JP2020138824A - 記録システム - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体を検知する複数のセンサを備えた構成において、一部に安価なセンサ構成を用いた場合でも、カットなどの後処理に適した搬送制御を行うことが可能な記録システムを提供する。【解決手段】記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送手段が搬送する記録媒体の種別情報を検知する第1検知手段と、搬送手段の搬送速度を制御する搬送速度制御手段と、を有する記録装置と、搬送手段が搬送する記録媒体を検知する第2検知手段と、第2検知手段の検知結果に基づいて搬送される記録媒体に後処理を行う後処理手段と、を有する後処理装置と、を備え、搬送速度制御手段は、記録媒体の種別情報に応じた第2検知手段が検知可能な前記搬送速度を予め記憶しており、搬送速度制御手段は、第1検知手段が検知する記録媒体の種別情報に応じて、予め記憶している搬送速度を選択して搬送手段を制御することを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、記録システムに関し、詳しくは、搬送される記録媒体を検知するセンサの検知結果に基づいて記録媒体の搬送を制御する技術に関する。
この種の技術として、特許文献1には、記録媒体のページ先端とページ後端を検知するとともに、それらの検知の間に測定される搬送モータの回転量に基づいて、記録媒体の被切断部をカット位置に合せるように搬送を制御することが記載されている。このように、特許文献1は、1つのセンサによる検知結果に基づいて、記録媒体をカット位置に対する搬送制御をするものである。これに対し、複数のセンサを用いて記録媒体の搬送を制御することも知られている。例えば、カット位置の近くに更なるセンサを追加して設け、このセンサの検知結果に基づいて、記録媒体の被切断部をカット位置に合せるよう搬送することができる。これにより、より精度の高い記録媒体の切断を行うことができる。
特開2015−134475号公報
しかしながら、複数のセンサを用いる構成では、それぞれのセンサの検知目的に応じた精度が求められる。このため、全てのセンサを精度が高い高価なセンサおよび検知構成を用いなければならない場合がある。
本発明は、このような従来の技術に存在する課題を鑑みてなされたものであり、記録媒体を検知する複数のセンサを備えた構成において、一部に安価なセンサ構成を用いた場合でも、カットなどの後処理に適した搬送制御を行うことが可能な記録システムを提供することを目的とする。
本発明によれば、記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送手段が搬送する記録媒体の種別情報を検知する第1検知手段と、搬送手段の搬送速度を制御する搬送速度制御手段と、を有する記録装置と、搬送手段が搬送する記録媒体を検知する第2検知手段と、第2検知手段の検知結果に基づいて搬送される記録媒体に後処理を行う後処理手段と、を有する後処理装置と、を備え、搬送速度制御手段は、記録媒体の種別情報に応じた第2検知手段が検知可能な前記搬送速度を予め記憶しており、搬送速度制御手段は、第1検知手段が検知する記録媒体の種別情報に応じて、予め記憶している搬送速度を選択して搬送手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、安価なセンサ構成を用いた場合でも、カットなどの後処理に適した搬送制御を行うこと可能である。
本発明の第1実施形態に係る記録システムを示す構成図である。 本発明の第1実施形態に係る記録システムの制御系のブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る記録システムの記録装置の検知センサの回路構成図である。 本発明の第1実施形態に係る記録システムの記録装置の検知センサによる出力波形である。 本発明の第1実施形態に係る記録システムのカッタ装置のセンサ回路構成図である。 本発明の第1実施形態に係る記録システムの搬送速度決定に関するフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る記録システムで用いる、透過率に対する搬送速度のテーブルを示す表である。 本発明の第1実施形態に係る記録システムの記録装置の検知センサの出力波形とカッタ装置の検知センサの出力波形を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る記録システムを示す構成図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る記録システムを示す構成図である。記録装置101は、記録データの供給源をなす外部装置であるホストコンピュータPC100に接続されている。記録データ等を、制御コマンドとしてプリンターケーブル103を介して記録装置101に出力する。
