JP2020132097A - 産業機械のアームレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】概ね水平状態の使用時及び概ね垂直状態の非使用時には回動しにくく抵抗を強くしてガタツキを減少させ、その中間位置では抵抗を少なくして回動操作が軽くなるようにした産業機械のアームレストを提供すること。【解決手段】座席シート1に取付けられるステイ17に設けられた支軸17Bが回動支持部に軸支されて、前記支軸17Bを支点として回動可能に設けられるアームレスト本体9とを備え、前記回動支持部に軸支された前記支軸17Bに開設した取付ネジ孔21に、前記アームレスト本体9の側面に形成された上下方向に延びた長孔形状の案内孔15を介して案内ピン20を挿入固定して、前記案内孔15内を前記案内ピン20が案内されながら移動して、前記アームレスト本体9が使用位置と非使用位置との間で前記支軸17Bを支点として回動する。【選択図】図3

Description

本発明は、建設機械や、農業機械などの各種の産業機械のアームレストに関する。
この種の産業機械のアームレストは、座席シートに回動可能に取り付けられ、使用時には水平状態にして、非使用時には垂直状態にするのが一般的である。そして、作業者が作業する際には、強い振動により、前記アームレストはガタついて不安定な状態になることがある。
この場合、無段階高さ(角度)調節式アームレストが、例えば特許文献1に開示されているが、この特許文献1により、アームの回動軸に相当するドラムにコイルバネが巻き付けられ、このコイルバネの締め付け力によりドラムの滑りをロックする技術が提案されている。
特許第5654168号公報
しかしながら、特許文献1に示すアームレストにあっては、構造が複雑であって、製作組立も甚だ難しいものである。
そこで、水平状態の使用時及び垂直状態の非使用時には回動しにくく抵抗を強くしてガタツキを減少させ、その中間位置では抵抗を少なくして回動操作が軽くなるようにし、製作組立も容易な且つ調整も不要な産業機械のアームレストを提供することを目的とする。
このため第1の発明は、建設機械や、農業機械などの産業機械のアームレストにおいて、
座席シートに取付けられるステイと、
このステイに設けられた支軸が、回動支持部に軸支されて前記支軸を支点として回動可能に設けられるアームレスト本体とを備え、
前記回動支持部に軸支された前記支軸に開設した取付孔に、前記アームレスト本体の側面に形成された上下方向に延びた長孔形状の案内孔を介して外方から案内ピンを挿入固定することにより、前記回動支持部に軸支された前記支軸が抜けないようにし、
前記案内孔内を前記案内ピンが案内されながら移動して、前記アームレスト本体が使用位置と非使用位置との間で前記支軸を支点として回動する際に、
前記アームレスト本体が抵抗なく回動できるようにその短手方向の幅が前記案内ピンの外径より大きい部分を前記案内孔の上下方向の中央部位に形成すると共に、前記アームレスト本体がある程度の抵抗を受けながら回動できるように同じく短手方向の幅が前記案内ピンの外径より小さい部分を前記中央部位の上下にそれぞれ連なる端部を含む又は含まない前記端部の近くに形成したことを特徴とする。
第2の発明は、建設機械や、農業機械などの産業機械のアームレストにおいて、
座席シートに取付けられるステイと、
このステイに設けられた支軸が、回動支持部に軸支されて前記支軸を支点として回動可能に設けられるアームレスト本体とを備え、
前記回動支持部に軸支された前記支軸に開設した取付孔に、前記アームレスト本体の側面に形成された上下方向に延びた長孔形状の案内孔を介して外方から案内ピンを挿入固定することにより、前記回動支持部に軸支された前記支軸が抜けないようにし、
前記案内孔内を前記案内ピンが案内されながら移動して、前記アームレスト本体が使用位置と非使用位置との間で前記支軸を支点として回動する際に、
前記アームレスト本体がある程度の抵抗を受けながら回動できるようにその短手方向の幅が前記案内ピンの外径より僅か小さい部分を前記案内孔の上下方向の中央部位に形成すると共に、前記案内ピンが前記中央部位にあるときの抵抗よりも少し大きな抵抗を受けながら前記アームレスト本体が回動できるように同じく短手方向の幅が前記案内ピンの外径より小さく且つ前記中央部位の幅より小さい部分を前記中央部位の上下にそれぞれ連なる端部を含む又は含まない前記端部の近くに形成したことを特徴とする。
