JP2020134264A - 光ファイバ歪み及び温度測定装置並びに光ファイバ歪み及び温度測定方法 - Google Patents

光ファイバ歪み及び温度測定装置並びに光ファイバ歪み及び温度測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】自己遅延ヘテロダイン干渉計を用いたBOTDRにおいて、ASEノイズの影響を低減する。【解決手段】光ファイバ歪み及び温度測定装置は、自己遅延ヘテロダイン干渉により得られた測定信号を平均化して平均化データを生成する平均化処理部と、平均化データに基づいてノイズ信号を生成するノイズ信号生成部と、平均化データからノイズ信号を減算して、ノイズ除去ビート信号を生成する減算処理部と、ノイズ除去ビート信号と局発信号から周波数シフト量を算出するブリルアン周波数シフト算出部とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、ブリルアン散乱光を用いた、光ファイバ歪み及び温度測定装置並びに光ファイバ歪み及び温度測定方法に関する。
光ファイバ通信の発展とともに、光ファイバ自体をセンシング媒体とする分布型光ファイバセンシングが盛んに研究されている。特に、散乱光を利用する光ファイバセンシングは、点ごとに計測する電気センサとは異なり、長距離の分布としてのセンシングが可能であるため、被測定対象全体の物理量を計測することができる。
分布型光ファイバセンシングでは、光ファイバの片端から光パルスを入射し、光ファイバ中で後方散乱された光を時間に対して測定する時間領域リフレクトメトリ(OTDR:Optical Time Domain Reflectometry)が代表的である。光ファイバ中の後方散乱には、レイリー散乱、ブリルアン散乱及びラマン散乱がある。この中で自然ブリルアン散乱を測定するものはBOTDR(Brillouin OTDR)と呼ばれる(例えば、非特許文献1参照)。
ブリルアン散乱は、光ファイバに入射される光パルスの中心周波数に対して、ストークス側及び反ストークス側にGHz程度周波数シフトした位置に観測され、そのスペクトルはブリルアン利得スペクトル(BGS:Brillouin Gain Spectrum)と呼ばれる。BGSの周波数シフト及びスペクトル線幅は、それぞれブリルアン周波数シフト(BFS:Brillouin Frequency Shift)及びブリルアン線幅と呼ばれる。BFS及びブリルアン線幅は、光ファイバの材質および入射光波長によって異なる。例えば、石英系のシングルモード光ファイバの場合、波長1.55μmにおけるBFSの大きさ及びブリルアン線幅は、それぞれ約11GHz及び約30MHzとなることが報告されている。また、非特許文献1からシングルモードファイバ中の歪み、温度の変化に伴うBFSの大きさは波長1.55μmにおいて、それぞれ0.049MHz/με、1.0MHz/℃である。
このように、BFSは歪みと温度に対して依存性を持つ。このため、BOTDRは橋梁やトンネルなどに代表される大型建造物や、地滑りが発生する恐れのある箇所などの監視目的で利用可能であり、注目されている。
BOTDRでは、光ファイバ中で発生する自然ブリルアン散乱光のスペクトル波形を測定するため、別途用意した参照光とのヘテロダイン検波を行うのが一般的である。自然ブリルアン散乱光の強度はレイリー散乱光の強度に比べて2〜3桁小さい。このため、ヘテロダイン検波は最小受光感度を向上させる上でも有用となる。
ここで、自然ブリルアン散乱光は非常に微弱なため、ヘテロダイン検波を適用しても十分な信号雑音比(S/N)を確保できない。その結果、S/N改善のための平均化処理が必要となる。BOTDRを行う従来の光ファイバ歪み測定装置では、時間、振幅及び周波数の3次元の情報を取得しているが、平均化処理とこの3次元情報の取得のため、測定時間の短縮が難しい。
これに対し、光の周波数変化をコヒーレント検波により与えられるビート信号の位相差として測定することにより、時間及び位相の2次元の情報を取得する、自然ブリルアン散乱光を用いた、光ファイバ歪み測定装置及び光ファイバ歪み測定方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6を参照して、光の周波数変化をコヒーレント検波により与えられるビート信号の位相差として測定する、従来の光ファイバ歪み測定装置の基本構成について説明する。図6は、従来の光ファイバ歪み測定装置の模式的なブロック図である。
光ファイバ歪み測定装置は、光源部10、サーキュレータ20、光増幅器30、光バンドパスフィルタ32、自己遅延ヘテロダイン干渉計41及びタイミング制御器90を備えて構成される。