記録装置101には、記録媒体である連続ラベル紙108(以下、単に用紙ともいう)を給紙する給紙ユニット109と、給紙された連続ラベル紙108を搬送する搬送部20と、連続ラベル紙108に記録を行う記録ヘッド10と、を備えている。また、記録装置101には、図2において後述する制御部200と、各部に電力を供給する電源部210と、を備えている。そして、記録装置101は、後述する後処理装置であるカッタ装置400と記録媒体を搬送する搬送路を介して接続されている。
記録装置101は、連続ラベル紙108に対して画像が記録可能である。給紙ユニット109は、連続ラベル紙108を給紙する。連続ラベル紙108は、台紙にラベル108aを一定間隔で仮着された連続ラベル紙108をロール状にセットする軸104があり、連続ラベル紙108を用紙ガイド105に沿ってセットでき、その連続ラベル紙108を搬送部20に供給する。搬送部20は、搬送モータ24と、搬送ベルト21と、用紙検知センサ22、23とを備えており(以下、検知センサともいう)、記録時には、搬送方向Aに連続ラベル紙108を搬送する。本実施形態では、連続ラベル紙108の搬送経路上の給紙ユニット109側を搬送入口、逆側を搬送出口とする。用紙検知センサ22は、用紙搬送路において搬送入口と記録ヘッド10との間に配置され、搬送される連続ラベル紙108を検知するとともに、検知される出力結果を図2にて後述されるセンサ回路209を介して中央処理装置201に送信する。また、用紙検知センサ23は、用紙搬送路において記録ヘッド10と搬送出口との間に配置され、用紙検知センサ22と同様に出力結果を、センサ回路209を介して中央処理装置201に送信している。107は、記録装置101の操作パネルで、いくつかのLED表示ランプや入力キーをもつ。
記録装置101には、連続ラベル紙108に対してフルカラー記録を行うために、ブラック(K)インク吐出用の記録ヘッド10K、シアン(C)インク吐出用の記録ヘッド10C、マゼンタ(M)インク吐出用の記録ヘッド10Mおよびイエロー(Y)のインクを吐出するための記録ヘッド10Yが搭載されている。これらの記録ヘッド10K、10C、10Mおよび10Yは、連続ラベル紙108の幅方向(記録媒体搬送方向Aに直交する方向)に所定密度で所定範囲にわたって配列されたインクの吐出口ないしノズルを有する所謂ラインヘッド形態のものである。所定範囲とは、記録装置101で印刷可能な記録媒体上の最大の有効記録幅(紙面上に直交する方向の長さ)よりもやや長いものとする。なお、記録ヘッドの個数や、色調(色、濃度)の種類および吐出する液体の種類などはあくまでも例示であることは言うまでもない。
本実施形態では、全ての記録ヘッド10K〜10Yは連続ラベル紙108に近接した記録位置上で静止状態を保つ。そして、それらの下部を連続ラベル紙108が通過中に各記録ヘッドK、C、M、Yのインクが吐出されることによってカラー記録される。
記録装置101には、上述の各部の他、記録ヘッド10K、10C、10Mおよび10Yにそれぞれ供給される各色のインクを貯留するインクタンク30K、30C、30Mおよび30Yを備えている。
記録が終了した連続ラベル紙108は、カッタ装置400へ搬送される。カッタ装置400は、連続ラベル紙108のカット位置を検知するための用紙検知センサ402と(以下、検知センサともいう)、連続ラベル紙108をカットするためのカッタ401と、を備えている。また、カッタ装置400は、本実施形態のカッタは1回転で連続ラベル紙108をカットするロータリカッタであり、これを駆動させるカッタモータ404を備えている。用紙検知センサ402は、連続ラベル紙108の先端と後端の位置管理を行う。
