JP2020149089A - 加工装置 - Google Patents

加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020149089A
JP2020149089A JP2019043502A JP2019043502A JP2020149089A JP 2020149089 A JP2020149089 A JP 2020149089A JP 2019043502 A JP2019043502 A JP 2019043502A JP 2019043502 A JP2019043502 A JP 2019043502A JP 2020149089 A JP2020149089 A JP 2020149089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
result
display unit
coping
countermeasure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019043502A
Other languages
English (en)
Inventor
弘樹 宮本
Hiroki Miyamoto
弘樹 宮本
秀年 万波
Hidetoshi Mannami
秀年 万波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2019043502A priority Critical patent/JP2020149089A/ja
Publication of JP2020149089A publication Critical patent/JP2020149089A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)

Abstract

【課題】加工装置に生じるエラーへの対処時間を短くする。【解決手段】作業者が、発生したエラーを解消するために実施した対処方法を、対処結果として研削装置1に入力する。入力された対処結果は、記憶部に記憶される。そして、その後に同様のエラーが発生したときに、このエラーに関する対処結果が、記憶部から読み出されて、表示部63の対処結果表示部631に表示される。このため、作業者は、対処結果表示部631に表示された対処結果を参考に、エラーを解消するための対処方法を実施することができる。さらに、作業者は、新たな対処結果を入力することによって、表示される対処結果を更新することができる。これにより、本実施形態では、逐次的に更新される有用な対処結果を作業者に表示することができるので、作業者によるエラーへの対処時間を短くすることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、加工装置に関する。
加工装置には、加工中にエラーが発生すると、エラーの発生を作業者に通知する機能を有すものがある。作業者は、装置マニュアル等に基づいて、通知されたエラーへの対処方法を取得し、それを実施する。また、対処方法を、加工装置のタッチパネルに表示する技術もある(特許文献1参照)。
特開2010−049466号公報
しかし、特許文献1の技術では、予め想定された対処方法しか表示されない。このため、表示された対処方法ではエラーを解消するために時間がかかる場合もある。
本発明の目的は、加工装置に生じるエラーへの対処時間を短くすることにある。
本発明の加工装置(本加工装置)は、タッチパネルと、被加工物を保持する保持手段と、該保持手段に保持される被加工物を加工する加工手段と、を備える加工装置であって、該タッチパネルは、エラーを表示するエラー表示部と、該エラー表示部に表示されたエラーに対処した結果である対処結果を入力するための入力部と、を含み、該入力部に入力された該対処結果を該エラーに関連づけて記憶するための記憶部と、該タッチパネルに設けられ、該記憶部に記憶されている発生したエラーに関した該対処結果を表示する表示部と、をさらに備え、該表示部に表示される該対処結果を用いて該エラーの対処時間の短縮を可能とする。
本加工装置は、該表示部に表示される該対処結果の選択回数を更新するカウンタと、該対処結果を、更新された選択回数の多い順に、該表示部に表示する制御部と、をさらに備えてもよい。
本加工装置では、作業者が、発生したエラーを解消するために実施した対処方法を、対処結果として、入力部を用いて本加工装置に入力することができる。入力された対処結果は、記憶部に記憶される。そして、その後に同様のエラーが発生したときに、このエラーに関する対処結果が、表示部に表示される。
このため、作業者は、表示部に表示された対処結果に基づいて、エラーを解消するための対処方法を実施することができる。
さらに、作業者は、新たな対処結果を入力することによって、表示される対処結果を更新することができる。これにより、本加工装置では、逐次的に更新される有用な対処結果を作業者に表示することができるので、作業者によるエラーへの対処時間を短くすることができる。
