JP2020130769A - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール Download PDF

Info

Publication number
JP2020130769A
JP2020130769A JP2019030326A JP2019030326A JP2020130769A JP 2020130769 A JP2020130769 A JP 2020130769A JP 2019030326 A JP2019030326 A JP 2019030326A JP 2019030326 A JP2019030326 A JP 2019030326A JP 2020130769 A JP2020130769 A JP 2020130769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
golf ball
zone
less
microprojections
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019030326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7275634B2 (ja
Inventor
佐嶌 隆弘
Takahiro Sajima
隆弘 佐嶌
敏之 田窪
Toshiyuki Takubo
敏之 田窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2019030326A priority Critical patent/JP7275634B2/ja
Priority to US16/785,222 priority patent/US11052290B2/en
Publication of JP2020130769A publication Critical patent/JP2020130769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7275634B2 publication Critical patent/JP7275634B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/0004Surface depressions or protrusions
    • A63B37/0005Protrusions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/0004Surface depressions or protrusions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/0004Surface depressions or protrusions
    • A63B37/0012Dimple profile, i.e. cross-sectional view
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/0004Surface depressions or protrusions
    • A63B37/0018Specified number of dimples
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/0022Coatings, e.g. paint films; Markings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/007Characteristics of the ball as a whole
    • A63B37/0072Characteristics of the ball as a whole with a specified number of layers
    • A63B37/0076Multi-piece balls, i.e. having two or more intermediate layers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/007Characteristics of the ball as a whole
    • A63B37/0077Physical properties
    • A63B37/0089Coefficient of drag
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B37/00Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/007Characteristics of the ball as a whole
    • A63B37/0077Physical properties
    • A63B37/009Coefficient of lift

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Golf Clubs (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】ミドルアイアンでのショットにおける飛行性能に優れたゴルフボールの提供。【解決手段】ゴルフボールは、その表面に複数の微小突起20を有する。これらの微小突起20の高さHの平均値Havは、0.5μm以上50μm以下である。このゴルフボールの表面は、1又は2以上の第一ゾーンと、1又は2以上の第二ゾーンとを有する。これらの第一ゾーンにおける微小突起20の高さHの平均値Hav1は、これらの第二ゾーンにおける微小突起20の高さHの平均値Hav2よりも大きい。好ましくは、平均値Hav1と平均値Hav2とは、下記数式を満たす。3 ≦ (Hav1 −Hav2) ≦ 50【選択図】図4

Description

本発明は、ゴルフボールに関する。詳細には、本発明は、その表面にペイント層を有するゴルフボールに関する。
ゴルフボールは、その表面に多数のディンプルを備えている。ディンプルは、飛行時のゴルフボール周りの空気の流れを乱し、乱流剥離を起こさせる。この現象は、「乱流化」と称される。乱流化によって空気のゴルフボールからの剥離点が後方にシフトし、抗力が低減される。乱流化によってバックスピンに起因するゴルフボールの上側剥離点と下側剥離点とのズレが助長され、ゴルフボールに作用する揚力が高められる。抗力の低減及び揚力の向上は、「ディンプル効果」と称される。優れたディンプルは、よりよく空気の流れを乱す。優れたディンプルは、大きな飛距離を生む。
ゴルフボールの飛距離は、キャリーとランとのトータルである。キャリーは、発射地点から落下地点までの距離である。ランは、落下地点から静止地点までの距離である。ショートアイアンでのショットでは、大きなキャリーと小さなランとが望まれている。なぜならば、ショートアイアンでのショットでは、ゴルフプレーヤーは、ゴルフボールを目的地点に静止させることを重視するからである。一方、ドライバーショットでは、大きなキャリーと大きなランとが望まれている。なぜならば、ドライバーショットでは、ゴルフプレーヤーは、ゴルフボールをなるべくピンに近づけたいからである。ロングホールのセカンドショット等では、ロングアイアン及びミドルアイアンでのショットでも、大きなキャリーと大きなランとが望まれることがある。
ディンプルの深さは、ゴルフボールの空力特性に影響を与える。深いディンプルは、ゴルフボールに働く揚力を抑制する。深いディンプルを有するゴルフボールの弾道は、低い。従ってこのゴルフボールでは、大きなランが得られる。しかし、このゴルフボールのキャリーは、十分ではない。このゴルフボールの飛距離(トータル)には、改善の余地がある。
特開2015−142599公報には、粗さが大きな表面を有するゴルフボールが開示されている。この粗さは、ブラスト処理等によって形成されうる。この粗さは、ディンプルとの相乗効果により、ゴルフボールの空力特性を高める。
特開2011−72776公報には、粒子を含む塗料によって形成されたコーティングを有するゴルフボールが開示されている。この粒子は、ディンプルとの相乗効果により、ゴルフボールの空力特性を高める。
