JP2020142724A - サイドライト点消灯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の状況に応じてサイドライトの点灯および消灯を制御し、不要なサイドライトの点灯を抑制するサイドライト点消灯システムを得る。【解決手段】左照度センサ2からの左照度センサ信号34、右照度センサ4からの右照度センサ信号33、ヘッドライトECU22からのヘッドライト点消灯信号31、ウインカSW23からのウインカSW信号32、エンジンECU24からの車速信号35、カーナビゲーション25からの車両走行位置情報36を制御ECU21に出力し、これを受けて、制御ECU21は、車両の側方の明るさおよび車両の挙動に基づき、サイドライトの点灯の要否を判定し、判定結果に応じて、左サイドライト1および右サイドライト3について、点灯または消灯を制御するようにした。【選択図】図3

Description

本願は、車両のサイドライトの点灯および消灯を制御するサイドライト点消灯システムに関するものである。
夜間に車両を運転する際、通行する道路周辺に光源となる外灯、店舗あるいは住宅などが無い場合、車両のヘッドライトの点灯範囲以外は暗く、車両の側方などの交通状況を確認しにくい状態となる。このような車両側方の視認性が悪い状況で、右左折を行う場合には、車両側後方から接近する歩行者または自転車を見落とし易くなり、巻き込み事故が発生する可能性が高くなる。
従来、このような巻き込み事故を防止するため、車両のウインカ出力と連動してサイドライトを点灯させ、信号待ちおよび渋滞時のサイドライト点灯が不要である場合には、車速、操舵角または前方車両との車間距離を用いて、サイドライトの消灯を行うシステムが提案されている。(特許文献1、2参照)
特開2005−138701号公報(第4〜7頁、第1図) 特開2014−24503号公報(第5〜8頁、第4図)
従来の技術では、自車両の走行状態に応じて、サイドライト点消灯判定を行うことで、最適化制御を行っていた。
しかしながら、従来の技術では、周囲の外灯等による明るさ、および交差点の形状(対向複数車線の有無)が、サイドライト点消灯の判定に、考慮されていないという問題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、車両外部の状況に応じてサイドライトの点灯および消灯を制御し、不要なサイドライトの点灯を抑制するサイドライト点消灯システムを提供することを目的とする。
本願に開示されるサイドライト点消灯システムは、車両のサイドライトの点灯および消灯を制御するサイドライト点消灯システムであって、車両の側方の明るさの情報および車両の挙動情報を検出する情報検出部、この情報検出部により検出された明るさの情報および車両の挙動情報に基づき、サイドライトの点灯の要否を判定し、判定結果に応じてサイドライトの点灯または消灯を制御する点消灯制御部を備えたものである。
本願に開示されるサイドライト点消灯システムによれば、車両外部の状況に応じてサイドライトの点灯および消灯を制御し、不要なサイドライトの点灯を抑制することで、車載バッテリの電力消費を低減し、燃費改善に貢献することができる。
実施の形態1によるサイドライト点消灯システムのサイドライトの配置を示す平面図である。 実施の形態1によるサイドライト点消灯システムのサイドライトの配置を示す側面図である。 実施の形態1によるサイドライト点消灯システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1によるサイドライト点消灯システムのサイドライト点消灯判定処理を示すフローチャートである。 実施の形態1によるサイドライト点消灯システムの右サイドライト点消灯判定処理を示すフローチャートである。 実施の形態1によるサイドライト点消灯システムの左サイドライト点消灯判定処理を示すフローチャートである。 実施の形態1によるサイドライト点消灯システムの車速遷移に基づく車速判定を示すタイミングチャートである。 実施の形態1によるサイドライト点消灯システムの各ECUのハードウェア構成を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1によるサイドライト点消灯システムのサイドライトの配置を示す平面図である。
