JP2020133509A - 排気マニホールド - Google Patents

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大智 澁谷
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Abstract

【課題】排気系構造のコンパクト化を図る。【解決手段】エンジン10から排出される排気を導入する第1導入口31Bと、第1導入口31Bから延びると共に、第1導入口31Bから取り込んだ排気を流通させる第1通路部31,32,33と、第1通路部31,32,33の出口部に設けられて、第1通路部31,32,33から他の排気系装置60に排気を導出する第1導出口33Bと、他の排気系装置60を流れた排気を導入する第2導入口36Bと、第2導入口36Bから延びると共に、第2導入口36Bから取り込んだ排気を流通させる第2通路部35,36,37と、第2通路部35,36,37の出口部に設けられて、第2通路部35,36,37を流れた排気を導出する第2導出口37Bと、排気が他の排気系装置60を迂回するように第1通路部32と第2通路部36とを接続するバイパス通路部38とを備えた。【選択図】図2

Description

本開示は、排気マニホールドに関し、特に、過給機を備えるエンジンの排気マニホールドに関する。
従来、エンジンの高出力化を図る技術として、排気により駆動するタービン及び、該タービンと同軸に設けられて吸気を圧送するコンプレッサを備える過給機が広く用いられている。例えば、特許文献1には、排気マニホールドの側部に、高圧段過給機及び、低圧段過給機を鉛直方向の上下に配置して取り付けた二段過給システムが開示されている。
特開2012−12988号公報
一般に、エンジンに取り付けられる排気マニホールドや過給機等の排気系装置は、エンジンルーム内のスペース上の制約や搭載性向上の観点から、これらのコンパクト化を図ることが望まれる。
上記特許文献1記載の構造では、排気マニホールドや、高圧段過給機及び低圧段過給機の各ハウジングをそれぞれ別体に構成している。このため、これら高圧段過給機や低圧段過給機を含めた排気系構造が全体的に大きくなり、周辺部品との干渉や搭載性の悪化を招く可能性がある。
本開示の技術は、排気系構造のコンパクト化を図ることができる排気マニホールドを提供することを目的とする。
本開示の技術は、エンジンから排出される排気を導入する第1導入口と、前記第1導入口から延びると共に、該第1導入口から取り込んだ排気を流通させる第1通路部と、前記第1通路部の出口部に設けられて、該第1通路部から他の排気系装置に排気を導出する第1導出口と、前記他の排気系装置を流れた排気を導入する第2導入口と、前記第2導入口から延びると共に、該第2導入口から取り込んだ排気を流通させる第2通路部と、前記第2通路部の出口部に設けられて、該第2通路部を流れた排気を導出する第2導出口と、排気が前記他の排気系装置を迂回するように前記第1通路部と前記第2通路部とを接続するバイパス通路部とを備えることを特徴とする。
また、前記第1導出口及び、前記第2導入口が、前記他の排気系装置を取り付けるフランジ部に設けられており、前記第1通路部が、前記第1導入口から前記第1導出口に向けて前記エンジンとは反対側に横方向に延設されており、前記第2通路部の少なくとも一部が、前記第2導入口から前記エンジン側に斜めに延設されており、前記バイパス通路部が、前記第1通路部から前記第2通路部に向けて斜めに延設されていることが好ましい。
また、前記バイパス通路部に、該バイパス通路部の流路を開閉可能なバルブが設けられており、該バルブを作動させるアクチュエータが前記バイパス通路部よりも前記エンジン側に配されていることが好ましい。
また、前記第2通路部に過給機のタービンが配されており、該タービンを収容するタービンハウジングが一体に設けられていることが好ましい。
前記他の排気系装置が、前記第1導出口から取り込んだ排気で回転駆動する高圧段タービンを有する高圧段過給機であり、前記第2通路部に設けられた前記タービンが低圧段過給機の低圧段タービンであることが好ましい。
本開示の技術によれば、排気系構造のコンパクト化を図ることができる。
本実施形態に係るエンジンの吸気系及び、排気系を示す模式的な全体構成図である。 本実施形態に係る排気マニホールドを示す模式的な斜視図である。 本実施形態に係る排気マニホールドの固定フランジ部に高圧段タービンハウジングが取り付けられた状態を排気集合部の長手方向から視た模式的な側面図である。