特開平2−68077号公報には、その底部に1つの凸部を有するディンプルを備えたゴルフボールが開示されている。この凸部を有するディンプルは、ゴルフボールの空力特性を高める。
特表2014−520654公報には、ミクロの表面粗さを有するコーティングを備えたゴルフボールが開示されている。このゴルフボールの表面は、粗さが大きなゾーンと、粗さが小さなゾーンとを有する。このコーティングは、ゴルフボールの空力特性を高める。
特開2015−142599公報 特開2011−72776公報 特開平2−68077号公報 特表2014−520654公報
ゴルフボールに対するゴルフプレーヤーの最大の関心事は、飛距離である。ゴルフプレーヤーは、飛行性能に優れたゴルフボールを求めている。ゴルフプレーヤーは、ドライバーショット並びにロングアイアン及びミドルアイアンでのショットにおける大きな飛距離(トータル)を望んでいる。ミドルアイアンでのショットにおける飛距離については、従来の検討は不十分である。
ゴルフボールは、本体とペイント層とを有している。ゴルフクラブで打撃されるとき、ゴルフボールはクラブフェースと衝突する。ゴルフボールが落下するとき、このゴルフボールは地面と衝突する。これらの衝突により、本体からペイントが剥離することがある。この剥離は、ゴルフボールの外観を損ねる。
本発明の目的は、ミドルアイアンでのショットにおける飛行性能に優れたゴルフボールの提供にある。本発明の他の目的は、ペイント層が剥離しにくいゴルフボールの提供にある。
本発明に係るゴルフボールは、本体と、この本体の外側に位置するペイント層とを有する。このゴルフボールは、その表面に本体の表面形状が反映された形状を有する複数の微小突起を有する。これらの微小突起の高さHの平均値Havは、0.5μm以上50μm以下である。このゴルフボールの表面は、1又は2以上の第一ゾーンと、1又は2以上の第二ゾーンとを有する。これらの第一ゾーンにおける微小突起の高さHの平均値Hav1は、これらの第二ゾーンにおける微小突起の高さHの平均値Hav2よりも大きい。
好ましくは、第一ゾーンの合計面積のゴルフボールの仮想球の表面積に対する比S1と、第二ゾーンの合計面積のゴルフボールの仮想球の表面積に対する比S2とは、下記数式を満たす。
1 ≦ (S1 / S2) ≦ 19
好ましくは、平均値Hav1と平均値Hav2とは、下記数式を満たす。
3 ≦ (Hav1 − Hav2) ≦ 50
好ましくは、それぞれの第一ゾーンにおける算術平均高さSa1は、いずれの第二ゾーンにおける算術平均高さSa2よりも大きい。好ましくは、それぞれの第一ゾーンにおける最大高さSz1は、いずれの第二ゾーンにおける最大高さSz2よりも大きい。
好ましくは、ペイント層の厚みは、5μm以上30μm以下である。好ましくは、ペイント層は、基材ポリマーとこの基材ポリマー中に分散する粒子とを含む。これらの粒子の平均粒径は、1μm以上15μm以下である。
本発明に係るゴルフボール製造方法は、
そのキャビティ面に複数の微小凹みを有する金型に、カバーの材料を導入する工程、
この材料から、微小凹みの形状が反転した形状を有する微小凸部を備えたカバーを成形する工程、
及び
カバーの表面にペイントを塗布し、カバーの表面形状が反映された形状を有する複数の微小突起を形成する工程
を含む。この製造方法により、本体とこの本体の外側に位置するペイント層とを有するゴルフボールが製造されうる。このゴルフボールは、その表面に本体の表面形状が反映された形状を有する複数の微小突起を有する。これらの微小突起の高さHの平均値Havは、0.5μm以上50μm以下である。このゴルフボールの表面は、1又は2以上の第一ゾーンと、1又は2以上の第二ゾーンとを有する。これらの第一ゾーンにおける微小突起の高さHの平均値Hav1は、これらの第二ゾーンにおける微小突起の高さHの平均値Hav2よりも大きい。
本発明に係るゴルフボールでは、微小突起が飛行中のゴルフボールの揚力を抑制する。このゴルフボールの弾道は、高すぎない。さらにこのゴルフボールでは、第一ゾーンと第二ゾーンとの混在が、抗力を抑制する。従ってこのゴルフボールでは、ミドルアイアンでのショットにおいて大きな飛距離が得られる。
このゴルフボールは、本体の表面形状が反映された形状を有する複数の微小突起を有する。換言すれば、本体は、微小突起の要因である凸部を有する。従って、本体とペイント層とは、大きな面積をもって接触する。凸部はさらに、ペイント層へのアンカーとして機能する。このペイント層は、本体から剥離しにくい。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボールが示された断面図である。 図2は、図1のゴルフボールが示された拡大正面図である。 図3は、図2のゴルフボールが示された平面図である。 図4は、図1のゴルフボールの一部が示された拡大断面図である。 図5は、図1のゴルフボールの表面の一部が示された拡大斜視図である。 図6は、図1のゴルフボールの一部が示された拡大断面図である。 図7は、図6のVII−VII線に沿った断面図である。 図8は、図2のゴルフボールが示された模式的正面図である。 図9は、図3のゴルフボールが示された模式的平面図である。 図10は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールの一部が示された断面図である。 図11は、本発明の実施例8に係るゴルフボールが示された正面図である。 図12は、図11のゴルフボールが示された平面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示されたゴルフボール2は、球状のコア4と、このコア4の外側に位置する中間層6と、この中間層6の外側に位置するカバー8と、このカバー8の外側に位置するペイント層10とを有している。コア4、中間層6及びカバー8は、ゴルフボール2の本体12に含まれる。このゴルフボール2は、その表面に多数のディンプル14を有している。ゴルフボール2の表面のうちディンプル14以外の部分は、ランド16である。本体12が、ワンピース構造、ツーピース構造、フォーピース構造、ファイブピース構造等を有してもよい。
このゴルフボール2の直径は、40mm以上45mm以下が好ましい。米国ゴルフ協会(USGA)の規格が満たされるとの観点から、直径は42.67mm以上が特に好ましい。空気抵抗抑制の観点から、直径は44mm以下がより好ましく、42.80mm以下が特に好ましい。本実施形態に係るゴルフボール2では、その直径は、42.7mmである。
このゴルフボール2の質量は、40g以上50g以下が好ましい。大きな慣性が得られるとの観点から、質量は44g以上がより好ましく、45.00g以上が特に好ましい。USGAの規格が満たされるとの観点から、質量は45.93g以下が特に好ましい。
好ましくは、コア4は、ゴム組成物が架橋されることによって形成されている。ゴム組成物の基材ゴムとして、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体及び天然ゴムが例示される。2種以上のゴムが併用されてもよい。反発性能の観点から、ポリブタジエンが好ましく、特にハイシスポリブタジエンが好ましい。
コア4が、樹脂組成物から形成されてもよい。コア4が、ゴム組成物と樹脂組成物との混合物から形成されてもよい。中間層6又はカバー8に関して後述される樹脂組成物が、コア4に用いられうる。
コア4のゴム組成物は、共架橋剤を含んでいる。反発性能の観点から好ましい共架橋剤は、アクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウム、メタクリル酸亜鉛及びメタクリル酸マグネシウムである。ゴム組成物が、共架橋剤と共に有機過酸化物を含むことが好ましい。好ましい有機過酸化物として、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン及びジ−t−ブチルパーオキサイドが挙げられる。
コア4のゴム組成物が、充填剤、硫黄、加硫促進剤、硫黄化合物、老化防止剤、着色剤、可塑剤及び分散剤のような添加剤を含んでもよい。ゴム組成物が、カルボン酸又はカルボン酸塩を含んでもよい。ゴム組成物が、合成樹脂粉末又は架橋されたゴム粉末を含んでもよい。