図1において、サイドライト点消灯システム搭載車100は、車両の左側面に、左サイドライト1と左照度センサ2とを搭載し、車両の右側面に、右サイドライト3と右照度センサ4とを搭載している。左サイドライト1および右サイドライト3は、夜間右左折時の視認性向上を目的としたライトであり、後述する制御ECU(Electronic Control Unit)からの出力信号に従って、点灯または消灯(以下、点消灯という)する。
左サイドライト1は、車両左側方を点灯する。左照度センサ2は、車両左側方の照度を検出する。右サイドライト3は、車両右側方を点灯する。右照度センサ4は、車両右側方の照度を検出する。
左サイドライト1と右サイドライト3は、(日本国内の)道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第122条に則り、車両の左右側面に1個ずつとし、車両の前端から1mまでの間に配置される。
図2は、実施の形態1によるサイドライト点消灯システムのサイドライトの配置を示す側面図である。
図2において、符号1、2、100は図1におけるものと同一のものである。
左サイドライト1は、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第122条に則り、サイドライトの照明部の下縁の高さが地上0.25m以上、上縁の高さが地上0.9m以下で、ヘッドライトの照明部の上縁を含む水平面以下となるように配置されている。
左照度センサ2は、ヘッドライトの影響を極力受けないこと、運転者の目線に近い範囲での照度を測定することを意図し、左サイドミラー付近に配置することが望ましい。
なお、図2では、車両左側面のレイアウトについて説明したが、車両右側面についても同様のレイアウトとする。
図3は、実施の形態1によるサイドライト点消灯システムの構成を示すブロック図である。
図3において、符号1〜4、100は図1におけるものと同一のものである。図3中、点線の矢印は制御ECU21への入力信号、実線の矢印は制御ECU21からの出力信号を示している。
サイドライト点消灯システムは、次のように構成されている。
制御ECU21は、車両左右側方に搭載した左サイドライト1および右サイドライト3の点灯または消灯(以下、点消灯)を行う。この制御ECU21は、点消灯制御部を構成する。
ヘッドライトECU22は、ヘッドライト点消灯信号31(明るさの情報)を検出して、制御ECU21に出力する。
ウインカSW(switch)23は、ウインカSW信号32(車両の挙動情報)を、制御ECU21に出力する。
エンジンECU24は、エンジンを制御するとともに車速信号35(車両の挙動情報)を制御ECU21に出力する。カーナビゲーション25は、車両走行位置情報36(走行位置情報)を制御ECU21に出力する。
なお、左照度センサ2、右照度センサ4、ヘッドライトECU22、ウインカSW23、エンジンECU24、カーナビゲーション25は、制御信号検出部(情報検出部)を構成する。
制御ECU21には、ヘッドライト点消灯信号31、ウインカSW信号32、車速信号35、車両走行位置情報36の入力に加えて、右照度センサ4から右照度センサ信号33(明るさの情報)、左照度センサ2から左照度センサ信号34(明るさの情報)が入力される。
そして、制御ECU21は、これらの入力信号を用いて、サイドライトの点灯要否を判定するサイドライト点消灯判定を行い、右サイドライト点消灯出力37を右サイドライト3に、左サイドライト点消灯出力38を左サイドライト1に出力し、車両左右側方に搭載されたサイドライトの点消灯を行う。
各信号の詳細については、以下に説明する。
制御ECU21がヘッドライトECU22から取得するヘッドライト点消灯信号31は、サイドライト点消灯条件の一つである周囲の照度を検出するために使用され、ヘッドライトが点灯されていれば、周囲が暗い状態、ヘッドライトが消灯されていれば、周囲が明るい状態であると判定する。
制御ECU21がウインカSW23から取得するウインカSW信号32は、サイドライト点消灯条件の一つである右左折を検出するために使用され、右ウインカが点滅されていれば、右折と判定し、左ウインカが点滅されていれば、左折と判定する。
