JP2020137419A - 作業車両 - Google Patents

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JP2020137419A JP2019033096A JP2019033096A JP2020137419A JP 2020137419 A JP2020137419 A JP 2020137419A JP 2019033096 A JP2019033096 A JP 2019033096A JP 2019033096 A JP2019033096 A JP 2019033096A JP 2020137419 A JP2020137419 A JP 2020137419A
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Hikari Osano
光 小佐野
直岐 堀田
Naoki Hotta
直岐 堀田
秀平 飛田
Shuhei Hida
秀平 飛田
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Abstract

【課題】GPS受信装置の受信障害を軽減すると共に、作業性や安全性も考慮された作業車両。【解決手段】走行車体(2)のエンジン(10)と、機体を操作する操作部(30)に備える開閉可能なフロントカバー(31)と、位置情報を取得する受信アンテナ(121)と、該受信アンテナ(121)を支持するアンテナフレーム(122)を設けた作業車両において、前記受信アンテナ(121)と前記アンテナフレーム(122)は、前記エンジン(10)より機体前側で、且つ前記フロントカバー(31)の上方に位置し、アンテナフレーム(122)は前記フロントカバー(31)の左右及び前後幅内に位置することを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、圃場に苗を植え付ける植付装置を車体の後部に連結した苗移植機などの作業車両に関するものであり、農業機械の技術分野に属する。
従来の作業車両の一例として苗移植機として、圃場内での農作業を行う農作業車の直進走行作業を容易に行うために、自動操舵装置を備えた農作業車が特開2016−42857号公報に記載されている。
この農作業車は、GPS受信装置を備えて車体の走行方向が認識でき、直進となるように自動制御装置で操縦するようにしている。
特開2016−42857号公報 特開2016−007198号公報
圃場で機体の位置をより正確に認識するためには、GPS受信装置を高い位置に取り付けるフレームを設けることで、受信障害を最低限防止することができ、精度が向上する。
しかしながら、このフレームは、機体の振動によりGPS受信装置の精度を低下させることを考慮していない。
このため、機体の位置が正確に認識されないため、例えば、自動直進機能を備えた農作業車が意図しない方向へ進む問題があった。
また、アンテナフレームやGPS受信装置が作業者の妨げになり作業性の低下や作業者の足等にアンテナフレームが接触し破損する問題があった。
本発明は、上記従来の作業車両のこの様な課題に鑑み、GPS受信装置の受信障害を軽減すると共に、作業性も考慮された作業車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、走行車体(2)のエンジン(10)と、機体を操作する操作部(30)に備える開閉可能なフロントカバー(31)と、位置情報を取得する受信アンテナ(121)と、該受信アンテナ(121)を支持するアンテナフレーム(122)を設けた作業車両において、
前記受信アンテナ(121)と前記アンテナフレーム(122)は、前記エンジン(10)より機体前側で、且つ前記フロントカバー(31)の上方に位置することを特徴とする作業車両とした。
請求項2の発明は、前記アンテナフレーム(121)は前記フロントカバー(31)の左右及び前後幅内に位置することを特徴とする請求項1に記載の作業車両とした。
請求項3の発明は、前記アンテナフレーム(121)を前記操作部(30)から支持する前支柱(117)を前記操作部(30)に複数設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両とした。
請求項4の発明は、前記受信アンテナ(121)の電波状況の表示及び機体の各種設定を操作できるモニター操作パネル(A)を前記アンテナフレーム(122)に設け、前記モニター操作パネル(A)は、前記操作部(30)より上方に位置することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の作業車両とした。
請求項1記載の発明によれば、受信アンテナ(121)をエンジン(10)より機体前側に位置すること、圃場面の凹凸による機体の左右のローリング振動が、受信アンテナ(121)に与える揺れを抑えることができ、受信アンテナ(121)の精度の低下を防止する。
