JP2020144738A - 防犯装置、及び、防犯方法 - Google Patents
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Abstract
Description
画像を解析して画像内の物体が映る画素から成る領域である物体領域を物体の種類毎に分類する解析部と、
前記解析部が前記物体領域であると分類した領域が存在する場合に、前記物体領域における物体の動作を検知し、前記動作が異常であるか識別する識別部と
を備えた情報処理装置と、
光源を有する光源部と、
光源部を制御する制御部と
を備えた照明装置と
を備え、
前記照明装置の前記制御部は、前記情報処理装置の前記識別部が異常であると識別した場合に、前記照明装置の前記光源部の制御により前記異常を報知する。
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る防犯装置10の構成図である。
図1に示されるように、
防犯装置10は、情報処理装置11、照明装置12、カメラ13、及び通信部14を備え、
情報処理装置11は、解析部100及び識別部101を備え、
照明装置12は、光源を有する光源部200及び制御部201を備える。
識別部101が人を検知した場合に、光源部200を点灯させる制御情報又は光を強く(増光)する制御信号を送信し、
識別部101が人を検知しない場合に、光源部200を消灯させる制御情報又は光を弱く(減光)する制御情報を送信する。
情報処理装置11は、図2に示す一般的なコンピュータ20から構成される。
(a)は側面図、(b)は正面図である。
水平方向Xは、重力と直角に交わる方向である。
鉛直方向Yは、重力と平行な方向である。
灯具300は、本体部50と、この本体部50に取り付けられる照明装置12と、この照明装置12が備える光源部200及び制御部201と、コンピュータ20と、本体部50に取り付けられたカメラ取付部60と、このカメラ取付部60に取り付けられたカメラ13とを備える。
灯具300は、本体部50に取り付けられ、光源部200の点灯制御を行う制御部201を備える。
灯具300は、光源部200を覆うように本体部50に取り付けられた透光性カバー70を備える。
本体部50は、取付部800が電柱に取り付けられることにより、電柱等の被取付部900に取り付けられる。
本体部50は、鉛直方向Yに対して、略水平又は右肩上がり(斜め上方)に傾斜した状態で取り付けられる。
光源部200は、光源(図示せず)を配置した発光面210を有する。
光源部200は、発光面210と直交する光軸Lを有する。
光源部200の光軸Lは、光源部200が発する光の中心軸である。
光源部200は、例えば、複数のLED(Light Emitting Diode)をプリント基板に実装したLEDモジュール、LEDチップを直接プリント基板に実装したCOB(Chip On Board)モジュール又は有機EL(Electro−Luminescence)あるいは無機EL等である。
本体部50の他端側に沿った部分は、本体部50の外郭形状に沿った形状の箱体である。
この箱体形状のカメラ取付部60は、カメラ13を取り付けるためのカメラ窓62が開けられている。
カメラ13は、撮像部81と、この撮像部81を覆うように取り付けられた魚眼レンズ82と、魚眼レンズ82を覆うように取り付けられた半球状のレンズカバー83とを備える。
魚眼レンズ82は、180度あるいは180度前後の写角をもつレンズである。
レンズカバー83は、透明な保護カバーである。
レンズカバー83は、本体部50の下面51から半球状に下方に突出している。
レンズカバー83は、魚眼レンズ82が180度あるいは180度前後の撮影ができるように半球状又はドーム状をしている。
カメラ13は、本体部50の下面51と直交するカメラ軸Cを有する。
カメラ13のカメラ軸Cは、撮影の中心軸である。
カメラ13のカメラ軸Cは、光源部200の光軸Lと平行又は略平行である。
透光性カバー70は、透明カバーでもよいし、半透明カバーでもよい。
透光性カバー70は、カメラ13を覆わない。
透光性カバー70がカメラ13を覆わない理由は、光源部200が発した光が透光性カバー70により乱反射してカメラ13に入り込むのを防止するためである。
透光性カバー70には、灯具300の内部に侵入した水を外部に排水するための排水口71が設けられている。
この排水口71は、透光性カバー70ではなく、本体部50等に設けてもよい。
被取付部900からの位置関係は、取付部800、光源部200、制御部201、カメラ13の順である。
光源部200とカメラ13との間に制御部201を配置して光源部200とカメラ13とを離れた位置に配置する。
また、カメラ13は、光源部200の水平方向Xに対して、上方に配置する。
少なくとも光源部200が発する光の配光角よりも外側にカメラ13が配置されていれば、光源部200が発する光がカメラ13に直接入り込むことはない。
しかし、光源部200の製品ばらつき又は透光性カバー70による屈折によって、光源部200が発した光がカメラ13に入り込んでしまう可能性がある。
光源部200から発した光が直接カメラ13の撮像部81に入り込まなかったとしても、透光性カバー70等に入光すると、透光性カバー70内の乱反射による反射光又は透光性カバー70の透明部分における導光された光により、撮像部81による映像に影響を及ぼすおそれがある。
本実施の形態では、カメラ13を水平方向Xに対して、光源部200より上方に配置すれば、光源部200が発した光がカメラ13に入り込むことがない。