制御ECU21が右照度センサ4から取得する右照度センサ信号33は、サイドライト点消灯条件の一つである車両右側方の照度を検出するために使用され、右照度センサ値が閾値よりも低ければ、車両右側方が暗い状態、右照度センサ値が閾値よりも高ければ、車両右側方が明るい状態であると判定する。
制御ECU21が左照度センサ2から取得する左照度センサ信号34は、サイドライト点消灯条件の一つである車両左側方の照度を検出するために使用され、左照度センサ値が閾値よりも低ければ、車両左側方が暗い状態、左照度センサ値が閾値よりも高ければ、車両左側方が明るい状態であると判定する。
制御ECU21がエンジンECU24から取得する車速信号35は、サイドライト点消灯条件の一つである車速を検出するために使用される。
車速が右左折時の徐行速度として設定した閾値よりも速ければ、車線変更と判定し、車速が右左折時の徐行速度として設定した閾値よりも遅ければ、信号待ちまたは渋滞時の徐行/停止と判定し、車速がこれ以外の速度であれば、右左折と判定する。
制御ECU21がカーナビゲーション25から取得する車両走行位置情報36は、サイドライト点消灯条件の一つである現在の車両走行位置を検出するために使用され、カーナビゲーションの地図情報より、車両が対向複数車線の交差点付近を走行しているかどうかを判定する。
図7は、実施の形態1によるサイドライト点消灯システムの車速遷移に基づく車速判定を示すタイミングチャートである。
図7(a)は車速の遷移を示す図、図7(b)は、停止速度継続タイマのカウント値を示す図、図7(c)は車速判定を示す図である。
図7(a)において、車速40は、車速遷移期間401、402、403、404、405、406、407と順次、遷移している。車線変更時の走行速度60と、右左折時の徐行速度61と、渋滞/信号待ち時の停止速度62の速度範囲が示されている。
走行速度閾値501は、車線変更時の走行速度60の判定に用いられる閾値である。徐行速度閾値502と徐行速度閾値503は、右左折時の徐行速度61の判定に用いられる閾値である。停止速度閾値504は、渋滞/信号待ち時の停止速度62の判定に用いられる閾値である。
車速ポイント411は、車速40が停止速度閾値504を超えるポイントである。車速ポイント412は、車速40が徐行速度閾値503以上になるポイントである。車速ポイント413は、車速40が走行速度閾値501以上になるポイントである。
また、車速ポイント414は、車速40が徐行速度閾値502以下になるポイントである。車速ポイント415は、車速40が停止速度閾値504以下になるポイントである。
図7(b)において、停止速度継続タイマのカウント値70が示されている。停止速度継続閾値701は、カウント値70がこれ以上になった場合に、渋滞/信号待ち時の停止速度62と判定する。
時点81は、停止速度継続タイマが0クリアされる時点であり、時点82は、停止速度継続タイマが時間カウントを開始する時点であり、時点83は、カウント値70が停止速度継続閾値701以上になる時点である。
図7(c)において、車速判定における停止90、94は、渋滞/信号待ち時の停止速度62に、徐行91、93は、右左折時の徐行速度61に、走行92は、車線変更時の走行速度60に、それぞれ相当する。
次に、動作について説明する。
サイドライト点消灯システムは、夜間走行で右左折する場合を想定している。右左折時のサイドライト点灯要否を周囲の状況および車両の挙動により判定し、照度の確保が必要なケースのみ、サイドライトを点灯させることで、右左折時の歩行者または自転車の視認性向上と燃費改善を可能としている。
サイドライト点消灯システムでは、ヘッドライトECU22がヘッドライト点消灯信号31を検出し、ウインカSW23が左右のウインカSW信号32を検出し、制御ECU21は、ヘッドライト点消灯信号31が点灯かつ、右ウインカSW信号がオンの場合、右サイドライト3の点灯を判定して、右サイドライト3を点灯する。
また、ヘッドライト点消灯信号31が点灯で、かつ左ウインカSW信号がオンの場合、制御ECU21は、左サイドライト1の点灯を判定して、左サイドライト1を点灯する。
