JP2020156125A - サージ低減装置、ワイヤハーネス及びコア間連結構造体 - Google Patents

サージ低減装置、ワイヤハーネス及びコア間連結構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】組付け作業性の低下を抑えること。【解決手段】環状の磁性体から成る磁性体コア11を有し、かつ、少なくとも1本の導電体Weを挿通させることが可能な挿通孔10aを有する複数の環状コア10と、挿通孔の孔軸方向に並べた複数の環状コアの内の隣り合う第1隣接コア10Na及び第2隣接コア10Nbをそれぞれの孔軸方向での隣接端部10f,10g側で連結させる連結構造20と、を備え、連結構造は、第1隣接コアに設けた第1結合部21と、第2隣接コアに設けて、第1結合部に連結させる第2結合部22と、を備え、かつ、一対の第1結合部と第2結合部の組み合わせを少なくとも1組備え、第1結合部は、第1隣接コアの外壁面を凹ませた凹形状に形成され、第2結合部は、第1結合部に嵌入させるべく第2隣接コアの外壁面から外方に突出させた凸形状に形成されること。【選択図】図5

Description

本発明は、サージ低減装置、ワイヤハーネス及びコア間連結構造体に関する。
従来、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両においては、三相の電線でインバータと回転機との間を繋いだワイヤハーネスが設けられており、そのインバータを介して二次電池等の電源からの電力が回転機に供給される。そのワイヤハーネスによる電気回路では、インバータで立ち上がりの急峻なサージ電圧が発生し、そのサージ電圧に伴うサージ電流が導電体としての電線を介して回転機に入力されてしまう虞がある。ここで、この種のワイヤハーネスにおいては、かかるサージ電流を低減させるためのサージ低減装置が設けられる。そのサージ低減装置とは、磁性体により環状に形成されたコアに電線等の導電体を巻き付けることによって、その導電体に流れるサージ電流を低減させるものである。このサージ低減装置においては、サージ電流を低減させるために、そのサージ電流の周波数帯域に適応させたコアが用いられる。このため、サージ低減装置においては、複数の周波数帯域のサージ電流を低減対象とする場合、その周波数帯域毎に適応させたコアが複数設けられる。例えば、下記の特許文献1には、径方向の外側に並べた環状のコア同士を接続部材で連結させるという複数のコア間の連結構造が開示されている。また、下記の特許文献2には、筒状のゴム部材の内方の空間に複数の筒状のコアを筒軸方向に並べて嵌入させることによって、複数のコアを一体化させるという技術が開示されている。
特開2017−005921号公報 特開2015−019464号公報
ところで、サージ低減装置においては、複数のコアを具備させる場合、コアが1つのものと比較して、組付け作業性の低下が懸念される。
そこで、本発明は、組付け作業性の低下を抑え得るサージ低減装置、ワイヤハーネス及びコア間連結構造体を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係るサージ低減装置は、環状の磁性体から成る磁性体コアを有し、かつ、少なくとも1本の導電体を挿通させることが可能な挿通孔を有する複数の環状コアと、前記挿通孔の孔軸方向に並べた複数の前記環状コアの内の隣り合う第1隣接コア及び第2隣接コアをそれぞれの前記孔軸方向での隣接端部側で連結させる連結構造と、を備え、前記連結構造は、前記第1隣接コアに設けた第1結合部と、前記第2隣接コアに設けて、前記第1結合部に連結させる第2結合部と、を備え、かつ、一対の前記第1結合部と前記第2結合部の組み合わせを少なくとも1組備え、前記第1結合部は、前記第1隣接コアの外壁面を凹ませた凹形状に形成され、前記第2結合部は、前記第1結合部に嵌入させるべく前記第2隣接コアの外壁面から外方に突出させた凸形状に形成されることを特徴としている。
ここで、前記第1結合部は、前記第1隣接コアの外周面と内周面の内の少なくとも一方における前記隣接端部側に設け、前記第1結合部は、前記第1隣接コアの前記外周面に設ける場合、前記外周面における前記隣接端部側の一部を前記孔軸方向に対する直交方向に向けて前記内周面側に凹ませた凹形状に形成され、前記第1隣接コアの前記内周面に設ける場合、前記内周面における前記隣接端部側の一部を前記孔軸方向に対する直交方向に向けて前記外周面側に凹ませた凹形状に形成され、前記第2結合部は、前記第1結合部に対して前記直交方向に嵌入させるべく、前記第2隣接コアにおける前記隣接端部側から前記孔軸方向に突出させた凸形状に形成されることが望ましい。
また、前記第1結合部は、前記第1隣接コアの外壁面における前記隣接端部側の第1環状端面の一部を凹ませた凹形状であり、前記第1環状端面の周方向に沿い且つ前記孔軸方向に向けて凹ませた環状の溝形状に形成され、前記第2結合部は、前記第2隣接コアの外壁面における前記隣接端部側の第2環状端面から突出させた凸形状であり、前記第2環状端面の周方向に沿い且つ前記孔軸方向に向けて突出させた環状の凸形状に形成されることが望ましい。
また、前記第1結合部は、前記第1隣接コアの外壁面における前記隣接端部側の第1環状端面に前記第1環状端面の周方向に沿って複数設け、前記第2結合部は、前記第2隣接コアの外壁面における前記隣接端部側の第2環状端面に前記第2環状端面の周方向に沿って複数設けることが望ましい。
また、前記連結構造は、前記第1隣接コアに設け、前記第2結合部と同形状に形成された第3結合部と、前記第2隣接コアに設け、前記第1結合部と同形状に形成され、かつ、前記第3結合部に連結させる第4結合部と、を備え、かつ、一対の前記第3結合部と前記第4結合部の組み合わせを少なくとも1組備えることが望ましい。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るワイヤハーネスは、少なくとも1本の導電体と、環状の磁性体から成る磁性体コアを有し、かつ、少なくとも1本の前記導電体を挿通させることが可能な挿通孔を有する複数の環状コアと、前記挿通孔の孔軸方向に並べた複数の前記環状コアの内の隣り合う第1隣接コア及び第2隣接コアをそれぞれの前記孔軸方向での隣接端部側で連結させる連結構造と、を備え、前記連結構造は、前記第1隣接コアに設けた第1結合部と、前記第2隣接コアに設けて、前記第1結合部に連結させる第2結合部と、を備え、かつ、一対の前記第1結合部と前記第2結合部の組み合わせを少なくとも1組備え、前記第1結合部は、前記第1隣接コアの外壁面を凹ませた凹形状に形成され、前記第2結合部は、前記第1結合部に嵌入させるべく前記第2隣接コアの外壁面から外方に突出させた凸形状に形成されることを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るコア間連結構造体は、環状の磁性体から成る磁性体コアを有し、かつ、少なくとも1本の導電体を挿通させることが可能な挿通孔を有する複数の環状コアと、前記挿通孔の孔軸方向に並べた複数の前記環状コアの内の隣り合う第1隣接コア及び第2隣接コアをそれぞれの前記孔軸方向での隣接端部側で連結させる連結構造と、を備え、前記連結構造は、前記第1隣接コアに設けた第1結合部と、前記第2隣接コアに設けて、前記第1結合部に連結させる第2結合部と、を備え、かつ、一対の前記第1結合部と前記第2結合部の組み合わせを少なくとも1組備え、前記第1結合部は、前記第1隣接コアの外壁面を凹ませた凹形状に形成され、前記第2結合部は、前記第1結合部に嵌入させるべく前記第2隣接コアの外壁面から外方に突出させた凸形状に形成されることを特徴としている。