第3の発明は、建設機械や、農業機械などの産業機械のアームレストにおいて、
座席シートに取付けられるステイと、
このステイに設けられた支軸が、回動支持部に軸支されて前記支軸を支点として回動可能に設けられるアームレスト本体とを備え、
前記回動支持部に軸支された前記支軸に開設した取付孔に、前記アームレスト本体の側面に形成された上下方向に延びた長孔形状の案内孔を介して外方から案内ピンを挿入固定することにより、前記回動支持部に軸支された前記支軸が抜けないようにし、
前記案内孔内を前記案内ピンが案内されながら移動して、前記アームレスト本体が前記支軸を支点として回動する際に、
前記アームレスト本体がある程度の抵抗を受けながら回動できるように、前記案内孔の短手方向の幅を前記案内ピンの外径より小さく形成したことを特徴とする。
第4の発明は、第1乃至第3の発明において、前記アームレスト本体を、このアームレスト本体の骨組みを成すフレームと、このフレームを外方から覆う弾性を有するカバーとから構成し、前記カバーに前記案内孔を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、概ね水平状態の使用時及び概ね垂直状態の非使用時には回動しにくく抵抗を強くしてガタツキを減少させ、その中間位置では抵抗を少なくして回動操作が軽くなるようにし、製作組立も容易な且つ調整も不要な産業機械のアームレストを提供することができる。
本発明に係る産業機械のアームレストが左右に取り付けられた状態の座席シートの前方向から見た斜視図である。 左のアームレストが座席シートに取付けられる前の状態の後ろ方向から見た斜視図である。 アームレストの分解斜視図である。 座席シートに取付けられるアームレストの組立斜視図である。 カバーを想像線で表したアームレストの組立斜視図である。 図4のX−X断面図、矢印方向から見た図である。 案内孔の第1の実施形態を示す図である。 案内孔の第2の実施形態を示す図である。 案内孔の第3の実施形態を示す図である。 案内孔の第4の実施形態を示す図である。
以下、本発明の建設機械や、農業機械などの各種の産業機械のアームレストの実施の形態について、図1〜図10に基づいて説明する。図1は本発明に係る前記産業機械のアームレスト2が左右に取り付けられた状態の座席シート1の斜視図であって、作業者にとって右の前記アームレスト2は非使用時の状態で概ね垂直状態にあり、左の前記アームレスト2は使用時の状態で概ね水平状態にある。図2は左の前記アームレスト2が前記座席シート1に取付けられる前の状態の斜視図、図3は前記アームレスト2の分解斜視図、図4は前記座席シート1に取付けられる前記アームレスト2の組立斜視図、図5は後述するカバー11を想像線で表した前記アームレスト2の組立斜視図、図6は図4のX−X断面図である。
前記座席シート1は前記産業機械に取付けられ、硬質の合成樹脂材料で作製された概ねL字形状の下半分のシートフレーム3と、このシートフレーム3上に取付けられる概ねL字形状の上半分のクッション部4とから構成されて、作業者の座席部5と背もたれ部6が形成される。
次に、図2及び図3に基づいて説明すると、8はU形ナットで、前述したシートフレーム3に開設した3個の取付け孔(図示せず)と自身の各開口部8Aとを一致させるようにして、前記シートフレーム3を前方向から挟むようにして、前記シートフレーム3にそれぞれ取付けられる。
9は前記アームレスト2のアームレスト本体で、このアームレスト本体9の骨組みを構成する縦断面形状がコ字形状のフレーム10と、このフレーム10を外方から覆う弾性を有するウレタン樹脂製のカバー11とから構成される。更に詳述すると、前記フレーム10は低温時の寸法変化が少ない金属、例えば鉄で作製され、少なくとも下面と回動する際の支持側の側面が開口Sされている。前記フレーム10の前述した支持側の上面10C及び両側板10A、10Bの一部は切除され、前記両側板10A、10Bの切除されて残された部位には、それぞれ円形状の支持孔12が形成される。
更に、前記各支持孔12にはそれぞれ鉄製の中空円筒状の支持筒13が挿通した状態で、前記各支持孔12の周縁部において前記各支持筒13と前記フレーム10の両側板10A、10Bとが溶接され、前記フレーム10と前記支持筒13は一体化される。