また、ヘッドライト点消灯信号31が消灯またはウインカSW信号32が左右共にオフの場合、制御ECU21は、サイドライトを左右共に消灯と判定して、サイドライトを左右共に消灯する。
また、燃費改善を目的にサイドライトを消灯させるケースとして、右左折する際の車両側方が十分に明るい場合を想定し、照度センサ信号を用いて、制御ECUがサイドライト消灯判定を行う。
具体的には、制御ECU21は、右照度センサ4が検出した右照度センサ信号33を用いて照度が高いと判定した場合、右サイドライト3の消灯を判定して、右サイドライト3を消灯する。
また、制御ECU21は、左照度センサ2が検出した左照度センサ信号34を用いて照度が高いと判定した場合、左サイドライト1の消灯を判定して、左サイドライト1を消灯する。
また、燃費改善を目的にサイドライトを消灯させる別のケースとして、ウインカ点滅中の信号待ちまたは渋滞により停車する場合、あるいは、車線変更する場合を想定し、車速信号を用いて、制御ECUがサイドライトの消灯判定を行う。
具体的には、エンジンECU24は、車速信号35を検出し、制御ECU21は、車速信号35を用いて、右左折時の徐行速度ではないと判定した場合、サイドライトを左右共に消灯と判定し、サイドライトを左右共に消灯する。
燃費改善を目的にサイドライトを消灯させる、さらに別のケースとして、対向複数車線の交差点を右折する際には、点灯対象である歩道までの距離が長く、右折レーンでのサイドライト点灯の効果が薄いと考えられるため、サイドライトを点灯しないことを想定する。
この場合、カーナビゲーションにて検出された車両走行位置情報を用いて、制御ECUは、サイドライト消灯の判定を行う。
具体的には、カーナビゲーション25が車両走行位置情報36を検出し、制御ECU21は、右ウインカSW信号がオンで、かつ、車両走行位置が対向複数車線の交差点付近であると判定した場合、右サイドライト3を消灯と判定し、右サイドライト3を消灯する。
なお、ここでは、日本など左側走行の国を想定して記載したが、右側走行の国の場合には、同様に左サイドライトの消灯判定を行う。
次に、図4を用いて、制御ECU21による、サイドライトの点消灯を制御するためのサイドライト点消灯判定処理について説明する。
このサイドライト点消灯判定処理は、左サイドライト1および右サイドライト3が、それぞれ点灯すべきか消灯すべきかを判定し、この判定にしたがって、左サイドライト1および右サイドライト3の点灯または消灯を行なう。
なお、ここでは、日本など左側走行の国を想定して記載する。
まず、ヘッドライト点消灯信号31に基づき、ヘッドライトが点灯されているかどうかを判定する(ステップS1)。
ヘッドライトが、点灯されていなければ(ステップS1で、NO)、周囲が明るい状態であるため、サイドライトの点灯が不要であると判定し、右サイドライト3を消灯する(ステップS2)とともに、左サイドライト1を消灯して(ステップS3)、サイドライト点消灯判定処理を終了する。
ヘッドライトが点灯されていれば(ステップS1で、YES)、次の条件判定として、車速信号35に基づき、徐行速度か否かを判定する(ステップS4)。
徐行速度でなければ(ステップS4で、NO)、交差点での右左折時ではないため、サイドライト点灯が不要であると判定し、右サイドライト3を消灯し(ステップS2)、左サイドライト1を消灯して(ステップS3)、サイドライト点消灯判定処理を終了する。
徐行速度であれば(ステップS4で、YES)、右サイドライト点消灯判定処理(ステップS5)に進む。
なお、ステップS4の徐行速度か否かの判定を含む車速判定処理については、図7を用いて後述する。
制御ECU21による右サイドライト点消灯判定処理では、右サイドライト3が点灯すべきか消灯すべきかを判定し、判定にしたがって、右サイドライト3を点灯または消灯した(ステップS5)のち、ステップS6に進む。
なお、ステップS5の詳細については、図5を用いて後述する。
次いで、制御ECU21による左サイドライト点消灯判定処理で、左サイドライト1が点灯すべきか消灯すべきかを判定し、判定にしたがって、左サイドライト1を点灯または消灯して(ステップS6)、サイドライト点消灯判定処理を終了する。
なお、ステップS6の詳細については、図6を用いて後述する。
