JP2020146803A - ロボットの関節構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】直動アクチュエータを構成するモータを大型化することなく、関節の屈曲角度が大きくなったときに必要なトルクを担保することができる、ロボットの関節構造体を提供する。【解決手段】第1リンク部材10と、第2リンク部材20と、交差するように配置され、第1リンク部材10と第2リンク部材20とを回動自在に連結している、第1可動リンク40及び第2可動リンク50と、基端部が第1リンク部材10に接続され、先端部が第1可動リンク40に接続されている、直動アクチュエータ30と、を備え、直動アクチュエータ30が進退することにより、第2リンク部材20が第1リンク部材10に対して、相対的に揺動するように構成されている、ロボットの関節構造体。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットの関節構造体に関する。
人型歩行ロボットにおいて、膝関節の屈曲角度が大きくなると、膝関節に負荷として作用する膝トルクが大きくなることが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている2関節運動変速リンク機構では、膝トルクが大きくなるほど、足首の屈曲角が大きくなるという仮説を基に、足首角度の増大に応じた足首リンク機構の動作に連動して、4節リンク機構で構成されている、膝リンク機構が、減速比が増大するように動作する。
また、関節の屈曲方向の可動範囲(回転角度)を増大させることを目的とした、ロボットの関節構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に開示されているロボットの関節構造では、回転軸A、Bが設けられている第1の主リンクと、回転軸C、Dが設けられている第2の主リンクと、を、交差するように配置されている、2つの可動リンクにより、連結している。
この関節構造では、第1の主リンクを互いに平行に配置された第1のプレートと第2のプレートとから構成し、一方の可動リンクを回転軸Aを介して、第1のプレートと第2のプレートとに回転自在に接続し、他方の可動リンクを回転軸Bを介して第1のプレートのみに回転自在に接続することで、関節の屈曲方向の可動範囲(回転角度)を増大させている。
特開2016−209983号公報 特許第4236900号
ところで、本発明者らは、上記特許文献1に開示されている2関節運動変速リンク機構及び特許文献2に開示されているロボットの関節構造とは異なる、ロボットの関節構造体を想到した。本発明は、新規な構造を備えるロボットの関節構造体を提供することを目的とする。
本発明に係るロボットの関節構造体は、第1軸部材及び第2軸部材が挿通されている、第1リンク部材と、第3軸部材及び第4軸部材が挿通されている、第2リンク部材と、交差するように配置され、前記第1軸部材〜前記第4軸部材を介して、前記第1リンク部材と前記第2リンク部材とを回動自在に連結している、第1可動リンク及び第2可動リンクと、基端部が第1リンク部材に接続されている、直動アクチュエータと、を備え、前記第1可動リンクには、前記直動アクチュエータの先端部が回動自在に接続されていて、前記直動アクチュエータが進退することにより、前記第2リンク部材が前記第1リンク部材に対して、相対的に揺動するように構成されている。
これにより、直動アクチュエータを構成するモータを大型化することなく、関節の屈曲角度が大きくなったときに必要なトルクを担保することができる。このため、ロボットの小型化を図ることができる。
本発明のロボットの関節構造体によれば、直動アクチュエータを構成するモータを大型化することなく、関節の屈曲角度が大きくなったときに必要なトルクを担保することができ、ロボットの小型化を図ることができる。
図1は、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体の概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示すロボットの関節構造体の正面図である。 図3は、図1に示すロボットの関節構造体の側面図である。 図4は、図1に示すロボットの関節構造体の側面図である。 図5は、図1に示すロボットの関節構造体の側面図である。 図6は、図1に示すロボットの関節構造体の斜視図である。 図7は、図1に示すロボットの関節構造体の斜視図である。 図8は、比較例のロボットの関節構造体の概略構成を示す模式図である。 図9は、実施の形態1に係るロボットの関節構造体と比較例のロボットの関節構造体について、関節角度関節角度を変更したときのトルク特性を算出し、プロットした結果と、ロボットの体重を支えるために、関節構造体に必要なトルクを算出し、プロットした結果と、を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、全ての図面において、本発明を説明するための構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略している場合がある。