JP2020142225A - 精米設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】糠収容容器への糠の一部を糠パック装置へ供給する場合の効率化を図る。【解決手段】建屋21内に、利用者が出入りする操作室1と、精米装置2、糠パック装置50を備えた機械室3を配置し、玄米ホッパ17に投入した玄米を精米装置2で精米処理し白米を白米ホッパ5に排出する精米設備において、精米装置2処理によって発生する糠を空気搬送する吸引排塵機36と正転又は逆転連動可能なラセン45を内装するラセン搬送筒44を設け、糠パック装置50へ糠供給するときはラセン45を連続正転としラセン搬送筒44内に滞留待機させるときはラセン45を間欠正転とすべく構成した。【選択図】図12
Description
本発明は、利用者が持参した玄米を精米する精米設備に関する。
精米設備は、操作室(客室)と機械室に区切られ、機械室には精米装置、糠処理装置等を備え、精米装置の除糠網から漏下しサイクロンを経て分離した糠は、ラセンを内装した搬送筒で構成される搬送手段を経て糠袋等の糠回収手段に回収されるようになっている。また上記ラセンを逆転することで搬送筒を逆送させて糠パック装置に供給し所定にパック詰めした糠袋を操作室の利用者に還元できる構成としている(特許文献1)。
特許文献1の構成は、精米装置運転に伴って発生する糠を適宜に機械室内の糠収容容器に収容したり、糠パック装置に供給して利用者に還元できる点で優れる。しかしながら、糠パック装置と糠収容容器への糠搬送の切換をラセンの正逆転によって行わせるが、搬送手段の残留糠の取扱いや糠パック処理の効率化に配慮がない。
本発明は、糠収容容器への糠の一部を糠パック装置へ供給する場合の効率化を図ることを課題とする。
かかる課題を解決するために、請求項1記載の発明は、建屋21内に、利用者が出入りする操作室1と、精米装置2、糠パック装置50を備えた機械室3を配置し、玄米ホッパ17に投入した玄米を精米装置2で精米処理し白米を白米ホッパ5に排出する精米設備において、精米装置2処理によって発生する糠を空気搬送する吸引排塵機36と正転又は逆転連動可能なラセン45を内装するラセン搬送筒44を設け、糠パック装置50へ糠供給するときはラセン45を連続正転としラセン搬送筒44内に滞留待機させるときはラセン45を間欠正転とすべく構成した精米設備とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ラセン45の連続正転によって糠パック装置50へ糠を供給した後、次の糠パックPの準備工程中には間欠正転する構成とした。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、吸引排塵機36で搬送される糠を収容するための糠収容容器39側又は糠パック装置50側に切換わる切換弁40を設け、切換弁40が糠パック装置50側に切換わると、ラセン搬送筒44のラセン45の連続正転によって糠パック装置50に糠供給するとき、ラセン45の連続正転による糠パックPへの所定量充填に達する前に切換弁40を糠収容容器39側に切換え、かつラセン搬送筒44内に残留する糠をラセン45の連続正転により糠パックPへ供給すべく構成し、ラセン45の連続正転後、次の糠パックPの準備工程中にラセン45を逆転するよう構成した。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、次の糠パックPの準備工程中にラセン搬送筒44のラセン45を所定時間逆転した後間欠正転するよう構成した。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、白度設定器25を備え、白度を所定の高い側に設定すると切換弁40はラセン45の間欠正転開始後に糠パック装置50側に切り換わり、白度を所定の低い側に設定すると切換弁40はラセン45の逆転中に糠パック装置50側に切り換わる構成とした。
請求項1に記載の発明により、空気搬送で糠を搬送して収容する糠収容容器39に対応できる。また、請求項1及び請求項2に記載の発明によると、間欠正転により糠パックPに供給する所定量の糠をラセン搬送筒44に滞留待機させることができ、連続正転で糠パック装置50へ迅速に供給できる。
請求項3に記載の発明によると、請求項2に記載の効果に加え、
連続正転の終了後には、逆転を行うことで、糠パック装置50へラセン搬送筒44に残留する糠が供給されることを防止することができる。
