JP6921550B2 - 監視システム、及び監視方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラを用いて監視エリアを監視する技術に関する。
カメラを用いて監視エリアを監視し、異常が発生した場合にはそのカメラの画像を所定の携帯端末に表示するシステムが、特許文献1に記載されている。このシステムでは、監視カメラは、不審者の接近を検知すると、汎用通信網を介して、管理者等の携帯端末へ撮像映像を送信する。
特開2016−206849号公報
監視エリアを撮像するカメラの画像は、プライバシーの保護の観点から、その取り扱いに十分な注意が必要である。併せて、カメラ、及びそのカメラの画像データが保存された装置への不正アクセスを防ぐことが必要である。
一方、イベント会場等の広範なエリアを監視する場合、複数の人員が配置されることがある。異常が発生した場合、当該異常の発生地点の近くにいる人員に異常に対処させるべく、カメラの画像を見せたい場合がある。
そこで、本発明は、プライバシーの保護、及び不正アクセスの防止を図りつつ、カメラ装置の画像を、異常に対処する人員に見せるための技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の監視システムは、監視エリアに設置されたカメラ装置により撮像された画像データを、監視員が所持する携帯端末にて表示可能とする監視システムにおいて、前記携帯端末が、前記監視エリアにおいて異常が発生した場所を撮像する前記カメラ装置の近傍に存在するか否かを判定する判定部と、前記携帯端末が前記カメラ装置の近傍に存在すると判定された場合に、当該カメラ装置により撮像された前記画像データを当該携帯端末へ送信する画像データ送信部とを備える。
本発明の監視システムにおいて、前記判定部は、前記異常に対する対処指示を受けた監視員が所持する前記携帯端末が、当該異常が発生した場所を撮像する前記カメラ装置の近傍に存在するか否か判定してもよい。
本発明の監視システムにおいて、前記カメラ装置の識別子、及び前記画像データを取得する権限を示すキーを、前記携帯端末へ送信するキー送信部と、前記携帯端末から取得された前記キーを用いて、前記監視員の認証を行う認証部とを備え、前記画像データ送信部は、前記認証に成功し、且つ前記携帯端末から取得された前記識別子が示す前記カメラ装置の近傍に当該携帯端末が存在すると判定された場合に、前記画像データを当該携帯端末へ送信してもよい。
本発明の監視システムにおいて、前記カメラ装置は、前記携帯端末との間で近距離無線通信を行う無線通信部を備え、前記判定部は、前記無線通信部により通信可能な前記携帯端末を前記カメラ装置の近傍に存在すると判定してもよい。
本発明の監視システムにおいて、前記画像データの送信が許可された前記携帯端末による遠隔操作に応じて、前記カメラ装置の撮像を制御する撮像制御部を備えてもよい。
本発明の監視方法は、監視エリアに設置されたカメラ装置により撮像された監視エリアの画像を示す画像データを取得するステップと、監視員が所持する携帯端末が、前記監視エリアにおいて異常が発生した場所を撮像する前記カメラ装置の近傍に存在するか否かを判定するステップと、前記携帯端末が前記カメラ装置の近傍に存在すると判定された場合に、当該カメラ装置により撮像された前記画像データを当該携帯端末へ送信するステップとを備える。
本発明によれば、プライバシーの保護、及び不正アクセスの防止を図りつつ、カメラ装置の画像を、異常に対処する人員に見せるための技術を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る監視システムの全体構成を示す図。 同実施形態に係るサーバ装置の構成の一例を示す図。 同実施形態に係るカメラ装置の構成の一例を示す図。 同実施形態に係る携帯端末の構成の一例を示す図。 同実施形態に係る監視システムで実行される処理を示すシーケンスチャート。 同実施形態に係る監視システムで実行される処理の具体例の説明図。 同実施形態に係る携帯端末に表示される画像の一例を示す図。 本発明の第2実施形態に係るサーバ装置の構成の一例を示す図。 同実施形態に係る監視システムで実行される処理を示すシーケンスチャート。 同実施形態に係る監視システムで実行される処理の具体例の説明図。 本発明の第3実施形態に係るサーバ装置、及びカメラ装置の構成の一例を示す図。 同実施形態に係る監視システムで実行される処理を示すシーケンスチャート。 同実施形態に係る監視システムで実行される処理の具体例の説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る監視システム1の全体構成を示す図である。監視システム1は、マラソン競技等のイベントの開催場所を監視するシステムである。サーバ装置10と、複数のカメラ装置20と、複数の携帯端末30と、オペレーション端末40とを備える。サーバ装置10は、複数のカメラ装置20、及び複数の携帯端末30の各々と通信回線NW2経由で通信を行う。通信回線NW2は、例えば、インターネット、及び無線通信網を含む公衆の通信回線である。サーバ装置10は、オペレーション端末40と通信回線NW1経由で通信を行う。通信回線NW1は、例えばLAN(Local Area Network)を含む通信回線である。サーバ装置10、及びオペレーション端末40は、イベントの開催場所を監視するための監視センタに配置される。
