JP2018136872A - 監視システム、及び監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常に対処する人員が監視エリアを撮像した画像を確認する際、画像上における自分の位置を容易に把握可能にする。【解決手段】監視システム1において、サーバ装置10は、監視エリアTをカメラ装置20で過去に撮像された画像を記憶する。また、サーバ装置10は、監視エリアTで発生した異常に対処する監視員Uの現在位置を特定する。そして、サーバ装置10は、特定した現在位置に基づいて、記憶された過去画像上に前記人員の現在位置を明示した第1画像を生成し、その監視員Uの携帯端末30へ送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、カメラを用いて監視エリアを監視する技術に関する。
カメラを用いて所定の場所を監視するシステムにおいて、カメラの画像に含まれる監視対象を分かりやすくする加工をしてから表示する技術が、特許文献1に記載されている。具体的には、特許文献1の技術では、監視対象者が監視領域に存在する場合に、当該監視領域を出発する移動体の数を監視対象者に対応付けて計数し、計数した数が閾値を超える場合に、監視対象者を識別するためのマークを表示する。
特開2015−095695号公報
監視カメラは通常、人の目線より高い位置に設置される。監視カメラの撮像範囲や撮像方向は監視員の視野と異なるため、監視カメラの画像を監視員等が目視した場合に、実空間のどこを撮像した画像か容易に認識できないことがある。このため、異常に対処する監視員は、監視カメラの撮像範囲と自分の位置との関係を把握することが難しい場合がある。
そこで、本発明は、異常に対処する人員が監視エリアを撮像した画像を確認する際、画像上における自分の位置を容易に把握可能にすることを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の監視システムは、監視エリアに設置されたカメラ装置により撮像された画像を取得する取得部と、前記カメラ装置により過去に撮像された画像である過去画像を記憶する記憶部と、前記監視エリアで発生した異常に対処する人員の現在位置を特定する第1位置特定部と、前記特定した現在位置に基づいて、前記記憶された過去画像上に前記人員の現在位置を明示した第1画像を生成する第1生成部と、前記第1画像を出力する第1出力部とを備える。
本発明の監視システムにおいて、前記第1生成部は、少なくとも前記異常の発生時に撮像された異常時画像を含む前記過去画像上に、前記人員の現在位置を明示した前記第1画像を生成してもよい。
本発明の監視システムにおいて、前記第1位置特定部は、前記対処する人員が所持する携帯端末の位置情報を取得し、当該位置情報に基づき前記画像上における人員の現在位置を特定してもよい。
本発明の監視システムにおいて、前記第1位置特定部は、前記取得された画像に対する画像解析に基づき前記対処する人員を識別し、当該人員の前記画像上の現在位置を特定してもよい。
本発明の監視システムにおいて、前記監視エリア内の前記異常が発生した位置である異常位置を特定する第2位置特定部と、前記特定した異常位置に基づいて、前記取得された現在の監視エリアが撮像された現画像上に前記異常位置を明示した第2画像を生成する第2生成部と、前記第2画像を出力する第2出力部とを備えてもよい。
本発明の監視システムにおいて、前記第1生成部は、前記カメラ装置の撮像範囲における現在の混雑度合いが所定の条件を満たす場合に前記第1画像を生成してもよい。
本発明の監視方法は、監視エリアに設置されたカメラ装置により撮像された画像を取得するステップと、前記カメラ装置により過去に撮像された画像である過去画像を記憶するステップと、前記監視エリアで発生した異常に対処する人員の現在位置を特定するステップと、前記特定した現在位置に基づいて、前記記憶された過去画像上に前記人員の現在位置を明示した第1画像を生成するステップと、前記第1画像を出力するステップとを備える。
本発明によれば、異常に対処する人員が監視エリアを撮像した画像を確認する際、画像上における自分の位置を容易に把握可能にすることができる。