図4のサイドライト点消灯判定処理は、制御ECU21の処理周期毎に実施する。
次に、ステップS5の右サイドライト点消灯判定処理の詳細について、図5を用いて説明する。
制御ECU21による右サイドライト点消灯判定処理は、車速が徐行速度である場合(ステップS4で、YES)に実行されるものである。
まず、ウインカSW信号32に基づき、右ウインカがオンか否かを判定する(ステップS11)。
右ウインカがオンでなければ(ステップS11で、NO)、交差点での右折時ではないため、右サイドライト3の点灯が不要であると判定し、右サイドライト3を消灯し(ステップS12)、右サイドライト点消灯判定処理を終了する。
右ウインカがオンであれば(ステップS11で、YES)、次の条件判定として、車両走行位置情報36に基づき、対向複数車線の交差点かどうかを判定する(ステップS13)。
対向複数車線の交差点であれば(ステップS13で、NO)、右折時のサイドライト点灯は視認性向上効果が薄いため、右サイドライト3の点灯が不要であると判定し、右サイドライト3を消灯し(ステップS12)、右サイドライト点消灯判定処理を終了する。
対向複数車線の交差点でなければ(ステップS13で、YES)、次の条件判定として、右サイドライト3が消灯されているか否かを判定する右サイドライト消灯判定処理を実行する(ステップS14)。
右サイドライト消灯でなければ(ステップS14で、NO)、右サイドライト3を点灯し(ステップS15)、右サイドライト点消灯判定処理を終了する。
右サイドライト消灯であれば(ステップS14で、YES)、次の条件判定として、右照度センサ信号33に基づき、車両右側方の照度判定を行う(ステップS16)。
右サイドライト消灯判定処理(ステップS14)は、以降の車両右側方の照度判定(ステップS16)を行う際、右サイドライト点灯による照度の誤検出防止を目的に、右サイドライト消灯状態であることを判定する。
右照度センサ信号33の値が、閾値よりも大きければ(ステップS16で、NO)、車両右側方が明るい状態であるため、右サイドライト3の点灯が不要であると判定し、右サイドライト3を消灯し(ステップS17)、右サイドライト点消灯判定処理を終了する。
右照度センサ信号33の値が、閾値以下であれば(ステップS16で、YES)、車両右側方が暗い状態であるため、右サイドライト3の点灯が必要であると判定し、右サイドライト3を点灯し(ステップS18)、右サイドライト点消灯判定処理を終了する。
次に、ステップS5の右サイドライト点消灯判定処理につづいて行われる、ステップS6の左サイドライト点消灯判定処理の詳細について、図6を用いて説明する。
まず、ウインカSW信号32に基づき、左ウインカが、オンか否かを判定する(ステップS21)。
左ウインカがオンでなければ(ステップS21で、NO)、交差点での左折時ではないため、左サイドライト点灯が不要であると判定し、左サイドライト1を消灯し(ステップS22)、左サイドライト点消灯判定処理を終了する。
左ウインカがオンであれば(ステップS21で、YES)、次の条件判定として、左サイドライト1が消灯しているか否かを判定する左サイドライト消灯判定処理を行なう(ステップS23)。
左サイドライト1が消灯していなければ(ステップS23で、NO)、左サイドライト1を点灯し(ステップS24)、左サイドライト点消灯判定処理を終了する。
左サイドライト1が消灯していれば(ステップS23で、YES)、次の条件判定として、左照度センサ信号34に基づき、車両左側方の照度判定を行う(ステップS25)。
左サイドライト消灯判定処理(ステップS23)は、以降の車両左側方の照度判定(ステップS25)を行う際、左サイドライト1の点灯による照度の誤検出防止を目的に、左サイドライト1が消灯状態であることを判定する。
ステップS25で、左照度センサ信号34の値が、閾値よりも大きければ(ステップS25で、NO)、車両左側方が明るい状態であるため、左サイドライト1の点灯が不要であると判定し、左サイドライト1を消灯し(ステップS26)、左サイドライト点消灯判定処理を終了する。
左照度センサ信号34の値が、閾値以下であれば(ステップS25で、YES)、車両左側方が暗い状態であるため、左サイドライト1の点灯が必要であると判定し、左サイドライト1を点灯し(ステップS27)、左サイドライト点消灯判定処理を終了する。