連続ラベル紙108がカッタ装置400に搬送されると、用紙検知センサ402は、連続ラベル紙108における、台紙に貼られたラベル108aと、隣接するラベル108aの間の台紙が露出した部分であるセパレート部分108bと(図4)、を区別して検知することができる。セパレート部分108bの検知は、台紙の部分を1mm以上連続して検知したときに、その部分をセパレート部分とする。この検知に基づき、連続ラベル紙108におけるカット位置を決定する。そして、後述する中央処理装置201によって、ソレノイド403をON/OFFにすることで、ロータリカッタ401の駆動を制御している。また、ロータリカッタは、カット処理が開始される前はホームポジションの位置にあるかをホームポジション検知センサ405によって検知されている。ロータリカッタ401の固定刃に接触するタイミングにカット位置が一致するようにロータリカッタ401を図2で後述するカッタモータ駆動部213を介してカッタモータ404を駆動することによって連続ラベル紙108をカットする。
図2は、本実施形態に係る記録装置101の制御構成を示すブロック図であり、信号の流れと各構成要素の機能を説明する。ホストコンピュータPC100から送信された画像データやコマンドなどの情報は、ホストインターフェイス202を介して中央処理装置(CPU)201に受信される。CPU201は、記録装置101において出力するための記録データの受信、記録動作、連続ラベル紙108のハンドリング等の記録装置101における制御の全般を掌る演算処理装置である。CPU201は、不揮発性メモリ(ROM)203に格納されている後述するフローチャート(図6参照)に対応するプログラムを実行し、本記録装置の各部を制御およびホストコンピュータPC100との通信制御を行う。204は、ワークメモリであり、ホストコンピュータPC100とのデータ送受信、記録制御のための制御データなどを記憶する。205は、イメージメモリであり、記録装置101によって記録される記録データが記憶されている。CPU201は、受信したコマンドを解析した後に、記録データの各色成分の画像データをイメージバッファRAM205にビットマップ展開して描画するように制御する。EEPROM206は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、例えば、実装している複数の記録ヘッド10K〜10Yの製造番号や各記録ヘッド間の縦方向、横方向の記録位置を微調整するための変数等、装置固有の情報を記憶する。CPU201は、各センサとセンサ回路209を介して接続されている。また、記録装置101に備える用紙検知センサ22および23の検知性能は、カッタ装置400に備える用紙検知センサ402の検知性能と比較して高い。本実施形態では、記録装置101の用紙検知センサ22によって、連続ラベル紙108の台紙およびラベル部分の種別情報を検知し、記録装置101の用紙検知センサ22の出力結果に基づいて、連続ラベル紙108の搬送速度を設定する。具体的には、CPU201には、用紙検知センサ22によって検知された検知結果がセンサ回路209を介して送信される。そして、この検知結果に基づいて、CPU201は、透過率を算出し、用紙検知センサ402が用紙を検知する際の用紙の搬送速度(図7参照)を設定する。そして、各モータは設定された搬送速度で用紙を搬送するよう制御される。なお、用紙検知センサ23は、連続ラベル紙108が記録装置101から排出されているかを検知している。207は、ヘッド制御回路であり、CPU201の制御下で、記録データおよび制御データを受けて、記録ヘッド10を制御する。
画像を記録する場合には、まず、ヘッドUp/Downモータ駆動部216およびキャッピングモータ駆動部217を介して、ヘッドUp/Downモータ219およびキャッピングモータ220を駆動制御して、それぞれの記録ヘッド10を対応するキャッピング機構11から離して記録位置に移動させる。キャッピングモータ220は、キャッピング機構11を図1中の搬送方向Aやその反対方向に移動させるためのモータであり、ヘッドUp/Downモータ219は、記録ヘッド10を図1の紙面上の上下方向に昇降させるためのモータである。そして、給紙モータ駆動部218を介して連続ラベル紙108を送り出すための給紙モータ221を駆動制御して、連続ラベル紙108を給紙する。また、搬送モータ駆動部214を介して定速度で連続ラベル紙108を搬送するための搬送モータ24等を駆動制御して、連続ラベル紙108を搬送方向Aに搬送する。一定速度で搬送される連続ラベル紙108に対してインクを吐出し始めるタイミングは、用紙検知センサ22による連続ラベル紙108の先端の検知タイミングに基づいて決定される。CPU201は、連続ラベル紙108の搬送に同期して、インク色ごとに対応する記録データをイメージバッファRAM205から順次に読み出す。そして、この読み出したデータを、ヘッド駆動回路207を介して、それぞれ、対応する記録ヘッド10K、10C、10M、および10Yに転送する。
