JP2020150292A - 画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】透過率が高い原稿を読み取った場合に原稿画像データを適切に切り出すことが難しかった。【解決手段】画像読取装置は、搬送部と、搬送される原稿を読み取るための読取部と、読取部よりも搬送方向の上流に設けられ、搬送される原稿の透過率を示す検出値を出力する検出部と、読取部が原稿の読み取りにより生成した読取画像データを構成する画素の値を、原稿領域と背景領域とを分けるためのしきい値と比較することにより、読取画像データから原稿画像データを切り出す制御部と、を備え、制御部は、前記検出値が示す透過率が所定値未満であれば、前記しきい値として第1しきい値を用いて切り出しを実行し、前記検出値が示す透過率が前記所定値以上であれば、前記しきい値として第1しきい値よりも低い第2しきい値を用いて切り出しを実行する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像読取装置および画像読取方法に関する。
原稿の読み取りにより得た画像から原稿領域と背景領域との境界に対応する画素の並びである境界線を検出する技術が開示されている(特許文献1)。
前記文献1では、一定方向において隣接する画素同士の値の差(微分値)としきい値との比較に応じて、境界を形成する境界画素を検出する。
特開2016‐116129号公報
原稿の素材によって原稿の透過率は異なる。透過率が比較的高い原稿をスキャナーで読み取った結果として生成される画像データにおいては、原稿領域の色が全体的に原稿外の背景領域と近い色となり、そのため、原稿領域の画像データを適切に切り出せないことがあった。
画像読取装置は、原稿を搬送方向へ搬送する搬送部と、搬送される前記原稿を読み取るための読取部と、前記読取部よりも前記搬送方向の上流に設けられ、搬送される前記原稿の透過率を示す検出値を出力する検出部と、前記読取部が前記原稿の読み取りにより生成した読取画像データを構成する画素の値を、前記原稿に対応する原稿領域と前記原稿領域外の背景領域とを分けるためのしきい値と比較することにより、前記読取画像データから前記原稿領域の画像データを切り出す切り出し処理を実行する制御部と、を備える。
前記制御部は、前記検出値が示す透過率が所定値未満であれば、前記しきい値として第1しきい値を用いて前記切り出し処理を実行し、前記検出値が示す透過率が前記所定値以上であれば、前記しきい値として前記第1しきい値よりも低い第2しきい値を用いて前記切り出し処理を実行する。
画像読取装置の構成を簡易的に示すブロック図。 搬送経路を含む画像読取装置の機械的構造を簡易的に示す図。 原稿載置部と本体部との一部を含む範囲を上面に相対する視点により示す図。 画像読取処理を示すフローチャート。 検出部による検出値の例をグラフにより示す図。 読取部による原稿の読み取りにより得られる色成分の分布の例を示す図。 読取画像データの中の原稿領域の例を示す図。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお各図は、本実施形態を説明するための例示に過ぎない。各図は例示であるため、互いに整合していなかったり、一部が省略されていたりする場合がある。
1.装置構成:
図1は、本実施形態にかかる画像読取装置10の構成を簡易的に示している。画像読取装置10は、原稿を読取可能なスキャナーである。画像読取装置10は、制御部11と、搬送部12と、検出部13と、読取部14と、操作パネル15と、通信インターフェイス16と、を含む。インターフェイスをIFと略す。制御部11は、例えば、プロセッサーとしてのCPU11aや、ROM11bやRAM11c等のメモリーや、その他の記憶手段等を含み、メモリーに記憶されたプログラム11eに従って画像読取装置10を制御する。制御部11は、プログラム11eに従うことにより画像読取処理を実行する。本実施形態の画像読取処理により、画像読取方法が開示される。制御部11を構成するプロセッサーは、一つのCPUに限られることなく、複数のCPUや、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路により処理を行う構成であってもよいし、CPUとハードウェア回路とが協働して処理を行う構成であってもよい。
