JP2022116492A - 加工装置、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

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Jun Young Seo
洋輔 杉山
Yosuke Sugiyama
佑太 中西
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Abstract

【課題】加工条件の確実かつ容易な入力を可能とする。【解決手段】加工装置であって、被加工物を保持する保持ユニットと、該保持ユニットに保持された被加工物を加工する加工ユニットと、制御ユニットと、該制御ユニットに接続されたタッチパネル付きディスプレイと、を備え、該制御ユニットは、記憶部と、該記憶部に登録された加工条件に従って該保持ユニットと、該加工ユニットと、を制御する加工制御部と、該タッチパネル付きディスプレイを制御する表示制御部と、を含み、該加工条件は、第1の項目と、第2の項目と、を含み、該表示制御部は、該第1の項目の条件の入力に使用される第1の入力画面を該タッチパネル付きディスプレイに表示でき、該第1の項目の条件の入力が完了した後に該第2の項目の条件の入力に使用される第2の入力画面を該第1の入力画面に代えて該タッチパネル付きディスプレイに表示できる。【選択図】図5

Description

本発明は、登録された加工条件に従って被加工物を加工する加工装置、該加工装置の制御ユニットで使用されるプログラム、及び該プログラムが格納された記憶媒体に関する。
携帯電話やコンピュータ等の電子機器に使用されるデバイスチップの製造工程では、シリコン等の半導体からなるウェーハの表面にストリートと呼ばれる格子状の分割予定ラインが設定される。ウェーハの表面の分割予定ラインによって区画される各領域には、例えば、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等のデバイスが形成される。ウェーハを裏面側から研削して薄化し分割予定ラインに沿って分割すると、個々のデバイスチップを形成できる。
ウェーハ等の被加工物の分割は、例えば、切削ブレードを有する切削ユニットを備える切削装置で実施される。また、被加工物の分割は、レーザビームを照射して被加工物をレーザ加工できるレーザ加工ユニットを備えるレーザ加工装置を使用して実施してもよい。また、被加工物の研削は、円環状に並ぶ研削砥石を保持する研削ホイールが装着された研削ユニットを備える研削装置により実施される。
これらの加工装置は、切削ユニット、レーザ加工ユニット、研削ユニット等の加工ユニットにより、所定の加工条件に従って被加工物を加工する。加工装置は、各構成要素を制御する制御ユニットを備える。そして、加工装置の外装には、各種の情報を表示する表示モニタと、各種の指令の入力に使用される入力インターフェースと、の機能を兼ねるタッチパネル付きディスプレイが配設される(例えば、特許文献1参照)。
制御ユニットへの加工条件の設定登録には、このタッチパネル付きディスプレイが利用される。例えば、タッチパネル付きディスプレイには、加工条件の各種の設定項目を一覧表示した入力画面が表示される。そして、加工装置のオペレータは、この入力画面に表示された項目から条件を入力したい項目を選択し、当該項目の条件にあたる数字を入力したり、当該項目の条件として選択可能な条件のリストから特定の条件を選択したりして、加工条件を入力する。
特開2010-49466号公報
加工装置で加工条件として設定可能な項目は、多岐に渡る。そして、各項目で設定可能な条件の範囲も非常に広い。それ故に加工装置では、多様な被加工物に対応して目的に最適な加工条件で該被加工物を加工できる。ところで、加工装置において新しい種別の被加工物を加工する際や、新しい加工条件で加工を実施する際には、制御ユニットに新たな加工条件を設定登録する必要がある。
加工装置の操作に慣れた熟練のオペレータであれば、タッチパネル付きディスプレイに表示される加工条件の設定画面に表示された各項目を順次選択し、当該項目における条件を入力して、加工条件の設定登録を意図通りに完了できる。しかしながら、経験の浅い初心者のオペレータであると、設定画面に表示された各項目の意味を完全には理解できず、入力漏れや入力間違いが高頻度で生じる。
オペレータが加工条件の適切な入力に失敗した場合、目的とは異なる条件で被加工物が加工されて所望の加工結果が得られないだけでなく、想定された程度を超える高い負荷が加工装置にかかり、加工装置に損傷が生じるおそれもある。そのため、オペレータの習熟度に関係なく制御ユニットに確実かつ容易に加工条件を入力できる加工装置やその制御システム等が求められる。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加工条件を確実かつ容易に入力できる加工装置、該加工装置の制御ユニットで使用されるプログラム、及び該プログラムが格納された記憶媒体を提供することである。
本発明の一態様によれば、加工装置であって、被加工物を保持する保持ユニットと、該保持ユニットに保持された被加工物を加工する加工ユニットと、制御ユニットと、該制御ユニットに接続されたタッチパネル付きディスプレイと、を備え、該制御ユニットは、記憶部と、該記憶部に登録された加工条件に従って該保持ユニットと、該加工ユニットと、を制御する加工制御部と、該タッチパネル付きディスプレイを制御する表示制御部と、を含み、該加工条件は、第1の項目と、第2の項目と、を含み、該表示制御部は、該第1の項目の条件の入力に使用される第1の入力画面を該タッチパネル付きディスプレイに表示でき、該第1の項目の条件の入力が完了した後に該第2の項目の条件の入力に使用される第2の入力画面を該第1の入力画面に代えて該タッチパネル付きディスプレイに表示できることを特徴とする加工装置が提供される。
好ましくは、該記憶部には、該第1の項目の標準値が記憶されており、該表示制御部は、該タッチパネル付きディスプレイに表示される該第1の入力画面に該第1の項目の標準値をさらに表示できる。
また、好ましくは、該記憶部には、該第2の項目の標準値が記憶されており、該表示制御部は、該タッチパネル付きディスプレイに表示される該第2の入力画面に該第2の項目の標準値をさらに表示できる。
または、好ましくは、該第1の入力画面には、複数の第1のボタンが含まれおり、該第1の入力画面の複数の該第1のボタンのいずれかが選択されたとき、選択された該第1のボタンに紐づけられた条件が該第1の項目の条件として入力される。
また、好ましくは、該第2の入力画面には、複数の第2のボタンが含まれおり、該第2の入力画面の複数の該第2のボタンのいずれかが選択されたとき、選択された該第2のボタンに紐づけられた条件が該第2の項目の条件として入力される。
さらに、好ましくは、該表示制御部は、該第2の項目の条件の入力が完了した後、入力された該第1の項目の条件と、入力された該第2の項目の条件と、を含む加工条件表を該タッチパネル付きディスプレイに表示させる。
本発明の他の一態様によれば、被加工物を保持する保持ユニットと、該保持ユニットに保持された被加工物を加工する加工ユニットと、制御ユニットと、該制御ユニットに接続されたタッチパネル付きディスプレイと、を備え、該制御ユニットが第1の項目と、第2の項目と、を含む加工条件を記憶できる記憶部を有し該加工条件に従って該保持ユニットと、該加工ユニットと、を制御して被加工物を加工できる加工装置の該制御ユニットを作動させるプログラムであって、該記憶部への該第1の項目の条件の入力に使用される第1の入力画面を該タッチパネル付きディスプレイに表示させる機能と、該第1の入力画面が使用されて入力された該第1の項目の条件を該記憶部に記憶させる機能と、該第1の項目の条件の入力が完了した後に該第2の項目の条件の入力に使用される第2の入力画面を該第1の入力画面に代えて該タッチパネル付きディスプレイに表示させる機能と、該第2の入力画面が使用されて入力された該第2の項目の条件を該記憶部に記憶させる機能と、を実現することを特徴とするプログラムが提供される。
また、本発明のさらに他の一態様によれば、該プログラムを格納したことを特徴とする非一時的な記憶媒体が提供される。
本発明の一態様に係る加工装置、プログラム及び該プログラムが格納された記憶媒体によると、該加工装置の制御ユニットにおいて次に説明する入力方法での加工条件の設定登録が可能となる。
すなわち、まず、加工条件の第1の項目の条件の入力に使用される第1の入力画面がタッチパネル付きディスプレイに表示される。加工装置のオペレータは、表示されたこの第1の入力画面を見て、第1の項目の条件を入力する。加工条件の第1の項目の入力が完了した後、第2の項目の条件の入力に使用される第2の入力画面が第1の入力画面に代えてタッチパネル付きディスプレイに表示される。加工装置のオペレータは、表示された第2の入力画面を見て、第2の項目の条件を入力する。
この場合、オペレータは、タッチパネル付きディスプレイに次々に表示される入力画面に従って、加工条件の各項目について条件を順次入力できる。そのため、オペレータは、各項目が一覧表示された画面から条件を入力する項目を自身で選択する必要がなく、次々に自動的に表示される入力画面に従って各項目の条件を入力できるため、条件の入力漏れが生じない。
さらに、この入力方式によると条件の入力漏れの心配がなくなるため、オペレータは各項目について一つ一つ意味を確認しながら条件を入力できる。そのため、条件の入力間違いの可能性も低減される。
したがって、本発明により加工条件を確実かつ容易に入力できる加工装置、該加工装置の制御ユニットで使用されるプログラム、及び該プログラムが格納された記憶媒体が提供される。