コア4の直径は30.0mm以上が好ましく、38.0mm以上が特に好ましい。コア4の直径は42.0mm以下が好ましく、41.5mm以下が特に好ましい。コア4が、2以上の層を有してもよい。コア4が、その表面にリブを有してもよい。コア4が中空であってもよい。
中間層6は、樹脂組成物からなる。この樹脂組成物の好ましい基材ポリマーは、アイオノマー樹脂である。好ましいアイオノマー樹脂として、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体が挙げられる。好ましい他のアイオノマー樹脂として、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸と炭素数が2以上22以下のα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体が挙げられる。この二元共重合体及び三元共重合体において、好ましいα−オレフィンはエチレン及びプロピレンであり、好ましいα,β−不飽和カルボン酸はアクリル酸及びメタクリル酸である。この二元共重合体及び三元共重合体において、カルボキシル基の一部は金属イオンで中和されている。中和のための金属イオンとして、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、亜鉛イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン及びネオジウムイオンが例示される。
アイオノマー樹脂に代えて、又はアイオノマー樹脂と共に、中間層6の樹脂組成物が他のポリマーを含んでもよい。他のポリマーとして、ポリスチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン及びポリウレタンが例示される。樹脂組成物が、2種以上のポリマーを含んでもよい。
中間層6の樹脂組成物が、二酸化チタンのような着色剤、硫酸バリウムのような充填剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光剤、蛍光増白剤等を含んでもよい。比重調整の目的で、この樹脂組成物がタングステン、モリブデン等の高比重金属の粉末を含んでもよい。
中間層6の厚みは0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上が特に好ましい。中間層6の厚みは2.5mm以下が好ましく、2.2mm以下が特に好ましい。中間層6の比重は0.90以上が好ましく、0.95以上が特に好ましい。中間層6の比重は1.10以下が好ましく、1.05以下が特に好ましい。中間層6が、2以上の層を有してもよい。
カバー8は、熱可塑性樹脂組成物若しくは熱硬化性樹脂組成物又は両者の混合物から成形されている。好ましくは、カバー8は、熱可塑性樹脂組成物から成形される。この樹脂組成物の基材ポリマーとして、アイオノマー樹脂、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリアミドエラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー及び熱可塑性ポリスチレンエラストマーが例示される。特に、アイオノマー樹脂が好ましい。アイオノマー樹脂は、高弾性である。アイオノマー樹脂を含むカバー8を有するゴルフボール2は、反発性能に優れる。このゴルフボール2は、ドライバーショットでの飛距離に優れる。中間層6に関して前述されたアイオノマー樹脂が、カバー8に用いられうる。
アイオノマー樹脂と他の樹脂とが併用されてもよい。併用される場合は、反発性能の観点から、アイオノマー樹脂が基材ポリマーの主成分とされる。全基材ポリマーに対するアイオノマー樹脂の比率は、50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上が特に好ましい。
カバー8の樹脂組成物が、顔料を含んでもよい。樹脂組成物は、無機顔料及び有機顔料を含みうる。無機顔料として、べんがら(Fe)、鉛丹(Pb)、モリブデンレッド及びカドミウムレッドのような赤色顔料;チタンイエロー(TiO−NiO−Sb)、リサージ(PbO)、黄鉛(PbCrO)、黄色酸化鉄(FeO(OH))及びカドミウムイエローのような黄色顔料;コバルトブルー(CoO・Al)、プルシアンブルー及び群青のような青色顔料が例示される。有機顔料として、アゾ顔料、フタロシアニン顔料及びペリレン系顔料が例示される。アゾ顔料が、好ましい。アゾ顔料として、ピグメントイエロー−1、ピグメントイエロー−12、ピグメントレッド3、ピグメントレッド57及びピグメントオレンジ13が例示される。
カバー8の樹脂組成物が、充填剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光剤、蛍光増白剤等を適量含んでもよい。
カバー8の厚みは0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上が特に好ましい。カバー8の厚みは2.5mm以下が好ましく、2.2mm以下が特に好ましい。カバー8の比重は0.90以上が好ましく、0.95以上が特に好ましい。カバー8の比重は1.10以下が好ましく、1.05以下が特に好ましい。カバー8が、2以上の層を有してもよい。
図2は図1のゴルフボール2が示された拡大正面図であり、図3はその平面図である。前述の通り、このゴルフボール2は、その表面に多数のディンプル14を有している。それぞれのディンプル14の輪郭は円である。このゴルフボール2は、直径の異なる複数種類のディンプル14を有している。ディンプル14の総数は、338個である。ゴルフボール2が円形ディンプル14に代えて、又は円形ディンプル14と共に、非円形ディンプルを有してもよい。図2において、符号Eqで示されているのは赤道であり、符号Pnで示されているのは北極点であり、符号Psで示されているのは南極点である。
図4には、ディンプル14の中心及びゴルフボール2の中心を通過する平面に沿った、ゴルフボール2の断面が示されている。図4における上下方向は、ディンプル14の深さ方向である。図4において二点鎖線18で示されているのは、仮想球である。仮想球18の表面は、ディンプル14及び微小突起20(後に詳説)が存在しないと仮定されたときのゴルフボール2の表面である。仮想球18の直径は、ゴルフボール2の直径と同一である。ディンプル14は、仮想球18の表面から凹陥している。ランド16は、仮想球18の表面と一致している。
図4において矢印Dmで示されているのは、ディンプル14の直径である。この直径Dmは、ディンプル14の両側に共通する接線Tgが画かれたときの、一方の接点Edと他方の接点Edとの距離である。接点Edは、ディンプル14のエッジでもある。エッジEdは、ディンプル14の輪郭を画定する。
それぞれのディンプル14の直径Dmは、2.0mm以上6.0mm以下が好ましい。直径Dmが2.0mm以上であるディンプル14は、乱流化に寄与する。この観点から、直径Dmは2.5mm以上がより好ましく、2.8mm以上が特に好ましい。直径Dmが6.0mm以下であるディンプル14は、実質的に球であるというゴルフボール2の本質を損ねない。この観点から、直径Dmは5.5mm以下がより好ましく、5.0mm以下が特に好ましい。
非円形ディンプルの場合、この非円形ディンプルの面積と同じ面積を有する円形ディンプル14が仮想される。この仮想されたディンプル14の直径が、非円形ディンプルの直径と見なされる。
図4において両矢印Dpで示されているのは、ディンプル14の深さである。この深さDpは、ディンプル14の最深部と接線Tgとの距離である。全てのディンプル14の深さDpが合計され、この合計がディンプル14の総数で除されることにより、平均深さDpavが算出される。平均深さDpavは、80μm以上200μm以下が好ましい。平均深さDpavが80μm以上であるゴルフボール2では、大きなランが達成されうる。この観点から、平均深さDpavは100μm以上がより好ましく、110μm以上が特に好ましい。平均深さDpavが200μm以下であるゴルフボール2では、大きなキャリーが達成されうる。この観点から、平均深さDpavは180μm以下がより好ましく、160μm以下が特に好ましい。