本発明に係るサージ低減装置及びコア間連結構造体においては、複数の環状コアの隣り合うもの同士(第1隣接コアと第2隣接コア)を連結構造で連結させる。そして、このサージ低減装置及びコア間連結構造体は、第1結合部と第2結合部とを嵌め合わせるだけの簡便な連結構造を採用しているので、複数の環状コアを連結させる際の作業性に優れたものとなっている。また、このサージ低減装置及びコア間連結構造体は、複数の環状コアを挿通孔の孔軸方向に並べた状態で連結しているので、それぞれの挿通孔への導電体の挿通作業性に優れたものとなっている。また、このサージ低減装置及びコア間連結構造体は、その導電体をそれぞれの環状コアの結合体に巻き付ける場合、その結合体に対する導電体の巻回作業性についても優れたものとなる。このように、本発明に係るサージ低減装置及びコア間連結構造体は、複数の環状コアを設けるに際して、組付け作業性の低下を抑えることができる。また、本発明に係るワイヤハーネスは、そのサージ低減装置を備えるものであり、そのサージ低減装置が得られる効果を奏することができる。
図1は、実施形態のサージ低減装置、ワイヤハーネス及びコア間連結構造体スを示す斜視図である。 図2は、実施形態のサージ低減装置、ワイヤハーネス及びコア間連結構造体を示す分解斜視図である。 図3は、実施形態のサージ低減装置の内部構造を示す上面図である。 図4は、実施形態のサージ低減装置の内部構造を示す分解斜視図である。 図5は、実施形態のコア間連結構造体を示す分解斜視図である。 図6は、実施形態のコア間連結構造体を別角度から見た分解斜視図である。 図7は、実施形態のコア間連結構造体を示す斜視図である。 図8は、実施形態の環状コアを示す斜視図である。 図9は、実施形態のコア間連結構造体を別角度から見た分解斜視図である。 図10は、実施形態の連結構造について説明する分解斜視図である。 図11は、実施形態の電気接続部品を示す斜視図である。 図12は、実施形態のハウジング、第1嵌合体及び第2嵌合体を示す分解斜視図である。 図13は、実施形態のハウジングを示す上面図である。 図14は、実施形態の中間コアについて説明する斜視図である。 図15は、変形例1のコア間連結構造体を示す斜視図である。 図16は、変形例1のコア間連結構造体を示す分解斜視図である。 図17は、変形例1の連結構造について説明する分解斜視図である。 図18は、変形例1の連結構造を別角度から見た分解斜視図である。 図19は、変形例2のコア間連結構造体を示す斜視図である。 図20は、変形例2のコア間連結構造体を示す分解斜視図である。 図21は、変形例2の連結構造について説明する分解斜視図である。 図22は、変形例2の連結構造を別角度から見た分解斜視図である。
以下に、本発明に係るサージ低減装置、ワイヤハーネス及びコア間連結構造体の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るサージ低減装置、ワイヤハーネス及びコア間連結構造体の実施形態の1つを図1から図14に基づいて説明する。
図1及び図2の符号1は、本実施形態のサージ低減装置を示す。また、図1及び図2の符号WHは、そのサージ低減装置1が設けられているワイヤハーネスを示す。
サージ低減装置1は、環状に形成された環状コア10を備える(図1から図4)。その環状コア10は、内方に貫通孔を有している。その貫通孔は、少なくとも1本の導電体Weを挿通させることが可能な挿通孔10aとして利用される(図5から図9)。その導電体Weは、軸状に形成されている。サージ低減装置1は、その少なくとも1本の導電体Weと共にワイヤハーネスWHを構成する。
ここで、環状コア10とは、環状の磁性体から成る磁性体コア11を有するもののことである(図9)。この環状コア10は、その磁性体コア11のみを備えるものであってもよい。また、この環状コア10は、その磁性体コア11と、この磁性体コア11を内方の空間部に収める収容体12と、を備えるものであってもよい(図9)。磁性体コア11は、強磁性材料で環状に成形される。強磁性材料としては、フェライト等が用いられる。収容体12は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。この収容体12は、例えば、内方の空間部に収容体12を収めた上で互いに嵌合可能な複数の分割体として成形されたものであってもよく、収容体12に対してインサート成形されたものであってもよい。
この環状コア10は、挿通孔10aの孔軸方向に対する直交方向の内の或る一方向を長手方向とし、かつ、その孔軸方向に対する直交方向と長手方向とに対する直交方向を短手方向とする所謂レーストラック形状に形成されている(図5から図7)。この環状コア10の外壁面は、互いに間隔を空けて配置された半弧状の第1弧状壁面10b及び第2弧状壁面10bと、その第1弧状壁面10b及び第2弧状壁面10bを長手方向で繋ぐ第1連結壁面10b及び第2連結壁面10bと、を外周面10bとして有している(図5及び図6)。また、この環状コア10の外壁面は、互いに間隔を空けて配置された半弧状の第1弧状壁面10c及び第2弧状壁面10cと、その第1弧状壁面10c及び第2弧状壁面10cを長手方向で繋ぐ第1連結壁面10c及び第2連結壁面10cと、を内周面10cとして有している(図5及び図6)。その第1連結壁面10b,10cと第2連結壁面10b,10cは、孔軸方向に平行な平面状に形成されている。また、この環状コア10の外壁面は、孔軸方向における一方に環状の第1端面(以下、「第1環状端面」という。)10dを有し、かつ、孔軸方向における他方に環状の第2端面(以下、「第2環状端面」という。)10eを有している(図5及び図6)。その第1環状端面10dと第2環状端面10eは、孔軸方向に対する直交平面となっている。
この環状コア10の挿通孔10aには、その挿通孔10aの孔軸方向における一方から他方に向けて又は他方から一方に向けて導電体Weを挿通させる。また、この環状コア10の挿通孔10aにおいては、複数本の導電体Weを長手方向に並べて挿通させることができる(図4)。
このサージ低減装置1は、複数の環状コア10の取り付けが可能な形態のものとして構成する。これにより、このサージ低減装置1は、少なくとも1つの環状コア10を備えることができるので、低減対象となるサージ電流の周波数帯域に応じて、環状コア10を1つだけ備えるものとして構成することもできれば、複数の環状コア10を備えるものとして構成することもできる。例えば、このサージ低減装置1は、低減対象となるサージ電流の周波数帯域が1つの場合、その周波数帯域に適応させた環状コア10を1つ又は複数備えることができる。一方、このサージ低減装置1は、低減対象となるサージ電流の周波数帯域が複数の場合、その周波数帯域毎に適応させた環状コア10(第1及び第2の環状コア10A,10B)を各々備えることができる。