搬送部12は、原稿を「第1方向」の上流から下流に向けて搬送する。第1方向を、原稿の「搬送方向」と呼んでもよい。第1方向における上流、下流を、単に、上流、下流とも記載する。原稿は、代表的には紙であるが、紙以外の素材によるシート状の媒体であってもよい。原稿には、例えば、文字、写真、イラスト等の何らかのオブジェクトが印刷されている。搬送部12は、原稿を搬送するための複数のローラーや、ローラーに動力を与えてローラーを回転させるモーター等を含んでいる。
読取部14は、原稿を光学的に読み取るための機構であり、原稿を照射する光源や、光源により照射された原稿からの反射光に応じた電荷を出力するイメージセンサーや、イメージセンサーに光を導くための光学系等を含んでいる。搬送部12によって搬送される原稿は、読取部14によって読み取られる。従って、画像読取装置10は、シートフィードスキャナーに該当する。搬送部12の少なくとも一部を、自動給紙装置あるいはADF(Auto Document Feeder)と呼んでもよい。
操作パネル15は、視覚的情報を表示するための表示部や、ユーザーからの操作を受け付けるための操作受付部等を含んでいる。操作受付部は、表示部において実現されるタッチパネルや、物理的なボタン等である。通信IF16は、画像読取装置10が公知の通信規格を含む所定の通信プロトコルに準拠して有線又は無線で外部と通信を実行するための一つまたは複数のIFの総称である。
画像読取装置10は、スキャナーとしての機能に加え、印刷機能やファクシミリ通信機能や電子メール送信機能等の複数機能を兼ね備えた、複合機であってもよい。
図2は、搬送経路55を含む画像読取装置10の機械的構造を簡易的に示している。図2に示すように画像読取装置10は、本体部50と、本体部50の上面56を覆う蓋51とを備える。蓋51は本体部50に対して開閉可能である。本体部50と蓋51との間には、搬送部12による原稿の搬送経路55が確保されている。搬送部12は、搬送経路55の上流の供給口52から原稿を画像読取装置10の筐体内へ取り込む。また、搬送部12は、搬送経路55の下流の排出口53から原稿を外部へ排出する。符号D1による矢印は、第1方向を示している。
供給口52近傍には、読み取り前の原稿を載置するための原稿載置部54が形成されている。原稿載置部54は、供給口52よりも更に上流へ延出しており、所定サイズの原稿の全面或いはほぼ全面を支持可能なサイズを有する。つまり、原稿載置部54は、本体部50の上面56を上流の方へ延長させる機能を担う。原稿載置部54を、原稿支持部、原稿トレイ、等と呼んでもよい。原稿載置部54は、本体部50とは別体の部材であってもよいし、本体部50と一体的に形成された部位であってもよい。
本体部50の内部には、読取部14が収容されている。図2の例では、読取部14は、搬送部12により搬送経路55内を搬送される原稿の、本体部50の上面56を向く面を読み取る。ただし、画像読取装置10は、搬送部12により搬送経路55内を搬送される原稿の蓋51に相対する面を読み取り可能な位置に、更に読取部を有する構成であってもよい。つまり、画像読取装置10は、原稿の表面と裏面とを同時読取可能なスキャナーであってもよい。
図2には、搬送部12の一部を構成するローラーとして、搬送経路55を挟んで相対するローラーの対を何組か示している。ローラー12a1およびローラー12b1によるローラー対を、第1ローラー対と呼ぶ。ローラー12a2およびローラー12b2によるローラー対を、第2ローラー対と呼ぶ。ローラー12a3およびローラー12b3によるローラー対を、第3ローラー対と呼ぶ。ローラー12a1,12a2,12a3は蓋51に配設され、ローラー12b1,12b2,12b3は本体部50に配設されている。各ローラー対は、対を構成するローラーとローラーとの間に原稿を挟持して回転することにより原稿を搬送する。
図2に示した各ローラー対のうち最も上流の第1ローラー対(ローラー12a1,12b1)は、供給口52のやや下流の位置に配設されている。第1ローラー対は、原稿載置部54に載置された原稿を下流へ搬送する。