連続正転の終了後には、逆転を行うことで、糠パック装置50へラセン搬送筒44に残留する糠が供給されることを防止することができる。
請求項4に記載の発明によると、請求項3に記載の効果に加え、次の糠パックPを準備する工程中に適切な量の糠をラセン搬送筒44に貯留させることが可能となる。
請求項5に記載の発明によると、請求項4に記載の効果に加え、糠の発生量が多い高い白度の場合には、切換弁36をラセン45の間欠正転後に糠パック装置50側へ切換え、糠の発生量が少ない低い白度の場合には、逆転中に切換えることで、適正な量の糠をラセン搬送筒44へ供給することができる。
図面に基づいて、コイン精米機は、精米するための所定量の玄米を、コイン精米機に持込んで、所定金額の精米コインをコインメック20に供給することによって、精米装置2が自動運転されて、精米された白米を白米ホッパ5に取出すものである。建屋21は、操作室1と機械室3とに仕切壁4を介して仕切られて、この仕切壁4に前記コインメック20や、精米白度を設定する白度設定器25、操作手順ボード26等を設け、この左手側に精米すべき玄米を供給する玄米ホッパ17を設け、右手側に精米された白米を収容する白米ホッパ5を配置し、作業者はこの白米ホッパ5下側の白米口6部に白米袋Aの袋口Bをのぞませて、精米後の白米を袋詰することができ、精米使用者は、この袋詰めした白米袋Aを袋詰室7から前側の操作室1へ取り出して持ち帰ることができる。
前記機械室3には、前記玄米ホッパ17から精米装置2に至る搬送経路に、精選された玄米を揚穀する昇降機13や、石礫を選別除去する石抜装置14、わら屑等を選別除去する揺動選別装置15等を配置し、この揺動選別装置15と精米装置2の精米ホッパ18との間には、選別された玄米を搬送供給する昇降機19を設けている。この昇降機19、及び精米ホッパ18を経て搬送供給される玄米を、精米装置2内部を通して搬送する間に精米して、この精米装置2から白米ホッパ5に至るシュート16等を経て白米ホッパ5へ取り出すように搬送構成する。
前記揺動選別装置15では、玄米から石抜装置14による石抜き選別作用が行われると共に、わら屑等の選別除去が行われて、玄米が、昇降機19へ搬送されて、精米装置2へ供給される。そして、石抜装置14によって選別された石礫は、石抜容器23に収容され、わら屑等は、わら屑容器に収容される。前記精米装置2で発生する糠は、吸引排塵機36、糠搬送筒37、サイクロン38によって搬送されて、建屋外に設置の糠収容容器としての糠収容庫39に貯留される。なお、糠収容庫39は開閉扉を有し雨水を防ぐ外壁に囲まれた内部に収容室を備えるものである。
前記玄米ホッパ17は、仕切壁4の横端の玄米供給口27部において、機械室3の昇降機13底部にのぞませて設け、この玄米ホッパ17に投入した玄米を揚穀して揺動選別装置15の上側にのぞむ揚穀ホッパ28に供給し、この揚穀ホッパ28から選別装置15へ流下させることによって、玄米の石抜き、わら屑選別等の選別作用を行わせる。
前記揺動選別装置15は、上面に揺上げ突起を密植形成した揺動選別板を設けて、前記ホッパ28からこの上面に供給された玄米を揺動しながら比重選別するもので、揺動選別板面の下層部に沈降位置する石礫を揺り上げ搬送して石抜装置14の石抜口31から排出させると共に、上層に浮揚位置する軽い玄米層や、わら屑等は、揺動選別板の傾斜下端縁側の玄米出口32や、わら屑排出口33側へ流下排出させて、これら、わら屑等の異物と、粗大石礫等の異物とを、玄米から分離選別することができる。
このようにして石抜装置14や、揺動選別装置15等で石抜選別された玄米や、一部前記石抜口31や、玄米出口32等に取出される玄米を、昇降機19で搬送して精米装置2の精米ホッパ18へ供給して、精米作用を受けさせる。精米ホッパ18から精米装置2へ供給された玄米が所定白度に精米されると、白米ホッパ5に取出収容される。精米装置2内には、排塵機36の吸引風が働いて、除糠作用が行なわれ、精米摩擦熱が冷却される。
このようにして石抜装置14や、揺動選別装置15等で石抜選別された玄米や、一部前記石抜口31や、玄米出口32等に取出される玄米を、昇降機19で搬送して精米装置2の精米ホッパ18へ供給して、精米作用を受けさせる。精米ホッパ18から精米装置2へ供給された玄米が所定白度に精米されると、白米ホッパ5に取出収容される。精米装置2内には、排塵機36の吸引風が働いて、除糠作用が行なわれ、精米摩擦熱が冷却される。