以下、添付図面に基づいて、本実施形態に係る排気マニホールドを説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[全体構成]
図1は、本実施形態に係るエンジン10の吸気系及び、排気系を示す模式的な全体構成図である。
エンジン10は、主としてシリンダブロック及び、シリンダブロックの上部に設けられるシリンダヘッドCH等を含むエンジン本体部11を備えている。シリンダブロックには、燃焼室を区画する複数のシリンダCがエンジン10の長手方向に直列に設けられている。シリンダヘッドCHには、シリンダC内に吸気を導入する吸気ポート12及び、シリンダCから排気を導出する排気ポート13が設けられている。なお、エンジン10は、図示例の直列多気筒エンジンに限定されず、単気筒エンジンであってもよい。また、エンジン10は、V型エンジン或は水平対向型エンジン等であってもよい。
シリンダヘッドCHの吸気側の側部には、各吸気ポート12に吸気を分配する吸気マニホールド20が設けられている。吸気マニホールド20には、吸気上流側から順に、エアクリーナ21、第1吸気管22、低圧段過給機40の低圧段コンプレッサハウジング45、第2吸気管23、高圧段過給機60の高圧段コンプレッサハウジング80、第3吸気管24が接続されている。第3吸気管24には、吸気を冷却するインタークーラ25が設けられている。
シリンダヘッドCHの排気側の側部には、排気マニホールド30が設けられている。排気マニホールド30は、各排気ポート13の出口部に接続された複数の排気導入通路部31(第1通路部の一部)と、排気導入通路部31がそれぞれ合流する排気集合部32(第1通路部の一部)と、排気集合部32から排気を導出する排気導出通路部33(第1通路部の一部)とを備えている。また、排気マニホールド30には、低圧段過給機40の低圧段タービンハウジング34が一体に設けられている。
低圧段過給機40は、低圧段タービン41と、低圧段コンプレッサ42と、これら低圧段タービン41と低圧段コンプレッサ42とを連結する回転軸43と、回転軸43を軸支する不図示の軸受とを備えている。低圧段タービン41は、排気マニホールド30と一体に形成された低圧段タービンハウジング34内に収容されている。低圧段コンプレッサ42は、低圧段コンプレッサハウジング45内に収容されている。これら低圧段タービンハウジング34と低圧段コンプレッサハウジング45との間には、軸受を収容する軸受ハウジング46が設けられている。なお、低圧段過給機40は、図示例のコンベンショナルタイプに限定されず、可変翼を備える可変容量型タイプであってもよい。
低圧段コンプレッサハウジング45には、低圧段コンプレッサ42の周囲を周方向に延びる低圧段吸気スクロール通路47が設けられている。また、低圧段コンプレッサハウジング45には、低圧段吸気スクロール通路47に吸気を吸入する低圧段吸入通路部48が設けられている。さらに、低圧段コンプレッサハウジング45には、低圧段吸気スクロール通路47から吸気を吐出する低圧段吐出通路部49が設けられている。低圧段吸入通路部48には第1吸気管22が接続され、低圧段吐出通路部49には第2吸気管23が接続されている。
排気マニホールド30と一体に形成された低圧段タービンハウジング34には、低圧段タービン41の周囲を周方向に延びる低圧段排気スクロール通路35(第2通路部の一部)が設けられている。また、排気マニホールド30には、低圧段排気スクロール通路35に排気を導入する低圧段排気導入通路部36(第2通路部の一部)が設けられている。また、排気マニホールド30には、低圧段排気スクロール通路35から排気を導出する低圧段排気導出通路部37(第2通路部の一部)が設けられている。低圧段排気導出通路部37には、排気管27が接続され、排気管27には、排気浄化装置28のケーシング29等が接続されている。ケーシング29内には、例えば、酸化触媒やパティキュレイトフィルタ、NOx触媒等が収容されている。
さらに、排気マニホールド30には、排気集合部32から排出される排気が高圧段過給機60を迂回するように、排気集合部32と低圧段排気スクロール通路35とを接続するバイパス通路部38が設けられている。バイパス通路部38には、バイパス通路部38の流路を開閉可能なバイパスバルブ90が設けられている。バイパスバルブ90は、アクチュエータ91(例えば、ダイヤフラム式又は、電磁式アクチュエータ)により作動される。バイパスバルブ90は、開度をリニアに調整可能なバルブ、或は、ON/OFFバルブの何れであってもよい。