加工装置を模式的に示す斜視図である。 加工ユニットと、被加工物と、を模式的に示す斜視図である。 加工条件設定画面を模式的に示す平面図である。 加工条件の選択画面を模式的に示す平面図である。 入力画面の第1の例を模式的に示す平面図である。 入力画面の第2の例を模式的に示す平面図である。 入力画面の第3の例を模式的に示す平面図である。 入力画面の第4の例を模式的に示す平面図である。 入力画面の第5の例を模式的に示す平面図である。 入力画面の第6の例を模式的に示す平面図である。 入力画面の第7の例を模式的に示す平面図である。 入力画面の第8の例を模式的に示す平面図である。 加工条件の確認画面を模式的に示す平面図である。 プログラムの動作を説明するフローチャートである。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。本実施形態は、被加工物を加工する加工装置、該加工装置の制御ユニットを作動させるプログラム及び該プログラムが格納された記憶媒体である。該加工装置は、例えば、半導体でなるウェーハ等の被加工物を切削する切削装置、該被加工物をレーザ加工するレーザ加工装置、該被加工物を研削する研削装置、または該被加工物を研磨する研磨装置等である。
図2には、加工装置で加工される被加工物1を模式的に示す斜視図が含まれている。まず、被加工物1について説明する。被加工物1は、例えば、シリコン等の半導体材料でなる円形のウェーハであり、その表面1a側には互いに交差するストリートと呼ばれる複数の分割予定ライン3が設定される。分割予定ライン3によって区画された各領域には、IC、LSI等のデバイス5が形成されている。被加工物1を分割予定ライン3に沿って分割すると、個々のデバイスチップを製造できる。
なお、被加工物1はシリコン等の半導体材料でなる円形のウェーハ以外でもよく、被加工物1の材質、形状、構造等に制限はない。例えば、セラミックス、樹脂、金属等の材料でなる矩形の基板を被加工物1として用いることもできる。デバイス5の種類、数量、配置等にも制限はない。
被加工物1が加工装置に搬入される際には、被加工物1は粘着テープ7と、環状フレーム9と、と一体化されてフレームユニット11が形成される。そして、被加工物1は、フレームユニット11の状態で加工装置に搬入され加工される。
フレームユニット11は、環状フレーム9と、環状フレーム9の開口を塞ぐように貼られた粘着テープ7と、を含む。被加工物1の裏面1b側には、環状フレーム9の該開口に露出した粘着テープ7が貼着されている。すなわち、被加工物1は、粘着テープ7を介して環状フレーム9に支持されている。ただし、被加工物1は環状フレーム9により支持されていなくてもよく、裏面1b側に粘着テープ7が貼着されなくてもよい。
図1は、本実施形態に係る加工装置の一例である切削装置2を模式的に示す斜視図である。以下、該加工装置が切削装置2である場合を例に説明するが、本実施形態に係る加工装置は切削装置2に限定されない。
切削装置2は、各構成要素を支持する基台4を備える。基台4の前方の角部には開口4aが形成されており、この開口4a内には昇降機構(不図示)によって昇降するカセット支持台8が設けられている。カセット支持台8の上面には、複数の被加工物1を収容するカセット10が搭載される。なお、図1では説明の便宜上、カセット10の輪郭のみを示している。
カセット支持台8の側方には、長手方向がX軸方向(前後方向、加工送り方向)に沿うように矩形の開口4bが形成されている。開口4b内には、ボールネジ式のX軸移動機構(不図示)と、X軸移動機構の上部を覆うテーブルカバー14及び防塵防滴カバー16と、が配置されている。X軸移動機構は、テーブルカバー14によって覆われたX軸移動テーブル(不図示)を備えており、このX軸移動テーブルをX軸方向に移動させる。
X軸移動テーブルの上面にはテーブルカバー14から露出するように保持ユニット18が配設されている。テーブル状の保持ユニット18は、上方に露出した保持面18aに載せられた被加工物1を吸引保持する機能を有する。保持ユニット18は、モータ等の回転駆動源(不図示)に連結されており、Z軸方向(鉛直方向)に概ね平行な回転軸の周りに回転する。
保持ユニット18は、被加工物1と同様の径のポーラス部材18cと、該ポーラス部材18cを覆う枠体と、を備える。保持ユニット18の内部には、保持ユニット18の外部に設けられたエジェクタ等の吸引源(不図示)に一端が接続された吸引路(不図示)が形成されている。吸引路の他端は、ポーラス部材18cに達している。
保持ユニット18の保持面18aには、ポーラス部材18cの上面が露出されている。ポーラス部材18cの上面は、被加工物1と同等の径を有し、X軸方向及びY軸方向に対して概ね平行に形成されている。さらに、保持ユニット18の周囲には、被加工物1を支持する環状フレーム9を固定するための複数のクランプ18bが設けられている。
被加工物1を保持ユニット18で保持する際には、まず、フレームユニット11を保持ユニット18の保持面18a上に載せる。そして、吸引路を介して吸引源と、ポーラス部材18cと、を接続し、粘着テープ7を介して被加工物1に負圧を作用させる。
切削装置2は、開口4bに隣接する領域に、被加工物1を保持ユニット18等へと搬送する搬送ユニット(不図示)を備える。カセット支持台8の側方に近接する位置には、被加工物1を仮置きするための仮置き機構が設けられている。仮置き機構は、例えば、Y軸方向(割り出し送り方向)に平行な状態を維持しながら接近、離隔される一対のガイドレール12を含む。一対のガイドレール12は、搬送ユニットによりカセット10から引き出された被加工物1をX軸方向に沿って挟み込んで所定の位置に合わせる。
所定の位置に合わされた被加工物1は、搬送ユニットにより引き上げられ保持ユニット18へと搬送される。このとき、一対のガイドレール12を互いに離隔させ、被加工物1を一対のガイドレール12の間に通す。
保持ユニット18の上方には、環状の切削ブレードによって被加工物1を切削する第1の加工ユニット24aと、第2の加工ユニット24bと、が設けられている。基台4の上面には、第1の加工ユニット24a,第2の加工ユニット24bと、を支持するための門型の支持構造20が、開口4bを跨ぐように配置されている。
支持構造20の前面上部には、第1の加工ユニット24aをY軸方向及びZ軸方向に移動させる第1の移動ユニット22aと、第2の加工ユニット24bをY軸方向及びZ軸方向に移動させる第2の移動ユニット22bとが設けられている。第1の移動ユニット22aはY軸移動プレート28aを、第2の移動ユニット22bはY軸移動プレート28bをそれぞれ備える。2つのY軸移動プレート28a,28bは、支持構造20の前面にY軸方向に沿って配置された一対のY軸ガイドレール26にスライド可能に装着されている。
Y軸移動プレート28aの裏面側(後面側)にはナット部(不図示)が設けられており、このナット部にはY軸ガイドレール26に対して概ね平行なY軸ボールネジ30aが螺合されている。また、Y軸移動プレート28bの裏面側(後面側)にはナット部(不図示)が設けられており、このナット部にはY軸ガイドレール26に対して概ね平行なY軸ボールネジ30bが螺合されている。
Y軸ボールネジ30aの一端部には、Y軸パルスモータ32aが連結されている。Y軸パルスモータ32aによってY軸ボールネジ30aを回転させることにより、Y軸移動プレート28aがY軸ガイドレール26に沿ってY軸方向に移動する。また、Y軸ボールネジ30bの一端部には、Y軸パルスモータ(不図示)が連結されている。該Y軸パルスモータによってY軸ボールネジ30bを回転させることにより、Y軸移動プレート28bがY軸ガイドレール26に沿ってY軸方向に移動する。
Y軸移動プレート28aの表面(前面)側には、一対のZ軸ガイドレール34aがZ軸方向に沿って設けられており、Y軸移動プレート28bの表面(前面)側には、Z軸方向に沿って一対のZ軸ガイドレール34bが設けられている。また、一対のZ軸ガイドレール34aにはZ軸移動プレート36aがスライド可能に取り付けられ、一対のZ軸ガイドレール34bにはZ軸移動プレート36bがスライド可能に取り付けられている。
Z軸移動プレート36aの裏面側(後面側)にはナット部(不図示)が設けられており、このナット部にはZ軸ガイドレール34aに対して概ね平行な方向に沿うように設けられたZ軸ボールネジ38aが螺合されている。Z軸ボールネジ38aの一端部にはZ軸パルスモータ40aが連結されており、このZ軸パルスモータ40aによってZ軸ボールネジ38aを回転させることにより、Z軸移動プレート36aがZ軸ガイドレール34aに沿ってZ軸方向に移動する。
Z軸移動プレート36bの裏面側(後面側)にはナット部(不図示)が設けられており、このナット部にはZ軸ガイドレール34bに対して概ね平行な方向に沿うように設けられたZ軸ボールネジ38bが螺合されている。Z軸ボールネジ38bの一端部にはZ軸パルスモータ40bが連結されており、このZ軸パルスモータ40bによってZ軸ボールネジ38bを回転させることにより、Z軸移動プレート36bがZ軸ガイドレール34bに沿ってZ軸方向に移動する。
Z軸移動プレート36aの下部には第1の加工ユニット24aが設けられている。第1の加工ユニット24aに隣接する位置には、保持ユニット18によって吸引保持された被加工物1を撮影するためのカメラユニット46aが設けられている。また、Z軸移動プレート36bの下部には第2の加工ユニット24bが設けられている。第2の加工ユニット24bに隣接する位置には、保持ユニット18によって吸引保持された被加工物1を撮影するためのカメラユニット46bが設けられている。
第1の移動ユニット22aによって第1の加工ユニット24a及びカメラユニット46aのY軸方向及びZ軸方向の位置が制御され、第2の移動ユニット22bによって第2の加工ユニット24b及びカメラユニット46bのY軸方向及びZ軸方向の位置が制御される。第1の加工ユニット24aの位置と、第2の加工ユニット24bの位置と、はそれぞれ独立に制御される。
