JP2020132117A - 車両用の加飾部材及び車両用の内装部品 - Google Patents

車両用の加飾部材及び車両用の内装部品 Download PDF

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玉樹 幸祐
Kosuke Tamaki
幸祐 玉樹
陽平 内藤
Yohei Naito
陽平 内藤
俊光 神谷
Toshimitsu Kamiya
俊光 神谷
聖始 茶座
Seishi Chaza
聖始 茶座
真吾 岡原
Shingo Okahara
真吾 岡原
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Abstract

【課題】加飾部材の意匠性を向上すること。【解決手段】車両用の加飾部材10は、基材20と、基材20の車室側の面を覆うカバー30とを備えている。カバー30には、カバー30を厚さ方向Hに貫通するとともに基材20の車室側の面を視認可能な貫通孔31が設けられており、基材20の車室側の面のうち貫通孔31に対応する部分には、カバー30の意匠面30aとは光の反射態様の異なる加飾部21が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用の加飾部材及び同加飾部材を備える車両用の内装部品に関する。
この種の加飾部材としては、例えば車両用ドアのドアトリムに設けられる表皮がある。すなわち、ドアトリムは、ポリプロピレン等の合成樹脂材料によって形成された基材を備えている。そして、基材の意匠面には、上記表皮が部分的に貼着されている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−83899号公報
ところで、こうした加飾部材においては、意匠性の向上を図る上で、なお、改善の余地を残すものとなっている。
本発明の目的は、意匠性の向上を可能とした車両用の加飾部材及び車両用の内装部品を提供することにある。
上記目的を達成するための車両用の加飾部材は、基材と、前記基材の一面を覆うカバーと、を備え、前記カバーには、前記カバーを厚さ方向に貫通するとともに前記基材の前記一面を視認可能な貫通孔が設けられており、前記基材の前記一面のうち前記貫通孔に対応する部分には、前記カバーの意匠面とは光の反射態様の異なる加飾部が設けられている。
同構成によれば、乗員は、カバーの貫通孔を通じて基材の一面に設けられた加飾部を視認できる。加飾部は、カバーの意匠面とは光の反射態様が異なることから、乗員は加飾部をカバーの意匠面とは異なる色や光沢として認識する。ここで、加飾部材及び乗員の少なくとも一方が動くことによって、加飾部材に対する乗員の視角が変化すると、貫通孔を通じて視認される加飾部の形状や面積が変化する。これらのことから、貫通孔を通じて視認される加飾部の形状や面積が変化することで、乗員に対して、カバーの意匠面の模様が変化したように認識させることができる。
上記目的を達成するための車両用の内装部品は、車両に対して変位可能な基部と、前記基部に取り付けられる上記加飾部材と、を備える。
同構成によれば、乗員は、カバーの貫通孔を通じて基材の一面に設けられた加飾部を視認できる。加飾部は、カバーの意匠面とは光の反射態様が異なることから、乗員は加飾部をカバーの意匠面とは異なる色や光沢として認識する。ここで、加飾部材が車両に対して変位可能な基部に取り付けられることから、基部を変位させることによって、加飾部材に対する乗員の視角が変化すると、貫通孔を通じて視認される加飾部の形状や面積が変化する。これらのことから、貫通孔を通じて視認される加飾部の形状や面積が変化することで、乗員に対して、カバーの意匠面の模様が変化したように認識させることができる。したがって、基部の変位に伴って貫通孔を通じて視認される加飾部の形状や面積が変化することで、乗員に対して、カバーの意匠面の模様が変化したかのように認識させることができる。
本発明によれば、加飾部材の意匠性を向上させることができる。
車両用の加飾部材を備える内装部品の一実施形態を示す正面図。 (a)〜(c)は、同実施形態の車両用の加飾部材の製造工程を順に示す正面図。 同実施形態の車両用の加飾部材を示す断面図。 (a)〜(c)は、加飾部の見え方を説明する図。 変更例の車両用の加飾部材の正面図。 変更例の車両用の加飾部材を示す断面図。 (a)及び(b)は、加飾部の見え方を説明する図。
以下、図1〜図4を参照して、一実施形態について説明する。
図1に示すように、ドアトリム50は、車両の側部開口を開閉するヒンジドアのドアパネルに取り付けられるトリムボード51を備えている。トリムボード51は、ポリプロピレン等の硬質樹脂材料によって形成されている。トリムボード51の車室側(図1の紙面手前側)には、ドアハンドル52やスピーカグリル53が設けられている。トリムボード51におけるドアハンドル52とスピーカグリル53との間には、加飾部材10が取り付けられている。なお、トリムボード51が本発明に係る基部に相当する。また、ドアトリム50が本発明に係る内装部品に相当する。
図2(c)及び図3に示すように、加飾部材10は、トリムボード51に取り付けられる長尺板状の基材20と、基材20の車室側の面を覆うカバー30と、基材20とカバー30とを連結するヒンジ40とを備えている。なお、図示は省略するが、基材20及びカバー30には、基材20の車室側の面がカバー30によって覆われた状態において、互いを係合する係合部が設けられている。基材20、カバー30及びヒンジ40は、ポリプロピレン等の硬質樹脂材料により一体に形成されている。
図3に示すように、基材20の車室側の面には、加飾部21が設けられている。加飾部21は、カバー30の意匠面30aとは異なる色を呈する、すなわち光の反射態様の異なる塗膜である。
カバー30には、カバー30を厚さ方向Hに貫通する円柱状の多数の貫通孔31が設けられている。各貫通孔31は、カバー30の厚さ方向Hに沿って延在している。各貫通孔31を通じて、基材20の車室側の面、すなわち加飾部21が、カバー30側から視認可能とされている。
次に、加飾部材10の製造工程について説明する。
図2(a)及び図2(b)に順に示すように、まず、基材20とカバー30とが組み付けられていない状態において、基材20の車室側の面に、例えば赤色の塗料を塗布する。これにより、基材20の車室側の面に、赤色の塗膜からなる加飾部21が形成される。