前記カバー11は、前記支持筒13と一体化された前記フレーム10をウレタン発泡成形により外方から包むようにこのフレーム10と一体化するように作製される。但し、前記フレーム10の支持側の前記開口Sに面する前記カバー11の壁面11Aには概ね縦長の案内孔15が形成されるように作製されると共に、前記カバー11の両側面には前記支持筒13内の空間と連通する円形状の取付け用開口16がそれぞれ形成されるように作製される。
そして、前記支持筒13は長手方向の略中央における前記案内孔15に面する部位において、前記カバー11の前記壁面11Aに面する周側面が概ね180度程度切除されて切除部13Aが形成される。この切除部13Aにより、前記アームレスト本体9の回動の際に、邪魔とならずに前記案内ピン20が上下移動できることとなる。なお、一対の前記支持筒を設けて、それぞれの支持筒を側板10A、10Bに間隔を空けて離れた状態で固定し、前記案内ピン20が上下移動できるように両支持筒間に空間を形成するようにしてもよい。
17は前記U形ナット8を介して前記座席シート1に取付けられる取付部材としてのステイで、このステイ17は薄板で作製されると共に前記座席シート1の側面の形状に合わせた形状に概ね「ノ」の字形状に曲がっているステイ本体17Aと、前記支持筒13より小径の円柱状を呈すると共に前記ステイ本体17Aの上部に外方に突設するように前記ステイ本体の平面部と直交するように設けられた支軸17Bとから構成される。前述した前記取付け用開口16及び前記支持筒13内の空間内に前記支軸17Bが僅か隙間を存して挿入されると、この支軸17Bを支点として前記アームレスト本体9が回動可能となり、前記取付け用開口16及び前記支持筒13が前記支軸17Bが回動するための前記アームレスト本体9の回動支持部に相当することとなる。
なお、前記両側板10A、10Bの前記支持孔12に、前記支持筒13を必ずしも設けなくともよいが、このように前記支持筒13を設けない場合には前記支持孔12及び前記取付け用開口16が前述した回動支持部に相当することとなる。但し、前記取付け用開口16の開口周縁部に前記支軸17Bが当接しないような形状であれば、前記支持孔12のみ、又は1つの又は一対の前記支持筒13のみが前記回動支持部を構成することとなる。いずれの構造においても、前記回動支持部に軸支された前記支軸17Bを支点として、前記アームレスト本体9の回動が可能となる。
そして、前記ステイ17の前記ステイ本体17Aには、前記U形ナット8を介して前記座席シート1に取り付けるためのネジ孔19が3個開設され、この各ネジ孔19に取付け用の各ネジ18が螺合することにより、前記ステイ17は前記座席シート1に取り付けられる。
また、前記アームレスト本体9の前記カバー11に開設した前記開口16及び前記フレーム10に設けた前記支持筒13内に前記支軸17Bを挿入させると、前記支軸17Bに設けたネジ溝が形成された取付ネジ孔21が前記フレーム10の両側板10A、10Bの間に、詳述すると、各側板10A、10Bの内側に設けられた両支持筒13、13間に位置することになる。従って、この挿通させた状態の前記支軸17Bに設けた前記取付ネジ孔21に頭部にネジ部20Aを有する案内ピン20が前記案内孔15を介して螺合することにより、前記支持筒13の切除部の開口形成面や前記アームレスト本体9の前記案内孔15の開口形成面に前記支軸17Bが前記支軸17Bの長手方向が規制されて、前記開口16及び前記支持筒13、13から前記支軸17Bが抜けないように、取り付けられる。
従って、前記支軸17Bを支点として前記アームレスト本体9が回動可能な状態で、前記アームレスト本体9と前記ステイ17とが組立て一体化され、このように一体化された前記アームレスト1は前記ステイ17の各ネジ孔19に各ネジ18を螺合させることにより、前記U形ナット8を介して前記ステイ17を前記座席シート1に取り付けることができる。
なお、図4、図5、図6などで示すように、前記案内孔15内を前記案内ピン20が案内されながら移動して、前記アームレスト本体9が前記回動支持部に軸支された前記支軸17Bを支点として回動することができる。この場合、図7(ア)、(イ)に基づいて詳述すると、前記アームレスト本体9が回動する際に、抵抗なく軽く回動できるように短手方向の幅が前記案内ピン20の外径より僅か大きい幅広部分15Aと、ある程度の抵抗を受けながらも回動できるように同じく短手方向の幅が前記案内ピン20の外径より僅か小さい幅狭部分15Bとから、前記案内孔15を形成する。