光源部10は、プローブ光を生成する。光源部10は、連続光を生成する光源12と、連続光から光パルスを生成する光パルス発生器14を備えて構成される。
光パルス発生器14は、タイミング制御器90で生成された電気パルスに応じて、連続光から光パルスを生成する。この光パルスが、プローブ光として、光源部10から出力される。
この光源部10から出力されたプローブ光は、サーキュレータ20を経て、被測定光ファイバ100に入射される。
被測定光ファイバ100からの後方散乱光は、サーキュレータ20を経て、光増幅器30に送られる。光増幅器30で増幅された後方散乱光は、光バンドパスフィルタ32に送られる。光バンドパスフィルタ32は、自然ブリルアン散乱光のみを透過する。この自然ブリルアン散乱光は、自己遅延ヘテロダイン干渉計41に送られる。この光バンドパスフィルタ32から出射される自然ブリルアン散乱光の時刻tにおける信号E(t)は、以下の式(1)で表される。
Figure 2020134264
ここで、Aは振幅、η(t)はブリルアン散乱係数、f(t)はブリルアン散乱光の光周波数、φは初期位相を示している。なお、ブリルアン散乱係数η(t)及びブリルアン散乱光の光周波数f(t)は、光ファイバ中での局所的な歪みや温度変化により変化するため、時間tの関数としている。
自己遅延ヘテロダイン干渉計41は、分岐部42、光周波数シフタ部43、遅延部48、合波部50、コヒーレント検波部60、局発電気信号源83及びBFS取得部70を備えて構成される。
局発電気信号源83は、周波数fAOMの電気信号を生成する。
分岐部42は、プローブ光により被測定光ファイバ100で発生する後方ブリルアン散乱光を、光バンドパスフィルタ32を経て受け取り、第1光路及び第2光路に2分岐する。
光周波数シフタ部43は、第1光路に設けられている。光周波数シフタ部43は、局発電気信号源83で生成された周波数fAOMの電気信号を用いて、第1光路を伝播する光に対して、周波数fAOMの周波数シフトを与える。また、第2光路に遅延部48が設けられている。遅延部48は、第2光路を伝播する光に時間τの遅延を与える。
合波部50は、第1光路及び第2光路を伝播する光を合波して合波光を生成する。合波部50に入射される、第1光路を伝播する光信号E(t)及び第2光路を伝播する光信号E(t−τ)は、それぞれ、以下の式(2)及び(3)で表される。
Figure 2020134264
ここで、A及びAは、それぞれE(t)及びE(t−τ)の振幅であり、φ及びφは、それぞれE(t)及びE(t−τ)の初期位相である。
コヒーレント検波部60は、合波光をヘテロダイン検波してビート信号を生成する。コヒーレント検波部60は、例えば、バランス型フォトダイオード(PD)62、FET増幅器64及びアナログ−ディジタル変換器(A/D)66を備えて構成される。ヘテロダイン検波により与えられるビート信号I12は、以下の式(4)で表される。
Figure 2020134264
コヒーレント検波部60で生成されたビート信号I12は測定信号としてBFS取得部70に送られる。また、局発電気信号源83で生成された電気信号は局発信号としてBFS取得部70に送られる。BFS取得部70は、ミキサ72、ローパスフィルタ(LPF)74及びBFS算出手段76を備えて構成されている。
ミキサ72は、測定信号と、局発信号とをホモダイン検波して、ホモダイン信号を生成する。局発電気信号源83で生成された電気信号IAOMを以下の式(5)で表す。
Figure 2020134264
ミキサ72で生成されたホモダイン信号は、上式(4)及び(5)を乗算して得られる、以下の式(6)で表される。
Figure 2020134264
上式(6)中の和周波成分をLPF74で除去すると、以下の式(7)で表される信号が得られる。
Figure 2020134264
上式(7)のφ−φ−φAOMと、遅延時間τは一定であるため、ブリルアン周波数f(t)の変化のみが出力強度の差として出力される。
ブリルアン周波数f(t)は、光源12の発振周波数の揺らぎと被測定光ファイバ100の歪みの2つの要因によって変化する。しかし、光源12として周波数安定化狭線幅光源を用いることで、被測定光ファイバ100の歪みによる影響が支配的となる。
図7(A)及び(B)は、ブリルアンシフトとビート信号の位相変化を示す模式図である。図7(A)は、横軸に時間tを取って示し、縦軸に周波数を取って示している。また、図7(B)は、横軸に時間tを取って示し、縦軸に電圧を取って示している。
