JP2020133414A - エンジン制御装置 - Google Patents

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由継 篠原
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Abstract

【課題】吸気脈動が大きい状況下での好適なエンジン制御を実現する。【解決手段】電子制御ユニット29は、吸気脈動が大きい状態にないと判定されている場合にはマスフロー方式で吸入空気量を演算し、吸気脈動が大きい状態にあると判定されている場合にはスロットルスピード方式で吸入空気量を演算する。さらに電子制御ユニット29は、吸気脈動が大きい状態にあると判定されており、かつ吸気ポート15の温度が低い状態にあると判定されている場合には、スロットル開度の制御範囲の上限値を小さくする。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの吸入空気量を演算するとともに、同吸入空気量の演算値に基づき燃料噴射量を決定してインジェクタの燃料噴射制御を行うエンジン制御装置に関する。
気筒内で燃焼する混合気中の空気に対する燃料の質量比率である空燃比を適切に制御するには、エンジンの吸入空気量を、すなわち気筒で燃焼する混合気中の空気の質量を正確に把握する必要がある。吸入空気量の演算方式としては、マスフロー方式、スピードデンシティ方式、及びスロットルスピード方式の3つの方式が知られている。マスフロー方式では、エアフローメータで検出した吸気通路の吸気流量に基づいて吸入空気量を演算している。これに対して、スピードデンシティ方式では、吸気管圧力センサで検出した吸気管圧力とエンジン回転数とに基づいて吸入空気量を演算している。また、スロットルスピード方式では、スロットル開度とエンジン回転数とに基づいて吸入空気量を演算している。
通常は、これら3つの演算方式の中でマスフロー方式が、エンジンの定常運転時の吸入空気量を最も精度良く演算することができる。ただし、エンジンの各気筒は、吸気弁の開閉に応じて間欠的に吸気を吸入しているため、吸気通路の吸気の流れは脈動を伴ったものとなる。特に気筒数の少ないエンジンでは、吸気の脈動が大きくなりやすい。そしてそうした吸気脈動の影響は、エアフローメータの検出値にも表れるため、吸気脈動の大きいエンジンの運転領域では、マスフロー方式よりもスピードデンシティ方式やスロットルスピード方式の方が高い精度で吸入空気量を演算できる場合がある。そこで従来、特許文献1に見られるように、吸気脈動が小さいときにはマスフロー方式により吸入空気量を演算し、吸気脈動が大きいときにはスピードデンシティ方式又はスロットルスピード方式により吸入空気量を演算するように、吸気脈動の大小に応じて吸入空気量の演算方式を切り替えるエンジン制御装置が提案されている。
特開2013−221418号公報
吸気ポートの温度が低いときには、吸気ポート内で吸気が冷やされてその密度が高くなる。そのため、吸気ポートの温度が低いときには、同温度が高いときよりも、吸入空気量が多くなる。スピードデンシティ方式やスロットルスピード方式による吸気量の演算値には、吸気ポートでの冷却による吸気の密度変化の影響が反映されないため、吸気ポートの温度が低いときにはその演算値の誤差が大きくなる。よって、吸気脈動が大きいときにはスピードデンシティ方式やスロットルスピード方式により吸気量を演算する上記従来のエンジン制御装置では、吸気ポートの温度が低い状態で吸気脈動が大きくなると吸入空気量の演算精度が悪化する虞がある。そして、そうした吸入空気量の演算値に基づいてエンジン制御を行うと、吸入空気量が過大となって、ノッキングの発生頻度の増加や触媒温度の過上昇を招く虞がある。
上記課題を解決するエンジン制御装置は、エンジンの気筒内に流入する吸気の質量である吸入空気量を演算するとともに、同吸入空気量の演算値に基づき燃料噴射量を決定してインジェクタの燃料噴射制御を行う。また、同エンジン制御装置は、エアフローメータの吸気流量の検出値に基づいて吸入空気量を演算する第1演算処理と、吸気流量の検出値を用いずに、吸気管圧力の検出値、及びスロットル開度のうちのいずれか一方に基づいて吸入空気量を演算する第2演算処理と、エンジンの吸気通路内の吸気脈動が大きい状態にあるか否かを判定する脈動判定処理と、脈動判定処理において吸気脈動が大きい状態にないと判定されているときには第1演算処理により吸入空気量を演算するとともに、同脈動判定処理において吸気脈動が大きい状態にあると判定されているときには第2演算処理により吸入空気量を演算する演算方式切替処理と、を行っている。こうしたエンジン制御装置では、吸気脈動が大きい状態となり、エアフローメータの検出結果に基づく第1演算処理での吸入空気量の演算精度が悪化し易い状況となると、第2演算処理により、エアフローメータの検出結果を用いずに吸入空気量が演算される。そのため、吸気脈動が大きいときの吸入空気量の演算精度の悪化が抑えられる。
