JP2017140657A - 研削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設定時に、設定した研削条件の誤りを発見し易くすること。【解決手段】研削送りされ移動する研削ユニット17の研削砥石173のチャックテーブル16の保持面16aからの位置と、その位置に至るまでの研削送り速度と、を研削条件として設定する条件設定手段111と、設定された研削条件を表示する表示画面102と、を備え、表示画面102は、条件設定手段111に数値で登録された研削条件に基づいて、時間経過を軸にして研削砥石の位値の変化を示すグラフを表示する。【選択図】図4

Description

本発明は、研削装置に関する。
半導体ウエーハやサファイア、SiC基板などの研削に使用される研削装置は、研削砥石を装着した研削手段を、チャックテーブルに保持した被加工物に対し、接近・離間させて研削を行う。その際に、研削手段は、速い速度で被加工物に接近した後、速度を下げて徐々に研削を行う。被加工物の仕上げ厚さが薄くなればなるほど、研削による割れを生じやすくなるので、割れを防ぐため、研削送り速度を段階的に減速させて加工することがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−124690号公報
研削装置は、設定画面で、研削砥石の高さ(加工中の被加工物の厚さに対応する)と、そこに至るまでの研削送り速度とを研削条件として設定する。ところが、例えば、研削送り速度を段階的に減速させたような複雑な研削条件を設定する場合、数値のみで研削条件を設定すると、設定時に入力した研削条件の誤りを直感的に判別しにくいことがある。このため、設定時に研削条件の誤りを発見できない場合、実際に被加工物を加工し、加工結果が悪化してから初めて設定した研削条件の誤りに気付くおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、設定時に、設定した研削条件の誤りを発見し易い研削装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の研削装置は、被加工物を保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルで保持した該被加工物を研削砥石で研削する研削手段と、該保持面と近接・離間する方向に該研削手段を研削送りさせる研削送り手段と、を備える研削装置であって、研削送りされ移動する該研削砥石の該保持面からの位置と、該位置に至るまでの研削送り速度と、を研削条件として設定する条件設定手段と、該設定された研削条件を表示する表示画面と、を備え、該表示画面は、該条件設定手段に数値で登録された該研削条件に基づいて、時間経過を軸にして該研削砥石の該位値の変化を示すグラフを表示することを特徴とする。
本発明の研削装置において、該表示画面はタッチパネルであり、該グラフは折れ線グラフであり、オペレータの手指又はペンを該折れ線グラフの折れ線に接触させつつ移動して該折れ線を修正することで、該条件設定手段に設定される該研削条件を変更できる、ことが好ましい。
本願発明の研削装置によれば、条件設定手段を介して設定された研削条件を、表示画面で時間経過を軸にして研削砥石の位置の変化を示すグラフにして表示する。このように、研削装置は、設定した研削条件を表示画面に示されたグラフで視覚的に確認することができる。このため、研削装置は、設定時に、設定した研削条件の誤りを発見し易くすることができる。
図1は、第一実施形態に係る研削装置の斜視図である。 図2は、第一実施形態に係る研削装置の研削手段と被加工物とチャックテーブルとを説明する側面図である。 図3は、第一実施形態に係る研削装置の研削条件の設定画面の一例を示す説明図である。 図4は、第一実施形態に係る研削装置の研削条件の表示画面の一例を示す図である。 図5は、第二実施形態に係る研削装置の研削条件の表示画面の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
〔第一実施形態〕
図1は、第一実施形態に係る研削装置の斜視図である。図2は、第一実施形態に係る研削装置の研削手段と被加工物とチャックテーブルとを説明する側面図である。図3は、第一実施形態に係る研削装置の研削条件の設定画面の一例を示す説明図である。図4は、第一実施形態に係る研削装置の研削条件の表示画面の一例を示す図である。
