JP2020150325A - 振動デバイス、電子機器および移動体 - Google Patents

振動デバイス、電子機器および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】大型化を抑制しつつ、より大きな振動素子を搭載することのできる振動デバイス、電子機器および移動体を提供すること。【解決手段】振動デバイスは、前記ベースに支持されている中継基板と、前記中継基板に支持されている振動素子と、を有し、前記中継基板は、直接または間接的に前記ベースに固定されている固定部と、前記振動素子が載置されている載置部と、前記固定部と前記載置部とを接続する梁部と、を有し、前記載置部の前記振動素子と接続される部分は、平面視で、前記固定部を間に挟んで前記固定部の両側に位置している。【選択図】図1

Description

本発明は、振動デバイス、電子機器および移動体に関するものである。
特許文献1に記載されている振動デバイスは、パッケージと、パッケージ内に収容されている振動素子および中継基板と、を有する。また、振動素子は、中継基板を介してパッケージに固定されている。また、中継基板は、振動素子を載置する載置部と、載置部の外側に位置し、パッケージに固定されている固定部と、固定部と載置部とを連結する梁部と、を有している。
特開2018−159674号公報
このような振動デバイスにおいては、平面視で、中継基板の梁部および固定部が振動素子の外側にはみ出て位置しているため、その分、パッケージの大型化を招いてしまう。反対に、小型のパッケージを用いる場合には、梁部および固定部の分だけ振動素子を小さくする必要がある。
本適用例に係る振動デバイスは、ベースと、
前記ベースに支持されている中継基板と、
前記中継基板に支持されている振動素子と、を有し、
前記中継基板は、直接または間接的に前記ベースに固定されている固定部と、前記振動素子が載置されている載置部と、前記固定部と前記載置部とを接続する梁部と、を有し、
前記載置部の前記振動素子と接続される部分は、平面視で、前記固定部を間に挟んで前記固定部の両側に位置していることを特徴とする。
本適用例に係る振動デバイスでは、前記ベースに支持され、前記振動素子と電気的に接続されている回路素子を有することが好ましい。
本適用例に係る振動デバイスでは、前記中継基板は、前記回路素子を介して前記ベースに支持されていることが好ましい。
本適用例に係る振動デバイスでは、前記ベースは、第1凹部と、前記第1凹部の底面に開口する第2凹部と、を有し、
前記第1凹部の底面に前記回路素子が支持され、
前記回路素子と前記第2凹部の底面との間に前記中継基板および振動素子が位置し、
前記回路素子は、前記第2凹部の底面側の面において、前記第1凹部の底面と接続されていると共に前記中継基板と接続されていることが好ましい。
本適用例に係る振動デバイスでは、前記回路素子は、前記面の外周部において前記第1凹部の底面と接続され、前記面の中央部において前記中継基板と接続されていることが好ましい。
本適用例に係る振動デバイスでは、前記中継基板は、前記回路素子と前記振動素子との間に位置していることが好ましい。
本適用例に係る振動デバイスでは、前記回路素子は、表裏関係にある第1面および第2面を有し、
前記第1面が前記ベースと接続され、
前記第2面が前記中継基板と接続されていることが好ましい。
本適用例に係る振動デバイスでは、前記中継基板の平面視で、
前記中継基板は、前記固定部の前記振動素子と重なっていない領域において前記回路素子と接続されていることが好ましい。
本適用例に係る振動デバイスでは、前記ベースは、第1凹部と、前記第1凹部の底面に開口する第2凹部と、を有し、
前記第1凹部の底面に前記回路素子が接続され、
前記第2凹部の底面に前記中継基板が接続されていることが好ましい。
本適用例に係る振動デバイスでは、前記中継基板は、前記振動素子と同じ材料で構成されていることが好ましい。
本適用例に係る振動デバイスでは、前記中継基板の平面視で、
前記梁部は、前記載置部と前記固定部との間に位置し、前記載置部を囲む枠状をなす枠部と、前記固定部と前記枠部とを接続する第1梁部と、前記載置部と前記枠部とを接続する第2梁部と、を有し、
前記第1梁部の中心軸の方向と前記第2梁部の中心軸の方向とが交差していることが好ましい。
本適用例に係る電子機器は、上述の振動デバイスと、
前記振動デバイスの出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路と、を備えていることを特徴とする。
本適用例に係る移動体は、上述の振動デバイスと、
前記振動デバイスの出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路と、を備えていることを特徴とする。
第1実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。 図1の振動デバイスを示す平面図である。 図1の振動デバイスが有する振動素子を下側から見た平面図である。 図3の振動素子の駆動を説明する模式図である。 図3の振動素子の駆動を説明する模式図である。 図1の振動デバイスが有する中継基板を下側から見た平面図である。 中継基板を回路素子に接続する方法を示す模式図である。 中継基板の変形例を下側から見た平面図である。 第2実施形態の振動デバイスを示す断面図である。 第3実施形態の振動デバイスを示す断面図である。 第4実施形態の振動デバイスを示す断面図である。 第5実施形態のパーソナルコンピューターを示す斜視図である。 第6実施形態の携帯電話機を示す斜視図である。 第7実施形態のデジタルスチールカメラを示す斜視図である。 第8実施形態の自動車を示す斜視図である。
