JP2020153183A - 床パネル固定具 - Google Patents

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JP2020153183A JP2019054877A JP2019054877A JP2020153183A JP 2020153183 A JP2020153183 A JP 2020153183A JP 2019054877 A JP2019054877 A JP 2019054877A JP 2019054877 A JP2019054877 A JP 2019054877A JP 2020153183 A JP2020153183 A JP 2020153183A
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尚利 安田
Naotoshi Yasuda
尚利 安田
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Abstract

【課題】締結部材の構造を簡素化できる床パネル固定具を提供すること。【解決手段】床パネル固定具は、床パネルが載置されるベース部を備える受部材と、受部材に床パネルを締結する締結部材と、を備える。締結部材は、ベース部に載置された床パネルに接触する座面を有する頭部と、頭部と一体に形成される軸部と、軸部の軸線と交差する方向へ軸部から突出する凸部と、からなる。受部材は、ベース部に結合し軸線を中心にした締結部材の第1方向への1回転未満の回転により凸部の頭部側の部位に接触する接触部を備える。【選択図】図1

Description

本発明は床パネル固定具に関し、特に二重床を構築する床パネルを固定する床パネル固定具に関するものである。
基礎と床パネルとの間に一定の高さの空間を設けた二重床は、クリーンルーム、コンピュータルーム、一般のオフィス等で使用される。特許文献1には、基礎に配置された支持脚や梁などに取り付けられた受金具に床パネルを固定する締結部材(床パネル固定金具)が開示されている。その締結部材は、頭部を有するスリーブと、スリーブに挿入され下部に係合ピンを有するロックピンと、ロックピンの頭部がスリーブから離間する方向へロックピンを付勢するばねと、を備えている。
特開2000−1936号公報
しかしながら特許文献1に開示される技術では、締結部材が多数の部品からなるので、締結部材の構造が複雑化するという問題点がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、締結部材の構造を簡素化できる床パネル固定具を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明の床パネル固定具は、床パネルが載置されるベース部を備える受部材と、受部材に床パネルを締結する締結部材と、を備える。締結部材は、ベース部に載置された床パネルに接触する座面を有する頭部と、頭部と一体に形成される軸部と、軸部の軸線と交差する方向へ軸部から突出する凸部と、からなる。受部材は、ベース部に結合し軸線を中心にした締結部材の第1方向への1回転未満の回転により凸部の頭部側の部位に接触する接触部を備える。
請求項1記載の床パネル固定具によれば、締結部材は、座面を有する頭部と軸部が一体に形成され、軸部の軸線と交差する方向へ軸部から凸部が突出する。よって、締結部材の構造を簡素化できる。
請求項2記載の床パネル固定具によれば、ベース部の上面側に接触部が設けられるので、ベース部の下面側に接触部が設けられる場合に必要な、締結部材の凸部をベース部の下面側へ到達させるための穴をベース部に開けなくても済む。その穴の分だけベース部の断面積が小さくならないようにできるので、請求項1の効果に加え、ベース部の強度を向上できる。
請求項3記載の床パネル固定具によれば、ベース部は、床パネルが上面に載置される金属製の板材からなる。接触部は板材の切り曲げにより形成された曲げ部の一部なので、請求項1又は2の効果に加え、接触部を容易に成形できる。
請求項4記載の床パネル固定具によれば、曲げ部は接触部の第1方向に隣接する制限部を備え、制限部は凸部の当接により締結部材の第1方向への回転を制限する。よって、請求項3の効果に加え、制限部に回転が制限されるまで締結部材を第1方向へ回転することにより、床パネルを確実に締結できる。
請求項5記載の床パネル固定具によれば、曲げ部は、ベース部の上面側に曲げられ、接触部の、第1方向と反対の第2方向に連結部が結合する。連結部は軸線を中心にした凸部の回転軌跡の外側に位置する。よって、請求項3又は4の効果に加え、締結部材の回転を連結部が妨げることなく、曲げ部の強度を向上できる。
