JP2020138923A - 次亜塩素酸塩を用いた超原子価ヨウ素化合物の製造方法 - Google Patents

次亜塩素酸塩を用いた超原子価ヨウ素化合物の製造方法 Download PDF

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Kazunori Miyamoto
和範 宮本
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真伸 内山
倫英 岡田
Michihide Okada
倫英 岡田
智丈 浅輪
Tomotake Asawa
智丈 浅輪
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Takashi Toyama
高志 外山
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Abstract

【課題】従来の方法よりも安全性と簡便性に優れた2−ヨード安息香酸誘導体である超原子価ヨウ素化合物の製造方法を提供する。【解決手段】出発原料の2−ヨード安息香酸と、次亜塩素酸塩または次亜塩素酸塩水溶液を混合させることを特徴とする。反応時に、前記混合物中に酢酸または無水酢酸が存在するか、または存在しないことによって、IBA、IBA−OAc、IBXを作り分けることができる。【選択図】なし

Description

本発明は、製造時の安全性と製造の簡便性に優れた超原子価ヨウ素化合物の製造方法に関するものである。
超原子価ヨウ素化合物は、マンガン化合物やクロム化合物に代表される重金属酸化剤に比べて毒性が低く、マイルドな反応条件で使用できるため、環境調和型の酸化剤として期待されている。その中でも2−ヨード安息香酸(2−Iodobenzoic acid)の誘導体である、2−ヨードソ安息香酸(2−Iodosobenzoic acid:IBA)や2−ヨードキシ安息香酸(2−Iodoxybenzoic acid:IBX)は、それ自体でも酸化反応に使えるほか下記に示すように他の有用な超原子価ヨウ素化合物に変換できることが知られている。
IBAは、例えば、2−ヨード安息香酸から、過ヨウ素酸ナトリウムと酢酸を用いて合成される。IBAとさらに無水酢酸とを反応させることで1−アセトキシ−1,2−ベンゾヨードキソール−3(1H)−オン(1−Acetoxy−1,2−benziodoxol−3(1H)−one:IBA−OAc)を合成することができる。
IBA−OAcからは、以下に示すように、さらに他の超原子価ヨウ素化合物に変換することできる(非特許文献1〜3)。
Figure 2020138923
TMSN3:トリメチルシリルアジド
TMSOTf(cat.):トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(触媒)
TsNH2:p-トルエンスルホンアミド
TMSCF3:(トリフルオロメチル)トリメチルシラン
CsF(cat.):フッ化セシウム(触媒)
KOAc:酢酸カリウム
しかし、IBAを合成する際には,2−ヨード安息香酸と過ヨウ素酸ナトリウムを用いる必要があり、過ヨウ素酸ナトリウムは比較的高価且つ消防法上の酸化性固体に該当するため、取扱いには細心の注意を要する。このことから、より安価且つ安全性の高い製造方法が期待されている。
また、非特許文献3では過ヨウ素酸ナトリウムのトリクロロイソシアヌル酸を酸化剤とする方法も示されているが、反応後に得られる酸化剤由来のシアヌル酸は廃棄物となってしまう。
IBXの合成方法としては、2−ヨード安息香酸を、硫酸中でKBrOと反応させるまたはペルオキシ一硫酸カリウム(Oxone(商標))と反応させる方法が報告されている(非特許文献4,5)。以下に示すように、さらにIBXからはデス・マーチン・ペルヨージナン(Dess−Martin Periodinane:DMP)や、1−トシルオキシ−1−オキソ−1H−1λ−ベンゾ[d][1,2]ヨードキソール−3−オン(1−Tosyloxy−1−oxo−1H−1λ−benzo[d][1,2]iodoxol−3−one:IBX−OTs)が合成できることが知られている(非特許文献4,6〜7)。
Figure 2020138923
Ac2O:無水酢酸、AcOH:酢酸、TsOH:p-トルエンスルホン酸
しかし、IBX合成で使用されるKBrOは、FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)にて「遺伝子傷害性発がん性物質」と指定されており、国際がん研究機関(IARC)では「クループ2B:ヒトに対して発がん性の可能性がある」に分類されている。また、反応時にはKBrOと硫酸を用いて加熱する必要があり、臭素ガスが発生してしまう問題がある。酸化剤としては、Oxoneを用いることもできる。しかし、Oxoneは、比較的安定な酸化剤とはいえ過酸化物であり、また、IBXを合成するためには加熱下で数時間反応させる必要がある。このことから、より安全で簡便なIBXの合成方法が期待されている。