以下、本適用例の振動デバイス、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。図2は、図1の振動デバイスを示す平面図である。図3は、図1の振動デバイスが有する振動素子を下側から見た平面図である。図4および図5は、図3の振動素子の駆動を説明する模式図である。図6は、図1の振動デバイスが有する中継基板を下側から見た平面図である。図7は、中継基板を回路素子に接続する方法を示す模式図である。図8は、中継基板の変形例を下側から見た平面図である。なお、説明の便宜上、各図には、互いに直交する3軸であるA軸、B軸およびC軸を示している。また、以下では、各軸の矢印先端側を「プラス側」とも言い、反対側を「マイナス側」とも言う。また、C軸方向のプラス側を「上」とも言い、マイナス側を「下」とも言う。また、C軸方向からの平面視を、単に「平面視」とも言う。
図1に示す振動デバイス1は、C軸まわりの角速度ωcを検出する物理量センサーである。振動デバイス1を物理量センサーとすることにより、振動デバイス1を幅広い電子機器に搭載することができ、利便性の高い振動デバイス1となる。このような振動デバイス1は、パッケージ2と、パッケージ2に収納されている回路素子3、中継基板4および振動素子6と、を有する。
パッケージ2は、上面に開口する凹部211を備えるベース21と、凹部211の開口を塞ぐようにベース21の上面に接合部材23を介して接合されているリッド22と、を有する。パッケージ2の内側には凹部211によって内部空間Sが形成され、内部空間Sに回路素子3、中継基板4および振動素子6が収容されている。なお、ベース21は、アルミナ等のセラミックスで構成することができ、リッド22は、コバール等の金属材料で構成することができる。ただし、ベース21およびリッド22の構成材料としては、それぞれ、特に限定されない。
収納空間Sは、気密であり、減圧状態、好ましくは、より真空に近い状態となっている。これにより、振動素子6の振動特性が向上する。ただし、収納空間Sの雰囲気は、特に限定されず、例えば、大気圧状態、加圧状態となっていてもよい。
また、凹部211は、ベース21の上面に開口している第1凹部211aと、第1凹部211aの底面に開口し、第1凹部211aよりも開口幅が小さい第2凹部211bと、を有する。そして、第1凹部211aの底面に導電性の接合部材B1を介して回路素子3が接続され、回路素子3の下面に導電性の接合部材B2を介して中継基板4が接続され、中継基板4の下面に導電性の接合部材B3を介して振動素子6が接続されている。すなわち、振動素子6は、中継基板4および回路素子3を介してベース21に接続されている。このように、振動素子6とベース21との間に回路素子3や中継基板4、特に中継基板4を介在させることにより、例えば、衝撃やパッケージ2の熱撓み等により生じる応力(以下、単に「パッケージ2からの応力」とも言う。)が振動素子6に伝わり難くなり、振動素子6の振動特性の低下を抑制することができる。
接合部材B1、B2、B3としては、導電性と接合性とを兼ね備えていれば、特に限定されず、例えば、金バンプ、銀バンプ、銅バンプ、はんだバンプ等の各種金属バンプ、ポリイミド系、エポキシ系、シリコーン系、アクリル系の各種接着剤に銀フィラー等の導電性フィラーを分散させた導電性接着剤等を用いることができる。接合部材B1、B2、B3として前者の金属バンプを用いると、接合部材B1、B2、B3からのガスの発生を抑制でき、内部空間Sの環境変化、特に圧力の上昇を効果的に抑制することができる。一方、接合部材B1、B2、B3として後者の導電性接着剤を用いると、接合部材B1、B2、B3が比較的柔らかくなり、接合部材B1、B2、B3においてもパッケージ2からの応力を吸収、緩和することができる。
また、図2に示すように、内部空間S内において、振動素子6、中継基板4および回路素子3は、平面視で互いに重なっている。言い換えると、振動素子6、中継基板4および回路素子3は、C軸方向に並んで配置されている。これにより、パッケージ2のA軸方向およびB軸方向への広がりを抑制でき、振動デバイス1の小型化を図ることができる。また、図1に示すように、中継基板4および振動素子6は、回路素子3の下側、すなわち回路素子3と第2凹部211bの底面との間に位置している。これにより、第2凹部211bを中継基板4および振動素子6を配置するスペースとして有効利用することができ、パッケージ2の小型化を図ることができる。
また、パッケージ2の側面視で、中継基板4は、振動素子6と回路素子3との間に位置し、回路素子3に吊られた状態で支持されている。このように、中継基板4を振動素子6と回路素子3との間に配置することにより、これらが自然な位置関係となり、これらを好適に配置することができる。ただし、振動素子6が中継基板4を介して回路素子3に接続されていれば、これに限定されず、例えば、パッケージ2の側面視で、回路素子3と中継基板4との間に振動素子6が位置していてもよいし、振動素子6と中継基板との間に回路素子3が位置していてもよい。