1.図7(ア)、(イ)に示す前記案内孔15の第1の実施形態(図7(ア)は前記案内ピン20が前記案内孔15内の最下部にある状態であって前記アームレスト本体9が概ね水平状態にある状態を示す。図7(イ)は前記案内ピン20が前記案内孔15内の最上部にある状態であって前記アームレスト本体9が概ね垂直状態にある状態を示す。)
(1−1)前記案内孔15の上下方向の中央部位に形成される前記幅広部分15Aの幅L1を前記案内ピン20の外径より僅か大きくした実施形態
即ち、図7(ア)、(イ)に示すように、前記案内孔15の上下方向の中央部位(中央を含むその近くの部位)に形成される前記幅広部分15Aの幅L1を前記案内ピン20の外径より僅か大きくし、また前記中央部位の上下にそれぞれ連なる端部を含む前記端部の近くの前記幅狭部分15B(前記案内孔15の上下方向の上下端部を含むこの上下端部の近くの部位)の幅L2を前記案内ピン20の外径より僅か小さくする。しかも、前記案内孔15の上下の中央位置の幅を最大幅として、上下端部に向けて徐々に幅を狭めるように滑らかに形成する。
このようにすることにより、前記アームレスト本体9が前記支軸17Bを支点として回動して前記支軸17Bが前記案内孔15に沿って移動する際に、前記アームレスト本体9が概ね水平位置と概ね垂直位置との略中央位置近傍にあっては、例えば概ね水平状態を0度(前記案内ピン20が前記案内孔15内の最下部にある状態。図7(ア)参照。)とすると共に概ね垂直状態を90度(前記案内ピン20が前記案内孔15内の最上部にある状態。図7(イ)参照。)としたときの、例えば30度から60度程度の位置にあるときには、抵抗なく軽く(前記アームレスト本体9がその自重により回動できる程度)回動でき、逆に前記アームレスト本体9が概ね水平位置又は概ね垂直位置に近い位置にあっては、例えば0度から30度程度までの間の位置又は例えば60度から90度程度までの間の位置にあるときには、ある程度の抵抗を受けながら(前記アームレスト本体9がその自重により回動できない程度)回動するように構成する。
この場合、前記カバー11は弾性力を有して変形するも、容易に元の状態に復帰できるので、前記案内ピン20が前記案内孔15前記幅狭部分15Bにあっても、前記アームレスト本体9はある程度の抵抗を受けながら回動することができ、概ね水平状態の使用位置及び概ね垂直状態の非使用位置では回動しにくく抵抗を強くしてガタツキを減少させることができる。
(1−2)前記案内孔15の上下方向の中央部位に形成される前記幅広部分15Aの幅L1を前記案内ピン20の外径より僅か小さくした実施形態
なお、この図7(ア)、(イ)に基づいて前述したように、前記案内孔15の上下方向の前記中央部位の前記幅広部分15Aの幅L1を前記案内ピン20の外径より僅か大きくし、また前記案内孔15の上下方向の上下端部に近い前記幅狭部分15Bの幅L2を、前記案内ピン20の外径より僅か小さくしたが、これに限らず、以下のように構成してもよい。
即ち、前記案内孔15の上下方向の前記中央部位の前記幅広部分の幅を前記案内ピン20の外径より僅か小さくし、また前記案内孔15の上下方向の上下端部を含むこの上下端部の近くの部位である前記幅狭部分の幅を前記案内ピン20の外径より小さく且つ前記幅広部分の幅より僅かに小さくしてもよい。
このようにすることにより、前記アームレスト本体9が概ね水平位置と概ね垂直位置との略中央位置近傍の、例えば30度から60度程度の位置にあるときには少し抵抗があるも(前記アームレスト本体9がその自重により回動できない程度)回動でき、逆に前記アームレスト本体9が、例えば0度から30度程度までの間の位置又は例えば60度から90度程度までの間の位置にあるときには、前述した略中央位置近傍での抵抗よりも少し大きな抵抗を受けながら回動できることとなる。従って、前記アームレスト本体9が、どの位置にあっても、ガタツキを減少させることができる。