請求項6記載の床パネル固定具によれば、曲げ部は、接触部の、第1方向と反対の第2方向に回り止め部が隣接する。回り止め部は、凸部の頭部側の部位の接触により締結部材の第2方向への回転を妨げる。よって、請求項3から5のいずれかの効果に加え、回り止め部により締結を解除し難くできる。
請求項7記載の床パネル固定具によれば、凸部は軸部に2つ設けられ、2つの凸部は軸線と直交する1本の直線上に位置する。2つの凸部にそれぞれ接触する一対の接触部は、互いに間隔をあけてベース部に配置される。一対の接触部同士の間隔は、直線上の2つの凸部の長さに軸部の太さを加えた長さよりも狭く、軸部の太さよりも広い。よって、軸線を中心にした締結部材の約90°の回転により、2つの凸部で締結および解除ができる。従って、請求項1から6のいずれかの効果に加え、床パネルを固定したり取り外したりするときの作業を簡易にできると共に、一対の接触部に力を配分し強度を向上できる。
一実施の形態における床パネル固定具の斜視図である。 ベース部の展開図である。 受部材に床パネルが載置された床パネル固定具の斜視図である。 (a)は締結部材が受部材に挿入された床パネル固定具の正面図であり、(b)は図4(a)のIVb−IVb線における床パネル固定具の断面図であり、(c)は受部材に締結部材が連結された床パネル固定具の側面図であり、(d)は図4(c)のIVd−IVd線における床パネル固定具の断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。図1は一実施の形態における床パネル固定具10の斜視図である。図1に示すように床パネル固定具10は、締結部材11及び受部材20を備えている。本実施形態では、受部材20は基礎床(図示せず)に固定された支持脚32に取り付けられる。
締結部材11は、炭素鋼等の金属材料からなる棒状の部材であり、座面13を有する頭部12と、頭部12と一体に形成される軸部16と、軸部16の軸線Oと交差する方向へ軸部16から突出する凸部17と、からなる。本実施形態では、磁性体である炭素鋼によって頭部12、軸部16及び凸部17が一体成形されている。頭部12は、座面13が円錐形に形成されており、座面13の反対側の頂面14が平らに形成されている。頂面14には、締結部材11を回転させる工具(図示せず)がかみ合う穴15が形成されている。本実施形態では、穴15はスリット状のすり割りである。
軸部16は、軸線Oに沿って延びる円柱状の部位である。凸部17は、軸線Oと交差する方向へ軸部16から少なくとも1つ突出する。本実施形態では、同じ大きさの円柱状に形成された凸部17が、軸部16に2つ設けられている。2つの凸部17は、軸線Oに直交する直線18上に位置する。2つの凸部17の長さに軸部16の太さを加えた長さLは、座面13の直径Dよりも短い。
凸部17を通る直線18が延びる方向と穴15が延びる方向とは一致している。即ち穴15は、軸部16から凸部17が突出する方向を示す目印となる。ここで、頭部12と軸部16とを別々に作り、ねじ止め等により頭部12に軸部16を結合する場合には、凸部17が突出する方向と目印とを一致させるのに、ねじの締め付け位置を合わせる等の労力を要する。しかし、軸部16は頭部12と一体に形成されているので、目印となる穴15の向きに、軸部16から凸部17が突出する方向を簡易に一致させることができる。
受部材20は、ベース部21と、ベース部21の下部に固定される支持部30と、を備えている。支持部30は支持脚32に取り付けられる。ベース部21は、中心に配置された固定部材31(ねじ)により支持部30に取り付けられている。ベース部21の上面22に床パネル50(図3参照)が載置される。本実施形態では、ベース部21は金属製の板材からなる。ベース部21は、板材の切り曲げにより曲げ部23及び位置決め部28が形成されている。本実施形態では、板材の一部が上面22側へ切り起こされて、曲げ部23及び位置決め部28が形成されている。
図2はベース部21の展開図である。ベース部21は、パンチ及びダイ(図示せず)による切り曲げ加工により成形される。ベース部21は、各々4つの辺33,34(合計8辺)に囲まれた八角形の板材からなる。辺33,34同士は隣接している。ベース部21の中心に、厚さ方向に貫通する穴35が形成されている。穴35には固定部材31(図1参照)が挿入される。