また、本加工装置では、対処結果の選択回数をカウントし、選択回数の多い順に、対処結果を表示部に表示することもできる。この場合、作業者は、エラーを解消するために、たとえば最も多く選択されているものから順に、対処結果を利用することが可能となる。すなわち、複数の対処結果が無作為に表示される構成に比して、作業者は、対処方法の優先順位を判断することが容易となる。このため、作業者によるエラーへの対処時間を、さらに短くすることができる。
研削装置の構成を示す斜視図である。 エラー表示画面の例を示す説明図である。 対処結果表示画面の例を示す説明図である。 対処結果入力画面の例を示す説明図である。 エラー履歴表示画面の例を示す説明図である。
図1に示す本実施形態にかかる研削装置1は、加工装置の一例に相当する。研削装置1は、被加工物の一例に相当するウェーハWに対して、搬入処理、研削加工、洗浄処理および搬出処理を含む一連の作業を実施するように構成されている。
図1に示すように、ウェーハWは、たとえば、円形の半導体ウェーハである。図1においては下方を向いているウェーハWの表面Waは、複数のデバイスを保持しており、図示しない保護テープが貼着されることによって保護されている。ウェーハWの裏面Wbは、研削加工が施される被加工面となる。
研削装置1は、略矩形の第1の装置ベース11、第1の装置ベース11の後方(+Y方向側)に連結された第2の装置ベース12、上方に延びるコラム13、ならびに、第1の装置ベース11および第2の装置ベース12を覆う筐体14を備えている。
第1の装置ベース11の正面側(−Y方向側)には、第1のカセットステージ151および第2のカセットステージ152が設けられている。第1のカセットステージ151には、加工前のウェーハWが収容される第1のカセット51が載置されている。第2のカセットステージ152には、加工後のウェーハWが収容される第2のカセット52が載置されている。
第1のカセット51および第2のカセット52は、ウェーハWを収容する複数の棚を内部に備えており、各棚に一枚ずつウェーハWが収容されている。第1のカセット51および第2のカセット52は、互いに同様の構成を有している。
第1のカセット51の開口(図示せず)は、+Y方向側を向いている。この開口の+Y方向側には、ロボット55が配設されている。ロボット55は、加工後のウェーハWを第2のカセット52に搬入する。また、ロボット55は、第1のカセット51から加工前のウェーハWを搬出して、仮置き領域153aに載置する。
仮置き領域153aは、ロボット155に隣接する位置に設けられている。仮置き領域153aには、位置合わせ手段153bが配設されている。位置合わせ手段153bは、仮置き領域153aに載置されたウェーハWを、縮径する位置合わせピンを用いて、所定の位置に位置合わせ(センタリング)する。
仮置き領域153aに隣接する位置には、搬入機構41が設けられている。搬入機構41は、位置合わせされたウェーハWを吸着保持し、搬入出領域A内に位置付けられたチャックテーブル30に搬送する。
チャックテーブル30は、保持手段の一例に相当する。チャックテーブル30は、第2の装置ベース12上に配設された、平面視円形状のターンテーブル17に備えられている。ターンテーブル17は、ターンテーブル17を二分するように設けられた仕切り板18と、仕切り板18の両側に1つずつ設けられたチャックテーブル30とを有している。
ターンテーブル17は、Z軸方向に延びる回転軸を中心として回動することができる。ターンテーブル17が回動することで、2つのチャックテーブル30が公転する。これにより、各チャックテーブル30は、搬入出領域Aから研削領域Bへ、および、研削領域Bから搬入出領域Aへ、それぞれ移動することができる。
チャックテーブル30は、ターンテーブル17上で、Z軸方向に延びる回転軸を中心として回転(自転)可能となっている。また、チャックテーブル30は、ウェーハWを吸着する保持面300を備えている。保持面300は、図示しない吸引源に連通されており、ウェーハWを吸着保持する。
第2の装置ベース12上の後方(+Y方向側)には、コラム13が立設されている。コラム13の前面には、ウェーハWを研削する研削手段7、および、研削手段7を研削送り方向であるZ軸方向に移動させる研削送り手段2が設けられている。
研削送り手段2は、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール21、このZ軸ガイドレール21上をスライドするZ軸移動テーブル23、Z軸ガイドレール21と平行なZ軸ボールネジ20、Z軸サーボモータ22、および、Z軸移動テーブル23の前面(表面)に取り付けられたホルダ24を備えている。ホルダ24は、研削手段7を保持している。
Z軸移動テーブル23は、Z軸ガイドレール21にスライド可能に設置されている。図示しないナット部が、Z軸移動テーブル23の後面側(裏面側)に固定されている。このナット部には、Z軸ボールネジ20が螺合されている。Z軸サーボモータ22は、Z軸ボールネジ20の一端部に連結されている。