このサージ低減装置1においては、複数の環状コア10を連結構造20で連結させることができる(図5から図7)。このサージ低減装置1においては、その複数の環状コア10が連結構造20で連結されているものをコア間連結構造体10Xと称する(図1から図7)。
連結構造20は、挿通孔10aの孔軸方向に並べた複数の環状コア10の内の隣り合うもの同士を連結させるべく設ける。よって、コア間連結構造体10Xにおいては、隣り合う2つの環状コア10の組み合わせが複数組存在している場合、その組み合わせ毎に連結構造20を設ける。以下においては、便宜上、その隣り合う2つの環状コア10の内の一方を第1隣接コア10Naと称し、その内の他方を第2隣接コア10Nbと称する(図5から図7)。連結構造20は、その複数の環状コア10の内の隣り合う第1隣接コア10Na及び第2隣接コア10Nbをそれぞれの孔軸方向での隣接端部10f,10g側で連結させる。
この連結構造20は、第1隣接コア10Naに設けた第1結合部21と、第2隣接コア10Nbに設けて、その第1結合部21に連結させる第2結合部22と、を備える(図5から図7)。第1結合部21は、第1隣接コア10Naの外壁面を凹ませた凹形状に形成される。第2結合部22は、第1結合部21に嵌入させるべく第2隣接コア10Nbの外壁面から外方に突出させた凸形状に形成される。この連結構造20において、第1結合部21は、第2結合部22を嵌入させたまま保持させることが可能な形状に形成される。この連結構造20は、その一対の第1結合部21と第2結合部22の組み合わせを少なくとも1組備える。
ここで、この連結構造20は、第1結合部21と第2結合部22とが連結状態のときに、第1隣接コア10Naにおける隣接端部10f側の第1環状端面10dと、第2隣接コア10Nbにおける隣接端部10g側の第2環状端面10eと、を同じ孔軸上で接触させる。つまり、この連結構造20は、第1隣接コア10Naと第2隣接コア10Nbをその相互間に隙間が生じないように連結させる。
具体的に、本実施形態の連結構造20は、次のように構成している。ここでは、その連結構造20を収容体12に設けるものとして示す。
本実施形態の第1結合部21は、第1隣接コア10Naの外周面10bと内周面10cの内の少なくとも一方における隣接端部10f側に設ける。この第1結合部21は、第1隣接コア10Naの外周面10bに設ける場合、その外周面10bにおける隣接端部10f側の一部に設ける(図5及び図6)。この場合の第1結合部21は、その一部を孔軸方向に対する直交方向に向けて内周面10c側に凹ませた凹形状に形成される。一方、この第1結合部21は、第1隣接コア10Naの内周面10cに設ける場合、その内周面10cにおける隣接端部10f側の一部に設ける(図6)。この場合の第1結合部21は、その一部を孔軸方向に対する直交方向に向けて外周面10b側に凹ませた凹形状に形成される。この例示では、外周面10bの第2連結壁面10bにおける第2弧状壁面10b側と、内周面10cの第1連結壁面10cにおける第1弧状壁面10c側と、に各々第1結合部21を設けている。
また、本実施形態の第2結合部22は、第1結合部21に対して孔軸方向に対する直交方向に嵌入させるべく、第2隣接コア10Nbの外壁面における隣接端部10g側から孔軸方向に突出させた凸形状に形成される。この第2結合部22は、その隣接端部10g側の環状端面(第2環状端面10e)から孔軸方向に向けて突出させる(図5、図6及び図9)。この例示では、第1隣接コア10Naの外周面10b側の第1結合部21と対になる第2結合部22が設けられる(図5、図6及び図9)。この第2結合部22は、第2隣接コア10Nbの第2環状端面10eにおける第2連結壁面10b側で且つ第2弧状壁面10b側に設けられており、第2連結壁面10b側の壁面が当該第2連結壁面10bと同一平面上に形成されている。更に、この例示では、第1隣接コア10Naの内周面10c側の第1結合部21と対になる第2結合部22が設けられる(図5及び図9)。この第2結合部22は、第2隣接コア10Nbの第2環状端面10eにおける第1連結壁面10c側で且つ第1弧状壁面10b側に設けられており、第1連結壁面10c側の壁面が当該第1連結壁面10cと同一平面上に形成されている。
このように、本実施形態の連結構造20は、その一対の第1結合部21と第2結合部22の組み合わせを2組備えている。
この一対の第1結合部21と第2結合部22は、互いが連結状態のときに孔軸方向へと脱離させぬ形状に形成されている。例えば、第2結合部22は、第2環状端面10eから孔軸方向に向けて突出させた軸部22aと、この軸部22aにおける突出方向側の端部から孔軸方向と第1結合部21への挿抜方向とに対する直交方向に各々突出させた第1係止部22b及び第2係止部22cと、を有する(図10)。第1結合部21は、その軸部22aが嵌入される軸部21aと、その第1係止部22bが嵌入される第1係止部21bと、その第2係止部22cが嵌入される第2係止部21cと、を有する(図10)。よって、この一対の第1結合部21と第2結合部22においては、互いが連結状態のときに、第1係止部21bと第1係止部22bとの間及び第2係止部21cと第2係止部22cとの間で孔軸に沿う脱離方向への動きが係止される。従って、第1隣接コア10Naと第2隣接コア10Nbは、第1結合部21と第2結合部22が連結状態のときに、孔軸方向へと引き離されない。
ここで、本実施形態の連結構造20は、第1隣接コア10Naに設け、第2結合部22と同形状に形成された第3結合部23と、第2隣接コア10Nbに設け、第1結合部21と同形状に形成され、かつ、第3結合部23に連結させる第4結合部24と、を備えている(図5、図6及び図9)。この連結構造20は、その一対の第3結合部23と第4結合部24の組み合わせを少なくとも1組備える。
本実施形態の第4結合部24は、第2隣接コア10Nbの外周面10bと内周面10cの内の少なくとも一方における隣接端部10g側に設ける。この第4結合部24は、第2隣接コア10Nbの外周面10bに設ける場合、その外周面10bにおける隣接端部10g側の一部に設ける(図9)。この場合の第4結合部24は、その一部を孔軸方向に対する直交方向に向けて内周面10c側に凹ませた凹形状に形成される。一方、この第4結合部24は、第2隣接コア10Nbの内周面10cに設ける場合、その内周面10cにおける隣接端部10g側の一部に設ける(図9)。この場合の第4結合部24は、その一部を孔軸方向に対する直交方向に向けて外周面10b側に凹ませた凹形状に形成される。この例示では、外周面10bの第1連結壁面10bにおける第2弧状壁面10b側と、内周面10cの第2連結壁面10cにおける第1弧状壁面10c側と、に各々第4結合部24を設けている。