ベース部21の辺33に交わる互いに平行な一対の切れ目36と、切れ目36に交わり辺33に平行な折り目37と、により曲げ部23が形成される。曲げ部23は辺33のほぼ中央に位置する。折り目37よりも穴35に近い位置であって折り目37とスペース38をあけて折り目37と平行な位置に形成された折り目39と、折り目39に交わる切れ目40と、により別の曲げ部23が形成される。切り曲げにより各辺33に2つの曲げ部23が形成されるので、ベース部21に8つの曲げ部23が形成される。
曲げ部23には、厚さ方向に貫通する穴41が形成されている。穴41は、曲げ部23のうち折り目37,39と離間しているので、折り目37,39の断面積が小さくならないようにできる。よって、折り目37,39の強度を確保できる。
ベース部21の辺34に垂直に交わる折り目42と、折り目42及び辺34に交わる切れ目43と、により位置決め部28が形成される。折り目42は辺34のほぼ中央に位置する。切り曲げにより各辺34に位置決め部28が2つずつ形成されるので、ベース部21に4つの位置決め部28が形成される。位置決め部28を形成する折り目42は辺34に交わるが、曲げ部23を形成する折り目37,39は辺33,34と離間する位置に設けられている。
図1に戻って説明する。曲げ部23は、締結部材11の凸部17と関わり合って軸部16を固定する部位である。曲げ部23には、締結部材11の凸部17が接触する接触部24と、接触部24に隣接する制限部25と、接触部24の、制限部25の反対側に隣接する回り止め部26と、回り止め部26に隣接する連結部27と、が穴41の縁に形成されている。ベース部21の上面22には、曲げ部23及び位置決め部28を避けて、ゴム等で形成された緩衝板29が配置されている。
図3及び図4を参照して床パネル固定具10の使用方法について説明する。図3は受部材20に床パネル50が載置された床パネル固定具10の斜視図である。
図3に示すように受部材20は、床パネル50の角51が突き合わされる位置、即ち床パネル50の四隅に配置される。床パネル50は、方形の基板52と、基板52の裏側に突出するリブ53と、を備えている。床パネル50はアルミニウム合金によって一体成形されている。基板52の四隅には、テーパ面を有する穴54が、基板52の厚さ方向に貫通する。穴54の内径は、締結部材11の長さL(図1参照)よりも大きく、座面13の直径D(図1参照)よりも小さい。
床パネル50を配置する作業者は、まず、受部材20の位置決め部28を目安にして、ベース部21の上面22及び緩衝板29の上に、リブ53を下にして床パネル50を載せる。このときの基板52の穴54の下に、受部材20の曲げ部23間のスペース38が位置する。次いで、締結部材11の凸部17を床パネル50の角51の方に向けないようにしながら、基板52の穴54に締結部材11の軸部16を挿入する。
図4(a)は締結部材11が受部材20に挿入された床パネル固定具10の正面図であり、図4(b)は図4(a)のIVb−IVb線における床パネル固定具10の断面図である。図4(c)は受部材20に締結部材11が連結された床パネル固定具10の側面図であり、図4(d)は図4(c)のIVd−IVd線における床パネル固定具10の断面図である。なお、図4(a)から図4(d)では、締結部材11の頭部12の図示が省略されている。
図4(a)及び図4(b)に示すように、一対の曲げ部23間のスペース38の幅Wは締結部材11の軸部16の太さよりも広い。よって、基板52の穴54に挿入された締結部材11は、座面13(図3参照)が穴54(基板52)に接触した状態で、曲げ部23間のスペース38に凸部17が位置する。
スペース38の幅Wは一対の接触部24同士の間隔に等しい。一対の接触部24同士の間隔Wは、2つの凸部17の長さに軸部16の太さを加えた長さLよりも狭いので、締結部材11の凸部17が床パネル50(図3参照)の角51の方を向くように、基板52の穴54に締結部材11の軸部16が挿入されると、接触部24の上に凸部17が当たる。締結部材11の座面13は穴54(基板52)に接触できずに、締結部材11の頭部12が基板52から突出する。締結部材11の頭部12が基板52から突出するか否かによって、作業者は締結部材11の挿入が不完全かどうか判別できる。
締結部材11が完全に挿入され、曲げ部23間のスペース38に凸部17が位置する状態で、作業者は、頭部12(図3参照)の穴15に工具(図示せず)を差し込んで、軸線Oを中心に締結部材11を第1方向(矢印F方向)へ回転させる。図4(b)に示すように連結部27は凸部17の回転軌跡44の外側に位置するので、図4(c)に示すように、連結部27に制限されることなく凸部17は回転して回り止め部26の下に入る。回り止め部26の下端は、接触部24の円弧状に形成された下端よりも下方に突出している。