研削送り手段2では、Z軸サーボモータ22がZ軸ボールネジ20を回転させることにより、Z軸移動テーブル23が、Z軸ガイドレール21に沿って、Z軸方向に移動する。これにより、Z軸移動テーブル23に取り付けられたホルダ24、および、ホルダ24に保持された研削手段7も、Z軸移動テーブル23とともにZ軸方向に移動する。
研削手段7は、加工手段の一例に相当する。研削手段7は、ホルダ24に固定されたスピンドルハウジング71、スピンドルハウジング71に回転可能に保持されたスピンドル70、スピンドル70の上端に連結されたモータ72、スピンドル70の下端に取り付けられたホイールマウント73、および、ホイールマウント73に支持された研削ホイール74を備えている。
スピンドルハウジング71は、Z軸方向に延びるようにホルダ24に保持されている。スピンドル70は、チャックテーブル30の保持面300と直交するようにZ軸方向に延び、スピンドルハウジング71に回転可能に支持されている。
スピンドル70は、その上端に連結されたモータ72の駆動力により、Z軸方向に延びる回転軸を中心として回転する。
ホイールマウント73は、円盤状に形成されており、スピンドル70の下端(先端)に固定されている。ホイールマウント73は、研削ホイール74を支持する。
研削ホイール74は、ホイールマウント73と略同径を有するように形成されている。研削ホイール74は、ステンレス等の金属材料から形成された円環状のホイール基台(環状基台)740を含む。ホイール基台740の下面には、全周にわたって、環状に配置された複数の研削砥石741が固定されている。研削砥石741は、チャックテーブル30に保持されたウェーハWを研削する。
研削後のウェーハWは、搬出機構42によって搬出される。搬出機構42は、チャックテーブル30に載置されている研削加工後のウェーハWを吸着保持し、チャックテーブル30から搬出して、枚葉式のスピンナ洗浄ユニット26のスピンナテーブル27に搬送する。
スピンナ洗浄ユニット26は、図示しない吸引源に連通された保持面によってウェーハWを吸着保持するスピンナテーブル27、および、スピンナテーブル27に向けて洗浄水および乾燥エアを噴射する各種ノズル(図示せず)を備えている。
スピンナ洗浄ユニット26では、ウェーハWを保持したスピンナテーブル27が、第1の装置ベース11内に降下される。そして、第1の装置ベース11内で、ウェーハWの裏面Wbに向けて洗浄水が噴射されて、裏面Wbがスピンナ洗浄される。その後、ウェーハWに乾燥エアが吹き付けられて、ウェーハWが乾燥される。
スピンナ洗浄ユニット26によって洗浄されたウェーハWは、ロボット55により、第2のカセット52に搬入される。
筐体14の上面には、作業者に稼働状況を通知するための表示灯(シグナルタワー)60が備えられている。
また、筐体14における−Y側の側面には、タッチパネル40が設置されている。タッチパネル40には、研削装置1の加工状況、および、研削装置1によるウェーハWの加工に関する加工条件等の各種情報が表示される。また、タッチパネル40は、加工条件等の各種情報を入力するためにも用いられる。このように、タッチパネル40は、情報を入力するための入力手段として機能するとともに、入力された情報を表示するための表示手段としても機能する。
また、研削装置1は、筐体14の内部に、制御部3、記憶部31、およびカウンタ33を備えている。制御部3は、上述した研削装置1の各構成要素を制御して、ウェーハWに対して作業者の所望とする加工を実施する。
また、制御部3は、研削装置1の稼働中に何らかのエラーが発生した場合、タッチパネル40を制御して、作業者に対し、エラーに関する表示を実施する。
すなわち、研削装置1にエラーが発生した場合、制御部3は、タッチパネル40に、図2に示すようなエラー表示画面(エラー発生通知画面)を表示する。この図に示すように、エラー表示画面は、最新のエラーを表示するエラー表示部61、および、ボタン群65を含んでいる。
エラー表示部61は、新たに発生したエラーである最新のエラーの情報、たとえば、エラーの名称、発生日時および内容を表示する。
ボタン群65は、対処結果入力ボタン651、他装置の対処結果追加ボタン653、対処結果表示ボタン655、および、エラー履歴表示ボタン657を含んでおり、これらは、作業者によって操作される(押される)ことが可能である。
そして、作業者が、ボタン群65の対処結果表示ボタン655を押すと、制御部3は、タッチパネル40に、図3に示すような対処結果表示画面を表示する。この図に示すように、対処結果表示画面は、上述したエラー表示部61およびボタン群65に加えて、対処結果を示す表示部63を含んでいる。
表示部63は、エラー表示部61に表示されている最新のエラーに関する対処結果を表示している。
なお、対処結果とは、研削装置1において発生した同様のエラーを解消するために、作業者によって以前に実施された対処方法である。対処結果は、たとえば、その対処方法を実施した作業者によって、対処方法を実施した後に入力される。
