JP2020148058A - 手摺の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】手摺の設置を容易に行い得る手摺の支持構造を提供する。【解決手段】壁面又は床面に支持される支持部材と、前記支持部材に対して手摺棒を接続する接続部材と、を備え、前記支持部材の面と、前記接続部材の面とを当接した状態で、前記支持部材と前記接続部材とを取付部材により接続する手摺の支持構造において、前記接続部材は、前記取付部材を軸として、前記支持部材と前記接続部材との当接面上で回動自在に取り付けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、壁面等に支持部材を介して手摺を固定するための手摺の支持構造に関する。
従来、階段や廊下等の通路に沿って設置される手摺がある。この種の手摺として、通路に沿って壁面又は床面から起立した支柱に手摺棒を固定する構成となっているものがある。壁面又は床面から起立した支柱によって支えられる手摺棒は、通路に沿って複数連接して設置することで、通路の長さに応じた設置が可能となっている。
ところで、通路には、階段や曲がり角といった様々な形態があり、これらに沿って設けられる手摺にあっては、通路の形態に合わせ上下左右に曲折するように設置することが望まれている。
かかる通路の形態に合わせて複数の手摺棒を曲折して接続する構成の手摺が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−127198号公報
ところで、複数の手摺棒を接続するいわゆる連続手摺においては、手摺棒の接続部分を、通路の曲がり角や階段の勾配が変化する箇所等に配置させることにより、手摺棒の途中に曲折部を形成する必要がなくなり、直線状の手摺棒を複数連接させて、曲がり角や階段部に対応した手摺の設置を実現することができる。
しかしながら、壁面の形状に正確に沿うように手摺棒を設置することは難しく、設置された手摺にがたつきや緩みが生じる問題があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、手摺の設置を容易に行い得る手摺の支持構造を提供しようとするものである。
本発明に係る手摺の支持構造の一形態は、壁面又は床面に支持される支持部材と、前記支持部材に対して手摺を接続する接続部材と、を備え、前記支持部材の面と、前記接続部材の面とを当接した状態で、前記支持部材と前記接続部材とを取付部材により接続する手摺の支持構造において、前記接続部材は、前記取付部材を軸として、前記支持部材と前記接続部材との当接面上で回動自在に取り付けられていることを特徴とする。
この構造によれば、支持部材が当該支持部材と接続部材との当接面上で回動自在に取り付けられることにより、支持部材に対して取付けられる手摺の方向を容易に調整することができる。これにより手摺の取付作業を一段と容易に行うことができる。
また、上記手摺の支持構造において、前記取付部材は、前記接続部材に螺着可能な螺着手段によって、覆われるように取り付けられているようにしてもよい。
この構造によれば、取付け部材が螺着手段により覆われることにより、取付部材の緩みを螺着手段によって抑制することが可能となる。
また、上記手摺の支持構造において、前記取付部材も螺着可能に、前記支持部材に螺着されている一方、前記螺着手段の螺着方向と、前記取付部材の螺着方向とは逆方向であるようにしてもよい。
この構造によれば、取付部材が緩む方向は、螺着手段が締まる方向となっていることにより、取付部材が緩む動きは、螺着手段が締まる方向に作用することとなり、取付部材の緩みを一段と効果的に抑制することができる。
また、上記手摺の支持構造において、前記支持部材の当接面および前記接続部材の当接面には、互いに係合する係合部が設けられているようにしてもよい。
この構造によれば、支持部材と接続部材との当接面上での回動をガイドすることができる。
また、上記手摺の支持構造において、前記係合部は、前記支持部材に対して、前記接続部材が所定角度だけ回動自在に係合するようにしてもよい。
この構造によれば、支持部材に対する接続部材の回動角度を所定範囲内に制限することにより、接続部材を回動調整する場合において必要以上に動くことを防止することができる。