本発明の一実施形態に係る監視システムの全体構成を示す図。 同実施形態に係るサーバ装置の構成の一例を示す図。 同実施形態に係るカメラ装置の構成の一例を示す図。 同実施形態に係る携帯端末の構成の一例を示す図。 同実施形態に係る監視システムで実行される異常発生時の処理を示すシーケンスチャート。 同実施形態に係る監視システムで実行される過去画像の表示に係る処理を示すシーケンスチャート。 同実施形態に係る過去画像の表示に係る処理の説明図。 同実施形態に係る監視システムで実行される現画像の表示に係る処理を示すシーケンスチャート。 同実施形態に係る現画像の表示に係る処理の説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る監視システム1の全体構成を示す図である。監視システム1は、マラソン競技等のイベントの開催場所を監視するシステムである。監視システム1は、サーバ装置10と、複数のカメラ装置20と、複数の携帯端末30と、オペレーション端末40とを備える。サーバ装置10は、複数のカメラ装置20、及び複数の携帯端末30の各々と通信回線NW2経由で通信を行う情報処理装置である。通信回線NW2は、例えば、インターネット、及び無線通信網を含む公衆の通信回線である。サーバ装置10は、オペレーション端末40と通信回線NW1経由で通信を行う。通信回線NW1は、LAN(Local Area Network)を含む通信回線である。サーバ装置10、及びオペレーション端末40は、イベントの開催場所を監視するための監視センタに配置される。
なお、通信回線NW1,NW2は、有線及び無線のいずれの通信回線であってもよい。
サーバ装置10は、複数のカメラ装置20の各々により撮像された画像を、携帯端末30に送信するための処理を行う。複数のカメラ装置20は、予め決められた場所に設置(固定)されている。カメラ装置20は、自装置に割り当てられた監視エリアTを撮像し、撮像した画像を、サーバ装置10へ送信する。カメラ装置20は、例えば、街灯や電柱等の高所に設置され、例えば斜め下方向を撮像する。ただし、カメラ装置20の設置場所はいかなる場所でもよいし、撮像方向もいかなる方向でもよい。
携帯端末30は、監視員Uによって携帯される端末装置である。携帯端末30は、例えば、スマートフォンである。ただし、携帯端末30は、タブレット型コンピュータ等の、通信機能及び表示機能を有する携帯端末であればよい。携帯端末30は、監視員Uの身体の部位に装着されるウェアラブル型端末(例えば、腕時計型端末)であってもよい。携帯端末30は、カメラ装置20が撮像した現画像、及び過去画像に基づいて画像の表示を行う。現画像は、カメラ装置20が撮像した現在の画像であって監視エリアTの現在の様子を撮像した画像である。過去画像は、カメラ装置20が過去に撮像した画像であって監視エリアTの過去の様子の画像である。
監視員Uは、イベントの開催場所で異常が発生した場合には、その異常への対処を行う人員である。「異常」とは、本実施形態では、不審者、不審物(例えば、危険物)、及び負傷者のような、開催者又は参加者にとってイベントの進行を妨げられ得る事象のことをいう。どのような事象を異常と認めるかについては、予め決められていてもよい。監視員Uは、イベントの開催場所に配置され、自身が担当する場所を監視する。監視員Uには、例えば、警備を担当する人員、医療救護を担当する人員、又はイベントの運営に関わる人員等の、様々な役割の人員がいる。
オペレーション端末40は、イベントの開催場所を監視センタから監視するオペレータにより使用されるコンピュータ装置である。オペレーション端末40は、複数のカメラ装置20から取得した画像に基づいて、イベントの開催場所の画像を表示する。また、オペレーション端末40は、サーバ装置10に対する情報の入出力に用いられる。
図2は、サーバ装置10の構成の一例を示す図である。図2に示すように、サーバ装置10は、制御部11と、第1通信部12と、第2通信部13と、記憶部14とを備える。制御部11は、サーバ装置10の各部を制御する。制御部11は、演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を含むプロセッサを有する。CPUは、ROM又は記憶部14に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、サーバ装置10の各部を制御する。第1通信部12は、通信回線NW2経由で、カメラ装置20、及び携帯端末30と通信する。第2通信部13は、通信回線NW1経由で、オペレーション端末40と通信する。第1通信部12、及び第2通信部13は、例えばモデムを備える。