以上のように構成された低圧段過給機40は、低圧段排気導入通路部36及び、又はバイパス通路部38から低圧段排気スクロール通路35内に排気が導入されると、低圧段タービン41が回転することで、低圧段コンプレッサ42を回転駆動させる。低圧段コンプレッサ42が回転駆動すると、第1吸気管22から低圧段吸入通路部48を介して低圧段吸気スクロール通路47内に吸気が取り込まれることで、低圧段コンプレッサ42により加圧した吸気を低圧段吐出通路部49から第2吸気管23に圧送するように構成されている。
高圧段過給機60(他の排気系装置の一例)は、高圧段タービン61と、高圧段コンプレッサ62と、これら高圧段タービン61と高圧段コンプレッサ62とを連結する回転軸63と、回転軸63を軸支する不図示の軸受とを備えている。高圧段タービン61は、高圧段タービンハウジング70内に収容されている。高圧段コンプレッサ62は、高圧段コンプレッサハウジング80内に収容されている。これら高圧段タービンハウジング70と高圧段コンプレッサハウジング80との間には、軸受を収容する軸受ハウジング88が設けられている。なお、高圧段過給機60は、図示例のコンベンショナルタイプに限定されず、可変翼を備える可変容量型タイプであってもよい。
高圧段コンプレッサハウジング80には、高圧段コンプレッサ62の周囲を周方向に延びる高圧段吸気スクロール通路81が設けられている。また、高圧段コンプレッサハウジング80には、高圧段吸気スクロール通路81に吸気を吸入する高圧段吸入通路部82が設けられている。さらに、高圧段コンプレッサハウジング80には、高圧段吸気スクロール通路81から吸気を吐出する高圧段吐出通路部83が設けられている。高圧段吸入通路部82には第2吸気管23が接続され、高圧段吐出通路部83には第3吸気管24が接続されている。
高圧段タービンハウジング70には、高圧段タービン61の周囲を周方向に延びる高圧段排気スクロール通路71が設けられている。また、高圧段タービンハウジング70には、高圧段排気スクロール通路71に排気を導入する高圧段排気導入通路部72が設けられている。また、高圧段タービンハウジング70には、高圧段排気スクロール通路71から排気を導出する高圧段排気導出通路部73が設けられている。高圧段排気導入通路部72には、排気マニホールド30の排気導出通路部33が接続されている。高圧段排気導出通路部73には、排気マニホールド30の低圧段排気導入通路部36が接続されている。
以上のように構成された高圧段過給機60は、排気導出通路部33から高圧段排気導入通路部72を介して高圧段排気スクロール通路71内に排気が導入されると、高圧段タービン71が回転することで、高圧段コンプレッサ72を回転駆動させる。高圧段コンプレッサ72が回転駆動すると、第2吸気管23から高圧段吸入通路部82を介して高圧段吸気スクロール通路81内に吸気が取り込まれることで、高圧段コンプレッサ62により加圧した吸気を高圧段吐出通路部83から第3吸気管24に圧送するように構成されている。
[排気マニホールド]
図2は、本実施形態に係る排気マニホールド30を示す模式的な斜視図である。
図2に示すように、排気マニホールド30は、複数本の排気導入通路部31と、排気集合部32と、排気導出通路部33と、内部に低圧段排気スクロール通路35(図1参照)が形成された低圧段タービンハウジング34と、低圧段排気導入通路部36と、低圧段排気導出通路部37と、バイパス通路部38とを一体に備えている。
排気導入通路部31は、エンジン10の気筒数に応じた本数で設けられており、エンジン10の気筒配列方向と直交する方向(横方向)に延設されている。各排気導入通路部31の入口端には、シリンダヘッドCHの側部に不図示のボルト等で締結固定される被固定フランジ部31Aがそれぞれ設けられている。また、被固定フランジ部31Aのフランジ面には、シリンダヘッドCHの排気ポート13(図1参照)に臨んで開口する第1排気導入口31B(第1導入口)がそれぞれ設けられている。
排気集合部32は、エンジン10の気筒配列方向と平行に延設されており、各排気導入通路部31の出口端が合流する。すなわち、エンジン10の各排気ポート13(図1参照)から排気導入通路部31内にそれぞれ導入された排気が、排気集合部32内を長手方向に流れることで合流するように構成されている。
排気導出通路部33は、排気集合部32から分岐して排気導入通路部31とは反対側に横方向に延設されている。排気導出通路部33の直上方には、低圧段タービンハウジング34が設けられている。また、排気導出通路部33の出口端には、高圧段タービンハウジング70(図1参照)を取り付けるための固定フランジ部39が設けられている。固定フランジ部39のフランジ面39Aには、高圧段タービンハウジング70の高圧段排気導入通路部72(図1参照)に臨んで開口する第1排気導出口33B(第1導出口)が設けられている。すなわち、排気集合部32から排気導出通路部33内に流れ込んだ排気が、第1排気導出口33Bを介して高圧段排気導入通路部72(図1参照)に導入されるように構成されている。