第1ローラー対よりも下流かつ読取部14よりも上流の位置に在る第2ローラー対(ローラー12a2,12b2)は、第1ローラー対により搬送される原稿を、さらに下流へ搬送する。第2ローラー対により搬送される原稿が搬送経路55内における読取部14の位置を通過する際に、原稿は読取部14により読み取られる。
図2に示した各ローラー対のうち最も下流の第3ローラー対(ローラー12a3,12b3)は、読取部14よりも下流に配設されている。第3ローラー対は、第2ローラー対により搬送される原稿を、さらに下流へ搬送し、排出口53から外部へ排出させる。
図3は、本体部50と原稿載置部54それぞれの一部を含む範囲を、上面56に相対する視点により示している。符号D2による矢印は「第2方向」を示している。第2方向D2を、読取部14を構成するイメージセンサーの主走査方向と呼んだり、原稿の幅方向と呼んだりしてもよい。第2方向D2は、第1方向D1に対して交差している。ここで言う交差とは、基本的には直交を意味するが、厳密な直交でなくてもよい。図3における右、左を、以下では右、左として説明する。
図3では当然のことながら、第1、第2および第3ローラー対を構成する各ローラーのうち、本体部50が有するローラー12b1,12b2,12b3のみ示している。図3の例では、ローラー12b1,12b2,12b3はそれぞれ、第2方向D2における上面56の中心を挟んで左右対称な位置に2つ設けられている。このことから、図3の例では、第1、第2および第3ローラー対は、それぞれが2組のローラー対により構成されることが理解できる。
図3に示すように、本体部50には上面56に露出するようにして検出部13が設けられている。検出部13は、搬送される原稿を検出可能なセンサーであり、ここでは光学センサーである。図3では簡易的に示しているが、検出部13は、発光部と受光部とを備えた反射型の光学センサーである。ただし、検出部13は、透過型の光学センサーであってもよい。検出部13を透過型の光学センサーとする場合には、本体部50および蓋51の一方に発光部を設け、他方に受光部を設けることになる。検出部13は、検出部13の位置を原稿の先端が通過してから当該原稿の後端が通過するまでの間、原稿を検出する。検出部13は、原稿を検出している状態では、原稿を検出していない状態とは異なる波形の検出信号を出力する。原稿の先端とは、原稿の下流を向く端部であり、原稿の後端とは、原稿の上流を向く端部である。
検出部13は、読取部14よりも上流に配設されている。図3の例によれば、検出部13は、第1方向D1において第1ローラー対の挟持点と第2ローラー対の挟持点との間に設けられている。ローラー対の挟持点とは、原稿を挟持する各ローラーが原稿に接する点という意味である。ローラーと原稿との接触は、厳密には点ではなく面であるが、本実施形態では挟持点という表現を用いる。図3では、第1ローラー対を構成するローラー12b1の挟持点の位置や、第2ローラー対を構成するローラー12b2の挟持点の位置を、1点鎖線で示している。検出部13は、読取部14よりも上流において一箇所に設けられていてもよいし、図3の例のように、読取部14よりも上流において、第2方向D2に離れた複数箇所に設けられていてもよい。
原稿載置部54は、起立する壁部材としてのエッジガイド57を有する。エッジガイド57は、第2方向D2に離間して存在する2片の壁部材であり、原稿載置部54に載置された原稿の第2方向D2における位置を原稿の両側から規制する。知られているように、ユーザーは、エッジガイド57を第2方向D2と平行にスライドさせることにより、エッジガイド57間の距離を変えることができる。ユーザーは、エッジガイド57が原稿の両側から原稿の位置を規制するように、原稿の幅に合わせてエッジガイド57の位置を調整する。
2.画像読取処理:
図4は、制御部11がプログラム11eに従って実行する画像読取処理を、フローチャートにより示している。
制御部11は、原稿のスキャン開始の指示を受けたことに応じて、搬送部12を制御して原稿の搬送を開始させる(ステップS100)。搬送部12は、原稿載置部54に載置された原稿の搬送を開始する。制御部11は、例えば、ユーザーの操作パネル15への操作や、通信IF16を介して接続する不図示の外部のコンピューターからのコマンド送信により、スキャン開始の指示を受ける。