玄米ホッパ17には投入された玄米量を検出するセンサ34を配置し、底部にはこの玄米を昇降機13へ繰出し供給するすオーガ35を設けている。
前記白米袋室7では、白米袋Aの袋口Bを、白米ホッパ5の白米口6をのぞませて、白米を袋詰めすることができる。この白米袋詰室7は、手前、操作室1側に袋詰室口12を開口形成して、この奥側三方側壁の、左側壁と、右側壁、及び奥側壁部とを、平面視コ字状形態の囲い壁板で構成して、外周部の機械室3部との間を仕切形成している。この袋詰室7の床面に袋受台10を設置する。この袋受台10には、左右両側部に平行状に構成した台枠間に亘って、多数本のロール軸の両端部を架設し、この回動自在のロールの上側に白米袋の底部を支持して、袋詰後の白米袋の取り出しを行い易くすることができる。
ここにおいて、精米利用者の出入りする操作室1と精米装置2を設置する機械室3との間を仕切る仕切壁4部に、精米装置2から取出される白米を収容する白米ホッパ5と、この白米ホッパ5の白米口6から取出される白米を袋詰めする白米袋詰室7を形成する精米機において、前記白米袋詰室7の横側に、フィルムシートFを引出しながら糠をパックP詰めする糠パック装置50と、この糠パック装置50で形成された糠パックPを前記仕切壁4の糠パック排出口51から操作室1側の糠パック収容室52へ流下案内する傾斜の糠パックシュート53を設け、この糠パック収容室52には、前記糠パック装置50に供給するためのロール巻き形態のフィルム(フィルムシート)ロールFを装填可能に設けたことを特徴とする精米機の糠取装置の構成とする。
精米作業するときは、白米袋詰用の空袋の袋口部を、袋詰室口12から袋詰室7内へ差し入れて、白米ホッパ5の白米口6の外周部に嵌合させて、白米袋詰可能の形態とするか、又は、白米ホッパ5の白米口6のシャッターを閉めた状態にして、持込玄米を玄米ホッパ17に供給して、精米作業を行わせることができる。玄米ホッパ17から昇降機13や、揺動選別装置(又は、石抜き装置)15、昇降機19、及び精米ホッパ18等を経て、精米装置2へ供給された玄米は、精米作用を受けて、多量の糠を発生し、白米を調整することができる。この精米装置2で精米された白米は、白米ホッパ5に取出収容されて、この白米口6にのぞませる白米袋に取出収容することができる。
又、前記精米装置2において所定の精白度に精米されるとき、玄米粒子表面から剥離された糠層が、選別分離されて、精米装置2の精米室から除糠される。
精米装置2の精米処理により発生した糠を吸引及び搬送する吸引排塵機36と、糠を空気搬送する第一糠搬送筒37と、空気搬送された糠と空気とを分離する第一サイクロン38とを設け、糠収容室39に収容できるよう構成している。糠収容室39は、建屋21から離れて設置し、第一糠搬送筒37を建屋21壁部を貫通して外部に延長し糠収容室39の上部に設置した第一サイクロン38に連結する。第一サイクロン38によって捕捉された糠は糠収容室39室内下方から堆積する構成である。第一糠搬送筒37の途中には切換弁40を設け、第二糠搬送筒41を経て前記ラセン搬送筒41上部の第二サイクロン42に移送でき、前記糠パック装置50へ糠供給できる構成としている。
したがって、糠は、切換弁40が糠収容室39側に切り換えられているときは、吸引排塵機36の作用で第一糠搬送筒37、第一サイクロン38を経て糠収容室39に収容される。また精米使用者が、糠パックPを取得する場合は、この糠パックPの取得操作によって、前記精米装置2から除糠された一部の糠は、切換弁40から第二搬送筒41、第二サイクロン42、ラセン搬送筒44を経て糠パック装置50へ供給されて、この糠パック装置50によって、フィルムシートFによって所定量毎にパックP詰めされる。このパックP詰めされた糠パックPは、傾斜状態の糠パックシュート53の上面に受けられて、操作室1側へ滑落される。
このとき、機械室3の前記白米袋詰室7の横側近傍位置で落下された糠パックPは、糠パックシュート53の傾斜面に沿って滑落して、途中の仕切壁4の糠パック排出口51から操作室1側の糠パック収容室52内へ流下される。精米使用者はこの糠パック収容室52内に流下された糠パックPを取出して持ち帰ることができる。
このとき、機械室3の前記白米袋詰室7の横側近傍位置で落下された糠パックPは、糠パックシュート53の傾斜面に沿って滑落して、途中の仕切壁4の糠パック排出口51から操作室1側の糠パック収容室52内へ流下される。精米使用者はこの糠パック収容室52内に流下された糠パックPを取出して持ち帰ることができる。