また、受信アンテナ(121)とアンテナフレーム(122)は、エンジン(10)より機体前側で、且つ前記フロントカバー(31)の上方に位置することで作業者がフロアステップ上で作業や、機体への乗降りする時に邪魔にならないので、作業性の低下を防止することができる。
また、請求項2に記載の本発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、機体を前後方向から乗降りする時にアンテナフレーム(122)が邪魔にならないので、作業性の低下を防止することができる。
また、請求項3に記載の本発明によれば、請求項1または2の発明の効果に加えて、フロントカバー(31)から支持することで、フロアステップや機体に取付け部等を設ける必要がない。また、作業者の足元にアンテナフレーム(122)や支持部が無いため、作業性の低下を防止することができる。
また、請求項4に記載の本発明によれば、請求項1から3の何れか1項に記載の発明の効果に加えて、受信アンテナ(121)の電波状況の表示及び機体の各種設定を操作できるモニター操作パネル(A)をアンテナフレーム(122)に設け、モニター操作パネル(A)は、操作部(30)より上方に位置することで、走行中に目線の移動が少なく進行方向から目を背ける量が少ないため、安全性が向上する。
本発明の実施例に係る作業車両の側面図である。 図1に示す作業車両の正面図である。 アンテナフレームの側面図である。 別実施形態の作業車両の側面図である。 別実施形態の作業車両の正面図である。
田植え機1は、作業者が搭乗することのできる走行車体2を備えている。この走行車体2は、左右一対の前輪4と、同様に左右一対の後輪5とを有しており、走行時には各車輪が駆動する四輪駆動車としている。これにより、走行車体2は、圃場や道路を走行することが可能になっている。また、走行車体2の後部には、圃場で作業を行う作業装置として苗植付部昇降機構40によって昇降可能な苗植付部50が配設されている。
この走行車体2は、車体の略中央に配置されたメインフレーム7と、このメインフレーム7の上に搭載されたエンジン10と、エンジン10の動力を駆動輪と苗植付部50とに伝える動力伝達装置15とを備えている。このエンジン10や動力伝達装置15は、圃場や道路を走行するための装置である走行装置8を構成している。また、本実施形態に係るこの作業車両では、動力源であるエンジン10で発生した動力は、走行車体2を前進や後進させるために用いるのみでなく、苗植付部50を駆動させるためにも使用され、ディーゼル機関やガソリン機関等の熱機関が用いられる。
また、エンジン10は、走行車体2の左右方向における略中央で、且つ、作業者が乗車時に足を載せるフロアステップ26よりも上方に突出させた状態で配置されている。また、フロアステップ26は、走行車体2の前部とエンジン10の後部との間に渡って設けられてメインフレーム7上に取り付けられており、その一部が格子状になることにより、靴に付いた泥を圃場に落とせるようになっている。また、このフロアステップ26の後方には、後輪5のフェンダを兼ねたリアステップ27が設けられている。このリアステップ27は、後方に向うに従って上方向に傾斜した傾斜面を有しており、エンジン10の左右それぞれの側方に配置されている。フロアステップ26とリアステップ27の下部には、重量増加で作業者が搭乗していることを検出する乗車センサ14を設けている。
エンジン10は、これらのフロアステップ26とリアステップ27とから上方に突出しており、これらのステップから突出している部分には、エンジン10を覆うエンジンカバー11が配設されている。即ち、エンジンカバー11は、フロアステップ26とリアステップ27とから上方に突出した状態で、エンジン10を覆っている。
また、走行車体2には、エンジンカバー11の上部に、作業者が着席する操縦座席28が設置されており、操縦座席28の前方で、且つ、走行車体2の前側中央部には、操縦部30が配設されている。この操縦部30は、フロアステップ26の床面から上方に突出した状態で配置されており、ハンドルフロアステップ26の前部側を左右に分断している。
操縦部30の前部には、開閉可能なフロントカバー31が設けられている。また、操縦部30の上部には、操作装置を作動させる操作レバー等や計器類、ハンドル32、さらに自動操舵スイッチ13(図示省略)が配設されている。このハンドル32は、作業者が前輪4を操舵操作することにより走行車体2を操舵操作する操舵部材として設けられており、操縦部30内の操作装置等を介して前輪4を転舵させることが可能になっている。また、操作レバーとしては、走行車体2の前後進と走行出力を切替操作する変速操作部材である変速レバー35と、走行車体2の走行速度を、走行する場所に応じた速度に切り替える副走行操作部材である副変速レバー38とが、機体右側と左側に配設されている。
