JP2020144587A - 車両位置分析装置及び車両位置分析方法 - Google Patents
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Abstract
Description
一般に、データ解析の対象とする施設は商業施設であることが多い。このような商業施設は例えば、商店街のように密集していることが多く、中心からの所定半径を大きくするだけでは、誤判定の可能性が高くなっていた。
本発明の好ましい一実施形態に係る車両位置分析システム1について説明する。図1に、車両位置分析システム1の全体構成を示す。
このような車載ナビゲーション装置10は、移動体である車両50aに据え付けられ可搬可能なカーナビゲーション装置や、移動体である車両50aに簡易的に設置されたPND(Portable Navigation Device)により実現することができる。
このような携帯端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、ノートパソコン、その他の携帯可能な電子機器により実現することができる。
さらに、車両50や、車両50にて利用される車載ナビゲーション装置10や携帯端末20は、車両50の移動に伴い移動する。そのため、以下の説明では、車両50、車載ナビゲーション装置10、及び携帯端末20のことを適宜「移動体」とも呼ぶ。
車両位置分析装置30の説明をする前に、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20について簡単に説明する。
車載ナビゲーション装置10は、車両50aから電源の供給を受けており、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされることによって自動起動する。そして、車載ナビゲーション装置10は、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまで稼働する。
位置情報121は、後述のセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の位置情報(すなわち、車両50aの位置情報)である。位置情報121には、測位された位置を示す情報のみならず、測位を行った時刻も含まれるようにすることができる。
移動体ID122としては、例えば車載ナビゲーション装置10に一意に割り当てられた製造番号等を利用することができる。また、他にも、通信部13が携帯電話網等のネットワークである通信網60に接続するために、通信部13に挿入されたSIM(Subscriber Identity Module)に付与された電話番号を移動体ID122として利用することができる。また、他にも、車両50aに固有に付与されたVIN(車両識別番号)やナンバープレートの番号を移動体ID122として利用することができる。
なお、センサ部14は、ジャイロセンサ、加速度センサにより測定される角速度や、加速度に基づいて車載ナビゲーション装置10の位置情報の測位精度をさらに高めることも可能である。
表示部15は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部15は、制御部11からの指示を受けて画像を表示する。
入力部16は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部15の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。
なお、この他、図示しないが、スピーカやマイク等を備えることもできる。スピーカは、運転者に対して音声出力を行い、マイクは、運転者によって発せられた音声等を集音する。
そうすることで、情報をスピーカから音声で出力したり、マイクを介して音声入力された運転者による各種の選択、指示を音声認識技術により、制御部11に入力したりすることもできる。
また、リアルタイムに車両位置分析装置30に送信する替わりに、複数個まとめて(例えば3分間分の間に3秒間隔で更新された位置情報121と、移動体ID122とをまとめて)、一度に送信するようにしてもよい。すなわち、いわゆるバースト送信をするようにしてもよい。かかる、所定の時間間隔の長さや、リアルタイムに送信するか、それともバースト送信するかは、本実施形態を適用する環境等に応じて、任意に設定することができる。
このようにして、リアルタイム送信やバースト送信を行うことにより、位置情報送信部112は、センサ部14が測位した車両50aの移動経路を特定するための位置情報121と、移動体ID122とを、車両位置分析装置30に対して送信する。
なお、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報121(すなわち、駐車位置)については、イグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載ナビゲーション装置10が再度起動した際に送信されてもよい。
