JP2020142493A - 空気入りタイヤの製造方法、及び剛性中子 - Google Patents

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Hitoshi Okashin
均 岡信
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【課題】・剛性中子外形形状とタイヤ内腔形状が略同形状でなくても製造できる。・加硫金型内空間容積と生ゴム量のボリューム合せが不要となる。・中子セグメント分割面へのゴムはみ出しを防止する。・加硫後の中子本体の分解が容易となる。【解決手段】タイヤ内腔形状を成形するための剛性中子3の外表面にブラダー2を配置することにより、・剛性中子外形形状とタイヤ内腔形状が略同形状でなくても製造できるため生産コストを減らせる。・加硫金型内空間容積と生ゴム量のボリューム合せが不要なため、安定した品質のタイヤが製造でき、ゴム量過大や過少の不具合を回避できる。・中子セグメント分割面へのゴムはみ出しがないためバリ除去作業をなくせる。・加硫後の中子本体の分解が容易なため生産性を向上できる。【選択図】図1

Description

本発明は、剛性中子を用いた空気入りタイヤの製造方法に関する。
近年、タイヤの形成精度を高めるため、剛性中子を用いたタイヤ形成方法が提案されている。剛性中子は、加硫タイヤ内腔形状と略同形状の外形形状を有する中子本体を具える。そして、中子本体上で形成された生タイヤを、剛性中子ごと加硫金型内に投入することにより、中子本体と加硫金型との間に挟まれて、生タイヤが加硫成形される。
しかし、剛性中子外形形状は加硫タイヤ内腔形状と略同形状である必要があるため、タイヤ内腔形状ごとに剛性中子を準備する必要がある。
また、加硫金型内空間容積と生ゴム量のボリューム合せが難しく、中子内の変形接続部材(下記特許文献4などを参照)等が提案されている。
中子本体4は、加硫後に中子分解するために、図3に示すように、周方向に分割された複数の中子セグメント4A、4Bによって構成される。
そのため、加硫昇温時の熱膨張により中子本体分割面の隙間制御が難しく、中子本体分割面でのゴムのはみ出し対策(下記特許文献3などを参照)等が提案されている。
また、加硫後の中子分解において、中子セグメント4A、4Bを、1つずつタイヤ半径方向内側に引き出すことにより、中子本体4を加硫タイヤ1Bから取り外すことができる。
しかし、加硫タイヤ内面と中子本体外周面の密着により分解が困難で、中子表面への密着防止コーティング(下記特許文献2などを参照)や、タイヤ内面と中子表面間へのエアー挿入による剥離(下記特許文献1などを参照)等が提案されている。
特開2018−118421公報 特開2016−104549公報 特開2015−74202公報 特開2007−69497公報
本発明は、
・剛性中子外形形状とタイヤ内腔形状が略同形状でなくても製造
・加硫金型内空間容積と生ゴム量のボリューム合せが不要
・中子セグメント分割面へのゴムはみ出し防止
・加硫後の中子本体の分解が容易
を提供することを課題としている。
本発明は、タイヤ内腔形状を成形するための剛性中子3の外表面にブラダー2を配置することを特徴としている。
中子本体4にかぶせたブラダー2の外形形状は、加硫タイヤ内腔形状1Cよりも小さくしておく。生タイヤ成形時は、ブラダーは膨張させず、ブラダー上に生タイヤ部材を張り付ける。
加硫時に、中子本体4にかぶせたブラダー2に内圧をいれることのより膨らませブラダーにより生タイヤを外側金型に押し付ける。中子本体外周とブラダー内面の隙間(内圧空間9)がバッファになることにより、ゴム量過大によるはみ出しや金型の破損を回避する。またゴム量小のときの加硫タイヤ品質不良も回避する。また、中子本体分割面の隙間へのゴムはみ出しを防止する。
加硫後の中子本体分解時も、ブラダー内面と中子外周は密着していないため容易に中子を分解できる。
・剛性中子外形形状とタイヤ内腔形状が略同形状でなくても製造できるため生産コストを減らせる
・加硫金型内空間容積と生ゴム量のボリューム合せが不要なため、安定した品質のタイヤが製造でき、ゴム量過大や過少の不具合を回避できる。
・中子セグメント分割面へのゴムはみ出しがないためバリ除去作業をなくせる。
・加硫後の中子本体の分解が容易なため生産性を向上できる。
本発明の空気入りタイヤの製造方法における成型工程の一実施例を示す断面図である。 加硫工程の一実施例を示す断面図である。 分解工程での加硫タイヤから中子本体の取り外しを説明する概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細を説明する。本発明は、剛性中子を用いた空気入りタイヤの製造方法であって、成型工程S1(図1に示す)と加硫工程S2(図2に示す)と分解工程S3(図3に示す)とを含んで構成される。
剛性中子3は、周知構造の中子本体4の外周部にブラダー2を配したもので、中子本体4と側板6の間にブラダー耳2Aを固定することにより、加硫時の内圧をシールする。
加硫時に内圧は内圧通過穴8を通って内圧空間9に至る。
剛性中子のブラダー外面形状3Aは、加硫タイヤ内腔形状1Cと略同形状ではなく小さくしておく。この形状の差が加硫内圧時に、タイヤを金型に押し付けた際のバッファスペースとなり、金型内容積にたいしてゴム量が過大になることを防止し、且つ内圧による押し付け力を安定させて高品質の加硫が実現できる。
この内圧状態は、一般にタイヤを加硫する際、加硫装置内に生タイヤを配置し、ブラダーにより生タイヤを内側から金型の内面に向かって押圧するように行われているのと同じため、従来技術により安定した品質のタイヤ加硫ができる。
分解工程にいて、周知構造の剛性中子では、中子本体分解時に中子外周は加硫タイヤと密着してしまうが、本構造では間にブラダーを配しているため、密着を避けることができる。
1A 生タイヤ 1B 加硫タイヤ
1C 加硫タイヤ内腔形状 1D 加硫タイヤ外表面
2 ブラダー 2A ブラダー耳
3 剛性中子 3A 剛性中子のブラダー外面形状
4 中子本体
4A 中子セグメント(小) 4B 中子セグメント(大)
5 円筒リング 6 側板 7 加硫金型

Claims (3)

  1. タイヤ内腔面を成形するための外表面を有する剛性中子の前記外表面上に形成された生タイヤを、前記剛性中子ごと加硫金型内に投入して加硫成形する加硫工程を含む空気入りタイヤの製造方法であって、
    前記剛性中子の外表面にブラダーを配置することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  2. 請求項1のブラダー配置剛性中子であって、中子本体と側板の間にブラダー耳を固定することにより、加硫時の内圧をシールするすることを特徴とする剛性中子。
  3. 請求項1のブラダー配置剛性中子であって、剛性中子のブラダー外面形状が加硫タイヤ内腔形状と略同形状ではなく小さくしておくことを特徴とする剛性中子。
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