操縦部30は、フロアステップ26に取付爪33bを差し込む下カバー33と上部を覆う上カバー34で構成し、上カバー34の下端周縁34aを内側の曲げ、下カバー33の上端周縁33aに重ねて組み付けることで、繋ぎ部の見栄えをよくしている。
また、フロアステップ26における操縦部30の左右それぞれの側方に位置する部分には、補給用の苗を載せておく予備苗載台65が配置されている。この予備苗載台65は、フロアステップ26の床面から突出した支持軸(鉛直軸)によって回転自在に支持されており、作業者の手、または電動モータ等の回動部材によって回動させることが可能になっている。
また、動力伝達装置15は、エンジン10から伝達される駆動力を変速する変速装置である油圧式無段変速機16と、この油圧式無段変速機16にエンジン10からの動力を伝えるベルト式動力伝達機構17とを有している。このうち、油圧式無段変速機16とは、HST(Hydro Static Transmission)と云われる静油圧式の無段変速装置として構成されている。このため、油圧式無段変速機16は、エンジン10からの動力で駆動する油圧ポンプによって油圧を発生させ、この油圧を油圧モータで機械的な力(回転力)に変換して出力する。これにより、油圧式無段変速機16は、エンジン10で発生する動力を、走行車体2を走行させる力に変換する。
その際に、油圧式無段変速機16は、回転力の方向や回転速度を変更することにより、走行車体2の前後進及び走行速度を変更することが可能になっており、変速レバー35は、この油圧式無段変速機16の出力及び出力方向を変更することによって、走行車体2の前後進及び走行速度を操作することが可能になっている。
この油圧式無段変速機16は、エンジン10よりも前方で、且つ、フロアステップ26の床面よりも下方に配置されており、走行車体2の上面から見て、エンジン10の前方に配置されている。
また、ベルト式動力伝達機構17は、エンジン10の出力軸に取り付けたプーリと、油圧式無段変速機16の入力軸に取り付けたプーリと、双方のプーリに巻き掛けたベルトと、さらに、このベルトの張力を調整するテンションプーリとを備えている。これにより、ベルト式動力伝達機構17は、エンジン10で発生した動力を、ベルトを介して油圧式無段変速機16に伝達可能になっている。
さらに、動力伝達装置15は、ベルト式動力伝達機構17を介して油圧式無段変速機16に伝達され、油圧式無段変速機16で変速したエンジン10からの駆動力を各部に伝達する伝動装置であるミッションケース18を有している。このミッションケース18は、路上走行時や植付時等における走行車体2の作業速度を切り替える副変速機構(図示省略)を内設しており、メインフレーム7の前部に取り付けられている。副変速レバー38は、ミッションケース18内の副変速機構を操作することにより、走行車体2の走行速度を切り替えることが可能になっている。ミッションケース18は、ベルト式動力伝達機構17と油圧式無段変速機16とを介して伝達されたエンジン10からの出力を、当該ミッションケース18内の副変速機構で変速して、前輪4と後輪5への走行用動力と、苗植付部50への駆動用動力とに分けて出力可能になっている。
このうち、走行用動力は、一部が左右の前輪ファイナルケース21を介して前輪4に伝達可能になっており、残りが左右の後輪ギヤケース22を介して後輪5に伝達可能になっている。左右それぞれの前輪ファイナルケース21は、ミッションケース18の左右それぞれの側方に配設されており、左右の前輪4は、車軸を介して左右の前輪ファイナルケース21に連結されている。また、この前輪ファイナルケース21は、ハンドル32の操舵操作に応じて駆動し、前輪4を転舵させることが可能になっている。同様に、左右それぞれの後輪ギヤケース22には、車軸を介して後輪5が連結されている。一方、駆動用動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチ(図示省略)に伝達され、この植付クラッチの係合時に植付伝動軸(図示省略)によって苗植付部50へ伝達される。
また、走行車体2の後部に備えられる苗植付部50を昇降させる苗植付部昇降機構40は、昇降リンク装置41を有しており、苗植付部50は、この昇降リンク装置41を介して走行車体2に取り付けられている。この昇降リンク装置41は、走行車体2の後部と苗植付部50とを連結させる平行リンク機構42を備えている。この平行リンク機構42は、上リンクと下リンクとを有しており、これらのリンクが、メインフレーム7の後部端に立設した背面視門型のリンクベースフレーム43に回動自在に連結され、各リンクの他端側が苗植付部50に回転自在に連結されることにより、苗植付部50を昇降可能に走行車体2に連結している。