次に、制御ECU21が行う車速判定処理について、図7を用いて説明する。
図7の車速40は、エンジンECU24から取得した車速信号35に相当する。車速40は、車線変更時の走行速度60、右左折時の徐行速度61、渋滞/信号待ち時の停止速度62に分類される。
また、図7の右左折時の徐行速度61は、図4のステップS4で判定される徐行速度に相当する。
各速度判定には、ヒステリシスまたはフィルタ時間を設定し、車速判定結果の変動を低減することにより、サイドライト点消灯ちらつきの発生を抑制する。
まず、車線変更時の走行速度60と、右左折時の徐行速度61の判定について説明する。車速40が、車速ポイント413で、走行速度閾値501以上となった場合、車線変更時の走行速度60と判定する。
走行速度閾値501は、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示別添52に則り、40km/h以下に設定する。
また、車速40が、車速ポイント414で、徐行速度閾値502以下となった場合、右左折時の徐行速度61と判定する。
次に、右左折時の徐行速度61と渋滞/信号待ち時の停止速度62の判定について説明する。
車速40が、車速ポイント412で、徐行速度閾値503以上となった場合、右左折時の徐行速度61と判定する。
また、車速40が、車速ポイント415で、停止速度閾値504以下となった場合、停止速度継続タイマを時間カウントする。
停止速度継続タイマのカウント値70が、停止速度継続閾値701以上となった場合、渋滞/信号待ち時の停止速度62と判定する。
停止速度継続タイマの時間カウント中に、車速40が、停止速度閾値504より大きくなった場合は、その時点81で、停止速度継続タイマを0クリアし、時間カウントを停止する。
次に、具体例として、図7の車速40の遷移に基づく車速判定の判定結果について説明する。
ここで、図7(c)の車速判定における停止90、94は、渋滞/信号待ち時の停止速度62に、徐行91、93は、右左折時の徐行速度61に、走行92は、車線変更時の走行速度60に、それぞれ相当する。
まず、渋滞/信号待ち時の停止状態から、車線変更時の走行状態への遷移を想定した、図7(a)の車速遷移期間401〜402について説明する。
車速40の開始時点では、車速40は、停止速度閾値504以下であるため、車速判定は停止90と判定する。車速遷移期間401では、車速ポイント411で、停止速度閾値504を超えるため、停止速度継続タイマを0クリアする。
車速40が車速ポイント412を過ぎると、徐行速度閾値503以上であるため、車速判定は徐行91と判定する。
また、車速40が車速ポイント413を過ぎると、走行速度閾値501以上であるため、車速判定は走行92と判定する。
次に、車線変更時の走行状態から右左折時の徐行状態への遷移を想定した車速遷移期間403〜404では、車速ポイント414で、車速40が徐行速度閾値502以下になるため、車速判定は徐行93と判定する。
また、右左折時の徐行状態から渋滞/信号待ち時の停止状態への遷移を想定した車速遷移期間405〜407では、車速40が、車速ポイント415で、停止速度閾値504以下になるため、この時点82で、停止速度継続タイマの時間カウントを開始する。
停止速度継続タイマが、時点83で、停止速度継続閾値701以上になるため、車速判定は、停止94と判定する。
実施の形態1によれば、以上のようにサイドライト点消灯システムを構築することにより、車両の夜間走行右左折時に、歩行者および自転車の視認性を高めることが可能である。
また、車線変更時または渋滞、信号待ち等で、徐行、停止状態である場合で、サイドライト点灯不要なケースを判定することにより、不要なサイドライト点灯を抑制することができる。
これにより、車載バッテリの電力消費を軽減し、燃費向上に貢献することができる。