図3に示すように、携帯端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26と、近距離通信部27とを含んで構成される。
ここで、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26は、上述した車載ナビゲーション装置10が含む同名の機能ブロックと同等の機能を有している。つまり、上述した車載ナビゲーション装置10の説明における、「車載ナビゲーション装置10」の文言を「携帯端末20」に置き換え、「車両50a」の文言を「車両50b」に置き換えることにより、携帯端末20の各機能ブロックの説明となるので、重複する再度の説明は省略する。
近距離通信部27は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信、又はUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介した有線による近距離通信を行うための部分である。
そして、携帯端末20がECUと近距離通信により通信することができる場合とは、すなわち、携帯端末20が車両50bの車内に存在する場合である。この場合、携帯端末20のセンサ部24が測位する位置情報は、車両50bの位置情報に相当することになる。
さらに、イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチがオフにされると、車両50bと携帯端末20とのペアリングが解除される。
次に、車両位置分析装置30が備える機能ブロックについて図4のブロック図を参照して説明をする。
ここで、施設種別は、例えば、コンビニエンスストア、病院、カーディーラー等の施設の業態を示す。駐車場情報としては、当該施設に付随する駐車場の位置情報等が保存される。なお、1つの施設に複数の駐車場が併設されている場合には、各駐車場の位置情報が保存される。また、施設等の形状に関する情報としては、当該施設の建物、敷地、及び当該施設に付随する駐車場等を含む施設全体の形状を示す。
なお、記憶部32には、施設情報321の外、道路に関する情報、道路情報、道路及び道路地図等の背景を表示するための表示用地図データ、ノード(例えば道路の交差点、屈曲点、端点等)の位置情報及びその種別情報、各ノード間を結ぶ経路であるリンクの位置情報及びその種別情報、全てのリンクのコスト情報(例えば距離、所要時間等)に関するリンクコストデータ等を含む道路ネットワークデータ等を含むようにしてもよい。
位置情報データベース322は、制御部31に含まれる各機能ブロックにより構築及び更新される。位置情報データベース322の詳細については、後述する。
また、後述するように、滞在判定部313により、車両50の駐車位置から滞在したと推定された施設に係る情報(例えば、施設ID)を駐車位置情報テーブル323に合わせて保存するようにしてもよい。
ただし、通信部33と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、これらの情報以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
受信部311は、複数の車両50からの連続した位置情報を時刻情報とともに受信する。より具体的には、受信部311は、通信部33を介して、移動体から受信した、連続した位置情報、及び移動体IDと、に基づいて、位置情報データベース322を更新する部分である。
位置情報データベース322内の「移動推移」は、当該移動体から、位置情報等の送信が開始されてから現在までに受信した全ての連続した位置情報である。この全ての連続した位置情報により、駐車位置、駐車日時等を含む駐車位置情報を特定することが可能となる。なお、移動推移には、位置情報の測位を行った時刻情報も含まれる。さらに、移動体から、位置情報とともに、速度情報が送信される場合、受信した速度情報を時刻情報及び位置情報に紐づけて記憶される。
駐車判定部312は、車両位置情報に所定時間以上変化が無いと判断される場合に車両50が駐車したと判定する。また、駐車判定部312は、車両50が駐車したと判定した場合、当該車両50の駐車時間を算出する。駐車判定部312は、車両50が駐車したと判定された位置情報を当該車両の駐車位置として、駐車位置情報テーブル323に、当該車両50の識別情報に対応づけて記憶する。また、駐車判定部312は、駐車位置情報テーブル323に当該駐車位置における日時情報を含む駐車時間を合わせて記憶する。
また、車両50から受信した連続した位置情報において隣接した位置情報が計測されたそれぞれの時刻の間隔が予め設定された第1時間を超えるか又はそれ以上であるとともに予め設定された第2時間を下回るか又はそれ以下であり、かつ該隣接した位置情報の速度情報のいずれかが予め設定された所定速度V0を下回るか又はそれ以下である場合に、駐車判定部312は、当該車両は停車していたと判定してもよい。この場合、駐車判定部312は、当該隣接した位置情報が計測されたそれぞれの時刻の間隔を当該車両50の駐車時間として算出してもよい。