また、苗植付部昇降機構40は、油圧によって伸縮する油圧昇降シリンダ44を有しており、油圧昇降シリンダ44の伸縮動作によって、苗植付部50を昇降させることが可能になっている。苗植付部昇降機構40は、その昇降動作によって、苗植付部50を非作業位置まで上昇させたり、対地作業位置(対地植付位置)まで下降させたりすることが可能になっている。
また、苗植付部50は、苗を植え付ける範囲を複数の区画、或いは複数の列で植え付けることができ、田植え機1では、苗を6つの区画で植え付ける、いわゆる6条植の苗植付部50になっている。この苗植付部50は、苗植付装置60と、苗載置台51及びフロート48,49を備えている。このうち、苗載置台51は、走行車体2の後部に複数条の苗を積載する苗載置部材として設けられており、走行車体2の左右方向において仕切られた植付条数分の苗載せ面52を有し、それぞれの苗載せ面52に土付きのマット状苗を載置することが可能になっている。苗載置台51に載置した苗が植え付けられて無くなるたびに、予備苗載台65から予備苗を供給することで、圃場外に用意している苗を取りに戻る必要が無く、連続した作業を行えるので、作業能率が向上する。
また、苗植付装置60は、苗載置台51の下部に配設されており、苗載置台51の前面側に配設される苗植付部50のフレームである植付支持フレーム55によって支持されている。この苗植付装置60は、苗載置台51に載置された苗を苗載置台51から取って圃場に植え付ける装置になっており、植付伝動ケース64と植付体61とを有している。このうち、植付体61は、苗載置台51から苗を取って圃場に植え付けることができるように構成されており、植付伝動ケース64は、植付体61に駆動力を供給することが可能になっている。
詳しくは、植付伝動ケース64は、エンジン10から苗植付部50に伝達された動力を、植付体61に供給可能に構成されており、植付体61は、植付伝動ケース64に対して回転可能に連結されている。また、植付体61は、苗載置台51から苗を取って圃場に植え付ける植込杆62と、植込杆62を回転可能に支持すると共に植付伝動ケース64に対して回転可能に連結されるロータリケース63とを有している。
ロータリケース63は、植付伝動ケース64から伝達された駆動力によって植込杆62を回転させる際に、回転速度を変化させながら回転させることのできる不等速伝動機構(図示省略)を内装している。これにより、植付体61の回転時には、植込杆62は、ロータリケース63に対する回転角度によって回転速度が変化しながら回転をすることができる。
このように構成される苗植付装置60は、2条毎に1つずつ配設されており、即ち、複数の苗植付装置60は、それぞれ植付条が割り当てられている。また、各植付伝動ケース64は、2条分の植付体61を回転可能に備えており、つまり、1つの植付伝動ケース64には、2つのロータリケース63が、機体左右方向の両側に連結されている。田植え機1が有する苗植付装置60は、この植付伝動ケース64を3つ備えており、これにより、6条分の植付体61を備えている。
また、フロート48,49は、走行車体2の移動と共に、圃場面上を滑走して整地するものであり、走行車体2の左右方向における苗植付部50の中央に位置するセンターフロート48と、左右方向における苗植付部50の両側に位置するサイドフロート49とを有している。
また、苗植付部50の下方側の位置における前側には、圃場の整地を行う整地用ロータ67が設けられている。この整地用ロータ67は、後輪ギヤケース22を介して伝達されるエンジン10からの出力によって回転可能に構成されている。
また、苗植付部50の左右両側には、次の植付条に進行方向の目安になる線を形成する線引きマーカ68が備えられている。即ち、線引きマーカ68は、田植え機1が圃場内における直進前進時に、圃場の畦際で転回した後に直進前進する際の目印を圃場上に線引きする。この線引きマーカ68は、マーカモータ69(図示省略)によって作動し、走行車体2が旋回するごとに、左右の線引きマーカ68が入れ替わって作動することができるように構成されている。この左右の線引きマーカ68の入れ替えは、マーカモータ69が接続されるコントローラ150(図示省略)によって行う。即ち、コントローラ150は、走行車体2の旋回時に、左右の線引きマーカ68を交互に作動状態と非作動状態とに切り替えるマーカ切替装置としても設けられている。なお、左右の線引きマーカ68の線引き作用部は、図1及び図2に示す通り、円盤の外周部に複数の突起体を設け、回転自在にロッド部に装着したものとすると、圃場面との接地抵抗により確実に圃場面に線を形成することができ、次の植付作業位置での直進作業が行い易くなり、作業能率が向上する。