図3に示すように、表示部63は、対処結果表示部631、自カウント値表示部633および他カウント値表示部635を備えている。
対処結果表示部631は、最新のエラーに関する対処結果をリスト表示する部分である。図3に示す例では、複数(図示の例では3つ)の対処結果R1,R2およびR3が、対処結果表示部631に示されている。
自カウント値表示部633は、研削装置1において、対処結果R1,R2およびR3が過去に実施(選択)された回数(自カウント値)を表示している。図3に示す例では、研削装置1において、過去に、対処結果R1,R2およびR3が、それぞれ、10回、3回および1回、実施されている。
なお、図3に示すように、制御部3は、表示部63の対処結果表示部631に、自カウント値の多いものから順に上側から配置されるように、対処結果R1,R2およびR3を表示する。
他カウント値表示部635は、研削装置1に隣接配置された同様の構成を有する研削装置(以下、他装置とも称する)において、対処結果R1,R2およびR3が過去に実施された回数(他カウント値)を表示している。
図3に示す例では、他装置において、過去に、対処結果R1,R2およびR3が、それぞれ、1回、2回および1回、実施されている。
なお、他カウント値表示部635は、たとえば、他装置の対処結果追加ボタン653が押された場合に、対処結果表示画面の表示部63に表示される。すなわち、作業者によって他装置の対処結果追加ボタン653が押された場合、制御部3は、他装置にアクセスして、当該エラーに関する他装置の対処結果の選択回数を読み出して、他カウント値表示部635に表示する。
このために、たとえば、研削装置1と他装置とは、有線あるいは無線のネットワークを介して、互いに接続されている。
このような対処結果、および、各対処結果に応じた自カウント値は、エラーに関連づけられて、図1に示した記憶部31に記憶されている。制御部3は、対処結果および自カウント値を記憶部31から読み出して、対処結果表示画面における表示部63に表示する。
また、図1に示したカウンタ33は、各対処結果における選択された回数(自カウント値)をカウントする。
すなわち、本実施形態では、作業者は、エラーに対応するために、対処結果表示部631に表示されている対処結果R1,R2およびR3のいずれかを選択し、それに応じた対処方法を実施することができる。
そして、選択した対処結果に応じた対処方法によってエラーが解消された場合、作業者は、対処結果表示部631における選択した対処結果の表示部分をタッチする。これに応じて、カウンタ33が、選択された対処結果に関する自カウント値を更新する(増やす)。
制御部3は、各対処結果を、更新された自カウント値に基づいた順に、表示部63の対処結果表示部631にリスト表示する。
また、エラーの発生時、作業者は、図3に示す対処結果表示画面における対処結果表示部631に表示された対処結果R1〜R3を確認した後、これらのいずれかに応じた対処方法ではなく、他の新たな対処方法によってエラーを解消する場合もある。このような場合、作業者は、実施した新たな対処方法を、エラーに対処した結果である対処結果として、研削装置1に入力する。
すなわち、新たな対処方法を実施することによってエラーを解消した場合、作業者は、たとえば図3に示す対処結果表示画面におけるボタン群65に含まれる、対処結果入力ボタン651を押す。これに応じて、制御部3は、図4に示すような対処結果入力画面をタッチパネル40に表示する。
図4に示すように、対処結果入力画面は、対処結果表示画面等と同様のエラー表示部61に加えて、入力ウインドウとしての入力部67、キーボード69、OKボタンB1およびキャンセルボタンB2を含んでいる。
作業者は、対処結果表示画面の入力部67に対し、たとえばキーボード69を用いて、エラー表示部61に表示されているエラーを解消するために実施した新たな対処方法を、新たな対処結果として入力することができる。作業者は、入力が完了した場合、OKボタンB1を押す。これに応じて、制御部3は、入力された新たな対処結果を、エラー表示部61に表示されているエラーに関連づけて、記憶部31に記憶させる。その後、制御部3は、タッチパネル40の表示を、たとえば、図3に示した対処結果表示画面に戻す。
また、制御部3は、次に同様のエラーが発生したときに、対処結果R1〜R3に加えて、入力部67を用いて入力された新たな対処結果を、対処結果表示画面における表示部63の対処結果表示部631に表示する。
なお、次に同様のエラーが発生したときに対処結果R1〜R3に表示されている内容に追記したい、または、誤字を修正したいというときには、対処結果表示画面の表示部63に表示されている対処結果を選択すると、図4に示すような対処結果入力画面に移行し、入力部67には表示部63で選択した記憶部31に記憶されている対処結果を編集可能な状態で表示させ、追記、修正を行えるようにしてもよい。
なお、作業者は、対処結果の入力をやめる場合には、キャンセルボタンB2を押す。これに応じて、制御部3は、タッチパネル40に、たとえば対処結果表示画面を表示する。