また、図1に示すように、第1凹部211aの底面には内部端子241が配置され、ベース21の下面には外部端子243が配置されている。また、内部端子241および外部端子243は、ベース21内に形成されている図示しない内部配線を介して電気的に接続されている。
回路素子3は、振動素子6と電気的に接続され、振動素子6を駆動し、振動素子6から出力される検出信号に基づいて角速度ωcを検出する駆動/検出回路30を有する。なお、回路素子3の構成としては、特に限定されず、例えば、温度補償回路等、他の回路が含まれていてもよい。このような回路素子3は、その下面31の外周部が接合部材B1を介して第1凹部211aの底面と接続され、下面31の中央部が接合部材B2を介して中継基板4と接続されている。このように、接続箇所を外周部と中央部とに分けることにより、中継基板4に邪魔されることなく回路素子3を第1凹部211aの底面に接続することができ、ベース21に邪魔させることなく中継基板4を回路素子3の下面31に接続することができる。
特に、回路素子3は、回路素子3の中心O3に対してA軸方向プラス側に位置する部分において接合部材B1を介して第1凹部211aの底面に接続され、中心O3に対してA軸方向マイナス側に位置する部分において接合部材B1を介して第1凹部211aの底面に固定されている。すなわち、回路素子3は、その両端においてベース21に支持されている。これにより、回路素子3の姿勢が安定する。
また、回路素子3は、その下面31が能動面であり、下面31の外周部には複数の端子32が配置され、中央部には複数の端子33が配置されている。各端子32は、接合部材B1を介して内部端子241と電気的に接続されており、各端子33は、接合部材B2を介して中継基板4に配置されている後述する端子44と電気的に接続されている。
振動素子6は、C軸まわりの角速度ωcを検出可能な角速度センサー素子(物理量センサー素子)である。図3に示すように、振動素子6は、Zカット水晶基板から形成されており、素子本体60と、素子本体60をその両側において支持する支持部61、62と、素子本体60と支持部61とを接続している一対の梁部63、64と、素子本体60と支持部62とを接続している一対の梁部65、66と、を有する。Zカット水晶基板は、水晶の結晶軸であるX軸(電気軸)およびY軸(機械軸)で規定されるX−Y平面に広がりを有し、Z軸(光軸)方向に厚みを有する。
素子本体60は、中央部に位置する基部601と、基部601からA軸方向両側に向けて延出している検出腕602、603と、基部601からB軸方向両側に向けて延出している連結腕604、605と、連結腕604の先端部からA軸方向両側に向けて延出している駆動腕606、607と、連結腕605の先端部からA軸方向両側に向けて延出する駆動腕608、609と、を有する。
また、図示しないが、各駆動腕606〜609には駆動電極が配置され、各検出腕602、603には検出電極が配置されている。そして、前記駆動電極に駆動信号を印加すると、駆動腕606〜609が、図4に示す駆動振動モードで振動する。駆動振動モードで駆動している状態で、振動素子6に角速度ωcが加わると、図5に示す検出振動モードが新たに励振される。検出振動モードでは、駆動腕606〜609にコリオリの力が作用して矢印Dに示す方向の振動が励振され、この振動に呼応して、検出腕602、603が矢印Eに示す方向に屈曲振動する。このような検出振動モードによって検出腕602、603に発生した電荷を前記検出電極から検出信号として取り出し、この検出信号に基づいて角速度ωcを検出することができる。
また、図3に示すように、支持部61は、素子本体60のA軸方向プラス側に位置している。そして、梁部63は、駆動腕606と検出腕602との間を通って基部601と支持部61とを接続し、梁部64は、駆動腕608と検出腕602との間を通って基部601と支持部61とを接続している。また、支持部62は、素子本体60のA軸方向マイナス側に位置している。そして、梁部65は、駆動腕607と検出腕603との間を通って基部601と支持部62とを接続し、梁部66は、駆動腕609と検出腕603との間を通って基部601と支持部62とを接続している。
梁部63〜66は、それぞれ、その途中にS字状に蛇行した屈曲部を有し、A軸方向およびB軸方向に弾性変形し易い形状となっている。前述したように、中継基板4によってパッケージ2からの応力が吸収、緩和されるが、応力の一部が中継基板4を介して振動素子6に伝わってしまっても、梁部63〜66によってその応力を効果的に吸収、緩和することができる。そのため、パッケージ2からの応力が素子本体60にさらに伝わり難くなる。ただし、梁部63〜66の形状は、それぞれ、特に限定されない。また、支持部61、62には、それぞれ、前述した駆動電極や検出電極と電気的に接続されている複数の端子67が配置されている。
なお、振動素子6の構成としては、特に限定されない。例えば、振動素子6は、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、四ホウ酸リチウム(Li)、ランガサイト(LaGaSiO14)、ニオブ酸カリウム(KNbO)、リン酸ガリウム(GaPO)、ガリウム砒素(GaAs)、窒化アルミニウム(AlN)、酸化亜鉛(ZnO、Zn)、チタン酸バリウム(BaTiO)、チタン酸鉛(PbPO)、ニオブ酸ナトリウムカリウム((K,Na)NbO)、ビスマスフェライト(BiFeO)、ニオブ酸ナトリウム(NaNbO)、チタン酸ビスマス(BiTi12)、チタン酸ビスマスナトリウム(Na0.5Bi0.5TiO)等の各種圧電基板から形成されていてもよいし、シリコン基板等の圧電基板以外の基板から形成されていてもよい。