ここで、所定速度V0は、例えば駐車場に停車する際の速度程度としてもよい。また、0km/hとしてもよい。車両50毎の特徴(運転者の運転時の特徴)に応じて設定してもよい。
以上のようにすることで、例えば、デバイスがイグニッションオン時及び/又はイグニッションオフ時に位置情報を送信できない装置であっても、停車と見込める情報を特定することができる。
なお、車両50が、例えば現行のエンジン車における車載ナビゲーション装置10のように、イグニッションオフにより、車両50の位置情報の送信が停止する場合、車両50の位置情報の受信が停止する直前に送信された現在位置を駐車位置としてもよい。この場合、駐車判定部312は、車両50の位置情報の送信が停止してから、次に当該車両50の位置情報の送信が開始されるまでの時間を当該車両50の駐車時間として算出してもよい。
同様に、車両50が、例えば現行のエンジン車における車載ナビゲーション装置10のように、イグニッションオンにより、車両50の位置情報の送信を開始する場合、車両50の位置情報の受信を開始した現在位置を駐車位置としてもよい。この場合、駐車判定部312は、車両50の位置情報の受信を開始する前に、当該車両50の位置情報の送信が停止した時刻からの時刻差を当該車両50の駐車時間として算出してもよい。
また、車両50が、例えば電気自動車のように、停車した場合でも、停止信号情報を送信できる場合、停止信号により示された現在位置又は車両50の位置情報の最も直近の位置情報を駐車位置としてもよい。この場合、駐車判定部312は、停止信号情報を受信してから次に起動信号情報又は位置情報を受信するまでの時間を当該車両50の駐車時間として算出してもよい。
同様に、車両50が、例えば電気自動車のように、車両50の起動時に、起動信号情報を送信できる場合、起動信号により示された現在位置を駐車位置としてもよい。この場合、駐車判定部312は、軌道信号情報を受信する前に当該車両50からの停止信号情報又は最後に位置信号を受信した時刻からの時刻差を当該車両50の駐車時間として算出してもよい。
滞在判定部313は、車両50の駐車位置情報、及び記憶部32に記憶されている施設情報321における施設の形状に関する情報等に基づいて、当該車両50の駐車した施設をより正確に推定することができる。
図6Aから図6Dをそれぞれ参照しながら、滞在判定部313が、車両50の駐車した施設をより正確に推定するための処理について説明する。図6Aから図6Dは、車両の位置と施設の形状との関係を表す図である。
これにより、車両の測位誤差がある場合であっても、車両の駐車した施設をより正確に推定することが可能となる。
図6Bに示すように、当該車両50の駐車位置を中心とする所定半径の円からなる形状が1つの施設の形状のみを含む場合、滞在判定部313は、当該車両50が当該施設に滞在したと判定することができる。
これにより、車両の測位誤差がある場合であっても、車両の駐車した施設をより正確に推定することが可能となる。
具体的には、図6Cに示すように、例えば、車両50の駐車位置を中心とする所定半径の円に含まれる施設Bの形状の面積が、同じ円に含まれる施設Aの形状の面積よりも広い場合、滞在判定部313は、車両50が施設Bに滞在したと判定するようにしてもよい。
なお、仮に円に含まれる施設Aの形状の面積と施設Bの形状の面積とが同じ大きさの場合、例えば、半径を変更した円に基づいて、面積を計算して、再判定するようにしてもよい。
これにより、例えば、施設が隣接する場合であっても、車両50がどちらの施設に滞在したかを推定することが可能となる。
図6Dを参照して説明する。図6Dを参照すると、車両50の駐車位置を中心とする所定半径の円に含まれる施設Aの形状の面積と同じ円に含まれる施設Bの形状の面積と、有意差がないような場合、滞在判定部313は、例えば、施設の種別ごとに駐車時間の目安を予め対応づけた施設駐車時間テーブル(図示せず)を参照したうえで、複数の施設の中から車両50の滞在した施設を判定するようにしてもよい。
ここで、施設駐車時間テーブルとは、例えば、施設種別がコンビニエンスストアの場合、コンビニエンスストアにおける車両の駐車時間の目安を例えば10分前後とし、施設種別が病院の場合、病院における車両の駐車時間の目安を例えば1時間前後と、予め施設の種別ごとに車両の駐車時間の目安を対応づけたテーブルである。なお、これらの時間は例示に過ぎず、これらの値に限られない。駐車時間の目安は、所定の時間範囲を設定してもよい。
より具体的には、例えば図6Dにおいて、車両50の駐車時間が1時間であって、施設Aが病院で、施設Bがコンビニエンスストアの場合、滞在判定部313は、車両50の滞在した施設を施設A(病院)と判定するようにしてもよい。
これにより、当該車両50の駐車時間と、複数の施設の施設種別に基づく駐車時間の目安と、を比較することで、当該車両が、複数の施設のうちどの施設に滞在した可能性が高いかを推定することが可能となる。
なお、図6Bに示すケースにおいても、例えば、車両50の駐車時間が2時間であって、施設Aが病院で、施設Bがコンビニエンスストアの場合、滞在判定部313は、面積による判定よりも、駐車時間の目安による判定を優先して、車両50の滞在した施設を施設A(病院)と判定するようにしてもよい。