また、田植え機1は、GPS(Global Positioning System)によって田植え機1の位置情報を取得するGPS制御装置120を備えており、走行車体2には、GPS制御装置120を構成する受信アンテナ121が配設されている。この受信アンテナ121は、所定の時間的な間隔でGPS座標を取得することにより、地球上での位置情報を所定間隔で取得する位置情報取得装置として設けられている。この受信アンテナ121は、アンテナフレーム122の上部に取り付けられている。
図3は、アンテナフレーム122の側面図である。メインフレーム7の前端からメインフレーム7の後端に機体に受信アンテナ121を備えるための専用のフレームを設け、操作部30と走行座席28の上方を通過する形状とすることで、機体の振動の影響を受けにくいと共に、機体上での作業スペースを確保することができる。
また、操作部30後端部より機体前方及び、走行座席28より機体後方でアンテナフレーム122を固定することで、機体左右方向からの乗降りがしやすいため、作業性の低下を防止することができる。
また、操作部30と走行座席28より機体左右方向内側にアンテナフレーム122を設けることで、機体前後方向の作業経路及びスペースを確保することができ、作業性の低下を防止することができる。
機体前端から立設する前支柱117,117を二股形状に設け、フロントカバー31の開閉が可能な構成とすることで、フロントカバー31内部の制御装置等のメンテナンスやガソリンタンクへの給油作業性低下を防止する。
前支柱117,117の上部にアンテナフレーム122を上下方向に回動する回動部117aを設け、機体後端からリアステップ27の左右中央に立設する後支柱118の上部にアンテナフレーム122と後支柱118を脱着可能にする脱着部122aを設けている。
脱着部122aにより、アンテナフレーム122と後支柱118を取り外し回動部117aによりアンテナフレーム122を下方に回動することで、アンテナフレーム122の高さを低くすることができ、高さの制限がある建屋への収納性向上及び、機体移動中の外部との接触を低減することで、アンテナフレーム122と受信アンテナ121の破損を防止することができる。
また、後支柱118に受け部122b(図3(a))を設けることで、アンテナフレーム122を下方に回動させたときに固定でき、機体後方に備えた作業装置70との接触を防止することができる。
また、アンテナフレーム122を下方に回動するとき、アンテナフレーム122の下端部と機体後方に備えた作業装置70とを接触防止のために一定以上下方への回動を規制させることや、アンテナフレーム122の下部と作業装置70の接触部に衝撃吸収材を設けることとしても良い。
また、前支柱117,117の上部にアンテナフレーム122と前支柱117,117を脱着可能にする脱着部122aを設け、後支柱118の上部にアンテナフレーム122を上下方向に回動する回動部を設けることとしても良い。
また、アンテナフレーム122を回動部119aにより上下に調整することによって受信アンテナ121の高さを変えて受信感度を調整できる。
また、アンテナフレーム122に取り外しが可能な情報処理装置を取付け、受信アンテナ121が取得した機体位置情報に基づき、自動直進することとしても良い。
センターマスコット9に、例えば自動操舵装置を起動したときに点灯するランプを設けると、自動直進モード、下記旋回連動機構モード、苗植付装置60の入・切が目視で確認できるようになる。
センターマスコット9は、二股形状にすることで、ランプの増やすことができ、操作部30にランプを設ける必要がないため、大幅なレイアウトの変更が不要となる。
また、センターマスコット9を、二股形状にすることで、ランプの視認性が向上する。
また、受信アンテナ121は、図4及び図5に示すように、フロントカバー31の直上方に位置するように、走行車体2の操作部30に連結されたアンテナフレーム122が取り付けられる。通常状態におけるアンテナフレーム124の高さは、標準的な一般男性がフロアステップ26上で起立して目線の高さに設定される。
ゆえに、機体の振動を受ける程高さではないため、受信精度の低下を防止することができる。また、般男性がフロアステップ26上で起立して手が届く範囲の高さに受信アンテナ121が設けられているためメンテナンス性にも優れている。
しかし、操縦座席28に座る位置では、受信アンテナ121は視界の妨げにはならない。基本的には、前方を見ながら運転操作するが田植機では苗を植える作業のため、前方と機体下方側に視線が向けられるため、上方側に視線を向けながら作業することは少ない。よって、フロアステップ26上での作業中の妨げにならない。
また、フロントカバー31の左右幅内にアンテナフレーム122を備えている。ゆえに、機体の前側から乗降りする際のスペースが広いため、乗車性が良い。また、フロアステップ26からアンテナフレーム122を支持していなため、フロアステップ26上で作業中に足が引っかかることがないため、安全性が向上する。