次に、図2(c)に示すように、ヒンジ40を回動軸として基材20に対してカバー30を回動させることによって基材20の車室側の面がカバー30によって覆われる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図4(a)に示すように、乗員は、図3の矢印A方向、すなわち貫通孔31の延在方向に沿う方向から加飾部材10の意匠面30aを視ると、貫通孔31を通じて円形状の加飾部21を視認する。したがって、乗員はカバー30の意匠面30aに多数の赤色の水玉模様を認識する。
図4(b)に示すように、乗員は、図3の矢印B方向、すなわち貫通孔31の延在方向に対して傾斜した方向から加飾部材10を視ると、貫通孔31を通じて略楕円状の加飾部21を視認する。このとき、視認される加飾部21の面積は、図4(a)に示す円形状に比べて小さい。したがって、乗員はカバー30の意匠面30aに多数の赤色の略楕円状の模様を認識する。
図4(c)に示すように、乗員は、図3の矢印C方向、すなわち図3の矢印B方向よりも更に傾斜した方向から加飾部材10を視ると、加飾部21を視認できない。したがって、乗員はカバー30の意匠面30aのみを認識する。
このように、加飾部材10が取り付けられたドアトリム50がヒンジドアの開閉に伴って変位したり、乗員が動いたりすることによって、加飾部材10に対する乗員の視角が変化すると、貫通孔31を通じて視認される加飾部21の形状や面積が変化する。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)カバー30には、カバー30を厚さ方向Hに貫通するとともに基材20の車室側の面を視認可能な多数の貫通孔31が設けられている。基材20の車室側の面のうち貫通孔31に対応する部分には、カバー30の意匠面30aとは異なる色を呈する加飾部21が設けられている。
こうした構成によれば、上述した作用を奏するため、貫通孔31を通じて視認される加飾部21の形状や面積が変化することで、乗員に対して、カバー30の意匠面30aの模様が変化したように効果的に認識させることができる。したがって、加飾部材10の意匠性を向上させることができる。
(2)加飾部21は、基材20に設けられた塗膜である。
こうした構成によれば、塗膜を設けることによって、基材20の車室側の面のうち貫通孔31に対応する部分の呈する色を、カバー30の意匠面30aと異ならせることが容易にできる。
(3)基材20とカバー30とを連結するヒンジ40を備えている。基材20、カバー30、及びヒンジ40は硬質樹脂材料により一体に形成されている。
こうした構成によれば、ヒンジ40を回動軸として基材20に対してカバー30を回動させることによって基材20に対してカバー30が組み付けられる。このため、基材20とカバー30との組み付けを容易に行うことができる。また、上記構成によれば、加飾部材10の部品点数を削減できる。
(4)ドアトリム50は、車両に対して変位可能なトリムボード51と、トリムボード51に取り付けられる加飾部材10とを備える。
こうした構成によれば、加飾部材10が車両に対して変位可能なトリムボード51に取り付けられることから、ヒンジドアと共にトリムボード51を変位させることによって、加飾部材10に対する乗員の視角が変化すると、貫通孔31を通じて視認される加飾部21の形状や面積が変化する。したがって、上記効果(1)を奏することができ、ドアトリム50の意匠性を向上させることができる。
<変更例>
上記実施形態は、例えば以下のように変更して実施することもできる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・カバー30の意匠面30aを、加飾部21とは異なる色を呈する塗膜によって構成することもできる。
・カバー30の貫通孔31内に、加飾部21を視認可能な透明部材を設けることもできる。こうした構成によれば、貫通孔31内に塵埃などが侵入することを抑制できる。
・貫通孔31の数を任意の数(1つを含む)に変更することができる。
・図5に示すように、貫通孔131の形状を直方体状などの任意の形状に変更することができる。
・ヒンジ40を省略することもできる。この場合、基材20とカバー30とを別体とすればよい。
・ところで、上記実施形態にて例示したように各貫通孔31がカバー30の厚さ方向Hに沿って設けられている場合、加飾部材10の設けられる位置によってはシートに着座している乗員がカバー30の貫通孔31を通じて加飾部21を視認できないといった不都合が生じるおそれがある。
このような場合には、図6に示すように、各貫通孔131をカバー130の厚さ方向Hに対して所定の角度(例えば45度)にて傾斜させればよい。これにより、図7(a)に示すように、乗員は、図6の矢印A方向、すなわち貫通孔131の延在方向に沿う方向から加飾部材110を視ると、貫通孔131を通じて長方形状の加飾部21を視認できる。また、図7(b)に示すように、乗員は、図6の矢印B方向、すなわちカバー130の厚さ方向Hに沿う方向からは貫通孔131を通じて加飾部21を視認できない。また、各貫通孔131の傾斜角度が同一であるため、カバー130の意匠面130aの模様が変化したように効果的に認識させることができる。
・基材20の車室側の面のうち貫通孔31に対応する部分のみに加飾部21を設ける構成としてもよい。
・本発明に係る内装部品は、ヒンジドアのドアトリム50に限定されず、スライドドアやバックドアのドアトリムとして具体化することもできる。また、本発明に係る内装部品はドアトリムに限定されず、グローブボックスなどの車室内の収容部の開口を開閉するドアに対して本発明を適用することもできる。
・加飾部21を構成する塗膜の呈する色は適宜変更することができる。また、可視光に対して透明な塗膜によって加飾部21を構成することもできる。この場合、加飾部21に光沢感を付与することができる。また、基材20の一面に貼着されるシートによって加飾部を構成することもできる。要するに、加飾部は、基材の一面のうち貫通孔に対応する部分に設けられ、カバーの意匠面とは光の反射態様の異なるものであればよい。
10…加飾部材、20…基材、21…加飾部、30,130…カバー、30a,130a…意匠面、31,131…貫通孔、40…ヒンジ、50…ドアトリム(内装部品)、51…トリムボード(基部)、52…ドアハンドル、53…スピーカグリル。