又、糠パックPを取得するためのフィルムロールFは、前記精米作用を行うにあたって予め、この糠パック収容室52内部に装填しておくものであるが、このフィルムロールFが使用によって少なくなったり、新しいものと交換、乃至補給しなければならない場合等のときは、新しいフィルムロールFを糠パック収容室52の所定個所に装填して糠パックP形成可能の状態に維持できる。
又、前記操作室1に配置の糠パック収容室52には、糠パックシュート53上面を滑落して収容された糠パックPを取出可能のボックス口54と、このボックス口54を開閉するボックス口開閉板55を設け、前記糠パックシュート53の下側部には、前記フィルムロールFを引出供給可能に収容するフィルムロール室56を設け、このフィルムロール室56の側面部に、フィルムロールFを装填可能のロール室口57と、このロール室口57を開閉可能のロール室口開閉板58を設ける。
前記糠パックPを滑落案内する糠パックシュート53を有する糠パック収容室52は、操作室1側面に開口するボックス口54と、これを開閉するボックス口開閉板55を有するため、前記糠パックシュート53を経て滑落される糠パックPを、この糠パック収容室52内に収容させることができ、精米終了後は、このボックス口54のボックス口開閉板55を開くことによって、糠パックPを取出すことができる。
又、前記糠パックシュート53の下側に形成するロール室56の側面部には、ロール室口57と、これを開閉するロール室口開閉板58を設けるため、糠パックPを得るときは、このロール室口開閉板58を開いて、フィルムロール室56内に糠パックP形成用のフィルムロールFを装填しておくことができる。
更に、前記糠パック収容室52内のフィルムロール室56を覆う糠パックシュート53は、このフィルムロール室56の上側部の開閉可能に構成し、又は、前記ロール室口開閉板58を開閉することによって、このフィルムロール室56の上側部の糠パックシュート53を開閉可能に構成する。
前記のように糠パック収容室52内の糠パックシュート53は、糠パックPを受けて直ちに滑落させることができ、糠パック収容室52内へ収容案内させる。この糠パックシュート53を開くことによって、ロール室56の上側面を広く開放することができ、上側部からのフィルムロールFの装填状態を的確に点検し易くする。
前記のように糠パック収容室52内の糠パックシュート53は、糠パックPを受けて直ちに滑落させることができ、糠パック収容室52内へ収容案内させる。この糠パックシュート53を開くことによって、ロール室56の上側面を広く開放することができ、上側部からのフィルムロールFの装填状態を的確に点検し易くする。
又、ロール室口57のロール室口開閉板58を開くことによって、このロール室口57からのフィルムロールFを装填することができる。又は、このロール室口開閉板58を開閉することによって、これと連動して、糠パックシュート53を開閉操作可能とすることができるもので、フィルムロール室56は、ロール室口開閉板58と、糠パックシュート53を同時に開いて、フィルムロールF部の装填、乃至作動状態等を点検し易くする。
前記精米装置2の除糠網から漏下する糠は、吸引排塵機36であるブロアによって吸引搬送されて、糠搬送筒37、サイクロン38へ吹込搬送される。前記機械室3の糠パック装置50部から、この奥側に亘る上部位置には、ラセン45を有した搬送筒44を配置して、前記サイクロン糠搬送筒37を分岐して第二糠搬送筒41、第二サイクロン42を経て供給される糠をラセン45の回転によって糠パック装置50上にのぞむ排出口筒49へ搬送する。前記搬送筒44の一端部に設けるギヤドモータ47は、後述のように正、逆回転に切替えることができる。
前記糠搬送用の搬送筒44は、建屋21の天井部材に対して、ハンガブラケット60を介して装着し、配置位置を変更可能に設けている。この排出口筒49を有する搬送筒44の下側部には、コロ63を有して糠パック装置50を装着して、キャス夕61を有して床面を移動可能の架台フレーム62の上面に摺動可能に支持することができ、これら搬送筒44や、架台フレーム62等の移動、調整を行い易く設定している。