本発明によれば、手摺の設置を容易に行い得る手摺の支持構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る手摺装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る手摺装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る手摺装置の支持部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る手摺装置の支持部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る手摺装置の支持部を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る手摺装置の取付け方法の説明に供する斜視図である。 本発明の実施形態に係る手摺装置の取付け方法の説明に供する斜視図である。 本発明の実施形態に係る手摺装置の支持部を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る手摺装置の支持部を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る手摺装置における螺着手段(ねじ式キャップ)の取付方法の説明に供する断面図である。 本発明の実施形態に係る手摺装置の比較例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る手摺装置における螺着手段(ねじ式キャップ)の他の実施形態を示す断面図である。 他の実施形態を示す平面図である。 他の実施形態を示す正面図である。 他の実施形態を示す断面図、正面図及び側面図である。 他の実施形態を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る入隅用の手摺装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る入隅用の手摺装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る入隅用の手摺装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る入隅用の手摺装置を示す斜視図である。 本発明の入隅用の手摺装置の他の実施形態を示す平面図である。 本発明の入隅用の手摺装置の他の実施形態を示す断面図である。 本発明の入隅用の手摺装置の他の実施形態に用いられる化粧部材を示す側面図及び正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の手摺の支持構造の実施形態に係る手摺装置10は、壁面から起立するように固定される支持部材21、22、23、24、25、26及び27と、当該支持部材21〜27に支持される手摺棒11、12及び13と、手摺棒11の一方の端部に設けられ当該手摺棒11の一方の端部を支持部材24に固定する接続部材41と、手摺棒12の一方の端部に設けられ当該手摺棒12の一方の端部を支持部材24に固定する接続部材42と、手摺棒12の他方の端部に設けられ当該手摺棒12の他方の端部を支持部材25に固定する接続部材43と、手摺棒13の一方の端部に設けられ当該手摺棒13の一方の端部を支持部材25に固定する接続部材44とを備えている。
手摺装置の壁面への固定手順としては、まず、手摺棒11に支持部材21、22及び23を固定しておくと共に、手摺棒13に支持部材26、27を固定する。一方、壁面には予め支持部材24、25を固定しておく。そして、手摺棒11の一方の端部を支持部材24の先端に設けられた支持部51に固定すると共に、各支持部材21、22及び23を壁面に固定する。また、手摺棒12においては、その一方の端部に設けられた接続部材42を支持部材24の先端部に設けられた支持部51に固定し、また手摺棒12の他方の端部に設けられた接続部材43を支持部材25の先端部に設けられた結合受け部52に固定する。これにより、手摺棒11及び12が互いに支持部51において連接された状態で壁面に設置される。また、手摺棒13においては、その一方の端部に設けられた接続部材44を支持部材25の先端部に設けられた結合受け部52に固定する共に、各支持部材26及び27を壁面に固定する。これにより、手摺棒12及び13が互いに結合受け部52において連接された状態で壁面に設置される。