ディンプル14の面積Sは、無限遠からゴルフボール2の中心を見た場合の、ディンプル14の輪郭に囲まれた領域の面積である。円形ディンプル14の場合、面積Sは下記数式によって算出される。
S = (Dm / 2) * π
十分なディンプル14の総面積が達成されるとの観点から、ディンプル14の総数Nは250個以上が好ましく、280個以上がより好ましく、300個以上が特に好ましい。個々のディンプル14が乱流化に寄与しうるとの観点から、総数Nは500個以下が好ましく、450個以下がより好ましく、400個以下が特に好ましい。
本発明において「ディンプルの容積」とは、ディンプル14の輪郭を含む平面とディンプル14の表面とに囲まれた部分の容積を意味する。大きなランが達成されうるとの観点から、ディンプル14の総容積は240mm以上が好ましく、260mm以上がより好ましく、270mm以上が特に好ましい。大きなキャリーが達成されうるとの観点から、総容積は400mm以下が好ましく、360mm以下がより好ましく、330mm以下が特に好ましい。
図5は、図1のゴルフボール2の表面の一部が示された拡大斜視図である。図5に示されるように、このゴルフボール2は、その表面に多数の微小突起20を備えている。それぞれの微小突起20は、おおむね円柱形状を有する。図4から明らかなように、微小突起20は、ディンプル14の表面に形成されており、かつ、ランド16の表面にも形成されている。それぞれの微小突起20は、ゴルフボール2の半径方向外向きに起立している。微小突起20が、ディンプル14の表面のみに形成されてもよい。微小突起20が、ランド16の表面のみに形成されてもよい。
この微小突起20は、飛行中のゴルフボール2の揚力及び抗力を抑制する。揚力の抑制により、大きなランが達成されうる。抗力の抑制により、大きなキャリーが達成されうる。このゴルフボール2は、ミドルアイアンでのショットにおける飛行性能に優れる。
図5には、第一列Iに属する複数の微小突起20aと、第二列IIに属する複数の微小突起20bとが示されている。図5において矢印Aで示される方向は、列の延在方向である。それぞれの列において、微小突起20は、等ピッチで並んでいる。換言すれば、微小突起20は規則的に並んでいる。第一列Iに属する微小突起20aと第二列IIに属する微小突起20bとは、ジグザグに並んでいる。ゴルフボール2の表面の一部において、微小突起20が不規則に並んでもよい。ゴルフボール2の表面の全体において、微小突起20が不規則に並んでもよい。
図6は、図1のゴルフボール2の一部が示された拡大断面図である。図6には、本体12の一部であるカバー8と、ペイント層10とが示されている。図6にはさらに、微小突起20が示されている。カバー8は、凸部22を有している。微小突起20は、この凸部22とペイント層10とによって形成されている。凸部22は、ペイント層10に覆われている。凸部22がゴルフボール2の半径方向外向き(図6における上向き)に起立しているので、微小突起20もゴルフボール2の半径方向外向きに起立している。換言すれば、微小突起20は、本体12(カバー8)の表面形状が反映された形状を有する。図6において符号24で示されているのは、微小突起20の底面である。
図7は、図6のVII−VII線に沿った断面図である。図7には、微小突起20の底面24が示されている。底面24は、カバー8とペイント層10とを含んでいる。前述の通り、微小突起20は円柱形状を有する。従って、底面24の形状は円である。
図7において矢印Dで示されているのは、底面24の直径であり、微小突起20の直径である。全ての微小突起20の直径Dが合計され、この合計が微小突起20の数で除されることにより、平均直径Davが算出される。平均直径Davは、5μm以上50μm以下が好ましい。平均直径Davが上記範囲内であるゴルフボール2は、ミドルアイアンでのショットにおける飛距離に優れる。平均直径Davが上記範囲内であるゴルフボール2では、ペイント層10が剥離しにくい。これらの観点から、平均直径Davは15μm以上がより好ましく、20μm以上が特に好ましい。飛距離の観点から、平均直径Davは40μm以下がより好ましく、35μm以下が特に好ましい。
微小突起20の面積は、底面24の面積として定義される。図6及び7に示された微小突起20の面積Spは、下記の数式によって算出されうる。
Sp = (D / 2) * π
全ての微小突起20の面積Spの合計の、ゴルフボール2の仮想球18の表面積に対する比率Ppは、7%以上が好ましい。比率Ppが7%以上であるゴルフボール2は、ミドルアイアンでのショットにおける飛距離に優れる。比率Ppが7%以上であるゴルフボール2では、ペイント層10が剥離しにくい。これらの観点から、比率Ppは15%以上が好ましく、20%以上が特に好ましい。ゴルフボール2のための金型の製造容易の観点から、この比率Ppは50%以下が好ましく、40%以下がより好ましく、35%以下が特に好ましい。
図7には、第一の微小突起20cの底面24cと共に、二点鎖線にて、第二の微小突起20dの底面24dも示されている。第二の微小突起20dは、第一の微小突起20cに隣接している。図7において二点鎖線26で示されているのは、第一の微小突起20cの底面24cの重心Ocと、第二の微小突起20dの底面24dの重心Odとを通過する直線である。
図7において矢印Pで示されているのは、ピッチである。ピッチPは、第一の微小突起20cと、この第一の微小突起20cに隣接する第二の微小突起20dとの距離である。ピッチPは、第一の微小突起20cの底面24cの重心Ocと、第二の微小突起20dの底面24dの重心Odとの距離である。「第一の微小突起20cに隣接する第二の微小突起20d」とは、第一の微小突起20cの周辺に存在する微小突起20のうち、第一の微小突起20cとの距離L(後に詳説)が最も小さい微小突起20dである。
それぞれの微小突起20に、1つのピッチPが決定される。全ての微小突起20のピッチPが合計され、この合計が微小突起20の数で除されることにより、平均ピッチPavが算出される。平均ピッチPavは、10μm以上が好ましい。平均ピッチPavが10μm以上であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力を抑制しすぎない。このゴルフボール2では、大きなキャリーが達成されうる。この観点から、平均ピッチPavは20μm以上がより好ましく、25μm以上が特に好ましい。平均ピッチPavは、100μm以下が好ましい。平均ピッチPavが100μm以下であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力及び抗力を抑制する。このゴルフボール2では、大きなキャリー及びランが達成されうる。この観点から、平均ピッチPavは80μm以下がより好ましく、70μm以下が特に好ましい。
図7において矢印Lで示されているのは、第一の微小突起20cとこの第一の微小突起20cに隣接する第二の微小突起20dとの間の距離である。距離Lは、ピッチPから、第一の微小突起20cの底面24cの半径、及び第二の微小突起20dの底面24dの半径が減じられた値である。それぞれの微小突起20に、1つの距離Lが決定される。全ての微小突起20の距離Lが合計され、この合計が微小突起20の数で除されることにより、平均距離Lavが算出される。平均距離Lavは、5μm以上50μm以下が好ましい。平均距離Lavが5μm以上であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力を抑制しすぎない。このゴルフボール2では、大きなキャリーが達成されうる。この観点から、平均距離Lavは10μm以上がより好ましく、15μm以上が特に好ましい。平均距離Lavが50μm以下であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力及び抗力を抑制する。このゴルフボール2では、大きなキャリー及びランが達成されうる。この観点から、平均距離Lavは40μm以下がより好ましく、35μm以下が特に好ましい。