また、本実施形態の第3結合部23は、第4結合部24に対して孔軸方向に対する直交方向に嵌入させるべく、第1隣接コア10Naの外壁面における隣接端部10f側から孔軸方向に突出させた凸形状に形成される。この第3結合部23は、その隣接端部10f側の第1環状端面10dから孔軸方向に向けて突出させる(図6及び図9)。この例示では、第2隣接コア10Nbの外周面10b側の第4結合部24と対になる第3結合部23が設けられる(図6及び図9)。この第3結合部23は、第1隣接コア10Naの第1環状端面10dにおける第1連結壁面10b側で且つ第2弧状壁面10b側に設けられており、第1連結壁面10b側の壁面が当該第1連結壁面10bと同一平面上に形成されている。更に、この例示では、第2隣接コア10Nbの内周面10c側の第4結合部24と対になる第3結合部23が設けられる(図6)。この第3結合部23は、第1隣接コア10Naの第1環状端面10dにおける第2連結壁面10c側で且つ第1弧状壁面10b側に設けられており、第2連結壁面10c側の壁面が当該第2連結壁面10cと同一平面上に形成されている。
このように、本実施形態の連結構造20は、その一対の第3結合部23と第4結合部24の組み合わせを2組備えている。
本実施形態のコア間連結構造体10Xにおいては、2組の第1結合部21及び第2結合部22の組み合わせと2組の第3結合部23及び第4結合部24の組み合わせとによって、孔軸方向に並べた第1隣接コア10Naと第2隣接コア10Nbとが連結されている。
尚、この説明では、便宜上、第1隣接コア10Naに第1結合部21及び第3結合部23を設け、かつ、第2隣接コア10Nbに第2結合部22及び第4結合部24を設けるとして、その名称や符号を使い分けている。しかしながら、その第1隣接コア10Naと第2隣接コア10Nbは、各々の磁性体コア11に異なるものが用いられていることもあるが、それぞれの外観形状(言うなれば、収容体12)が同じものとなっている。
本実施形態のサージ低減装置1においては、コア間連結構造体10Xのそれぞれの環状コア10(第1隣接コア10Na、第2隣接コア10Nb)に、一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2の組み合わせ(以下、必要に応じて「組み合わせ電線」と称する。)を挿通させる。その一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2は、導電体Weが2本に分割されたものに相当し、各々軸状に形成されている。このサージ低減装置1は、コア間連結構造体10Xの他に、一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2を電気接続させる導電性の電気接続部品30と、そのコア間連結構造体10X及び電気接続部品30を収容させる絶縁性のハウジング40と、を備える(図1から図4)。このサージ低減装置1においては、そのコア間連結構造体10Xのそれぞれの環状コア10で一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2に流れるサージ電流を低減させる。
ここで示す環状コア10の挿通孔10aは、一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2の組み合わせを複数組挿通させることができる。第1分割導電体We1と第2分割導電体We2は、その軸線を孔軸方向に沿わせて挿通孔10aに挿通させる。挿通孔10aにおいては、その一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2を長手方向に並べて挿通させる(図4)。その際、第1分割導電体We1は、その一端を挿通孔10aの孔軸方向における一方から他方に向けて挿通させる。また、第2分割導電体We2は、その一端を挿通孔10aの孔軸方向における他方から一方に向けて挿通させる。更に、この挿通孔10aにおいては、その一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2の組み合わせを複数組挿通させる際に、それぞれの組み合わせを第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2の配列方向に並べて挿通させる(図4)。
ここで、ワイヤハーネスWHは、サージ電流の低減対象となる一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2の組み合わせを少なくとも1組備えている。よって、挿通孔10aには、ワイヤハーネスWHにてサージ電流の低減対象となる組み合わせ電線が1組だけならば、その1組の組み合わせ電線が挿通させられ、ワイヤハーネスWHにてサージ電流の低減対象となる組み合わせ電線が複数組存在しているならば、その複数組の組み合わせ電線が挿通させられる。
電気接続部品30は、一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2の組み合わせ毎に設ける。この電気接続部品30は、金属等の導電性材料で成形される。この例示の電気接続部品30は、金属板を母材にしてプレス成形された所謂バスバとして用意されている。この電気接続部品30は、第1分割導電体We1の一端に電気接続させ、かつ、第2分割導電体We2の一端に電気接続させることによって、その第1分割導電体We1と第2分割導電体We2とを電気接続させる。
ここで示す電気接続部品30は、第1分割導電体We1の一端に電気接続させる第1電気接続部31と、第2分割導電体We2の一端に電気接続させる第2電気接続部32と、第1電気接続部31及び第2電気接続部32を連結させる連結部33と、を有する(図11)。この電気接続部品30においては、第1電気接続部31を第1分割導電体We1の一端と共にハウジング40における後述する載置壁体41に固定し、かつ、第2電気接続部32を第2分割導電体We2の一端と共にその載置壁体41に固定する。連結部33は、載置壁体41に対して間隔を空けて対向配置させ、かつ、複数の環状コア10(つまり、コア間連結構造体10X)を孔軸方向で跨がせることが可能な形状に形成する。
ハウジング40は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。このハウジング40は、孔軸方向に並べた複数の環状コア10(コア間連結構造体10X)の収容が可能で、かつ、複数の環状コア10のそれぞれの挿通孔10aに挿通させた一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2の組み合わせを複数組収容可能で、かつ、複数の電気接続部品30の収容が可能な形状のものとして成形される。このハウジング40においては、一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2を各々挿通孔10a内での配列方向に沿って並べたまま互いに逆向きで外方に引き出させる。また、このハウジング40においては、組み合わせ電線を複数組収容する場合、そのそれぞれの組み合わせ電線における第1分割導電体We1と第2分割導電体We2を各々挿通孔10a内での配列方向に沿って並べたまま外方に引き出させる。また、このハウジング40においては、複数の電気接続部品30を収容する場合、それぞれの電気接続部品30を第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2の配列方向に並べて収容させる。このハウジング40においては、箱状に成形された内方の空間が収容室40aとなり(図1から図3)、その収容室40aに環状コア10と第1分割導電体We1と第2分割導電体We2と電気接続部品30とが収容される。