図2は、切削ブレード44を備える加工ユニット24(第1の加工ユニット24aまたは第2の加工ユニット24b)で切削される被加工物1を模式的に示す斜視図である。なお、図2では保持ユニット18のクランプ18bやカメラユニット46a,46b等が省略されている。加工ユニット(切削ユニット)24は、円環状の切削ブレード44と、切削ブレード44の中央の貫通孔に突き通されるスピンドル(不図示)と、を備える。スピンドルを回転させると切削ブレード44を回転できる。
切削ブレード44は、ダイヤモンド等の無数の砥粒と、該砥粒を分散固定するボンドと、を含む砥石部を外周に備える。切削ブレード44を回転させながら、分割予定ライン3に沿って該砥石部を被加工物1に接触させると、被加工物1が切削されて加工痕3aが形成される。
被加工物1を加工する際には、まず、保持ユニット18で保持された被加工物1の表面1aをカメラユニット46a,46bで撮影し、分割予定ライン3を検出する。そして、分割予定ライン3の伸長方向と、加工送り方向(X軸方向)と、が合致するように保持ユニット18を保持面18aに垂直な軸の周りに回転させる。その後、分割予定ライン3の端部上方に切削ブレード44を位置付け、切削ブレード44を回転させる。
その後、切削ブレード44の下端が被加工物1の裏面1bよりも下側の粘着テープ7に達するように加工ユニット24を下降させる。そして、被加工物1をX軸方向に沿って加工送りすると、被加工物1が切削されて分割予定ライン3に沿って加工痕(切削溝)3aが形成される。一つの分割予定ライン3に沿って被加工物1を加工した後、加工ユニット24をX軸方向に直交するY軸方向に割り出し送りし、他の分割予定ライン3に沿って同様に被加工物1を加工する。
こうして次々に被加工物1を加工し、一つの方向に沿った全ての分割予定ライン3に沿って被加工物1を加工した後、保持ユニット18を保持面18aに垂直な軸の周りに回転させ、他の方向に沿った分割予定ライン3を加工送り方向に合わせる。その後、他の方向に沿った分割予定ライン3に沿って被加工物1を次々に加工する。すべての分割予定ライン3に沿って被加工物1が加工され加工痕3aが形成されると、切削装置2による被加工物1の加工が完了する。
図1を用いて切削装置(加工装置)2についてさらに説明する。開口4bに対して開口4aと反対側の位置には、開口4cが形成されている。開口4c内には被加工物1を洗浄するための洗浄ユニット48が配置されており、保持ユニット18上で加工された被加工物1は、洗浄ユニット48によって洗浄される。洗浄ユニット48で洗浄された被加工物1は、再びカセット10に収納される。
さらに、切削装置2は、各種の情報等を表示できるタッチパネル付きディスプレイ50を備える。タッチパネル付きディスプレイ50は、液晶パネル、有機ELパネル等の矩形状のディスプレイと、該ディスプレイと同様の形状で該ディスプレイに重ねられた透明なタッチパネルと、を備える。
タッチパネル付きディスプレイ50は、切削装置2や被加工物1の状態を示す情報、加工の進行状況を示す情報、または、異常の有無を示す情報等を表示し、これらの情報を切削装置2のオペレータ等に報知する表示ユニットとして機能する。また、タッチパネル付きディスプレイ50は、各種の情報の入力に使用できる入力インターフェースとして機能する。タッチパネル付きディスプレイ50には各種の操作画面が表示され、オペレータは操作画面を通じて各種の指令を切削装置2に入力して該切削装置2を操作できる。
また、切削装置2は、各構成要素を制御する制御ユニット52を備える。制御ユニット52は、X軸方向移動機構、移動ユニット22a,22b、加工ユニット24a,24b、カメラユニット46a,46b、保持ユニット18、洗浄ユニット48、タッチパネル付きディスプレイ50、各種の搬送装置等を制御する。そして、制御ユニット52は加工制御部52bを備え、被加工物1を保持する保持ユニット18と、加工ユニット24a,24bと、を制御して切削装置2における被加工物1の加工を進行させる。
制御ユニット52は、例えば、CPU(Central Processing Unit)に代表されるプロセッサ等の処理装置と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の主記憶装置と、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置と、を含むコンピュータによって構成されている。
補助記憶装置には、所定のプログラムを含むソフトウェアが記憶されている。このソフトウェアに従い処理装置を動作させることによって、制御ユニット52の機能が実現される。なお、補助記憶装置の一部は、制御ユニット52に特定の動作を実行させるプログラムを記憶した記憶部52aとして機能する。そして、記憶部52aに記憶されるプログラム等のソフトウェアに従い処理装置を動作させることによって、ソフトウェアと処理装置(ハードウェア資源)とが協働した具体的手段として機能する。
ここで、プログラムは、コンピュータで読み取り可能で非一時的な記憶媒体56に記憶されてもよい。記憶媒体56は、処理装置が使用する命令を保持および格納可能な有形のデバイスであり、例えば、磁気記憶装置、光学記憶装置、電磁記憶装置、半導体記憶装置等である。該記憶媒体のより具体的な例は、CD-ROM、DVD、フラッシュメモリ等である。
そして、切削装置2は、記憶媒体56を読み込んで該プログラムを引き出し可能なリーダー54を備えてもよく、該プログラムは、リーダー54を通じて記憶媒体56から制御ユニット52の補助記憶装置(記憶部52a)に提供される。または、該プログラムは、有線または無線等による通信回線等を介して記憶媒体56から制御ユニット52に提供されてもよい。例えば、インターネット回線を経由して制御ユニット52に提供される。
制御ユニット52の記憶部52aは、被加工物1を加工ユニット24a,24bで加工する加工条件、各種の情報やプログラムを記憶する。記憶部52aに記憶される加工条件は、加工の対象となる被加工物1の形状・種別・大きさ、切削ブレード44の回転速度や切り込み深さ、加工送り速度等の情報を含む。加工条件の各項目の詳細については、図3等を用いて後述する。
記憶部52aには複数の加工条件が予め登録されており、加工対象となる被加工物1を加工するのに適した条件が適宜選択され、参照される。制御ユニット52は、記憶部52aに登録された加工条件に従って保持ユニット18と、加工ユニット24a,24bと、を制御する加工制御部52bをさらに有する。また、制御ユニット52は、タッチパネル付きディスプレイ50を制御して所定の画像を表示させる表示制御部52cを備える。
切削装置(加工装置)2で新たな種別の被加工物1を加工する際や、被加工物1を新たな加工条件で加工する際には、オペレータは制御ユニット52の記憶部52aに新たな加工条件を記憶させる。この際、オペレータは、タッチパネル付きディスプレイ50を利用する。加工条件の登録時、表示制御部52cは、タッチパネル付きディスプレイ50に加工条件の設定画面を表示させる。
図3は、タッチパネル付きディスプレイ50に表示される加工条件設定画面70の一例を模式的に示す平面図である。従来、加工条件設定画面70では、加工条件に含まれる各項目が一覧表示される。ここで、加工条件設定画面70について説明する。この加工条件設定画面70には、加工条件に含まれる複数の項目が含まれる。また、加工条件設定画面70は、加工条件に含まれる複数の項目にそれぞれ対応する複数の入力欄を含む。この入力欄には、加工条件の項目の内容を指定する情報(数値、文字列等)が入力される。
具体的には、加工条件設定画面70は、その左側の領域に、加工条件名(データ名)が入力される入力欄72、加工ユニット24a,24bが備えるスピンドルの回転数(切削ブレード44の回転数)がそれぞれ入力される入力欄74a,74b、被加工物1の形状が入力される入力欄76、被加工物1のサイズが入力される入力欄78、被加工物1の厚さが入力される入力欄80、被加工物1に貼付された粘着テープ7の厚さが入力される入力欄82を含む。
例えば、入力欄76には、被加工物1が平面視で円形であることを示す文字列“ROUND”、又は、被加工物1は平面視で矩形状(方形)であることを示す文字列“SQUARE”が選択的に入力される。そして、入力欄78は、被加工物1が円形である場合に被加工物1の直径が入力される入力欄78aを含む。また、入力欄78は、被加工物1が矩形状(方形)である場合に、被加工物1の長さが入力される入力欄78bと、被加工物1の幅が入力される入力欄78cと、を含む。
また、加工条件設定画面70は、その右側の領域に、切削ブレード44の保持ユニット18に対する高さが入力される入力欄84、加工送りの速度が入力される入力欄86、被加工物1の切削ブレード44によって切削される領域の間隔(分割予定ラインの間隔)、すなわちインデックス値が入力される入力欄88を含む。
入力欄84は、加工ユニット24aに装着された切削ブレード44(第1切削ブレード)の高さが入力される入力欄84aと、加工ユニット24bに装着された切削ブレード44の高さが入力される入力欄84bと、を含む。また、入力欄88は、第1の水平方向におけるインデックス値が入力される入力欄88aと、第1の水平方向と垂直な第2の水平方向におけるインデックス値が入力される入力欄88bと、を含む。
入力欄88の下側には、被加工物1の加工中に切削ブレード44の高さを自動で下降させる動作の条件が入力される入力欄90が表示される。切削ブレード44で被加工物1を加工すると、切削ブレード44の外周部が摩耗し、切削ブレード44の直径が徐々に減少する。そのため、切削加工中には、切削ブレード44の摩耗量に応じて切削ブレード44を下降させるオートダウンが行われることがある。入力欄86には、このオートダウンの条件が入力される。