なお、通信回線NW1,NW2は、有線及び無線のいずれの通信回線であってもよい。
サーバ装置10は、複数のカメラ装置20の各々により撮像された画像を示す画像データを、携帯端末30に送信するための処理を行う。複数のカメラ装置20は、予め決められた監視エリアTに設置(固定)されている。カメラ装置20は、自装置に割り当てられた監視エリアTを撮像し、撮像した画像を示す画像データを、サーバ装置10へ送信する。カメラ装置20は、例えば、街灯や電柱等の高所に設置され、例えば斜め下方向を撮像する。ただし、カメラ装置20の設置場所はいかなる場所でもよいし、撮像方向もいかなる方向でもよい。図1には、複数のカメラ装置20のうちの、カメラ装置20−1〜20−4の4台が示されている。また、カメラ装置20−i(iは自然数)の監視エリアTを、以下では、「監視エリアTi」と表す。
携帯端末30は、監視員Uによって携帯される端末装置である。携帯端末30は、所定の条件の下、カメラ装置20が撮像した画像を表示する。携帯端末30は、例えば、スマートフォンである。ただし、携帯端末30は、タブレット型コンピュータ等の、通信機能、及び表示機能を有する携帯端末であればよい。携帯端末30は、監視員Uの身体の部位に装着されるウェアラブル型端末(例えば、腕時計型端末)であってもよい。
監視員Uは、イベントの開催場所で異常が発生した場合には、その異常への対処を行う人員である。「異常」とは、本実施形態では、不審者、不審物(例えば危険物)、及び負傷者のような、開催者又は参加者にとってイベントの進行が妨げられ得る事象のことをいう。どのような事象を異常と認めるかについては、予め決められていてもよい。監視員Uは、イベントの開催場所に配置され、自身が担当する場所を監視する。監視員Uには、例えば、警備を担当する人員、医療救護を担当する人員、又はイベントの運営に関わる人員等の、様々な役割の人員がいる。図1には、複数の携帯端末30のうちの、携帯端末30−1〜30−3の3台が示されている。携帯端末30−j(jは自然数)を携帯する監視員Uを、以下では、「監視員Uj」と表す。
オペレーション端末40は、イベントの開催場所を監視センタから監視するオペレータにより使用されるコンピュータ装置である。オペレーション端末40は、複数のカメラ装置20から取得した画像データに基づいて、イベントの開催場所の画像を表示する。また、オペレーション端末40は、サーバ装置10に対する情報の入出力に用いられる。
図2は、サーバ装置10の構成の一例を示す図である。図2に示すように、サーバ装置10は、制御部11と、第1通信部12と、第2通信部13と、記憶部14とを備える。制御部11は、サーバ装置10の各部を制御する。制御部11は、演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を含むプロセッサを有する。CPUは、ROM又は記憶部14に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、サーバ装置10の各部を制御する。第1通信部12は、通信回線NW2経由で、カメラ装置20、及び携帯端末30と通信する。第2通信部13は、通信回線NW1経由で、オペレーション端末40と通信する。第1通信部12、及び第2通信部13は、例えばモデムを備える。記憶部14は、制御部11により実行されるプログラム、カメラ装置20から取得した画像データ、カメラ装置20を識別する情報(後述するカメラID)、設置位置(或いは撮像エリア)を示す情報、及び携帯端末30を識別する情報等、サーバ装置10で実行される処理に必要な各種の情報を記憶する。記憶部14は、例えばハードディスクを備える。
制御部11は、取得部111と、異常検知部112と、選定部113と、キー送信部114と、認証部115と、判定部116と、画像データ送信部117とを有する。制御部11の各機能は、プロセッサ、及びプロセッサにより実行されるプログラムの協働により実現される。
取得部111は、第1通信部12を用いて、カメラ装置20により撮像された監視エリアTの画像を示す画像データを取得する。異常検知部112は、監視エリアT内で発生し得る異常を検知する処理である「異常検知処理」を実行する。異常検知部112は、例えば、取得部111が取得した画像データを解析することにより、異常を検知する。この解析には、公知の画像解析を用いることができる。また、異常検知部112は、オペレータにより入力された情報を、第2通信部13を用いてオペレーション端末40から取得し、この情報に基づいて異常を検知することもできる。異常の検知方法は、特に問わない。選定部113は、異常検知部112により異常が検知されたと判定した場合に、その異常に対する対処指示を行う監視員Uの選定を行う。
キー送信部114は、第1通信部12を用いて、カメラID、及び取得キーを、選定部113が選定した監視員Uが所持する携帯端末30へ送信する。カメラIDは、異常を検知した画像データを取得したカメラ装置20、即ち異常が発生した監視エリアTを撮像するカメラ装置20の識別子である。取得キーは、当該カメラ装置20から画像データを取得する権限を示すキーである。取得キーは、例えば任意の文字列によって表される認証情報である。また、キー送信部114は、対処終了時、携帯端末30に対して、対処指示時に送信したカメラID及び取得キーを消去するように遠隔制御コマンドを発行する。