本実施形態に係る研削装置1は、図1に示すように、未加工ウエーハ用カセット11と、搬送ユニット12と、仮置きユニット13と、搬入・搬出ユニット14と、ターンテーブル15と、複数のチャックテーブル16と、研削ユニット(研削手段)17と、洗浄ユニット18と、加工済みウエーハ用カセット19と、厚さ測定手段20と、タッチパネル100と、制御手段110とを備える。
ここで、被加工物Wは、研削装置1により加工される加工対象である。本実施形態では、被加工物Wは、シリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハである。被加工物Wは、図2に示すように、表面(一方の面)に保護テープ(保護部材)Tが貼着され、保護テープTがチャックテーブル16に保持されて、表面の裏側の裏面(他方の面、上面)Waに研削加工及び研磨加工が施されて、所定の厚みまで薄化される。
未加工ウエーハ用カセット11は、研削装置1の装置本体に配置されている。未加工ウエーハ用カセット11は、加工前の被加工物Wを複数収容する。
搬送ユニット12は、被加工物Wを保持するピック部121を有する。ピック部121は、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向に移動自在に配置されている。搬送ユニット12は、ピック部121で、加工前の被加工物Wを未加工ウエーハ用カセット11内から取り出して仮置きユニット13上に搬送する。搬送ユニット12は、ピック部121で、加工後の被加工物Wを洗浄ユニット18から加工済みウエーハ用カセット19に搬送し収容する。
仮置きユニット13は、搬送ユニット12により研削前の被加工物Wが載置される。
搬入・搬出ユニット14は、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向に移動自在に配置されている。搬入・搬出ユニット14は、加工前の被加工物Wを仮置きユニット13上からチャックテーブル16上に搬送する。搬入・搬出ユニット14は、加工後の被加工物Wをチャックテーブル16上から洗浄ユニット18に搬送する。
ターンテーブル15は、研削装置1の装置本体の上面に設けられた円盤状のテーブルである。ターンテーブル15は、Z軸回りに回転可能に配置されている。ターンテーブル15には、チャックテーブル16が配置されている。
チャックテーブル16は、被加工物Wを保持する。チャックテーブル16は、ターンテーブル15上に配置されている。本実施形態では、チャックテーブル16は、ターンテーブル15の中心から離間した位置に一対配置されている。チャックテーブル16は、保持面16aを構成する部分がポーラスセラミック等から形成された円盤形状である。チャックテーブル16は、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続されている。チャックテーブル16は、図2に示すように、保持面16a上に保護テープTを介して被加工物Wの表面が載置される。チャックテーブル16は、保持面16a上に載置された被加工物Wを、保護テープTを介して吸引保持する。チャックテーブル16は、吸引保持した被加工物WをZ軸回りに回転させる。さらに、チャックテーブル16は、ターンテーブル15がZ軸回りに回転することによりXY平面内を移動可能に設けられている。これにより、チャックテーブル16は、保持面16a上に載置された被加工物Wを、搬出入位置と研削位置とに位置させる。
研削ユニット17は、研削位置に位置付けられたチャックテーブル16に保持された被加工物Wの上面Waに研削加工を施して、被加工物Wを薄化する。研削ユニット17は、研削ユニット17を加工送りする研削送り手段171と、Z軸回りに高速回転する研削ホイール172とを含む。研削送り手段171は、研削ユニット17をZ軸方向に沿ってチャックテーブル16に保持された被加工物Wに近づけて、研削ユニット17を加工送りする。研削送り手段171は、研削ユニット17をZ軸方向に沿ってチャックテーブル16に保持された被加工物Wから遠ざけて、研削ユニット17を被加工物Wから離間させる。研削ホイール172は、チャックテーブル16に保持された被加工物Wの上面Waに押し当てられ、被加工物Wの上面Waを研削加工する研削砥石173を複数備えている。このような研削ユニット17は、研削ホイール172をZ軸回りにチャックテーブル16と同方向に回転させた状態で、研削送り手段171で加工送りされて、研削砥石173をチャックテーブル16に保持された被加工物Wの上面Waに押し当てることで、被加工物Wの上面Waを研削加工する。