このハウジング40は、複数の環状コア10の外周面の一部が各々載せ置かれる載置壁体41を有している(図12及び図13)。その載置壁体41には、複数の環状コア10の第1連結壁面10bが各々載せ置かれる。この例示の載置壁体41は、矩形の平板状に形成されている。
このハウジング40は、その載置壁体41の4つの辺部から各々立設させた第1から第4の側壁体42−45を有している(図12及び図13)。第1側壁体42と第2側壁体43は、矩形の平板状に形成され、かつ、互いに間隔を空けて対向配置されている。また、第3側壁体44と第4側壁体45は、方体状に形成され、かつ、互いに間隔を空けて対向配置されている。
ここで、このハウジング40においては、第1弧状壁面10bを第1側壁体42に対向配置させ、かつ、第2弧状壁面10bを第2側壁体43に対向配置させた状態で環状コア10が収容される。換言するならば、このハウジング40においては、環状コア10が、孔軸方向における一端を第3側壁体44に対向配置させ、かつ、孔軸方向における他端を第4側壁体45に対向配置させた状態で収容される。そして、このハウジング40においては、収容室40aに収容された環状コア10の孔軸方向に第1分割導電体We1と第2分割導電体We2の電線引出方向を合わせる。よって、このハウジング40においては、収容室40a内の第1分割導電体We1を第3側壁体44側から外方に引き出させ、収容室40a内の第2分割導電体We2を第4側壁体45側から外方に引き出させる。
そこで、その第3側壁体44と第4側壁体45は、載置壁体41からの突出量を第1側壁体42及び第2側壁体43よりも少なくしている。そして、第3側壁体44の突出方向側の端部には、収容室40a内の第1分割導電体We1を外方に引き出させるための第1分割導電体We1毎の引出口44aが形成されている(図12及び図13)。その引出口44aは、第3側壁体44の突出方向側の端面から第1分割導電体We1を差し込ませる形状のものであり、その第1分割導電体We1の軸線に対する直交断面が半割されたが如き形状に形成されている。また、第4側壁体45の突出方向側の端部には、収容室40a内の第2分割導電体We2を外方に引き出させるための第2分割導電体We2毎の引出口45aが形成されている(図12及び図13)。その引出口45aは、第4側壁体45の突出方向側の端面から第2分割導電体We2を差し込ませる形状のものであり、その第2分割導電体We2の軸線に対する直交断面が半割されたが如き形状に形成されている。
更に、このハウジング40には、第1側壁体42及び第2側壁体43と第3側壁体44との間の突出量の差でできた空間部を埋める第1嵌合体48と、第1側壁体42及び第2側壁体43と第4側壁体45との間の突出量の差でできた空間部を埋める第2嵌合体49と、が取り付けられる(図1から図4及び図12)。その第1嵌合体48と第2嵌合体49は、合成樹脂等の絶縁性材料で方体状に成形される。第1嵌合体48には、収容室40a内の第1分割導電体We1を外方に引き出させるための第1分割導電体We1毎の引出口48aが形成されている(図12)。その引出口48aは、第1嵌合体48における第3側壁体44の突出方向側の端面との当接面から第1分割導電体We1を差し込ませる形状のものであり、その第1分割導電体We1の軸線に対する直交断面が半割されたが如き形状に形成されている。つまり、第1分割導電体We1は、第3側壁体44の引出口44aと第1嵌合体48の引出口48aとで挟み込まれた形で収容室40aの外に引き出される。また、第2嵌合体49には、収容室40a内の第2分割導電体We2を外方に引き出させるための第2分割導電体We2毎の引出口49aが形成されている(図12)。その引出口49aは、第2嵌合体49における第4側壁体45の突出方向側の端面との当接面から第2分割導電体We2を差し込ませる形状のものであり、その第2分割導電体We2の軸線に対する直交断面が半割されたが如き形状に形成されている。つまり、第2分割導電体We2は、第4側壁体45の引出口45aと第2嵌合体49の引出口49aとで挟み込まれた形で収容室40aの外に引き出される。
このハウジング40においては、載置壁体41と第1から第4の側壁体42−45と第1嵌合体48と第2嵌合体49とで囲まれた空間が収容室40aとして利用される。この例示の収容室40aには、最大で3つの環状コア10と、最大で3つの電気接続部品30と、最大で3組の一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2の組み合わせと、が収容される。このハウジング40には、複数の環状コア10を連結させたコア間連結構造体10Xが収容される収容室40bが形成されている(図12及び図13)。
載置壁体41には、第1分割導電体We1の一端及び電気接続部品30の第1電気接続部31を共締め固定させるための第1締結部材61と、第2分割導電体We2の一端及び電気接続部品30の第2電気接続部32を共締め固定させるための第2締結部材62と、が電気接続部品30毎に設けられている(図4、図12及び図13)。よって、このサージ低減装置1は、その第1締結部材61と対になる第3締結部材63と、その第2締結部材62と対になる第4締結部材64と、を備えている。
その第1締結部材61及び第2締結部材62としては、ナットなどの雌螺子部材又はボルト等の雄螺子部材が利用される。この例示の第1締結部材61及び第2締結部材62は、その双方に同じ形状の雌螺子部材を用いており、載置壁体41に嵌入固定されている。よって、第3締結部材63及び第4締結部材64には、その双方に同じ形状の雄螺子部材が用いられる。
ここで、電気接続部品30においては、第1電気接続部31と第2電気接続部32とが各々片体状に形成されている。そして、その第1電気接続部31には、第3締結部材63の雄螺子部を挿通させるための貫通孔31aが形成されている(図11)。また、第2電気接続部32には、第4締結部材64の雄螺子部を挿通させるための貫通孔32aが形成されている(図11)。
更に、このサージ低減装置1においては、第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2として電線が用いられている。その第1分割導電体We1の一端と第2分割導電体We2の一端には、各々、丸型端子65が物理的且つ電気的に接続されている(図4)。
対となる第1分割導電体We1と第2分割導電体We2は、第1締結部材61と第3締結部材63で第1電気接続部31と第1分割導電体We1の一端の丸型端子65を共締め固定し、かつ、第2締結部材62と第4締結部材64で第2電気接続部32と第2分割導電体We2の一端の丸型端子65を共締め固定することによって、互いに電気接続される。
本実施形態のハウジング40においては、第1側壁体42と第2側壁体43と第1嵌合体48と第2嵌合体49とで矩形の開口が形成される。このハウジング40は、その開口を塞ぐ蓋体が取り付けられるものであってもよい。この例示のハウジング40は、そのような蓋体が取り付けられるものではない。但し、この例示のハウジング40は、第1シールドシェル71及び第2シールドシェル72に囲われることによって、その開口が塞がれる(図1及び図2)。