また、フロアステップ26上で作業者の頭の上にアンテナフレーム122や受信アンテナ121が位置していないため、接触を回避する姿勢で作業をすることがない。よって、機体平面視で、操作部30(フロントカバー31)内にアンテナフレーム122と受信アンテナ121を収めたことで、作業者との接触が最小限にすることができる。
アンテナフレーム122は操作部30から支持された構成であるが、フロントカバー31から支持される構成としても良い。
フロントカバー31内部には、エンジンが収用されていないためアンテナフレーム122を支持する支持構成品が容易に取り付けることができる。エンジンやエンジンを冷却する冷却装置をフロントカバー31内部に備えていると、アンテナフレーム122の支持構成品を備えるスペースが少なくなるため、強度が低下する恐れがある。また、支持構成品を備えるために、フロントカバー31部を大きくすると機体の前側から乗降りする際の乗車性が低下する恐れもある。よって、フロントカバー31をなるべくコンパクトに構成しつつ、アンテナフレームを支持することで、乗降りしやすく、作業性を低下させないことが可能である。
また、アンテナフレーム122を支持する前支柱117は単品物あるいは、1本で支持した構成でも良い。
また、車輪の回転数を計測する機構(図示省略)を設け、車輪回転数から計算される移動距離と受信アンテナ121により測定される移動距離からリアルタイムでスリップ率を計算し、計算されたスリップ率を機体に搭載されたタブレット端末(図示省略)のマップ上に表示することもできる。
また、苗植付部50の高さを検出するため、昇降リンク装置41のリンク角度を見るポテンショメータ(図示省略)から計算し圃場の深さを測定し、リアルタイムで圃場深さを検出することで、圃場の特性を知ることができる。
また、HSTの圧力を計測できる機構(図示省略)を備えることで、リアルタイムでHST圧力を知ることができ、圃場特性を知ることができる。HST圧力から、圃場の走行負荷が大きいなど知ることができる。
尚、圃場深さやHST圧力もタブレット端末のマップで表示できる。
また、受信アンテナ121の電波状況の表示及び機体の各種設定を操作できるモニター操作パネルAをアンテナフレーム122に設け、モニター操作パネルAは、操作部30より上方に位置することで、運転中の目線の移動が少なく安全性が向上する。
操作パネルAは、植付株間数や植付深さ等の表示や設定を変更することができる。尚、モニター操作パネルAはセンターマスコット9を兼ねる構成としても良い。形状も上方に突出する凸形状とし、線引きマーカが引いたラインに沿って走行しやすい構成になっている。
よって、既存のセンターマスコット9を廃止し集約する構成としても良い。
また、操作部30に備えられている既存のメータパネルも集約し、より運転中に目線が進行方向から逸れることを防止することで、安全性が向上する構成としても良い。
本発明にかかる作業車両は、位置情報を取得する受信アンテナが従来に比べてより正確に機体の位置を認識し、アンテナフレームと受信アンテナが作業者の足等の接触による作業性の低下や破損を防止することで、作業性と安全性を向上させる作業車両として有用である。
2 走行車体
10 エンジン
30 操作部
31 フロントカバー
117 前支柱
121 受信アンテナ
122 アンテナフレーム
A モニター操作パネル

Claims (4)

  1. 走行車体(2)のエンジン(10)と、機体を操作する操作部(30)に備える開閉可能なフロントカバー(31)と、位置情報を取得する受信アンテナ(121)と、該受信アンテナ(121)を支持するアンテナフレーム(122)を設けた作業車両において、
    前記受信アンテナ(121)と前記アンテナフレーム(122)は、前記エンジン(10)より機体前側で、且つ前記フロントカバー(31)の上方に位置することを特徴とする作業車両。
  2. 前記アンテナフレーム(122)は前記フロントカバー(31)の左右及び前後幅内に位置することを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記アンテナフレーム(122)を前記操作部(30)から支持する前支柱(117)を前記操作部(30)に複数設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両。
  4. 前記受信アンテナ(121)の電波状況の表示及び機体の各種設定を操作できるモニター操作パネル(A)を前記アンテナフレーム(122)に設け、前記モニター操作パネル(A)は、前記操作部(30)より上方に位置することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の作業車両。
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