一方、締結部材11が完全に挿入され、曲げ部23間のスペース38に凸部17が位置する状態で、作業者が軸線Oを中心に締結部材11を第2方向(矢印R方向)へ回転させると、制限部25は凸部17の回転軌跡44の内側に位置するので、凸部17は制限部25に当たる。よって、締結部材11は第2方向(矢印R方向)へ回転できずに、第1方向(矢印F方向)へのみ回転できる。
第1方向(矢印F方向)へ回転する締結部材11の凸部17は、軸線Oを中心にした締結部材11の約90°の回転により、凸部17の上側(頭部12側)の部位が、回り止め部26の下端を擦りながら回り止め部26を通過し、接触部24へ到達する。接触部24及び回り止め部26は、切り曲げにより板材の上面22側へ曲げられた曲げ部23の一部なので、回り止め部26を凸部17が通過するときに、曲げ部23は折り目36,39(図2参照)の部分が弾性変形して上方へ引っ張られる。これにより、回り止め部26を凸部17が通過し易くできる。
凸部17が接触部24へ到達すると、曲げ部23は弾性により折り目36,39の部分が復元して、凸部17の上側(頭部12側)の部位に接触部24が密着する。これにより、頭部12と凸部17との間の軸部16に引張力が作用し、座面13とベース部21との間に挟まれた床パネル50に圧縮力が作用する。その結果、床パネル固定具10に床パネル50が締結される。緩衝板29の弾性変形も床パネル50の締結に寄与する。
このように軸線Oを中心にした締結部材11の約90°の回転により締結および解除ができるので、床パネル50を固定したり取り外したりするときの作業を簡易にできる。また、各締結部材11に設けられた一対の凸部17が、一対の接触部24にそれぞれ接触するので、締結部材11に加わる引張力が、2つの接触部24に配分される。よって、床パネル50を締結固定する強度を向上できる。
第1方向(矢印F方向)へ回転した締結部材11の凸部17は、接触部24の第1方向に隣接する制限部25に当接して、第1方向への回転が制限される。よって、制限部25に回転が制限されるまで締結部材11を第1方向へ回転することにより、床パネル50を確実に締結できる。
接触部24は、制限部25を介してベース部21に連結されているので、制限部25は接触部24をベース部21に結合する機能と締結部材11の回転を制限する機能とを併せ持つ。これにより、接触部24をベース部21に連結する部位を別に設けなくても済むようにできる。
制限部25に凸部17が当接した締結部材11は、頂面14(図3参照)に形成された穴15が、床パネル50の基板52の角51を向く。これにより作業者は、床パネル50が締結されているか否かを穴15の向きにより判断できる。よって、締結されていない床パネル50の有無を目視により判別できる。
接触部24の第2方向(矢印R方向)に隣接する回り止め部26は、凸部17の接触により締結部材11の第2方向への回転を妨げる。よって、回り止め部26により締結部材11の締結を解除し難くできる。特に、曲げ部23の折り目36,39(図2参照)の部分の弾性により凸部17に接触部24が密着しているので、接触部24や回り止め部26と凸部17との間の摩擦により、さらに締結部材11の締結を解除し難くできる。
曲げ部23は、接触部24の第2方向(矢印R方向)に連結部27が結合する。本実施形態では、ベース部21に結合する制限部25及び連結部27が、接触部24の両端に結合する。連結部27は凸部17の回転軌跡44の外側に位置するので、締結部材11の回転を連結部27が妨げることなく、連結部27により曲げ部23の強度を向上できる。
曲げ部23を形成する折り目37,39は辺33,34と離間する位置に設けられているので、折り目37,39が辺33,34に交わる場合に比べて、曲げ部23に作用する上向きの引張力により曲げ部23を降伏させ難くすることができる。よって、曲げ部23の弾性を確保できる。
また、ベース部21の上面22側へ曲げ部23が折り曲げられるので、折り目37,39間のスペース38に、締結部材11の軸部16及び凸部17を挿入するための穴(切れ目やスリット等の欠損)を形成しなくても済む。これにより、折り目37,39間のスペース38の断面積の低下を防ぎ、ベース部21の強度を確保できる。