2.図8(ウ)、(エ)に示す前記案内孔15の第2の実施形態(図8(ウ)は前記案内ピン20が前記案内孔15内の最下部にある状態であって前記アームレスト本体9が概ね水平状態にある状態を示す。図8(エ)は前記案内ピン20が前記案内孔15内の最上部にある状態であって前記アームレスト本体9が概ね垂直状態にある状態を示す。)
(2−1)前記中央部位の幅広部分15Cの幅L3を前記案内ピン20の外径より僅か大きくした実施形態
以上説明した図7(ア)、(イ)の実施形態にあっては、前記案内孔15を上下の前記中央部位を最大幅として、両端部に向けて徐々に幅を狭めるように形成したが、次に図8(ウ)、(エ)に示すように、徐々に狭めるのではなく、前記案内孔15の上下方向の前記中央部位の幅広部分15Cと、この幅広部分15Cに連なって段差を有して且つ前記案内孔15の上下方向の端部を含む前記端部の近くの幅狭部分15D(前記案内孔15の上下方向の上下端部を含むこの上下端部の近くの部位)とから前記案内孔15を構成してもよい。
この場合、前記中央部位の前記幅広部分15Cの幅L3を前記案内ピン20の外径より僅か大きくし且つ前記案内孔15の上下方向の端部を含む前記端部の近くの前記幅狭部分15Dの幅L4を前記案内ピン20の外径より僅か小さくしてもよい。
このようにすることにより、前記案内ピン20が前記案内孔15の前記幅広部分15Cにあるときには抵抗なく軽く(前記アームレスト本体9がその自重により回動できる程度)回動でき、逆に前記アームレスト本体9が概ね水平位置又は概ね垂直位置に近い位置にあって前記案内ピン20が前記案内孔15の前記幅狭部分15Dにあるときにはある程度の抵抗を受けながら(前記アームレスト本体9がその自重により回動できない程度)回動することとなる。
(2−2)前記中央部位の幅広部分15Cの幅L3を前記案内ピン20の外径より僅か小さくした実施形態
なお、この図8(ウ)、(エ)に基づいて前述したように、前記案内孔15の上下方向の前記中央部位の前記幅広部分15Cの幅L3を前記案内ピン20の外径より僅か大きくし、且つ前記案内孔15の上下方向の端部を含む前記端部の近くの前記幅狭部分15Dの幅L4を前記案内ピン20の外径より僅か小さくしたが、これに限らず、以下のように構成してもよい。即ち、前記案内孔15の上下方向の前記中央部位の前記幅広部分の幅を前記案内ピン20の外径より僅か小さくし、また前記案内孔15の上下方向の端部を含む前記端部の近くの前記幅狭部分の幅を前記案内ピン20の外径より小さく且つ前記幅広部分の幅より僅かに小さくしてもよい。
このようにすることにより、前記アームレスト本体9が概ね水平位置と概ね垂直位置との略中央位置近傍にあって前記案内ピン20が前記案内孔15の前記幅広部分15Cにあるときには少し抵抗があるも(前記アームレスト本体9がその自重により回動できない程度)回動でき、逆に前記アームレスト本体9が概ね水平位置又は概ね垂直位置に近い位置にあって前記案内ピン20が前記案内孔15の前記幅狭部分15Dにあるときには前述した前記幅広部分15Cにあるときの抵抗よりも少し大きな抵抗を受けながら回動できることとなる。従って、前記アームレスト本体9が、どの位置にあっても、ガタツキを減少させることができる。
3.図9(オ)、(カ)に示す前記案内孔15の第3の実施形態(図9(オ)は前記案内ピン20が前記案内孔15内の最下部にある状態であって前記アームレスト本体9が概ね水平状態にある状態を示す。図9(カ)は前記案内ピン20が前記案内孔15内の最上部にある状態であって前記アームレスト本体9が概ね垂直状態にある状態を示す。)
(3−1)前記中央部位の幅広部分15Eの幅と上下方向の上下端部の幅広部分15Gとを前記案内ピン20の外径より僅か大きくし、且つ幅広部分15Eと15Gとの間の幅狭部分15Fの幅を前記案内ピン20の外径より僅か小さくした実施形態
次に図9(オ)、(カ)に示すように、前記案内孔15の上下方向の前記中央部位の幅広部分15Eと、この幅広部分15Eに連なって且つ前記案内孔15の上下方向の上下端部寄りの幅狭部分(前記案内孔15の上下端部を含まない前記上下端部の近くの部位)15Fと、この幅狭部分15Fに連なって且つ前記案内孔15の上下方向の上下端部の幅広部分15Gとから前記案内孔15を構成してもよい。なお、前記案内孔15を形成する対向する開口形成面に開口側に向けて凸部24を形成することにより、前記幅狭部分15Fを形成することができる。