記憶部14は、制御部11により実行されるプログラム、過去画像を記憶する。また、記憶部14は、カメラ装置20に関する情報として、カメラ装置20毎に、装置を識別するID情報、設置位置を示す情報、撮像範囲を示す領域情報を記憶する。設置位置を示す情報、撮像範囲を示す領域情報は、緯度及び経度で表される座標情報であり、記憶部14には、撮像された画像上の各位置と実空間における座標情報との対応関係が記憶される。この他、記憶部14は、携帯端末30を識別する情報等、サーバ装置10で実行される処理に必要な各種の情報を記憶する。記憶部14は、例えばハードディスクを備える。
制御部11は、取得部111と、記録部112と、異常検知部113と、選定部114と、第1位置特定部115と、第1生成部116と、第1出力部117と、第2位置特定部118と、第2生成部119と、第2出力部120とを有する。制御部11の各機能は、プロセッサ、及びプロセッサにより実行されるプログラムの協働により実現される。
取得部111は、第1通信部12を用いて、カメラ装置20により撮像された画像を取得する。記録部112は、取得部111が取得した画像に基づいて過去画像を記憶部14に記録する。異常検知部113は、監視エリアT内で発生し得る異常を検知する処理である「異常検知処理」を実行する。異常検知部113は、例えば、取得部111が取得した画像(過去画像又は現画像)を解析することにより、異常を検知する。この解析には、公知の画像解析を用いることができる。異常検知部113は、画像上に異常対象(不審者や不審物体)を検出した場合、その画像上(つまり、その画像を撮像したカメラ装置20の撮像範囲)における異常対象の位置(異常位置)を特定し、異常情報として記憶部14に記憶する。また、異常検知部113は、オペレータにより入力された情報を、第2通信部13を用いてオペレーション端末40から取得し、この情報に基づいて異常を検知することもできる。異常の検知方法は、特に問わない。選定部114は、異常検知部113により異常が検知されたと判定した場合に、その異常に対する対処指示を行う監視員Uの選定を行う。選定部114は、第1通信部12を用いて、選定した監視員Uの携帯端末30宛てに対処指示を行う。
第1位置特定部115は、監視エリアTで発生した異常に対処する監視員Uの位置を特定する。第1位置特定部115は、例えば、監視員Uが所持する携帯端末30から、第1通信部12を用いて携帯端末30の位置情報を取得する。位置情報は、GPS(Global Positioning System)等を用いて求められ、緯度及び経度で表される座標情報である。そして、第1位置特定部115は、表示対象として指定されたカメラ装置20の撮像範囲と監視員Uの位置とを対比し、画像上における監視員Uの位置を特定する。
第1生成部116は、記憶部14に記憶された過去画像を読み出し、読み出した過去画像上に特定した監視員Uの位置を明示した画像を生成する。第1生成部116が生成した画像は、出力用の画像で、本発明の「第1画像」に対応する。第1出力部117は、この出力用の画像を、第1通信部12を用いて、監視員Uの携帯端末30へ送信する。なお、「送信」は、「出力」の一態様である。
第2位置特定部118は、監視エリアT内の異常が発生した位置を特定する。第2位置特定部118は、記憶部14に記憶された異常情報に基づき、表示対象として指定されたカメラ装置20から取得した現画像における異常対象の位置を特定する。第2生成部119は、取得部111が取得した画像に基づいて、現画像上に異常の発生位置を明示した画像を生成する。第2生成部119が生成した画像は、出力用の画像で、本発明の「第2画像」に対応する。第2出力部120は、この出力用の画像を、第1通信部12を用いて、監視員Uの携帯端末30へ送信する。
図3は、カメラ装置20の構成の一例を示す図である。図3に示すように、カメラ装置20は、制御部21と、撮像部22と、記憶部23と、通信部24とを備える。