入力欄90は、加工ユニット24aに装着された第1の切削ブレード44による被加工物1の切削距離の基準値(スペック長)が入力される入力欄92aと、該スペック長に対する第1の切削ブレード44の下降距離が入力される入力欄94aと、を含む。また、入力欄90は、加工ユニット24bに装着された第2の切削ブレード44による被加工物1の切削距離の基準値(スペック長)が入力される入力欄92bと、該スペック長に対する第2の切削ブレード44の下降距離が入力される入力欄94bと、を含む。
第1の切削ブレード44による被加工物1の切削中、第1の切削ブレード44による被加工物1の切削距離が入力欄92aに入力されている値以上となると、第1の切削ブレードが入力欄94aに入力されている距離分だけ下降する。同様に、第2の切削ブレード44による被加工物1の切削中、第2の切削ブレード44による被加工物1の切削距離が入力欄92bに入力されている値以上となると、第2の切削ブレードが入力欄94bに入力されている距離分だけ下降する。
また、入力欄90の下側には、オートセットアップが実施されるための条件が入力される入力欄96が表示される。オートセットアップは、切削ブレード44による被加工物1の切削量が所定量に達した際に、切削ブレード44の摩耗量(径の減少量)を検出し、その摩耗量に応じて切削ブレード44の高さを調節する動作である。
入力欄96は、オートセットアップが実施されるタイミングが入力される入力欄98を含む。例えば入力欄98には、一の被加工物1の加工が完了したタイミングでオートセットアップの実施を許可するモードを示す文字列“カット後”、又は、一の被加工物1の加工中にもオートセットアップの実施を許可するモードを示す文字列“カット中”が入力される。
オートセットアップが実施される条件は、切削ブレード44が被加工物1を切削した距離、又は、切削ブレード44が被加工物1を切削したラインの数によって指定される。具体的には、入力欄96は、加工ユニット24aに装着された第1の切削ブレード44の切削距離の基準値が入力される入力欄100aと、第1の切削ブレード44の切削ライン数の基準値が入力される入力欄102aとを含む。また、入力欄96は、加工ユニット24bに装着された第2の切削ブレード44の切削距離の基準値が入力される入力欄100bと、第2の切削ブレード44の切削ライン数の基準値が入力される入力欄102bと、を含む。
第1の切削ブレード44による被加工物1の切削中、第1の切削ブレード44の切削距離が予め入力欄100aに入力されている切削距離以上、又は、第1の切削ブレード44の切削ライン数が予め入力欄102aに入力されている切削ライン数以上となった状態で、入力欄96に入力されたタイミングが到来すると、第1の切削ブレード44のオートセットアップが実施される。具体的には、第1の切削ブレード44の消耗量(径)が検出され、その消耗量に応じて第1の切削ブレード44の高さが変更される。変更後の第1の切削ブレード44の高さは、入力欄84aに入力される。第2の切削ブレード44のオートセットアップも、同様の手順で実施される。
なお、切削ブレード44の消耗量の検出方法に制限はない。例えば、切削装置2には透過型の光電センサ等の検出器が設けられており、この検出器を用いて切削ブレード44の消耗量(径の減少量)が検出される。また、変更後の切削ブレード44の高さは、切削ブレード44の消耗量に応じて自動で設定されてもよいし、オペレータが消耗量に応じて設定してもよい。
被加工物1の加工中には、オートダウンとオートセットアップの一方のみを実施してもよいし、両方を実施してもよい。オートダウンとオートセットアップとを併用すると、オートセットアップによって切削ブレード44の下降量が切削ブレード44の実際の摩耗量に基づいて適切に調節されるとともに、オートダウンによってオートセットアップに要する時間が短縮される。
加工条件設定画面70の右欄外には、加工条件の入力が完了し記憶部52aに該加工条件を登録することを指示するボタン120と、加工条件の登録作業をやめ加工条件設定画面70から抜けることを指示するボタン122と、が表示される。オペレータは、ボタン120またはボタン122をタッチすることで加工条件の入力を終了する。
ここまで詳細に説明した通り、加工条件設定画面70を通して設定可能な加工条件の項目は多岐に渡り、各項目にはそれぞれ固有の意味がある。そして、被加工物1に形成されたデバイスの形状や、望まれる加工結果等に応じて、各項目に適切に条件を設定する必要がある。さらに、加工条件には、この加工条件設定画面70では表示しきれないその他の項目も存在する。例えば、被加工物1の種別や、洗浄ユニット48による洗浄の条件等であり、別の画面によるさらなる条件の設定が必要となる場合がある。
切削装置(加工装置)2の操作に慣れた熟練のオペレータであれば、タッチパネル付きディスプレイ50に表示される加工条件設定画面70等に表示された各項目を順次選択し、当該項目における条件を入力して、加工条件の設定登録を意図通りに完了できる。しかしながら、経験の浅い初心者のオペレータであると、設定画面に表示された各項目の意味を完全には理解できず、入力漏れや入力間違いが高頻度で生じる。
オペレータが加工条件の適切な入力に失敗した場合、目的とは異なる条件で被加工物1が加工されて所望の加工結果が得られないだけでなく、想定された程度を超える高い負荷が切削装置(加工装置)2にかかり、切削装置2に損傷が生じるおそれもある。そのため、オペレータの習熟度に関係なく制御ユニット52の記憶部52aに確実かつ容易に加工条件を入力できる加工装置やその制御システム等が求められる。
そこで、本実施形態に係る切削装置(加工装置)2、プログラム及び該プログラムが格納された記憶媒体56によると、切削装置2の制御ユニット52において次に説明する入力方法での加工条件の設定登録を可能とする。まず、この入力方法について概要を説明すると、この入力方法では、タッチパネル付きディスプレイ50に加工条件の各項目についての入力画面が一つ一つ順番に表示される。そして、オペレータは、各入力画面を使用して各項目の条件を一つ一つ入力する。
この入力方法は、対話形式ともウィザード形式とも呼ぶことができる。この入力方法においては、オペレータが各項目の意味するところを十分に把握できるように、各入力画面に加工条件の各項目についての説明文や説明図を付すことが可能となる。その上、設定が必要な項目が自動的に次々に表示されるため、条件の入力漏れが生じない。
以下、この入力方法を詳述することで本実施形態についてさらに説明する。図4は、設定の対象となる加工条件を選択するための選択画面130を模式的に示す平面図である。選択画面130の上部には、加工条件が一覧表示されていることを説明する画面説明文132が付されている。選択画面130には、記憶部52aの記憶領域のフォルダ構造図134と、選択されたフォルダの内部のファイルリスト136と、が表示されている。
図4の選択画面130に表示されたファイルリスト136では、既存の3つの加工条件の名称136aが表示されており、それぞれの名称136aの横に加工条件の概要を示す説明文136bが付されている。
例えば、ファイルリスト136に表示された加工条件から編集対象として3番目の加工条件を選択すると、3番目の加工条件の表示欄がハイライト表示され、選択加工条件名表示欄138にその名称が表示される。また、選択画面130では、ファイルリスト136の下方に、選択された加工条件の最終編集日の表示欄140と、加工条件の登録日の表示欄142と、が表示される。
選択画面130の右端の下部には、選択された加工条件を通常通りの入力方法で編集するためのボタン144が表示されている。編集対象の加工条件を選択しオペレータがこのボタン144をタッチすると、図3に示された加工条件設定画面70が表示され、従来の入力方法により加工条件の各項目の条件を入力できる。また、ボタン144の下には、加工条件の選択を取りやめるボタン146が表示されている。
さらに、選択画面130の右端の上部には、選択された加工条件を対話形式ともウィザード形式とも呼べる入力方法で加工条件を編集するためのボタン148が表示されている。オペレータがボタン148をタッチすると、記憶部52aに記憶されたプログラムに従って表示制御部52cは、タッチパネル付きディスプレイ50に図5に示す入力画面150を表示させる。そして、この入力方式による一連の入力動作が開始される。
図5は、第1の例に係る入力画面150を模式的に示す平面図である。入力画面150の上部には、該入力画面150が被加工物1の形状に関する入力画面であることを説明する画面説明文152が付されている。この画面説明文152には、図5に示す通り、この入力方法の第1段階であることが示す数字が含まれてもよい。
入力画面150には、被加工物1の形状の選択肢が示されており、より詳細には、被加工物1が円形であることを選択するためのボタン154と、被加工物1が矩形状であることを選択するためのボタン156と、が表示されている。各ボタン154,156には、そのボタン154,156で入力される被加工物1の形状を模式的に示す絵が付されている。オペレータは、この絵を視認することによりそのボタン154,156をタッチして選択することで入力される条件の内容を直感的に理解できる。
例えば、切削装置2で加工しようとする被加工物1の形状が円板状である場合、オペレータは入力画面150においてボタン154をタッチする。すると、加工条件における被加工物1の形状についての項目において円形であるとの条件が入力される。表示制御部52cは、被加工物1の形状についての項目についてオペレータによる条件の入力が完了した後、加工条件の次の項目の条件の入力に使用される次の入力画面をプログラムに従ってタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。
図6は、第2の例に係る入力画面160を模式的に示す平面図である。入力画面160の上部には、画面説明文162が付されている。入力画面160には、被加工物1の大きさの選択肢が示されている。被加工物1が円形であるとの情報が入力されていた場合、例えば、規格化された被加工物1のサイズが選択肢として入力画面160に表示される。