さらに、上記エンジン制御装置では、エンジンの吸気ポートの温度が低い状態にあるか否かを判定する低温判定処理と、脈動判定処理において吸気脈動が大きい状態にあると判定されており、かつ低温判定処理において吸気ポートの温度が低い状態にあると判定されていることを条件に、スロットル開度の制御範囲の上限値である上限開度を小さくする上限開度設定処理と、を行っている。吸気ポートの温度が低いときには、吸気ポートでの吸気の冷却の影響により、第2演算処理による同吸入空気量の演算値が実際の吸入空気量よりも少ない量となる場合がある。そして、そうした実際の量よりも少ない吸入空気量の演算結果に基づきエンジン制御を行うと、吸入空気量が過大となって、ノッキングの発生頻度の増加や触媒温度の過上昇を招く虞がある。
その点、上記エンジン制御装置では、吸気ポートの温度が低い状態で吸気脈動の増大により第2演算処理により吸入空気量の演算が行われる場合には、スロットル開度の制御範囲の上限値が小さくされる。そのため、吸気ポートでの吸気冷却の影響で、エンジン制御に用いる吸入空気量の演算値よりも実際の吸入空気量が多い状態となっても、ノッキングの発生頻度の増加や触媒温度の過上昇を招くまで吸入空気量が過大となる事態は生じにくくなる。したがって、上記エンジン制御装置によれば、吸気脈動が大きい状況下での好適なエンジン制御を実現できる。
なお、スロットル開度が同じでもエンジン回転数が高いほど吸入空気量が多くなる。上記エンジン制御装置における上限開度設定処理では、エンジン回転数が高いときには同エンジン回転数が低いときよりも上限開度を小さい値に設定することが望ましい。
また、吸気ポートの温度が低いほど、第2演算処理の吸入空気量の演算誤差が大きくなる傾向がある。そのため、上記エンジン制御装置における上限開度設定処理では、脈動判定処理において吸気脈動が大きい状態にあると判定されており、かつ低温判定処理において吸気ポートの温度が低い状態にあると判定されているときの上限開度を吸気ポートの温度が低いほど小さい値に設定することが望ましい。
エンジンの冷間始動から暖機完了までの期間における吸気ポートの温度は、冷却水温に相関を有している。そのため、上記エンジン制御装置における低温判定処理での吸気ポートの温度が低い状態にあるか否かの判定は、エンジンの冷却水温に基づいて行うことが可能である。
ここで、第1演算処理による吸入空気量の演算値を第1吸入空気量とするとともに、第2演算処理による吸入空気量の演算値を第2吸入空気量とする。このとき、上記エンジン制御装置における脈動判定処理において吸気脈動が大きい状態にないと判定されているときに第1吸入空気量に対する第2吸入空気量の偏差量を演算する偏差量演算処理を行うとともに、演算方式切替処理では、判定処理において吸気脈動が大きい状態にあると判定されているときには、第2吸入空気量に偏差量を加えた和を吸入空気量の演算値として演算するとよい。こうした場合には、吸気脈動が大きい状態にあるときの吸入空気量の演算精度の低下が更に抑えられる。
エンジン制御装置の一実施形態の構成を模式的に示す略図。 同エンジン制御装置における燃料噴射量の制御に係る処理の流れを示すブロック図。 同エンジン制御装置における吸入空気量の演算に係る処理の流れを示すブロック図。 同エンジン制御装置における脈動率の演算態様を示すグラフ。 同エンジン制御装置が実行する脈動判定ルーチンのフローチャート。 同エンジン制御装置における吸入空気量演算処理の実施態様の一例を示すタイムチャート。 同エンジン制御装置が実行する目標スロットル開度設定ルーチンのフローチャート。 同目標スロットル開度設定ルーチンにおいて設定される上限開度とエンジン回転数及び冷却水温との関係を示すグラフ。
以下、エンジン制御装置の一実施形態を、図1〜図8を参照して説明する。ここではまず、図1を参照して本実施形態のエンジン制御装置の構成を説明する。
図1に示すように、エンジン10の各気筒11にはそれぞれピストン12が収容されている。そして、気筒11内には、燃料と空気との混合気を燃焼する燃焼室13がピストン12により区画形成されている。燃焼室13には、吸気の導入路である吸気通路14が吸気ポート15を介して接続されている。また、燃焼室13には、混合気の燃焼により生じた排気の排出路である排気通路16が排気ポート17を介して接続されている。
