工程を簡単にすることのできる内燃機関のエアクリーナを提供することにある。
上記目的を達成するための内燃機関のエアクリーナは、インレットが設けられた第1のハウジング及びアウトレットが設けられた第2のハウジングを有するハウジングと、前記ハウジングの内部に設けられたフィルタエレメントとを備える。前記第1のハウジング及び第2のハウジングのいずれか一方に形成された第1の通路形成部と、前記第1の通路形成部に接合されるとともに前記第1の通路形成部とにより内燃機関の吸気管負圧を分配する分配通路を形成する第2の通路形成部と、を備える。
同構成によれば、第1のハウジング及び第2のハウジングのいずれか一方に形成された第1の通路形成部と第2の通路形成部とが接合されることによって、内燃機関の吸気管負圧を分配する分配通路が形成される。このため、エアクリーナのハウジングの少なくとも一部分を利用して分配通路を形成することができ、エアクリーナのハウジングに対して別途、吸気管負圧を分配するための別部品を組み付ける工程を省略することができる。
本発明によれば、組み付け工数を低減することができる。
内燃機関のエアクリーナの一実施形態について、第1のインレット側から視た第1のエアクリーナの斜視図。 同実施形態の第1のエアクリーナについて、第2のインレット側から視た斜視図。 同実施形態の第1のエアクリーナを構成する部品を互いに離間して示す分解斜視図。 図5の4−4線に沿った第1のエアクリーナの断面図。 図4の5−5線に沿った第1のエアクリーナの断面図。 同実施形態の第1のハウジングの開口側から視た平面図。 同実施形態の第2のハウジングの開口側から視た平面図。 同実施形態の分配通路を中心とした断面図。 同実施形態のエアクリーナが適用される内燃機関の吸気システムの概略構成を示す模式図。
以下、図1〜図9を参照して、一実施形態について説明する。
図9に示すように、本実施形態の吸気システムが適用される内燃機関は、一対のシリンダ列を備えたV型内燃機関であり、一対のシリンダ列に対応する第1の吸気通路70及び第2の吸気通路80を備えている。
第1の吸気通路70には、上流側から順に、第1のエアクリーナ10、スロットルバルブ71、及び吸気マニホールド72が設けられている。
第2の吸気通路80には、上流側から順に、第2のエアクリーナ90、スロットルバルブ81、及び吸気マニホールド82が設けられている。
第1のエアクリーナ10のハウジング11には、第1のインレット26及び第2のインレット27が設けられている。
第1のインレット26には、バルブユニット28が設けられている。バルブユニット28は、第1のインレット26を開閉するバルブ28aと、吸気管負圧によりバルブ28aを開閉駆動する負圧式アクチュエータ28bとを備えている。負圧式アクチュエータ28bは、例えばダイヤフラム式のアクチュエータである。
一方、第2のインレット27には、バルブユニットが設けられていない。したがって、第2のインレット27は常時開放されている。
第2のエアクリーナ90のハウジング91には、第1のインレット96及び第2のインレット97が設けられている。
第1のインレット96には、バルブユニット98が設けられている。バルブユニット98は、第1のインレット96を開閉するバルブ98aと、同バルブ98aを開閉駆動する負圧式アクチュエータ98bとを備えている。負圧式アクチュエータ98bは、例えばダイヤフラム式のアクチュエータである。
一方、第2のインレット97には、バルブユニットが設けられていない。したがって、第2のインレット97は常時開放されている。
ここで、各負圧式アクチュエータ28b,98bに対して吸気管負圧を供給する基本的な構成について説明する。
第1の吸気通路70の吸気マニホールド72内と、第1のエアクリーナ10のハウジング11に連結されたタンク12内とは、第2のホース52を介して接続されており、タンク12内には、吸気マニホールド72内の吸気管負圧が溜められるようになっている。
タンク12内と、ハウジング11に形成された分配通路15の導入口16とは、第2のホース52、切替弁13、及び第3のホース53を介して接続されている。
分配通路15の第1の供給口17と、第1のエアクリーナ10の負圧式アクチュエータ28bとは、第4のホース54を介して接続されている。
