JP2020138783A - 押出しブロー容器、及び押出しブロー容器の製造方法 - Google Patents

押出しブロー容器、及び押出しブロー容器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】押出しブロー成形を行うだけで、十分なメタリック感を具備させること。【解決手段】容器本体10が、着色剤を含んだ第1合成樹脂30によって形成されると共に光透過性を有する外層20と、外層よりも光透過率が低い第2合成樹脂31によって形成されると共に、外層よりも容器本体の径方向内側に配設された内層22と、を備え、第2合成樹脂には金属粉32が含まれている押出しブロー容器1を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、押出しブロー容器、及び押出しブロー容器の製造方法に関する。
近年、商品の差別化等を図るために、多種多様な形状或いは外観性を具備したデザイン性の高い押出しブロー容器が市場に出始めている。このようなデザイン性を重要視した押出しブロー容器において、例えば化粧品の用途に用いられる場合、メタリック感(金属光沢感)を付与することで、さらに独創的な外観性を発揮させたいというニーズがある。
メタリック感を付与(加飾)する方法としては、例えば金属顔料の塗装を利用する方法、或いは金属を主体とする蒸着膜の蒸着を利用する方法(例えば下記特許文献1参照)等が知られている。
特開2016−101942号公報
しかしながら、塗装、蒸着等によってメタリック感を付与する場合には、塗装、蒸着の工程が必要となってしまい、手間がかかるうえ、高コスト化し易い。従って、容器に対する低コスト化の要求(ニーズ)に対応し難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、押出しブロー成形を行うだけで、十分なメタリック感を具備させることができる押出しブロー容器、及び押出しブロー容器の製造方法を提供することである。
(1)本発明に係る押出しブロー容器は、口部、胴部及び底部が上方から下方に向けてこの順に連設された合成樹脂製の容器本体を有する押出しブロー容器であって、前記容器本体は、着色剤を含んだ第1合成樹脂によって形成されると共に、光透過性を有する外層と、前記外層よりも光透過率が低い第2合成樹脂によって形成されると共に、前記外層よりも前記容器本体の径方向内側に配設された内層と、を備え、前記第2合成樹脂には金属粉が含まれていることを特徴とする。
本発明に係る押出しブロー容器によれば、着色剤によって着色された外層を通じて、金属粉が含まれた内層を容器本体の外側から視認することができる。そのため、金属粉での反射光を利用した金属光沢感の効果によって、メタリック感を得ることができる。これにより、メタリック感を感じながら着色された外層を視認することができるので、メタリック調の光沢を帯びた外観性を具備させることができる。
特に、内層は外層よりも光透過率が低い第2合成樹脂によって形成されているので、外層よりは可視光を透過し難い。そのため、可視光が内層を抜けてしまい難く、内層中に含まれる金属粉の存在を際立たせることができ、メタリック感に深みを持たせることができる。それに加え、シルクのような滑らかな光沢を帯びたシルク感を具備する質感も発揮させることができる。
以上のことから、十分なメタリック感を具備した押出しブロー容器とすることができる。さらに、着色剤を含んだ第1合成樹脂によって外層を形成し、金属粉を含んだ第2合成樹脂によって内層を形成するだけであるので、押出しブロー成形によって容器本体を形成した時点で、上述のように十分なメタリック感を具備させることができる。従って、塗装や蒸着等を行ってメタリック感を付与させる場合とは異なり、手間がかからないうえ、低コスト化を図ることができる。そのため、容器に求められる低コスト化のニーズに対応することができ、例えば化粧品用容器等、各種の用途に好適に利用できる押出しブロー容器とすることができる。
(2)前記外層は、前記内層よりも薄肉に形成されても良い。
この場合には、外層を薄肉に形成するので、内層の視認性を向上させることができ、より良好なメタリック感を得ることができる。