このように、手摺装置においては、予め壁面に固定された支持部材24に対して手摺棒11の一方の端部を固定すると共に当該手摺棒11に予め固定されている支持部材21〜23を壁面に固定することにより、支持部材24を基準として、手摺棒11に余分なストレスをかけることなく、当該手摺棒11を壁面に固定することができる。また、予め壁面に固定された支持部材24に対して手摺棒11の他方の端部を固定すると共に、予め壁面に固定された支持部材25に対して手摺棒11の他方の端部を固定することにより、比較的短い手摺棒12においては、その一方及び他方の端部をそれぞれ支持部材24及び25に固定することにより、容易に壁面に固定することができる。また、予め壁面に固定された支持部材25に対して手摺棒13の一方の端部を固定すると共に当該手摺棒13に予め固定されている支持部材26、27を壁面に固定することにより、支持部材25を基準として、手摺棒13に余分な負荷をかけることなく、当該手摺棒13を壁面に固定することができる。
このような固定手順により、各手摺棒11〜13に対して余分なストレスをかけることなく、手摺棒11〜13を壁面に固定することができる。
ここで、このような構成の手摺装置においては、各支持部材24、25に対する手摺棒11〜13の固定構造として、取付け作業時には手摺棒11〜13を回動可能に支持し、その後、本固定を行うことによって手摺棒11〜13が回動しないように固定し得る支持部51、52を備えていることにより、手摺棒11〜13の取付け作業時には当該手摺棒11〜13を支持部材24、25を中心にして回動調整可能とすることにより、壁面への取付け位置の調整を容易になし得ると共に、手摺棒11〜13の本固定時には、当該手摺棒11〜13を確実に支持部材24、25に固定することにより、その後の使用状態において手摺棒11〜13がぐらつくといった不都合を回避することができる。これにより、手摺棒11〜13の支持部材24、25への固定を一段を容易かつ確実になし得るようになっている。
以下、支持部材24、25と手摺棒11〜13との間の支持部51、52について詳細に説明する。なお、ここでは、支持部材24について説明するが、支持部材25においても同様構成の締結部を備えるものである。
図3及び図4は、手摺装置10の支持部材24及びこれに支持固定される手摺棒11、12を示す斜視図であり、図5及び図8は、その正面図である。また、図6及び図7は、支持部材24の支持部51に手摺棒11、12の端部を固定する固定方法を説明する斜視図である。また、図9は、支持部材24及び手摺棒11、12の固定状態を示す平面図である。さらに、図10は、支持部51と支持部材41とが結合された状態を示す断面図である。この断面図は、図9においてA−A線を断面にとって示す図である。
図3〜図5に示すように、支持部材24の先端部には、支持部51が設けられている。この支持部51は、図6及び図7に示すように、手摺棒11の端部に設けられた接続部材41を受ける支持面153を有し、この支持面153に支持部材41の当接面41Aを面接触により支持するようになっている。支持面153には、支持部材41(手摺棒11)を支持面153に固定するねじ143(取付部材)を螺合させるねじ孔151が形成されている。一方、接続部材41には、その外装面から当接面41Aに貫通するねじ孔141が形成されている。このねじ孔141の孔径は、ねじ143を遊嵌する程度の大きさに形成されている。すなわち、ねじ143はねじ孔141には螺合されることなく、内部に挿入される。また、ねじ孔141の内底部には、ねじ孔141の孔径よりも小さな径で形成された小径ねじ孔部141B(図10)が形成され、この小径ねじ孔部141Bがねじ孔141の底部から当接面41A側に貫通している。小径ねじ孔部141Bのねじ径及びそのねじ山のピッチは、ねじ143を螺合させることができるものとなっている。
これにより、図10(a)に示すように、接続部材41のネジ孔141内にねじ143を挿入すると、ねじ141は、ねじ孔143に螺合されることなく、ねじ孔141内に遊嵌され、ねじ孔141の奥に形成された小径ねじ孔部141Bに対して螺合されることになる。さらに、接続部材41の当接面41Aに当接された、支持部51の支持面153には、小径ねじ孔部141Bに連通してねじ孔151が形成されているため、小径ねじ孔部141Bに螺合されたねじ143は、さらにねじ孔151に螺合される。かくして、ねじ143を小径ねじ孔部141B及びねじ孔151に対して螺合することにより、接続部材41と支持部51とが、当接面41Aと支持面153とを接触させた状態で互いに締結される。