また、振動素子6は、A軸まわりの角速度を検出するものでも、B軸まわりの角速度を検出するものでもよい。また、A軸、B軸およびC軸の2つ以上の軸まわりの角速度を独立して検出できるものでもよい。また、振動素子6としては、物理量センサー素子に限定されず、発振器に用いられる振動素子でもよい。また、載置部43には、複数の振動素子6が載置されていてもよい。
中継基板4は、回路素子3と振動素子6との間に介在している。中継基板4は、パッケージ2からの応力を吸収、緩和し、当該応力を振動素子6に伝わり難くする機能を有する。図6に示すように、中継基板4は、ジンバル形状であり、中央部に位置し、接合部材B2を介して回路素子3と接続されている固定部41と、固定部41を囲み、接合部材B3を介して振動素子6と接続されている載置部43と、固定部41と載置部43との間に位置し、これらを接続する梁部42と、を有する。
また、梁部42は、固定部41と載置部43との間に位置し、固定部41を囲む枠状の枠部421と、固定部41と枠部421とを接続する第1梁部422と、載置部43と枠部421とを接続する第2梁部423と、を有する。第1梁部422は、B軸方向の中央において固定部41と枠部421とを接続しており、その中心軸J1がA軸方向に沿っている。一方、第2梁部423は、A軸方向の中央において載置部43と枠部421とを接続しており、その中心軸J2がB軸方向に沿っている。つまり、中心軸J1、J2は、直交しており、その交点は、中継基板4の中心O4とほぼ一致している。ただし、中心軸J1、J2は、0°超90°未満の角度で交わっていてもよいし、これらの交点が中心O4からずれていてもよい。
このように、中継基板4をジンバル形状とすることにより、比較的簡単な構成で、A軸方向の応力およびB軸方向の応力をそれぞれ効果的に吸収、緩和することができる。そのため、パッケージ2からの応力が振動素子6により伝わり難くなり、振動素子6の振動特性がより安定する。
載置部43は、矩形の枠状をなし、その4辺に相当するところの、B軸方向に延在する部分431、432と、A軸方向に延在する部分433、434と、を有する。そして、中心O4に対して互いに反対側に位置する部分431、432に振動素子6が接続されている。具体的には、平面視で、振動素子6の支持部61が部分431と重なっており、この支持部61が接合部材B3を介して部分431に固定され、振動素子6の支持部62が部分432と重なっており、この支持部62が接合部材B3を介して部分432に固定されている。
このように、回路素子3と接続される部分である固定部41のA軸方向両側に、振動素子6と接続される部分431、432を配置することにより、前述の従来技術のように載置部43の両側に固定部41がある構成と比べて、中継基板4に対する振動素子6のサイズを大きくすることができる。そのため、パッケージ2の大型化を招くことなく、振動素子6のサイズを大きくすることができ、サイズが大きくなる分、振動素子6の振動特性が向上する。さらに、振動素子6がその両側から支持され、振動素子6の姿勢が安定する。
また、固定部41の上面には複数の端子44が配置され、載置部43の部分431、432の下面には複数の端子45が配置されている。また、端子44、45同士は、中継基板4に配置されている図示しない配線を介して電気的に接続されている。また、複数の端子45は、接合部材B3を介して振動素子6の端子67と電気的に接続され、複数の端子44は、接合部材B2を介して回路素子3の端子33と電気的に接続されている。これにより、中継基板4を介して振動素子6と回路素子3とが電気的に接続されている。
また、図6に示すように、固定部41と回路素子3とを接続する各接合部材B2は、平面視で、振動素子6と重なっていない。すなわち、中継基板4は、平面視で、固定部41のうち振動素子6と重なっていない領域において回路素子3に接続されている。これにより、中継基板4と回路素子3との接続が容易となる。具体的には、中継基板4は、載置部43に振動素子6が固定されている状態で回路素子3に接続されるため、接合部材B2が平面視で振動素子6と重なっていないと、図7に示すように、振動素子6の周囲からピンPを挿入し、当該ピンPにおいて固定部41の接合部材B2と重なる部分を回路素子3に向けて押圧することができる。そのため、固定部41を接合部材B2に過不足なく所定の強さで押し付けることができる。その結果、中継基板4と回路素子3との接合をより確実にかつ精度よく行うことができる。ただし、これに限定されず、複数の接合部材B2のうちの少なくとも一部が、平面視で、振動素子6と重なっていてもよい。
このような中継基板4は、水晶で構成されている。中継基板4を振動素子6と同じ水晶で構成することにより、中継基板4と振動素子6の熱膨張係数を等しくすることができる。そのため、中継基板4と振動素子6との間には、互いの熱膨張係数差に起因する熱応力が実質的に生じず、振動素子6がより応力を受け難くなる。そのため、振動素子6の振動特性の低下や変動をより効果的に抑制することができる。