(3)前記内層は、光透過性を有しても良い。
この場合には、内層自身も光透過性を有しているので、該内層中に含まれる金属粉のほぼ全てを容器本体の外側から視認することが可能である。なお、内層自身が光透過性を具備しない場合には、内層の外面付近に存在している一部の金属粉だけしか視認することができなくなるので、適切なメタリック感が得られ難い。上述のように、内層中に含まれる金属粉のほぼ全てを視認できるので、金属粉の存在を際立たせることができ、メタリック感に十分な深みを持たせることができる。
(4)前記容器本体は、前記第2合成樹脂によって形成され、前記内層よりも前記容器本体の径方向内側に配設された最内層を備えても良い。
この場合には、内層と同じ第2合成樹脂で形成された最内層を具備しているので、容器本体内に収容される内容物が内層に含まれる金属粉に触れることを防止することができる。従って、多種多様な内容物に対応することが可能となる。しかも、内層及び最内層を共に第2合成樹脂で形成できるので、例えば接着層を間に介在させることなく、内層と最内層とを互いに密着させた状態で重ね合わせることも可能である。
(5)前記着色剤は、前記第1合成樹脂に対して15重量%濃度未満となるように、前記第1合成樹脂に含まれても良い。
この場合には、外層の着色濃度が過度に濃くなることを防止できるので、内層の視認性を適切に確保することができ、良好なメタリック感を得ることができる。
(6)前記外層における外面の少なくとも一部には、該外層における内面の表面粗さよりも粗面化された粗面部が形成されても良い。
この場合には、外層の外面に粗面部が形成されているので、粗面部が形成された部分を、微小な凹凸を具備する絹目状の微粒面(シボ面)とすることができる。そのため、外層の外面のうち粗面部が形成された部分を半光沢状に形成することができる。従って、メタリック感を際立たせるのではなく、メタリック感を感じながらも、しっとりとした高級感を具備させることができる。つまり、メタリック感を有し、且つ光沢感を抑えたマット調の質感を有する独特の外観性を具備する容器とすることができる。
従って、メタリック感を感じながらも、落ち着いた高級感を醸し出すマット調の質感を強めたい容器としたい場合には、有効である。
(7)前記金属粉は、粒子径が20μm以上とされても良い。
この場合には、20μm以上の大きな粒子径の金属粉を利用するので、容器本体の外側から入射した可視光を、金属粉を利用して乱反射させ易い。そのため、可視光の入射角の変化によって光沢度にばらつきが生じ易く、光沢度の変動を大きくすることができる。従って、マット調の質感を維持しながらメタリック感を強調することができ、マット調でありながらも光輝感が強まった独特の外観性を具備する容器とすることができる。
(8)前記金属粉は、粒子径が100μm以下とされても良い。
この場合には、金属粉の粒子径の最大径を100μmとしているので、押出しブロー成形の成形条件を満足し易く、第2合成樹脂に金属粉を含ませた状態で押出しブロー成形を適切に行うことが可能である。従って、押出しブロー成形によって、上述した独特の外観性を具備する容器を適切に形成することができる。
(9)前記金属粉は、粒子径が20μm未満とされても良い。
この場合には、20μm未満の小さな粒子径の金属粉を利用するので、容器本体の外側から入射した可視光が金属粉によって乱反射され難い。そのため、可視光の入射角の変化によって光沢度にばらつきが生じてしまうことを抑え易く、光沢度の変動が大きくなることを抑制できる。従って、内層の全体に亘ってメタリック感を一様な見え方にすることができ、より滑らかな光沢感を具備させることができる。そのため、マット調でありながらも、落ち着いたメタリック感と滑らかな光沢感とを、両立させた独特の外観性を具備する容器とすることができる。
(10)前記金属粉は、粒子径が3μm以上とされても良い。
この場合には、金属粉の粒子径の最小径を3μmとしているので、公知の金属粉を利用できるうえ、第2合成樹脂に金属粉を適切に含ませながら押出しブロー成形を行うことが可能である。従って、押出しブロー成形によって、上述した独特の外観性を具備する容器を適切に形成することができる。