締結部材11の締結を解除するには、作業者は、頭部12(図3参照)の穴15に工具(図示せず)を差し込んで、締結部材11を第2方向(矢印R方向)へ回転させる。締結が解除されても、締結部材11の頭部12は、床パネル50の基板52の穴54に入ったままである。締結部材11の頭部12は炭素鋼(磁性体)により形成されているので、先端が着磁した工具を用いることにより、工具の先端に頭部12を吸着して基板52の穴54から締結部材11を取り出すことができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
実施形態では、締結部材11の頂面14に、すり割りからなる穴15が形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。すり割りに代えて、三角穴や六角穴等の多角形の穴、十字穴などを設けることは当然可能である。
実施形態では、締結部材11の頭部12の形が円錐台状の場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。頭部12の形は、円柱状、六角柱状など、適宜設定できる。
実施形態では、締結部材11の頭部12の頂面14に形成された穴15(すり割り)の向きを目印にして、軸部16から凸部17が突出する方向を示す場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。頂面14の穴15とは別に、頭部12の座面13以外の部位(頂面14や側面)に、軸部16から凸部17が突出する方向を示す目印を設けることは当然可能である。目印は、塗料の塗布などによる彩色、刻印、切欠き、突起など、適宜設定できる。
実施形態では、締結部材11の頭部12、軸部16及び凸部17が一体に成形される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。頭部12及び軸部16は一体成形し、軸部16に貫通する穴をあけ、その穴に棒状の部材を通して軸部16に接合し、その部材の一部を凸部17にすることは当然可能である。また、頭部12及び軸部16は一体成形し、軸部16の外周面に凸部17を接合することは当然可能である。
実施形態では、軸部16から突出する2つの凸部17が直線18上に位置する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。受部材20の接触部24の位置(高さ)に応じて、2つの凸部17の、頭部12からの軸線O方向の距離を異ならせることは当然可能である。
実施形態では、締結部材11の軸部16から凸部17が2つ突出する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。軸部16から突出する凸部17は、少なくとも1つあれば良い。凸部17が軸部16に1つ設けられる場合も、締結部材11毎に接触部24が2つずつ設けられているので、軸線Oを中心にした締結部材11の約90°の回転により締結および解除ができる。よって、床パネル50を固定したり取り外したりするときの作業を簡易にできる。
なお、締結部材11の軸部16から突出する凸部17が1つの場合には、締結部材11毎に設ける接触部24は1つあれば良い。例えば、互いに対向する一対の曲げ部23の片方を省略できる。この場合、軸線Oを中心にした締結部材11の第1方向(矢印F方向)への1回転(360°)未満の回転により床パネル50を締結できる。従って、ボルト及びナットを用いて床パネル50を固定する場合に比べ、締結や解除のときの締結部材11の回転を少なくできるので、床パネル50を固定したり取り外したりするときの作業を簡易にできる。
実施形態では、基礎に配置された支持脚32に受部材20が取り付けられる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。支持脚32に代えて、基礎の上に配置された梁などに受部材20を取り付けることは当然可能である。その場合、支持部30の形状や大きさは、梁などに応じて適宜設定される。支持部30を省略して、ベース部21からなる受部材を梁などに取り付けても良い。
実施形態では、受部材20のベース部21が支持部30に固定部材31(ねじ)で固定される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。他の手段によって支持部30にベース部21を固定することは当然可能である。他の手段としては、例えば抵抗溶接やレーザ溶接等の溶接、ベース部21や支持部30の一部を塑性加工して固定する手段(いわゆる加締め)等が挙げられる。