図6において矢印Hで示されているのは、微小突起20の高さである。高さHは、ゴルフボール2の半径方向に沿って測定される。全ての微小突起20の高さHが合計され、この合計が微小突起20の数で除されることにより、平均高さHavが算出される。平均高さHavは、0.5μm以上50μm以下が好ましい。平均高さHavが0.5μm以上であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力及び抗力を抑制する。このゴルフボール2では、大きなキャリー及びランが達成されうる。この観点から、平均高さHavは2μm以上がより好ましく、3μm以上が特に好ましい。平均高さHavが50μm以下であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力を抑制しすぎない。このゴルフボール2では、大きなキャリーが達成されうる。この観点から、平均高さHavは30μm以下がより好ましく、20μm以下が特に好ましい。
微小突起20の総数は、1万個以上1000万個以下が好ましい。総数が1万個以上であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力及び抗力を抑制する。このゴルフボール2では、大きなキャリー及びランが達成されうる。この観点から、総数は2万個以上がより好ましく、5万個以上が特に好ましい。総数が1000万個以下であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力を抑制しすぎない。このゴルフボール2では、大きなキャリーが達成されうる。この観点から、総数は700万個以下がより好ましく、500万個以下が特に好ましい。
前述の通り、微小突起20は、本体12の凸部22とペイント層10とを含んでいる(図6参照)。従って、ゴルフクラブで打撃されたり、地面に衝突することによって、ペイント層10が本体12から剥離しても、微小突起20の形状が概ね維持される。よって、空力特性が概ね維持される。この微小突起20の形成に、特殊なペイントは必要ない。このゴルフボール2は、容易に製造されうる。
ペイント層10の厚みは、5μm以上30μm以下が好ましい。厚みが5μm以上であるペイント層10は、ゴルフボール2の外観に寄与する。この観点から、厚みは7μm以上がより好ましく、8μm以上が特に好ましい。厚みが30μm以下であるペイント層10を有するゴルフボール2では、微小突起20の形状に凸部22の形状が反映される。この観点から、厚みは25μm以下がより好ましく、20μm以下が特に好ましい。
ペイント層10が、有機粒子、無機粒子及び光輝材のような粉末(粒子の集合)を含んでもよい。粉末は、ゴルフボール2の外観に寄与しうる。粉末はさらに、ゴルフボール2の表面の粗さを高める。従ってこの粉末は、ゴルフボール2の空力特性にも寄与しうる。好ましくは、粉末の平均粒径(メジアン径D50)は、1μm以上15μm以下である。有機粒子として、アクリルビーズが例示される。無機粒子として、シリカ及びタルクが例示される。
図8は図2のゴルフボール2が示された正面図であり、図9はその平面図である。図9は、このゴルフボール2の底面図でもある。ゴルフボール2の表面に存在するゾーンの説明の便宜の目的で、図8及び9では、ゴルフボール2が模式的に画かれている。図8及び9では、ディンプル14の図示が省略されている。
このゴルフボール2は、1つの低緯度部28と、2つの高緯度部30とを有している。図8及び9において低緯度部28は、説明の便宜上、網点で塗りつぶされている。それぞれの高緯度部30は、4つの第一球面三角形32と、4つの第二球面三角形34とを有している。図8及び9において、第一球面三角形32は、説明の便宜上、網点で塗りつぶされている。第二球面三角形34は、塗りつぶされていない。図9に示されるように、これらの第一球面三角形32及び第二球面三角形34は、北極点Pn(又は南極点Ps)を中心として、放射状に広がっている。これらの第一球面三角形32及び第二球面三角形34は、経度方向に沿って交互に配置されている。ゴルフボール2が2つの高緯度部30を有するので、第一球面三角形32の合計数は8であり、第二球面三角形34の合計数は8である。
本実施形態では、低緯度部28は、第一ゾーン36である。それぞれの第一球面三角形32も、第一ゾーン36である。これらの第一ゾーン36は、説明の便宜上、網点で塗りつぶされている。一方、それぞれの第二球面三角形34は、第二ゾーン38である。これらの第二ゾーン38は、塗りつぶされていない。
全ての第一ゾーン36に属する全ての微小突起20の高さHの平均値Hav1は、全ての第二ゾーン38に属する全ての微小突起20の高さHの平均値Hav2よりも、大きい。このゴルフボール2の表面には、平均高さHavが大きなゾーンと、平均高さHavが小さなゾーンとが混在している。この混在は、ゴルフボール2がミドルアイアンで打撃されたときの抗力を抑制する。このゴルフボール2は、ミドルアイアンでのショットにおける飛行性能に優れる。好ましくは、それぞれの第一ゾーン36における高さHの平均値は、いずれの第二ゾーン38における高さHの平均値よりも大きい。
好ましくは、平均値Hav1(μm)と平均値Hav2(μm)とは、下記数式を満たす。
3 ≦ (Hav1 − Hav2) ≦ 50
換言すれば、差(Hav1−Hav2)は、3μm以上50μm以下が好ましい。このゴルフボール2では、抗力が抑制されうる。この観点から、差(Hav1−Hav2)は45μm以下がより好ましく、40μm以下が特に好ましい。
平均値Hav1は1μm以上60μm以下が好ましく、2μm以上50μm以下が特に好ましい。平均値Hav2は、0.0μm以上55μm以下が好ましく、1μm以上50μm以下が特に好ましい。平均値Hav2が0.0μmである第二ゾーン38は、微小突起20を有さない。
ゴルフボール2が下記数式を満たすことが好ましい。
1 ≦ (S1 / S2) ≦ 19
この数式においてS1は、全ての第一ゾーン36の合計面積の、ゴルフボール2の仮想球18の表面積に対する比を表す。この数式においてS2は、全ての第二ゾーン38の合計面積の、ゴルフボール2の仮想球18の表面積に対する比を表す。それぞれの第一ゾーン36の面積は、仮想球18の表面のうち、その第一ゾーン36に囲まれた部分の面積である。それぞれの第二ゾーン38の面積は、仮想球18の表面のうち、その第二ゾーン38に囲まれた部分の面積である。
上記数式を満たすゴルフボール2、換言すれば、比(S1/S2)が1以上19以下であるゴルフボール2では、ゴルフボール2がミドルアイアンで打撃されたときの抗力が抑制される。このゴルフボール2は、ミドルアイアンでのショットにおける飛行性能に優れる。飛行性能の観点から、比(S1/S2)は2以上がより好ましく、3以上が特に好ましい。飛行性能の観点から、比(S1/S2)は15以下がより好ましく、13以下が特に好ましい。
それぞれの第一ゾーン36の算術平均高さSa1は、1.0μm以上40μm以下が好ましい。算術平均高さSa1が1.0μm以上であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力及び抗力を抑制する。このゴルフボール2では、大きなキャリー及びランが達成されうる。この観点から、算術平均高さSa1は1.5μm以上がより好ましく、2.0μm以上が特に好ましい。算術平均高さSa1が40μm以下であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力を抑制しすぎない。このゴルフボール2では、大きなキャリーが達成されうる。この観点から、算術平均高さSa1は30μm以下がより好ましく、20μm以下が特に好ましい。
それぞれの第二ゾーン38の算術平均高さSa2は、0.3μm以上30μm以下が好ましい。算術平均高さSa2が0.3μm以上であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力及び抗力を抑制する。このゴルフボール2では、大きなキャリー及びランが達成されうる。この観点から、算術平均高さSa2は0.5μm以上がより好ましく、1.0μm以上が特に好ましい。算術平均高さSa2が25μm以下であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力を抑制しすぎない。このゴルフボール2では、大きなキャリーが達成されうる。この観点から、算術平均高さSa2は25μm以下がより好ましく、15μm以下が特に好ましい。