(11)本発明に係る押出しブロー容器の製造方法は、着色剤を含んだ第1合成樹脂によって形成されると共に光透過性を有する外層と、前記外層よりも光透過率が低い第2合成樹脂によって形成されると共に前記外層よりも径方向内側に配設された内層とを備え、口部、胴部及び底部が上方から下方に向けてこの順に連設された合成樹脂製の容器本体を有する押出しブロー容器の製造方法であって、押出成形により積層パリソンを形成するパリソン形成工程と、前記積層パリソンを成形用金型で挟み込んで、前記積層パリソンを前記成形用金型のキャビティ内に配置する型締め工程と、前記積層パリソン内に加圧エアを供給することで、前記積層パリソンを前記成形用金型の成形面に押し当て、前記押出しブロー容器を成形するブロー工程と、を備え、前記パリソン形成工程時、前記第2合成樹脂に金属粉を含ませた状態で前記積層パリソンを形成し、前記型締め工程時、前記成形用金型として前記成形面が粗面化加工された金型を用いることを特徴とする。
本発明に係る押出しブロー容器の製造方法によれば、パリソン形成工程、型締め工程及びブロー工程による一連の押出しブロー成形を行うことで、先に述べた十分なメタリック感を具備する押出しブロー容器を製造することができる。
特に、粗面化加工された成形面を有する成形用金型を利用するので、ブロー成形を行うだけで、容器本体の外層の外面に粗面部を形成することができる。従って、後加工等の手間が不要であるうえ、余分なコストをかけることなく、粗面部を有する押出しブロー容器を製造することができる。これにより、先に述べた粗面部を有する場合の作用効果を奏功することができる。
本発明によれば、押出しブロー成形を行うだけで、十分なメタリック感を具備した容器とすることができる。
本発明に係る押出しブロー容器の実施形態を示す外観図(一部断面図)である。 図1に示すA部分の拡大断面図である。 図1に示す押出しブロー容器における胴部付近の外観斜視図である。
以下、本発明に係る押出しブロー容器及び押出しブロー容器の製造方法の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の押出しブロー容器1は、合成樹脂製のEBMボトルであって、内容物が充填される有底筒状の容器本体10を備えている。
容器本体10は、円筒状の口部11と、口部11に連設された円筒状の肩部12と、肩部12に連設された円筒状の胴部13と、胴部13に連設された有底円筒状の底部14と、を備えている。
なお、内容物としては、例えば飲料や調味料等の食品、乳液や美容液や肌に塗布するクリーム等化粧品、洗剤、医薬品等が挙げられる。ただし、この場合に限定されるものではなく、内容物は特定のものに限定されるものではない。
口部11、肩部12、胴部13及び底部14は、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連設されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿って口部11側を上方、その反対側を下方という。また、容器軸O方向から見た平面視で、容器軸Oに交差する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
口部11の外周面には、図示しないキャップが螺着される雄ねじ部11aが周方向の全周に亘って形成されている。
ただし、キャップの装着方法は、螺着に限定されるものではなく、例えばアンダーカット嵌合により口部11に装着されても構わない。この場合には、口部11の外周面に、キャップをアンダーカット嵌合させるための嵌合突起部を雄ねじ部11aに代えて形成すれば良い。なお、アンダーカット嵌合により口部11にキャップを装着する場合には、例えばキャップをヒンジ付きキャップとすることもできる。
肩部12は口部11の下端部に連なっていると共に、口部11の下端部から下方に向かうにしたがって径方向外側に延びるように拡径している。胴部13は、肩部12の下端部に連なっていると共に、肩部12の下端部から下方に向けてストレート状に延びるように形成されている。これにより、胴部13は容器軸Oに沿って同径の円筒状に形成されている。底部14は、胴部13の下端部に連なっていると共に、胴部13の下端開口を閉塞している。