本実施形態において、固定フランジ部39は、そのフランジ面39Aが斜め下方に向くように、排気導出通路部33の軸心に対して所定の角度で傾斜して設けられている。すなわち、排気導出通路部33よりも上方の低圧段タービンハウジング34に対して、高圧段タービンハウジング70(図1参照)が斜め下方に配置されるようになっている。固定フランジ部39のフランジ面39Aには、高圧段排気導出通路部73(図1参照)から排気を導入する第2排気導入口36B(第2導入口)が、第1排気導出口33Bよりも上方側に開口形成されている。
低圧段排気導入通路部36は、固定フランジ部39の第2排気導入口36Bから低圧段タービンハウジング34に向けて斜め上方に延設されている。低圧段タービンハウジング34の出口端は、低圧段タービンハウジング34内の低圧段排気スクロール通路35(図1参照)に合流する。また、低圧段タービンハウジング34には、低圧段排気スクロール通路35から排気を導出する低圧段排気導出通路部37が設けられている。低圧段排気導出通路部37の出口端には、不図示の排気管等を固定する低圧段フランジ部37Aが設けられており、低圧段フランジ部37Aのフランジ面には、第2排気導出口37B(第2導出口)が開口形成されている。
すなわち、排気マニホールド30には、エンジン10から直接的に排気を導入する複数の第1排気導入口31Bと、高圧段タービンハウジング70(図1参照)に排気を導出する第1排気導出口33Bと、高圧段タービン61(図1参照)を回転駆動させた排気を導入する第2排気導入口36Bと、低圧段タービン41(図1参照)を回転駆動させた排気を導出する第2排気導出口37Bが設けられている。言い換えれば、排気マニホールド30には、エンジン10から排出される高温排気を導入する第1排気導入口31B及び、高圧段過給機60で温度を低下させた排気を導入する第2排気導入口36Bの計2種類の排気導入口が設けられている。また、排気マニホールド30には、エンジン10から排出される高温排気を導出する第1排気導出口33B及び、低圧段過給機40で温度を低下させた排気を導出する第2排気導出口37Bの計2種類の排気導出口が設けられている。
バイパス通路部38は、排気集合部32から低圧段タービンハウジング34に向けて、低圧段排気導入通路部36とは逆向きに斜め上方に延設されている。すなわち、排気マニホールド30をエンジン10の気筒配列方向(排気集合部32の長手方向)から側方視すると、排気集合部32から横方向に延びる排気導出通路部33と、固定フランジ部39から斜め上方に延びる低圧段排気導入通路部36と、排気集合部32から斜め上方に延びるバイパス通路部38とにより、低圧段タービンハウジング34を頂点とした略三角形状をなす排気通路構造が形成されている。これにより、排気集合部32と低圧段タービンハウジング34とを、比較的短いバイパス通路部38で接続することが可能となり、排気マニホールド30全体のコンパクト化が図られるようになっている。
バイパス通路部38には、バイパス通路部38の流路を開閉可能なバイパスバルブ90(図1参照)が設けられている。本実施形態において、バイパスバルブ90を作動させるアクチュエータ91は、低圧段タービンハウジング34よりもシリンダヘッドCH側において、排気集合部32の直上方に位置して設けられている。すなわち、アクチュエータ91を低圧段タービンハウジング34よりもシリンダヘッドCH側に収容することで、エンジンルーム内の周辺部品との干渉を効果的に防止できるようになっている。
以上詳述した本実施形態の排気マニホールド30によれば、排気集合部32から横方向に延びる排気導出通路部33の上方に低圧段タービンハウジング34を設けると共に、排気導出通路部33の出口端の固定フランジ部39から低圧段タービンハウジング34に向けて低圧段排気導入通路部36を斜め上方に延設し、排気集合部32から低圧段タービンハウジング34に向けてバイパス通路部38を斜め上方に延設することで、これら各通路部33,36,38により略三角形状をなす排気通路構造が構成されている。
これにより、固定フランジ部39に取り付けられる高圧段タービンハウジング70と低圧段タービンハウジング34との距離を比較的短くしつつ、排気集合部32と低圧段タービンハウジング34とを比較的短いバイパス通路部38で接続することが可能となり、排気マニホールド30及び、高圧段タービンハウジング70を含めた排気系構造全体をコンパクト化することができる。また、コンパクト化が図られることで、エンジンルーム内の周辺部品との干渉を効果的に防止しつつ、搭載性も確実に向上することができる。