制御部21は、カメラ装置20の各部を制御する。制御部21は、演算処理装置としてのCPU、ROM、及びRAMを含むプロセッサを有する。CPUは、ROM又は記憶部23に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、カメラ装置20の各部を制御する。撮像部22は、監視エリアTを撮像する。撮像部22は、CCD(Charge Coupled Device)で例示される撮像素子及びレンズを含む。記憶部23は、制御部21により実行されるプログラムを記憶する。記憶部23は、例えばハードディスク装置を備える。通信部24は、通信回線NW2経由で、サーバ装置10と通信する。通信部24は、例えばモデムを備える。
図4は、携帯端末30の構成の一例を示す図である。図4に示すように、携帯端末30は、制御部31と、表示部32と、入力部33と、記憶部34と、通信部35と、測位部36とを備える。
制御部31は、携帯端末30の各部を制御する。制御部31は、演算処理装置としてのCPU、ROM、及びRAMを含むプロセッサを有する。CPUは、ROM又は記憶部34に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、携帯端末30の各部を制御する。表示部32は、取得した画像や操作画面、受信した対処指示に関する情報等を表示面に表示する。表示部32は、例えば液晶ディスプレイを備える。入力部33は、監視員Uからの情報の入力を受け付ける。入力部33は、例えば、表示部32の表示面に重ねて設けられたタッチパネル、及び物理ボタンを備える。記憶部34は、制御部31により実行されるプログラムを記憶する。記憶部34は、例えばフラッシュメモリを備える。通信部35は、通信回線NW2経由で通信を行う。通信部35は、例えば無線通信回路及びアンテナを備える。測位部36は、携帯端末30の位置を測定し、測定した位置を示す位置情報を生成する。測位部36は、例えばGPSで測位するための回路及びアンテナを備える。
以上が、監視システム1の構成である。次に、監視システム1の動作を説明する。
<対処指示>
図5は、監視システム1で実行される対処指示に係る処理を示すシーケンスチャートである。
カメラ装置20において制御部21は、撮像部22を用いて監視エリアTを撮像し(ステップS1)、現画像を、通信部24を用いてサーバ装置10へ送信する(ステップS2)。カメラ装置20は、ステップS1,S2の処理を繰り返し行う。
サーバ装置10において取得部111は、第1通信部12を用いて、現画像を取得する(ステップS3)。記録部112は、取得部111が取得した現画像に基づいて、過去画像を記憶部14に記録する(ステップS4)。次に、異常検知部113は、異常検知処理を実行する(ステップS5)。次に、異常検知部113は、この検知結果に基づいて異常が発生したどうかを判定する(ステップS6)。ステップS6で「NO」と判定した場合、異常検知部113は、ステップS3〜S6の処理を繰り返し行う。
異常検知部113により異常が発生したと判定された場合(ステップS6;YES)、選定部114は、その異常に対する対処指示を行う監視員Uを選定する(ステップS7)。選定部114は、例えば、異常発生位置に最も近い位置の監視員Uを選定する。選定部114は、発生した異常の種類、又は監視員Uの役割に基づいて、監視員Uの選定を行ってもよい。
監視員Uを選定すると、選定部114は、第1通信部12を用いて、選定された監視員Uの携帯端末30へ対処指示を行う(ステップS8)。対処指示は、画像取得に用いる対処キーや、異常の発生位置、異常の内容等、監視員Uが異常への対処にあたり必要な情報を含む。携帯端末30において制御部31は、対処指示を取得すると、監視員Uへの通知を行う(ステップS9)。通知の方法としては、表示部32を用いた対処指示の内容の表示があるが、音の出力、又はバイブレーション機能の振動等が用いられてもよい。この対処指示に従って、監視員Uは発生した異常への対処を行う。
以上により、監視員Uへの対処指示が完了する。
監視員Uは携帯端末30からの対処指示に通知を受けると、携帯端末30は、カメラ装置20の撮像した画像として、過去画像、及び現画像を表示することができる。以下、それぞれの画像の表示に係る処理を説明する。