この横軸の時間は、ブリルアン散乱が起こった場所を示している。すなわち、プローブ光が出射された時間に対して、時間t経過後に後方ブリルアン散乱光が入射された場合、被測定光ファイバ内の光の伝播速度をvとすると、被測定光ファイバの入射端からvt/2の位置で後方ブリルアン散乱が生じたことになる。
図7(A)及び(B)では、時刻tからtまでの時間Tに対応する区間において、周波数シフトが生じた例を示している。このとき、自己遅延ヘテロダイン干渉計で遅延時間τが与えられているため、位相変化はtからt+τまでの間に変化し、時刻tからt+τまでの間に元の状態に戻る。すなわち、光ファイバ歪み測定装置で位相差を測定するには、T≧τの関係を満たす必要があり、測定可能な時間分解能(すなわち、空間分解能)がτによって定まる。
一方、特許文献1に記載の技術では、上式(7)から分かるように、位相シフト量を検出するため、検出範囲は0〜πで与えられる。また、位相シフト量からBFSへの変換は遅延時間τに依存する。このように、測定可能な周波数範囲(検出範囲)もτの大きさで定まる。
すなわち、τが大きくなると、検出範囲が小さくなるが、空間分解能は大きくなる。一方、τが小さくなると、空間分解能は小さくなるが、検出範囲が大きくなる。このように、遅延時間と検出範囲の間にトレードオフの関係がある。
図8は、遅延時間と測定可能周波数の関係を示す図である。ここでは、位相変化の最小検出感度をπ/1000、最大値をπとしている。遅延時間τを1nsとすると、周波数測定範囲は1MHz〜500MHzとなる。1nsの遅延時間τは20cmの空間分解能に対応し、1MHz〜500MHzの検出範囲は0.002〜1%の光ファイバの歪みに相当する。これらの値は、光ファイバの歪み測定として、十分な空間分解能及び測定精度を満足している。
この特許文献1に開示されている光ファイバ歪み測定装置及び光ファイバ歪み測定方法によれば、自己遅延ヘテロダイン型のBOTDR(SDH−BOTDR:Self−Delayed Heterodyne BOTDR)の技術を用いて、光の周波数変化をコヒーレント検波により与えられるビート信号の位相差として測定することにより、時間及び位相の2次元の情報を取得する。このSDH−BOTDRでは、周波数掃引を必要としないため、3次元の情報の取得が必要な従来技術に比べて、測定時間が短縮される。
特開2016−191659号公報
T.Kurashima et al.,"Brillouin Optical−fiber time domain reflectometry",IEICE Trans. Commun., vol.E76−B, no.4, pp.382−390 (1993)
ここで、上述の従来例において、光増幅器30として、例えば、エルビウムドープ光ファイバ増幅器(EDFA:Erbium Doped Fiber Amplifier)が用いられる。EDFAの出力には、EDFA自身が発生させる自然放出光(ASE:Amprified Spontaneous Emission)のノイズ(以下、ASEノイズとも称する。)が含まれる。
このASEノイズは、白色雑音(ランダムノイズ)である。ASEノイズが自己遅延ヘテロダイン干渉計41を通ってもランダムノイズのままであり、BFS算出手段76において平均化することにより、近似的に0となることが期待される。
しかし、実際には、ASEノイズによって、光周波数シフタ部43で与えられる周波数シフトfAOMと同じ周波数の微弱なノイズが発生してしまう。このノイズは、ブリルアン散乱光によって得られるビート信号と同じ周波数を持つため、フィルタによって除去することは不可能である。
被測定光ファイバ100のサーキュレータ20に接続される近端付近で発生する後方散乱光と比べて、近端とは反対側の遠端付近で発生する後方散乱光は、信号レベルが小さくなる。このため、被測定光ファイバ100の長さが長くなると、遠端に対応する信号レベルに対してASEノイズの影響が無視できなくなる可能性がある。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものである。この発明の目的は、自己遅延ヘテロダイン干渉計を用いたBOTDRにおいて、ASEノイズの影響を低減することが可能な、光ファイバ歪み及び温度測定装置並びに光ファイバ歪み及び温度測定方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の光ファイバ歪み及び温度測定装置は、光源部と、分岐部と、光周波数シフタ部と、遅延部と、合波部と、コヒーレント検波部と、電気信号生成部と、ブリルアン周波数シフト(BFS)取得部とを備えて構成される。