ここで、研削ユニット17による研削加工について、より詳しく説明する。研削ユニット17は、研削ホイール172がZ軸回りに回転している状態で、上方の待機位置から、研削砥石173が研削前の被加工物Wの上面Waに達する寸前のエアーカット開始位置まで、高速で下降する。エアーカット開始位置は、研削砥石173の下面と研削前の被加工物Wの上面Waとの距離が研削条件で設定される所定距離の位置とする。研削ユニット17は、研削砥石173が研削前の被加工物Wの上面Waに達する点までの僅かの距離を、研削砥石173が空転状態で低速で下降するエアーカットを行う。研削ユニット17は、研削砥石173が研削前の被加工物Wの上面Waに達したら、設定された研削条件に基づいて、研削送り手段171でさらに研削送りを行って、被加工物Wを研削する。
図1に戻って、洗浄ユニット18は、研削ユニット17で研削加工された加工後の被加工物Wの上面Waを洗浄する。洗浄ユニット18は、加工後の被加工物Wが載置されて吸引保持しかつZ軸回りに回転するスピンナテーブル181と、スピンナテーブル181上の被加工物Wに洗浄液を滴下する図示しない洗浄液供給手段を備える。洗浄ユニット18は、被加工物Wを吸引保持したスピンナテーブル181をZ軸回りに回転させながら、洗浄液供給手段からスピンナテーブル181上の被加工物Wに洗浄液を供給して、被加工物Wの上面Waを洗浄する。
加工済みウエーハ用カセット19は、研削装置1の装置本体に配置されている。加工済みウエーハ用カセット19は、加工後の被加工物Wを複数収容する。
厚さ測定手段20は、チャックテーブル16の保持面16aに対する被加工物Wの上面Waの高さを検出する。言い換えると、厚さ測定手段20は、加工中の研削送りされ移動する研削砥石173のチャックテーブル16の保持面16aからの位置を検出する。厚さ測定手段20は接触式である。厚さ測定手段20は、検出した被加工物Wの上面Waの高さを制御手段110に出力する。厚さ測定手段20は、研削装置1の装置本体の上面に立設される図示しない基台部と、基台部の上端からチャックテーブル16の上方に向かって延びる基準ハイトゲージ21と可動ハイトゲージ22とを有する。基準ハイトゲージ21と可動ハイトゲージ22とは、基台部に対して上下に揺動可能に配置されている。
基準ハイトゲージ21は、チャックテーブル16の保持面16aの高さを検出する。基準ハイトゲージ21は、自由端に図示しないプローブを備えている。プローブは、保持面16aに接触するように配置されている。可動ハイトゲージ22は、保持面16aに対する被加工物Wの上面Waの高さを検出する。可動ハイトゲージ22は、自由端に図示しないプローブを備えている。プローブは、被加工物Wの上面Waの外周側に接触するように配置されている。
タッチパネル100は、研削装置1の装置本体に配置されている。タッチパネル100は、例えば、静電容量方式などが採用されている。タッチパネル100は、制御手段110の制御で、例えば、設定画面101や、研削砥石の高さの時間経過による変化を折れ線グラフで示す表示画面102が表示される。
図3を参照して、設定画面101について説明する。設定画面101は、研削送りされ移動する研削砥石173のチャックテーブル16の保持面16aからの位置と、その位置に至るまでの研削送り速度と、を研削条件として設定する設定画面である。設定画面101は、各設定項目を手指やペンでタッチし選択することで、数値が入力可能となる。設定画面101は、設定された研削条件を制御手段110に出力する。
設定画面101は、エアーカットの開始位置における厚さと、投入厚さと、エアーカット後に実行されるP1カットにおける厚さと送り速度と、P1カット後に実行されるP2カットにおける厚さと送り速度と、P2カット後に実行されるP3カットにおける厚さと送り速度と、P3カット後に実行されるエスケープカットにおける厚さと送り速度と、を設定項目として有する。エアーカットの開始位置における厚さは、エアーカットを開始する被加工物Wからの位置(高さ)である。投入厚さは、被加工物Wの投入時(加工前)の厚さである。P1カットにおける厚さと送り速度は、P1カット終了時の被加工物Wの厚さと、P1カット時の研削送り速度である。P2カットにおける厚さと送り速度は、P2カット終了時の被加工物Wの厚さと、P2カット時の研削送り速度である。P3カットにおける厚さと送り速度は、P3カット終了時の被加工物Wの厚さと、P3カット時の研削送り速度である。エスケープカットにおける厚さと送り速度は、エスケープカット終了時の被加工物Wからの位置と、エスケープカット時の研削送り速度である。