前記糠パック装置50上端部の供給口シュート64にのぞむ排出口筒49には、下端縁にインシュレータ65を介して嵌合接続する接続シュート66を、パッチン錠67によって着脱可能に設けている。又、前記排出口筒49の上端縁68は、ラセン搬送筒44の排出口部のボルト69締めによって着脱可能に構成している。前記糠パック装置50は、供給口シュート64と共に昇降して、糠パックPを形成させるが、この糠パック詰作用を行わせる間は、供給口シュート64が一定の位置に上昇して、シュート64内部に接続シート66を適宜深さ位置に嵌合させた状態にあり、糠のパック詰め供給を正確に行わせる。
前記架台フレーム62に構成する糠パック装置50は、上下方向のガイドロッド70に沿って昇降案内されるプレート71に、漏斗状、乃至クサビ状形態のフィルムガイド72や、このフィルムガイド72の内面に沿ってフィルムシートFを引出して、フィルム側縁や、底縁部、及び供給口縁部を電熱接着して糠パック用のフィルム袋を構成するフィルム溶着装置78を設け、このプレート71の上限位置と、前記搬送筒44の排出口筒49との間の架台フレーム62上の供給リング38部には、中央部に漏斗状の供給シュート49を嵌合させて支持し、この供給シュート64の下端部外周部にパックP口部を開口把持したり、閉口把持するフィルムフィンガ74を配置している。前記プレート71の昇降は、モータ75によって駆動されるチエン76により行われる。又、前記フィルム側縁部を挟持溶着する溶着装置78は、フレーム62に対して昇降の昇降アーム79に装着されるが、この昇降アーム79を、モータ80で駆動するチエン77を介して昇降される。この昇降アーム79に糠フィルムパックPの袋口位置を検出する袋口センサ73が設けられていて、このセンサ73の下降位置ではパック袋Pの底部を溶着形成し、上昇位置では袋口部を溶着するように溶着装置78を作動させることができる。
前記製袋用のフィルム(ビニールシート形態)Fをロール巻きにして、操作室1の糠パック収容室52底部のフィルムロール室56に装填しておくが、このフィルムFは、前記糠パックシュート53の下側部に沿って機械室3のフィルムガイド72位置に亘って引き出されるようにして供給される。このフィルムロールFを収容するフィルムロール室56の底部には、このフィルムロールFの下面を支持する一対の支持ロール81を支持台84に設けて、モータ82によってフィルムロールFを回転させて、フィルムの引出力を軽快に行わせるように補助するが、この一対の支持ロール89間に支持されて引出回動されるフィルムロールF径が小さくなると、下動して、リミットスイッチ83をONして、フィルムロールFを新しいものと交換するように警報器等を出力して促すものである。
前記糠パック収容室52は、内底部に糠パックシュート53の下端部を支持軸85の周りに前後回動可能に設け、奥側の仕切壁4側へ回動すると、上面を適宜傾斜面にして、糠パックPが滑落し易くなると共に、フィルムロール室56の上側面を覆う形態となる。糠パックシュート53を上方へ起した状態では、フィルムロール室56の上面を開放状態とすることができ、底部のフィルムロールFの状態を点検し易くなる。又、前記糠パック収容室52の上面は常時開口状態に構成して、糠パックP取出すことができるように構成しているが、これにボックス蓋を装着可能に構成することもできる。
前記糠パック収容室52の前側面側にボックス口54、及びボックス口開閉板55を設けて、収容した糠パックPを取出可能に構成することもできる。
又、前記ロール室口57、及びこれを開閉するロール室口開閉板58は、前記フィルムロールFを収容するロール室56の白米袋詰室7側の側面に構成して、内部の支持ロール81上におけるフィルムロールFの出し入れ交換を行い易く構成している。
前記ラセン搬送筒44は、第二サイクロン42の下部に接続されていて、内装するラセン45の一端部に設けるギヤドモータ47の正転によって糠を糠パック装置50上にのぞむ排出口筒49へ搬送する構成である。ラセン搬送筒44は第二サイクロン42の接続部から糠パック装置50側とは反対の方へ適宜長さを有する貯留筒部44aに形成し、ギヤドモータ47の逆転に連動するラセン45の移送によって糠をこの貯留筒部に一時的に貯留できるよう構成している。ギヤドモータ47は正転、逆転モードに加え間欠正転モードで糠を糠パック装置50側に間欠移送できるよう構成している。
前記ギヤドモータ47は、制御部Aからの出力を受けて正転、逆転又は間欠正転する構成である。