制御部11は、原稿の搬送開始後、ステップS120の判定をすべきタイミングになったか否かを継続的に判定する(ステップS110)。制御部11は、ステップS120の判定をすべきタイミングになった場合に(ステップS110において“Yes”)、ステップS120の判定を実行する。具体的には、制御部11は、原稿の搬送開始後、予め定めた「検出部通過時間」が経過した時に、ステップS120の判定をすべきタイミングになったと判定する。
画像読取装置10の設計上、第1方向D1における第1ローラー対(ローラー12a1,12b1)から検出部13までの距離は決まっている。また、搬送部12による原稿の搬送速度も予め何らかの速度に設定されている。そのため、原稿載置部54に載置された状態の原稿を検出部13に到達させるまでに必要な搬送時間は、予め計算により求めることができる。検出部通過時間は、このような計算により求めた搬送時間に、所定の追加時間を加えた時間であり、原稿載置部54に載置された原稿の先端が検出部13の位置を通過するために十分な時間であるとする。
ステップS120では、制御部11は、ステップS110で“Yes”と判定した時点における、検出部13が出力する検出信号の値(検出値)に基づいて、原稿の透過率が所定値以上であるか否かを判定する。検出部13による検出値は、原稿の透過率を示している。上述したように検出部13が反射型の光学センサーであれば、検出部13による検出値は、その値の大きさが原稿からの光の反射率の高さを示す。反射率と透過率とはトレードオフの関係にある。つまり、反射率が高いほど、透過率が低いことを示している。
検出部13が透過型の光学センサーであれば、検出部13による検出値は、その値の大きさが原稿の光の透過率の高さを示す。いずれにしても、検出部13による検出値は、ステップS100で搬送部12により搬送が開始された原稿の透過率を直接あるいは間接的に示している。
図5は、検出部13による検出値Vの変化をグラフにより示している。ここでは、説明を簡単にするために、画像読取装置10は、検出部13を一つ有すると仮定し、図5に示す検出値Vは、この一つの検出部13による出力である。また、図5の説明においては、検出値Vを出力する検出部13は、反射型の光学センサーであるとする。従って、図5では、検出値Vの値が高いほど、原稿の透過率が低いことになる。図5のグラフは、横軸を時間tとし、縦軸を検出値Vとしている。時間t1は、搬送される原稿の先端が検出部13の位置を通過したタイミングであり、時間t2は、この原稿の後端が検出部13の位置を通過したタイミングである。つまり、時間t1〜t2の期間に、検出部13によって原稿の透過率が検出されている。
図5のグラフにおける実線は、原稿Aが搬送された場合に検出部13が出力する検出値Vを示している。また、図5のグラフにおける1点鎖線は、原稿Bが搬送された場合に検出部13が出力する検出値Vを示し、図5のグラフにおける2点鎖線は、原稿Cが搬送された場合に検出部13が出力する検出値Vを示している。原稿Aは、いわゆる普通紙である。一方、原稿Bや原稿Cは、透過性を有する素材の原稿である。透過性を有する素材の原稿とは、例えば、オニオンスキンペーパーと呼ばれる種類の原稿等が挙げられる。図5から明らかなように、原稿Bや原稿Cは、原稿Aと比べて検出値Vが低いため、それらは原稿Aと比べて透過率が高い。
所定値Vsは、ステップS120の判定のために予め設定された値である。制御部11は、検出部13が反射型の光学センサーである構成においては、テップS110で“Yes”と判定した時点の検出部13による検出値Vと、所定値Vsとを比較する。そして、検出値Vが所定値Vs以下であれば、原稿の透過率は所定値以上と判定し(ステップS120において“Yes”)、ステップS140へ進む。一方、検出値Vが所定値Vsより高ければ、原稿の透過率は所定値未満と判定し(ステップS120において“No”)、ステップS130へ進む。
ステップS130では、制御部11は、ステップS160の「切り出し処理」に用いるしきい値に、第1しきい値を採用することを決定する。一方、ステップS140では、制御部11は、ステップS160の「切り出し処理」に用いるしきい値に、第1しきい値よりも低い第2しきい値を採用することを決定する。制御部11は、ステップS130またはステップS140を経て、ステップS150に進む。第1しきい値および第2しきい値は、いずれも予め設定された値である。