さらに、本発明は以下の実施の形態に限定されない。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係るロボットの関節構造体は、第1軸部材及び第2軸部材が挿通されている、第1リンク部材と、第3軸部材及び第4軸部材が挿通されている、第2リンク部材と、交差するように配置され、第1軸部材〜第4軸部材を介して、第1リンク部材と第2リンク部材とを回動自在に連結している、第1可動リンク及び第2可動リンクと、基端部が第1リンク部材に接続されている、直動アクチュエータと、を備え、第1可動リンクには、直動アクチュエータの先端部が回動自在に接続されていて、直動アクチュエータが進退することにより、第2リンク部材が第1リンク部材に対して、相対的に揺動するように構成されている。
また、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体では、第1可動リンクは、第1軸部材と第3軸部材を介して、第1リンク部材と第2リンク部材とを回動自在に連結し、第2可動リンクは、第2軸部材と第4軸部材を介して、第1リンク部材と第2リンク部材とを回動自在に連結していてもよい。
また、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体では、第1可動リンクは、第2リンク部材側の端部に延長部が設けられていて、延長部には、直動アクチュエータの先端部が回動自在に接続されていてもよい。
また、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体では、第1可動リンクは、第2軸部材と干渉しないように、湾曲するように形成されていてもよい。
また、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体では、第1可動リンクは、V字状に形成されていてもよい。
さらに、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体では、第1可動リンクの延長部は、第1リンク部材と第2リンク部材が直線状に配置されているときに、第1リンク部材に向かって延びるように形成されていてもよい。
以下、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体の一例について、図1〜図9を参照しながら説明する。
[ロボットの関節構造体の構成]
図1は、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体の概略構成を示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットの関節構造体の正面図である。図3〜図5は、図1に示すロボットの関節構造体の側面図である。図6及び図7は、図1に示すロボットの関節構造体の斜視図である。
なお、図1、図6、及び図7においては、ロボットの関節構造体における上下方向、前後方向、及び左右方向を図における上下方向、前後方向、及び左右方向として表している。また、図2においては、ロボットの関節構造体における上下方向及び左右方向を図における上下方向及び左右方向として表している。さらに、図3〜図5においては、ロボットの関節構造体における上下方向及び前後方向を図における上下方向及び前後方向として表している。
図1〜図7に示すように、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体100は、第1リンク部材10、第2リンク部材20、直動アクチュエータ30、第1可動リンク40、及び第2可動リンク50を備えていて、直動アクチュエータ30が進退動作をすることで、第2リンク部材20が、第1リンク部材10に対して相対的に揺動するように構成されている。
なお、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体100は、例えば、第1リンク部材10がロボットの大腿部分を構成し、第2リンク部材20がロボットの下腿部分を構成する形態であってもよく、第1リンク部材10がロボットの上腕部分を構成し、第2リンク部材20が前腕部分を構成する形態であってもよい。
第1リンク部材10は、第1本体部10aと第1突起部10bを有している。第1本体部10aは、棒状(直方体状)に形成されていて、その下端部の前面には、前方に突出するように第1突起部10bが設けられている。
また、第1本体部10aの下端部の側面には、貫通孔(図示せず)が形成されていて、当該貫通孔には、第1軸部材61及び軸受部材(図示せず)が嵌挿されている。同様に、第1突起部10bの側面には、貫通孔(図示せず)が形成されていて、第2軸部材62及び軸受部材(図示せず)が嵌挿されている。なお、軸受部材は、例えば、ボールベアリングであってもよい。