図4を参照して、研削砥石173の高さの時間経過による変化を折れ線グラフで示す表示画面102について説明する。表示画面102は、設定画面101を介して設定された研削条件を表示する表示画面である。表示画面102は、研削条件に基づいて、研削砥石173の高さの時間経過による変化が折れ線グラフで示されている。表示画面102は、制御手段110からの制御信号に基づいて折れ線グラフを表示する。折れ線グラフの傾きは、エアーカット、P1カット、P2カット、P3カット、エスケープカットのそれぞれの研削送り速度を示す。これらの研削送り速度は、エアーカットの研削送り速度>P1カットの研削送り速度>P2カットの研削送り速度>P3カットの研削送り速度、という関係を満たす。
制御手段110は、研削装置1を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御して、被加工物Wに対する加工動作を研削装置1に行わせる。より詳しくは、制御手段110は、タッチパネル100の設定画面101を介して入力された研削条件に基づいて、被加工物Wに対する加工動作を研削装置1に行わせる。制御手段110は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されている。制御手段110は、条件設定手段111を有する。
条件設定手段111は、タッチパネル100に、設定画面101や、表示画面102を表示させる。条件設定手段111は、設定画面101において設定された研削条件を取得する。条件設定手段111は、設定された研削条件を、図示しない制御手段110の記憶部に記憶する。条件設定手段111は、設定された研削条件に基づいて、研削砥石の高さの時間経過による変化を折れ線グラフで示す表示画面102を表示させる。
次に、本実施形態に係る研削装置1を使用した研削加工について、図面に基づいて説明する。
まず、オペレータは、加工前の被加工物Wを収容した未加工ウエーハ用カセット11と、加工済みウエーハ用カセット19を研削装置1の装置本体の所定位置に載置する。このとき、研削ユニット17は、研削送り手段171でチャックテーブル16から離間している。制御手段110は、条件設定手段111で、タッチパネル100に設定画面101を表示させる。
そして、オペレータは、研削装置1のタッチパネル100に表示された設定画面101に研削条件を設定する。本実施形態では、オペレータは、設定画面101に、図3に示す研削条件を設定する。より詳しくは、オペレータは、エアーカットの開始位置を「50」μmと設定する。オペレータは、投入厚さを「880」μmと設定する。オペレータは、P1カットにおける厚さと送り速度を「365」μm、「12」μm/sと設定する。オペレータは、P2カットにおける厚さと送り速度を「315」μm、「8」μm/sと設定する。オペレータは、P3カットにおける厚さと送り速度を「265」μm、「4」μm/sと設定する。オペレータは、エスケープカットにおける厚さと送り速度を「3」μm、「3」μm/sと設定する。
そして、オペレータから設定完了した旨の指示があった場合、制御手段110は、条件設定手段111で、設定画面101において設定された研削条件を取得させる。そして、条件設定手段111は、設定された研削条件を、制御手段110の記憶部に記憶する。そして、制御手段110は、条件設定手段111で、タッチパネル100に表示画面102に、設定された研削条件に基づいて、研削砥石173の高さの時間経過による変化を折れ線グラフで表示させる。
そして、オペレータは、表示画面102の折れ線グラフで、設定した研削条件に誤りがないかを確認する。より詳しくは、オペレータは、折れ線グラフの傾きを含む形状から、設定した研削条件に誤りがないかを確認する。具体的には例えば、折れ線グラフの傾きから、エアーカットの研削送り速度>P1カットの研削送り速度>P2カットの研削送り速度>P3カットの研削送り速度となっているか否かを確認する。言い換えると、折れ線グラフの傾きが、エアーカットの傾き>P1カットの傾き>P2カットの傾き>P3カットとなっているか否かを確認する。設定した研削条件に誤りがあった場合、オペレータは、設定画面101に戻る指示を入力する。制御手段110は、条件設定手段111で、タッチパネル100に設定画面101を表示させる。オペレータは、研削装置1のタッチパネル100に表示された設定画面101に研削条件を修正する。研削条件に誤りがない場合、オペレータは、確認完了した旨の指示を入力する。