吸気通路14の最上流部には、吸気中の塵等をろ過するエアクリーナ18が設けられている。吸気通路14におけるエアクリーナ18よりも下流側の部分には、吸気流量を検出するエアフローメータ19が設けられている。さらに吸気通路14におけるエアフローメータ19よりも下流側の部分には、吸気通路14の吸気流量を調整するための弁であるスロットルバルブ20が設けられている。スロットルバルブ20の近傍には、同スロットルバルブ20を開閉駆動するためのスロットルモータ21と、スロットルバルブ20の開度であるスロットル開度TAを検出するためのスロットルセンサ22と、が設けられている。さらに、各気筒11の吸気ポート15には、同吸気ポート15を通って燃焼室13に流入する吸気中に燃料を噴射するインジェクタ23がそれぞれ設けられている。
各気筒11の燃焼室13には、燃料と吸気との混合気を火花放電により点火する点火装置24がそれぞれ設けられている。なお、各気筒11には、エンジン10の出力軸であるクランク軸25の回転に連動して開閉する吸気弁26、及び排気弁27がそれぞれ設けられている。そして、吸気弁26の開弁に応じて吸気ポート15から燃焼室13に吸気が流入し、排気弁27の開弁に応じて燃焼室13から排気ポート17に排気が排出されるようになっている。さらに、排気通路16には、排気を浄化するための触媒装置28が設けられている。
エンジン10は、エンジン制御装置としての電子制御ユニット29により制御されている。電子制御ユニット29は、エンジン制御に係る各種の演算処理を行う演算処理回路30と、制御用のプログラムやデータを記憶したメモリ31とを備えている。そして、電子制御ユニット29には、上述のエアフローメータ19、スロットルセンサ22の検出信号が入力されている。さらに電子制御ユニット29には、それら以外にも、エンジン10や車両に設置された各種センサの検出信号が入力されている。例えば、吸気温度THAを検出する吸気温度センサ32、吸気管圧力PMを検出する吸気圧センサ33、クランク軸25の回転角であるクランク角CRNKを検出するクランク角センサ34、アクセルペダルの踏込量ACCを検出するアクセルペダルセンサ35、エンジン10の冷却水温THWを検出する水温センサ36などである。そして、電子制御ユニット29は、それらセンサの検出信号に基づき、スロットルモータ21、インジェクタ23、点火装置24などのアクチュエータを制御することで、エンジン10の各種制御を行っている。なお、電子制御ユニット29は、クランク角センサ34によるクランク角CRNKの検出結果からエンジン回転数NEを演算している。
図2に、インジェクタ23の燃料噴射量の制御に係る電子制御ユニット29の処理の流れを示す。燃料噴射量の制御に際して電子制御ユニット29はまず、吸入空気量演算処理P1において、エアフローメータ19の吸気流量の検出値であるAFM検出吸気流量GA、スロットル開度TA、エンジン回転数NEに基づき、エンジン10の吸入空気量を演算する。吸入空気量演算処理P1で演算する吸入空気量は、燃焼室13での燃焼に供される空気の質量の推定値を表している。以下の説明では、吸入空気量演算処理P1での吸入空気量の演算値を吸入空気量演算値MCと記載する。
続いて、電子制御ユニット29は、噴射量決定処理P2において、吸入空気量演算値MCに基づき、燃焼室13で燃焼する混合気の空燃比が目標とする値となるように燃料噴射量QINJを決定する。そして、電子制御ユニット29は、インジェクタ駆動処理P3において、燃料噴射量QINJ分の燃料噴射を行うように各気筒のインジェクタ23を駆動する。
図3に、吸入空気量演算処理P1に係る電子制御ユニット29の処理の流れを示す。吸入空気量演算処理P1は、第1演算処理P4、第2演算処理P5、脈動判定処理P6、偏差量演算処理P7、及び演算方式切替処理P8の各処理を通じて実行されている。
第1演算処理P4では、AFM検出吸気流量GAとエンジン回転数NEとに基づく吸入空気量の演算が行われる。すなわち、第1演算処理P4は、エアフローメータ19の吸気流量の検出値を用いたマスフロー方式により吸入空気量を演算する処理となっている。以下の説明では、第1演算処理P4による吸入空気量の演算値を第1吸入空気量MC1と記載する。
第2演算処理P5では、スロットル開度TAとエンジン回転数NEとに基づく吸入空気量の演算が行われる。すなわち、第2演算処理P5は、エアフローメータ19の吸気流量の検出値を用いずに、スロットル開度TA及びエンジン回転数NEを用いたスロットルスピード方式により吸入空気量を演算する処理となっている。以下の説明では、第2演算処理P5による吸入空気量の演算値を第2吸入空気量MC2と記載する。