さらに、第1本体部10aの上部には、一対の固定部11、11により、直動アクチュエータ30が固定されている。なお、直動アクチュエータ30の構成については、後述する。
第2リンク部材20は、第2本体部20aと第2突起部20bを有している。第2本体部20aは、棒状(直方体状)に形成されていて、その上端部の前面には、前方に突出するように第2突起部20bが設けられている。
また、第2本体部20aの上端部の側面には、貫通孔(図示せず)が形成されていて、当該貫通孔には、第4軸部材64及び軸受部材(図示せず)が嵌挿されている。同様に、第2突起部20bの側面には、貫通孔(図示せず)が形成されていて、第3軸部材63及び軸受部材(図示せず)が嵌挿されている。なお、軸受部材は、例えば、ボールベアリングであってもよい。
第1リンク部材10と第2リンク部材20は、第1可動リンク40及び第2可動リンク50により連結されていて、当該連結されている部分が、ロボットの関節構造を構成する。第1可動リンク40及び第2可動リンク50は、第1リンク部材10及び第2リンク部材20が、直線状に配置されているときに、左右方向から見て、交差するように配置されている(図1〜図3参照)。換言すると、第1可動リンク40及び第2可動リンク50は、第1リンク部材10及び第2リンク部材20が、上下方向に延びるように配置されているときに、左右方向から見て、交差するように配置されている。
第2可動リンク50は、一対の第2可動リンク部材51A、51Bを有している。第2可動リンク部材51A、51Bは、それぞれ、短冊状に形成されていて、第1リンク部材10及び第2リンク部材20を左右方向から挟むように配置されている。
また、第2可動リンク部材51A、51Bの両端部には、それぞれ、貫通孔52、54が形成されている。貫通孔52には、第2軸部材62及び軸受部材72が挿通されている。貫通孔54には、第4軸部材64及び軸受部材74が挿通されている。なお、軸受部材72、74は、例えば、ボールベアリングであってもよい。
第2軸部材62は、例えば、ネジとナットで構成されていて、第2可動リンク部材51A、第1リンク部材10、及び第2可動リンク部材51Bを共締めしている。同様に、第4軸部材64は、例えば、ネジとナットで構成されていて、第2可動リンク部材51A、第2リンク部材20、及び第2可動リンク部材51Bを共締めしている。
これにより、第2可動リンク50は、第2軸部材62と第4軸部材64を介して、第1リンク部材10と第2リンク部材20を回動(揺動)自在に連結している。
第1可動リンク40は、左右方向から見て、第2軸部材62と干渉しないように、湾曲するように形成されている。換言すると、第1可動リンク40は、左右方向から見て、略V字状に形成されている。
また、第1可動リンク40は、一対の第1可動リンク部材41A、41Bと、板部材42と、を有していて、一対の第1可動リンク部材41A、41Bが、左右方向から板部材42を挟むように配置されている。第1可動リンク部材41A、41B及び板部材42は、適宜な手段(例えば、ネジ等)により固定されている。
第1可動リンク部材41A、41Bは、それぞれ、本体部3と延長部4を有している。本体部3及び延長部4は、それぞれ、短冊状に形成されていて、本体部3の基端部(図1〜図3においては、下端部)と延長部4の基端部(図1〜図3においては、下端部)とが接続されている。
延長部4は、第1リンク部材10と第2リンク部材20が直線状に配置されているときに、本体部3における第2リンク部材20側の端部(基端部)から、第1リンク部材10に向かって延びるように形成されている。換言すると、延長部4は、第1リンク部材10と第2リンク部材20が上下方向に延びるように配置されているときに、本体部3における第2リンク部材20側の端部(基端部)から、上方に向かって延びるように形成されている。
本体部3の両端部には、貫通孔43、44が形成されている。貫通孔43には、第3軸部材63及び軸受部材73が挿通されている。また、貫通孔44には、第1軸部材61及び軸受部材71が挿通されている。なお、軸受部材71、73は、例えば、ボールベアリングであってもよい。
第1軸部材61は、例えば、ネジとナットで構成されていて、第1可動リンク部材41A、第1リンク部材10、第1可動リンク部材41Bを共締めしている。同様に、第3軸部材63は、例えば、ネジとナットで構成されていて、第1可動リンク部材41A、第1リンク部材10、第1可動リンク部材41Bを共締めしている。
これにより、第1可動リンク40は、第1軸部材61と第3軸部材63を介して、第1リンク部材10と第2リンク部材20を回動(揺動)自在に連結している。
また、延長部4の先端部(図1〜図3においては、上端部)には、貫通孔45が形成されている。貫通孔45には、軸部材65及び軸受部材75が挿通されている。また、軸受部材75は、直動アクチュエータ30の先端部を挿通している。軸受部材75は、例えば、ネジとナットで構成されていて、第1可動リンク部材41A、直動アクチュエータ30、第1可動リンク部材41Bを共締めしている。