M. V. Vita; J. Waser, Org. Lett. 2013, 15, 3246. T. Baba; S. Takahashi; Y. Kambara; A. Yoshimura; V. N. Nemykin; V. V. Zhdankin; A. Saito, Adv. Synth. Catal. 2017, 359, 3860. J. Charpentier; N. Frueh; A. Togni, Chem. Rev. 2015, 115, 650. D. B. Dess; J. C. Martin, J. Am. Chem. Soc. 1991, 113, 7277. M. Frigerio; M. Santagostino; S. Sputore, J. Org. Chem. 1999, 64, 4537. R. E. Ireland; L. Liu, J. Org. Chem. 1993, 58, 2899. M. S. Yusubov; D. Y. Svitich; A. Yoshimura; V. N. Nemykin; V. V. Zhdankin, Chem. Commun. 2013, 49, 11269.
本発明の目的は、従来の方法よりも安全性、環境調和性と簡便性に優れた2−ヨード安息香酸誘導体である超原子価ヨウ素化合物の製造方法を提供することである。
発明者らは前記課題を達成するため、鋭意研究した結果、より安全性、環境調和性と簡便性に優れた2−ヨード安息香酸誘導体である超原子価ヨウ素化合物の製造方法を見出し、本発明に至った。本発明は以下の構成からなる。
1)下記構造式(1)
Figure 2020138923
で示される2−ヨード安息香酸と、酢酸または無水酢酸と、次亜塩素酸塩または次亜塩素酸塩水溶液とを、混合させることによる、
下記構造式(2)
Figure 2020138923
(式(2)中、Rは水素原子またはアセチル基である)
で示される超原子価ヨウ素化合物の製造方法。
2)下記構造式(1)
Figure 2020138923
で示される2−ヨード安息香酸と、次亜塩素酸塩または次亜塩素酸塩水溶液とを、混合させることによる、
下記構造式(3)
Figure 2020138923
で示される超原子価ヨウ素化合物の製造方法。
3)前記次亜塩素酸塩または次亜塩素酸塩水溶液が、次亜塩素酸ナトリウム水和物または次亜塩素酸ナトリウム水溶液である前記1)または2)に記載の超原子価ヨウ素化合物の製造方法。
本発明によって、その価格や危険性に問題がある酸化剤を使用することなく、目的とする超原子価ヨウ素化合物を製造方法することができる。また酸化剤由来の副生物は無機塩のみであり、さらには発がん性が懸念されるKBrOを使用する必要がなく、安全かつ簡便に目的とする超原子価ヨウ素化合物を製造することができる。
本発明の超原子価ヨウ素化合物の製造方法は、出発原料の2−ヨード安息香酸と、次亜塩素酸塩または次亜塩素酸塩水溶液を混合させることを特徴とする。さらに反応時に、前記混合物中に酢酸または無水酢酸が存在するか、または存在しないことによって、IBA、IBA−OAc、IBXが作り分けることができることを特徴とする。
[実施態様1]
2−ヨード安息香酸、酢酸または無水酢酸、および酸化剤として次亜塩素酸塩または次亜塩素酸塩水溶液を、反応させて一般式(2):
Figure 2020138923
(式(2)中、Rは水素原子またはアセチル基である)
で表される超原子価ヨウ素化合物IBAまたはIBA−OAcを製造する。
酸化剤として用いることができる次亜塩素酸塩は特に限定されるものではないが、例えば、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸リチウム等を挙げることができる。次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウムは、工業的に広く使われており、安価であるため望ましい。次亜塩素酸カルシウムは特願2018−105283に記されているように、ヨードアレーン化合物との反応性が低い傾向にあるため、反応性と収率の向上のためには次亜塩素酸ナトリウム(具体的には次亜塩素酸ナトリウム水和物)の使用がより望ましい。
反応容器内に酢酸または無水酢酸を添加するか、酢酸または無水酢酸を反応剤兼溶媒として使用することで、IBA、IBA−OAcを製造することができる。酢酸または無水酢酸の使用量は、特に限定されるものではないが、2−ヨード安息香酸に対して1当量以上が望ましく、より望ましくは5当量以上が望ましい。また、酢酸を用いると二量体であるμ−oxo−2,1−benzoxiodol−3−(3H)−one(μ−oxo体、下記構造式(4))が副生して、IBAやIBA−OAcの収率が低下するため、酢酸よりも無水酢酸を使用する方が望ましい。