光源部は、プローブ光を生成する。分岐部は、プローブ光により測定対象となる光ファイバで発生する後方ブリルアン散乱光を、第1光路及び第2光路に2分岐する。光周波数シフタ部は、第1光路及び第2光路のいずれか一方に設けられていて、ビート周波数の周波数シフトを与える。遅延部は、第1光路及び第2光路のいずれか一方に設けられている。合波部は、第1光路及び第2光路を伝播する光を合波して合波光を生成する。コヒーレント検波部は、合波光をヘテロダイン検波して差周波を測定信号として出力する。電気信号生成部は、測定信号と同じ周波数を持つ局発信号を生成する。BFS取得部は、測定信号と局発信号とをホモダイン検波して、周波数シフト量を取得する。
BFS取得部は、測定信号を平均化して平均化データを生成する平均化処理部と、平均化データに基づいてノイズ信号を生成するノイズ信号生成部と、平均化データからノイズ信号を減算して、ノイズ除去ビート信号を生成する減算処理部と、ノイズ除去ビート信号と局発信号から周波数シフト量を算出するBFS算出部とを備える。
上述した光ファイバ歪み及び温度測定装置の好適な実施形態では、ノイズ信号生成部は、予め、光源部がプローブ光を生成しない状態で測定された平均化データから、ノイズ信号を得る。また、上述した光ファイバ歪み及び温度測定装置の他の好適な実施形態では、ノイズ信号生成部は、平均化データのうち、光ファイバが無い区間での平均化データからノイズデータを取得し、ノイズデータから、ASEノイズの初期位相及び振幅を算出し、初期位相及び振幅を用いて、ノイズ信号を得る。
また、この発明の光ファイバ歪み及び温度測定方法は、以下の過程を備えて構成される。先ず、プローブ光を生成する。次に、プローブ光により測定対象となる光ファイバで発生する後方ブリルアン散乱光を、第1光路及び第2光路に2分岐する。次に、第1光路及び第2光路のいずれか一方を伝播する光に、ビート周波数の周波数シフトを与える。また、第1光路及び第2光路のいずれか一方を伝搬する光に遅延を与える。次に、第1光路及び第2光路を伝播する光を合波して合波光を生成する。次に、合波光をヘテロダイン検波して差周波を測定信号として出力する。次に、測定信号と同じ周波数を持つ局発信号を生成する。次に、測定信号と局発信号とをホモダイン検波して、周波数シフト量を取得する。
周波数シフト量を取得する過程は、さらに、以下の過程を備えて構成される。先ず、測定信号を平均化して平均化データを生成する。次に、平均化データに基づいてノイズ信号を生成する。次に、平均化データからノイズ信号を減算して、ノイズ除去ビート信号を生成する。次に、ノイズ除去ビート信号と局発信号から周波数シフト量を算出する。
上述した光ファイバ歪み及び温度測定方法の好適な実施形態では、ノイズ信号を生成する過程において、予め、プローブ光を生成しない状態で測定された平均化データから、ノイズ信号を得る。また、上述した光ファイバ歪み及び温度測定方法の他の好適な実施形態では、ノイズ信号を生成する過程は、さらに以下の過程を備える。平均化データのうち、光ファイバが無い区間での平均化データからノイズデータを取得する。そして、ノイズデータから、ASEノイズの初期位相及び振幅を算出する。初期位相及び振幅を用いて、ノイズ信号を得る。
この発明の、光ファイバ歪み及び温度測定装置並びに光ファイバ歪み及び温度測定方法によれば、後方散乱光が無い状態で得られたノイズ信号を、測定信号から減算することにより、ASEノイズの影響を低減することができる。
測定装置の構成例を示す模式的なブロック図である。 ノイズ処理方法を説明するための演算フローを示す図である。 静的処理及び動的処理を説明するための模式図である。 ノイズ発生の原理を説明するための模式図である。 ノイズ処理の効果を示す図である。 従来の光ファイバ歪み測定装置の模式的なブロック図である。 ブリルアンシフトとビート信号の位相変化を示す模式図である。 遅延時間と測定可能周波数の関係を示す図である。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各図は、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(構成例)
図1を参照して、この発明の、光ファイバ歪み及び温度測定装置を説明する。図1は、この発明の、光ファイバ歪み及び温度測定装置(以下、単に測定装置とも称する。)の構成例を示す模式的なブロック図である。
測定装置は、光源部10、サーキュレータ20、光増幅器30、光バンドパスフィルタ32、自己遅延ヘテロダイン干渉計41及びタイミング制御器90を備えて構成される。