ステップS150では、制御部11は、読取部14を制御することにより、原稿の読み取りを実行させる。読取部14は、搬送部12により搬送されて読取部14の位置を通過する原稿の読み取りを実行し、読取結果としての画像データを生成する。このような、読取部14が原稿を読み取ることにより生成した画像データを「読取画像データ」と呼ぶ。読取部14は、読取画像データを制御部11へ出力する。
制御部11がステップS160以下の処理の対象とする読取画像データは、例えば、RGB(レッド、グリーン、ブルー)毎の階調値を各画素が有するビットマップデータである。RGBそれぞれは、例えば、0〜255の256階調で表現されている。読取部14が原稿を読み取ることにより生成した読取画像データを上述したようなデジタルデータへ変換する処理は、読取部14が実行してもよいし、制御部11が実行してもよい。
ステップS130またはステップS140の処理と、ステップS150との処理とは、同時期に実施されてもよい。制御部11は、ステップS160を実施するまでに、切り出し処理に採用するしきい値を決定すればよい。
ステップS160では、制御部11は、読取画像データから原稿領域の画像データを切り出す切り出し処理を実行する。原稿領域の画像データを「原稿画像データ」と呼ぶ。この場合、制御部11は、読取画像データを構成する画素の値を、原稿に対応する原稿領域と原稿領域外の背景領域とを分けるためのしきい値と比較することにより、読取画像データから原稿画像データを切り出す。ここで用いるしきい値は、当然、ステップS130,S140のいずれか一方で採用を決定した第1しきい値または第2しきい値である。
切り出し処理においては、制御部11は、先ず、しきい値を用いて読取画像データを二値化する。制御部11は、読取画像データを構成する各画素について、しきい値によって範囲が定義される「背景色範囲」に値が属するか否かを判定し、例えば、背景色範囲に属する画素の値を「0」に変換し、背景色範囲に属さない画素の値を「1」に変換する。そして、制御部11は、二値化により「1」に変換した画素によって外縁が区画される領域を、原稿領域とする。
本体50の上面56と搬送経路55を挟んで相対する蓋51の面の一部であって、読取部14と相対する部分の色を、背景色と呼ぶ。背景色は画像読取装置10の設計上決まっており、例えば、グレー色である。読取部14は、原稿を読み取るときに、原稿外の背景色も読み取る。背景色範囲は、このような背景色に該当するとして予め設定された階調範囲である。
図6は、読取部14が原稿を読み取ることにより得られる色成分の分布(色分布)を例示している。このような色分布をヒストグラムとも言う。図6では、横軸を0〜255の階調値、縦軸を画素数としている。また、図6では、RGBの各色成分のうちR成分の分布を示している。図6において、実線で示す色分布は、原稿Aを読取部14が読み取ることにより得られたR成分の分布の例であり、1点鎖線で示す色分布は、原稿Bを読取部14が読み取ることにより得られたR成分の分布の例である。なお、原稿にはオブジェクトが何らかの色で印刷されているが、図6に示す原稿A,Bそれぞれの色分布は、説明を簡単にするために、それぞれの原稿自体の色を読み取った結果に基づく色分布であるとする。原稿A,Bそれぞれの色分布は、原稿A,Bそれぞれの色に対応する階調値に画素数が集中している。
図5の説明でも述べたが、原稿Bは、原稿Aよりも透過率が高い。そのため、原稿からの反射光をイメージセンサーで受光して電荷に変換する読取部14によれば、原稿Bの読取結果として得られる色分布は、原稿Aの読取結果として得られる色分布よりも全体的に暗い方(低階調)に偏る。図6において、階調値TH0〜階調値TH1の階調範囲は、上述の背景色(グレー色)を示す背景色範囲に該当する。階調値TH0〜階調値TH1の階調範囲を、通常の背景色範囲とも称する。階調値TH1は、第1しきい値に該当する。つまり、第1しきい値は、通常の背景色範囲の上限値である。
原稿Aの色分布は、その大部分が通常の背景色範囲(階調値TH0〜階調値TH1)に属さない。従って、一般的に使用される普通紙のような透過率が低い原稿Aに対しては、しきい値、つまり背景色範囲の上限値は、第1しきい値が適当と言える。そのため、本実施形態では、ステップS120の“No”の判定からステップS130で第1しきい値の採用が決定され、ステップS130を経たステップS160では、しきい値として第1しきい値が用いられる。