この場合、前記中央部位の前記幅広部分15Eの幅と上下方向の上下端部の前記幅広部分15Gとを前記案内ピン20の外径より僅か大きくし、且つ前記幅狭部分15Fの幅を前記案内ピン20の外径より僅か小さくする。このようにすることにより、前記案内ピン20が前記案内孔15の前記幅広部分15E、15Gにあるときには抵抗なく軽く(前記アームレスト本体9がその自重により回動できる程度)回動でき、逆に前記アームレスト本体9が概ね水平位置寄り又は概ね垂直位置寄りにあって前記案内ピン20が前記案内孔15の前記幅狭部分15Fにあるときにはある程度の抵抗を受けながら(前記アームレスト本体9がその自重により回動できない程度)回動することとなる。しかも、前記案内ピン20が前記案内孔15の上下方向の上下端部の幅広部分15Gにあるとき、特にこの幅広部分15Gを小さくした場合には、前記凸部24により移動が制限されて、幅広部分15Gの位置にて安定した状態に維持することができる。
(3−2)前記中央部位の幅広部分15Eの幅と上下方向の上下端部の幅広部分15Gとを前記案内ピン20の外径より僅か大きくし、且つ幅広部分15Eと15Gとの間の幅狭部分15Fの幅を前記案内ピン20の外径より僅か小さくした実施形態
なお、この図9(オ)、(カ)に基づいて前述したように、前記中央部位の前記幅広部分15Eの幅と上下方向の上下端部の前記幅広部分15Gとを前記案内ピン20の外径より僅か大きくし、且つ前記幅狭部分15Fの幅を前記案内ピン20の外径より僅か小さくしたが、これに限らず、以下のように構成してもよい。
即ち、前記中央部位の前記幅広部分15Eの幅と上下方向の上下端部の前記幅広部分15Gとを前記案内ピン20の外径より僅か小さくし、また前記案内孔15の上下方向の上下端部寄りの前記幅狭部分(前記案内孔15の上下端部を含まない前記上下端部の近くの部位)15Fの幅を前記案内ピン20の外径より小さく且つ前記幅広部分15E、15Gの幅より僅かに小さくしてもよい。
このようにすることにより、前記アームレスト本体9が概ね水平位置と概ね垂直位置との略中央位置近傍にあって前記案内ピン20が前記案内孔15の前記幅広部分15Eにあるときには少し抵抗があるも(前記アームレスト本体9がその自重により回動できない程度)回動でき、逆に前記アームレスト本体9が概ね水平位置又は概ね垂直位置に近い位置にあって前記案内ピン20が前記案内孔15の前記幅狭部分15Fにあるときには前述した前記幅広部分15E、15Gにあるときの抵抗よりも少し大きな抵抗を受けながら回動できることとなる。従って、前記アームレスト本体9が、どの位置にあっても、ガタツキを減少させることができる。
4.図10(キ)、(ク)に示す前記案内孔15の第4の実施形態(図10(キ)は前記案内ピン20が前記案内孔15内の最下部にある状態であって前記アームレスト本体9が概ね水平状態にある状態を示す。図10(ク)は前記案内ピン20が前記案内孔15内の最上部にある状態であって前記アームレスト本体9が概ね垂直状態にある状態を示す。)
次に図10(キ)、(ク)に示すように、前記案内孔15の幅狭方向の幅を全域に亘って同一幅として、前記案内孔15の上下方向の全幅を前記案内ピン20の外径より僅か小さい幅L5としてもよい。このようにすることにより、前記案内ピン20が前記案内孔15の上下方向のどの位置にあっても、ある程度の抵抗を受けながら(前記アームレスト本体9がその自重により回動できない程度)回動することとなる。しかも、前記案内ピン20が前記案内孔15の上下方向のどの位置にあっても、前記案内ピン20を安定した状態に維持することができ、前記アームレスト本体9がどの位置にあっても、ガタツキを減少させることができる。
なお、前記案内ピン20が以上の図7(ア)、図8(ウ)、図9(オ)及び図10(キ)に示すような位置にある場合は、前記アームレスト本体9は概ね水平状態の使用位置にあり、図7(イ)、図8(エ)、図9(カ)及び図10(ク)に示すような位置にある場合は、前記アームレスト本体9は概ね垂直状態の非使用位置にある。
以上のような実施形態によれば、概ね水平状態の使用時及び概ね垂直状態の非使用時には回動しにくく抵抗を強くしてガタツキを減少させ、その中間位置では抵抗を少なくして回動操作が軽くなるようにし、製作組立も容易な且つ調整も不要な産業機械のアームレストを提供することができる。
以上のように、本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