<過去画像の表示>
図6は、監視システム1で実行される過去画像の表示に係る処理を示すシーケンスチャートである。
携帯端末30において制御部31は、監視員Uによる過去画像の取得要求の操作に応じて、通信部35を用いて、過去画像の送信をサーバ装置10に要求する(ステップS11)。この要求の際、制御部31は、測位部36により生成された位置情報、及び過去画像を特定する情報を送信する。過去画像を特定する情報は、例えば、どのカメラ装置20の過去画像を表示するかを特定する情報、及びいつ撮像された画像を表示するかを特定する情報を含む。特に、監視員Uが確認したい画像は異常発生時に撮像された画像である異常時画像であるため、異常時画像を指定する操作が可能であり、一方、異常時画像以外の画像については表示を開始する撮像日時や期間を指定する操作が可能である。異常時画像が指定された場合、異常時画像を含む前後数秒〜数十秒の記録画像が指定されたものとして扱う。なお、監視員Uが携帯端末30を用いて過去画像の一覧表示から表示した画像を選択できる構成が採用されてもよい。
サーバ装置10において第1位置特定部115は、携帯端末30からの要求の後、監視員Uの位置を特定する(ステップS12)。第1位置特定部115は、携帯端末30から取得した位置情報に基づいて、過去画像上の監視員Uの位置を特定する。次に、第1生成部116は、記憶部14に記憶された過去画像のうち、送信が要求された過去画像を読み出す。そして、第1生成部116は、読み出した過去画像上に監視員Uの位置を明示した出力用の画像を生成する(ステップS13)。
図7は、ステップS13の処理の一例を示す図である。図7の左側の図は、過去画像IM1を示す。過去画像IM1には、不審物Wが表示されている。しかし、過去画像IM1を見ても、カメラ装置の撮像範囲における現在の監視員Uの位置や向きが不明である。よって、監視員Uは、自身と不審物Wとの位置関係が把握しづらい。そこで、第1生成部116は、図7の右側の図に示すように、出力用の画像として加工画像IM2を生成する。加工画像IM2は、過去画像IM1上に監視員Uの位置を明示した画像である。ここでは、過去画像IM1上の監視員Uの現在位置に対応する位置に、目印画像MIが重畳させられている。目印画像MIは、ここでは人を模した画像であるが、監視員Uの位置や向きが認識できるのであれば丸印や矢印等の他の画像が用いられてもよい。
第1出力部117は、出力用の画像を、第1通信部12を用いて携帯端末30へ送信する(ステップS14)。携帯端末30において制御部31は、通信部35を用いてこの画像を取得すると、加工画像を表示部32に表示させる(ステップS15)。表示部32には、図7で説明した加工画像IM2が表示される。
よって、監視システム1によれば、異常に対処する監視員が監視エリアTをカメラ装置20で撮像した画像の過去画像を閲覧する際、表示させた過去画像上における自分の位置、及び異常の発生位置と自分の位置との関係を、容易に把握することができる。
<現画像の表示>
図8は、監視システム1で実行される現画像の表示に係る処理を示すシーケンスチャートである。
携帯端末30において制御部31は、監視員Uによる現画像の取得要求の操作に応じて、通信部35を用いて、現画像の送信をサーバ装置10に要求する(ステップS21)。この要求の際、制御部31は、カメラIDを送信する。
サーバ装置10において第2位置特定部118は、携帯端末30からの要求の後、異常の発生位置を特定する(ステップS22)。第2位置特定部118は、異常検知部113により記憶された異常の発生位置を示す位置情報に基づいて、画像上の異常の発生位置を特定する。次に、第2生成部119は、取得部111により取得された現画像上に異常の発生位置を明示した出力用の画像を生成する(ステップS23)。第2生成部119は、携帯端末30からのカメラIDに基づいて、どのカメラ装置20からの現画像を用いるかを決定する。
図9は、ステップS23の処理の一例を示す図である。図9の左側の図は、現画像IM3を示す。この例では、過去に不審物の存在が異常として検出された後、その不審物の行方が不明になった場合が示されている。現画像IM3には、監視エリアT内に存在する監視員Uが表示されている。しかし、不審物が表示されていないので、現画像IM3を見ても、監視員Uは自身と不審物があった位置との位置関係が把握しづらい。よって、監視員Uは、不審物が移動させられたのか、又は自身が間違った場所に来たのかが分からない。