ただし、容器本体10の形状は限定されるものではなく、例えば押出しブロー容器1の全体サイズ、容量、内容物の種類、用途等に応じて適宜変更して構わない。
例えば、押出しブロー容器を、胴部13が横断面視で多角形状に形成された角型ボトルとしても構わない。さらに、上方から下方に向かうにしたがって拡径する胴部13を具備する押出しブロー容器としても構わない。さらには、肩部12を具備せずに、胴部13の上端部側を縮径させ、縮径した胴部13の上端部を口部11の下端部に連設させた容器本体を具備する押出しブロー容器としても構わない。
容器本体10は、複数の層が重なった積層構造とされている。具体的には、図2に示すように容器本体10は、外層20、接着層21、内層22、最内層23を備え、これらが径方向外側からこの順に積層された積層構造とされている。
外層20は、容器本体10の外面を形成する合成樹脂層である。外層20は、着色剤を含んだ第1合成樹脂30によって形成されていると共に、光透過性を有している。
具体的には、第1合成樹脂30は、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET樹脂)を主材料とする樹脂とされている。ただし、第1合成樹脂30はPET樹脂を含んでいれば良く、その他の合成樹脂或いは添加物等を含んでいても構わない。
外層20の膜厚は、例えば90μm前後とされている。ただし、外層20の膜厚は一例であって、適宜変更して構わない。
着色剤としては、特に限定されるものではないが、例えば第1合成樹脂30に練りこまれることで第1合成樹脂30を発色させるマスターバッチが挙げられる。
マスターバッチは、高濃度の顔料が練りこまれたペレット状の着色剤であって、例えばナチュラルペレットと共に第1合成樹脂30内に混ぜ合わされ、両者の比率に応じて色の濃淡を任意に調整することが可能とされている。これにより、第1合成樹脂30は所望の色調に適切に調整することが可能とされている。
着色剤は、第1合成樹脂30に対して15重量%濃度未満となるように、第1合成樹脂30に含まれている。
なお、着色剤としてはマスターバッチに限定されるものではなく、例えば予め色の濃度が調整された着色ペレットを利用しても構わないし、液状或いはジェル状のペーストカラー等を使用しても構わない。また、着色剤によって着色される外層20の色は、特定の色に限定されるものではなく、例えば押出しブロー容器1の用途、内容物の種類等に応じて適宜変更して構わない。
上述のように構成された外層20は、着色剤によって着色されつつも、光透過性を有しているので、容器本体10の外側から外層20を通じて内層22側を視認することが可能とされている。外層20に求められる光透過性としては、可視光を透過できれば良く、特に限定されるものではないが、例えば曇り度合いを示すヘーズ(Haze)で規定すると、Haze30%以下であることが好ましい。
内層22は、外層20よりも径方向内側に配設され、外層20と同様に光透過性を有する合成樹脂層とされている。内層22は、外層20よりも光透過率が低い第2合成樹脂31によって形成されている。具体的には、第2合成樹脂31は、原色のポリプロピレン樹脂(PP樹脂)を主材料とする樹脂とされている。ただし、第2合成樹脂31はPP樹脂を含んでいれば良く、その他の合成樹脂或いは添加物等を含んでいても構わない。また、内層22は、外層20よりも光透過率が低い第2合成樹脂31によって形成されていれば良く、例えば光透過性が低い或いは不透明であっても構わない。
内層22の膜厚は、例えば690μm前後とされ、容器本体10を構成する層のうち最も肉厚の層とされている。従って、本実施形態では、外層20は内層22よりも薄肉に形成されている。ただし、内層22の膜厚は一例であって、適宜変更して構わない。
第2合成樹脂31には、複数の金属粉32が含まれている。
金属粉32としては、例えばアルミニウムが極薄のフレーク状或いは粉状に形成されたアルミ粉が挙げられる。ただし、この場合に限定されるものではなく、アルミニウム以外の金属を採用しても構わない。金属粉32の粒子径としては、例えば3μm以上、100μm以下とされている。