第1シールドシェル71と第2シールドシェル72は、互いに組み付けられることによって、内方に空間部を形成する。ハウジング40は、その空間部に収容される。第1シールドシェル71と第2シールドシェル72は、ハウジング40の収容室40aへのノイズの侵入を抑制させるべく設けられた部品であり、金属等の導電性材料で成形されている。
以上示したサージ低減装置1及びコア間連結構造体10Xにおいては、複数の環状コア10の隣り合うもの同士(第1隣接コア10Naと第2隣接コア10Nb)を連結構造20で連結させる。そして、このサージ低減装置1及びコア間連結構造体10Xは、対になる第1結合部21と第2結合部22を嵌め合わせるだけの簡便な連結構造20を採用しているので、複数の環状コア10を連結させる際の作業性に優れたものとなっている。更に、このサージ低減装置1及びコア間連結構造体10Xは、対になる第3結合部23と第4結合部24を連結構造20が備えており、第1隣接コア10Naと第2隣接コア10Nbとの間の結合力を高めることができるにも拘わらず、その第3結合部23と第4結合部24についても互いに嵌め合わせるだけの簡便な構造を採っているので、複数の環状コア10を連結させる際の作業性の低下を抑えることができる。また、このサージ低減装置1及びコア間連結構造体10Xは、複数の環状コア10を挿通孔10aの孔軸方向に並べた状態で連結しているので、それぞれの挿通孔10aへの導電体We(第1分割導電体We1、第2分割導電体We2)の挿通作業性に優れたものとなっている。このように、本実施形態のサージ低減装置1及びコア間連結構造体10Xは、複数の環状コア10を設けるに際して、組付け作業性の低下を抑えることができる。
更に、本実施形態の連結構造20は、同じ孔軸上で第1環状端面10dと第2環状端面10eとを接触させた状態で、複数の環状コア10の隣り合うもの同士(第1隣接コア10Naと第2隣接コア10Nb)を連結させる。よって、第1隣接コア10Naと第2隣接コア10Nbとの間においては、隙間の発生が抑えられている。従って、本実施形態のサージ低減装置1及びコア間連結構造体10Xは、漏れ磁束の発生を抑えることができるので、サージ電量の低減効果を向上させることができる。また、本実施形態のサージ低減装置1及びコア間連結構造体10Xは、複数の環状コア10の隣り合うもの同士の隙間を詰めることによって、複数の環状コア10から成るコア部の体格の小型化を図れるので、電気接続部品30の小型化と相俟って、全体の体格の小型化が可能になる。
本実施形態のワイヤハーネスWHは、そのサージ低減装置1と少なくとも1組の一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2の組み合わせを備えるものであり、そのサージ低減装置1が得られる効果を奏することができる。
ここで、本実施形態のサージ低減装置1、コア間連結構造体10X及びワイヤハーネスWHにおいては、複数の環状コア10の隣り合うもの同士(第1隣接コア10Naと第2隣接コア10Nb)の間に次のような環状コア(以下、「中間コア」という。)10M(図14)を少なくとも1つ介在させてもよい。その中間コア10Mは、例えば、第1隣接コア10Naにおいて、隣接端部10g側に第2隣接コア10Nbにおける隣接端部10g側の第2結合部22と第4結合部24とを加えたものに相当する。これにより、本実施形態のサージ低減装置1、コア間連結構造体10X及びワイヤハーネスWHにおいては、3つ以上の環状コア10を連結させることができる。
また、本実施形態のサージ低減装置1、コア間連結構造体10X及びワイヤハーネスWHは、複数の環状コア10のそれぞれの挿通孔10aに挿通させた導電体We(例えば、電線)がそれぞれの環状コア10の結合体に巻き付けられるものであってもよい。この場合、このサージ低減装置1、コア間連結構造体10X及びワイヤハーネスWHにおいては、複数の環状コア10の隣り合うもの同士(第1隣接コア10Naと第2隣接コア10Nb)が連結構造20で連結されているので、それぞれの挿通孔10aへの導電体Weの挿通作業性だけでなく、それぞれの環状コア10の結合体に対する導電体Weの巻回作業性についても優れたものとなっている。従って、本実施形態のサージ低減装置1及びコア間連結構造体10Xは、複数の環状コア10を設けるに際して、従来のような導電体Weの巻回作業を要するものであったとしても、組付け作業性の低下を抑えることができる。
[変形例1]
本変形例は、前述した実施形態のサージ低減装置1及びワイヤハーネスWHにおいて、コア間連結構造体10Xをコア間連結構造体110X(図15及び図16)に置き換えたものに相当する。本変形例のサージ低減装置1及びコア間連結構造体110Xにおいては、挿通孔110aの孔軸方向に並べた複数の環状コア110の内の隣り合うもの同士(第1隣接コア110Naと第2隣接コア110Nb)を連結構造120で連結させる(図16から図18)。
本変形例の環状コア110は、実施形態の環状コア10と同じように、磁性体コア11のみを備えるものであってもよく、その磁性体コア11と収容体12とを備えるものであってもよい。この環状コア110は、実施形態の環状コア10に対して、互いの連結構造20,120に関わる部位を除き、その環状コア10と同等の形状に形成されている。よって、この環状コア110は、少なくとも1本の導電体Weを挿通させることが可能な挿通孔110aを有している(図15から図18)。この例示の挿通孔110aは、複数本の導電体Weを挿通させることが可能な(一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2の組み合わせを複数組挿通させることが可能な)形状となっている。また、この環状コア110の外周面110bは、互いに間隔を空けて配置された半弧状の第1弧状壁面110b及び第2弧状壁面110bと、その第1弧状壁面110b及び第2弧状壁面110bを長手方向で繋ぐ第1連結壁面110b及び第2連結壁面110bと、を有している(図17及び図18)。また、この環状コア110の内周面110cは、互いに間隔を空けて配置された半弧状の第1弧状壁面110c及び第2弧状壁面110cと、その第1弧状壁面110c及び第2弧状壁面110cを長手方向で繋ぐ第1連結壁面110c及び第2連結壁面110cと、を有している(図17及び図18)。また、この環状コア110の外壁面は、挿通孔110aの孔軸方向における一方に環状の第1端面(第1環状端面)110dを有し、かつ、その孔軸方向における他方に環状の第2端面(第2環状端面)110eを有している(図17及び図18)。その第1環状端面110dと第2環状端面110eは、孔軸方向に対する直交平面となっている。
本変形例の連結構造120は、実施形態の連結構造20と同じように、複数の環状コア110の内の隣り合うもの同士(第1隣接コア110Naと第2隣接コア110Nb)をそれぞれの孔軸方向での隣接端部110f,110g側で連結させる(図17及び図18)。ここでは、その連結構造120を収容体12に設けるものとして示す。