脈動判定処理P6では、吸気通路14内の吸気脈動が大きい状態にあるか否かの判定が行われる。脈動判定処理P6の詳細については後述する。なお、以下の説明では、脈動判定処理P6での脈動が大きい状態にあるとの判定を脈動大判定と記載するとともに、脈動が大きい状態にないとの判定を脈動小判定と記載する。
偏差量演算処理P7では、脈動判定処理P6において脈動小判定がなされているときに、第1吸入空気量MC1に対する第2吸入空気量MC2の偏差量DEVを演算する。具体的には、偏差量演算処理P7では、脈動小判定時に、第1吸入空気量MC1から第2吸入空気量MC2を引いた差を求めるとともに、その差が偏差量DEVの更新後の値となるように偏差量DEVの値を更新する。なお、脈動判定処理P6において脈動大判定がなされているときには、偏差量演算処理P7は実施されず、偏差量DEVの値が保持される。
演算方式切替処理P8では、脈動小判定時には、第1吸入空気量MC1を吸入空気量演算値MCの値として設定する。また、演算方式切替処理P8では、脈動大判定時には、第2吸入空気量MC2に偏差量DEVを加えた和である補正後第2吸入空気量MC3(=MC2+DEV)を吸入空気量演算値MCの値として設定する。
続いて、脈動判定処理P6の詳細を説明する。脈動判定処理P6には、図4に示すような、規定の期間TにおけるAFM検出吸気流量GAの最大値GMAX、最小値GMIN、及び平均値GAVEが用いられる。なお、期間Tは、吸気脈動の周期よりも長い時間となるように設定されている。
図5に、脈動判定処理P6において実行される脈動判定ルーチンのフローチャートを示す。本ルーチンの処理は、エンジン10の運転中、吸入空気量の演算周期毎に電子制御ユニット29により繰り返し実行される。
本ルーチンの処理が開始されると、まずステップS100において、脈動率RTEの演算が行われる。脈動率RTEの値は、上述したAFM検出吸気流量GAの最大値GMAXから最小値GMINを引いた差を平均値GAVEで割った商(=(GMAX−GMIN)/GAVE)として演算されている。続いて、ステップS110において、脈動率RTEの値が規定の脈動大判定値α以上であるか否かが判定される。
脈動率RTEの値が脈動判定値α以上の場合(S110:YES)、ステップS120に処理が進められ、そのステップS120において、脈動大フラグFがセットされる。さらにこの場合には、ステップS130においてカウンタCOUNTの値が0にリセットされた後、今回の本ルーチンの処理が終了される。脈動大フラグFは、脈動判定処理P6の判定結果を示すフラグであって、脈動大判定時にはセットされ、脈動小判定時にはクリアされる。上述の偏差量演算処理P7、及び演算方式切替処理P8では、こうした脈動大フラグFがセットされているか否かにより、脈動判定処理P6の判定結果を確認している。
一方、脈動率RTEの値が脈動大判定値α未満の場合(S110:NO)、ステップS140に処理が進められる。そして、ステップS140において、脈動大フラグFがセットされているか否かが判定される。ここで、脈動大フラグFがセットされていなければ(S140:NO)、上述のステップS130に処理が進められ、そのステップS130においてカウンタCOUNTの値が0にリセットされた後、今回の本ルーチンの処理が終了される。一方、脈動大フラグFがセットされている場合には(S140:YES)、ステップS150に処理が進められる。
ステップS150に処理が進められると、そのステップS150においてカウンタCOUNTの値のインクリメントが行われる。そして、続くステップS160において、インクリメント後のカウンタCOUNTの値が規定の脈動オフ判定値β以上であるか否かが判定される。このときのカウンタCOUNTの値が脈動オフ判定値β未満である場合には(S160:NO)、そのまま今回の本ルーチンの処理が終了される。これに対してカウンタCOUNTの値が脈動オフ判定値β以上である場合には(S160:YES)、ステップS170において脈動大フラグFがクリアされた後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
以上の脈動判定ルーチンにおいて脈動大フラグFは、脈動大判定値α未満の値から同脈動大判定値α以上の値へと脈動率RTEの値が増加したときに、クリアされた状態からセットされた状態へと切り替えられる。また、脈動大フラグFは、脈動率RTEが脈動大判定値α未満であり、かつカウンタCOUNTの値が脈動判定値β以上となったときにセットされた状態からクリアされた状態に切り替えられる。一方、カウンタCOUNTの値は、脈動率RTEが脈動大判定値α未満であって、かつ脈動大フラグFがセットされている場合にインクリメントされ、それ以外の場合には0にリセットされる。すなわち、カウンタCOUNTの値のインクリメントは、脈動率RTEが脈動大判定値α以上の値から脈動大判定値α未満の値に低下したときに開始され、その後、脈動率RTEが脈動大判定値α以上となるか、脈動大フラグFがクリアされるか、のいずれかとなるまで継続される。そして、このときのカウンタCOUNTの値のインクリメントは脈動判定ルーチンの実行毎に行われ、さらに脈動判定ルーチンは吸入空気量の演算周期毎に実行される。よって、脈動大フラグFのセットからクリアへの切替は、脈動率RTEが脈動大判定値α以上の値から脈動大判定値α未満の値に低下し、かつその後、脈動率RTEが脈動大判定値α未満の値となっている状態が一定の時間継続したときに行われる。