また、バイパス通路部38を固定フランジ部39よりも排気集合部32側に設けることで、バイパスバルブ90を作動させるアクチュエータ91を低圧段タービンハウジング34よりもシリンダヘッドCH側に収容することが可能となり、アクチュエータ91がエンジンルーム内の周辺部品と干渉することを効果的に防止することができる。
また、排気マニホールド30に低圧段タービンハウジング34を一体に形成したことで、組み立て時には低圧段タービンハウジング34を組み付ける工程を省略することが可能となり、組み立て性を確実に向上することができる。
また、排気マニホールド30をシリンダヘッドCHに組み付ける際は、固定フランジ部39に高圧段タービンハウジング70が取り付けられていない状態で作業を行えるため、ボルト締め工具等を被固定フランジ部31Aまで容易に挿入することが可能となり、組み付け作業性も確実に向上することができる。
[排気系構造]
図3は、排気マニホールド30の固定フランジ部39に高圧段タービンハウジング70が取り付けられた状態を排気集合部32の長手方向から視た模式的な側面図である。
図3に示すように、高圧段タービンハウジング70は、高圧段排気導入通路部72の入口端及び、高圧段排気導出通路部73の出口端に一体に設けられた高圧段フランジ部77を備えている。高圧段タービンハウジング70は、高圧段フランジ部77を排気マニホールド30の固定フランジ部39に、好ましくは、これらの間に不図示のガスケットを介装させてボルトナットで締結することにより取り付けられている。
本実施形態において、固定フランジ部39は、そのフランジ面39Aが斜め下方を向くように傾斜して設けられており、高圧段フランジ部77は、そのフランジ面77Aが斜め上方を向くように傾斜して設けられている。すなわち、これら各フランジ部39,77の接合面Mが、鉛直方向に対して所定の角度で傾斜するように構成されている。
高圧段排気導入通路部72は、排気導出通路部33と略同一直線上を延びるように、高圧段フランジ部77から横方向に向けて延設されている。すなわち、排気導出通路部33の流路軸心X1と各フランジ部39,77の接合面Mとのなす鋭角側の角度θ及び、高圧段排気導入通路部72の流路軸心X2と各フランジ部39,77の接合面Mとのなす鋭角側の角度θが、互いに略等しい角度となるように構成されている。このように、排気導出通路部33及び、高圧段排気導入通路部72を略同一直線上に横方向に延設することで、排気導出通路部33内を流れる排気が高圧段排気導入通路部72内に円滑に取り込まれるようになり、排気の圧力損失を効果的に抑制できるようになっている。
高圧段排気導出通路部73は、低圧段排気導入通路部36と略同一直線上を延びるように、高圧段タービンハウジング70の略中心部から高圧段フランジ部77に向けて斜め上方に延設されている。すなわち、高圧段排気導出通路部73の流路軸心X3及び、低圧段排気導入通路部36の流路軸心X4が、各フランジ部39,77の接合面Mに略直交するように構成されている。このように、高圧段排気導出通路部73及び、低圧段排気導入通路部36を略同一直線上に斜めに延設することで、高圧段排気スクロール通路71から高圧段排気導出通路部73内に流れ出た排気が、低圧段排気導入通路部36内に円滑に取り込まれるようになり、排気の圧力損失を効果的に抑制できるようになっている。
以上のように構成された高圧段タービンハウジング70を、排気マニホールド30に取り付けると、高圧段タービンハウジング70は、排気集合部32に対してエンジン10とは反対側の略横方向、且つ、低圧段タービンハウジング34に対して斜め下方に配置される。すなわち、排気集合部32の長手方向視において、これら排気集合部32、高圧段タービンハウジング70及び、低圧段タービンハウジング34が、低圧段タービンハウジング34を頂点とした略三角形状に配置されるように構成されている。
これにより、高圧段タービンハウジング70及び、低圧段タービンハウジング34を鉛直方向の上下に配置する構造に比べ、これら各ハウジング70,34の上下方向の配置高さを効果的に抑えることが可能となり、排気系構造全体をコンパクト化することができる。また、排気系構造全体の上下方向の高さが抑えられることで、エンジンルーム内に各ハウジング70,34に対して上方又は下方に配される周辺部品との干渉を効果的に防止しつつ、搭載性も確実に向上することができる。