ここで、支持部材24(支持部51)に手摺棒11を固定する作業工程において、一旦支持部51に手摺棒11の接続部材41を仮保持させることにより、手摺棒11が支持部材24(支持部51)を支点として回動可能とすることができる。具体的には、ねじ143を小径ねじ孔部141B及びねじ孔151に螺合させる際に、完全に締め付けることなく、支持部51の支持面153と接続部材41の当接面41Aとの間に僅かな遊びを持たせた状態とする。この仮保持状態においては、接続部材41と支持部51とが完全に離間することなく、互いの当接面(支持面153、当接面41A)上でねじ143及びねじ孔151の螺合部分を軸として回動することにより、接続部材41(手摺棒11)の長手方向を、図8において矢印r2で示す方向又はこれとは逆方向に任意に変化させることが可能となる。これにより、作業者は、手摺棒11を持ってその方向を微調整することが可能となる。
すなわち、作業者は、手摺棒11を持ってその支持方向(支持面153の面に沿う方向)を矢印r2(図8)で示す方向又はこれとは逆方向に任意に調整することができる。支持面153は、支持部材24が固定される壁面1A(図1、図2)に対して平行になるように構成されており、また、接続部材41の当接面41Aは、手摺棒11の長手方向と平行になるように構成されていることにより、手摺棒11の支持方向の調整は、手摺棒11が支持される壁面1Aに沿った面内で調整可能となる。
また、支持部51の支持面153には所定の凹部153Aが形成され、接続部材41の当接面41Aには、凹部153Aに挿入される凸部41B(図7、図8)が形成されており、凸部41Bが凹部153A内を移動し得る範囲で手摺棒11の方向を調整することができる。
具体的には、図8に示すように、支持部51の支持面153に設けられた凹部153Aに対して、接続部材41の当接面41Aに設けられた凸部41Bが挿入された状態において、凹部153Aの一方の端部153Bの壁面と他方の端部153Cの壁面とによって規制される範囲内(図7において矢印r1で示す範囲内)を凸部41Bが移動し得るようになっている。従って、ねじ143の仮締めにおいて、凸部41Bが凹部153Aから抜け出ない程度までねじ143をねじ孔151に螺合させることにより、手摺棒11の調整範囲を制限しつつ当該手摺棒11の方向を調整することができる。このように、手摺棒11の調整範囲を制限することにより、例えば、作業者が作業中に誤って手摺棒11を手放してしまった場合であっても、手摺棒11の回動範囲が矢印r1の範囲に制限されていることにより、当該手摺棒11の先端部(支持部材21が取付けられている側の端部)が床面に落下して床面を傷つけてしまうことを防止することができる。
また、凸部41Bが凹部153A内を移動する構成としたことにより、支持面153と当接面41Aとがねじ143を軸として互いに当接面上で回動する場合のガイド機能を有することになる。
そして、手摺棒11を所定の方向に位置決めすると、作業者はこの状態で手摺棒11に予め固定されている支持部材21〜23を壁面に固定することにより、手摺棒11を目的とする位置(方向)に固定することができる。最後にねじ143を接続部材41の小径ねじ孔部141B及び支持部51のねじ孔151に対して、完全に締め付けることにより螺着させ、これにより接続部材41を支持部51に対して締結し、本固定が完了する。
このように、支持部51に対して接続部材41を本固定した状態においては、図10に示すように、接続部材41のねじ孔141内に挿入されたねじ143のねじ頭と接続部材41の外装面41Cとの間には所定深さの空間が形成される。この空間に対して、金属製のねじ式キャップ61を螺合させることにより、ねじ孔141を閉塞させるようになっている。具体的には、ねじ式キャップ61は、円柱形状をなしておりその周側面にはねじ孔141に螺合可能なねじ山が形成されている。図10(a)に示すように、ねじ孔141の内部の小径ねじ孔部141Bにねじ143が螺着されている状態において、ねじ孔141に対してねじ式キャップ61を螺着させることにより、図10(b)に示すように、ねじ孔141内のねじ143の頭部を抑える状態で、ねじ式キャップ61がねじ孔141に締め付けられる。このように、ねじ143の頭部をねじ式キャップ61によって抑えた状態においては、ねじ式キャップ61によってねじ143が緩むことを防止することができる。すなわち、手摺装置の設置後の使用状態において、利用者が手摺棒11を持つ度に、手摺棒11は僅かに撓るため、支持部51と接続部材41との間には、手摺棒11がねじ143を中心として回動させる方向に力が加わる。