車両位置分析装置30は、複数の車両50が過去に滞在したと判定された施設と、滞在した日時情報等と、を含む施設滞在履歴情報を車両ごとに保存する履歴保存テーブル(図示せず)を作成更新することができる。
そうすると、滞在判定部313は、履歴保存テーブルに保存される当該車両50のこれまでの施設滞在履歴情報を参照して、複数の施設の中から当該車両50の滞在した施設を判定するようにしてもよい。
より具体的には、例えば、図6Bから図6Dにおいて、車両50の施設滞在履歴情報を参照して、車両50は過去に、例えば同じ時間帯とか、同じ曜日とかに、同じ時間、施設Aに滞在したケースが多いと判断される場合、滞在判定部313は、車両50の滞在した施設を施設Aと判定するようにしてもよい。
これにより、車両の駐車位置が施設の形状内で測位されなかったとしても、当該車両が過去に同じコンビニエンスストアや病院等、決まった日時及び/又は滞在時間で滞在した履歴があれば、それに基づいて、当該車両がどちらの施設に滞在したかをより正確に推定することが可能となる。
以上、車両50の駐車位置を中心とする所定半径の円からなる形状が複数の施設の形状の一部又は全部を含む場合、車両50が、複数の施設のうちどの施設に滞在したかを推定する基準を3つ挙げたが、これらの基準の優先度は、適宜設定してもよい。
なお、滞在判定部313は、前述した駐車位置情報テーブル323に、当該車両の駐車位置を所定の施設と判定した場合、駐車位置、当該駐車位置における日時情報を含む駐車時間に加えて、少なくとも施設IDを含む施設情報を記憶するようにしてもよい。
そうすることで、車両位置分析装置30は、駐車位置情報テーブル323に基づいて、前述した、車両毎の施設滞在履歴情報を作成し、履歴保存テーブルを更新することができる。
以上、本実施形態として例示した車両位置分析装置30の各機能部の構成について説明した。
次に、図7A、図7B、図7C、及び図7Dに記載したフローチャートを参照して、本実施形態の動作、具体的には、車両位置分析装置30が、車両50の駐車位置情報から当該車両50の滞在した施設を推定する動作について説明する。ここで、図7A、図7B、図7C、及び図7Dは、車両位置分析装置30が、車両50ごとに、位置情報データベース322に記憶された隣接した位置情報に基づいて、車両50の駐車位置情報(駐車位置、駐車日時、及び駐車時間)を判定し、判定された駐車位置情報に基づいて、滞在した施設を判定する動作を示すフローチャートである。なお、以下の動作は、車両50ごとに実行するものとする。
図7B、図7C、図7Dに記載のフローチャートは、前述したように、車両50の駐車位置を中心とする所定半径の円からなる形状が複数の施設の形状の一部又は全部を含む場合に、車両位置分析装置30が、車両50がどの施設に滞在したかを判定する際の判定基準ごとのフローである。
以上、車両位置分析装置30が、車両50の駐車位置を中心とする所定半径の円からなる形状が複数の施設の形状の一部又は全部を含む場合における1つの実施例についてその動作を説明した。
この場合、図7Aに記載のフローは共通であるが、図7AにおけるステップS17において、Noと判断された場合、図7CのステップS19´に移ると読み替える。
以上、車両位置分析装置30が、車両50の駐車位置を中心とする所定半径の円からなる形状が複数の施設の形状の一部又は全部を含む場合における2番目の実施例についてその動作を説明した。
この場合、図7Aに記載のフローは共通であるが、図7AにおけるステップS17において、Noと判断された場合、図7DのステップS19´´に移ると読み替えるものとする。
以上、車両位置分析装置30が、車両50の駐車位置を中心とする所定半径の円からなる形状が複数の施設の形状の一部又は全部を含む場合における3番目の実施例についてその動作を説明した。
なお、前述の説明において、車両50の駐車位置を中心とする所定半径の円からなる形状が複数の施設の形状の一部又は全部を含む場合の動作については、判定基準毎のフローを説明したが、これに限られない。前述したように、優先順位を任意に設定して、これらの基準を適宜適用してもよい。
なお、上記のナビゲーションシステムに含まれる各機器のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記のナビゲーションシステムに含まれる各機器のそれぞれが協働することにより行なわれるナビゲーション方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、図2、図3、及び図4の機能的構成は例示に過ぎず、本実施形態の機能的構成を限定するものではない。すなわち、本発明の車両位置分析機能に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2、図3、及び図4の例に限定されない。
また、他にも、上述した実施形態を、例えば以下に説明する変形例のように変形するようにしてもよい。なお、以下に説明する変形例をさらに組み合わせるようにしてもよい。