特に、中継基板4は、振動素子6と同じカット角の水晶基板から形成されている。前述したように、振動素子6は、Zカット水晶基板から形成されているため、中継基板4もZカット水晶基板から形成されている。さらに、中継基板4の結晶軸の向きは、振動素子6の結晶軸の向きと一致している。すなわち、中継基板4と振動素子6とで互いにX軸の方向が一致し、互いにY軸の方向が一致し、互いにZ軸の方向が一致している。水晶は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれで熱膨張係数が異なるため、中継基板4と振動素子6とを同じカット角とし、互いの結晶軸の向きを揃えることにより、中継基板4と振動素子6との間で前述の熱応力がより生じ難くなる。そのため、振動素子6がさらに応力を受け難くなり、その振動特性の低下や変動をさらに効果的に抑制することができる。
なお、中継基板4としては、これに限定されず、例えば、振動素子6と同じカット角であるが、結晶軸の方向が振動素子6とは異なっていてもよい。また、中継基板4は、振動素子6と異なるカット角の水晶基板から形成されていてもよい。また、中継基板4の構成材料は、水晶でなくてもよい。また、中継基板4の構成材料は、振動素子6の構成材料と異なっていてもよい。
また、中継基板4としては、例えば、図8に示す構成であってもよい。図8に示す中継基板4は、固定部41と、固定部41のA軸方向プラス側に位置する載置部43Aと、固定部41のA軸方向マイナス側に位置する載置部43Bと、固定部41と載置部43Aとの間に位置し、これらを接続する一対の梁部42Aと、固定部41と載置部43Bとの間に位置し、これらを接続する一対の梁部42Bと、を有する。そして、固定部41が回路素子3と接続され、載置部43A、43Bが振動素子6と接続される。
以上、振動デバイス1について説明した。このような振動デバイス1は、前述したように、ベース21と、ベース21に支持されている中継基板4と、中継基板4に支持されている振動素子6と、を有する。また、中継基板4は、回路素子3を介して間接的にベース21に固定されている固定部41と、振動素子6が載置されている載置部43と、固定部41と載置部43とを接続する梁部42と、を有する。そして、載置部43の振動素子6と接続される部分すなわち部分431、432は、平面視で、固定部41を間に挟んで固定部41の両側に位置している。このように、回路素子3と接続される部分である固定部41の両側に、振動素子6と接続される部分である載置部43を配置することにより、前述の従来技術のように載置部43の両側に固定部41がある構成と比べて、中継基板4に対する振動素子6のサイズを大きくすることができる。そのため、パッケージ2の大型化を招くことなく、振動素子6のサイズを大きくすることができ、サイズが大きくなる分、振動素子6の振動特性が向上する。なお、「間接的に固定」とは、何らかの介在物を介して固定されていることを意味し、本実施形態では回路素子3が介在物となる。
また、前述したように、振動デバイス1は、ベース21に支持され、振動素子6と電気的に接続されている回路素子3を有する。これにより、回路素子3と振動素子6とを近接して配置することができ、振動素子6から出力される信号、本実施形態では、角速度ωcの検出信号に混入するノイズを低減することができる。そのため、角速度ωcをより精度よく検出することができる。
また、前述したように、中継基板4は、回路素子3を介してベース21に支持されている。これにより、パッケージ2からの応力が振動素子6により伝わり難くなる。そのため、振動素子6の振動特性の低下、変動をより効果的に抑制することができる。
また、前述したように、ベース21は、第1凹部211aと、第1凹部211aの底面に開口する第2凹部211bと、を有する。また、第1凹部211aの底面に回路素子3が支持され、回路素子3と第2凹部211bの底面との間に中継基板4および振動素子6が位置している。そして、回路素子3は、第2凹部211bの底面側の面すなわち下面31において、第1凹部211aの底面と接続されていると共に中継基板4と接続されている。前述したように、回路素子3の下面31は、能動面であるため、端子32、33を配置し易い。そのため、下面を第1凹部211aの底面と接続すると共に、中継基板4と接続することにより、回路素子3と内部端子241との電気的な接合および回路素子3と中継基板4との電気的な接合が容易となる。
また、前述したように、回路素子3は、下面31の外周部において第1凹部211aの底面と接続されており、下面31の中央部において中継基板4と接続されている。これにより、中継基板4に邪魔されることなく回路素子3を第1凹部211aの底面に接続することができ、ベース21に邪魔されることなく中継基板4を回路素子3の下面31に接続することができる。
また、前述したように、中継基板4は、回路素子3と振動素子6との間に位置している。これにより、これらが自然な位置関係となり、これらを好適に配置することができる。
また、前述したように、中継基板4の平面視で、中継基板4は、固定部41の振動素子6と重なっていない領域において回路素子3に接続されている。これにより、中継基板4と回路素子3との接続が容易となる。