図6に、こうしたエンジン制御装置における吸入空気量の演算態様の一例を示す。
エンジン10の吸気通路14では、吸気弁26の間欠的な開弁により、吸気の脈動が発生する。エンジン10の高負荷運転時等には、こうした吸気脈動が大きくなり、その影響がエアフローメータ19の検出結果に表れる。そのため、吸気脈動が大きい状態にあるときには、エアフローメータ19の検出精度が低下する。
一方、マスフロー方式による吸入空気量の演算は、エアフローメータ19の吸気流量の検出値、すなわちAFM検出吸気流量GAに基づいて行われる。そのため、吸気脈動が大きい状態にあってエアフローメータ19の検出精度が低下すると、マスフロー方式による吸気量の演算精度も低下する。
これに対して、このエンジン制御装置では、脈動判定処理P6において吸気脈動が大きい状態にあるか否かを判定している。そして、脈動小判定時にはマスフロー方式により吸気量を演算する一方、脈動大判定時にはスロットルスピード方式により吸気量を演算するようにしている。
図6の場合、時刻t1までは脈動判定処理P6により脈動小判定がなされており、脈動大フラグFはクリアされている。そして、時刻t1に脈動判定処理P6の判定結果が脈動小判定から脈動大判定に切り替わり、その時刻t1以降は脈動大フラグFがセットされた状態となっている。脈動小判定中は、エアフローメータ19の検出精度は低下しておらず、第1演算処理P4での第1吸入空気量MC1の演算精度も高いと考えられる。そこで、本実施形態のエンジン制御装置では、脈動小判定中は、第1吸入空気量MC1を吸入空気量演算値MCの値として演算するようにしている。
また、こうした脈動小判定中の第1吸入空気量MC1が正確な値であるとすると、このときの第1吸入空気量MC1に対する第2吸入空気量MC2の偏差量DEV分の誤差が、第2吸入空気量MC2の演算値に生じていることになる。本実施形態のエンジン制御装置では、偏差量演算処理P7において、脈動小判定中にそうした偏差量DEVの演算を行っている。
一方、脈動小判定から脈動大判定に切り替わると、エアフローメータ19の検出精度が低下して、第1演算処理P4による第1吸入空気量MC1の演算精度も低下する。このときの本実施形態のエンジン制御装置では、脈動小判定時に演算した偏差量DEVを第2吸入空気量MC2に加算した和である補正後第2吸入空気量MC3を、吸入空気量演算値MCの値として演算している。すなわち、脈動小判定時の偏差量DEVの演算結果から確認された第2吸入空気量MC2の誤差分を補償した値が、脈動大判定時の吸入空気量演算値MCの値として演算されている。そのため、吸気脈動が大きい状態にあるときにも、吸入空気量演算値MCを精度良く演算できる。
また、第1吸入空気量MC1に対する第2吸入空気量MC2の偏差が偏差量DEVの値として適切に設定されていれば、時刻t1における第1吸入空気量MC1と、第2吸入空気量MC2に偏差量DEVを加えた和である補正後第2吸入空気量MC3とは同値となる。そのため、演算方式の切替前後の吸入空気量演算値MCの値に段差が生じることを抑えられる。
続いて、本実施形態のエンジン制御装置におけるスロットルバルブ20の開度制御について説明する。本実施形態のエンジン制御装置では、下記の目標スロットル開度設定ルーチンの処理により目標スロットル開度TA*を設定している。そして、スロットル開度TAがその目標スロットル開度TA*に近づくようにスロットルバルブ20を駆動することで、同スロットルバルブ20の開度制御を行っている。
図7に、目標スロットル開度設定ルーチンのフローチャートを示す。同ルーチンの処理は、エンジン10の運転中、既定の制御周期毎に電子制御ユニット29により繰り返し実行される。
本ルーチンの処理が開始されると、まずステップS200において、エンジン10の要求吸入空気量に基づき、その要求吸入空気量分の吸入空気量を得るために必要なスロットル開度TAが要求スロットル開度TAREQの値として演算される。なお、要求吸入空気量は、エンジン回転数NEやアクセルペダルの踏込量ACCから求められており、その値は、エンジン10の吸入空気量がノッキングの発生頻度の増加や触媒温度の過上昇が生じない範囲内の量となるように決定されている。ちなみに、要求スロットル開度TAREQが取りうる値の範囲の最小値は0であり、同範囲の最大値はスロットル開度TAの最大値である最大スロットル開度TAMAXとなっている。