CPU201は、プログラムメモリであるROM203に記憶された処理プログラムに基づいて処理を実行する。ROM203には、制御フローに対応する処理プログラム及びテーブルなどが記憶されている。ワークメモリであるRAM204は、作業用のメモリなどとして使用される。
イメージバッファRAM205に記録データを展開し終えるとCPU201は、記録ヘッド10を上下するヘッドUp/Downモータ219を駆動させ、キャッピング機構11を左右に移動するキャッピングモータ220を相互に駆動して記録ヘッド10をキャップ位置から記録位置へ移動する。なお、キャッピング機構11は待機中記録ヘッド10を密閉キャップしておき、インク吐出ノズル列近傍の乾燥によるインク固着を防止する。続いて、供給ユニットから連続ラベル紙108を給送する給紙モータ221を駆動させる。並行して搬送モータ24も駆動させ、給紙された連続ラベル紙108を定速搬送する。
電源部210は、制御部200へ電力を供給するために、本実施形態ではロジック系電源212(例えば+5V)と駆動系電源211(例えば+24V)とを備えている。ロジック系電源212は、CPU201や各メモリ等の制御ロジック回路に電力を供給する。そして、駆動系電源211は、記録ヘッド10や各種駆動モータに電力を供給する。
次に、本発明の記録装置におけるラベル紙108の検知について、図3および図4を用いて説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係る記録システムの記録装置の検知センサ22の回路構成図である。図4は、本発明の第1実施形態に係る記録システムの記録装置の検知センサ22による出力波形である。図3に示すように、本実施形態の記録装置に備えられている検知センサ22は、発光ダイオード22aとフォトトランジスタ22bを備える透過型センサである。
検知センサ22の発光ダイオード22aにより投光された光がフォトトランジスタ22bによって受光される。発光ダイオード22aは、連続ラベル紙108の搬送路下側に配置され、フォトトランジスタ22bは、連続ラベル紙108の搬送路上側に配置されている。
発光ダイオード22aとフォトトランジスタ22bとの間を、連続ラベル紙108が通過することで、発光ダイオード22aから投光される光が遮光される。これによって、連続ラベル紙108のラベル108aとラベル108aとの間のセパレート部分108bとの透過光量の違いに基づいて、ラベル108aの先端および後端を検知している。フォトトランジスタ22bのコレクタ側にはゲイン抵抗を決定するための可変抵抗14が接続されている。
フォトトランジスタ22bの受光電圧と、予め定められた後述する閾値電圧Vthとが比較回路15によって比較される。
図4に示すように、連続ラベル紙108が検知センサ22を通過するとき、フォトトランジスタ22bの出力電圧Vohは、波形41のように示される。具体的には、フォトトランジスタ22bの出力電圧Vohは、ラベル108a部分ではVcとなり、台紙部分ではVbとなる。
セパレート部分108bは、出力電圧Vohと閾値電圧Vthとの大小関係の比較によって判別される。例えば、出力電圧Vohが閾値電圧Vthより低い場合は、ラベル108a部分の出力電圧Vcであると検知する(Voh=Vc<Vth)。一方、出力電圧Vohが閾値電圧Vthより高い場合は、台紙部分の出力電圧Vbであり、ラベル108aがないと検知される(Voh=Vb>Vth)。
したがって、波形41の閾値電圧を境界点として変化を抽出することで波形42のようにラベル108aの先端と後端が検知することができる。