ここで、制御部11(例えばキー送信部114)は、画像データの取得を許可するカメラ装置20のカメラID、対処指示先に選定した監視員U及びその監視員Uが所持する携帯端末30のID、並びに当該携帯端末30に発行した取得キーを、対処情報として記憶部14に記憶させる。記憶した対処情報は、少なくとも、監視員からの対処終了の報告を受けるまで、記憶部14に保持される。なお、対処終了後も対処記録として残しておいてもよい。
認証部115は、第1通信部12を用いて携帯端末30から取得された取得キーを用いて、監視員Uの認証を行う。認証部115は、キー送信部114により携帯端末30に送信された取得キーと、この携帯端末30から取得した取得キーとを照合し、一致した場合には、監視員Uが対処指示を受けた者であると判定する。
判定部116は、携帯端末30が、監視エリアTにおいて異常が発生した場所を撮像するカメラ装置20の近傍に存在するか否かを判定する。判定部116は、ここでは、異常に対する対処指示を受けた監視員Uが所持する携帯端末30が、当該異常が発生した場所を撮像するカメラ装置20の近傍に存在するか否か判定する。携帯端末30の位置は、例えば、当該携帯端末30から取得された位置情報に基づいて特定される。判定部116は、記憶しているカメラ装置20の設置位置と携帯端末30の位置情報とに基づき上記判定を行う。例えば、判定部116は、カメラ装置20と携帯端末30との距離が所定以内のとき、携帯端末30がカメラ装置20の近傍に存在すると判定する。
画像データ送信部117は、携帯端末30からの画像取得要求に対し、画像データの送信可否を判定する。画像データ送信部117は、認証部115による監視員Uの認証に成功し、且つ判定部116にて携帯端末30がカメラ装置20の近傍に存在すると判定された場合に、当該カメラ装置20により撮像された画像データの携帯端末30への画像データ送信を許可する。この場合、画像データ送信部117は、第1通信部12を用いて、当該カメラ装置20の画像データを当該携帯端末30へ送信する。
図3は、カメラ装置20の構成の一例を示す図である。図3に示すように、カメラ装置20は、制御部21と、撮像部22と、記憶部23と、通信部24とを備える。
制御部21は、カメラ装置20の各部を制御する。制御部21は、演算処理装置としてのCPU、ROM、及びRAMを含むプロセッサを有する。CPUは、ROM又は記憶部23に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、カメラ装置20の各部を制御する。撮像部22は、監視エリアTを撮像し、撮像した画像を示す画像データを生成する。撮像部22は、CCD(Charge Coupled Device)で例示される撮像素子及びレンズを含む。撮像部22は、典型的には、動画像を示す画像データを生成するが、静止画像(写真)を示す画像データを生成してもよい。記憶部23は、制御部21により実行されるプログラム、及び撮像部22により生成された画像データ等を記憶する。記憶部23は、例えばハードディスク装置を備える。通信部24は、通信回線NW2経由で、サーバ装置10と通信する。通信部24は、例えばモデムを備える。
図4は、携帯端末30の構成の一例を示す図である。図4に示すように、携帯端末30は、制御部31と、表示部32と、入力部33と、記憶部34と、通信部35と、測位部36とを備える。図4に示す「無線通信部37」は、後述する第2実施形態、及び第3実施形態に係る構成である。
制御部31は、携帯端末30の各部を制御する。制御部31は、演算処理装置としてのCPU、ROM、及びRAMを含むプロセッサを有する。CPUは、ROM又は記憶部34に記憶されたプログラムをRAMに読み出して実行することにより、携帯端末30の各部を制御する。表示部32は、取得した画像データや操作画面、受信した対処指示に関する情報等を表示面に表示する。表示部32は、例えば液晶ディスプレイを備える。入力部33は、監視員Uからの情報の入力を受け付ける。入力部33は、例えば、表示部32の表示面に重ねて設けられたタッチパネル、及び物理ボタンを備える。記憶部34は、制御部31により実行されるプログラムを記憶する。記憶部34は、例えばフラッシュメモリを備える。通信部35は、通信回線NW2経由で通信を行う。通信部35は、例えば無線通信回路及びアンテナを備える。測位部36は、携帯端末30の位置を測定し、測定した位置を示す位置情報を生成する。測位部36は、例えばGPS(Global Positioning System)で測位するための回路及びアンテナを備える。
以上が、監視システム1の構成である。次に、監視システム1の動作を説明する。
図5は、監視システム1で実行される処理を示すシーケンスチャートである。図6は、監視システム1で実行される処理の具体例を説明する図である。
カメラ装置20において制御部21は、撮像部22を用いて監視エリアTを撮像し、撮像した画像データを、記憶部23に記録する(ステップS1)。制御部21は、記憶部23に記録された画像データ、及びカメラIDを、通信部24を用いてサーバ装置10へ送信する(ステップS2)。この送信は、例えば、リアルタイムで又は所定の期間毎に行われる。カメラIDは、ここでは、図6に示すカメラ装置20−1を示すカメラID「CID001」であるものとする。カメラ装置20は、ステップS1,S2の処理を繰り返し行う。