そして、オペレータから加工動作の開始指示があった場合、制御手段110は、研削装置1に、設定された研削条件に基づいて加工動作を開始させる。より詳しくは、制御手段110は、搬送ユニット12に、未加工ウエーハ用カセット11から加工前の被加工物Wを一枚取り出させ、仮置きユニット13上に載置させる。制御手段110は、搬送ユニット12に、仮置きユニット13上の被加工物Wを搬出入位置のチャックテーブル16に載置させ、被加工物Wをチャックテーブル16に吸引保持させる。制御手段110は、ターンテーブル15を回転駆動して、被加工物Wを吸引保持したチャックテーブル16を研削位置に移動する。これらの処理は、未加工ウエーハ用カセット11内の加工前の被加工物Wに対して、順次行われる。
制御手段110は、研削送り手段171に、研削ユニット17を降下させ、研削ユニット17に、チャックテーブル16に保持された被加工物Wに研削水を供給しながら研削加工させる。
より詳しくは、まず、制御手段110は、1枚目の被加工物Wに対する加工動作を研削装置1に行わせる。制御手段110は、研削ホイール172を回転させた状態で、研削送り手段171に、上方の待機位置からエアーカット開始位置である、研削砥石173の下面が被加工物Wの上方「50」μmの位置に達するまで、研削砥石173を高速で降下させる。高速とは、P1カットにおける送り速度より大きい速度である。
そして、制御手段110は、研削砥石173の下面が被加工物Wの上方「50」μmの位置に達すると、研削送り手段171に、被加工物Wの厚さが「365」μmに達するまで、「12」μm/sの研削送り速度で研削砥石173を降下させる。そして、制御手段110は、被加工物Wの厚さが「365」μmに達すると、研削送り手段171に、被加工物Wの厚さが「315」μmに達するまで、「8」μm/sの研削送り速度で研削砥石173を降下させる。そして、制御手段110は、被加工物Wの厚さが「315」μmに達すると、研削送り手段171に、被加工物Wの厚さが「265」μmに達するまで、「4」μm/sの研削送り速度で研削砥石173を降下させる。言い換えると、制御手段110は、研削後の被加工物Wの厚さが「265」μmに達すると、研削ユニット17による研削加工を終了する。
そして、制御手段110は、研削送り手段171に、研削砥石173の下面が被加工物Wの上方「3」μmに達するまで、「3」μm/sの研削送り速度で研削砥石173を上昇させる。研削砥石173は、チャックテーブル16上の被加工物Wから離間する。
そして、制御手段110は、ターンテーブル15を回転駆動する。制御手段110は、加工後の被加工物Wを吸引保持したチャックテーブル16を搬出入位置に移動する。
そして、制御手段110は、搬送ユニット12に、搬出入位置に位置付けられた被加工物Wを洗浄ユニット18まで搬送させる。制御手段110は、洗浄ユニット18に、被加工物Wを洗浄させる。制御手段110は、搬送ユニット12に、洗浄後の被加工物Wを加工済みウエーハ用カセット19内に収容させる。
つづいて、制御手段110は、未加工ウエーハ用カセット11から、次の加工前の被加工物Wを一枚取り出して、同様に、研削ユニット17に、被加工物Wを研削加工させる。
制御手段110は、このような工程を繰返して、未加工ウエーハ用カセット11内の被加工物Wに研削加工を行う。
以上のように、本実施形態に係る研削装置1は、設定画面101を介して設定された研削条件を、表示画面102で時間経過を軸にして研削砥石の位置の変化を示す折れ線グラフにして表示する。このように、研削装置1は、設定した研削条件を表示画面102に示された折れ線グラフで視覚的に確認することができる。このように、設定した研削条件を表示画面102に示された折れ線グラフで視覚的に確認することができるので、オペレータの熟練度によらず、誰でも容易に確認することができる。このため、研削装置1は、設定時に、設定した研削条件の誤りを発見し易くすることができる。
〔第二実施形態〕
図5を参照しながら、本実施形態について説明する。図5は、第二実施形態に係る研削装置の研削条件の表示画面の一例を示す図である。