内層22は、金属粉32が添加された第2合成樹脂31を押出しブロー成形することで形成されている。これにより、内層22の全体には、金属粉32がむらなく均等に存在している。
接着層21は、外層20と内層22との間に配設され、外層20と内層22とを強固に密着させる機能を果たしている。従って、接着層21は、外層20及び内層22に対してそれぞれ密着した状態で重なっている。なお、接着層21の材質としては、公知のものを選択して構わない。
接着層21の膜厚としては、例えば60μm前後とされている。ただし、接着層21の膜厚は一例であって、適宜変更して構わない。例えば接着層21の膜厚を、10μm前後としても構わない。
最内層23は、容器本体10の内面を形成する層であって、内層22よりも径方向内側に配設されると共に、内層22に対して密着した状態で重なった合成樹脂層とされている。具体的には、最内層23は、内層22と同じ第2合成樹脂31で形成されている。つまり、最内層23は、ポリプロピレン樹脂(PP樹脂)を主材料とする樹脂で形成されている。
従って、最内層23は、上述した接着層21を間に介在させることなく、内層22に対して密着している。ただし、最内層23はPP樹脂を含んでいれば良く、その他の合成樹脂或いは添加物等を含んでいても構わない。
最内層23の膜厚は、例えば30μm前後とされ、外層20及び内層22よりも薄肉とされている。ただし、最内層23の膜厚は一例であって、適宜変更して構わない。
ところで、外層20における外面の少なくとも一部には、外層20における内面(接着層21との接着面)の表面粗さよりも粗面化された粗面部33が形成されている。
本実施形態では、外層20の外面全体に亘って粗面部33が形成されている。ただし、この場合に限定されるものではなく、例えば外層20のうち胴部13として機能する部分の外面にだけ粗面部33を形成しても構わない。
粗面部33が形成されていることで、外層20の外面は、微小な凹凸を具備する絹目状の微粒面(いわゆるシボ面)とされている。なお、粗面部33は、押出しブロー成形を行った時点で形成される。
(押出しブロー容器の作用)
上述のように構成された押出しブロー容器1によれば、着色剤によって着色された外層20を通じて、複数の金属粉32が含まれた内層22を容器本体10の外側から視認することができる。そのため、金属粉32での反射光による金属光沢感の効果によって、メタリック感を得ることができる。これにより、メタリック感を感じながら着色された外層20を視認することができるので、メタリック調の光沢を帯びた外観性を具備させることができる。
特に、内層22は外層20よりも光透過率が低い第2合成樹脂31によって形成されているので、外層20よりは可視光を透過し難い。そのため、可視光が内層22を抜けてしまい難く、内層22中に含まれる金属粉32の存在を際立たせることができ、メタリック感に深みを持たせることができる。それに加え、シルクのような滑らかな光沢を帯びたシルク感を具備する質感も発揮させることができる。
さらに、本実施形態では内層22自身も光透過性を有しているので、該内層22中に含まれる金属粉32のほぼ全てを容器本体10の外側から視認することができる。なお、内層22自身が光透過性を具備しない場合には、内層22の外面付近に存在している一部の金属粉32だけしか視認することができなくなるので、適切なメタリック感が得られ難い。これに対して本実施形態によれば、上述のように内層22中に含まれる金属粉32のほぼ全てを視認できるので、金属粉32の存在を際立たせることができ、メタリック感に十分な深みを持たせることができる。
以上のことから、十分なメタリック感を具備した押出しブロー容器1とすることができる。さらに、本実施形態の押出しブロー容器1によれば、押出しブロー成形を行った時点で、十分なメタリック感を具備させることが可能となる。
以下、押出しブロー成形を利用した、押出しブロー容器1の製造方法について簡単に説明する。
はじめに、押出成形によって、着色剤が含まれた第1合成樹脂30を主材料とする外層20となる第1層と、接着層21からなる第2層と、金属粉32が含まれた第2合成樹脂31を主材料とする内層22となる第3層と、最内層23となる第4層と、が組み合わされた有底筒状の積層パリソンを形成する工程(パリソン形成工程)を行う。