サーバ装置10において取得部111は、第1通信部12を用いて、カメラ装置20から画像データ、及びカメラIDを取得する(ステップS3)。次に、異常検知部112は、異常検知処理を実行する(ステップS4)。次に、異常検知部112は、この検知結果に基づいて異常が発生したどうかを判定する(ステップS5)。ステップS5で「NO」と判定した場合、異常検知部112は、ステップS3〜S5の処理を繰り返し行う。
異常検知部112により異常が発生したと判定された場合(ステップS5;YES)、選定部113は、その異常に対する対処指示を行う監視員Uの選定を行う(ステップS6)。選定部113は、例えば、異常発生場所に最も近い位置の監視員Uを選定する。選定部113は、発生した異常の種類、又は監視員Uの役割に基づいて、監視員Uの選定を行ってもよい。ここでは、選定部113は、図6に示すように監視員U1を選定したものとする。
監視員Uが選定されると、キー送信部114は、第1通信部12を用いて、取得キー、及びカメラIDを、選定された監視員Uが所持する携帯端末30へ送信する(ステップS7)。本実施形態では、この送信により、当該監視員Uへの対処指示が行われるものとする。このとき、キー送信部114は、対処先となるカメラ装置20の設置位置を示すマップ情報や、異常内容(不審者の発生、不審物の検知等)を示す情報等、対処に必要な情報を併せて送信してもよい。キー送信部114は、ここでは、取得キー、及びカメラIDを、監視員U1の携帯端末30−1へ送信する。取得キーは、ここでは「12345ABC」である。カメラIDは、ステップS3で取得されたカメラIDと同じで、「CID001」である。
なお、サーバ装置10では、ステップS7で送信された取得キーとカメラIDとの関係が、記憶部14に記憶されることにより管理される。
携帯端末30において制御部31は、サーバ装置10からの取得キー、及びカメラIDを、通信部35を用いて取得すると、記憶部34に記憶させる(ステップS8)。この際、制御部31は、対処指示が行われた旨を、監視員Uに通知してもよい。通知の方法としては、表示部32を用いた対処指示の内容の表示があるが、音の出力、又はバイブレーション機能の振動等が用いられてもよい。
監視員Uは、ステップS8の処理の後、異常が発生した監視エリアTへ移動する。ここでは、図6に示すように、カメラ装置20−1の監視エリアT1で異常が発生し、監視員U1が監視エリアT1に移動したものとする。
携帯端末30において制御部31は、監視員Uによる画像取得要求の操作に応じて、通信部35を用いて、サーバ装置10にアクセスする(ステップS11)。このアクセスの際、制御部31は、記憶部34に記憶された取得キー、及びカメラIDに加え、更に測位部36により生成された位置情報を、サーバ装置10へ送信する。ここでは、図6に示すように、取得キー「12345ABC」、カメラID「CID001」、及び位置情報「X,Y」が送信されるものとする。
次に、認証部115は、携帯端末30から取得した取得キー、及びカメラIDと、ステップS7で送信された取得キー、及びカメラIDとを照合する(ステップS12)。そして、認証部115は、照合の結果に基づいて、監視員Uの認証に成功した(認証OK)かどうかを判定する(ステップS13)。ここでは、取得キー「12345ABC」、及びカメラID「CID001」のいずれについても一致するので、認証部115は、認証に成功したと判定する(ステップS13;YES)。仮に認証に失敗した(認証NG)場合、認証部115は、ステップS13で「NO」と判定し、図5の処理を終了する。正当な取得キー、及びカメラIDの組み合わせでアクセスされなかった場合、そのアクセス元がカメラ装置20の画像データを取得する権限を有さないとみなすからである。これにより、サーバ装置10への不正アクセスの防止が図られている。
ステップS13で「YES」と判定された場合、判定部116は、対処指示を受けた監視員Uが所持する携帯端末30が、カメラIDが示すカメラ装置20の近傍に存在するか否かを判定する(ステップS14)。判定部116は、例えば、携帯端末30から取得した位置情報が示す位置が、当該カメラ装置20の監視エリアT内に存在するか否かを判定する。これ以外にも、判定部116は、カメラ装置20が設置された位置を示す位置情報と、携帯端末30から取得した位置情報とに基づいて両者の距離を特定して、監視員Uが所持する携帯端末30がカメラ装置20の近傍に存在するか否かを判定してもよい。このように、監視員Uが所持する携帯端末30がカメラ装置20の近傍に存在するか否かは、監視員U又は携帯端末30とカメラ装置20との位置関係が所定の条件を満たすか否かに基づいて判定される。
ここでは、監視員U1が監視エリアT1内にいるので、ステップS14で「YES」と判定される。
ステップS14で「YES」と判定された場合、画像データ送信部117は、カメラ装置20が撮像した画像の画像データを、第1通信部12を用いて、携帯端末30へ送信する(ステップS15)。画像データ送信部117は、例えば、カメラ装置20からリアルタイムで送られてくる画像データを、携帯端末30へ送信(転送)する。これ以外にも、画像データ送信部117は、携帯端末30からの要求に応じて、異常が検知された時の画像データや、過去に撮像された蓄積画像データのうちの所定の期間に記録された画像データを送信してもよい。当該所定の期間は、例えば、携帯端末30を用いて監視員Uにより指示された期間である。図6に示すように、ここでは、画像データ送信部117は、カメラ装置20−1からの画像データを、携帯端末30−1へ送信する。