分配通路15の第2の供給口18と、第2のエアクリーナ90の負圧式アクチュエータ98bとは、第5のホース55を介して接続されている。
次に、図1〜図8を参照して、第1のエアクリーナ10の具体的な構成について説明する。
図1〜図5に示すように、第1のエアクリーナ10のハウジング11は、第1のインレット26及び第2のインレット27を有する第1のハウジング20と、アウトレット36を有する第2のハウジング30とを備えている。ハウジング11の内部には、フィルタエレメント45を有するフィルタユニット40が挿入されている。また、ハウジング11の外部には、タンク12が連結されている。
<第1のハウジング20>
図4〜図6に示すように、第1のハウジング20は、硬質樹脂材料により形成されており、開口21を取り囲むとともに第1のインレット26及び第2のインレット27が開口する側壁22を有している。開口21の周縁部(以下、開口周縁部23)には、接合面23aが形成されている。
図5及び図6に示すように、側壁22には、フィルタユニット40を挿入するための挿入凹部25が開口21に連なって形成されている。したがって、挿入凹部25には、上記接合面23aが形成されていない。
図6及び図8に示すように、開口周縁部23には、第1の通路形成部24が一体に形成されている。第1の通路形成部24には、上記接合面23aに連なるとともに同接合面23aと同一平面上に位置する環状の接合面24aが形成されている。接合面24aによって囲まれた部分の底部には、円筒状をなす第1の供給口17が外部に向けて突設されている。
<第2のハウジング30>
図4、図5及び図7に示すように、第2のハウジング30は、硬質樹脂材料により形成されており、開口31を取り囲むとともに筒状のアウトレット36が開口する側壁32を有している。開口31の周縁部(以下、開口周縁部33)には、シール面33bが全周にわたって形成されている。また、シール面33bの外周側には、接合面33aが形成されている。
図5及び図7に示すように、開口周縁部33のうち第1のハウジング20の挿入凹部25に対向する部分には、シール面33bのみが形成されており、接合面33aは形成されていない。
図7に示すように、開口周縁部33のうち第1のハウジング20の挿入凹部25に対向する部分とは開口31を挟んで反対側の部分には、一対の掛止部37が形成されている。
図4及び図7に示すように、第2のハウジング30の接合面34aよりも外周側には、硬質樹脂材料により形成された別体の第1の半割部19(図1、図3、及び図4参照)と共にタンク12を構成する第2の半割部39が一体に形成されている。第2の半割部39の開口周縁部には、環状の接合面39aが形成されている。第2の半割部39には、切替弁13を取り付ける取付座39bが形成されている。第1の半割部19の底部には、筒状の接続口19bが突設されている(図3参照)。
図7及び図8に示すように、開口周縁部33には、第2の通路形成部34が一体に形成されている。第2の通路形成部34には、上記接合面33aに連なるとともに同接合面33a、及び接合面39aと同一平面上に位置する環状の接合面34aが形成されている。接合面34aによって囲まれた部分の底部には、いずれも円筒状をなす導入口16及び第2の供給口18が外部に向けて突設されている。
第1のハウジング20の接合面23a,24a、第2のハウジング30の接合面33a、34a、及び第1の半割部19の接合面19a(図4参照)を突き合わせた状態で振動溶着することにより、第1のハウジング20、第2のハウジング30、及び第1の半割部19が接合されている。このとき、第1の通路形成部24の接合面24aと第2の通路形成部34の接合面34aとが接合されることにより分配通路15が形成される。
<フィルタユニット40>
図3〜図5に示すように、フィルタユニット40は、フィルタエレメント45と、フィルタエレメント45を収容するフレーム41とを有している。
図4及び図5に示すように、フィルタエレメント45は、濾過部46と、濾過部46の外周縁に形成された環状のシール部47とを有している。濾過部46は、例えば不織布などの濾材シートを襞折りすることにより形成されている。シール部47は、例えば独立気泡のポリウレタンなどにより形成されている。