実施形態では、ベース部21に設けられた曲げ部23が、ベース部21の上面側へ切り曲げられている場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。ベース部21の下面側へ曲げ部23を折り曲げること、即ちベース部21の下面側に接触部24を設けることは当然可能である。この場合、ベース部21の下面側に設けられた接触部を収容するための空間が、支持部30に設けられる。
この場合、締結部材の凸部17が、ベース部21の下面側で接触部と関わるようにするため、締結部材の軸部を、実施形態で説明した軸部16よりも長くする。また、ベース部21には、締結部材の軸部や凸部17が挿入される穴が形成される。ベース部21の穴を通過してベース部21の下面側に到達した凸部17は、接触部(ベース部21の下面を含む)に接触して床パネル50を締結する。この場合、ベース部21の下面は曲げ部の一部である。ベース部21の下面側に接触部を設ける場合、連結部27は省略できる。制限部25は切り曲げにより形成できる。
実施形態では、金属製の板材を切り曲げた曲げ部23の一部に接触部24が形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、曲げ部23に相当する金属片とベース部21とを別々に準備し、金属片に接触部24を形成し、金属片をベース部21に溶接してベース部21に接触部24を設けることは当然可能である。
また、板材によりベース部21を形成するものに限られない。よって、曲げ部23や金属片に接触部24を形成するものに限られない。締結部材11に設けられた凸部17に関わり合って締結部材11に引張力を加え、床パネル50に圧縮力を加えるようにできていれば、接触部24の形状や構造は適宜設定できる。
実施形態では、接触部24に隣接する制限部25及び回り止め部26、接触部24に結合する連結部27が設けられる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。制限部25、回り止め部26及び連結部27のうち少なくとも1つを省略することは当然可能である。
10 床パネル固定具
11 締結部材
12 頭部
13 座面
15 穴(目印)
16 軸部
17 凸部
18 直線
20 受部材
21 ベース部(板材)
22 上面
23 曲げ部
24 接触部
25 制限部
26 回り止め部
27 連結部
50 床パネル
O 軸線

Claims (7)

  1. 床パネルが載置されるベース部を備える受部材と、前記受部材に前記床パネルを締結する締結部材と、を備える床パネル固定具であって、
    前記締結部材は、前記ベース部に載置された前記床パネルに接触する座面を有する頭部と、前記頭部と一体に形成される軸部と、前記軸部の軸線と交差する方向へ前記軸部から突出する凸部と、からなり、
    前記受部材は、前記ベース部に結合し前記軸線を中心にした前記締結部材の第1方向への1回転未満の回転により前記凸部の前記頭部側の部位に接触する接触部を備える床パネル固定具。
  2. 前記接触部は、前記ベース部の上面側に設けられる請求項1記載の床パネル固定具。
  3. 前記ベース部は、前記床パネルが上面に載置される金属製の板材からなり、
    前記接触部は、前記板材の切り曲げにより形成された曲げ部の一部である請求項1又は2に記載の床パネル固定具。
  4. 前記曲げ部は、前記接触部の前記第1方向に隣接する制限部を備え、
    前記制限部は、前記凸部の当接により前記締結部材の前記第1方向への回転を制限する請求項3記載の床パネル固定具。
  5. 前記曲げ部は、前記ベース部の上面側に曲げられ、前記接触部の、前記第1方向と反対の第2方向に結合する連結部を備え、
    前記連結部は、前記軸線を中心にした前記凸部の回転軌跡の外側に位置する請求項3又は4に記載の床パネル固定具。
  6. 前記曲げ部は、前記接触部の、前記第1方向と反対の第2方向に隣接する回り止め部を備え、
    前記回り止め部は、前記凸部の前記頭部側の部位の接触により前記締結部材の前記第2方向への回転を妨げる請求項3から5のいずれかに記載の床パネル固定具。
  7. 前記凸部は前記軸部に2つ設けられ、2つの前記凸部は前記軸線と直交する1本の直線上に位置し、
    2つの前記凸部にそれぞれ接触する一対の前記接触部は、互いに間隔をあけて前記ベース部に配置され、
    前記一対の接触部同士の間隔は、前記直線上の2つの前記凸部の長さに前記軸部の太さを加えた長さよりも狭く、前記軸部の太さよりも広い請求項1から6のいずれかに記載の床パネル固定具。
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