続いてステップS210において、脈動判定処理P6において脈動大判定がなされているか否かが判定される。そして、脈動大判定がなされている場合(S210:YES)にはステップS220に、脈動大判定がなされていない場合(S210:NO)、すなわち脈動小判定時にはステップS230に、それぞれ処理が進められる。
ステップS220に処理が進められた場合には、そのステップS220において、冷却水温THWが既定の低温判定値T1以下であるか否かが判定される。そして、冷却水温THWが低温判定値T1以下の場合(S220:YES)にはステップS240に、冷却水温THWが低温判定値T1を超える場合(S220:NO)には上述のステップS230に、それぞれ処理が進められる。なお、エンジン10の冷間始動の開始から暖機完了までの期間における吸気ポート15の温度は、冷却水温THWと相関を有している。そのため、本実施形態では、冷却水温THWが低温判定値T1以下であることをもって、吸気ポート15の温度が低い状態にあると判定している。
以上の処理では、脈動大判定がなされており(S210:YES)、かつ冷却水温THWが低温判定値T1以下であって吸気ポート15の温度が低い状態にあると判定されている場合(S220:YES)にはステップS240に、それ以外の場合にはステップS230に、それぞれ処理が進められる。すなわち、吸気脈動が大きい状態にないと判定されているときや、吸気ポート15の温度が低い状態にないと判定されているときには、ステップS230に処理が進められる。ステップS230に処理が進められた場合には、そのステップS230において、要求スロットル開度TAREQの値がそのまま目標スロットル開度TA*の値として設定された後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
これに対してステップS240に処理が進められた場合には、そのステップS240において、エンジン回転数NEと冷却水温THWとに基づいてスロットル開度TAの制御範囲の上限値である上限開度TALMTの値が演算される。そして、続くステップS250において、要求スロットル開度TAREQと上限開度TALMTとの2つの値のうち、小さい方の値が目標スロットル開度TA*の値として設定された後、今回の本ルーチンの処理が終了される。そのため、この場合には、上限開度TALMT以下の範囲となるようにスロットル開度TAの制御範囲が制限されることになる。
図8には、冷却水温THWが、低温判定値T1未満の既定の温度「T4」である場合の上限開度TALMTとエンジン回転数NEとの関係が実線で示されている。このときの上限開度TALMTの値には、エンジン回転数NEが既定値N1以下の範囲では最大スロットル開度TAMAXが設定される。また、エンジン回転数NEが既定値N1を超える範囲にあるときの上限開度TALMTの値は、エンジン回転数NEの増加と共に、エンジン回転数NEが「N1」のときの値である最大スロットル開度TAMAXから次第に小さくなる値となるように設定される。
ここで、スロットル開度TA及びエンジン回転数NEをそれぞれの座標軸とした直交座標系においてスロットル開度TAが上限開度TALMT以上となる領域を設定禁止開度域とする。すなわち、冷却水温THWが温度T4である場合の設定禁止開度域は、同図にハッチングで示した領域となる。本実施形態では、吸気脈動が大きく、かつ吸気ポート15の温度が低い場合には、設定禁止開度域内の開度とならないように目標スロットル開度TA*の値が設定されることになる。
また、同図には、冷却水温THWが、低温判定値T1未満かつ「T4」よりも高い既定の温度「T3」の場合、及び低温判定値T1未満かつ「T3」よりも高い既定の温度「T2」の場合の上限開度TALMTとエンジン回転数NEとの関係がそれぞれ破線で併せ示されている。吸気ポート15での吸気冷却の影響による補正後第2吸入空気量MC2の演算誤差は、吸気ポート15の温度が低いほど大きくなる。そして、冷却水温THWが低いほど、吸気ポート15の温度も低くなる。これを踏まえて本実施形態では、補正後第2吸入空気量MC2の演算誤差が大きくなるほど設定禁止開度域が広くなるように、上限開度TALMTを設定している。すなわち、本実施形態では、冷却水温THWが低いほど、同一のエンジン回転数NEにおける上限開度TALMTの値が小さい値となるように、冷却水温THWに応じて上限開度TALMTの値を可変設定している。
本実施形態の作用及び効果を説明する。