携帯端末30において制御部31は、通信部35を用いて取得した画像データに基づいて、表示部32に画像を表示させる(ステップS16)。図7は、携帯端末30に表示される画像の一例を示す図である。図7に示すように、表示部32には、監視エリアT1を上方から撮像した画像IMGが表示されている。画像IMGには、不審物を示す画像オブジェクトWが含まれている。監視員Uは、画像IMGを見ながら、異常に対する対処を行う。カメラ装置20−1は比較的高い位置から監視エリアT1を撮像する。よって、監視員Uは、自身の視点とは異なる視点から監視エリアT1を見た画像を見ることができ、異常に対処しやすくなる。また、不審物等の異常検知の対象物に枠を付けると、異常対象物を監視員Uが容易に把握することができる。
ステップS14で「NO」と判定された場合、図5の処理は終了する。サーバ装置10は、正当な取得キー、及びカメラIDの組み合わせでアクセスを受け付けた場合でも、監視員Uが所持する携帯端末30がカメラ装置20の近傍に存在しないときには、そのカメラ装置20の画像データの送信を許可しない。図6の例では、監視員U1が監視エリアT1の外にいる場合には、カメラ装置20−1の画像データが送信されない。これにより、対処指示を受けた監視員U1は、カメラ装置20−1の近傍へ移動し、異常に対する対処ができるようになった段階ではじめて、カメラ装置20−1の画像を見ることができる。監視員U1がカメラ装置20−1の近傍に移動する前は、カメラ装置20−1の画像が見ることができなくとも問題はない。
以上説明したように、監視システム1では、異常発生場所を撮像するカメラ装置20について、監視員Uの位置の判定を行ってから、カメラ装置20の画像データの送信の可否を決定する。また、監視システム1では、対処指示を受けた監視員Uだけに画像データの取得を許可する。よって、監視システム1によれば、プライバシーの保護、及び不正アクセスの防止を図りつつ、カメラ装置20の画像を、異常に対処する監視員Uに見せることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態の監視システムは、キーを用いた認証、及び監視員Uの位置の判定に係る機能を、カメラ装置に搭載した点で、上述した第1実施形態と相違する。また、当該カメラ装置は、自装置の近傍に存在する装置と近距離無線通信を行う機能を有している。以下の説明において、上述した第1実施形態と同じ要素及び処理ステップについては、同じ符号を用いて説明する。また、上述した第1実施形態と対応する要素については、符号の末尾に「A」を付して説明する。
図8は、サーバ装置10A、及びカメラ装置20Aの構成の一例を示す図である。図8に示すように、サーバ装置10Aにおいて制御部11は、取得部111と、異常検知部112と、選定部113と、キー送信部114Aとを有する。キー送信部114Aは、第1通信部12を用いて、取得キーを、対処指示が行われる監視員Uが所持する携帯端末30Aへ送信する。更に、キー送信部114Aは、第1通信部12を用いて、同じ取得キーを、当該カメラIDが示すカメラ装置20Aへ送信する。
カメラ装置20Aは、カメラ装置20の構成に加え、無線通信部25を備える。無線通信部25は、外部の装置が近傍に存在する場合に、当該装置と近距離無線通信を行う。無線通信部25は、例えばWi−Fi(登録商標)の規格に従った近距離無線通信を行うが、Bluetooth(登録商標)やその他の規格に従った近距離無線通信を行ってもよい。また、携帯端末30Aは、図4で説明した無線通信部37を備える。無線通信部37は、無線通信部25と同じ構成である。
制御部21は、認証部211と、判定部212と、画像データ送信部213を有する。制御部21の各機能は、プロセッサ、及びプロセッサにより実行されるプログラムの協働により実現される。
認証部211は、携帯端末30Aから取得された取得キーを用いて、監視員Uの認証を行う。認証部211は、キー送信部114により携帯端末30Aに送信された取得キーと、その携帯端末30Aから取得された取得キーとを照合し、一致した場合には、監視員Uが正当であると判定する。判定部212は、携帯端末30Aが近距離無線通信が可能な範囲に存在するか否かに基づき、異常に対する対処指示を受けた監視員Uが所持する携帯端末30Aが、異常が発生した監視エリアTを撮像するカメラ装置20Aの近傍に存在するか否かを判定する。画像データ送信部213は、認証部211による認証に成功し、且つカメラ装置20Aの近傍に携帯端末30Aが存在すると判定された場合には、無線通信部25を用いて、当該カメラ装置20Aの画像データを、携帯端末30Aへ送信する。
図9は、本実施形態の監視システムで実行される処理を示すシーケンスチャートである。図10は、本実施形態の監視システムで実行される処理の具体例を説明する図である。
監視システムで実行される処理のうち、ステップS1〜S8の処理は、上述した第1実施形態と同じである。サーバ装置10Aでは、更に、キー送信部114Aが、ステップS7で送信した取得キーを、ステップS7で送信したカメラIDが示すカメラ装置20Aにも送信する(ステップS9)。即ち、キー送信部114Aは、取得キー「12345ABC」を、カメラ装置20Aにも送信する。カメラ装置20Aにおいて制御部21は、通信部24を用いて取得キーを取得すると、記憶部23に記憶させる(ステップS10)。カメラ装置20Aに送信された取得キーは、異常検知中(要対処状態)である旨を識別する情報でもある。よって、この取得キーは、対処終了後はサーバ装置10Aからのコマンドにより消去される。