フレーム41は、硬質樹脂材料により形成されており、濾過部46の外周を取り囲むとともにシール部47を支持する外周部42、ハウジング11の外部に位置するとともに挿入凹部25を閉塞する蓋部43、及び外周部42から突出するとともに第2のハウジング30の一対の掛止部37に掛止される突出部44を有している。
図5に示すように、同図の左側からハウジング11の挿入凹部25を通じてフィルタユニット40が挿入されるとともに、フレーム41の一対の突出部44が第2のハウジング30の一対の掛止部37にそれぞれ掛止される。そして、フレーム41の蓋部43の両側に揺動可能に支持された一対のクランプ60を第2のハウジング30に形成された一対の係合部38に係合することにより、ハウジング11に対してフィルタユニット40が組み付けられる。
図4及び図5に示すように、フィルタエレメント45のシール部47が、フレーム41の外周部42の上面と第2のハウジング30のシール面33bとにより挟持されている。これにより、シール部47とシール面33bとの間がシールされる。
図1及び図3に示すように、第2のホース52の一端は、第1の半割部19の接続口19bに接続されており、他端は、切替弁13の導入部に接続されている。
図1及び図8に示すように、第3のホース53の一端は、切替弁13の導出部に接続されており、他端は、第2の通路形成部34の導入口16に接続されている。
第4のホース54の一端は、第1の通路形成部24の第1の供給口17に接続されており、他端は、負圧式アクチュエータ28bに接続されている。
第5のホース55の一端は、第2の通路形成部34の第2の供給口18に接続されている。なお、第5のホース55の他端は、第2のエアクリーナ90の負圧式アクチュエータ98bに接続される(図9参照)。また、第1のホース51の一端は、タンク12の図示しない導入部に接続される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図1、図8及び図9に示すように、本実施形態の内燃機関の吸気システムにおいては、第1の吸気通路70の吸気マニホールド72内の吸気管負圧が第1のホース51を介してタンク12内に溜められる。
ここで、内燃機関の高出力時に機関運転を制御する電子制御装置(図示略)からの指令信号により切替弁13が開弁されると、タンク12内の吸気管負圧が第2のホース52、切替弁13、第3のホース53、導入口16を通じて分配通路15に導入される。
分配通路15に導入された吸気管負圧は、第1の供給口17及び第4のホース54を介して第1のエアクリーナ10の負圧式アクチュエータ28bに対して供給される。これにより、第1のインレット26のバルブ28aが開弁される。
またこのとき、分配通路15に導入された吸気管負圧は、第2の供給口18及び第5のホース55を介して第2のエアクリーナ90の負圧式アクチュエータ98bに対して供給される。これにより、第2のインレット27のバルブ98aが開弁される。
以上説明した本実施形態に係る内燃機関のエアクリーナによれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)第1のエアクリーナ10は、第1のハウジング20に形成された第1の通路形成部24と、第1の通路形成部24に接合されるとともに第1の通路形成部24とにより内燃機関の吸気管負圧を分配する分配通路15を形成する第2の通路形成部34とを備えている。
こうした構成によれば、第1のハウジング20に形成された第1の通路形成部24と、第2の通路形成部34とが接合されることによって、内燃機関の吸気管負圧を分配する分配通路15が形成される。このため、第1のエアクリーナ10のハウジング11の少なくとも一部分を利用して分配通路15を形成することができ、第1のエアクリーナ10のハウジング11に対して別途、吸気管負圧を分配するための別部品を組み付ける工程を省略することができる。したがって、組み付け工数を低減することができる。
(2)ハウジング11は、第1のハウジング20の開口周縁部23と第2のハウジング30の開口周縁部33とが接合されることにより形成されている。第1の通路形成部24は、第1のハウジング20の開口周縁部23に一体に形成されており、第2の通路形成部34は、第2のハウジング30の開口周縁部33に一体に形成されている。