ここで、本発明のカッタ装置400における検知センサの回路構成について、図5を用いて説明する。図5に示すように、本実施形態のカッタ装置に備える検知センサ402は、発光ダイオード402aとフォトトランジスタ402bを備える透過型センサである。また、検知センサ402は、記録装置の検知センサ22と同様に、発光ダイオード402aとフォトトランジスタ402bとの間を連続ラベル紙108が通過することで、ラベル108aの先端および後端を検知する。フォトトランジスタ402bのコレクタ側には、固定抵抗51が接続され、出力電圧はCPU201内のI/O201cを介してCore部分へと送られる。
図3で示した記録装置の検知センサの回路構成とは、比較回路15、CPU内のマイコン制御部にあるA/D変換機201aおよびD/A変換機201bは使用しない構成としている。
図6は、本発明の第1実施形態に係る記録システムの搬送速度決定に関するフローチャートである。以下、このフローチャートに沿ってラベル紙の透過率に基づいて搬送速度の算出について説明する。ホストコンピュータPC100から記録装置101に記録データを受信すると、記録装置101のCPU201は、給紙モータ221および搬送モータ24を駆動する制御を行い、搬送方向Aへとラベル紙108の搬送を開始する(S601)。そして、前回の記録時に設定した閾値電圧Vth´をRAM204から比較回路15へと出力する(S602)。次に、ラベル紙108の搬送に伴い、CPU201は、図4にて上記したように、検知センサ22の検知出力によって、ラベル紙108のラベル108aが検知センサ22によって検知されたか否かを判定する(S603)。検知されると、その検知出力である出力電圧Vcを読み込む(S604)。さらに、ラベル紙108の搬送に伴い、CPU201は、ラベル紙108におけるラベル108aとラベル108aとの間の領域であるセパレート部分108b(すなわち、台紙部分)が検知センサ22によって検知されると(S605YES)、ラベル紙108の台紙108bの出力電圧Vbを、A/D変換機201aを介して読み込む(S606)。そして、ステップS607では、ステップS604とステップS606で読み込んだ、ラベル108aの出力電圧Vcと台紙108bの出力電圧Vbに基づいて、閾値電圧Vthを求める。具体的には、ラベル108aの出力電圧Vcと台紙108bの出力電圧Vbの平均((Vc+Vb)/2)を閾値電圧Vthとして設定する。この閾値電圧Vthは、上述したラベル紙108おいて隣接するラベル108a間のセパレート部分108bの判別するために用いられる。次に、ステップS608、S609で、セパレート部分108bの透過率を求める。先ず、ステップS606において、検知センサ22によって台紙108bについて検知される電圧Vbから可変抵抗14を算出し、その可変抵抗14からゲイン抵抗値nの値を読み込む。ここで、検知センサ22の発光ダイオード22aとフォトトランジスタ22bとの間に何もない状態、すなわち透過率100%のゲイン抵抗値をn(Max)とするとき、ゲイン抵抗値nとゲイン抵抗値n(Max)とから透過率を算出することができる。透過率はn/n(Max)で算出することができ、例えば、ゲイン抵抗値nが200であるとし、ゲイン抵抗値n(Max)が256であるとすると、200/256=0.78として透過率が78%のセパレータとして判定する(S609)。
本発明の実施形態では、この透過率に基づいて、検知センサ402が用紙を検知するときの用紙の搬送速度を求める。図7は、本発明の第1実施形態に係る記録システムで用いる、透過率に対する搬送速度のテーブルを示す表である。上記で求めた透過率で図7に示すテーブルを参照することにより、用紙の搬送速度を選択し、設定する。例えば、透過率が78%のときは、透過率70%以上80%未満であることから、設定する搬送速度は90mm/secとなる(S610)。
図8は、本発明の第1実施形態に係る記録システムの記録装置の検知センサ22の出力波形とカッタ装置の検知センサ402の出力波形を示す図である。
図8Aに示す用紙検知センサ22の出力波形は、図4に示した出力波形と同じである。すなわち、検知センサ22は比較的高精度のセンサであることから、その出力波形は、図4に示した、ラベル108aとセパレート部分108bを区別できる理想的な出力波形となる。特に、セパレート部分108bでそれを検知可能な所望の透過率の検知を可能とする。これに対し、図8B〜Dに示す用紙検知センサ402の各出力波形は、検知センサ402が比較的低い検知精度のものであることから、その検知が用紙の搬送速度の影響を受けることを示している。これら図を参照してセンサの検知精度と搬送速度との関係について説明する。