好ましくは、それぞれの第一ゾーン36における算術平均高さSa1は、いずれの第二ゾーン38における算術平均高さSa2よりも大きい。換言すれば、算術平均高さSa1が最も小さい第一ゾーン36における算術平均高さSa1が、算術平均高さSa2が最も大きい第二ゾーン38における算術平均高さSa2よりも大きいことが好ましい。好ましくは、算術平均高さSa1が最も小さい第一ゾーン36における算術平均高さSa1と、算術平均高さSa2が最も大きい第二ゾーン38における算術平均高さSa2との差は、0.5μm以上が好ましく、1.0μm以上がより好ましく、2.0μm以上が特に好ましい。この差は、20μm以下が好ましい。
それぞれの第一ゾーン36の最大高さSz1は、7μm以上200μm以下が好ましい。最大高さSz1が7μm以上であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力及び抗力を抑制する。このゴルフボール2では、大きなキャリー及びランが達成されうる。この観点から、最大高さSzは10μm以上がより好ましく、20μm以上が特に好ましい。最大高さSz1が200μm以下であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力を抑制しすぎない。このゴルフボール2では、大きなキャリーが達成されうる。この観点から、最大高さSz1は150μm以下がより好ましく、100μm以下が特に好ましい。
それぞれの第二ゾーン38の最大高さSz2は、3μm以上200μm以下が好ましい。最大高さSz2が3μm以上であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力及び抗力を抑制する。このゴルフボール2では、大きなキャリー及びランが達成されうる。この観点から、最大高さSz2は5μm以上がより好ましく、10μm以上が特に好ましい。最大高さSz2が200μm以下であるゴルフボール2では、微小突起20が揚力を抑制しすぎない。このゴルフボール2では、大きなキャリーが達成されうる。この観点から、最大高さSz2は150μm以下がより好ましく、100μm以下が特に好ましい。
好ましくは、それぞれの第一ゾーン36における最大高さSz1は、いずれの第二ゾーン38における最大高さSz2よりも大きい。換言すれば、最大高さSz1が最も小さい第一ゾーン36における最大高さSz1が、最大高さSz2が最も大きい第二ゾーン38における最大高さSz2よりも大きいことが好ましい。好ましくは、最大高さSz1が最も小さい第一ゾーン36における最大高さSz1と、最大高さSz2が最も大きい第二ゾーン38における最大高さSz2との差は、0.5μm以上が好ましく、1.0μm以上がより好ましく、2.0μm以上が特に好ましい。この差は、20μm以下が好ましい。
算術平均高さSa1及びSa2並びに最大高さSz1及びSz2は、ISO−25178の規定に準拠して、レーザー顕微鏡(例えばキーエンス社の非接触式表面粗さ・形状測定器)によって測定される。この顕微鏡では、ゴルフボール2の表面にてレーザーがX方向及びY方向に走査される。この走査により、ゴルフボール2の表面の凹凸データが取得される。これによって得られた三次元画像から、算術平均高さ及び最大高さが算出される。測定条件は、以下の通りである。
倍率:1000
測定範囲X:250μm
測定範囲Y:250μm
カットオフ値:λc=0.25
観察領域:X=1024ピクセル、Y=768ピクセル
総画素数:786432ピクセル
このゴルフボール2の製造には、既知の成形法が採用されうる。典型的な方法は、圧縮成形法及び射出成形法である。いずれの方法でも、そのキャビティ面に複数のピンプルと複数の微小凹みとを有するモールドが用いられる。このモールドに導入された材料から、カバー8が成形される。このカバー8には、微小凹みの形状が反転した形状を有する微小凸部22が形成される。このカバー8の表面にペイントが塗布され、カバー8の表面形状が反映された形状を有する複数の微小突起20が形成される。
この製造方法では、モールドの設計において、微小突起20の形状のコントロールがなされうる。この製造方法で得られたゴルフボール2の微小突起20の配置には、設計者の意図が反映されうる。この製造方法で得られたゴルフボール2では、多数の微小突起20が、規則的に又は整然と並びうる。
カバー8が成形された後に、このカバー8の表面が研磨されることで、微小突起20の仕様が調整されてもよい。カバー8の表面の一部が選択的に研磨されることで、第二ゾーン38が形成されてもよい。
第一ゾーン36及び第二ゾーン38の配置に、多面体が用いられてもよい。仮想球18に内接する多面体の稜線がこの仮想球18の表面に投影されることで形成される区画線により、この仮想球18の表面が複数の球面多角形に区画される。それぞれの球面多角形に、第一ゾーン36又は第二ゾーン38が割り当てられる。好ましい多面体として、正多面体及び準正多面体が挙げられる。正多面体として、正八面体、正十二面体及び正二十面体が例示される。準正多面体として、立方八面体及び十二・二十面体が例示される。仮想球18の表面が、ジオデシック多面体によって区画されてもよい。
それぞれのディンプル14が第一ゾーン36とされ、ランド16が第二ゾーン38とされてもよい。それぞれのディンプル14が第二ゾーン38とされ、ランド16が第一ゾーン36とされてもよい。
第一ゾーン36及び第二ゾーン38の配置方法は、前述のものには限られない。任意の配置方法が、採用されうる。ゴルフボール2が、第一ゾーン36ではなくかつ第二ゾーン38でもないゾーンを、有してもよい。
図10は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールの一部が示された断面図である。図10には、本体の一部であるカバー40と、ペイント層42とが示されている。図10には、微小突起44が示されている。カバー40は、凸部46を有している。微小突起44は、この凸部46とペイント層42とによって形成されている。凸部46は、ペイント層42に覆われている。凸部46がゴルフボールの半径方向外向き(図10における上向き)に起立しているので、微小突起44もゴルフボールの半径方向外向きに起立している。換言すれば、微小突起44は、本体(カバー40)の表面形状が反映された形状を有する。図10において符号48で示されているのは、微小突起44の底面である。
凸部46は、円錐台形状を有する。従って、微小突起44も、円錐台形状を有する。このゴルフボールの、凸部46の形状及び微小突起44の形状以外のスペックは、図1−9に示されたゴルフボール2のスペックと同じである。このゴルフボールも、図8及び9に示された第一ゾーン36及び第二ゾーン38を有している。
このゴルフボールでも、微小突起44は、ミドルアイアンでのショットにおける飛距離に寄与する。このゴルフボールでも、ペイント層42は本体(カバー40)から剥離しにくい。このゴルフボールでも、第一ゾーン36及び第二ゾーン38の混在が、空力特性に寄与する。
ゴルフボールが、円錐、角柱、角錐台、角錐、部分球等の形状を有する微小突起を有してもよい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
100質量部のハイシスポリブタジエン(JSR社の商品名「BR−730」)、27.4質量部のアクリル酸亜鉛、5質量部の酸化亜鉛、適量の硫酸バリウム、0.5質量部のジフェニルジスルフィド及び0.9質量部のジクミルパーオキサイドを混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を共に半球状キャビティを備えた上型及び下型からなる金型に投入し、160℃で20分間加熱して、直径が38.20mmであるコアを得た。所定の質量のコアが得られるように、硫酸バリウムの量を調整した。
26質量部のアイオノマー樹脂(三井デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミランAM7337」)、26質量部の他のアイオノマー樹脂(三井デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミランAM7329」)、48質量部のスチレンブロック含有熱可塑性エラストマー(三菱化学社の商品名「テファブロックT3221C」)、4質量部の二酸化チタン(A220)及び0.2質量部の光安定剤(城北化学工業社の商品名「JF−90」)を二軸混練押出機で混練し、樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を射出成形法にてコアの周りに被覆し、中間層を形成した。この中間層の厚みは、1.00mmであった。