Claims (7)

  1. 基材と、
    前記基材の一面を覆うカバーと、を備え、
    前記カバーには、前記カバーを厚さ方向に貫通するとともに前記基材の前記一面を視認可能な貫通孔が設けられており、
    前記基材の前記一面のうち前記貫通孔に対応する部分には、前記カバーの意匠面とは光の反射態様の異なる加飾部が設けられている、
    車両用の加飾部材。
  2. 前記加飾部は、前記基材に設けられた塗膜である、
    請求項1に記載の車両用の加飾部材。
  3. 前記カバーには、多数の前記貫通孔が設けられている、
    請求項1または請求項2に記載の車両用の加飾部材。
  4. 前記貫通孔は、前記カバーの厚さ方向に対して傾斜している、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両用の加飾部材。
  5. 前記カバーには、多数の前記貫通孔が設けられており、
    前記カバーの厚さ方向に対する前記貫通孔の各々の傾斜角度が同一である、
    請求項4に記載の車両用の加飾部材。
  6. 前記基材と前記カバーとを連結するヒンジを備え、
    前記基材、前記カバー、及び前記ヒンジは硬質樹脂材料により一体に形成されている、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の車両用の加飾部材。
  7. 車両に対して変位可能な基部と、前記基部に取り付けられる請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の加飾部材と、を備える、
    車両用の内装部品。
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