表示画面102は、オペレータの手指又はペンを折れ線グラフの折れ線に接触させつつ移動することで、折れ線グラフを変形可能である。
図5を参照して、具体的に説明する。一点鎖線で示す折れ線グラフは、P1カットの送り速度である折れ線グラフの傾きが、P2カットの送り速度である折れ線グラフの傾きよりも小さい。このため、設定したP1カットの送り速度とP2カットの送り速度との少なくともどちらかが誤っていることが視覚的に確認される。そこで、オペレータは、P1カットの送り速度とP2カットの送り速度との関係が正しくなるように、表示画面102に表示された一点鎖線で示す折れ線グラフを手指でタッチしながら下方にスライドさせて、実線で示す折れ線グラフに変形する。
条件設定手段111は、表示画面102において変形された折れ線グラフから、変更された研削条件を取得する。そして、条件設定手段111は、変更された研削条件を、制御手段110の記憶部に記憶する。そして、制御手段110は、研削装置1に、変更された研削条件に基づいて加工動作を行わせる。
以上のように、本実施形態に係る研削装置1は、表示画面102において、研削砥石173の高さの時間経過による変化を折れ線グラフで表示した場合、折れ線グラフを、オペレータの手指又はペンで接触し、直接ドラッグすることで編集することができる。このように、研削装置1は、直感的な操作で研削条件を変えることができる。このため、研削装置1は、誤った研削条件を変更するために、再度設定画面101に戻らなくてよく、誤った研削条件の変更を容易にすることができる。また、研削装置1は、直感的な操作で研削条件を変えることができるので、研削条件の変更時の誤りの発生を抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
研削装置1は、エアーカット、P1カット、P2カット、P3カット、エスケープカットの各送り速度の満たすべき関係、各厚さの関係などの満たすべき条件を記憶しておき、条件を満たさない研削条件が設定された場合、表示画面102において該当箇所の色を変えたり点滅させたりして、オペレータに研削条件の誤りを報知するようにしてもよい。さらに、条件を満たさない研削条件が設定された場合、記憶されている条件を満たす研削条件に基づく折れ線グラフの一例を参考として表示してもよい。これにより、研削装置1は、誤った研削条件の変更をより容易にすることができる。
研削装置1は、表示画面102に、設定された研削条件に基づく折れ線グラフとともに、類似する過去の研削条件に基づく折れ線グラフを表示してもよい。これにより、研削装置1は、研削条件が類似する過去の研削条件と比較することができるので、誤った研削条件をより容易に発見することができる。
研削装置1は、上述した実施形態のように、タッチパネル100に、まず設定画面101を表示し、設定画面101で研削条件が設定された後、次画面として表示画面102を表示してもよいし、タッチパネル100に、設定画面101と表示画面102とを同時に表示してもよい。
1 研削装置
16 チャックテーブル
16a 保持面
17 研削ユニット(研削手段)
171 研削送り手段
173 研削砥石
20 厚さ測定手段
100 タッチパネル
101 設定画面
102 表示画面
110 制御手段
111 条件設定手段
W 被加工物

Claims (2)

  1. 被加工物を保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルで保持した該被加工物を研削砥石で研削する研削手段と、該保持面と近接・離間する方向に該研削手段を研削送りさせる研削送り手段と、を備える研削装置であって、
    研削送りされ移動する該研削砥石の該保持面からの位置と、該位置に至るまでの研削送り速度と、を研削条件として設定する条件設定手段と、
    該設定された研削条件を表示する表示画面と、を備え、
    該表示画面は、
    該条件設定手段に数値で登録された該研削条件に基づいて、時間経過を軸にして該研削砥石の該位値の変化を示すグラフを表示することを特徴とする研削装置。
  2. 該表示画面はタッチパネルであり、
    該グラフは折れ線グラフであり、
    オペレータの手指又はペンを該折れ線グラフの折れ線に接触させつつ移動して該折れ線を修正することで、該条件設定手段に設定される該研削条件を変更できることを特徴とする請求項1に記載の研削装置。
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