より詳細には、6インチであることを条件として入力するためのボタン164と、8インチであることを条件として入力するためのボタン166と、12インチであることを条件として入力するためのボタン168と、が入力画面160に表示されている。また、入力画面160の右端の下部には、前の入力画面150(図5参照)に戻るとの指示を入力するためのボタン170が表示されている。
各ボタン164,166,168には、そのボタン164,166,168で入力される被加工物1のサイズを模式的に示す絵、文字、及び数字が付されている。そして、オペレータは、3つのボタン164,166,168のうち一つをタッチして選択するだけで大きさの条件を入力できる。
例えば、切削装置2で加工しようとする被加工物1のサイズが8インチである場合、オペレータは入力画面160においてボタン166をタッチする。すると、加工条件における被加工物1のサイズについての項目において8インチであるとの条件が入力される。表示制御部52cは、被加工物1のサイズについての項目についてオペレータによる条件の入力が完了した後、加工条件の次の項目の条件の入力に使用される次の入力画面をプログラムに従ってタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。
図7は、第3の例に係る入力画面172を模式的に示す平面図である。入力画面172の上部には、画面説明文174が付されている。入力画面172には、該入力画面172で入力できる加工条件の項目を視覚的に説明する説明図176が表示されている。この説明図176には、円形の被加工物1を表す絵178と、第1の方向(CH1)に沿った分割予定ライン3を表す複数の線182と、第2の方向(CH2)に沿った分割予定ライン3を表す複数の線180と、が含まれる。
さらに、入力画面172には、第1の方向に沿った分割予定ライン3の間隔を表す矢印184と、入力欄188が該間隔の入力欄であることを示す説明文186と、該間隔を入力するための入力欄188と、が含まれている。また、入力画面172には、第2の方向に沿った分割予定ライン3の間隔を表す矢印190と、入力欄194が該間隔の入力欄であることを示す説明文192と、該間隔を入力するための入力欄194と、が含まれている。
オペレータは、タッチパネル付きディスプレイ50に表示された入力画面172を視認するだけで加工条件の項目として分割予定ライン3の間隔の条件の入力が求められていることを直感的に理解できる。
そして、表示制御部52cは、オペレータが入力欄188をタッチしたとき、数字の入力に使用できるテンキーの画像(不図示)をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。オペレータは、表示されたテンキーをタッチして第1の方向(CH1)における該間隔の数字を入力する。また、表示制御部52cは、オペレータが入力欄194をタッチしたとき、テンキーの画像(不図示)を表示させる。オペレータは、表示されたテンキーをタッチして第2の方向(CH2)における該間隔の数字を入力する。
入力画面172の右側上部には、分割予定ライン3の間隔の入力欄188,194に入力される数字の単位を切り替えられる選択欄200が表示されている。この選択欄200では、入力欄188,194に入力される数字の単位としてミリメートルとインチのいずれかを選択できる。また、入力画面172の右側下部には、次の入力画面に進むためのボタン196と、前の入力画面160(図6参照)に戻るためのボタン198と、が表示されている。
オペレータは、入力欄188,194に該間隔の数字を入力した後、ボタン196をタッチする。すると、分割予定ライン3の間隔についての項目の条件の入力が完了する。その後、表示制御部52cは、プログラムに従って加工条件の次の項目の条件の入力に使用される次の入力画面をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。
ところで、被加工物1が矩形状である場合、オペレータは、図5に示す入力画面150において、被加工物1が矩形状であることを条件として入力できるボタン156をタッチする。このとき、表示制御部52cは、被加工物1が矩形状である場合における被加工物1の大きさ及び分割予定ライン3の間隔の入力画面202(図8)をプログラムに従ってタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。
図8は、第4の例に係る入力画面202を模式的に示す平面図である。入力画面202の上部には、画面説明文204が付されている。入力画面202には、該入力画面202で入力できる加工条件の項目を視覚的に説明する説明図206が表示されている。説明図206には、矩形の被加工物1を表す絵208と、第1の方向(CH1)に沿った分割予定ライン3を表す複数の線212と、第2の方向(CH2)に沿った分割予定ライン3を表す複数の線210と、が含まれる。
さらに、説明図206には、第1の方向における被加工物1のサイズを表す矢印220が含まれ、入力画面202の矢印220の近傍には、第1の方向における被加工物1のサイズの入力欄224と、入力欄224を説明する説明文222と、表示される。また、説明図206には第2の方向における被加工物1のサイズを表す矢印214が含まれ、入力画面202の矢印214の近傍には、第2の方向における被加工物1のサイズの入力欄218と、入力欄218を説明する説明文216と、が表示される。
また、説明図206には、第1の方向に沿った分割予定ライン3の間隔を表す矢印226が含まれ、入力画面202の矢印226の近傍には、第1の方向に沿った分割予定ライン3の間隔の入力欄230と、入力欄230を説明する説明文228と、表示される。また、説明図206には第2の方向に沿った分割予定ライン3の間隔を表す矢印232が含まれ、入力画面202の矢印232の近傍には、第2の方向に沿った分割予定ライン3の間隔の入力欄236と、入力欄236を説明する説明文234と、が表示される。
このように、一つの入力画面202において、加工条件に含まれる複数の項目の条件が同時に入力及び設定可能であってもよい。オペレータに混乱を生じさせない場合や、項目の説明が簡潔になりオペレータの理解が容易となる場合、条件の入力の効率の上がることが見込まれる場合には、一つの入力画面202で複数の項目の条件を入力可能であることが好ましい。
入力画面202の右側上部には、入力欄218,224,230,236に入力される数字の単位を切り替えられる選択欄200が表示されている。また、入力画面202の右側下部には、次の入力画面に進むためのボタン238と、前の入力画面150(図5参照)に戻るためのボタン240と、が表示されている。
被加工物1の形状等に関する入力画面150,160,172,202を通して加工条件の被加工物1の形状等に関する項目について入力が完了した後、該加工条件における被加工物1を加工する加工ユニット24a,24bの動作に関する項目について入力する。図9は、第5の例に係る入力画面244を模式的に示す平面図である。入力画面244の上部には、入力画面244が加工ユニット24a,24bの動作に関する項目の入力画面であることを説明する画面説明文246が付されている。
図9に示す入力画面244では、切削装置2が備える2つの加工ユニット24a,24bのうち被加工物1の加工に使用する加工ユニット24a,24bを条件として入力する。入力画面244には、第1の加工ユニット24a(Z1)を使用することを条件として入力するためのボタン252と、第2の加工ユニット24b(Z2)を使用することを条件として入力するためのボタン254と、が表示されている。
さらに、入力画面244には、2つの加工ユニット24a,24bを同時に使用することを条件として入力するためのボタン248と、2つの加工ユニット24a,24bを順番に使用することを条件として入力するためのボタン250と、が表示されている。入力画面244に含まれる各ボタン248,250,252,254には、タッチすることで入力される条件の内容を表す絵が付されている。そのため、オペレータは、これらの絵を視認しながらボタンをタッチして選択することで所望の条件を適切に入力できる。
オペレータがいずれかのボタン248,250,252,254をタッチすると、対応する条件が入力される。そして、表示制御部52cは、次の入力画面258(図10参照)をプログラムに従ってタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。また、入力画面244の右端の下部には、前の入力画面に戻るためのボタン266が設けられている。
図10は、第6の例に係る入力画面258を模式的に示す平面図である。入力画面258の上部には、入力画面258を説明する画面説明文260が付されている。オペレータは、図10に示す入力画面258を利用して加工条件に含まれる一つの項目である被加工物1の材質についての条件を入力する。入力画面258には、被加工物1の材質がシリコンであることを条件として入力するためのボタン262と、被加工物1の材質がシリコン以外であることを条件として入力するためのボタン264と、が含まれる。
なお、被加工物1の材質は、加工ユニット24a,24bによる加工の容易さを左右する。従来、半導体デバイスの材料としてシリコンウェーハが広く用いられており、長年にわたりシリコンウェーハが被加工物1として各種の加工装置で加工されてきた。そして、シリコンウェーハは切削装置2による加工が容易な材質であり、加工についての知見も広く豊富に存在する。そのため、比較的高速に切削ブレード44で被加工物1を切削しても問題が生じにくく、安定的かつ高品質に切削を実施できることが知られている。