監視員Uは、ステップS10の処理の後、異常が発生した監視エリアTへ移動する。ここでは、図10に示すように、或る監視エリアTで異常が発生し、監視員Uがその監視エリアTに移動する。携帯端末30Aの制御部31は、監視員Uによる画像取得要求の操作に応じて、無線通信部37を用いて、カメラ装置20Aへアクセスする(ステップS21)。このアクセスの際、制御部31は、記憶部34に記憶した取得キー、及び測位部36により生成された位置情報を、ステップS8で記憶したカメラIDが示すカメラ装置20Aへ送信する。ここでは、図10に示すように、取得キー「12345ABC」が送信される。ステップS21の処理は、携帯端末30Aがカメラ装置20Aとの近距離無線通信が可能な距離に近接していることを条件として実行される。この距離よりも離れている場合、携帯端末30Aは、カメラ装置20Aにアクセスし得ない。
カメラ装置20Aにおいて認証部211は、携帯端末30Aから取得した取得キーと、ステップS10で記憶した取得キーとを照合する(ステップS22)。そして、認証部211は、この照合の結果に基づいて、監視員Uの認証に成功したかどうかを判定する(ステップS23)。認証部211が認証に成功した(認証OK)と判定した場合(ステップS23;YES)、判定部212は、対処指示を受けた監視員Uが所持する携帯端末30Aが、カメラIDが示すカメラ装置20Aの近傍に存在するか否かを判定する(ステップS24)。判定部212は、近距離無線通信により画像取得要求を受け付けている場合には、携帯端末30Aは近傍に存在すると判定する。ステップS24で「YES」と判定された場合、画像データ送信部213は、カメラ装置20Aの画像データを、無線通信部25を用いて、携帯端末30Aへ送信する(ステップS25)。ステップS25の処理は、携帯端末30Aがカメラ装置20Aとの無線通信が可能な距離に近接していることを条件として実行される。この距離よりも離れている場合、携帯端末30Aは、カメラ装置20Aへ画像データを取得し得ない。携帯端末30Aにおいて制御部31は、無線通信部37を用いて取得した画像データに基づいて、表示部32に画像を表示させる(ステップS26)。
なお、ステップS23又はS24で「NO」と判定された場合、カメラ装置20Aの画像データが携帯端末30Aに送信されることなく、図9の処理は終了する。
このように、本実施形態の監視システムによれば、カメラ装置20Aとの近距離無線通信が可能な距離よりも離れている携帯端末30Aは、カメラ装置20Aにアクセスできず、また画像データを取得できない。よって、第2実施形態の監視システムによれば、プライバシーの保護、及び不正アクセスの防止をより強固にすることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態の監視システムは、監視員Uが所持する携帯端末による遠隔操作に応じて、カメラ装置の撮像を制御する構成を備える点で、上述した第2実施形態と相違する。以下の説明において、上述した第1実施形態と同じ要素及び処理ステップについては、同じ符号を用いて説明する。また、上述した第1実施形態と対応する要素及び処理ステップについては、符号の末尾に「B」を付して説明する。
図11は、サーバ装置10B、及びカメラ装置20Bの構成の一例を示す図である。図11に示すように、サーバ装置10Bにおいて制御部11は、取得部111と、異常検知部112と、選定部113と、キー送信部114Bとを有する。キー送信部114Bは、取得キーに加え、カメラ装置の撮像を制御する権限を示すキー(以下「制御キー」という。)を、携帯端末30Bへ送信する。制御キーは、カメラ装置20Bの撮像を制御する権限を示すキーである。制御キーは、例えば任意の文字列によって表される認証情報である。制御キーは、カメラ装置20B毎に異なっていることが望ましい。
カメラ装置20Bにおいて、制御部21は、認証部211と、判定部212と、画像データ送信部213と、撮像制御部214とを有する。撮像制御部214は、画像データ送信部213による画像データの送信が許可された携帯端末30Bからの遠隔操作に応じて、カメラ装置20Bの撮像を制御する。具体的には、撮像制御部214は、無線通信部25を用いて、携帯端末30Bから制御キーとともに遠隔操作信号が取得された場合には、この遠隔操作信号に従って、撮像部22の撮像を制御する。撮像制御として、ズームイン/アウト、パン、チルト等がある。
図12は、本実施形態の監視システムで実行される処理を示すシーケンスチャートである。本実施形態において、携帯端末30Bが取得キーを用いてカメラ装置20Bから画像データを取得するための処理は、上述した第2実施形態と同じでよいので、説明を省略する。図12には、この処理ではなく、制御キーを用いてカメラ装置20Bの撮像が制御される際の処理の流れが示されている。図13は、本実施形態の監視システムで実行される処理の具体例を説明する図である。
監視システムで実行される処理のうち、ステップS1〜S6は、上述した実施形態と同じである。サーバ装置10Bでは監視員Uが選定されると、キー送信部114Bは、第1通信部12を用いて、取得キー、制御キー、及びカメラIDを、その監視員Uが所持する携帯端末30Bへ送信する(ステップS7B)。制御キーは、ここでは任意の文字列である。携帯端末30Bにおいて制御部31は、取得キー、制御キー、及びカメラIDを取得すると、記憶部34に記憶させる(ステップS8B)。また、上述した第2実施形態と同様、キー送信部114Bは、ステップS7Bで送信した取得キー、及び制御キーを、カメラ装置20Bにも送信する(ステップS9)。カメラ装置20Bにおいて制御部21は、通信部24を用いて取得キー、及び制御キーを取得すると、記憶部23に記憶させる(ステップS10)。