この連結構造120は、第1隣接コア110Naに設けた第1結合部121と、第2隣接コア110Nbに設けて、その第1結合部121に連結させる第2結合部122と、を備える(図17及び図18)。第1結合部121は、第1隣接コア110Naの外壁面における隣接端部110f側の第1環状端面110dの一部を凹ませた凹形状であり、その第1環状端面110dの周方向に沿い且つ孔軸方向に向けて凹ませた環状の溝形状に形成される(図18)。第2結合部122は、第2隣接コア110Nbの外壁面における隣接端部110g側の第2環状端面110eから突出させた凸形状であり、その第2隣接コア110Nbの周方向に沿い且つ孔軸方向に向けて突出させた環状の凸形状に形成される。この連結構造120において、第1結合部121は、第2結合部122を嵌入させたまま保持させることが可能な形状に形成される。
この例示の第1隣接コア110Naと第2隣接コア110Nbは、各々の磁性体コア11に異なるものが用いられていることもあるが、それぞれの外観形状(収容体12)が同じものとなっている。よって、本変形例の環状コア110においては、第1環状端面110dに第1結合部121が設けられ、かつ、第2環状端面110eに第2結合部122が設けられている。
ここで、この連結構造120は、実施形態の連結構造20と同じように、第1結合部121と第2結合部122とが連結状態のときに、第1隣接コア110Naにおける隣接端部110f側の第1環状端面110dと、第2隣接コア110Nbにおける隣接端部110g側の第2環状端面110eと、を同じ孔軸上で接触させる。よって、この連結構造120は、第1隣接コア110Naと第2隣接コア110Nbをその相互間に隙間が生じないように連結させる。
また、この連結構造120は、図示しないが、第2環状端面110eにて、環状の凸形状に形成された第2結合部122を所謂多重壁の如く互いに間隔を空けて同じ孔軸上で複数設けてもよい。この場合、この連結構造120においては、第1環状端面110dにて、環状の凹形状に形成された第1結合部121が第2結合部122毎に設けられる。
また、本変形例の連結構造120は、図示しないが、第1隣接コア110Naに設け、第2結合部122と同形状に形成された第3結合部と、第2隣接コア110Nbに設け、第1結合部121と同形状に形成され、かつ、第3結合部に連結させる第4結合部と、を備えていてもよい。つまり、第1隣接コア110Naの第1環状端面110dには、先に示した環状の凹形状の第1結合部121だけでなく、この第1結合部121と同じ孔軸上に、環状の凸形状の第3結合部としての第2結合部122が形成されていてもよい。そして、第2隣接コア110Nbの第2環状端面110eには、先に示した環状の凸形状の第2結合部122だけでなく、この第2結合部122と同じ孔軸上に、環状の凹形状の第4結合部としての第1結合部121が形成されていてもよい。
本変形例のサージ低減装置1、コア間連結構造体110X及びワイヤハーネスWHは、そのような連結構造120で複数の環状コア110を連結させたとしても、実施形態のものと同様の効果を得ることができる。
[変形例2]
本変形例は、前述した実施形態のサージ低減装置1及びワイヤハーネスWHにおいて、コア間連結構造体10Xをコア間連結構造体210X(図19及び図20)に置き換えたものに相当する。本変形例のサージ低減装置1及びコア間連結構造体210Xにおいては、挿通孔210aの孔軸方向に並べた複数の環状コア210の内の隣り合うもの同士(第1隣接コア210Naと第2隣接コア210Nb)を連結構造220で連結させる(図20から図22)。
本変形例の環状コア210は、実施形態の環状コア10と同じように、磁性体コア11のみを備えるものであってもよく、その磁性体コア11と収容体12とを備えるものであってもよい。この環状コア210は、実施形態の環状コア10に対して、互いの連結構造20,220に関わる部位を除き、その環状コア10と同等の形状に形成されている。よって、この環状コア210は、少なくとも1本の導電体Weを挿通させることが可能な挿通孔210aを有している(図19から図22)。この例示の挿通孔210aは、複数本の導電体Weを挿通させることが可能な(一対の第1分割導電体We1及び第2分割導電体We2の組み合わせを複数組挿通させることが可能な)形状となっている。また、この環状コア210の外周面210bは、互いに間隔を空けて配置された半弧状の第1弧状壁面210b及び第2弧状壁面210bと、その第1弧状壁面210b及び第2弧状壁面210bを長手方向で繋ぐ第1連結壁面210b及び第2連結壁面210bと、を有している(図21及び図22)。また、この環状コア210の内周面210cは、互いに間隔を空けて配置された半弧状の第1弧状壁面210c及び第2弧状壁面210cと、その第1弧状壁面210c及び第2弧状壁面210cを長手方向で繋ぐ第1連結壁面210c及び第2連結壁面210cと、を有している(図21及び図22)。また、この環状コア210の外壁面は、挿通孔210aの孔軸方向における一方に環状の第1端面(第1環状端面)210dを有し、かつ、その孔軸方向における他方に環状の第2端面(第2環状端面)210eを有している(図21及び図22)。その第1環状端面210dと第2環状端面210eは、孔軸方向に対する直交平面となっている。
本変形例の連結構造220は、実施形態の連結構造20と同じように、複数の環状コア210の内の隣り合うもの同士(第1隣接コア210Naと第2隣接コア210Nb)をそれぞれの孔軸方向での隣接端部210f,210g側で連結させる(図21及び図22)。ここでは、その連結構造220を収容体12に設けるものとして示す。
この連結構造220は、第1隣接コア210Naに設けた第1結合部221と、第2隣接コア210Nbに設けて、その第1結合部221に連結させる第2結合部222と、を備える(図21及び図22)。この連結構造220においては、その一対の第1結合部221と第2結合部222の組み合わせが複数組設けられている。第1結合部221は、第1隣接コア210Naの外壁面における隣接端部210f側の第1環状端面210dに当該第1環状端面210dの周方向に沿って複数設ける。ここで示す第1結合部221は、第1環状端面210dの一部を円柱状に凹ませた凹形状であり、第1環状端面210dの周方向に沿って略等間隔で一周に亘って複数形成される。第2結合部222は、第2隣接コア210Nbの外壁面における隣接端部210g側の第2環状端面210eに当該第2環状端面210eの周方向に沿って複数設ける。ここで示す第2結合部222は、第2環状端面210eから孔軸方向に突出させた円柱状の凸形状であり、第2環状端面210eの周方向に沿って略等間隔で一周に亘って複数形成される。この連結構造220において、第1結合部221は、第2結合部222を嵌入させたまま保持させることが可能な形状に形成される。
この例示の第1隣接コア210Naと第2隣接コア210Nbは、各々の磁性体コア11に異なるものが用いられていることもあるが、それぞれの外観形状(収容体12)が同じものとなっている。よって、本変形例の環状コア210においては、第1環状端面210dに第1結合部221が設けられ、かつ、第2環状端面210eに第2結合部222が設けられている。