また、作業者が、エラーの発生時に、研削装置1における最近に発生したエラーを知りたいと考える場合もある。この場合、作業者は、図2等に示したボタン群65におけるエラー履歴表示ボタン657を押す。作業者によってエラー履歴表示ボタン657が押されると、制御部3は、図5に示すようなエラー履歴表示画面を表示する。
この図に示すように、エラー履歴表示画面は、エラー表示部61およびボタン群65に加えて、エラー履歴表示部62を含んでいる。エラー履歴表示部62には、図5に示す例では、新たなエラーの前に発生した3つのエラーE1,E2およびE3の情報(たとえば、エラーの名称および内容)が、その発生日時とともに表示される。
以上のように、本実施形態では、作業者が、発生したエラーを解消するために実施した対処方法を、対処結果として、入力部67を用いて研削装置1に入力することができる。入力された対処結果は、記憶部31に記憶される。そして、その後に同様のエラーが発生したときに、このエラーに関する対処結果が、記憶部31から読み出されて、表示部63の対処結果表示部631に表示される。
このため、作業者は、対処結果表示部631に表示された対処結果に基づいて、エラーを解消するための対処方法を実施することができる。
さらに、作業者は、新たな対処結果を入力することによって、表示される対処結果を更新することができる。これにより、本実施形態では、逐次的に更新される有用な対処結果を作業者に表示することができるので、作業者によるエラーへの対処時間を短くすることができる。
また、本実施形態では、表示部63の自カウント値表示部633に、各対処結果が選択された回数である自カウント値が表示される。そして、カウンタ33が、各対処結果における自カウント値をカウントし、これを更新する。さらに、制御部3が、対処結果を、更新された選択回数の多い順に、表示部63の対処結果表示部631に表示する。
したがって、本実施形態では、作業者は、エラーを解消するために、たとえば最も多く選択されているものから順に、対処結果を利用することが可能となる。すなわち、本実施形態では、複数の対処結果が無作為に表示される構成に比して、作業者は、対処方法の優先順位を判断することが容易となる。このため、作業者によるエラーへの対処時間を、さらに短くすることができる。
また、本実施形態では、作業者は、他装置の対処結果追加ボタン653を用いることによって、他装置での対処結果の選択回数(他カウント値)を、表示部63の他カウント値表示部635に表示させ、これを確認することができる。
これに関し、自カウント値として示される対処結果の選択回数に偏りのある場合、研削装置1の一部に問題が生じている可能性がある。たとえば、研削装置1の部材の一部に破損が生じている可能性、および/または、研削装置1の部材を駆動するためのソフトウェアの一部が破損している可能性もある。したがって、自カウント値に偏りがある場合、作業者は、他カウント値を確認することによって、研削装置1における問題の有無を検証することが可能となる。
また、作業者は、自カウント値の大きい対処結果の内容に基づいて、研削装置1における改善すべき点を把握することができるので、エラーの発生を抑制することもできる。
なお、改善すべき点とは、例えば、ウェーハを搬送する搬送手段が、チャックテーブルからウェーハを受け取る際にエラーが発生するときには、その受け取りするときの時間の設定を変更したり、チャックテーブルの保持面から噴出させるエアと水とを混合させた二流体の噴出量を調整したり、もしくは、その二流体をチャックテーブルに供給する配管経路を改善したりする。このように、改善とは、例えば、設定の変更や、装置の構造の変更である。
なお、本実施形態では、エラーの発生時に、図2に示したエラー表示画面がタッチパネル40に表示される。これに関し、制御部3は、対処結果表示画面(図3参照)を介していずれかの対処結果が選択された場合、あるいは、対処結果入力画面(図4参照)を介して新たな対処結果が入力されてOKボタンB1が押された場合に、タッチパネル40をエラー発生前の状態に戻し、研削装置1による加工を再開可能とするように構成されていることが好ましい。
この場合、作業者は、加工を再開するためには、いずれかの対処結果を選択するか、新たな対処結果を入力することとなる。これにより、本実施形態では、エラーの解消に用いられた対処方法にかかる対処結果を、適切に記録することができる。
また、本実施形態では、制御部3は、表示部63の対処結果表示部631に、自カウント値の多いものが上側に配置されるように、各対処結果を表示している。これに代えて、制御部3は、対処結果表示部631に、自カウント値の多いものが下側に配置されるように、各対処結果を表示してもよい。すなわち、制御部3は、各対処結果を、選択回数の多い順に表示すればよい。
また、本実施形態では、エラーの発生時に、図2に示したエラー表示画面がタッチパネル40に表示されている。これに代えて、制御部3は、エラーの発生時に、エラー表示部61、表示部63およびボタン群65含む対処結果表示画面(図3)を、タッチパネル40に表示してもよい。