光源部10は、プローブ光を生成する。光源部10は、連続光を生成する光源12と、連続光から光パルスを生成する光パルス発生器14を備えて構成される。
ここで、この測定装置は、周波数変化に応じた位相差を測定する。このため、光源12の周波数揺らぎ及び周波数スペクトル線幅(以下、単に線幅とも称する。)は、ブリルアンシフトよりも十分に小さくなければならない。そこで、光源12として周波数安定化狭線幅光源が用いられる。例えば、測定対象となる光ファイバ(以下、被測定光ファイバとも称する。)100の歪みを0.008%としたとき、ブリルアンシフトは4MHzに相当する。このため、0.008%程度の歪みを測定するには、光源12の周波数揺らぎ及び線幅は4MHzより十分に小さく、数10kHz以下であることが望ましい。なお、周波数揺らぎ及び線幅が10kHz程度若しくはそれ以下の狭線幅レーザが、既製品として一般に入手可能である。
光パルス発生器14は、任意好適な従来周知の、音響光学(AO:Acoust Optical)変調器又は電気光学(EO:Electric Optical)変調器を用いて構成される。光パルス発生器14は、タイミング制御器90で生成された電気パルスに応じて、連続光から光パルスを生成する。この光パルスの繰り返し周期は、被測定光ファイバ100を光パルスが往復するのに要する時間よりも長く設定される。この光パルスが、プローブ光として、光源部10から出力される。
この光源部10から出力されたプローブ光は、サーキュレータ20を経て、被測定光ファイバ100に入射される。なお、サーキュレータ20に換えて、光カプラを用いても良い。
被測定光ファイバ100からの後方散乱光は、サーキュレータ20を経て、例えば、エルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA)などで構成される光増幅器30に送られる。光増幅器30で増幅された後方散乱光は、光バンドパスフィルタ32に送られる。
光バンドパスフィルタ32は、10GHz程度の透過帯域を有しており、後方散乱光のうち、自然ブリルアン散乱光の成分を含む光を透過させる。光バンドパスフィルタ32は、例えば、ファイバブラッググレーティング(FBG)を用いた光フィルタを含んで構成される。光バンドパスフィルタ32が所望の透過特性を奏するように、光フィルタを多段に設けてもよい。
光バンドバスフィルタ32から出力される光は、自己遅延ヘテロダイン干渉計41に送られる。この光バンドパスフィルタ32から出力される光に含まれる自然ブリルアン散乱光の時刻tにおける信号E(t)は、上式(1)で表される。
ここで、Aは振幅、η(t)はブリルアン散乱係数、f(t)はブリルアン散乱光の光周波数、φは初期位相を示している。なお、ブリルアン散乱係数η(t)及びブリルアン散乱光の光周波数f(t)は、光ファイバ中での局所的な歪みや温度変化により変化するため、時間tの関数としている。
自己遅延ヘテロダイン干渉計41は、分岐部42、光周波数シフタ部43、遅延部48、合波部50、コヒーレント検波部60、電気信号生成部としての局発電気信号源83及びBFS取得部71を備えて構成される。
局発電気信号源83は、周波数fAOMの電気信号を生成する。
分岐部42は、プローブ光により被測定光ファイバ100で発生する後方ブリルアン散乱光を、光バンドパスフィルタ32を経て受け取り、第1光路及び第2光路に2分岐する。
光周波数シフタ部43は、この構成例では、第1光路に設けられている。光周波数シフタ部43は、局発電気信号源83で生成された周波数fAOMの電気信号を用いて、第1光路を伝播する光に対して、周波数fAOMの周波数シフトを与える。
また、この構成例では、第2光路に遅延部48が設けられている。遅延部48は、第2光路を伝播する光に時間τの遅延を与える。
合波部50は、第1光路及び第2光路を伝播する光を合波して合波光を生成する。合波部50に入射される、第1光路を伝播する光信号E(t)及び第2光路を伝播する光信号E(t−τ)は、それぞれ、上式(2)及び(3)で表される。
コヒーレント検波部60は、合波光をヘテロダイン検波してビート信号を生成する。コヒーレント検波部60は、例えば、バランス型フォトダイオード(PD)62、FET増幅器64及びA/D66を備えて構成される。ヘテロダイン検波により与えられるビート信号I12は、上式(4)で表される。
コヒーレント検波部60で生成されたビート信号I12は、測定信号としてBFS取得部71に送られる。また、局発電気信号源83で生成された電気信号は局発信号としてBFS取得部71に送られる。