特に、夜間撮影時に撮像部81の露出感度を高めている状態においての撮影映像に与える影響を最小限にすることができる。
また、光源部200とカメラ13を組み合わせることにより、暗視カメラ又は赤外光を用いないので、撮像された映像の色彩を含めた映像が鮮明になる。
取付部800は、水平線Hに対して傾きMで、本体部50を被取付部900に取り付ける。
水平線Hに対する傾きMは、少なくとも光源から直接光がカメラ13の半球状のレンズカバー83に照射されない角度とする。
取付部800は、カメラ13の位置が光源部200の位置より水平方向Xにおいて上方になるように、本体部50を被取付部900に取り付ける。
カメラ13の半球状のレンズカバー83の下端部Dは、光源部200の発光面210の上端部Uよりも上にある。
取付部800は、光源として配光角が120度のLEDを用いた場合に、LEDの光がカメラ13に入り込まないように、光源部200の発光面210の上端部Uの水平線よりもカメラ13の下端部Dを上に配置する。
以下、本実施の形態における防犯装置10の動作について説明する。
図4は、防犯装置10の動作を示すフローチャートである。
解析部100は、カメラ13が撮影した画像を解析し、画像内の物体が映る画素から成る領域である物体領域を物体の種類毎に分類する分類処理を実行する。
画像内に前記物体領域が存在する場合、識別部101は、物体の動作を検知する動作検知処理を実行する。画像内に前記物体領域が存在しない場合、防犯装置10は、前記動作検知処理を実行せず、前記分類処理を実行する。
識別部101は、ステップS101において検知した物体の動作が異常であるか識別する動作識別処理を実行する。
識別部101が異常であると識別した場合、防犯装置10は、出力処理を実行する。出力処理には、制御部201が光源部200へ光源部200を点滅させる制御情報を送信する処理、識別部101がネットワーク30を介して異常情報を送信する処理、カメラ13がネットワーク30を介して撮影した画像(映像)を送信する処理がある。防犯装置10は、これら出力処理の一部の処理のみを実行しても良い。識別部101が異常であると識別しない場合、防犯装置10は、前記出力処理を実行せず、前記分類処理を実行する。
図5は、本実施の形態に係る応用例の構成図である。防犯装置10は、設備機器40に対してネットワーク30を介してカメラ13が撮影した画像及び識別部101の識別情報を送信することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、防犯装置10は、カメラ13が撮影した画像から緊急な状態を早期に判別することができ、緊急な状況であることを報知できる。
また、本実施の形態によれば、人の動きで光源部200の明るさが変化することにより、カメラ13(センサ)で監視されていることを認識させることができ、心理的な犯罪抑制効果が得られる。
本実施の形態の防犯装置10は、図1に示すようにカメラ13を備えている。しかし、防犯装置10は、カメラ13を備えなくても良い。本変形例において、情報処理装置11は、情報処理装置11の記憶装置113に記憶されている画像又は通信部14が受信した画像を使用する。
本実施の形態の防犯装置10は、図1に示すように通信部14を備えている。しかし、防犯装置10は、通信部14を備えなくても良い。
本実施の形態の解析部100は、通信部14に接続されている。しかし、解析部100は、通信部14に接続されていなくても良い。本変形例において、解析部100は、ネットワークを介さずに記憶装置113に記憶された判別データを使用する。
本実施の形態の解析部100は、物体領域を分類することができる。しかし、解析部100は、画像内の人が映る画素から成る領域である人領域のみを分類できても良い。本変形例において、識別部101は、人の動作が異常であるか識別できる。
本実施の形態の解析部100は、カメラ13による撮影のために必要な明るさを解析して制御部201に明るさ調整の指示を出す。しかし、解析部100は、カメラ13による撮影のために必要な明るさを解析せず、制御部201に明るさ調整の指示を出さなくても良い。本変形例において、制御部201は、制御部201から監視領域の明るさに関する情報を受信し、カメラ13による撮影のために必要な明るさを解析し、光源部200へカメラ13による撮影のために必要な明るさを実現する制御情報を送信する。
本実施の形態の解析部100は、画像の明るさを解析する機能を有する。しかし、解析部100は、画像の明るさを解析する機能を有さなくても良い。本変形例において、防犯装置10は、監視領域の明るさを測定する機能を有するセンサを備えても良い。防犯装置10が前記センサを備える場合、制御部201は、前記センサの測定結果に基づいて、光源部200の明るさを制御する。また、本変形例において、防犯装置10は、前記センサを備えなくても良い。防犯装置10が前記センサを備えない場合、制御部201は、時刻又は天気予報情報等に基づき光源部200を制御する。
本実施の形態の識別部101は、通信部14に接続されている。しかし、識別部101は、通信部14に接続されていなくても良い。本変形例において、識別部101は、ネットワークを介さずに記憶装置113に記憶された異常動作データを使用する。
本実施の形態の識別部101は、異常であるか否かを識別するものの、異常の種類については識別しない。しかし、識別部101は、異常の種類を識別できても良い。具体例としては、人が倒れている状況、人同士のトラブルが起きている状況等の異常の種類を識別し、異常の種類に応じた出力をする。