Figure 2020138923
IBA、IBA−OAcの製造で、次亜塩素酸塩またはその水溶液の必要量は出発原料の2−ヨード安息香酸に対して1〜2当量が望ましい。
本発明のIBA、IBA−OAcの製造反応は、反応時に存在する水分量によりIBAが得られるか、またはIBA−OAcが得られるのかが決まると考えられる。例えば、次亜塩素酸塩として、質量濃度が13%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用い、反応兼溶媒として無水酢酸を使用した場合には、収率82%でIBA(式(2)Rが水素原子)が得られた(実施例1を参照)。一方、13%次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用い、反応兼溶媒として酢酸を使用した場合には、収率48%でIBAが得られた(実施例2を参照)。
水溶液に比べて水分の少ない次亜塩素酸ナトリウム5水和物(理論濃度:45%)用い、反応兼溶媒として無水酢酸を使用した場合には、収率84%で、IBA−OAc(式(2)Rがアセチル基)が得られた(実施例3を参照)。次亜塩素酸ナトリウム5水和物を用い、反応兼溶媒として酢酸を使用した場合には、IBA−OAc(収率17%)とμ−oxo体(収率84%)の混合物が得られた(実施例4を参照)。
以上より、IBAとIBA−OAc共に、酢酸よりも無水酢酸を用いた方が、収率が向上している。
[実施態様2]
2−ヨード安息香酸および酸化剤として次亜塩素酸塩または次亜塩素酸塩水溶液を、反応させて超原子価ヨウ素化合物IBXを製造する。
酸化剤は、実施の態様1で記載したものと同じものを使用することができる。例えば、次亜塩素酸ナトリウムを用いる場合は、出発原料の2−ヨード安息香酸に対して2〜5当量が望ましい。
IBXを製造する場合には、酢酸または無水酢酸を併用するとIBA−OAcが副生する可能性があるため、酢酸または無水酢酸は使用しないほうが望ましい。
本発明の実施態様1,2のいずれにおいても、必要に応じて有機溶媒を用いてもよい。有機溶媒としては、使用する次亜塩素酸塩や、目的とする超原子価ヨウ素化合物と反応するものでなければ特に制限されるものではないが、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、アセトニトリル、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、クロロトルエン等を用いることができる。
本発明の実施態様1,2の反応温度としては、目的とする超原子価ヨウ素化合物が分解するような温度でなければ特に制限する必要はない。具体的には−30℃〜100℃、より好ましくは0℃〜50℃での反応温度が望ましい。
本発明の実施態様1,2では、出発原料の添加順序を変えても目的とする超原子価ヨウ素化合物を得ることができる。例えば、2−ヨード安息香酸の非存在下で次亜塩素酸塩と、酢酸または無水酢酸を混合してもよい。混合後、長時間経過すると、次亜塩素酸塩の分解により有効塩素が低下する恐れがある。このため、速やかに2−ヨード安息香酸を添加する。また、2−ヨード安息香酸と、酢酸または無水酢酸を混合した後に次亜塩素酸塩を混合してもよい。
以下、実施例に基づき、本発明の目的とする超原子価ヨウ素化合物の製造方法の好適な実施形態を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
ガラス製の反応容器に無水酢酸0.8mL(8.5mmol)と2−ヨード安息香酸248mg(1mmol)を秤量した。室温下で撹拌しつつ次亜塩素酸ナトリウム5水和物をイオン交換水で希釈して調整した13%次亜塩素酸ナトリウム水溶液573mg(1mmol)を添加し、30分間反応させた。反応後に水を約10mL加え、生じた沈殿をろ取し、水約3mLで数回、アセトン約3mLで2回洗浄した。減圧下乾燥後、2−ヨードソ安息香酸(IBA)の結晶213mg(収率82%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ8.08 (br s, 1H), 8.02 (dd, J = 7.5, 1.5 Hz, 1H), 7.97 (m, 1H), 7.85 (br d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.71 (td, J = 7.5, 1.0 Hz, 1H)。
[実施例2]