この場合、仮に、ねじ式キャップ61の代わりに、周側面にねじ山が形成されていないキャップ240を、ねじ山が形成されていない孔部241に嵌合させる構成とすると、図11(a)乃至(c)に示すように、少しずつねじ143が緩んで、支持部51と接続部材41との間に隙間が形成され、最終的には支持部51や接続部材41が破損するというおそれがある。これに対して、本実施形態の場合、ねじ式キャップ61をねじ孔141に螺合させる構成としたことにより、使用状態により手摺棒11に繰り返し力が加わっても、ねじ143が緩むことを防止することができる。なお、ねじ式キャップ61に形成されたねじ山61Aは、ねじ143のねじ山143Aとは逆向きに形成されている。具体的には、ねじ143のねじ山143Aがいわゆる右ねじ(右方向に回転させることでねじ孔にねじ込むことができる)である場合には、ねじ式キャップ61に形成されるねじ山61Aはいわゆる左ねじ(左方向に回転させることでねじ孔にねじ込むことができる)としている。これにより、ねじ143が緩む回転方向と、ねじ式キャップ161が緩む回転方向とが逆方向となることにより、ねじ143が緩もうとすると、当該ねじ143の頭部を抑えているねじ式キャップ161には逆に締まる方向に回転しようとする力が加わることになり、これによっても、ねじ143が緩むことを一段と有効に防止することができる。
なお、図12に示すように、ねじ143のねじ山の方向と、ねじ式キャップ61のねじ山の方向とを同じ方向(例えば、ねじ143及びねじ式キャップ61がいずれもいわゆる右ねじ(又はいずれも左ねじ))である場合においても、ねじ式キャップ61が設けられている分、ねじ143が緩むことを実用上十分に抑制することができる。
支持部材24の支持部51には、手摺棒11の接続部材41を支持する支持面153と共に、手摺棒12の接続部材42を支持する支持面154が設けられている。支持面154の構成は、支持面153の構成と同様構成となっており、接続部材41と同様構成である手摺棒12の接続部材42の当接面42A(図6、図7)を支持するようになっている。
すなわち、手摺棒12の端部に設けられている接続部材42には、ねじ孔142が形成されており、当該ねじ孔142の底部には、小径ねじ孔部が設けられている。ねじ144は、小径ねじ孔部及び支持面154のねじ孔152に螺合されることで、接続部材42(手摺棒12の端部)を支持部51に締結することができる。この取付け作業において、ねじ144を仮締めした状態で手摺棒12の方向を矢印r4(図8)で示す方向又はこれとは逆方向に調整することができる。接続部材42の当接面42Aには、接続部材41の当接面41に設けられている凸部41B(図8)と同様構成の凸部(図示せず)が設けられており、支持部51の支持面154に形成された凹部154A内を移動することができる。凹部154Aにおける凸部の移動範囲は、矢印r3で示す範囲に制限されており、この範囲内で接続部材42を回動調整することができる。これにより、仮締め状態において、手摺棒12を矢印r4で示す方向又はこれとは逆方向に回動調整することができる。
かくして、手摺棒12においても、手摺棒11と同様に、ねじ144の仮締め状態において支持方向の調整を行って、他方の端部に設けられた接続部材43を支持部材の支持部52に位置合わせした状態で本固定を行うことにより、容易に手摺棒12を所定位置で固定することができる。
なお、支持部51の支持面153及び154の間には、隔壁部155が設けられている。隔壁部155は、支持面153側の壁面156と、支持面154側の壁面157とを有している。壁面156は、支持面153の形状(円形)の円弧に沿う曲面形状を有しており、また、壁面157は、支持面154の形状(円形)の円弧に沿う曲面形状を有している。これにより、手摺棒11の接続部材41を支持部51(支持面153)に取付ける作業において、接続部材41を壁面156に沿って支持面153上に導くように位置合わせすることができ、また、手摺棒12の接続部材42を支持部51(支持面154)に取付ける作業において、接続部材42を壁面157に沿って支持面154上に導くように位置合わせすることができる。これにより、支持部51への接続部材41、42の取付け作業を容易に行うことが可能となっている。
なお、上述の実施形態においては、支持部材24の先端部に支持部51を一体に形成する場合について述べたが、これに限られるものではなく、別体構成としてもよい。すなわち、図3〜図10と同一部分に同一符号を付して示す図13〜図16は、支持部材24の先端部に支持部51と同様構成の支持部351を別体に設けた構成を示す図である。