直動アクチュエータ30は、ここでは、駆動モータとボールネジ機構で構成されているが、これに限定されず、公知の直動アクチュエータを用いることができる。なお、本実施の形態1においては、直動アクチュエータ30は、第1筐体31、第2筐体32、駆動モータ33、第1プーリ35、第2プーリ36、及びベルト37を有している。
第1筐体31及び第2筐体32は、直方体状に形成されていて、入れ子状に構成されている。第1筐体31(直動アクチュエータ30)の基端部の両側面には、一対の固定部11、11が取付けられている。そして、上述したように、一対の固定部11、11により、第1筐体31(直動アクチュエータ30)は、第1リンク部材10の基端部に固定されている。
また、第1筐体31の基端部の前面には、駆動モータ33が取付けられている。駆動モータ33の出力軸34には、第1プーリ35が接続されている。さらに、第1筐体31の内部には、ボールネジ機構が配置されている(図示せず)。ボールネジ機構のネジ軸の基端部には、第2プーリ36が接続されていて、ネジ軸の先端部には、第2筐体32の基端部が接続されている。そして、第1プーリ35と第2プーリ36には、ベルト37が巻きつけられている。これにより、第2筐体32は、第1筐体31に対して、進退することができる。なお、ボールネジ機構については、公知のボールネジ機構を用いることができ、その詳細な説明は省略する。
なお、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体100では、直動アクチュエータ30の先端部を第1可動リンク40の延長部4に回動自在に接続する形態を採用したが、これに限定されない。例えば、直動アクチュエータ30の先端部を第1可動リンク40の本体部3に回動自在に接続する形態を採用してもよい。この場合、第2筐体32の先端部は、第3軸部材63に挿通されるように構成されていてもよい。
[ロボットの関節構造体の動作]
次に、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体100の動作について、図1〜図7を参照しながら説明する。
まず、図1〜図3に示すように、関節構造体100は、第1リンク部材10と第2リンク部材20が、直線状に配置されているとする。そして、図示されない制御装置から直動アクチュエータ30に関節を屈曲させる指示信号が出力されたとする。
すると、直動アクチュエータ30の駆動モータ33が駆動して、第2筐体32が第1筐体31に対して、伸長する。これにより、図4及び図6に示すように、第2リンク部材20を第1リンク部材10に対して、揺動し、屈曲した状態となる。なお、図4に示すように、第2リンク部材20が第1リンク部材10に対して、直線状に配置されている状態から屈曲した状態に揺動した角度を関節角度(屈曲角度;50°)として表している。
さらに、直動アクチュエータ30の駆動モータ33が駆動すると、図5及び図7に示すように、関節角度が大きくなる(図5では、140°)。
次に、図5及び図7に示すように、関節構造体100の第2リンク部材20が、第1リンク部材10に対して搖動した状態(関節が屈曲した状態)にあるときに、制御装置から直動アクチュエータ30に関節を伸展させる指示信号が出力されたとする。
すると、直動アクチュエータ30の駆動モータ33が、屈曲動作とは反対方向に回転して、伸長していた第2筐体32が退縮する。これにより、屈曲していた関節が、伸展した状態となる。
[ロボットの関節構造体の作用効果]
次に、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体100の作用効果について、図1〜図9を参照しながら説明する。
まず、図8を参照しながら、比較例のロボットの関節構造体の構成について、説明する。
図8は、比較例のロボットの関節構造体の概略構成を示す模式図である。なお、図8においては、ロボットの関節構造体における上下方向及び前後方向を図における上下方向及び前後方向として表している。
図8に示すように、比較例のロボットの関節構造体200は、第1リンク部材210、第2リンク部材220、直動アクチュエータ230、及び第1可動リンク240を備えていて、基本的には、実施の形態1に係るロボットの関節構造体100と同様の構成である。
しかしながら、比較例のロボットの関節構造体200では、第1可動リンク140が、固定部材280により、第2リンク部材220に固定されており、第2可動リンク50が配設されていない点が異なる。
このように構成された、比較例のロボットの関節構造体200と本実施の形態1に係るロボットの関節構造体100について、直動アクチュエータを構成する駆動モータの出力に対して、関節角度を変更したときのトルク特性を算出し、プロットした。また、第1リンク部材を大腿とし、第2リンク部材を下腿とし、第1リンク部材の上部に胴体が配置されている場合に、ロボットの体重を支えるために、関節構造体に必要なトルクを算出し、プロットした。