47質量部のアイオノマー樹脂(三井デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1555」)、46質量部の他のアイオノマー樹脂(三井デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1557」)、7質量部のスチレンブロック含有熱可塑性エラストマー(前述の「テファブロックT3221C」)、4質量部の二酸化チタン(A220)及び0.2質量部の光安定剤(前述の「JF−90」)を二軸混練押出機で混練し、樹脂組成物を得た。キャビティ面に多数のピンプル及び微小凹みを有するファイナル金型に、コア及び中間層からなる球を投入した。上記樹脂組成物を射出成形法にて中間層の周りに被覆し、カバーを形成した。このカバーの厚みは、1.25mmであった。カバーには、ピンプルの形状が反転した形状を有するディンプルが形成された。カバーにはさらに、微小凹みの形状が反転した形状を有する微小な凸部が形成された。
このカバーの周りに二液硬化型ポリウレタンを基材とするクリアー塗料を塗装し、直径が約42.7mmであり質量が約45.6gである実施例1のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、表面に多数のディンプル及び微小突起を有している。これらの微小突起の仕様が、下記の表1に示されている。これらの微小突起は、円柱状である(図6及び図7参照)。このゴルフボールは、その表面に、第一ゾーン及び第二ゾーンを有している(図8及び9参照)。
[実施例2−11及び比較例1−3]
ファイナル金型を変更し、下記の表1−4に示される仕様の微小突起を形成した他は実施例1と同様にして、実施例2−11及び比較例1−3のゴルフボールを得た。実施例5に係るゴルフボールの第二ゾーンは、微小突起を有していない。比較例1に係るゴルフボールでは、その表面に均一に微小突起が配置されている。
[実施例12]
平均粒径が2μmであるシリカを含むペイント層を設けた他は実施例1と同様にして、実施例12のゴルフボールを得た。このペイント層のシリカの含有量は、樹脂成分100質量部に対して30質量部であった。
[比較例4]
ファイナル金型を変更し、下記の表4に示される仕様のディンプルを形成した他は実施例1と同様にして、比較例4のゴルフボールを得た。このゴルフボールは、微小突起を有していない。
[フライトテスト]
ゴルフラボラトリー社のスイングマシンに、アイアンクラブ#7(住友ゴム工業社の商品名「XXIO 10」、シャフト硬度:R)を装着した。ヘッド速度が33m/secである条件でゴルフボールを打撃して、キャリー及びランを測定した。このキャリー及びランに基づき、飛距離を算出した。テスト時は、ほぼ無風であった。落下地点は、平坦な芝生であった。20回の測定で得られたデータの平均値が、下記の表1−4に示されている。
Dav1:第一ゾーンにおける微小突起の直径Dの平均値
Pav1:第一ゾーンにおける微小突起のピッチPの平均値
Pp1:第一ゾーンにおける微小突起の面積率
Dav2:第二ゾーンにおける微小突起の直径Dの平均値
Pav2:第二ゾーンにおける微小突起のピッチPの平均値
Pp2:第二ゾーンにおける微小突起の面積率
表1−4に示されるように、各実施例のゴルフボールは、ミドルアイアンでの飛行性能に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
前述の微小突起は、スリーピースゴルフボールのみならず、ワンピースゴルフボール、ツーピースゴルフボール、フォーピースゴルフボール、ファイブピースゴルフボール、シックスピースゴルフボール、糸巻きゴルフボール等、様々な構造を有するゴルフボールに適用されうる。
2・・・ゴルフボール
4・・・コア
6・・・中間層
8、40・・・カバー
10、42・・・ペイント層
12・・・本体
14・・・ディンプル
16・・・ランド
18・・・仮想球
20、20a、20b、20c、20d、44・・・微小突起
22、46・・・凸部
24、48・・・底面
28・・・低緯度部
30・・・高緯度部
32・・・第一球面三角形
34・・・第二球面三角形
36・・・第一ゾーン
38・・・第二ゾーン

Claims (8)

  1. 本体と、この本体の外側に位置するペイント層とを備えたゴルフボールであって、
    上記ゴルフボールが、その表面に上記本体の表面形状が反映された形状を有する複数の微小突起を有しており、
    上記微小突起の高さHの平均値Havが、0.5μm以上50μm以下であり、
    上記ゴルフボールの表面が、1又は2以上の第一ゾーンと、1又は2以上の第二ゾーンとを有しており、
    これらの第一ゾーンにおける上記微小突起の高さHの平均値Hav1が、これらの第二ゾーンにおける上記微小突起の高さHの平均値Hav2よりも大きいゴルフボール。
  2. 上記第一ゾーンの合計面積の上記ゴルフボールの仮想球の表面積に対する比S1と、上記第二ゾーンの合計面積の上記ゴルフボールの仮想球の表面積に対する比S2とが、下記数式を満たす請求項1に記載のゴルフボール。
    1 ≦ (S1 / S2) ≦ 19
  3. 上記平均値Hav1と上記平均値Hav2とが、下記数式を満たす請求項1又は2に記載のゴルフボール。
    3 ≦ (Hav1 −Hav2) ≦ 50
  4. それぞれの第一ゾーンにおける算術平均高さSa1が、いずれの第二ゾーンにおける算術平均高さSa2よりも大きい請求項1から3のいずれかに記載のゴルフボール。
  5. それぞれの第一ゾーンにおける最大高さSz1が、いずれの第二ゾーンにおける最大高さSz2よりも大きい請求項1から4のいずれかに記載のゴルフボール。
  6. 上記ペイント層の厚みが5μm以上30μm以下である請求項1から5のいずれかに記載のゴルフボール。
  7. 上記ペイント層が、基材ポリマーとこの基材ポリマー中に分散する粒子とを含んでおり、これらの粒子の平均粒径が1μm以上15μm以下である請求項1から6のいずれかに記載のゴルフボール。
  8. そのキャビティ面に複数の微小凹みを有する金型に、カバーの材料を導入する工程、
    上記材料から、上記微小凹みの形状が反転した形状を有する微小凸部を備えたカバーを成形する工程、
    及び
    上記カバーの表面にペイントを塗布し、上記カバーの表面形状が反映された形状を有する複数の微小突起を形成する工程
    を含む、請求項1から7のいずれかに記載のゴルフボールの製造方法。
JP2019030326A 2019-02-22 2019-02-22 ゴルフボール Active JP7275634B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019030326A JP7275634B2 (ja) 2019-02-22 2019-02-22 ゴルフボール
US16/785,222 US11052290B2 (en) 2019-02-22 2020-02-07 Golf ball

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019030326A JP7275634B2 (ja) 2019-02-22 2019-02-22 ゴルフボール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020130769A true JP2020130769A (ja) 2020-08-31
JP7275634B2 JP7275634B2 (ja) 2023-05-18

Family

ID=72140459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019030326A Active JP7275634B2 (ja) 2019-02-22 2019-02-22 ゴルフボール

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11052290B2 (ja)