次いで、積層パリソンを、成形用金型で挟み込んでキャビティ内に配置する工程を行う(型締め工程)。このとき、成形用金型における成形面には、例えばサンドブラスト加工等によって粗面部33を形成するための凹凸処理等の粗面化加工が施されている。
次いで、積層パリソン内に加圧エアを供給する(吹き込む)ことで、積層パリソンを膨らます工程(ブロー工程)を行う。これにより、積層パリソンを成形用金型の成形面に押し当てることができ、成形面に対応した形状で積層パリソンを成形することができる。その結果、図1に示す押出しブロー容器1を形成することができる。
しかも、上記ブロー工程時、凹凸処理等の粗面化加工が施された成形面の形状が外層20の外面に転写されるので、押出しブロー成形を行った時点で、外層20の外面全体に粗面部33を形成することができる。従って、後加工を行うことなく、粗面部33を形成することが可能となる。
なお、押出しブロー成形を行った時点で、外層20の外面に粗面部33を形成できるので、パーティングライン上については粗面部33が形成されていない状態となる。
従って、押出しブロー成形を行った時点で、粗面部33を有する押出しブロー容器1を製造することができる。従って、塗装や蒸着等を行ってメタリック感を付与させる場合とは異なり、手間がかからないうえ、低コスト化を図ることができる。そのため、容器に求められる低コスト化のニーズに対応することができ、例えば化粧品用容器等、各種の用途に好適に利用できる押出しブロー容器1とすることができる。
以上説明したように、本実施形態の押出しブロー容器1によれば、押出しブロー成形を行うだけで、十分なメタリック感を具備した容器とすることができる。
また、外層20は、内層22よりも薄肉に形成されているので、内層22の視認性を向上させることができる。しかも、着色剤が第1合成樹脂30に対して15重量%濃度未満となるように、第1合成樹脂30に含まれているので、外層20の着色濃度が過度に濃くなることを防止することができ、内層22の視認性を適切に確保することができる。これらのことから、良好なメタリック感を得ることができる。
また、外層20を主にPET樹脂で形成しているので、良好な光透過性を具備させることができると共に、例えば強靭性、ガスバリア性、耐薬品性等を具備した外層20とすることができる。そして、内層22を主にPP樹脂で形成しているので、耐熱性、機械的性質等に優れた内層22とすることができる。従って、多種多様な内容物に対応できるうえ、品質の安定した容器本体10を具備する押出しブロー容器1とすることができる。
また、主にPP樹脂で形成された最内層23を具備しているので、容器本体10内に収容される内容物が内層22に含まれる金属粉32に触れることを防止することができる。従って、さらに多種多様な内容物に対応することが可能となる。
特に、本実施形態の押出しブロー容器1は、外層20の外面全体に粗面部33が形成されているので、外面を微小な凹凸を具備する絹目状の微粒面(シボ面)とすることができる。そのため、外層20の外面を半光沢状に形成することができる。従って、メタリック感を際立たせるのではなく、メタリック感を感じながらも、しっとりとした高級感を具備させることができる。つまり、メタリック感を有し、且つ光沢感を抑えたマット調の質感を有する独特の外観性を具備する押出しブロー容器1とすることができる。
従って、メタリック感を感じながらも、落ち着いた高級感を醸し出すマット調の質感を強めたい容器としたい場合には、有効である。
次に、上述した押出しブロー容器1を押出しブロー成形によって、実際に形成した実施例について説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
外層20を構成する第1合成樹脂30としては、PET樹脂(商品名:EB062、Haze:1.3%、イーストマン・ケミカル・ジャパン社製)を用いた。そして、この第1合成樹脂30中に、青色の着色剤を8重量%濃度含有させた。
内層22を構成する第2合成樹脂31としては、PP樹脂(商品名:E233GV、Haze:15%、プライムポリマー社製)を用いた。金属粉32としては、粒子径40μmのアルミ粉を用いた。そして、第2合成樹脂31中に金属粉32を1重量%添加した。