まず、図8Bは、用紙検知センサの検知精度が比較的高く、どのような搬送速度であってもセパレート部分108bについて検知される出力電圧Vbが閾値電圧Vthを超えることを示している。これは検知センサ22の検知精度と同等の精度を示している。一方、本実施形態のように、カッタ装置の用紙検知センサ402として安価で、検知精度が比較的低いセンサを用いる場合は、図8Cに示すように、用紙の搬送速度が比較的遅い場合は、検知センサ402の出力電圧Vbは閾値電圧Vthを超える。しかし、図8Dに示すように、用紙の搬送速度が比較的速いときは、例えば、受光素子の感度が低く、入力する光の量が少なくなり、結果として、検知センサ402の出力電圧Vbは閾値電圧Vthを超えることができない。
以上の点から、本実施形態は、図6、図7にて上述したように、予め検知センサ22の出力によって透過率を求め、それに応じて、検知センサ402による検知を行う際の、用紙の搬送速度を設定する。このように、セパレート部分の透過率が低い用紙を用いる場合には、搬送速度を低下させることで、検知精度は低下することなく、検知センサによって検知することができる。
また、検知センサは、透過型センサに限らず、反射型センサを用いても良い。例えば、反射型センサを用いた場合は、ラベル部分108aと台紙108bとでは、反射率が異なるため、透過型センサの透過率を反射率と読み替えれば良い。よって、反射型検知センサの検知結果に基づいて、連続ラベル紙108の反射率からラベル部分108aとセパレート部分108bを判別し、その反射率に基づいて、搬送速度を設定する。
そして、上記で設定された搬送速度をホストコンピュータPC100上に表示し、ユーザに搬送速度を通知し(S611)、搬送速度を決定する処理を終了する。
以上の構成および制御により、本記録システムでは、記録装置に備える検知センサにおいて、ラベル紙の透過率を算出し、搬送速度を決定することで、安定したカット動作を実施するためのセンサによる検知が可能となる。これにより、高機能な検知センサを用いることなく、高価なモータやセンサを備えなくても、適切に記録媒体をカットすることが可能である。なお、カット位置の設定は、例えば、検知センサ402の出力電圧Vohが閾値電圧Vth以上であるとセパレート部分108bの波形の立ち上がり部分をラベルの後端に対応させ、立ち下がり部分を隣接するラベルの先端に対応させ、これら後端と先端の中央の位置を定め、これをカット位置補正値とによってカット位置を決定する。
(第2実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
なお、上述した第1実施形態と同様の構成を有する部分は同様の符号を付して説明を省略する。
本実施形態における記録システムについて説明する。本実施形態は、図1にて示したように、記録装置101とカッタ装置400との間に、記録装置から搬送されてくるラベル紙108をバッファリングする構成である。
図9は、本発明の第2実施形態に係る記録システムを示す構成図である。記録システムは、記録装置101とバッファ装置901とカッタ装置400と備えている。バッファ装置901は、ラベル紙108を搬送する搬送モータ902と、搬送モータ902によって駆動する搬送ローラ902aと、下限検知センサ903と、ホームポジション検知センサ904と、搬送ローラ905とを備えている。
第1実施形態では、記録装置101の検知センサ22によって搬送速度が決定され、その搬送速度は記録システムの搬送速度としてラベル紙108を搬送していた。しかし、記録装置101の検知センサ22によって算出された搬送速度は、バッファ装置の搬送速度として適用する。なお、記録装置101の搬送速度とバッファ装置の搬送速度は同じでもよい。
記録装置101から記録済みのラベル紙108がバッファ装置へ搬送されると、ラベル紙108は搬送ローラ905の下側を通り、ホームポジション検知センサ904によって検知され、搬送ローラ902aを介して、カッタ装置400へと搬送される。
記録装置101の搬送速度と、記録装置101の検知センサ22に基づいて決定された搬送速度が同じであれば、記録装置101から搬送されたラベル紙108は、バッファ装置901を通り、カッタ装置によってラベル紙108をカットする。