また、前述したように、中継基板4は、振動素子6と同じ材料で構成されており、本実施形態では、水晶で構成されている。これにより、中継基板4と振動素子6の熱膨張係数を等しくすることができる。そのため、中継基板4と振動素子6との間には、互いの熱膨張係数差に起因する熱応力が実質的に生じず、振動素子6がより応力を受け難くなる。そのため、振動素子6の振動特性の低下や変動をより効果的に抑制することができる。
また、前述したように、中継基板4の平面視で、梁部42は、載置部43と固定部41との間に位置し、載置部43を囲む枠状をなす枠部421と、固定部41と枠部421とを接続する第1梁部422と、載置部43と枠部421とを接続する第2梁部423と、を有する。そして、第1梁部422の中心軸J1の方向と第2梁部423の中心軸J2の方向とが交差している。これにより、比較的簡単な構成で、A軸方向の応力およびB軸方向の応力をそれぞれ効果的に吸収、緩和することができる。そのため、パッケージ2からの応力が振動素子6により伝わり難くなり、振動素子6の振動特性がより安定する。
<第2実施形態>
図9は、第2実施形態の振動デバイスを示す断面図である。
本実施形態は、パッケージ2内での回路素子3、中継基板4および振動素子6の配置が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図9において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図9に示すように、本実施形態の振動デバイス1では、回路素子3の下面31(第1面)が能動面となっており、その下面31が複数の接合部材B1を介して凹部211の底面に固定されている。また、凹部211の底面には、複数の内部端子241が配置されており、これら内部端子241と下面31に設けられている端子32とが接合部材B1を介して電気的に接続されている。また、中継基板4は、回路素子3の上側に位置し、接合部材B2を介して回路素子3の上面34(第2面)に接続されている。また、上面34には複数の端子33が配置されており、これら端子33と中継基板4とが接合部材B2を介して電気的に接続されている。また、振動素子6は、中継基板4の上側に位置し、接合部材B3を介して中継基板4の載置部43の上面に接続されている。
このように、回路素子3は、表裏関係にある第1面としての下面31および第2面としての上面34を有し、下面31がベース21と接続されており、上面34が中継基板4と接続されている。このような構成とすることにより、例えば、前述した第1実施形態と比べて、回路素子3とベース21との接続の自由度が高まると共に、回路素子3と中継基板4との接続の自由度が高まる。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の構成となっている。
<第3実施形態>
図10は、第3実施形態の振動デバイスを示す断面図である。
本実施形態は、回路素子3の向きが異なること以外は、前述した第2実施形態と同様である。なお、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図10において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図10に示すように、本実施形態の振動デバイス1では、回路素子3が第2凹部211bの底面に固定されている。また、回路素子3の上面34が能動面であり、上面34の外周部には複数の端子32が配置され、中央部には複数の端子33が配置されている。また、複数の端子32は、それぞれ、ボンディングワイヤーBWを介して内部端子241と接続されている。
以上のような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の構成となっている。
<第4実施形態>
図11は、第4実施形態の振動デバイスを示す断面図である。
本実施形態は、パッケージ2内での回路素子3、中継基板4および振動素子6の配置が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図11において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図11に示すように、本実施形態の振動デバイス1では、中継基板4が回路素子3やその他の介在物を介することなく、直接、ベース21に接続されている。具体的には、中継基板4は、接合部材B2を介して第2凹部211bの底面に接続されている。また、第2凹部211bの底面には、前記内部配線を介して内部端子241と電気的に接続されている内部端子242が配置されており、内部端子242と中継基板4とが接合部材B2を介して電気的に接続されている。また、振動素子6は、中継基板4の上側に位置し、接合部材B3を介して中継基板4の載置部43の上面に接続されている。このような構成とすることにより、前述した第1実施形態と比べて、回路素子3と振動素子6との間の熱伝達経路が長くなるため、回路素子3の熱が振動素子6に伝わり難い。そのため、振動素子6の温度変化を抑制でき、周波数特性の変動を効果的に抑制することができる。
このように、本実施形態では、ベース21は、第1凹部211aと、第1凹部211aの底面に開口する第2凹部211bと、を有し、第1凹部211aの底面に回路素子3が接続され、第2凹部211bの底面に中継基板4が接続されている。これにより、回路素子3と振動素子6との間の熱伝達経路を比較的長くすることができ、回路素子3の熱が振動素子6に伝わり難くなる。そのため、振動素子6の温度変化を抑制でき、周波数特性の変動を効果的に抑制することができる。