最内層23を構成する合成樹脂としては、第2合成樹脂31と同様に、PP樹脂(商品名:E233GV、Haze:15%、プライムポリマー社製)を用いた。
接着層21としては、接着性樹脂(商品名:F503、三菱ケミカル社製)を用いた。
上述した各材料を利用して押出し成形によって積層パリソンを形成した。このとき、外層20の膜厚が90μm、接着層21の膜厚が60μm、内層22の膜厚が690μm、最内層23の膜厚が30μmとなるように、積層パリソンを形成した。次いで、成形面がサンドブラスト加工された成形用金型を利用して積層パリソンを挟み込んだ後、押出しブロー成形を行うことで押出しブロー容器1を製造した。
その結果、押出しブロー成形を行っただけで、外層20の外面全体に粗面部33が形成された押出しブロー容器1を得ることができ、図3に示すように、メタリック感を感じながらも、しっとりとした高級感を醸し出すマット調の質感を具備した、独特の外観性を有する押出しブロー容器1を実際に作成することができた。
従って、落ち着いた高級感を醸し出すマット調の質感を強めたい容器としたい場合には、外層20の外面に粗面部33を形成することが有効であることが確認できた。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形例には、例えば当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、均等の範囲のものなどが含まれる。
例えば上記実施形態では、外層20を容器本体10の外面を形成する層としたが、例えば透明或いは半透明の合成樹脂製のクリア層を外層20の外面に形成して、クリア層を容器本体10の外面を形成する層としても構わない。なお、クリア層は、押出しブロー成形によって形成することが可能である。
さらに上記実施形態では、外層20を構成する第1合成樹脂30を主にPET樹脂で形成し、内層22を構成する第2合成樹脂31を主にPP樹脂で形成したが、これらの場合に限定されるものではなく、適宜変更して構わない。
例えば、外層20を構成する第1合成樹脂30を、第2合成樹脂31と同様に主にPP樹脂で形成しても構わない。この場合には、外層20と内層22との接着性が向上するので、外層20と内層22との間に接着層21を介在させなくても構わない。
さらに上記実施形態において、例えば最内層23の内面に剥離可能に積層された内側層をさらに設け、該内側層を、内容物の減少に伴い減容変形可能に構成しても構わない。このように構成した場合には、容器本体10を積層剥離容器(デラミボトル)として利用することが可能である。
また、上記実施形態において、金属粉32として、粒子径が20μm以上、100μm以下の範囲内のものを用いても構わない。
この場合には、20μm以上の大きな粒子径の金属粉32を利用するので、容器本体10の外側から入射した可視光を、金属粉32を利用して乱反射させ易い。そのため、可視光の入射角の変化によって光沢度にばらつきが生じ易く、光沢度の変動を大きくすることができる。従って、マット調の質感を維持しながらメタリック感を強調することができ、マット調でありながらも光輝感が強まった独特の外観性を具備する押出しブロー容器1とすることができる。
ただし、金属粉32の粒子径の最大径を100μmとしているので、押出しブロー成形の成形条件を満足することができ、第2合成樹脂31に金属粉32を含ませた状態で押出しブロー成形を適切に行うことが可能である。従って、押出しブロー成形によって、上述した独特の外観性を具備する押出しブロー容器1を適切に形成することができる。
さらに、上記実施形態において、金属粉32として、粒子径が3μm以上、20μm未満の範囲内のものを用いても構わない。
この場合には、20μm未満の小さな粒子径の金属粉32を利用するので、容器本体10の外側から入射した可視光が金属粉32によって乱反射され難い。そのため、可視光の入射角の変化によって光沢度にばらつきが生じてしまうことを抑え易く、光沢度の変動が大きくなることを抑制できる。従って、内層22の全体に亘ってメタリック感を一様な見え方にすることができ、より滑らかな光沢感を具備させることができる。そのため、マット調でありながらも、落ち着いたメタリック感と滑らかな光沢感とを両立させた独特の外観性を具備する押出しブロー容器1とすることができる。