なお、サイドライト点消灯システムを構成する制御ECU21、ヘッドライトECU22およびエンジンECU24は、ハードウェアの一例を図8に示すように、それぞれプロセッサ200と記憶装置201から構成される。記憶装置は図示していないが、ランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶装置と、フラッシュメモリ等の不揮発性の補助記憶装置とを具備する。また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクの補助記憶装置を具備してもよい。プロセッサ200は、記憶装置201から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ200にプログラムが入力される。また、プロセッサ200は、演算結果等のデータを記憶装置201の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。
本開示は、例示的な実施の形態が記載されているが、実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
1 左サイドライト、2 左照度センサ、3 右サイドライト、4 右照度センサ、
21 制御ECU、22 ヘッドライトECU、23 ウインカSW、
24 エンジンECU、25 カーナビゲーション、31 ヘッドライト点消灯信号、
32 ウインカSW信号、33 右照度センサ信号、34 左照度センサ信号、
35 車速信号、36 車両走行位置情報、37 右サイドライト点消灯出力、
38 左サイドライト点消灯出力、40 車速、60 車線変更時の走行速度、
61 右左折時の徐行速度、62 渋滞/信号待ち時の停止速度、70 カウント値、
81〜83 時点、90 停止、91 徐行、92 走行、93 徐行、94 停止、
100 サイドライト点消灯システム搭載車、200 プロセッサ、
201 記憶装置、401〜407 車速遷移期間、411〜415 車速ポイント、
501 走行速度閾値、502 徐行速度閾値、503 徐行速度閾値、
504 停止速度閾値、701 停止速度継続閾値

Claims (6)

  1. 車両のサイドライトの点灯および消灯を制御するサイドライト点消灯システムであって、
    上記車両の側方の明るさの情報および上記車両の挙動情報を検出する情報検出部、
    この情報検出部により検出された上記明るさの情報および上記車両の挙動情報に基づき、上記サイドライトの点灯の要否を判定し、判定結果に応じて上記サイドライトの点灯または消灯を制御する点消灯制御部を備えたことを特徴とするサイドライト点消灯システム。
  2. 上記情報検出部により検出される上記車両の挙動情報は、上記車両のウインカ情報および車速情報を含み、
    上記点消灯制御部は、上記車両の挙動情報に基づき、上記車両の右折または左折を判定し、判定結果に応じて、対応する側のサイドライトを点灯または消灯させることを特徴とする請求項1に記載のサイドライト点消灯システム。
  3. 上記情報検出部により検出される上記車両の挙動情報は、上記車両の車速情報を含み、
    上記点消灯制御部は、上記車速情報に基づき、上記車両の車速が予め定義された徐行速度かどうかを判定し、上記徐行速度でなければ、上記サイドライトを消灯させることを特徴とする請求項1に記載のサイドライト点消灯システム。
  4. 上記情報検出部により検出される上記車両の挙動情報は、上記車両のウインカ情報および車速情報並びに走行位置情報を含み、
    上記点消灯制御部は、上記車両の挙動情報に基づき、上記車両の対向複数車線の交差点における右折を判定し、上記右折が判定された場合には、右側のサイドライトを消灯させることを特徴とする請求項1に記載のサイドライト点消灯システム。
  5. 上記情報検出部により検出される上記明るさの情報は、車両側方の照度を検出するように配置された照度センサからの情報を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のサイドライト点消灯システム。
  6. 上記情報検出部により検出される上記明るさの情報は、上記車両のヘッドライトの点灯有無の情報を含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のサイドライト点消灯システム。
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