その一方で、近年、デバイスチップの用途が多様化しており、搭載されるデバイスの高性能化が進んでおり、それらに伴い、シリコン以外の材質の被加工物1を各種の加工装置で加工する場面が増えている。シリコン以外の材質の被加工物1は、シリコンウェーハよりも脆い場合や硬い場合がある。この場合、切削ブレード44で高速に加工したときに加工痕の品質が悪くなりやすく安定的に加工しにくいため、比較的低速で切削されることが求められる場合がある。
そこで、入力画面258を使用して被加工物1の材質を入力することにより、切削ブレード44及び保持ユニット18の相対的な加工送り速度が条件として設定されてもよい。例えば、被加工物1の材質がシリコンであることを示すボタン262がオペレータによりタッチされた場合、加工送り速度として30.0mm/secの条件が入力される。その一方で、被加工物1の材質がシリコン以外であることを示すボタン264がタッチされた場合、加工送り速度として5.0mm/secの条件が入力される。
このように、入力画面258で表示された各ボタン262,264が意味するものと、加工条件とし入力される項目と、が必ずしも一致する必要はなく、入力される条件が各ボタン262,264等に表示される必要もない。そして、各ボタン262,264には、推奨される条件(推奨値)や標準的な条件(標準値)が紐づけられていてもよく、各ボタン262,264がタッチされることでその標準値等が条件として入力されてもよい。この標準値等は、予め記憶部52aに記憶される。
さらに、記憶部52aに記憶される標準値等は、熟練のオペレータにより編集可能でもよく、切削装置2の製造者により初期設定値が登録されてもよい。また、該標準値等は、制御ユニット52で実行されるプログラム等に含まれてもよく、該プログラムが記憶部52aに記憶される際に同時に記憶部52aに登録されてもよい。
また、入力画面258では、各ボタン262,264がタッチされることにより条件が入力される項目や入力される条件が明示されていてもよい。さらに、例えば、各ボタン262,264をオペレータが長時間タッチし続けることで、該項目や該条件について説明する説明画面がタッチパネル付きディスプレイ50に表示されてもよい。なお、この機能はボタン262,264に限定されない。表示制御部52cは、プログラムの機能に従って該説明画面をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させてもよい。
さらに、入力画面258では、ボタン262,264がタッチされることで間接的に入力される条件以外の条件をオペレータが入力したい場合に該オペレータが任意の条件を入力できるように、直接的に条件を指定できる入力欄(不図示)が表示されてもよい。例えば、入力画面258では、ボタン262,264とは別に、オペレータが任意の条件を入力するための任意条件入力ボタン(不図示)が表示されてもよい。
入力画面258の右端の下部には、前の入力画面に戻るためのボタン266が設けられており、このボタン266がタッチされると一つ前に表示されていた入力画面がタッチパネル付きディスプレイ50に表示される。また、入力画面258のいずれかのボタン262,264がオペレータによりタッチされたとき、表示制御部52cは、プログラムに従って次の入力画面268(図11参照)をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。
図11は、第7の例に係る入力画面268を模式的に示す平面図である。入力画面268の上部には、入力画面268が被加工物1の厚さに関する条件及び切削ブレード44の高さに関する条件の入力画面であることを説明する画面説明文270が付されている。
入力画面268には、裏面側に粘着テープ7が貼着された被加工物1を切削ブレード44が切削する様子を模式的に示す説明図272が含まれている。説明図272には、被加工物1の断面を表す領域274と、粘着テープ7の断面を表す領域276と、切削ブレード44の断面を表す領域278と、が含まれる。
また、説明図272には、被加工物1の厚さを表す矢印274aが含まれ、入力画面268の矢印274aの近傍には、被加工物1の厚さの入力欄282と、入力欄282を説明する説明文280と、が設けられる。さらに、説明図272には、粘着テープ7の厚さを表す矢印276aが含まれ、入力画面268の矢印276aの近傍には、粘着テープ7の厚さの入力欄286と、入力欄286を説明する説明文284と、が設けられる。
そして、表示制御部52cは、オペレータが入力欄282,286をタッチしたとき、数字の入力に使用できるテンキーの画像(不図示)をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。オペレータは、表示されたテンキーをタッチして数字を入力する。入力画面268の右側上部には、入力欄282,286に入力される数字の単位を切り替えられる選択欄304が表示されている。
また、説明図272には、切削ブレード44の最下点の高さを表す矢印278aが含まれ、入力画面268の矢印278aの近傍には、切削ブレード44の最下点の高さの表示欄290と、表示欄290を説明する説明文288が表示される。さらに、説明図272には、切削ブレード44の厚さを表す矢印278bが含まれる。
また、入力画面268の矢印278bの近傍には、第1の加工ユニット24aの切削ブレード44の厚さの表示欄294と、第2の加工ユニット24bの切削ブレード44の厚さの表示欄296と、表示欄294,296を説明する説明文292と、が設けられる。
ここで、表示欄290,294,296には、他の入力画面等で入力された条件から所定の計算式で算出される値、他の入力画面で入力された条件そのもの、または、予め記憶部52aに登録された条件等が表示される。該計算式は、制御ユニット52で実行されるプログラムに記載されていてもよい。オペレータは、入力画面268に表示された入力欄282,286に条件を入力する際に、これらの表示欄290,294,296に表示された条件等を参照できる。
また、表示欄290,294,296に表示される条件等は、入力欄282,286に条件が入力されたときに変化してもよい。この場合、オペレータは、入力欄282,286に条件を入力したときに変動した表示欄290,294,296に表示される条件等を見て、意図通りに適切な条件を入力欄282,286に入力できたか否かを確認できる。
例えば、表示欄290に表示される切削ブレード44の最下点の高さは、次のように算出される。まず、予め記憶部52aに登録された切削ブレード44の厚さを2で除し、これに0.01mmを加える。そして、算出された値を入力欄286に入力された粘着テープ7の厚さの値から引く。表示欄290には、この計算結果の数字が表示される。この計算では、被加工物1を高品質で切削できる切削ブレード44の最下点の高さが算出される。
加工を繰り返す間に、切削ブレード44の角部が徐々に欠落して断面形状に円弧形状が現れる。切削ブレード44の断面の該円弧形状の一部が被加工物1の裏面1bにかかる状態で被加工物1を切削ブレード44で切削すると、被加工物1に形成される切断面にこの円弧形状が反映された部分が生じてしまい、品質の低い切断面となる。そこで、この計算では、該円弧形状が被加工物1の裏面1bよりも確実に低い位置となると見込まれるときの切削ブレード44の最下点の高さが算出される。
さらに、入力画面268には、入力欄282,286に入力される条件について、特有の注意事項や禁止事項等を説明する警告情報298が表示されてもよい。または、オペレータが入力欄282,286に入力した条件が他の項目の条件等と互いに許容しない関係となるときや、許容範囲される範囲外の条件である場合、警告画面がタッチパネル付きディスプレイ50に表示されてもよい。すなわち、表示制御部52cは、該警告画面をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させてもよい。
入力画面268の右端の下部には、次の入力画面306(図12参照)をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させるためのボタン300が設けられている。オペレータは、入力欄282,286に数字を入力した後、ボタン300をタッチする。すると、被加工物1の厚さについての項目の条件と、粘着テープ7の厚さについての項目の条件と、の入力が完了する。その後、表示制御部52cは、加工条件の次の入力画面306をプログラムに従ってタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。
図12は、第8の例に係る入力画面306を模式的に示す平面図である。入力画面306の上部には、入力画面306が加工後の被加工物1を洗浄ユニット48(図1参照)で洗浄する際の条件の入力画面であることを説明する画面説明文308が付される。
入力画面306には、被加工物1に高圧空気と洗浄液(純水等)の混合流体を噴射して標準的な時間で洗浄することを条件として選択するためのボタン312が含まれている。オペレータがボタン312をタッチすると、例えば、混合流体の噴射による洗浄を被加工物1に60秒間実施し、その後、空気の噴射による被加工物1の乾燥を120秒間実施するとの標準的な洗浄条件が入力される。
また、入力画面306には、被加工物1に混合流体を噴射して比較的長い時間で洗浄することを条件として選択するためのボタン314が含まれている。このボタン314をオペレータがタッチすると、例えば、混合流体の噴射による洗浄を被加工物1に120秒間実施し、その後、空気の噴射による被加工物1の乾燥を120秒間実施するとの洗浄条件が入力される。
さらに、入力画面306には、被加工物1に混合流体を噴射せず高圧空気だけを噴射して、被加工物1を洗浄液に濡らさずに洗浄することを条件として選択するためのボタン310が含まれている。このボタン310をオペレータがタッチして選択すると、例えば、空気の噴射による被加工物1の洗浄を90秒間実施するとの洗浄条件が入力される。