一方、原稿Bの色分布は、その大部分が通常の背景色範囲(階調値TH0〜階調値TH1)に属する。そのため、原稿Bの読取画像データに対する二値化に、第1しきい値を用いた場合、原稿Bの色は背景色の一部と見なされ、原稿画像データを適切に切り出すことができなくなる。つまり、実際に原稿Bを読取部14で読み取っても、原稿Bの領域に対応する画像データを原稿画像データとして切り出すことができない。このような課題に対して、本実施形態では、ステップS120の“Yes”の判定から、ステップS140で第2しきい値の採用が決定され、ステップS140を経たステップS160では、しきい値として第2しきい値が用いられる。
階調値TH2は、第2しきい値である。TH0<TH2<TH1である。つまり、第2しきい値を用いることで、背景色範囲が、通常の背景色範囲(階調値TH0〜階調値TH1)から、階調値TH0〜階調値TH2へ変更される。図6の例によれば、原稿Bの色分布は、その大部分が第2しきい値によって定義される背景色範囲(階調値TH0〜階調値TH2)に属さない。従って、原稿Bのような透過率が比較的高い原稿に対しては、しきい値、つまり背景色範囲の上限値は、第2しきい値が適当と言える。
なお、切り出し処理の一つの工程である二値化処理においては、制御部11は、読取画像データを構成する画素のRGBの各階調値それぞれについて、しきい値によって範囲が定義された背景色範囲に属するか否かを判定する。そして、例えば、RGB全ての階調値が背景色範囲に属さない画素の値を「1」に変換し、RGBの少なくとも一つの階調値が背景色範囲に属する画素の値を「0」に変換すればよい。従って、第1しきい値、第2しきい値は、それぞれがRGBのそれぞれに対応して予め設定されている。
図7は、読取画像データ20の中の原稿領域20aを示している。つまり、原稿領域20aは、読取画像データ20に対する二値化により「1」に変換された画素によって外縁が区画された領域である。読取画像データ20の中の原稿領域20aの外側の領域が背景領域20bである。制御部11は、例えば、二値化した読取画像データ20の上下左右の各辺から縦方向や横方向に沿って読取画像データ20の中央に向かって画素の値を走査していき、値が「0」から「1」に変化した位置の画素を、エッジ画素として特定する。そして、制御部11は、このようなエッジ画素を結ぶことで生成される直線を読取画像データ20の上下左右の各辺の近傍でそれぞれ特定する。そして、そのように特定した4つの直線により区画される矩形領域を、原稿領域20aとして特定すればよい。
制御部11が切り出しの対象とするデータは、当然、二値化する前の画像データである。つまり、制御部11は、二値化する前の読取画像データのうち、上述の二値化処理により特定した原稿領域に該当する部分の画像データを切り出す。このようにして切り出した画像データが、原稿画像データである。読取画像データから原稿画像データを切り出すことにより、ステップS160が終了する。原稿画像データには、何らかのオブジェクトが表現されている。
ステップS170では、制御部11は、原稿画像データに対する所定処理を実行して図4のフローチャートを終了する。ステップS170で実行する所定処理は、特に限定されないが、例えば、画像の傾き補正処理や、色や明るさの補正処理等が挙げられる。また、制御部11は、原稿画像データを、通信IF16を介して外部のコンピューター等に転送する処理をしてもよい。また、画像読取装置10が印刷機能を兼ね備えている場合には、制御部11は、原稿画像データの印刷処理を実行してもよい。
このように本実施形態によれば、画像読取装置10は、原稿を搬送方向(第1方向D1)へ搬送する搬送部12と、搬送される原稿を読み取るための読取部14と、読取部14よりも搬送方向の上流に設けられ、搬送される原稿の透過率を示す検出値を出力する検出部13と、読取部14が原稿の読み取りにより生成した読取画像データを構成する画素の値を、原稿に対応する原稿領域と原稿領域外の背景領域とを分けるためのしきい値と比較することにより、読取画像データから原稿画像データを切り出す切り出し処理を実行する制御部11と、を備える。そして、制御部11は、検出部13による検出値が示す透過率が所定値未満であれば、前記しきい値として第1しきい値を用いて切り出し処理を実行し、検出部13による検出値が示す透過率が前記所定値以上であれば、前記しきい値として、第1しきい値よりも低い第2しきい値を用いて切り出し処理を実行する。