無水酢酸0.8mL(8.5mmol)を酢酸0.8mL(14mmol)に変え、反応時間を2時間に変更した以外は実施例1と同様の操作を行った。IBAの結晶127mg(収率48%)を得た。
[実施例3]
ガラス製の反応容器に次亜塩素酸ナトリウム5水和物329mg(2mmol)を秤量し、2−ヨード安息香酸248mg(1mmol)を添加し、撹拌しながら無水酢酸0.8mL(8.5mmol)をゆっくり滴下した。このとき強く発熱するが、徐々に室温に戻るまで約30分間撹拌を続けた。反応後にジクロロメタン10mLを加えて、ろ紙ろ過し、溶媒を減圧下濃縮することにより、1−アセトキシ−1,2−ベンゾヨードキソール−3(1H)−オン(IBA−OAc)の結晶244mg(収率84%)を得た。
1H-NMR (CDCl3, 500 MHz) δ8.27 (dd, J = 7.5, 1.5 Hz, 1H), 8.01 (br d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.94 (m, 1H), 7.73 (td, J = 7.5, 1.0 Hz, 1H), 2.27 (s, 3H)。
[実施例4]
次亜塩素酸ナトリウム5水和物の量を197mg(1.2mmol)にし、無水酢酸0.8mL(8.5mmol)を酢酸0.8mL(14mmol)に変えた以外は実施例3と同様の操作を行うことにより、IBA−OAcとμ−oxo体が含まれる混合物が263mg得られた。H−NMRで比率を算出したところ、IBA−OAcが収率17%、μ−oxo体が収率84%であった。
μ-oxo体: 1H-NMR (CDCl3, 500 MHz) δ8.26 (dd, J = 7.6, 1.5 Hz, 1H), 8.22 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 8.00 (m, 1H), 7.80 (td, J = 7.3 Hz, 0.8 Hz, 1H)。
[実施例5]
ガラス製の反応容器に次亜塩素酸ナトリウム5水和物316mg(1.9mmol)を秤量し、水3.2mL(178mmol)と2−ヨード安息香酸238mg(0.96mmol)を添加し、室温下で12時間反応させた。反応後に水を約10mL加え、生じた沈殿をろ取し、水約3mLで数回、アセトン約3mLで2回洗浄した。減圧下乾燥後、2−ヨードキシ安息香酸(IBX)の結晶151mg(収率56%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d6, 500 MHz) δ8.14 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 8.04 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.99 (m, 1H), 7.84 (m, 1H)。
[実施例6]
ガラス製の反応容器に次亜塩素酸ナトリウム5水和物329mg(2mmol)を秤量し、ジクロロメタン2mLと2−ヨード安息香酸248mg(1mmol)を添加し、室温下で撹拌しながら6時間反応させた。反応後にジクロロメタン10mLを加えて、ろ紙ろ過し、溶媒を減圧下濃縮することにより、IBXの結晶89mg(収率32%)を得た。
[実施例7]
ガラス製の反応容器に次亜塩素酸ナトリウム5水和物329mg(2mmol)を秤量し、アセトニトリル1.5mLと2−ヨード安息香酸248mg(1mmol)を添加し、室温下で撹拌しながら12時間反応させた。反応後に水10mLを加え、グラスフィルターろ過し、水、アセトンでそれぞれ残渣を数回洗浄後、減圧乾燥しIBXの結晶90mg(収率32%)を得た。

Claims (3)

  1. 下記構造式(1)
    Figure 2020138923
    で示される2−ヨード安息香酸と、酢酸または無水酢酸と、次亜塩素酸塩または次亜塩素酸塩水溶液とを、混合させることによる、
    下記構造式(2)
    Figure 2020138923
    (式(2)中、Rは水素原子またはアセチル基である)
    で示される超原子価ヨウ素化合物の製造方法。
  2. 下記構造式(1)
    Figure 2020138923
    で示される2−ヨード安息香酸と、次亜塩素酸塩または次亜塩素酸塩水溶液とを、混合させることによる、
    下記構造式(3)
    Figure 2020138923
    で示される超原子価ヨウ素化合物の製造方法。
  3. 前記次亜塩素酸塩または次亜塩素酸塩水溶液が、次亜塩素酸ナトリウム水和物または次亜塩素酸ナトリウム水溶液である請求項1または2に記載の超原子価ヨウ素化合物の製造方法。
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