以上のような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の構成となっている。
<第5実施形態>
図12は、第5実施形態のパーソナルコンピューターを示す斜視図である。
図12に示す電子機器としてのパーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106と、により構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。また、パーソナルコンピューター1100には、物理量センサーとしての振動デバイス1と、振動デバイス1からの出力信号に基づいて信号処理すなわち各部の制御を行う信号処理回路1110と、が内蔵されている。
このように、電子機器としてのパーソナルコンピューター1100は、振動デバイス1と、振動デバイス1の出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路1110と、を備える。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
<第6実施形態>
図13は、第6実施形態の携帯電話機を示す斜視図である。
図13に示す電子機器としての携帯電話機1200は、図示しないアンテナ、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。また、携帯電話機1200には、物理量センサーとしての振動デバイス1と、振動デバイス1からの出力信号に基づいて信号処理すなわち各部の制御を行う信号処理回路1210と、が内蔵されている。
このように、電子機器としての携帯電話機1200は、振動デバイス1と、振動デバイス1の出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路1210と、を備える。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
<第7実施形態>
図14は、第7実施形態のデジタルスチールカメラを示す斜視図である。
図14に示す電子機器としてのデジタルスチールカメラ1300は、ケース1302を備え、このケース1302の背面には表示部1310が設けられている。表示部1310は、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成となっており、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側には、光学レンズやCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。そして、撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押すと、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。また、デジタルスチールカメラ1300には、物理量センサーとしての振動デバイス1と、振動デバイス1からの出力信号に基づいて信号処理すなわち各部の制御を行う信号処理回路1312と、が内蔵されている。
このように、電子機器としてのデジタルスチールカメラ1300は、振動デバイス1と、振動デバイス1の出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路1312と、を備える。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、振動デバイス1を備える電子機器は、前述したパーソナルコンピューター1100、携帯電話機1200およびデジタルスチールカメラ1300の他、例えば、スマートフォン、タブレット端末、スマートウォッチを含む時計、インクジェット式吐出装置、例えばインクジェットプリンター、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)等のウェアラブル端末、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡のような医療機器、魚群探知機、各種測定機器、車両、航空機、船舶のような計器類、携帯端末用の基地局、フライトシミュレーター等であってもよい。
<第8実施形態>
図15は、第8実施形態の自動車を示す斜視図である。
図15に示す移動体としての自動車1500は、エンジンシステム、ブレーキシステムおよびキーレスエントリーシステム等のシステム1502を含んでいる。また、自動車1500には、物理量センサーとしての振動デバイス1と、振動デバイス1からの出力信号に基づいて信号処理すなわちシステム1502の制御を行う信号処理回路1510と、が内蔵されている。
このように、移動体としての自動車1500は、振動デバイス1と、振動デバイス1の出力信号(発振信号)に基づいて信号処理を行う信号処理回路1510と、を備える。そのため、前述した振動デバイス1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、振動デバイス1を備える移動体は、自動車1500の他、例えば、ロボット、ドローン、二輪車、航空機、船舶、電車、ロケット、宇宙船等であってもよい。