前記構成によれば、制御部11は、原稿の透過率に応じて、切り出し処理に用いるしきい値を変更する。これにより、透過率が高い原稿の読み取りにより生成された読取画像データからも、原稿領域を的確に特定して、原稿画像データを切り出すことができる。つまり、原稿画像データの切り出しの精度が向上する。原稿画像データの切り出しの精度が向上することで、例えば、制御部11は、読取部14による原稿読み取り時の原稿の傾きを正確に検出することができ、画像の傾き補正処理を適切に実行することができる。
また、本実施形態は、画像読取方法を開示する。画像読取方法によれば、原稿を搬送方向(第1方向D1)へ搬送する搬送工程(ステップS100以降)と、搬送される原稿の透過率を示す検出値を出力する検出工程と、搬送される原稿を読み取る読取工程(ステップS150)と、読取工程により生成された読取画像データを構成する画素の値を、原稿に対応する原稿領域と原稿領域外の背景領域とを分けるためのしきい値と比較することにより、読取画像データから原稿画像データを切り出す切り出し工程(ステップS160)と、を備える。そして、切り出し工程では、検出値が示す透過率が所定値未満であれば、前記しきい値として第1しきい値を用いて切り出しを実行し、検出値が示す透過率が前記所定値以上であれば、前記しきい値として第1しきい値よりも低い第2しきい値を用いて切り出しを実行する。
3.変形例:
以下に、本実施形態に含まれる変形例を幾つか説明する。上述の実施形態と変形例の組み合わせや、各変形例同士の組み合わせが、本願により開示される。
変形例1:
制御部11は、検出部13が出力する検出値が示す透過率が所定値以上である場合に、透過率の高さに応じて、第2しきい値を低い値に変更するとしてもよい。つまり、第2しきい値を、原稿の透過率の高さに応じて段階的に低下させるとしてもよい。
上述したように、制御部11は、検出部13による検出値Vが所定値Vs以下であれば、原稿の透過率は所定値以上と判定し(ステップS120において“Yes”)、ステップS140へ進む。ステップS140では、制御部11は、例えば、検出値Vが所定値Vs以下であり且つ原稿Bの検出値Vに相当する値(図5における1点鎖線参照)以上であれば、ステップS160の切り出し処理に用いるしきい値として、所定の第2しきい値を採用することを決定する。一方、例えば、検出値Vが原稿Bの検出値Vに相当する値(図5における1点鎖線参照)未満であれば、ステップS140では、制御部11は、ステップS160の切り出し処理に用いるしきい値として、前記所定の第2しきい値よりも低いしきい値を採用することを決定する。
第2しきい値という表現は、第1しきい値よりも低いしきい値の呼び名に過ぎず、第2しきい値は、複数定められていてもよい。前記所定の第2しきい値も、前記所定の第2しきい値よりも低いしきい値も、それぞれが第2しきい値の一種である。あるいは、判り易さを優先して、前記所定の第2しきい値を第2しきい値と呼び、前記所定の第2しきい値よりも低いしきい値を第3しきい値と呼んでもよい。
このように、制御部11は、原稿の透過率の高さに応じてしきい値をより低い値とすることで、透過率が異なる様々な種類の原稿の各読み取りにおいて、精度の高い原稿画像データの切り出しを行うことができる。
変形例2:
上述したように、検出部13は複数設けられていてもよい。ここでは、図3に示す2つの検出部13のうち、左の検出部13を第1の検出部13と呼び、右の検出部13を第2の検出部13と呼ぶ。複数の検出部13は、原稿の複数箇所の透過率を示す複数の検出値を出力する。制御部11は、原稿の異なる箇所を夫々に検出する複数の検出部13により出力された複数の検出値を入力する。そして、複数の検出値が示す複数の透過率の全てが所定値未満であれば、第1しきい値を用いて切り出し処理を実行し、複数の検出値が示す複数の透過率の少なくとも1つが前記所定値以上であれば、第2しきい値を用いて切り出し処理を実行する、としてもよい。