そこで、第2生成部119は、図9の右側の図に示すように、出力用の画像として加工画像IM4を生成する。加工画像IM4は、現画像IM3上に不審物の位置を明示した画像である。ここでは、現画像IM3上の異常発生位置に対応する位置に、目印画像WIが重畳させられている。目印画像WIは、不審物の位置を分かりやすくするために不審物を模した画像を示す。ただし、不審物の位置を認識できるのであれば、丸印や矢印等の他の画像が用いられてもよい。なお、現在もなお不審物が存在している、つまり異常の発生が継続している場合は、当該異常の発生位置を明示する表示が行われてもよいし、行われなくてもよい。
第2出力部120は、出力用の画像を、第1通信部12を用いて携帯端末30へ送信する(ステップS24)。携帯端末30において制御部31は、通信部35を用いてこの画像を取得すると、加工画像を、表示部32に表示させる(ステップS25)。表示部32には、図9で説明した加工画像IM4が表示される。
よって、監視システム1によれば、異常に対処する監視員が監視エリアTをカメラ装置20で撮像した現在の画像を閲覧する際、現画像上における自分の位置、異常の発生位置と自分の位置との関係を、容易に把握することができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施してもよい。また、以下に示す変形例は、各々を組み合わせてもよい。
カメラ装置20の周辺の混雑度合いが高いほど、その監視エリアTの状況が分かりづらい。そこで、第1生成部116は、現在のカメラ装置20の撮像範囲における混雑度合いが所定の条件を満たす場合に、過去画像上に監視員Uの位置を明示し、満たさない場合には、過去画像上に監視員Uの位置を明示しないようにしてもよい。混雑度合いを監視エリアTに存在する人の数とした場合、所定の条件は当該人の数が閾値以上であることを示す。混雑度合いは、サーバ装置10においてカメラ装置20の現画像が解析されることで特定されてもよいし、オペレータにより指定されてもよく、混雑度合いの特定方法は特に問わない。また、第2生成部119は、現在のカメラ装置20の撮像範囲における混雑度合いが所定の条件を満たす場合に、現画像上に異常の発生位置を明示し、満たさない場合には、現画像上に異常の発生位置を明示しないようにしてもよい。
このようにすれば、混雑度合いが高い場合には、異常の発生位置と監視員の位置との関係を分かりやすくして表示することができる。更に、混雑度合いが低い場合には、サーバ装置10の処理負荷や通信回線NW2の通信負荷の軽減を図ることができる。
上述した実施形態の監視システム1では、監視員Uの位置を測定するために、GPSが用いられた。測位の方法はこれに限られない。監視システム1では、例えば、カメラ装置20の現画像を用いて画像認識を行うことにより現画像に写っている監視員Uを識別し、その監視員Uの画像上の位置を特定してもよい。この場合、服装や顔等の所定の特徴に基づいて画像認識が行われればよい。また、タグ測位等の更に別の方法が用いられてもよい。
上述した実施形態の監視システム1では、出力用の画像が携帯端末30に出力されていたが、他の装置に出力されてもよい。例えば、監視センタの人員が、過去画像又は現画像を見ることができるように、オペレーション端末40に出力されてもよい。また、携帯端末30にて過去画像及び現画像を同時に表示可能としてもよい。
上述した実施形態で説明したハードウェア回路、機能又は動作の一部が省略されてもよい。例えば、本発明は、現画像に異常の発生位置を明示する処理を行わなくてもよい。
上述した実施形態のサーバ装置10が有していた機能の一部を、カメラ装置20、携帯端末30、又はオペレーション端末40が有してもよい。上述した実施形態で説明したハードウェア回路、機能又は動作の一部が省略されてもよい。例えば、本発明の監視システムは、過去画像の表示と、現画像の表示との一方のみを行うシステムであってもよい。また、異常の検知だけでなく、監視員の選定がオペレータの判定により行われてもよい。また、オペレータの行う行為がオペレータの行う行為は人工知能の技術を用いて自動化されてもよい。また、本発明の監視システムは、イベントの開催場所の監視に限られず、公共の場所等の任意の場所の監視に適用し得る。