吸気ポート15の温度が低い場合には、吸気ポート15を通過する際に吸気が冷やされてその密度が高くなる。そのため、エンジン回転数NEやスロットル開度TAが同じでも、吸気ポート15の温度が低いときには同温度が高いときよりも、気筒11内での燃焼に供される空気の質量、すなわち吸入空気量は多くなる。吸気ポート15内での冷却により吸入空気量が増加すると、吸気通路14の吸気流量も増加する。よって、吸気ポート15の温度が低いときにも、吸気脈動が小さい状態にあれば、マスフロー方式による第1演算処理P4での第1吸入空気量MC1の演算は精度良く行うことができる。
これに対して、スロットルバルブ20の通過後における吸気ポート15での吸気密度の変化は、第2演算処理P5でのスロットルスピード方式による吸入空気量の演算値には反映されない。そのため、吸気ポート15の温度が低い状態にあるときの第2吸入空気量MC2は、実際の吸入空気量よりも少ない値となることがある。そうした場合には、第2吸入空気量MC2に基づき演算される補正後第2吸入空気量MC3も、実際の吸入空気量よりも少ない値となる。上述のように本実施形態では、吸気脈動が大きい場合には、補正後第2吸入空気量MC3が吸入空気量演算値MCの値として設定されるため、吸気ポート15の温度が低く、かつ吸気脈動が大きい状態にあるときには、吸入空気量演算値MCの誤差が大きくなることがある。
一方、上述のように本実施形態では、要求スロットル開度TAREQの値には、要求吸入空気量分の吸入空気量が得られるスロットル開度TAが設定されている。また、要求吸入空気量は、エンジン10の吸入空気量が、ノッキングの発生頻度の増加や触媒温度の過上昇が生じない範囲の量となるように設定されている。そのため、吸気ポート15の温度が低い状態にあるときに脈動大判定がなされて、吸入空気量演算値MCの誤差が大きくなると、エンジン10の吸入空気量が過大となって、ノッキングの発生頻度の増加や触媒温度の過上昇が生じる虞がある。
これに対して本実施形態のエンジン制御装置では、吸気ポート15の温度が低く、かつ吸気脈動が大きい状態となった場合には、スロットル開度TAの制御範囲の上限を小さくすることで、吸入空気量を制限するようにしている。そのため、吸気ポート15での吸気冷却の影響で吸入空気量演算値MCの誤差が大きくなっても、ノッキングの発生頻度の増加や触媒温度の過上昇が生じるほど、吸入空気量が過大となる事態は生じにくくなる。
ちなみに、こうした本実施形態では、吸気脈動が大きい状態にないと判定されている場合や吸気ポート15の温度が低い状態にないと判定されている場合には、要求スロットル開度TAREQの値がそのまま目標スロットル開度TA*の値として設定される。要求スロットル開度TAREQが取り得る値の最大値は最大スロットル開度TAMAXであることから、このときのスロットル開度TAの制御範囲の上限値は最大スロットル開度TAMAXとなる。一方、本実施形態では、吸気ポート15の温度が低く、かつ吸気脈動が大きい場合には、エンジン回転数NEによっては、最大スロットル開度TAMAXよりも小さい値が、スロットル開度TAの制御範囲の上限値である上限開度TALMTの値として設定される。よって、本実施形態では、吸気脈動が大きい状態にあると判定されており、かつ吸気ポート15の温度が低い状態にあると判定されていることを条件に、スロットル開度TAの制御範囲の上限値である上限開度TALMTを小さくする処理が行われている。なお、こうした本実施形態では、図7に示した目標スロットル開度設定ルーチンにおけるステップS220の処理が、吸気ポート15の温度が低い状態にあるか否かを判定する低温判定処理に対応している。また、同目標スロットル開度設定ルーチンにおけるステップS210、S220、S240、及びS250の処理が、上限開度設定処理に対応している。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、脈動小判定時の第1吸入空気量MC1に対する第2吸入空気量MC2の偏差量DEVを演算する偏差量演算処理P7を行っている。そして、演算方式切替処理P8において、脈動大判定時には、第2吸入空気量MC2に偏差量DEVを加えた和である補正後第2吸入空気量MC3を吸入空気量演算値MCの値として演算している。第2吸入空気量MC2の演算精度が十分に確保できるのであれば、偏差量演算処理P7を行わず、脈動大判定時に第2吸入空気量MC2の値をそのまま吸入空気量演算値MCの値として用いるようにしてもよい。