各ボタン310,312,314には、それをタッチして選択することで入力される洗浄条件を視覚的に説明する絵が含まれている。そのため、オペレータは、目的とする条件を入力するためにタッチするべきボタンを直感的に理解して当該ボタンをタッチできる。
オペレータがいずれかのボタン310,312,314をタッチすると、加工条件の一項目として洗浄条件について上述のような対応する条件が入力される。そして、表示制御部52cは、次の画面をプログラムに従ってタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。また、入力画面306の右端の下部には、前の入力画面268(図11参照)に戻るとの指示を入力するためのボタン316が表示されている。
オペレータは、これまでに説明した各入力画面を利用して対話形式により各項目の条件を次々に入力できる。表示制御部52cは、オペレータによる条件の入力が完了したときそれまでに入力された各項目の条件を最終確認する確認画面318(図13参照)をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。
図13は、タッチパネル付きディスプレイ50に表示される加工条件の確認画面318を模式的に示す平面図である。この確認画面318では、加工条件の各項目とともに、入力された加工条件に基づいて被加工物1を切削する際の切削位置や被加工物1の加工時間をシミュレートした結果が表示されてもよい。確認画面318の上部には、該確認画面318を説明する画面説明文320が付されている。
確認画面318の左部には、例えば、シミュレートした結果の説明欄322が設けられる。説明欄322には、切削位置を示す複数の線が付された被加工物1の絵324と、一つの被加工物1を切削するのに要する時間の表示欄326と、が含まれる。この表示欄326に表示される時間は、被加工物1の形状、大きさ、分割予定ライン3の間隔、加工送り速度等に基づいて制御ユニット52により算出される時間である。
また、説明欄22の近傍には、第1の方向(CH1)に沿った分割予定ライン3の数の表示欄328と、第2の方向(CH2)に沿った分割予定ライン3の数の表示欄330と、が設けられる。表示欄328,330に表示される数字は、被加工物1の形状、大きさ、分割予定ライン3の間隔等に基づいて制御ユニット52により算出された値である。
さらに、確認画面318の右部には、入力された各項目の条件が一覧表示される加工条件表332が設けられる。加工条件表332には、加工条件の被加工物の形状に関する項目について入力された条件334と、加工条件の切削条件に関する項目について入力された条件336と、が含まれる。さらに、加工条件表332にはその他の項目について入力された条件が含まれてもよく、加工条件表332の近傍には、表示を切り替えられるスライドバー338が設けられてもよい。
オペレータは、確認画面318に表示される各種の情報を基に、これまでに入力された各項目の条件に問題がないか否かを判定する。確認画面318の右端の下部には、加工条件の入力を終了して加工条件を記憶部52aに登録するためのボタン340が設けられている。そして、オペレータは、意図通りに条件の入力を完了できていることを確認したとき、ボタン340をタッチする。
ボタン340がタッチされたとき、ウィザード形式による加工条件の入力が終了され、記憶部52aにはこれまでに入力された各項目の条件がまとめて記録される。そして、表示制御部52cは、タッチパネル付きディスプレイ50に選択画面130(図4参照)を表示させる。
ここで、これまでに詳述した入力形式について一般化して小括する。この入力方式は、記憶部52aに登録される加工条件が少なくとも第1の項目と、第2の項目と、を含む場合において、この第1の項目と、第2の項目と、がそれぞれ対応する入力画面を通して順次入力される。なお、加工条件は、3以上の項目を含んでもよく、第3以降の項目がさらに他の入力画面を通して順次入力されてもよい。
ここでは、加工条件に含まれる複数の項目のうちこのウィザード形式の入力方式で連続して入力される任意の2つの項目において、先行して入力される項目を第1の項目とし、次に入力される項目を第2の項目として説明を続ける。
表示制御部52cの機能に着目して説明すると、この入力方式では、該第1の項目の条件の入力に使用される第1の入力画面をタッチパネル付きディスプレイ50に表示する。オペレータは、この第1の入力画面を利用して第1の項目の条件を入力する。そして、第1の項目の条件が入力された後、表示制御部52cは、第2の項目の条件の入力に使用される第2の入力画面を第1の入力画面に代えてタッチパネル付きディスプレイ50に表示する。オペレータは、この第2の入力画面を利用して第2の項目の条件を入力する。
オペレータが第1の項目及び第2の項目を含む加工条件の全ての項目の入力を完了した後、表示制御部52cは、加工条件の入力された各項目を一覧表示する確認画面318をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。そして、オペレータは、確認画面318を見て入力された内容を確認し、内容に問題がない場合にはウィザード形式による入力を完了する。すると、記憶部52aにはこの内容の加工条件が登録される。
また、記憶部52aには予め各項目の標準値が記憶されてもよく、オペレータの参考のためにこの標準値が当該項目の入力画面に表示されてもよい。また、記憶部52aには予め各項目の説明文、説明図、または、注意事項等が記憶されてもよく、入力画面には対応する説明文等が含まれてもよい。
例えば、記憶部52aには、第1の項目の標準値が記憶されており、表示制御部52cは、タッチパネル付きディスプレイ50に表示される第1の入力画面に該第1の該標準値を表示させてもよい。また、記憶部52aには、第2の項目の標準値が記憶されており、表示制御部52cは、タッチパネル付きディスプレイ50に表示される第2の入力画面に該第2の該標準値を表示させてもよい。
さらに、各項目の入力画面のレイアウト等は、記憶部52aに記憶されてもよく、表示制御部52cは各入力画面を記憶部52aから適宜読み出してタッチパネル付きディスプレイ50に表示させてもよい。例えば、入力画面には、複数のボタンが含まれており、それぞれのボタンには、各項目に関する特定の条件が紐づけられている。そして、オペレータが各ボタンのいずれかをタッチして選択したとき、該ボタンに紐づけられた条件が入力される。
また、例えば、第1の入力画面には、複数の第1のボタンが含まれおり、第1の入力画面の複数の該第1のボタンのいずれかが選択されたとき、選択された該第1のボタンに紐づけられた条件が該第1の項目の条件として入力されるとよい。また、第2の入力画面には、複数の第2のボタンが含まれおり、該第2の入力画面の複数の該第2のボタンのいずれかが選択されたとき、選択された該第2のボタンに紐づけられた条件が該第2の項目の条件として入力されるとよい。
そして、第2の項目の条件の入力が完了し、他の全ての条件の入力が完了した後、表示制御部52cは、第1の項目の条件及び第2の項目の条件を含むすべての条件の入力が完了した後に、加工条件表をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。該加工条件表には、入力された第1の項目の条件と、第2の項目の条件と、を含む各項目の条件が含まれており、オペレータは、この確認画面により入力内容を確認できる。そして、内容に問題がなければ、加工条件が記憶部52aに記憶される。
その後、オペレータは、記憶部52aに記憶された加工条件による被加工物1の加工を制御ユニット52に指示できる。制御ユニット52の加工制御部52bは、記憶部52aに記憶された加工条件に従って切削装置2の各構成要素を制御し、該加工条件に従って被加工物1を加工する。
最後に、このウィザード形式の入力方法について、本実施形態に係るプログラムの動作の観点から説明する。例えば、該プログラムは記憶部52aに記憶されており、制御ユニット52は該プログラムを記憶部52aから読み出して実行し、該プログラムに従って切削装置(加工装置)2の各構成要素を制御することでウィザード形式の入力方法を実現する。図14は、該プログラムの動作フローを示すフローチャートである。以下、該プログラムの動作フローの各ステップについて説明する。
まず、オペレータは、タッチパネル付きディスプレイ50を通してウィザード形式による加工条件の入力の開始を制御ユニット52に指示する(S10)。この指示は、例えば、図4に示す選択画面130に表示されたボタン148をオペレータがタッチすることで入力される。このとき、制御ユニット52の表示制御部52cは、該プログラムに従って最初の入力画面をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる(S20)。
例えば、表示制御部52cは、記憶部52aへの第1の項目の条件の入力に使用される第1の入力画面をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。オペレータは、タッチパネル付きディスプレイ50に表示された入力画面を通して、第1の項目における条件を入力する(S30)。ここで、入力画面に入力された条件は、条件が入力される都度、記憶部52aに登録されてもよい。または、すべての項目の条件の入力が完了した後、まとめて記憶部52aに登録されてもよい。
その後、表示制御部52cは、該プログラムに従って次の入力画面をタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる(S40)。例えば、該第1の項目の条件の入力が完了した後に該第2の項目の条件の入力に使用される第2の入力画面を該第1の入力画面に代えてタッチパネル付きディスプレイ50に表示させる。オペレータは、タッチパネル付きディスプレイ50に表示された入力画面を通して、第2の項目における条件を入力する(S50)。