1 座席シート
2 アームレスト
9 アームレスト本体
10 フレーム
11 カバー
12 支持孔
13 支持筒
15 案内孔
15A 幅広部分
15B 幅狭部分
15C 幅広部分
15D 幅狭部分
15E 幅広部分
15F 幅狭部分
15G 幅広部分
16 取付け用開口
17 ステイ
17B 支軸
20 案内ピン
21 取付ネジ孔

Claims (4)

  1. 建設機械や、農業機械などの産業機械のアームレストにおいて、
    座席シートに取付けられるステイと、
    このステイに設けられた支軸が、回動支持部に軸支されて前記支軸を支点として回動可能に設けられるアームレスト本体とを備え、
    前記回動支持部に軸支された前記支軸に開設した取付孔に、前記アームレスト本体の側面に形成された上下方向に延びた長孔形状の案内孔を介して外方から案内ピンを挿入固定することにより、前記回動支持部に軸支された前記支軸が抜けないようにし、
    前記案内孔内を前記案内ピンが案内されながら移動して、前記アームレスト本体が使用位置と非使用位置との間で前記支軸を支点として回動する際に、
    前記アームレスト本体が抵抗なく回動できるようにその短手方向の幅が前記案内ピンの外径より大きい部分を前記案内孔の上下方向の中央部位に形成すると共に、前記アームレスト本体がある程度の抵抗を受けながら回動できるように同じく短手方向の幅が前記案内ピンの外径より小さい部分を前記中央部位の上下にそれぞれ連なる端部を含む又は含まない前記端部の近くに形成したことを特徴とする産業機械のアームレスト。
  2. 建設機械や、農業機械などの産業機械のアームレストにおいて、
    座席シートに取付けられるステイと、
    このステイに設けられた支軸が、回動支持部に軸支されて前記支軸を支点として回動可能に設けられるアームレスト本体とを備え、
    前記回動支持部に軸支された前記支軸に開設した取付孔に、前記アームレスト本体の側面に形成された上下方向に延びた長孔形状の案内孔を介して外方から案内ピンを挿入固定することにより、前記回動支持部に軸支された前記支軸が抜けないようにし、
    前記案内孔内を前記案内ピンが案内されながら移動して、前記アームレスト本体が使用位置と非使用位置との間で前記支軸を支点として回動する際に、
    前記アームレスト本体がある程度の抵抗を受けながら回動できるようにその短手方向の幅が前記案内ピンの外径より僅か小さい部分を前記案内孔の上下方向の中央部位に形成すると共に、前記案内ピンが前記中央部位にあるときの抵抗よりも少し大きな抵抗を受けながら前記アームレスト本体が回動できるように同じく短手方向の幅が前記案内ピンの外径より小さく且つ前記中央部位の幅より小さい部分を前記中央部位の上下にそれぞれ連なる端部を含む又は含まない前記端部の近くに形成したことを特徴とする産業機械のアームレスト。
  3. 建設機械や、農業機械などの産業機械のアームレストにおいて、
    座席シートに取付けられるステイと、
    このステイに設けられた支軸が、回動支持部に軸支されて前記支軸を支点として回動可能に設けられるアームレスト本体とを備え、
    前記回動支持部に軸支された前記支軸に開設した取付孔に、前記アームレスト本体の側面に形成された上下方向に延びた長孔形状の案内孔を介して外方から案内ピンを挿入固定することにより、前記回動支持部に軸支された前記支軸が抜けないようにし、
    前記案内孔内を前記案内ピンが案内されながら移動して、前記アームレスト本体が使用位置と非使用位置との間で前記支軸を支点として回動する際に、
    前記アームレスト本体がある程度の抵抗を受けながら回動できるように、前記案内孔の短手方向の幅を前記案内ピンの外径より小さく形成したことを特徴とする産業機械のアームレスト。
  4. 前記アームレスト本体を、このアームレスト本体の骨組みを成すフレームと、このフレームを外方から覆う弾性を有するカバーとから構成し、前記カバーに前記案内孔を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の産業機械のアームレスト。
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