ここで、この連結構造220は、実施形態の連結構造20と同じように、第1結合部221と第2結合部222とが連結状態のときに、第1隣接コア210Naにおける隣接端部210f側の第1環状端面210dと、第2隣接コア210Nbにおける隣接端部210g側の第2環状端面210eと、を同じ孔軸上で接触させる。よって、この連結構造220は、第1隣接コア210Naと第2隣接コア210Nbをその相互間に隙間が生じないように連結させる。
また、本変形例の連結構造220は、図示しないが、第1隣接コア210Naに設け、第2結合部222と同形状に形成された第3結合部と、第2隣接コア210Nbに設け、第1結合部221と同形状に形成され、かつ、第3結合部に連結させる第4結合部と、を備えていてもよい。つまり、第1隣接コア210Naの第1環状端面210dには、先に示した凹形状の第1結合部221だけでなく凸形状の第3結合部としての第2結合部222が形成されていてもよい。例えば、この第1環状端面210dには、その第1結合部221と第3結合部としての第2結合部222とを周方向に沿って交互に複数個設ければよい。また、この場合、第2隣接コア210Nbの第2環状端面210eには、先に示した凸形状の第2結合部222だけでなく、凹形状の第4結合部としての第1結合部221が形成されていてもよい。例えば、この第2環状端面210eには、その第2結合部222と第4結合部としての第1結合部221とを周方向に沿って交互に複数個設ければよい。
本変形例のサージ低減装置1、コア間連結構造体210X及びワイヤハーネスWHは、そのような連結構造220で複数の環状コア210を連結させたとしても、実施形態のものと同様の効果を得ることができる。
1 サージ低減装置
10,110,210 環状コア
10a,110a,210a 挿通孔
10b,110b,210b 外周面
10c,110c,210c 内周面
10d,110d,210d 第1環状端面
10e,110e,210e 第2環状端面
10f,10g,110f,110g,210f,210g 隣接端部
10Na,110Na,210Na 第1隣接コア
10Nb,110Nb,210Nb 第2隣接コア
10X,110X,210X コア間連結構造体
11 磁性体コア
20,120,220 連結構造
21,121,221 第1結合部
22,122,222 第2結合部
23 第3結合部
24 第4結合部
We 導電体
WH ワイヤハーネス

Claims (7)

  1. 環状の磁性体から成る磁性体コアを有し、かつ、少なくとも1本の導電体を挿通させることが可能な挿通孔を有する複数の環状コアと、
    前記挿通孔の孔軸方向に並べた複数の前記環状コアの内の隣り合う第1隣接コア及び第2隣接コアをそれぞれの前記孔軸方向での隣接端部側で連結させる連結構造と、
    を備え、
    前記連結構造は、前記第1隣接コアに設けた第1結合部と、前記第2隣接コアに設けて、前記第1結合部に連結させる第2結合部と、を備え、かつ、一対の前記第1結合部と前記第2結合部の組み合わせを少なくとも1組備え、
    前記第1結合部は、前記第1隣接コアの外壁面を凹ませた凹形状に形成され、
    前記第2結合部は、前記第1結合部に嵌入させるべく前記第2隣接コアの外壁面から外方に突出させた凸形状に形成されることを特徴としたサージ低減装置。
  2. 前記第1結合部は、前記第1隣接コアの外周面と内周面の内の少なくとも一方における前記隣接端部側に設け、
    前記第1結合部は、前記第1隣接コアの前記外周面に設ける場合、前記外周面における前記隣接端部側の一部を前記孔軸方向に対する直交方向に向けて前記内周面側に凹ませた凹形状に形成され、前記第1隣接コアの前記内周面に設ける場合、前記内周面における前記隣接端部側の一部を前記孔軸方向に対する直交方向に向けて前記外周面側に凹ませた凹形状に形成され、
    前記第2結合部は、前記第1結合部に対して前記直交方向に嵌入させるべく、前記第2隣接コアにおける前記隣接端部側から前記孔軸方向に突出させた凸形状に形成されることを特徴とした請求項1に記載のサージ低減装置。
  3. 前記第1結合部は、前記第1隣接コアの外壁面における前記隣接端部側の第1環状端面の一部を凹ませた凹形状であり、前記第1環状端面の周方向に沿い且つ前記孔軸方向に向けて凹ませた環状の溝形状に形成され、
    前記第2結合部は、前記第2隣接コアの外壁面における前記隣接端部側の第2環状端面から突出させた凸形状であり、前記第2環状端面の周方向に沿い且つ前記孔軸方向に向けて突出させた環状の凸形状に形成されることを特徴とした請求項1に記載のサージ低減装置。
  4. 前記第1結合部は、前記第1隣接コアの外壁面における前記隣接端部側の第1環状端面に前記第1環状端面の周方向に沿って複数設け、
    前記第2結合部は、前記第2隣接コアの外壁面における前記隣接端部側の第2環状端面に前記第2環状端面の周方向に沿って複数設けることを特徴とした請求項1に記載のサージ低減装置。
  5. 前記連結構造は、前記第1隣接コアに設け、前記第2結合部と同形状に形成された第3結合部と、前記第2隣接コアに設け、前記第1結合部と同形状に形成され、かつ、前記第3結合部に連結させる第4結合部と、を備え、かつ、一対の前記第3結合部と前記第4結合部の組み合わせを少なくとも1組備えることを特徴とした請求項1から4の内の何れか1つに記載のサージ低減装置。
  6. 少なくとも1本の導電体と、
    環状の磁性体から成る磁性体コアを有し、かつ、少なくとも1本の前記導電体を挿通させることが可能な挿通孔を有する複数の環状コアと、
    前記挿通孔の孔軸方向に並べた複数の前記環状コアの内の隣り合う第1隣接コア及び第2隣接コアをそれぞれの前記孔軸方向での隣接端部側で連結させる連結構造と、
    を備え、
    前記連結構造は、前記第1隣接コアに設けた第1結合部と、前記第2隣接コアに設けて、前記第1結合部に連結させる第2結合部と、を備え、かつ、一対の前記第1結合部と前記第2結合部の組み合わせを少なくとも1組備え、
    前記第1結合部は、前記第1隣接コアの外壁面を凹ませた凹形状に形成され、
    前記第2結合部は、前記第1結合部に嵌入させるべく前記第2隣接コアの外壁面から外方に突出させた凸形状に形成されることを特徴としたワイヤハーネス。
  7. 環状の磁性体から成る磁性体コアを有し、かつ、少なくとも1本の導電体を挿通させることが可能な挿通孔を有する複数の環状コアと、
    前記挿通孔の孔軸方向に並べた複数の前記環状コアの内の隣り合う第1隣接コア及び第2隣接コアをそれぞれの前記孔軸方向での隣接端部側で連結させる連結構造と、
    を備え、
    前記連結構造は、前記第1隣接コアに設けた第1結合部と、前記第2隣接コアに設けて、前記第1結合部に連結させる第2結合部と、を備え、かつ、一対の前記第1結合部と前記第2結合部の組み合わせを少なくとも1組備え、
    前記第1結合部は、前記第1隣接コアの外壁面を凹ませた凹形状に形成され、
    前記第2結合部は、前記第1結合部に嵌入させるべく前記第2隣接コアの外壁面から外方に突出させた凸形状に形成されることを特徴としたコア間連結構造体。
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