しかし、記録装置101の搬送速度とバッファ装置901の搬送速度が異なる場合がある。例えば、記録装置101の搬送速度が100mm/secであり、バッファ装置の搬送速度が90mm/secである場合について説明する。記録動作が開始する前は、連続ラベル紙108がバッファ装置901のホームポジション検知センサ904に検知される位置(図9の実線)にある。記録動作が開始され、記録装置101から連続ラベル紙108が搬送されてくると、記録装置101から搬送される速度とバッファ装置から搬送する搬送速度とでは、10mm/secの速度差があるため、徐々に搬送ローラ905が図9紙面上、下方向へと下降していく。ラベル紙108が下降し続け、下限検知センサ903に検知される位置(図9の点線)まで下降すると、記録装置101の記録および搬送を停止させる。そして、バッファ装置901は、ラベル紙108がホームポジション検知センサ904によって検知されるまで、カッタ装置400へラベル紙108を搬送し続け、ホームポジション検知センサ904によって検知されたら記録装置による記録および搬送を再開する。
このように、記録装置101とカッタ装置400との間にバッファ装置を設けることによって、記録装置101の搬送速度制御を行わず、バッファ装置の搬送速度を制御する搬送速度調整を行うことが可能となる。
(その他)
なお、本発明は、上述した実施形態に限られることなく、適宜の変形、修正および代替などが可能である。
上述した実施形態では、カッタ装置を後処理装置として用いたが、カッタ装置に限られず後処理を行う後処理装置であって、記録媒体を検知するセンサを用いる装置であれば本発明による制御などでもよい。
100 ホストコンピュータPC
101 記録装置
108 ラベル紙
22、23 用紙検知センサ
201 中央処置装置(CPU)
221 給紙モータ
24 搬送モータ
400 カッタ装置
401 カッタ
402 用紙検知センサ
403 ソレノイド
404 カッタモータ
405 ホームポジション検知センサ

Claims (7)

  1. 記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段が搬送する記録媒体の種別情報を検知する第1検知手段と、
    前記搬送手段の搬送速度を制御する搬送速度制御手段と、を有する記録装置と、
    前記搬送手段が搬送する記録媒体を検知する第2検知手段と、
    前記第2検知手段の検知結果に基づいて搬送される記録媒体に後処理を行う後処理手段と、を有する後処理装置と、
    を備え、
    前記搬送速度制御手段は、記録媒体の前記種別情報に応じた前記第2検知手段が検知可能な前記搬送速度を予め記憶しており、
    前記搬送速度制御手段は、前記第1検知手段が検知する記録媒体の前記種別情報に応じて、予め記憶している前記搬送速度を選択して前記搬送手段を制御することを特徴とする記録システム。
  2. 前記第1検知手段の記録媒体を検知する検知性能は、前記第2検知手段の記録媒体を検知する検知性能より高い、ことを特徴とする請求項1に記載の記録システム。
  3. 前記第1検知手段は、透過型センサであり、前記搬送速度制御手段は、前記第1検知手段が検知する記録媒体の透過率に基づいて、記録媒体の搬送速度を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録システム。
  4. 前記第1検知手段は、反射型センサであり、前記搬送速度制御手段は、前記第1検知手段が検知する記録媒体の反射率に基づいて、記録媒体の搬送速度を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録システム。
  5. 前記後処理手段は、記録媒体をカットするカッタであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の記録システム。
  6. 記録媒体は、台紙にラベルを一定間隔で仮着されているラベル紙であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の記録システム。
  7. 前記記録装置と前記後処理装置との間に、前記記録装置から搬送されてきた記録媒体をバッファするバッファ装置を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の記録システム。
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