BFS取得部71は、平均化処理部180、ノイズ信号生成部182、減算処理部184、BFS算出部170を備えて構成される。BFS取得部71は、ノイズ除去を施した後、BFS波形を算出する。
このBFS取得部71は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)で構成できる。また、ソフトウェアを実行することにより、BFS取得部71を実現する構成にしても良い。なお、各処理の内容を記憶する記憶手段については、任意好適な従来公知の構成にできるので、ここでは説明を省略する。
図2及び図3を参照して、BFS取得部71での動作を説明する。図2は、ノイズ処理方法を説明するための演算フローを示す図である。図2(A)は静的処理を示し、図2(B)は動的処理を示す。図3は、静的処理及び動的処理を説明するための模式図である。図3(A)及び(B)は、横軸に被測定光ファイバ100の入力端からの距離[単位:m]を取って示し、縦軸にビート信号の強度[a.u.]を取って示している。
BFS取得部71に送られた信号は、平均化処理部180で、M回分(Mは2以上の整数)の平均化が行われる(S21)。この平均化の回数は、タイミング制御器90で生成される電気パルスの数に対応する。平均化の回数Mは、任意好適な数に設定されるが、例えば、被測定光ファイバ100の長さが5kmの場合、4000回程度にすることができる。
ノイズ信号生成部182は、平均化処理部180で得られた平均化データに基づいてノイズ信号を生成する。ノイズ信号の生成処理には、静的処理と動的処理の2通りの処理手法がある。
先ず、静的処理について説明する。静的処理では、歪みや温度の測定前に、ノイズ信号を予め取得する(S15)。ノイズ信号は、プローブ光を生成しない状態で、すなわち、後方散乱光が光増幅器30に入力されない状態での平均化データから生成される。この場合、BFS取得部71に送られる信号は、測定信号を含まずEDFAで構成されるASEノイズ(図3(A)参照)のみとなる。このASEノイズは、信号レベルが低い。このため、平均化データをさらにN回(Nは2以上の整数)、すなわちM×N回平均して、ノイズ信号を得る。ノイズ信号を得るための平均化の回数Nは、任意好適な数に設定されるが、例えば、被測定光ファイバ100の長さが5kmの場合、4回以上にすることができる。
次に、動的処理について説明する。動的処理では、歪みや温度の測定中に、ノイズ信号を取得することができる。ノイズ信号は、後方散乱光が光増幅器30に入力されている状態での、光ファイバが無い区間に対応する平均化データから取得される。
光ファイバが無い区間では、BFS取得部71に送られる信号は、EDFAで構成されるASEノイズ(図3(B)参照)のみとなる。このASEノイズは、信号レベルが低いため、光ファイバが無い区間での平均化データをさらにN回(Nは2以上の整数)平均してノイズデータを得る(S31)。ノイズデータから、ASEノイズの初期位相と振幅を算出する(S33)。その後、算出した初期位相と振幅を用いて、ノイズ信号を生成する(S35)。
減算処理部184は、平均化データから、静的処理(S15)又は動的処理(S31〜S35)で生成されたノイズ信号を減算してノイズ除去ビート信号を得る(S41)。ノイズ除去ビート信号は、BFS算出部170に送られる。
BFS算出部170は、ミキサ172、LPF174及びBFS算出手段176を備えて構成されている。
ミキサ172は、ノイズ除去ビート信号と局発信号とをホモダイン検波して、ホモダイン信号を生成する。局発電気信号源83で生成された局発信号IAOMを上式(5)で表す。
ミキサ172で生成されたホモダイン信号は、上式(4)及び(5)を乗算して得られる、上式(6)で表される。
上式(6)中の和周波成分をLPF174で除去すると、上式(7)で表される信号が得られる。
BFS算出手段176は、LPF174の出力強度から、BFSを算出してBFS波形を取得する(S43)。BFS波形を取得した後は、従来公知の方法で、歪み又は温度を取得する。
(本発明の原理)
図4を参照して、本発明の原理の概略を説明する。図4は、本発明の原理を説明するための模式図である。図4(A)は、光増幅器30の出力を示す模式図であり、図4(B)は光バンドパスフィルタ32の出力を示す模式図であり、図4(C)は、自然ブリルアン散乱光に対する自己遅延干渉を示す模式図であり、図4(D)は、ASEノイズに対する自己遅延干渉を示す模式図である。
光増幅器30の出力には、自然ブリルアン散乱光とASEノイズが含まれている(図4(A))。光増幅器30の出力は、光バンドパスフィルタ32に送られる。