図12のタイムチャートに基づき、ギヤドモータ47によるラセン45の正逆転制御及び切換弁40の切換制御の関連について説明する。コインメック20への料金投入によって精米設備の電源がONする。投入玄米は所定に搬送され精米運転を受ける。運転中糠パック選択スイッチ46を押すと、ONして糠パックP持ち帰りモードとなり、糠パック装置50が起動する。糠パック装置50がONすると、糠パック用のフィルム袋を所定に形成して待機させる等の準備工程、糠の供給と1番目の糠パックPの充填袋詰工程、糠パックPを取出箇所に送り出す排出及び次の準備工程、2番目の糠パックPの充填袋詰工程…のように作動する。
次に切換弁40は前記のように糠収容室39側又は糠パック装置50側の2位置に切り換わるが、パック装置PのON作動に関連して以下のように切換制御される。またラセン45も関連して正逆転制御される。糠パック選択スイッチ46のON操作によって、切換弁40は糠収容室39側への切換制御は解除され前記準備工程の終了と共に糠パック装置50側に切り換わる。そして、ラセン45には連続正転出力がなされ、第二サイクロン42からの糠を糠パック装置50へ供給搬送するものであるが、ラセン45への連続正転出力は糠が糠パックPに所定に充填される時間Tpに渡って継続される。一方切換弁40は、時間Tpに達する設定時間t1前に糠収容室39側に切り換わる。この所定時間t1は、ラセン搬送筒44内に残留しようとする糠を糠パック装置50に供給させて糠パックPを所定に充填できる時間に設定している。
ラセン45は前記時間Tpに渡り連続正転の後、連続逆転出力される。このラセン45の連続逆転によってラセン搬送筒44内に残留する糠を逆送しその一部は残留筒部44aに移行して待機できる。
上記連続逆転出力は、糠パック装置50では糠パックPの袋口を溶着する封印工程及び糠パックの排出工程並びに次の準備工程中に実行され、この連続逆転出力は所定時間t2経過すると、タイムアップして正転出力に切り換わる。図12における実施例では、連続逆転出力時間t2は、糠パックPの袋口を溶着する封印工程時間及び糠パックの排出工程時間並びに次の準備工程時間を合計した時間t3よりも短時間に設定されている。そしてこの連続逆転出力時間t2が経過するとラセン45は正転出力に切り換わる。実施例では、ラセン45に間欠正転出力される構成とし、糠パックPの排出及び次の準備工程が終了し、次の(第2番目の)糠パックPの充填袋詰工程が開始される時点で連続正転に切り換わる。一方切換弁40は、前記糠収容室39側切換えの後、糠パックPの排出及び次の準備工程の間継続し、第2番目の糠パックPの充填袋詰工程開始時に糠パック側に切り換えられる。
上記のように、ラセン45の間欠正転によってラセン搬送筒44内の残留を予め糠パック装置50への供給口側に徐々に移送しながら滞留させ、次いで第二サイクロン42から新たな糠の供給を受けると略同期して連続回転に切り換わり効率的に糠パック装置50に糠供給できる。とくに、ラセン45間欠回転は、糠パックPの排出及び次の準備工程中に行うものであるから、第2番目の糠パックPの糠充填時間の短縮化が図れる。
図例では、2袋の糠パックPを充填袋詰し排出すると、精米装置2等の運転時間終了が近づき、1袋の糠パックPの充填袋詰に要する時間(≒Tp)を確保できない場合には、糠パック選択スイッチ46がON継続であっても糠パックPの充填袋詰工程を実行せず終了となり、切換弁40は糠収容室39側に切り換わり、ラセン45を駆動するギヤドモータ47は停止する。なお、精米運転中、糠パック選択スイッチ46をOFFにすると、同様に、切換弁40は糠収容室39側に切り換わり、ラセン45を駆動するギヤドモータ47は停止する。
ところで、精米処理における白度の設定によって発生する糠量に差異が生じる。すなわち白度設定器25による設定で、白度の高い無洗米〜標準の白度を指定すると糠量は大となり、逆に白度が低い、「三分搗き」のような所謂「ぶ搗き」を指定すると糠量は小となるから、前記ラセン45の連続正転時間Tpにも大小設定を異ならせている。そして、白度が低い設定のときには、ラセン搬送筒44内に残留する糠が少ないからラセン45逆転中溜まりにくいため、糠パックPの排出及び次の準備工程中にも間欠正転を実行しておくことにより、糠を貯めることができ糠パック装置50への糠供給が効率的である。
また、図12のタイムチャートの切換弁40において、糠パックPの排出及び次の準備工程中、切換弁40を糠収容室39側から糠パック装置50へ切り換える構成としてもよい(図中、点線)。図中実線で示す糠パック装置50側切換えのタイミングに比較して早目のタイミングで連続正転出力することもでき、糠パック装置50への糠供給が更に効率的である。