上述した実施形態の監視システムが実現する各機能は、1又は複数のハードウェア回路により実現されてもよいし、1又は複数のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、これらの組み合わせにより実現されてもよい。監視システムの機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、監視方法として把握することも可能である。
本願の発明は、上述した実施形態に限定されることなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることはいうまでもない。
1…監視システム、10…サーバ装置、11,21,31…制御部、12…第1通信部、13…第2通信部、14,23,34…記憶部、111…取得部、112…記録部、113…異常検知部、114…選定部、115…第1位置特定部、116…第1生成部、117…第1出力部、118…第2位置特定部、119…第2生成部、120…第2出力部、20…カメラ装置、22…撮像部、24,35…通信部、30…携帯端末、36…測位部、40…オペレーション端末。

Claims (7)

  1. 監視エリアに設置されたカメラ装置により撮像された画像を取得する取得部と、
    前記カメラ装置により過去に撮像された画像である過去画像を記憶する記憶部と、
    前記監視エリアで発生した異常に対処する人員の現在位置を特定する第1位置特定部と、
    前記特定した現在位置に基づいて、前記記憶された過去画像上に前記人員の現在位置を明示した第1画像を生成する第1生成部と、
    前記第1画像を出力する第1出力部と
    を備える監視システム。
  2. 前記第1生成部は、少なくとも前記異常の発生時に撮像された異常時画像を含む前記過去画像上に、前記人員の現在位置を明示した前記第1画像を生成する
    請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記第1位置特定部は、前記対処する人員が所持する携帯端末の位置情報を取得し、当該位置情報に基づき前記画像上における人員の現在位置を特定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の監視システム。
  4. 前記第1位置特定部は、前記取得された画像に対する画像解析に基づき前記対処する人員を識別し、当該人員の前記画像上の現在位置を特定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の監視システム。
  5. 前記監視エリア内の前記異常が発生した位置である異常位置を特定する第2位置特定部と、
    前記特定した異常位置に基づいて、前記取得された現在の監視エリアが撮像された現画像上に前記異常位置を明示した第2画像を生成する第2生成部と、
    前記第2画像を出力する第2出力部と
    を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の監視システム。
  6. 前記第1生成部は、前記カメラ装置の撮像範囲における現在の混雑度合いが所定の条件を満たす場合に前記第1画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の監視システム。
  7. 監視エリアに設置されたカメラ装置により撮像された画像を取得するステップと、
    前記カメラ装置により過去に撮像された画像である過去画像を記憶するステップと、
    前記監視エリアで発生した異常に対処する人員の現在位置を特定するステップと、
    前記特定した現在位置に基づいて、前記記憶された過去画像上に前記人員の現在位置を明示した第1画像を生成するステップと、
    前記第1画像を出力するステップと
    を備える監視方法。
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