光バンドパスフィルタ32は、10GHz程度の透過帯域を有しており、後方散乱光のうち、自然ブリルアン散乱光の成分を含む光を透過させる(図4(B))。光バンドバスフィルタ32から出力される光は、自己遅延ヘテロダイン干渉計41に送られる。
自己遅延ヘテロダイン干渉計41に送られた光は2分岐される。例えば、2分岐された一方には、周波数fAOMとして200MHzの周波数シフトが与えられ、2分岐された他方には、時間τとして1nsecの遅延が与えられた後、合波される。合波により得られた合波光をヘテロダイン検波すると、自然ブリルアン散乱光に由来する成分から200MHzのビート信号が生成される(図4(C))。
一方、自己遅延ヘテロダイン干渉計41に送られた光に含まれるASEノイズは、本来ランダムノイズである。このため、2分岐された一方に、周波数fAOMとして200MHzの周波数シフトを与え、2分岐された他方に、時間τとして1nsecの遅延を与えた後、合波されると、近似的に0になることが期待される。
しかし、実際には、ランダムノイズであるASEノイズは、光バンドパスフィルタ32を透過する際に、帯域が制限される。これにより、光バンドパスフィルタ32から出力される光に含まれる周期的成分の割合が、やや大きくなる。この結果、ビート信号には、ASEノイズに起因する、微弱な200MHzのノイズ信号が含まれる(図4(D))。このASEノイズに起因する200MHzのノイズも位相シフトとして検出してしまうため、測定されるBFSは、自然ブリルアン散乱光による値から異なる。
本発明は、このASEノイズの影響を取り除くものである。
図5を参照して、本発明の効果を説明する。図5は、本発明の効果を説明するための模式図である。図5(A)〜(E)は、被測定光ファイバ100の入力端からの位置に対するBFSの値を示している。図5(A)〜(E)は、横軸に、被測定光ファイバ100の入力側からの位置を取って示し、縦軸にBFSの値を取って示している。
図5(A)〜(C)は、測定開始時の測定結果を示し、図5(D)及び(E)は、測定開始後30分ほど経過した時点での測定結果を示している。図5(A)は、ASEノイズの減算を行わない場合の結果を示し、図5(B)及び(D)は、静的処理を行った場合の結果を示し、図5(C)及び(E)は、動的処理を行った場合の結果を示している。
特に、被測定光ファイバの距離が長くなるなど信号レベルが小さくなると、測定されるBFSに与える200MHzノイズの影響が大きくなる。この結果、測定開始時において、被測定光ファイバの位置に対するBFSの値は傾きを持つ(図5(A)参照)。また、この傾きは、自然ブリルアン散乱光に由来する信号とASEノイズに由来するノイズの比(S/N)と、信号とノイズの位相関係により定まる。
ここで、上述の静的処理により得られたノイズ信号を減算することにより、被測定光ファイバの位置に対するBFSの値は傾きがなくなる(図5(B)参照)。同様に、上述の動的処理により得られたノイズ信号を減算することにより、被測定光ファイバの位置に対するBFSの値は傾きがなくなる(図5(C)参照)。
なお、測定開始後、時間が経過すると、装置内の温度の揺らぎなどにより、光源の周波数が揺らぐ場合がある。この場合、信号とノイズの位相関係が変わるため、静的処理では、測定開始後約30分で、被測定光ファイバの位置に対するBFSの値は傾きがわずかにみられる(図3(D)参照)。
一方、動的処理では、測定開始後約30分でも、被測定光ファイバの位置に対するBFSの値は傾きが除去される(図5(E)参照)。
このように、この発明の光ファイバ歪み及び温度測定装置並びに光ファイバ歪み及び温度測定方法によれば、ASEノイズの影響を低減することができる。特に、動的処理を行えば、装置内の温度の揺らぎなどにより、光源の周波数が揺らぐ場合であっても、ASEノイズの影響が低減される。
ここでは、自己遅延ヘテロダイン型のBOTDRの例を説明したが、これに限定されない。光源で生成される参照光と自然ブリルアン散乱光とを干渉させるBOTDRにも、本発明は適用可能である。また、ブリルアン散乱に限らず、光ファイバ中で後方散乱される光を測定するOTDRにも適用可能である。
10 光源部
20 サーキュレータ
30 光増幅器
32 光バンドパスフィルタ
41 自己遅延ヘテロダイン干渉計
42 分岐部
43 光周波数シフタ部
48 遅延部
50 合波部
60 コヒーレント検波部
62 バランス型PD
64 FET増幅器
66 A/D
70、71 BFS取得部
72、172 ミキサ