上述の実施形態では、車両位置分析装置30を1つのサーバ装置等により実現すると説明したが、車両位置分析装置30の各機能を、適宜複数のサーバ装置に分散する、分散処理システムとしてもよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、車両位置分析装置30の各機能を実現してもよい。
上述の実施形態では、車両位置分析装置30が、各車両50から、当該車両50の識別情報、位置情報、及び時刻情報等を通信部33を介して受信する構成とした。さらに、受信部311は、各車両50から受信した識別情報、位置情報、及び時刻情報等に基づいて、位置情報データベース322を適宜作成更新する構成とした。
これに対して、車両位置分析装置30とは別に、例えばFCD(Floating Car Data)サーバ(仮称)を設けて、FCDサーバが、各車両50から、当該車両50の識別情報、位置情報、及び時刻情報等を受信するようにしてもよい。その場合、車両位置分析装置30は、FCDサーバから各車両の位置情報等を取得して、位置情報データベース322(移動推移)を適宜作成更新するようにしてもよい。
10 車載ナビゲーション装置
11 制御部
111 経路案内部
112 位置情報送信部
12 記憶部
13 通信部
14 センサ部
20 携帯端末
21 制御部
111 経路案内部
112 位置情報送信部
22 記憶部
23 通信部
24 センサ部
30 車両位置分析装置
31 制御部
311 受信部
312 駐車判定部
313 滞在判定部
32 記憶部
321 施設情報
322 位置情報データベース
323 駐車位置情報テーブル
50、50a、50b 車両
60 通信網
Claims (5)
- 複数の施設について当該施設の形状を含む位置情報を備える施設情報を記憶する地図情報記憶部と、
複数の車両からの連続した位置情報を時刻情報とともに受信する受信部と、
前記位置情報に所定時間以上変化が無い場合に車両が駐車したと判定するとともに、前記車両が駐車したと判定された位置情報を前記車両の駐車位置として駐車位置記憶部に記憶する駐車判定部と、
前記車両の駐車位置が前記地図情報記憶部に記憶される1つの施設の形状内に位置する場合は前記車両が当該施設に滞在したと推定し、
前記車両の駐車位置が前記地図情報記憶部に記憶される1つの施設の形状内に位置しない場合は前記駐車位置を中心とする所定半径の円からなる形状が前記施設の形状を含むかを計算して、前記施設の形状を含む場合には前記車両が当該施設に滞在したと判定する滞在判定部と、
を備えることを特徴とする車両位置分析装置 - 前記滞在判定部は、さらに、
前記車両の駐車位置が前記地図情報記憶部に記憶される1つの施設の形状内に位置せず、前記車両の駐車位置を中心とする所定半径の円からなる形状が複数の施設の形状を含む場合は、前記複数の施設のうちもっとも広い面積が前記車両の駐車位置を中心とする所定半径の円からなる形状内に存在する施設に滞在したと判定することを特徴とする請求項1記載の車両位置分析装置。 - 前記地図情報記憶部は、さらに前記施設の種別に関する種別情報を記憶し、
前記駐車判定部は、さらに前記車両の駐車時間を算出し、
前記滞在判定部は、前記車両の駐車位置が前記地図情報記憶部に記憶される1つの施設の形状内に位置せず、前記車両の駐車位置を中心とする所定半径の円からなる形状が複数の施設の形状を含む場合は、施設の種別ごとに駐車時間の目安を予め対応づけた施設駐車時間テーブルを参照したうえで前記複数の施設の中から前記車両の滞在した施設を判定することを特徴とする請求項1記載の車両位置分析装置。 - 前記複数の車両が過去に滞在したと判定された施設と滞在した日時情報とを含む施設滞在履歴情報を前記車両ごとに保存する履歴保存テーブルを備え、
前記滞在判定部は、さらに
前記履歴保存テーブルに保存される前記車両の施設滞在履歴情報に基づいて、前記複数の施設の中から前記車両の滞在した施設を判定することを特徴とする請求項1乃至3記載の車両位置分析装置。 - 複数の施設について当該施設の形状を含む位置情報を備える施設情報を記憶する地図情報記憶部を備えるコンピュータにより実行される車両位置分析方法であって、
複数の車両からの連続した位置情報を時刻情報とともに受信する受信ステップと、
前記位置情報に所定時間以上変化が無い場合に車両が駐車したと判定するとともに、前記車両が駐車したと判定された位置情報を前記車両の駐車位置として駐車位置記憶部に記憶する駐車判定ステップと、
前記車両の駐車位置が前記地図情報記憶部に記憶される1つの施設の形状内に位置する場合は前記車両が当該施設に滞在したと推定し、
前記車両の駐車位置が前記地図情報記憶部に記憶される1つの施設の形状内に位置しない場合は前記駐車位置を中心とする所定半径の円からなる形状が前記施設の形状を含むかを計算して、前記施設の形状を含む場合には前記車両が当該施設に滞在したと判定する滞在判定ステップと、
を有することを特徴とする車両位置分析方法。
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