なお、前記実施例において、糠収容容器としての糠収容庫39は、建屋21の外に設置する構成としたが、建屋21の機械室3内適所に配置する構成でもよい。容器形態も種々に構成できる。
図13,図14は主に切換弁40とラセン45の作動を示したフローチャートで示すものであり、特に図14は作業終了の一例を示すものである。
1 操作室
2 精米装置
3 機械室
17 玄米ホッパ
21 建屋
25 白度設定器
36 吸引排塵機
39 糠収容庫(糠収容容器)
40 切換弁
44 ラセン搬送筒
45 ラセン
50 糠パック装置
P 糠パック
2 精米装置
3 機械室
17 玄米ホッパ
21 建屋
25 白度設定器
36 吸引排塵機
39 糠収容庫(糠収容容器)
40 切換弁
44 ラセン搬送筒
45 ラセン
50 糠パック装置
P 糠パック
Claims (5)
- 建屋(21)内に、利用者が出入りする操作室(1)と、精米装置(2)、糠パック装置(50)を備えた機械室(3)を配置し、玄米ホッパ(17)に投入した玄米を前記精米装置(2)で精米処理し白米を白米ホッパ(5)に排出する精米設備において、前記精米装置(2)処理によって発生する糠を空気搬送する吸引排塵機(36)と正転又は逆転連動可能なラセン(45)を内装するラセン搬送筒(44)を設け、前記糠パック装置(50)へ糠供給するときは前記ラセン(45)を連続正転とし前記ラセン搬送筒(44)内に滞留待機させるときは前記ラセン(45)を間欠正転とすべく構成した精米設備。
- 前記ラセン(45)の連続正転によって前記糠パック装置(50)へ糠を供給した後、次の糠パック(P)の準備工程中には間欠正転する構成とした請求項1に記載の精米設備。
- 前記吸引排塵機(36)で搬送される糠を収容するための糠収容容器(39)側又は前記糠パック装置(50)側に切換わる切換弁(40)を設け、前記切換弁(40)が前記糠パック装置(50)側に切換わると、前記ラセン搬送筒(44)の前記ラセン(45)の連続正転によって前記糠パック装置(50)に糠供給するとき、前記ラセン(45)の連続正転による糠パック(P)への所定量充填に達する前に前記切換弁(40)を前記糠収容容器(39)側に切換え、かつ前記ラセン搬送筒(44)内に残留する糠を前記ラセン(45)の連続正転により糠パック(P)へ供給すべく構成し、前記ラセン(45)の連続正転後、次の糠パック(P)の準備工程中に前記ラセン(45)を逆転するよう構成した請求項2に記載の精米設備。
- 次の糠パック(P)の準備工程中に前記ラセン搬送筒(44)の前記ラセン(45)を所定時間逆転した後間欠正転するよう構成した請求項3に記載の精米設備。
- 白度設定器(25)を備え、白度を所定の高い側に設定すると前記切換弁(40)は前記ラセン(45)の間欠正転開始後に前記糠パック装置(50)側に切り換わり、白度を所定の低い側に設定すると前記切換弁(40)は前記ラセン(45)の逆転中に前記糠パック装置(50)側に切り換わる構成とした請求項4に記載の精米設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019043064A JP2020142225A (ja) | 2019-03-08 | 2019-03-08 | 精米設備 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2020142225A true JP2020142225A (ja) | 2020-09-10 |
Family
ID=72355286
Family Applications (1)
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JP2019043064A Pending JP2020142225A (ja) | 2019-03-08 | 2019-03-08 | 精米設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020142225A (ja) |
-
2019
- 2019-03-08 JP JP2019043064A patent/JP2020142225A/ja active Pending
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