監視員Uは、携帯端末30Bからの対処指示の通知を受けて、異常が発生した監視エリアTへ移動する。ここでは、図13に示すように、或る監視エリアTで異常が発生し、監視員Uはこの監視エリアTに移動する。当該監視エリアTに移動した後、監視員Uは、カメラ装置20Bの撮像を制御したい場合には、入力部33を用いて、撮像制御を指示するための情報の入力を行う。携帯端末30Bの制御部31は、この情報の入力を受け付けると(ステップS31)、記憶部34に記憶された制御キー、及び入力された情報に応じた遠隔操作信号を、無線通信部37を用いて、カメラ装置20Bへ送信する(ステップS32)。カメラ装置20Bにおいて、撮像制御部214は、制御キー、及び遠隔操作信号を無線通信部25を用いて取得すると、制御キーが正当であることを条件に、当該遠隔操作信号に従って撮像部22を制御する(ステップS33)。仮に制御キーが不正である場合は、撮像制御部214は、撮像制御を行わない。撮像制御を行った場合、画像データ送信部213は、この撮像制御の後に撮像された画像データを、無線通信部25を用いて、携帯端末30Bへ送信する(ステップS34)。携帯端末30Bにおいて制御部31は、無線通信部37を用いて取得した画像データに基づいて、表示部32に画像を表示させる(ステップS35)。
本実施形態の監視システムによれば、監視員Uは、携帯端末30Bを用いてカメラ装置20Bの撮像を制御することができる。よって、監視員Uは、自身が必要な画像を得やすくなる。また、取得キーの送信が許可される携帯端末30Bに制御キーが送信される。よって、この監視システムによれば、プライバシーの保護、及び不正アクセスの防止を図りつつ、カメラ装置20Bの撮像の制御も実現することができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施してもよい。また、以下に示す変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態の監視システムでは、監視員Uの位置を測定するために、GPSが用いられた。測位の方法はこれに限られない。監視システムでは、例えば、カメラ装置20(20A,20Bも同様である。)の撮像画像を用いて画像認識を行うことにより、監視員Uの位置を判定してもよい。この場合、服装や顔等の所定の特徴に基づいて画像認識が行われればよい。また、タグ測位等の更に別の方法が用いられてもよい。
上述した実施形態の監視システムでは、対処指示を受けた監視員の携帯端末30(携帯端末30A,30Bでもよい。以下同じ。)が、異常発生場所を撮像するカメラ装置20(カメラ装置20A,20Bでもよい。以下同じ。)が撮像した画像を示す画像データを取得可能とする構成としていたが、対処指示の有無の条件を省略する構成としてもよい。この場合、予め登録された携帯端末30であることを携帯端末30のIDにより認証し、認証に成功し、且つその携帯端末30が異常発生場所を撮像するカメラ装置20の近傍に存在する場合に、その携帯端末30への画像送信を許可する。
また、画像取得を許可するカメラ装置20は、異常発生場所を撮像するカメラ装置20に限らず、その周囲の監視エリアを撮像するカメラ装置、或いは監視エリアに設置された全てのカメラ装置20を対象としてもよい。この場合、対処指示を受けた監視員が所持する携帯端末30の近傍に設置された各カメラ装置20であれば、そのカメラ装置20が撮像した画像データの取得が許可される。なお、この構成においても対処指示の有無の条件を省略してもよい。
また、上述した第2実施形態では、携帯端末30Aがカメラ装置20Aから画像データを直接取得する構成としたが、リアルタイムの画像データをカメラ装置20Aから直接取得し、異常検知時の画像データや過去の画像データを上述した第1実施携帯と同様にサーバ装置10Aから取得する構成としてもよい。第3実施形態についても同様である。
また、上述した第3実施形態では、取得キーと制御キーを別々のキーとして用いているが、取得キーを制御キーとして併用し、制御キーを省略してもよい。
本発明の監視システムは、或る建物の屋内に設置されたカメラ装置の画像データを、屋外の携帯端末に送信するシステムにも適用できる。この場合、監視員がカメラ装置の近傍に移動すると、サーバ装置は、屋内のカメラ装置の画像データを、その監視員の携帯端末へ送信する。また、本発明の監視システムは、屋外に設置されたカメラ装置の画像データを、或る建物の屋内の携帯端末へ送信するシステムにも適用できる。この場合、監視員がカメラの近傍に移動すると、サーバ装置は、屋外のカメラ装置の画像データを携帯端末へ送信する。
上述した実施形態で説明したハードウェア回路、機能又は動作の一部が省略されてもよい。例えば、本発明の監視システムは、取得キーを用いた認証を行わなくてもよい。また、本発明の監視システムでは、監視員の選定がオペレータにより行われてもよい。また、オペレータの行う行為は人工知能の技術を用いて自動化されてもよい。また、上述した実施形態でサーバ装置が有していた機能の一部を、カメラ装置、携帯端末、又はオペレーション端末が有してもよい。また、本発明の監視システムは、イベントの開催場所の監視に限られず、公共の場所等の任意の場所の監視に適用し得る。