本実施の形態の識別部101は、分類データが人と分類されているかを判別でき、人と分類された人影画像を特定人物として判別でき、前記特定人物の動作を検知でき、前記動作が異常な動作でないかを識別できる。しかし、識別部101は、分類データが人と分類されているかを判別できず、人と分類された人影画像を特定人物として判別できず、前記特定人物の動作を検知できず、前記動作が異常な動作でないかを識別できなくても良い。
本実施の形態の情報処理装置11は、照明装置12とは独立に存在している。しかし、情報処理装置11は照明装置12と一体となっていても良い。
本実施の形態の情報処理装置11は、カメラ13とは独立に存在している。しかし、情報処理装置11は、カメラ13と一体となっていても良い。
本実施の形態の情報処理装置11は、通信部14とは独立に存在している。しかし、情報処理装置11は、通信部14と一体となっていても良い。
本実施の形態の制御部201は、ネットワーク30に接続されている。しかし、制御部201は、ネットワーク30に接続されていなくても良い。
本実施の形態の制御部201は、識別部101が異常を識別した場合に、光源部200が点滅するよう制御する。しかし、制御部201は、識別部101が異常を識別した場合に、光源部200の点灯色を変更する等の制御を行っても良い。
本実施の形態の制御部201は、省エネルギー制御をすることができる。しかし、制御部201は、省エネルギー制御をすることができなくても良い。
本実施の形態の通信部14は、情報処理装置11、照明装置12、及びカメラ13とは独立に存在している。しかし、図7に示すように、情報処理装置11、照明装置12、及びカメラ13は、通信部14を備えており、情報処理装置11、照明装置12、及びカメラ13は、ネットワーク30を介して接続されていても良い。
本実施の形態では、情報処理装置11の各機能構成要素をソフトウェアで実現する場合を説明した。しかし、変形例として、各機能構成要素はハードウェアで実現されても良い。
各機能構成要素がハードウェアで実現される場合には、防犯装置10は、プロセッサ111に代えて、電子回路114を備える。あるいは、図示しないが、防犯装置10は、プロセッサ111、メモリ112、及び記憶装置113に代えて、電子回路114を備える。電子回路114は、各機能構成要素(及びメモリ112と記憶装置113)との機能とを実現する専用の電子回路である。ここで、電子回路は処理回路と呼ぶこともある。
前述した各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
Claims (10)
- 画像を解析して画像内の物体が映る画素から成る領域である物体領域を物体の種類毎に分類する解析部と、
前記解析部が前記物体領域であると分類した領域が存在する場合に、前記物体領域における物体の動作を検知し、前記動作が異常であるか識別する識別部と
を備えた情報処理装置と、
光源を有する光源部と、
前記光源部を制御する制御部と
を備えた照明装置と
を備え、
前記照明装置の前記制御部は、前記情報処理装置の前記識別部が異常であると識別した場合に、前記照明装置の前記光源部の制御により前記異常を報知する防犯装置。 - 前記情報処理装置の前記解析部は、前記物体領域として、画像内の人が映る画素から成る領域である人領域を分類する請求項1に記載の防犯装置。
- カメラを備え、
前記情報処理装置は、前記カメラで撮影した画像を使用する請求項1又は2に記載の防犯装置。 - 前記情報処理装置は、前記カメラで撮影した画像を送信する通信部を備える請求項3に記載の防犯装置。
- 前記情報処理装置の前記通信部は、前記情報処理装置の前記識別部による識別結果を送信する請求項4に記載の防犯装置。
- 前記情報処理装置の前記通信部は、前記情報処理装置の前記識別部が使用するデータを受信する請求項4又は5に記載の防犯装置。
- 前記カメラは、通信部を備え、
前記情報処理装置は、通信部を備え、
前記照明装置は、通信部を備え、
前記カメラ及び前記情報処理装置は、ネットワークを介して接続されており、
前記情報処理装置及び前記照明装置は、ネットワークを介して接続されている請求項3に記載の防犯装置。 - 前記情報処理装置の前記解析部は、画像の明るさを解析することができ、
前記照明装置の前記制御部は、前記情報処理装置の前記解析部の解析した画像の明るさに応じて、前記照明装置の前記光源部を制御する請求項1から7のいずれか1項に記載の防犯装置。 - 前記照明装置の前記制御部は、前記情報処理装置の前記解析部が前記物体領域であると分類した領域の有無に応じて、前記照明装置の前記光源部を制御する請求項1から8のいずれか1項に記載の防犯装置。
- 情報処理装置の解析部が、画像を解析して画像内の物体が映る画素から成る領域である物体領域を物体の種類毎に分類し、
前記情報処理装置の識別部が、前記情報処理装置の前記解析部が前記物体領域であると分類した領域が存在する場合に、前記物体領域における物体の動作が異常であるか識別し、
照明装置の制御部が、前記照明装置の光源を有する光源部を制御し、
前記照明装置の前記制御部は、前記情報処理装置の前記識別部が異常であると識別した場合に、前記照明装置の前記光源部の制御により前記異常を報知する防犯方法。
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