・上記実施形態では、吸気ポート15の温度が低い状態にあるか否かの判定を冷却水温THWに基づいて行うようにしていたが、吸気ポート15の温度を検出、あるいは推定し、その検出値や推定値に基づいて上記判定を行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、冷却水温THWに基づき上限開度TALMTを設定していたが、冷却水温THWの代わりに吸気ポート15の温度の検出値や推定値を用いるようにしてもよい。
・上記実施形態では、上限開度TALMTの値を、エンジン回転数NE、及び冷却水温THWの双方に応じて可変設定していたが、それらのいずれか一方のみに基づいて上限開度TALMTの値を設定するようにしてもよい。また、上限開度TALMTを固定した値としてもよい。
・上記実施形態では、第2演算処理P5における第2吸入空気量MC2の演算を、スロットル開度TA及びエンジン回転数NEに基づく吸気流量の推定値を用いた、いわゆるスロットルスピード方式により行っていた。こうした第2吸入空気量MC2の演算を、吸気圧センサ33による吸気管圧力PMの検出値及びエンジン回転数NEに基づく吸気流量の推定値を用いた、いわゆるスピードデンシティ方式により行うようにしてもよい。
10…エンジン、11…気筒、12…ピストン、13…燃焼室、14…吸気通路、15…吸気ポート、16…排気通路、17…排気ポート、18…エアクリーナ、19…エアフローメータ、20…スロットルバルブ、21…スロットルモータ、22…スロットルセンサ、23…インジェクタ、24…点火装置、25…クランク軸、26…吸気弁、27…排気弁、28…触媒装置、29…電子制御ユニット、30…演算処理回路、31…メモリ、32…吸気温度センサ、33…吸気圧センサ、34…クランクセンサ、35…アクセルペダルセンサ、36…水温センサ。

Claims (5)

  1. エンジンの気筒内に流入する吸気の質量である吸入空気量を演算するとともに、同吸入空気量の演算値に基づき燃料噴射量を決定してインジェクタの燃料噴射制御を行うエンジン制御装置において、
    エアフローメータの吸気流量の検出値に基づいて前記吸入空気量を演算する第1演算処理と、
    前記吸気流量の検出値を用いずに、吸気管圧力の検出値、及びスロットル開度のうちのいずれか一方に基づいて前記吸入空気量を演算する第2演算処理と、
    前記エンジンの吸気通路内の吸気脈動が大きい状態にあるか否かを判定する脈動判定処理と、
    前記エンジンの吸気ポートの温度が低い状態にあるか否かを判定する低温判定処理と、
    前記脈動判定処理において前記吸気脈動が大きい状態にないと判定されているときには前記第1演算処理により前記吸入空気量を演算するとともに、同脈動判定処理において前記吸気脈動が大きい状態にあると判定されているときには前記第2演算処理により前記吸入空気量を演算する演算方式切替処理と、
    前記脈動判定処理において前記吸気脈動が大きい状態にあると判定されており、かつ前記低温判定処理において前記吸気ポートの温度が低い状態にあると判定されていることを条件に、前記スロットル開度の制御範囲の上限値である上限開度を小さくする上限開度設定処理と、
    を行うエンジン制御装置。
  2. 前記上限開度設定処理では、エンジン回転数が高いときには同エンジン回転数が低いときよりも前記上限開度を小さい値に設定する
    請求項1に記載のエンジン制御装置。
  3. 前記上限開度設定処理では、前記脈動判定処理において前記吸気脈動が大きい状態にあると判定されており、かつ前記低温判定処理において前記吸気ポートの温度が低い状態にあると判定されているときの前記上限開度を前記吸気ポートの温度が低いほど小さい値に設定する
    請求項2に記載のエンジン制御装置。
  4. 前記低温判定処理では、前記エンジンの冷却水温に基づいて前記吸気ポートの温度が低い状態にあるか否かを判定する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のエンジン制御装置。
  5. 前記第1演算処理による前記吸入空気量の演算値を第1吸入空気量とするとともに、前記第2演算処理による前記吸入空気量の演算値を第2吸入空気量としたとき、
    前記脈動判定処理において前記吸気脈動が大きい状態にないと判定されているときに前記第1吸入空気量に対する前記第2吸入空気量の偏差量を演算する偏差量演算処理を行うとともに、
    前記演算方式切替処理では、前記脈動判定処理において前記吸気脈動が大きい状態にあると判定されているときには、前記第2吸入空気量に前記偏差量を加えた和を前記吸入空気量の演算値として演算する
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のエンジン制御装置。
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