ただし、金属粉32の粒子径の最小径を3μmとしているので、公知の金属粉32を利用できるうえ、第2合成樹脂31に金属粉32を適切に含ませながら押出しブロー成形を行うことが可能である。従って、押出しブロー成形によって、上述した独特の外観性を具備する押出しブロー容器1を適切に形成することができる。
1…押出しブロー容器
10…容器本体
11…口部
13…胴部
14…底部
20…外層
22…内層
23…最内層
30…第1合成樹脂
31…第2合成樹脂
32…金属粉

Claims (11)

  1. 口部、胴部及び底部が上方から下方に向けてこの順に連設された合成樹脂製の容器本体を有する押出しブロー容器であって、
    前記容器本体は、
    着色剤を含んだ第1合成樹脂によって形成されると共に、光透過性を有する外層と、
    前記外層よりも光透過率が低い第2合成樹脂によって形成されると共に、前記外層よりも前記容器本体の径方向内側に配設された内層と、を備え、
    前記第2合成樹脂には金属粉が含まれていることを特徴とする押出しブロー容器。
  2. 請求項1に記載の押出しブロー容器において、
    前記外層は、前記内層よりも薄肉に形成されている、押出しブロー容器。
  3. 請求項1又は2に記載の押出しブロー容器において、
    前記内層は、光透過性を有している、押出しブロー容器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の押出しブロー容器において、
    前記容器本体は、前記第2合成樹脂によって形成され、前記内層よりも前記容器本体の径方向内側に配設された最内層を備えている、押出しブロー容器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の押出しブロー容器において、
    前記着色剤は、前記第1合成樹脂に対して15重量%濃度未満となるように、前記第1合成樹脂に含まれている、押出しブロー容器。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の押出しブロー容器において、
    前記外層における外面の少なくとも一部には、該外層における内面の表面粗さよりも粗面化された粗面部が形成されている、押出しブロー容器。
  7. 請求項6に記載の押出しブロー容器において、
    前記金属粉は、粒子径が20μm以上とされている、押出しブロー容器。
  8. 請求項7に記載の押出しブロー容器において、
    前記金属粉は、粒子径が100μm以下とされている、押出しブロー容器。
  9. 請求項6に記載の押出しブロー容器において、
    前記金属粉は、粒子径が20μm未満とされている、押出しブロー容器。
  10. 請求項9に記載の押出しブロー容器において、
    前記金属粉は、粒子径が3μm以上とされている、押出しブロー容器。
  11. 着色剤を含んだ第1合成樹脂によって形成されると共に光透過性を有する外層と、前記外層よりも光透過率が低い第2合成樹脂によって形成されると共に前記外層よりも径方向内側に配設された内層とを備え、口部、胴部及び底部が上方から下方に向けてこの順に連設された合成樹脂製の容器本体を有する押出しブロー容器の製造方法であって、
    押出成形により積層パリソンを形成するパリソン形成工程と、
    前記積層パリソンを成形用金型で挟み込んで、前記積層パリソンを前記成形用金型のキャビティ内に配置する型締め工程と、
    前記積層パリソン内に加圧エアを供給することで、前記積層パリソンを前記成形用金型の成形面に押し当て、前記押出しブロー容器を成形するブロー工程と、を備え、
    前記パリソン形成工程時、前記第2合成樹脂に金属粉を含ませた状態で前記積層パリソンを形成し、
    前記型締め工程時、前記成形用金型として前記成形面が粗面化加工された金型を用いることを特徴とする押出しブロー容器の製造方法。
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