この構成おいては、支持部材24のフック24Aを支持部351のフック受け351Aで受ける構成となっている。フック受け351Aは、支持部351の前面から背面に向かって形成された孔部351Bの背面側に設けられており、この孔部351Bにフック24Aを差し込みながら、支持部351を支持部材24に固定する。この構成では、隔壁部155(図6)が設けられていないことにより、化粧部材301を支持部351の正面側から孔部351Bに差し込むことにより(図15(a))、フック24Aや孔部351Bを化粧部材301によって覆い、外観上の煩雑な印象となることを回避することができる。
図15(b)、(c)に示すように、化粧部材301は、支持部351に固定される接続部材41、42の形状に合わせた曲面形状を有する正面板305と、当該化粧部材301を支持部351の孔部351Bに固定するためのフック302A、303Aを有する固定板302、303を有している。固定板302、303を支持部351の孔部351Bに挿入し、当該孔部351Bに形成されたフック受けにフック302A、303Aを係合させることにより、化粧部材301を支持部351に固定することができる。
次に、手摺棒12及び13を支持する支持部材25について説明する。図17〜図20は、支持部材25を示す斜視図である。支持部材25は、曲がり角や階段の途中に設置されるいわゆる入隅用として用いられるものである。
支持部材25は、支持部材24に対応するものであり、支持部材25の先端部に設けられた支持部52は、支持部51に対応するものである。支持部52には、手摺棒12の端部に設けられた接続部材43の当接面43Aを支持する支持面353と、手摺棒13の端部に設けられた接続部材44の当接面44Aを支持する支持面354とを有する。
支持部52の支持面353は、手摺棒12が設けられる壁面1A(図1、図2)に対して平行になるように構成されている。また、接続部材43の当接面43Aは、手摺棒12の長手方向と平行になるように構成されていることにより、手摺棒12の支持方向の調整は、手摺棒12が支持される壁面1Aに沿った面内で調整可能となる。
一方、支持部52の支持面354は、手摺棒13が設けられる壁面1B(図1、図2)に対して平行になるように構成されている。また、接続部材44の当接面44Aは、手摺棒13の長手方向と平行になるように構成されていることにより、支持部材25によって支持される手摺棒13の長手方向の調整は、手摺棒13が支持される壁面1Bに沿った面内で調整可能となる。
この支持部52においても、支持部51と同様にして、支持面353、554にそれぞれねじ孔(図示せず)が形成されており、一方、接続部材43、44には、接続部材41、42と同様にして、小径ねじ孔部を底部に有するねじ孔443、444が形成されている。この小径ねじ孔部と支持面353、354のねじ孔にそれぞれねじが螺着されることで、接続部材43、44が支持面353、354に締結される。また、ねじ孔443、444には、ねじ式キャップ61、71が螺着されることにより、内部の小径ねじ孔部に螺着されたねじのねじ頭を抑えるようになっている。これにより、接続部材41、42と同様にして、内部のねじが緩むことを防止している。
この支持部52においても、支持部51と同様にして、支持面353、554にそれぞれ凹部(図示せず)が形成されており、一方、接続部材43、44には、接続部材41、42と同様にして、凸部(図示せず)が設けられている。これにより、ねじ孔443、444の底部の小径ねじ孔部及び支持面353、354に形成されたねじ孔を介して螺合されたねじを仮締めした状態で、手摺棒12、13の長手方向を、壁面1A、1Bに沿って調整することができる。この場合、支持部52には支持部51と同様にして、凹部が形成されており、接続部材43、44に設けられた凸部を係合することで、当接面上で接続部材43、44を回動させることができ、凹部が形成された範囲内で手摺棒12、13の長手方向を調整することができる。
また、支持部52の支持面353、354の間には隔壁部455が設けられており、当該隔壁部455の支持面353側の壁面456は、支持面353の形状(円形)の円弧に沿う曲面形状を有しており、また、壁面457は、支持面354の形状(円形)の円弧に沿う曲面形状を有している。これにより、手摺棒12の接続部材43を支持部52(支持面353)に取付ける作業において、接続部材43を壁面456に沿って支持面353上に導くように位置合わせすることができ、また、手摺棒13の接続部材44を支持部52(支持面354)に取付ける作業において、接続部材44を壁面457に沿って支持面354上に導くように位置合わせすることができる。これにより、支持部52への接続部材43、44の取付け作業を容易に行うことが可能となっている。