具体的には、制御部11は、第1の検出部13が出力する検出値が示す透過率が所定値未満であり、かつ、第2の検出部13が出力する検出値が示す透過率が所定値未満であれば、ステップS120において“No”と判定してステップS130へ進む。一方、第1の検出部13が出力する検出値が示す透過率と、第2の検出部13が出力する検出値が示す透過率との少なくとも一方が、所定値以上であれば、ステップS120において“Yes”と判定してステップS140へ進む。
検出部13としての一部のセンサーの不具合や、原稿に印刷されているインク等の影響により、原稿のある箇所を検出した検出部13による検出値は、原稿の本来の透過率を正確に反映していない場合がある。例えば、原稿が、オニオンスキンペーパーのように透過率が高い原稿であるにも関わらず、1つの検出部13の検出値だけに基づくステップS120の判定では、原稿の透過率は所定値未満と判定することも有り得る。これに対して、制御部11は、複数の検出部13による原稿の複数箇所の検出値に基づいてステップS120の判定を行うことで、当該判定の精度をより高めて、実際の原稿の透過率に対応した適切なしきい値を用いることが可能となる。検出部13の数は、図3に示したような2つより多くてもよい。
10…画像読取装置、11…制御部、11e…プログラム、12…搬送部、13…検出部、14…読取部、15…操作パネル、16…通信IF、20…読取画像データ、20a…原稿領域、20b…背景領域

Claims (4)

  1. 原稿を搬送方向へ搬送する搬送部と、
    搬送される前記原稿を読み取るための読取部と、
    前記読取部よりも前記搬送方向の上流に設けられ、搬送される前記原稿の透過率を示す検出値を出力する検出部と、
    前記読取部が前記原稿の読み取りにより生成した読取画像データを構成する画素の値を、前記原稿に対応する原稿領域と前記原稿領域外の背景領域とを分けるためのしきい値と比較することにより、前記読取画像データから前記原稿領域の画像データを切り出す切り出し処理を実行する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記検出値が示す透過率が所定値未満であれば、前記しきい値として第1しきい値を用いて前記切り出し処理を実行し、
    前記検出値が示す透過率が前記所定値以上であれば、前記しきい値として前記第1しきい値よりも低い第2しきい値を用いて前記切り出し処理を実行する、ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記検出部を複数有し、
    前記制御部は、前記原稿の異なる箇所を夫々に検出する複数の前記検出部により出力された複数の前記検出値を入力し、複数の前記検出値が示す複数の透過率の全てが前記所定値未満であれば、前記第1しきい値を用いて前記切り出し処理を実行し、複数の前記検出値が示す複数の透過率の少なくとも1つが前記所定値以上であれば、前記第2しきい値を用いて前記切り出し処理を実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、前記検出値が示す透過率が前記所定値以上である場合に、前記透過率の高さに応じて、前記第2しきい値を低い値に変更する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 原稿を搬送方向へ搬送する搬送工程と、
    搬送される前記原稿の透過率を示す検出値を出力する検出工程と、
    搬送される前記原稿を読み取る読取工程と、
    前記読取工程により生成された読取画像データを構成する画素の値を、前記原稿に対応する原稿領域と前記原稿領域外の背景領域とを分けるためのしきい値と比較することにより、前記読取画像データから前記原稿領域の画像データを切り出す切り出し工程と、を備え、
    前記切り出し工程では、
    前記検出値が示す透過率が所定値未満であれば、前記しきい値として第1しきい値を用いて前記原稿領域の画像データを切り出し、
    前記検出値が示す透過率が前記所定値以上であれば、前記しきい値として前記第1しきい値よりも低い第2しきい値を用いて前記原稿領域の画像データを切り出す、ことを特徴とする画像読取方法。
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