また、本実施形態では、制御部3は、図3に示した対処結果表示画面における表示部63の対処結果表示部631に、3つの対処結果R1,R2およびR3を示している。これに関し、制御部3は、対処結果表示部631に、最も自カウント数の多い1つの対処結果のみを示してもよいし、自カウント数の多い所定数の対処結果を表示してもよいし、全ての対処結果を表示してもよい。複数の対処結果を表示する場合、制御部3は、上記したように、自カウント数の多い順に、対処結果を表示することが好ましい。対処結果が多く、タッチパネル40に収まらない場合には、制御部3は、表示部63を、上下にスクロール可能なように表示してもよい。
また、本実施形態では、被加工物を加工する加工装置として、研削装置1を例示している。これに代えて、本実施形態にかかる加工装置は、たとえば、被加工物を切削加工する切削装置、被加工物をレーザー光によって加工するレーザー加工装置、被加工物をバイト切削するバイト切削装置、被加工物を洗浄および乾燥する洗浄装置、被加工物をチップに分割するためのエキスパンド装置、被加工物にテープを取り付けるテープマウンタ、あるいは、被加工物からテープを剥離する剥離装置等であってもよい。加工装置がどのような装置であっても、制御部3は、本実施形態に示したようにタッチパネル40を用いて、エラー表示画面、対処結果表示画面および対処結果入力画面等を表示して、対処結果の選択あるいは入力を作業者に促すこと、および、対処結果の表示を実施することができる。
また、本実施形態では、あるエラーに関して、研削装置1では実施されたことのない対処結果が、他装置に記憶されている場合もある。この場合、制御部3は、他装置の対処結果追加ボタン653が押された場合、対処結果表示画面に、上記のような他装置の対処結果を、対処結果表示部631に追加表示してもよい。これにより、対処結果の選択肢を多くすることができる。
また、本実施形態では、他装置が、研削装置1に隣接配置された研削装置であるとしている。これに限らず、他装置は、研削装置1の制御部3によってアクセス可能であって、研削装置1と同様の構成を有するものであれば、どこに設置されているものでもよい。
また、本実施形態では、図4に示した対処結果入力画面において、OKボタンB1あるいはキャンセルボタンB2が押された場合、制御部3は、タッチパネル40に、図3に示した対処結果表示画面を表示している。これに限らず、OKボタンB1あるいはキャンセルボタンB2が押された場合に、制御部3は、タッチパネル40に、エラー表示画面(図2)等の別の画面を表示してもよい。また、対処結果入力画面に、OKボタンB1およびキャンセルボタンB2に加えて、ボタン群65を表示してもよい。この場合、制御部3は、どのボタンが押されたかにしたがって、タッチパネル40の表示画面を変更する。
1:研削装置,7:研削手段,30:チャックテーブル、
3:制御部,31:記憶部,33:カウンタ,
40:タッチパネル,
61:エラー表示部,62:エラー履歴表示部,
63:表示部,631:対処結果表示部,633:自カウント値表示部,
635:他カウント値表示部,
67:入力部,69:キーボード,
65:ボタン群,651:対処結果入力ボタン,653:対処結果追加ボタン,
655:対処結果表示ボタン,657:エラー履歴表示ボタン,
B1:OKボタン,B2:キャンセルボタン,
R1〜R3:対処結果,
E1〜E3:エラー,
W:ウェーハ,

Claims (2)

  1. タッチパネルと、被加工物を保持する保持手段と、該保持手段に保持される被加工物を加工する加工手段と、を備える加工装置であって、
    該タッチパネルは、エラーを表示するエラー表示部と、該エラー表示部に表示されたエラーに対処した結果である対処結果を入力するための入力部と、を含み、
    該入力部に入力された該対処結果を該エラーに関連づけて記憶するための記憶部と、
    該タッチパネルに設けられ、該記憶部に記憶されている発生したエラーに関した該対処結果を表示する表示部と、をさらに備え、
    該表示部に表示される該対処結果を用いて該エラーの対処時間の短縮を可能とする、
    加工装置。
  2. 該表示部に表示される該対処結果の選択回数を更新するカウンタと、
    該対処結果を、更新された選択回数の多い順に、該表示部に表示する制御部と、をさらに備える、
    請求項1に記載の加工装置。
JP2019043502A 2019-03-11 2019-03-11 加工装置 Pending JP2020149089A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019043502A JP2020149089A (ja) 2019-03-11 2019-03-11 加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019043502A JP2020149089A (ja) 2019-03-11 2019-03-11 加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020149089A true JP2020149089A (ja) 2020-09-17