ここで、制御ユニット52は、該プログラムに従って、加工条件のすべての項目について条件の入力が完了しているか否かを判定する(S60)。そして、すべての条件の入力が完了していない場合、表示制御部52cは、該プログラムに従って、タッチパネル付きディスプレイ50に次の条件についての入力画面を表示させる。その一方で、すべての条件の入力が完了している場合、表示制御部52cは、該プログラムに従って、タッチパネル付きディスプレイ50に確認画面を表示させる(S70)。
オペレータは、タッチパネル付きディスプレイ50に表示された確認画面により、入力された各条件の適否を確認する。そして、入力された条件に誤りが認められる場合、当該条件を再入力できる入力画面がタッチパネル付きディスプレイ50に表示されるように操作し、条件を再入力する。また、オペレータは、入力された条件が適正であることが確認された場合、ウィザード形式の入力を終了する指示を入力する。そして、制御ユニット52は、ウィザード形式による入力受付を終了して加工条件を記憶部52aに記憶させる。
本実施形態に係るプログラムによると、上述の各ステップを実施する機能が制御ユニット52に実現される。なお、該プログラムは、例えば、非一時的な記憶媒体56(図1参照)に格納されて切削装置2に提供される。切削装置2のリーダー54に記憶媒体56を接続し、リーダー54で記憶媒体56を読み取り、記憶部52aに該プログラムを記憶させることで制御ユニット52に上述の機能が実装される。
また、本実施形態に係るプログラムは、切削装置2に達する有線または無線による通信回線を通じて該切削装置2に提供されてもよい。より詳細には、該プログラムは、インターネット回線を介して該切削装置2に提供されてもよい。
以上に説明する通り、本実施形態に係る加工装置(切削装置2)、プログラム、及び記憶媒体56によると、該加工装置においてウィザード形式とも呼べる入力方式により加工条件の各項目の条件の入力が可能となる。すなわち、オペレータは、タッチパネル付きディスプレイ50に次々に表示される入力画面に従って、加工条件の各項目について条件を順次入力できる。
そのため、オペレータは、各項目が一覧表示された画面から条件を入力する項目を自身で選択する必要がなく、次々に自動的に表示される入力画面に従って各項目の条件を入力できるため、条件の入力漏れが生じない。さらに、この入力方式によると条件の入力漏れの心配がなくなるため、オペレータは各項目について一つ一つ意味を確認しながら条件を入力できる。そのため、条件の入力間違いの可能性も低減される。
なお、本発明は、上記の実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記の実施形態においては、加工装置が切削装置2である場合を例に説明したが、本発明の一態様はこれに限定されない。
例えば、本発明の一態様に係る加工装置は、被加工物1にレーザビームを照射してレーザ加工するレーザ加工装置でもよく、被加工物1を研削砥石で研削する研削装置でもよい。切削装置2以外の加工装置においても、加工条件をウィザード形式の入力方法で入力できると、オペレータの条件の入力漏れや入力間違い等を低減できる。なお、加工条件に含まれる各項目は加工装置の機能や構成に応じて適宜設定される。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
1 被加工物
1a 表面
1b 裏面
3 分割予定ライン
3a 加工痕
5 デバイス
7 粘着テープ
9 環状フレーム
11 フレームユニット
2 切削装置
4 基台
4a,4b,4c 開口
8 カセット支持台
10 カセット
12 ガイドレール
14 テーブルカバー
16 防塵防滴カバー
18 保持ユニット
18a 保持面
18b クランプ
18c ポーラス部材
20 支持構造
22a,22b 移動ユニット
24,24a,24b 加工ユニット
26,34a,34b ガイドレール
28a,28b,36a,36b 移動プレート
30a,30b,38a,38b ボールネジ
32a,40a,40b パルスモータ
44 切削ブレード
46a,46b カメラユニット
48 洗浄ユニット
50 タッチパネル付きディスプレイ
52 制御ユニット
52a 記憶部
52b 加工制御部
52c 表示制御部
54 リーダー
56 記憶媒体
70 加工条件設定画面
76,78,84,84a,86,88,90,92a,92b,94a,94b,96,98,100a,102a,188,194,218,224,230,236,282,286 入力欄
120,122,144,146,148,154,156,164,166,168,170,196,198,238,240,248,250,252,254,262,264,266,300,310,312,314,316,340 ボタン
130 選択画面
132,152,162,174,204,246,260,270,308,320 画面説明文
134 フォルダ構造図
136 ファイルリスト
136a 名称
136b,186,192,216,222,228,234,280,284,288,292 説明文
138 選択加工条件名表示欄
140,142 表示欄
150,160,172,202,244,258,268,306 入力画面
176,206 説明図
178,208,324 絵
184,190,214,220,226,232,274a,276a,278a,278b 矢印
200,304 選択欄
272 説明図
274,276,278 領域
290,294,296,326,328,330 表示欄
298 警告情報
318 確認画面
322 説明欄
332 加工条件表
338 スライドバー

Claims (8)

  1. 加工装置であって、
    被加工物を保持する保持ユニットと、
    該保持ユニットに保持された被加工物を加工する加工ユニットと、
    制御ユニットと、
    該制御ユニットに接続されたタッチパネル付きディスプレイと、を備え、
    該制御ユニットは、
    記憶部と、
    該記憶部に登録された加工条件に従って該保持ユニットと、該加工ユニットと、を制御する加工制御部と、
    該タッチパネル付きディスプレイを制御する表示制御部と、を含み、
    該加工条件は、第1の項目と、第2の項目と、を含み、
    該表示制御部は、該第1の項目の条件の入力に使用される第1の入力画面を該タッチパネル付きディスプレイに表示でき、該第1の項目の条件の入力が完了した後に該第2の項目の条件の入力に使用される第2の入力画面を該第1の入力画面に代えて該タッチパネル付きディスプレイに表示できることを特徴とする加工装置。
  2. 該記憶部には、該第1の項目の標準値が記憶されており、
    該表示制御部は、該タッチパネル付きディスプレイに表示される該第1の入力画面に該第1の項目の標準値をさらに表示できることを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 該記憶部には、該第2の項目の標準値が記憶されており、
    該表示制御部は、該タッチパネル付きディスプレイに表示される該第2の入力画面に該第2の項目の標準値をさらに表示できることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加工装置。
  4. 該第1の入力画面には、複数の第1のボタンが含まれおり、
    該第1の入力画面の複数の該第1のボタンのいずれかが選択されたとき、選択された該第1のボタンに紐づけられた条件が該第1の項目の条件として入力されることを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  5. 該第2の入力画面には、複数の第2のボタンが含まれおり、
    該第2の入力画面の複数の該第2のボタンのいずれかが選択されたとき、選択された該第2のボタンに紐づけられた条件が該第2の項目の条件として入力されることを特徴とする請求項1または請求項4に記載の加工装置。
  6. 該表示制御部は、該第2の項目の条件の入力が完了した後、入力された該第1の項目の条件と、入力された該第2の項目の条件と、を含む加工条件表を該タッチパネル付きディスプレイに表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の加工装置。
  7. 被加工物を保持する保持ユニットと、該保持ユニットに保持された被加工物を加工する加工ユニットと、制御ユニットと、該制御ユニットに接続されたタッチパネル付きディスプレイと、を備え、該制御ユニットが第1の項目と、第2の項目と、を含む加工条件を記憶できる記憶部を有し該加工条件に従って該保持ユニットと、該加工ユニットと、を制御して被加工物を加工できる加工装置の該制御ユニットを作動させるプログラムであって、
    該記憶部への該第1の項目の条件の入力に使用される第1の入力画面を該タッチパネル付きディスプレイに表示させる機能と、
    該第1の入力画面が使用されて入力された該第1の項目の条件を該記憶部に記憶させる機能と、
    該第1の項目の条件の入力が完了した後に該第2の項目の条件の入力に使用される第2の入力画面を該第1の入力画面に代えて該タッチパネル付きディスプレイに表示させる機能と、
    該第2の入力画面が使用されて入力された該第2の項目の条件を該記憶部に記憶させる機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載の該プログラムを格納したことを特徴とする非一時的な記憶媒体。
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