また、各フランジ部39,77の接合面Mを斜めにすることで、これらの接合面Mを鉛直方向に向ける構造、言い換えれば、各ハウジング70,34を横方向に並べる構造に比べ、高圧段タービンハウジング70の横方向への突出量が効果的に抑えられるように構成されている。これにより、エンジンルーム内に高圧段タービンハウジング70に対して横方向に配される周辺部品との干渉を効果的に防止することが可能となり、この点においても、搭載性を確実に向上することができる。
[その他]
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態において、低圧段タービンハウジング34は、高圧段タービンハウジング70及び、排気集合部32に対して斜め上方に配されるものとして説明したが、高圧段タービンハウジング70及び、排気集合部32に対して斜め下方に配されるように構成してもよい。この場合は、固定フランジ部39を斜め上方に向けて傾斜させるように設ければよい。
また、低圧段タービンハウジング34は、排気マニホールド30と一体に形成されるものとして説明したが、これらを別体に構成してもよい。
また、排気マニホールド30の固定フランジ部39に取り付けられる排気系装置は、高圧段過給機60に限定されず、排気浄化装置や排気ブレーキ装置、排気再循環装置等の他の排気系装置であってもよい。
10 エンジン
CH シリンダヘッド
13 排気ポート
30 排気マニホールド
31 排気導入通路部(第1通路部))
31B 第1排気導入口(第1導入口)
32 排気集合部(第1通路部)
33 排気導出通路部(第1通路部)
33B 第1排気導出口(第1導出口)
34 低圧段タービンハウジング
35 低圧段排気スクロール通路(第2通路部)
36 低圧段排気導入通路部(第2通路部)
36B 第2排気導入口(第2導入口)
37 低圧段排気導出通路部(第2通路部)
37B 第2排気導出口(第2導出口)
38 バイパス通路部
39 固定フランジ部(フランジ部)
40 低圧段過給機
41 低圧段タービン
42 低圧段コンプレッサ
45 低圧段コンプレッサハウジング
47 低圧段吸気スクロール通路
48 低圧段吸入通路部
49 低圧段吐出通路部
60 高圧段過給機(他の排気系装置)
61 高圧段タービン
62 高圧段コンプレッサ
70 高圧段タービンハウジング
71 高圧段排気スクロール通路
72 高圧段排気導入通路部
73 高圧段排気導出通路部
80 高圧段コンプレッサハウジング
81 高圧段吸気スクロール通路
82 高圧段吸入通路部
83 高圧段吐出通路部
90 バイパスバルブ(バルブ)
91 アクチュエータ

Claims (5)

  1. エンジンから排出される排気を導入する第1導入口と、
    前記第1導入口から延びると共に、該第1導入口から取り込んだ排気を流通させる第1通路部と、
    前記第1通路部の出口部に設けられて、該第1通路部から他の排気系装置に排気を導出する第1導出口と、
    前記他の排気系装置を流れた排気を導入する第2導入口と、
    前記第2導入口から延びると共に、該第2導入口から取り込んだ排気を流通させる第2通路部と、
    前記第2通路部の出口部に設けられて、該第2通路部を流れた排気を導出する第2導出口と、
    排気が前記他の排気系装置を迂回するように前記第1通路部と前記第2通路部とを接続するバイパス通路部と、を備える
    ことを特徴とする排気マニホールド。
  2. 前記第1導出口及び、前記第2導入口が、前記他の排気系装置を取り付けるフランジ部に設けられており、
    前記第1通路部が、前記第1導入口から前記第1導出口に向けて前記エンジンとは反対側に横方向に延設されており、
    前記第2通路部の少なくとも一部が、前記第2導入口から前記エンジン側に斜めに延設されており、
    前記バイパス通路部が、前記第1通路部から前記第2通路部に向けて斜めに延設されている
    請求項1に記載の排気マニホールド。
  3. 前記バイパス通路部に、該バイパス通路部の流路を開閉可能なバルブが設けられており、該バルブを作動させるアクチュエータが前記バイパス通路部よりも前記エンジン側に配されている
    請求項2に記載の排気マニホールド。
  4. 前記第2通路部に過給機のタービンが配されており、該タービンを収容するタービンハウジングが一体に設けられている
    請求項1から3の何れか一項に記載の排気マニホールド。
  5. 前記他の排気系装置が、前記第1導出口から取り込んだ排気で回転駆動する高圧段タービンを有する高圧段過給機であり、前記第2通路部に設けられた前記タービンが低圧段過給機の低圧段タービンである
    請求項4に記載の排気マニホールド。
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