図9は、実施の形態1に係るロボットの関節構造体と比較例のロボットの関節構造体について、関節角度関節角度を変更したときのトルク特性を算出し、プロットした結果と、ロボットの体重を支えるために、関節構造体に必要なトルクを算出し、プロットした結果と、を示すグラフである。
図9に示すように、比較例のロボットの関節構造体200では、関節角度が小さい場合には、充分なトルクが得られているが、関節角度が大きくなると、必要なトルクを満たすことができない。
一方、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体100では、関節角度が大きくなっても、必要なトルクを満たすことができる。これは、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体100では、第1可動リンク40と第2可動リンク50が交差するように配置されている(いわゆる、クロスリンク)ことに起因する。クロスリンクは、出力角が所定の角度以上になると急激に減速比が大きくなる特徴を有する。
このため、本実施の形態1に係るロボットの関節構造体100では、関節角度が小さい場合には、直動アクチュエータ30により、必要なトルクが得られ、関節角度が大きい場合には、クロスリンクにより、必要なトルクが得られる。したがって、直動アクチュエータ30を構成する駆動モータ33を大型化することなく、関節の屈曲角度が大きくなったときに必要なトルクを担保することができ、ロボットの小型化を図ることができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良又は他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明のロボットの関節構造体は、ロボットの小型化を図ることができるため、産業ロボットの分野において有用である。
3 本体部
4 延長部
10 第1リンク部材
10a 第1本体部
10b 第1突起部
11 固定部
20 第2リンク部材
20a 第2本体部
20b 第2突起部
30 直動アクチュエータ
31 第1筐体
32 第2筐体
33 駆動モータ
34 出力軸
35 第1プーリ
36 第2プーリ
37 ベルト
40 第1可動リンク
41A 第1可動リンク部材
41B 第1可動リンク部材
42 板部材
43 貫通孔
44 貫通孔
45 貫通孔
50 第2可動リンク
51A 第2可動リンク部材
51B 第2可動リンク部材
52 貫通孔
53 貫通孔
54 貫通孔
61 第1軸部材
62 第2軸部材
63 第3軸部材
64 第4軸部材
65 軸部材
71 軸受部材
72 軸受部材
73 軸受部材
74 軸受部材
75 軸受部材
100 関節構造体
200 関節構造体
210 第1リンク部材
220 第2リンク部材
230 直動アクチュエータ
240 第1可動リンク

Claims (6)

  1. 第1軸部材及び第2軸部材が挿通されている、第1リンク部材と、
    第3軸部材及び第4軸部材が挿通されている、第2リンク部材と、
    交差するように配置され、前記第1軸部材〜前記第4軸部材を介して、前記第1リンク部材と前記第2リンク部材とを回動自在に連結している、第1可動リンク及び第2可動リンクと、
    基端部が第1リンク部材に接続されている、直動アクチュエータと、を備え、
    前記第1可動リンクには、前記直動アクチュエータの先端部が回動自在に接続されていて、
    前記直動アクチュエータが進退することにより、前記第2リンク部材が前記第1リンク部材に対して、相対的に揺動するように構成されている、ロボットの関節構造体。
  2. 前記第1可動リンクは、第2リンク部材側の端部に延長部が設けられていて、前記延長部には、前記直動アクチュエータの先端部が回動自在に接続されている、請求項1に記載のロボットの関節構造体。
  3. 前記第1可動リンクは、前記第1軸部材と前記第3軸部材を介して、前記第1リンク部材と前記第2リンク部材とを回動自在に連結し、
    前記第2可動リンクは、前記第2軸部材と前記第4軸部材を介して、前記第1リンク部材と前記第2リンク部材とを回動自在に連結している、請求項1又は2に記載のロボットの関節構造体。
  4. 前記第1可動リンクは、前記第2軸部材と干渉しないように、湾曲するように形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロボットの関節構造体。
  5. 前記第1可動リンクは、V字状に形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のロボットの関節構造体。
  6. 前記第1可動リンクの延長部は、前記第1リンク部材と前記第2リンク部材が直線状に配置されているときに、前記第1リンク部材に向かって延びるように形成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のロボットの関節構造体。
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