Family

ID=72429890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019043502A Pending JP2020149089A (ja) 2019-03-11 2019-03-11 加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020149089A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0778012A (ja) * 1993-06-17 1995-03-20 Okuma Mach Works Ltd アラーム復旧手順表示機能を有する数値制御装置
JP2001307971A (ja) * 2000-04-21 2001-11-02 Canon Inc 半導体製造装置
JP2004227175A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Sony Corp メンテナンスシステム
JP2016055365A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 株式会社ディスコ 加工装置及び表示システム
JP2016066200A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 ファナック株式会社 アラーム対処履歴を表示する数値制御装置
JP2017068397A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 横河電機株式会社 作業支援システム、作業支援装置、および作業支援方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0778012A (ja) * 1993-06-17 1995-03-20 Okuma Mach Works Ltd アラーム復旧手順表示機能を有する数値制御装置
JP2001307971A (ja) * 2000-04-21 2001-11-02 Canon Inc 半導体製造装置
JP2004227175A (ja) * 2003-01-21 2004-08-12 Sony Corp メンテナンスシステム
JP2016055365A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 株式会社ディスコ 加工装置及び表示システム
JP2016066200A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 ファナック株式会社 アラーム対処履歴を表示する数値制御装置
JP2017068397A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 横河電機株式会社 作業支援システム、作業支援装置、および作業支援方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106313347B (zh) 切削装置
JP6157229B2 (ja) 研削装置及び研削方法
US11389927B2 (en) Processing apparatus
JP2020149089A (ja) 加工装置
JP6963419B2 (ja) 加工装置
US11731239B2 (en) Processing apparatus
JP2020183001A (ja) 加工装置
JP7323341B2 (ja) 加工装置
JP7273499B2 (ja) タッチパネル
JP5384246B2 (ja) 研削装置
JP2020123020A (ja) 加工装置
JP2018117003A (ja) ウェーハ加工装置
JP2020136499A (ja) 加工装置
JP2022116649A (ja) 加工装置
JP2020182996A (ja) 加工装置
US11768478B2 (en) Processing apparatus
JP7323342B2 (ja) 加工装置
JP4298083B2 (ja) オペレーションパネル及び該オペレーションパネルを備えた加工装置
JP2022116492A (ja) 加工装置、プログラム、及び記憶媒体
JP2022110742A (ja) 加工装置
JP2021065966A (ja) 洗浄装置
JP2024022944A (ja) 加工装置
CN113448285A (zh) 加工装置
TW202106994A (zh) 加工裝置
JP2023108190A (ja) 加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230228