以上、本発明の振動デバイス、電子機器および移動体について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1…振動デバイス、2…パッケージ、21…ベース、211…凹部、211a…第1凹部、211b…第2凹部、22…リッド、23…接合部材、241、242…内部端子、243…外部端子、3…回路素子、30…駆動/検出回路、31…下面、32、33…端子、34…上面、4…中継基板、41…固定部、42、42A、42B…梁部、421…枠部、422…第1梁部、423…第2梁部、43、43A、43B…載置部、431、432、433、434…部分、44、45…端子、6…振動素子、60…素子本体、601…基部、602、603…検出腕、604、605…連結腕、606、607、608、609…駆動腕、61、62…支持部、63、64、65、66…梁部、67…端子、1100…パーソナルコンピューター、1102…キーボード、1104…本体部、1106…表示ユニット、1108…表示部、1110…信号処理回路、1200…携帯電話機、1202…操作ボタン、1204…受話口、1206…送話口、1208…表示部、1210…信号処理回路、1300…デジタルスチールカメラ、1302…ケース、1304…受光ユニット、1306…シャッターボタン、1308…メモリー、1310…表示部、1312…信号処理回路、1500…自動車、1502…システム、1510…信号処理回路、B1、B2、B3…接合部材、BW…ボンディングワイヤー、D、E…矢印、J1、J2…中心軸、O3、O4…中心、P…ピン、S…内部空間、ωc…角速度

Claims (13)

  1. ベースと、
    前記ベースに支持されている中継基板と、
    前記中継基板に支持されている振動素子と、を有し、
    前記中継基板は、直接または間接的に前記ベースに固定されている固定部と、前記振動素子が載置されている載置部と、前記固定部と前記載置部とを接続する梁部と、を有し、
    前記載置部の前記振動素子と接続される部分は、平面視で、前記固定部を間に挟んで前記固定部の両側に位置していることを特徴とする振動デバイス。
  2. 前記ベースに支持され、前記振動素子と電気的に接続されている回路素子を有する請求項1に記載の振動デバイス。
  3. 前記中継基板は、前記回路素子を介して前記ベースに支持されている請求項1または2に記載の振動デバイス。
  4. 前記ベースは、第1凹部と、前記第1凹部の底面に開口する第2凹部と、を有し、
    前記第1凹部の底面に前記回路素子が支持され、
    前記回路素子と前記第2凹部の底面との間に前記中継基板および振動素子が位置し、
    前記回路素子は、前記第2凹部の底面側の面において、前記第1凹部の底面と接続されていると共に前記中継基板と接続されている請求項3に記載の振動デバイス。
  5. 前記回路素子は、前記面の外周部において前記第1凹部の底面と接続され、前記面の中央部において前記中継基板と接続されている請求項4に記載の振動デバイス。
  6. 前記中継基板は、前記回路素子と前記振動素子との間に位置している請求項4に記載の振動デバイス。
  7. 前記回路素子は、表裏関係にある第1面および第2面を有し、
    前記第1面が前記ベースと接続され、
    前記第2面が前記中継基板と接続されている請求項3に記載の振動デバイス。
  8. 前記中継基板の平面視で、
    前記中継基板は、前記固定部の前記振動素子と重なっていない領域において前記回路素子と接続されている請求項3ないし7のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  9. 前記ベースは、第1凹部と、前記第1凹部の底面に開口する第2凹部と、を有し、
    前記第1凹部の底面に前記回路素子が接続され、
    前記第2凹部の底面に前記中継基板が接続されている請求項2に記載の振動デバイス。
  10. 前記中継基板は、前記振動素子と同じ材料で構成されている請求項1ないし9のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  11. 前記中継基板の平面視で、
    前記梁部は、前記載置部と前記固定部との間に位置し、前記載置部を囲む枠状をなす枠部と、前記固定部と前記枠部とを接続する第1梁部と、前記載置部と前記枠部とを接続する第2梁部と、を有し、
    前記第1梁部の中心軸の方向と前記第2梁部の中心軸の方向とが交差している請求項1ないし10のいずれか1項に記載の振動デバイス。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の振動デバイスと、
    前記振動デバイスの出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路と、を備えていることを特徴とする電子機器。
  13. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の振動デバイスと、
    前記振動デバイスの出力信号に基づいて信号処理を行う信号処理回路と、を備えていることを特徴とする移動体。
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