こうした構成によれば、第1のハウジング20の開口周縁部23と第2のハウジング30の開口周縁部33とを接合することにより、第1の通路形成部24と第2の通路形成部34とが接合される。したがって、第2の通路形成部が第2のハウジングとは別部材とされる場合に比べて、第1のエアクリーナ10の部品点数を削減することができる。
(3)第1のハウジング20は、負圧式アクチュエータ28bによって駆動されるバルブ28aにより開閉される第1のインレット26と、常時開放されている第2のインレット27とを有している。第2の通路形成部34には、タンク12内の吸気管負圧を導入する第3のホース53が接続される導入口16が形成されている。第1の通路形成部24には、負圧式アクチュエータ28bに対して吸気管負圧を供給する第4のホース54が接続される第1の供給口17が設けられている。第2の通路形成部34には、第1の供給口17とは別の第2の供給口18が設けられている。
こうした構成によれば、例えば内燃機関の機関回転速度が高い運転領域において、吸気管負圧が第1の供給口17を通じて負圧式アクチュエータ28bに対して供給されることにより、第1のインレット26のバルブ28aが開弁される。これにより、両方のインレット26,27を通じて吸気が導入されるようになり、吸気の圧力損失を低減することができる。
またこのとき、上記構成によれば、吸気管負圧を第2の供給口18を通じて他の負圧式アクチュエータ98bに対して供給することが可能となる。
(4)導入口16に接続される第3のホース53と、タンク12に接続される第2のホース52との間には、負圧式アクチュエータ28bに対する吸気管負圧の供給態様を切り替える切替弁13が介設されている。
こうした構成によれば、切替弁13により負圧式アクチュエータ28bに対する吸気管負圧の供給態様を切り替えることができる。またこのとき、第2の供給口18を通じて供給される吸気管負圧の供給態様が切り替えられる。このため、第2の供給口18に接続される第5のホース55を介して第2のエアクリーナ90の負圧式アクチュエータ28bに対して吸気管負圧を供給することができる。これにより、第2のエアクリーナ90の第1のインレット96のバルブ98aを開閉することができる。したがって、1つの切替弁13によって、2つのエアクリーナ10,90のバルブ28a,98aを同時に開閉することができ、吸気システム全体の部品点数を削減できる。
(5)ハウジング11には、吸気管負圧を溜めるタンク12が連結されている。
こうした構成によれば、タンク12が第1のエアクリーナ10とは別の吸気系部品に設けられる構成に比べて、タンク12と導入口16との距離を短くすることができ、タンク12と導入口16との間に介設される第2のホース52及び第3のホース53の全長を短くすることができる。
(6)ホース53,54,55がハウジング11と一体に形成された分配通路15に接続されているため、ホース53,54,55が安定して保持される。これにより、ホース53,54,55の変位を効果的に規制することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・導入口16を第1の通路形成部24に形成するようにしてもよい。
・上記実施形態では、2つの供給口17,18を有する分配通路15について例示したが、供給口の数を3つ以上にすることもできる。
・第2の供給口18に接続される配管を、第2のエアクリーナ90の第1のインレット96の負圧式アクチュエータ98b以外の負圧式アクチュエータに対して供給するようにしてもよい。また、第1の供給口17に接続される配管を、第1のエアクリーナ10の第1のインレット26の負圧式アクチュエータ28b以外の負圧式アクチュエータに対して供給するようにしてもよい。
・タンク12を構成する第1の半割部19を第1のハウジング20と一体に形成するようにしてもよい。この場合、第2の半割部39を第2のハウジング30と別体にしてもよい。また、第1の半割部19及び第2の半割部39をハウジング11とは別体にて形成してもよい。
・第2の通路形成部34を第2のハウジング30とは別体にて形成してもよい。あるいは、第1の通路形成部24を第1のハウジング20とは別体にて形成してもよい。
・第1のハウジング20と第2のハウジング30との接合態様は振動溶着に限定されず、接着剤などを介して接合されるものであってもよい。