74、174 ローパスフィルタ(LPF)
76、176 BFS算出手段
83 局発電気信号源
90 タイミング制御器
170 BFS算出部
180 平均化処理部
182 ノイズ信号生成部
184 演算処理部

Claims (6)

  1. プローブ光を生成する光源部と、
    前記プローブ光により測定対象となる光ファイバで発生する後方ブリルアン散乱光を、第1光路及び第2光路に2分岐する分岐部と、
    前記第1光路及び前記第2光路のいずれか一方に設けられた、ビート周波数の周波数シフトを与える光周波数シフタ部と、
    前記第1光路及び前記第2光路のいずれか一方に設けられた遅延部と、
    前記第1光路及び前記第2光路を伝播する光を合波して合波光を生成する合波部と、
    前記合波光をヘテロダイン検波して差周波を測定信号として出力するコヒーレント検波部と、
    前記測定信号と同じ周波数を持つ局発信号を生成する電気信号生成部と、
    前記測定信号と前記局発信号とをホモダイン検波して、周波数シフト量を取得するブリルアン周波数シフト取得部と
    を備え、
    前記ブリルアン周波数シフト取得部は、
    前記測定信号を平均化して平均化データを生成する平均化処理部と、
    前記平均化データに基づいてノイズ信号を生成するノイズ信号生成部と、
    前記平均化データから前記ノイズ信号を減算して、ノイズ除去ビート信号を生成する減算処理部と、
    前記ノイズ除去ビート信号と前記局発信号から前記周波数シフト量を算出するブリルアン周波数シフト算出部と
    を備えることを特徴とする光ファイバ歪み及び温度測定装置。
  2. 前記ノイズ信号生成部は、
    予め、前記光源部が前記プローブ光を生成しない状態で測定された前記平均化データから、前記ノイズ信号を得る
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ歪み及び温度測定装置。
  3. 前記ノイズ信号生成部は、
    前記平均化データのうち、光ファイバが無い区間での平均化データからノイズデータを取得し、
    前記ノイズデータから、ASEノイズの初期位相及び振幅を算出し、
    前記初期位相及び前記振幅を用いて、前記ノイズ信号を得る
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ歪み及び温度測定装置。
  4. プローブ光を生成する過程と、
    前記プローブ光により測定対象となる光ファイバで発生する後方ブリルアン散乱光を、第1光路及び第2光路に2分岐する過程と、
    前記第1光路及び前記第2光路のいずれか一方を伝播する光に、ビート周波数の周波数シフトを与える過程と、
    前記第1光路及び前記第2光路のいずれか一方を伝搬する光に遅延を与える過程と、
    前記第1光路及び前記第2光路を伝播する光を合波して合波光を生成する過程と、
    前記合波光をヘテロダイン検波して差周波を測定信号として出力する過程と、
    前記測定信号と同じ周波数を持つ局発信号を生成する過程と、
    前記測定信号と前記局発信号とをホモダイン検波して、周波数シフト量を取得する過程と
    を備え、
    前記周波数シフト量を取得する過程は、
    前記測定信号を平均化して平均化データを生成する過程と、
    前記平均化データに基づいてノイズ信号を生成する過程と、
    前記平均化データから前記ノイズ信号を減算して、ノイズ除去ビート信号を生成する過程と、
    前記ノイズ除去ビート信号と前記局発信号から前記周波数シフト量を算出する過程と
    を備えることを特徴とする光ファイバ歪み及び温度測定方法。
  5. 前記ノイズ信号を生成する過程では、
    予め、前記プローブ光を生成しない状態で測定された前記平均化データから、前記ノイズ信号を得る
    ことを特徴とする請求項4に記載の光ファイバ歪み及び温度測定方法。
  6. 前記ノイズ信号を生成する過程は、さらに、
    前記平均化データのうち、光ファイバが無い区間での平均化データからノイズデータを取得する過程と、
    前記ノイズデータから、ASEノイズの初期位相及び振幅を算出する過程と、
    前記初期位相及び前記振幅を用いて、前記ノイズ信号を得る過程と
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の光ファイバ歪み及び温度測定方法。
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