なお、上述の実施形態においては、支持部材25の先端部に支持部52を一体に形成する場合について述べたが、これに限られるものではなく、別体構成としてもよい。すなわち、図7〜図20と同一部分に同一符号を付して示す図21、図22は、支持部材25の先端部に支持部52と同様構成の支持部352を別体に設けた構成を示す平面図及びその断面図である。
この構成においては、支持部材25のフック25Aを支持部352のフック受け352Aで受ける構成となっている。フック受け352Aは、支持部352の前面から背面に向かって形成された孔部352Bの背面側に設けられており、この孔部352Bにフック25Aを差し込みながら、支持部352を支持部材25に固定する。この構成では、隔壁部455(図17)が設けられていないことにより、化粧部材401を支持部352の正面側から孔部352Bに差し込むことにより(図22)、フック25Aや孔部352Aを化粧部材401によって覆い、外観上の煩雑な印象となることを回避することができる。
図23(a)、(b)に示すように、化粧部材401は、支持部352に固定される接続部材43、44の形状に合わせた曲面形状を有する正面板405と、当該化粧部材401を支持部352の孔部352Bに固定するためのフック402A、403Aを有する固定板402、403を有している。固定板402、403を支持部352の孔部352Bに挿入し、当該孔部352Bに形成されたフック受けにフック402A、403Aを係合させることにより、化粧部材401を支持部352に固定することができる。
なお、上述の実施形態においては、壁面に支持部材21〜27を固定する場合について述べたが、これに限られるものではなく、床面から起立した支持部材に手摺棒11〜13を固定するようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、ねじ143のねじ頭とねじ式キャップ61との間が密着するように取付けられる場合について述べたが、これに限られず、ねじ頭とねじ式キャップ61との間に間隙が生じるようにしてもよい。このようにした場合、ねじ143が緩んでも、ねじ頭とねじ式キャップ61との間隙以上に緩むことが防止されることにより、支持部51及び接続部材41の破損の発生を実用上十分に抑制することができる。
1A、1B 壁面
10 手摺装置
11、12、13 手摺棒
21、22、23、24、25、26、27 支持部材
41、42、43、44 接続部材
51、52 支持部
153、154、353、354 支持面
41A、42A、43A、44A 当接面
61、71 ねじ式キャップ(螺着手段)
141ねじ孔
143、144 ねじ
143B 小径ねじ孔部
301、401 化粧部材

Claims (5)

  1. 壁面又は床面に支持される支持部材と、
    前記支持部材に対して手摺を接続する接続部材と、を備え、
    前記支持部材の面と、前記接続部材の面とを当接した状態で、前記支持部材と前記接続部材とを取付部材により接続する手摺の支持構造において、
    前記接続部材は、前記取付部材を軸として、前記支持部材と前記接続部材との当接面上で回動自在に取り付けられている
    ことを特徴とする手摺の支持構造。
  2. 前記取付部材は、前記接続部材に螺着可能な螺着手段によって、覆われるように取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の手摺の支持構造。
  3. 前記取付部材も螺着可能に、前記支持部材に螺着されている一方、前記螺着手段の螺着方向と、前記取付部材の螺着方向とは逆方向である
    ことを特徴とする請求項2に記載の手摺の支持構造。
  4. 前記支持部材の当接面および前記接続部材の当接面には、互いに係合する係合部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の手摺の支持構造。
  5. 前記係合部は、前記支持部材に対して、前記接続部材が所定角度だけ回動自在に係合する
    ことを特徴とする請求項4に記載の手摺の支持構造。
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