・上記実施形態では、第1のハウジング20の挿入凹部25を通じてフィルタユニット40がハウジング11の内部に挿入されるエアクリーナについて例示した。これに代えて、第1のハウジングの開口周縁部に形成されたフランジと第2のハウジングの開口周縁部に形成されたフランジとによりフィルタエレメントのシール部が挟持されるエアクリーナに対して本発明を適用することもできる。
10…第1のエアクリーナ、11…ハウジング、12…タンク、13…切替弁、15…分配通路、16…導入口、17…第1の供給口、18…第2の供給口、19…第1の半割部、19a…接合面、19b…接続口、20…第1のハウジング、21…開口、22…側壁、23…開口周縁部、23a…接合面、24…第1の通路形成部、24a…接合面、25…挿入凹部、26…第1のインレット、27…第2のインレット、28…バルブユニット、28a…バルブ、28b…負圧式アクチュエータ、30…第2のハウジング、31…開口、32…側壁、33…開口周縁部、33a…接合面、33b…シール面、34…第2の通路形成部、34a…接合面、36…アウトレット、37…掛止部、38…係合部、39…第2の半割部、39a…接合面、39b…取付座、40…フィルタユニット、41…フレーム、42…外周部、43…蓋部、44…突出部、45…フィルタエレメント、46…濾過部、47…シール部、51…第1のホース、52…第2のホース(配管)、53…第3のホース(配管)、54…第4のホース(配管)、55…第5のホース(配管)、60…クランプ、70…第1の吸気通路、71…スロットルバルブ、72…吸気マニホールド、80…第2の吸気通路、81…スロットルバルブ、82…吸気マニホールド、90…第2のエアクリーナ、91…ハウジング、96…第1のインレット、97…第2のインレット、98…バルブユニット、98a…バルブ、98b…負圧式アクチュエータ。

Claims (5)

  1. インレットが設けられた第1のハウジング及びアウトレットが設けられた第2のハウジングを有するハウジングと、前記ハウジングの内部に設けられたフィルタエレメントとを備える内燃機関のエアクリーナにおいて、
    前記第1のハウジング及び第2のハウジングのいずれか一方に形成された第1の通路形成部と、
    前記第1の通路形成部に接合されるとともに前記第1の通路形成部とにより内燃機関の吸気管負圧を分配する分配通路を形成する第2の通路形成部と、を備える、
    内燃機関のエアクリーナ。
  2. 前記ハウジングは、前記第1のハウジングの開口周縁部と前記第2のハウジングの開口周縁部とが接合されることにより形成されており、
    前記第1の通路形成部は、前記第1のハウジングの開口周縁部に一体に形成されており、
    前記第2の通路形成部は、前記第2のハウジングの開口周縁部に一体に形成されている、
    請求項1に記載の内燃機関のエアクリーナ。
  3. 前記第1のハウジングは、前記インレットとして、負圧式アクチュエータによって駆動されるバルブにより開閉される第1のインレットと、常時開放されている第2のインレットとを有しており、
    前記第1の通路形成部及び前記第2の通路形成部のいずれか一方には、吸気管負圧を導入する配管が接続される導入口が形成されており、
    前記第1の通路形成部及び前記第2の通路形成部のいずれか一方には、前記負圧式アクチュエータに対して吸気管負圧を供給する配管が接続される第1の供給口が設けられており、
    前記第1の通路形成部及び前記第2の通路形成部のいずれか一方には、前記第1の供給口とは別の第2の供給口が設けられている、
    請求項1または請求項2に記載の内燃機関のエアクリーナ。
  4. 前記導入口に接続される配管には、前記負圧式アクチュエータに対する吸気管負圧の供給態様を切り替える切替弁が接続されている、
    請求項3に記載の内燃機関のエアクリーナ。
  5. 前記ハウジングには、吸気管負圧を溜めるタンクが連結されている、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の内燃機関のエアクリーナ。
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