即ち、本発明の監視システムは、監視エリアに設置されたカメラ装置により撮像された画像を、監視員が所持する携帯端末にて表示可能とする監視システムであって、携帯端末が、監視エリアにおいて異常が発生した場所を撮像する前記カメラ装置の近傍に存在するか否かを判定する判定部と、携帯端末がカメラ装置の近傍に存在すると判定された場合に、当該カメラ装置により撮像された画像データを当該携帯端末へ送信する画像データ送信部とを備える。
上述した実施形態の監視システムが実現する各機能は、1又は複数のハードウェア回路により実現されてもよいし、1又は複数のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、これらの組み合わせにより実現されてもよい。監視システムの機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、監視方法として把握することも可能である。
本願の発明は、上述した実施形態に限定されることなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることはいうまでもない。
1…監視システム、10,10A,10B…サーバ装置、11,21,31…制御部、12…第1通信部、13…第2通信部、14,23,34…記憶部、111…取得部、112…異常検知部、113…選定部、114,114A,114B…キー送信部、115.211…認証部、116,212…判定部、117,213…画像データ送信部、214…撮像制御部、20,20A,20B…カメラ装置、22…撮像部、24,35…通信部、25,37…無線通信部、30,30A,30B…携帯端末、36…測位部、40…オペレーション端末。

Claims (5)

  1. 監視エリアに設置されたカメラ装置により撮像された画像データを、監視員が所持する携帯端末にて表示可能とする監視システムにおいて、
    前記監視エリアに発生した異常を検知する異常検知部と、
    複数の前記監視員の中から選定された監視員が所持する前記携帯端末に前記異常への対処指示を送信する対処指示部と、
    前記対処指示の送信先の前記携帯端末から前記画像データの取得要求が受信されたとき、当該携帯端末が、前記監視エリアにおいて前記異常が発生した場所を撮像する前記カメラ装置の近傍に存在するか否かを判定する判定部と、
    前記取得要求を送信した前記携帯端末が前記カメラ装置の近傍に存在すると判定された場合に、当該カメラ装置により撮像された前記画像データを当該携帯端末へ送信し、前記近傍に存在しないと判定された場合には、前記画像データを送信しない画像データ送信部と
    を備える監視システム。
  2. 前記監視システムは、さらに認証部を備え、
    前記対処指示部は、
    前記対処指示として前記異常が発生した場所を撮像する前記カメラ装置の識別子、及び前記画像データを取得する権限を示すキーを、前記携帯端末へ送信し、
    前記認証部は、
    前記携帯端末から受信された前記取得要求に含まれる前記キーを用いて、前記監視員の認証を行い、
    前記判定部は、
    前記携帯端末から受信された前記取得要求に含まれる前記識別子が示す前記カメラ装置の近傍に当該携帯端末が存在するか否かを判定し、
    前記画像データ送信部は、
    前記認証に成功し、且つ前記携帯端末から受信された前記識別子が示す前記カメラ装置の近傍に当該携帯端末が存在すると判定された場合に、前記画像データを当該携帯端末へ送信し、前記近傍に存在しないと判定された場合には、前記画像データを送信しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記カメラ装置は、前記携帯端末との間で近距離無線通信を行う無線通信部を備え、
    前記判定部は、
    前記無線通信部により通信可能な前記携帯端末を前記カメラ装置の近傍に存在すると判定する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記画像データの送信が許可された前記携帯端末による遠隔操作に応じて、前記カメラ装置の撮像を制御する撮像制御部
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の監視システム。
  5. 監視エリアに設置されたカメラ装置により撮像された画像データを取得するステップと、
    前記監視エリアに発生した異常を検知するステップと、
    複数の監視員の中から選定された監視員が所持する携帯端末に前記異常への対処指示を送信するステップと、
    前記対処指示の送信先の前記携帯端末から前記画像データの取得要求が受信されたとき、当該携帯端末が、前記監視エリアにおいて前記異常が発生した場所を撮像する前記カメラ装置の近傍に存在するか否かを判定するステップと、
    前記取得要求を送信した前記携帯端末が前記カメラ装置の近傍に存在すると判定された場合に、当該カメラ装置により撮像された前記画像データを当該携帯端末へ送信し、前記近傍に存在しないと判定された場合には、前記画像データを送信しないステップと
    とを備える監視方法。
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