JP (1) JP7275634B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7192456B2 (ja) * 2018-03-01 2022-12-20 住友ゴム工業株式会社 ゴルフボール

Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4836552A (en) * 1984-03-12 1989-06-06 Macgregor Golf Company Short distance golf ball
JPH10146403A (ja) * 1996-11-18 1998-06-02 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール
JPH11192322A (ja) * 1997-10-28 1999-07-21 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール
US20010010760A1 (en) * 2000-01-28 2001-08-02 Masashi Saito, Hiroyuki Oguni, Yoshiteru Okada And Hiroshi Okada Intraoral imaging camera system
JP2005185662A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール
JP2007244862A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Callaway Golf Co ゴルフボールの流体力学的表面形状
JP2007268265A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール及びゴルフボール成型用金型
JP2007535971A (ja) * 2004-12-27 2007-12-13 ヨンヘ イ ゴルフボールのディンプル内部構造
JP2008012300A (ja) * 2006-06-30 2008-01-24 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール
WO2008069372A1 (en) * 2006-12-06 2008-06-12 Yong-Hae Lee Inside structure of dimple for golf ball
WO2009045012A2 (en) * 2007-10-05 2009-04-09 Yong-Hae Lee Inside structure of dimple for golf ball
JP2010154987A (ja) * 2008-12-29 2010-07-15 Sri Sports Ltd ゴルフボール
JP2011072776A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Nike Internatl Ltd 空気力学的コーティングを有するゴルフボール
JP2012016465A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Sri Sports Ltd ゴルフボール
JP2015142600A (ja) * 2013-12-27 2015-08-06 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフボール及びその製造方法
JP2015142599A (ja) * 2013-12-27 2015-08-06 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフボール及びその製造方法
US20160067552A1 (en) * 2014-09-04 2016-03-10 Acushnet Company Dimple patterns with surface texture for golf balls
JP2018033477A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフボール
JP2019150248A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 住友ゴム工業株式会社 ゴルフボール

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2685526B2 (ja) 1988-09-01 1997-12-03 住友ゴム工業株式会社 ゴルフボール
US6179731B1 (en) * 1997-10-28 2001-01-30 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
JP2002159598A (ja) * 2000-11-27 2002-06-04 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフボール成形型及びゴルフボール
US7594867B2 (en) * 2003-08-12 2009-09-29 Acushnet Company Surface pattern for golf balls
EP2731686A2 (en) 2011-07-15 2014-05-21 Nike International Ltd. Golf ball having an aerodynamic coating including micro surface roughness
JP5823578B1 (ja) * 2014-06-27 2015-11-25 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフボール
KR101761351B1 (ko) * 2015-12-09 2017-07-26 주식회사 볼빅 골프공 커버 코팅용 조성물 및 이를 사용한 골프공
US10010760B1 (en) 2016-07-01 2018-07-03 Callaway Golf Company Dot geometry for a golf ball surface

Patent Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4836552A (en) * 1984-03-12 1989-06-06 Macgregor Golf Company Short distance golf ball
JPH10146403A (ja) * 1996-11-18 1998-06-02 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール
JPH11192322A (ja) * 1997-10-28 1999-07-21 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール
US20010010760A1 (en) * 2000-01-28 2001-08-02 Masashi Saito, Hiroyuki Oguni, Yoshiteru Okada And Hiroshi Okada Intraoral imaging camera system
JP2005185662A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール
JP2007535971A (ja) * 2004-12-27 2007-12-13 ヨンヘ イ ゴルフボールのディンプル内部構造
JP2007244862A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Callaway Golf Co ゴルフボールの流体力学的表面形状
JP2007268265A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール及びゴルフボール成型用金型
JP2008012300A (ja) * 2006-06-30 2008-01-24 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール
WO2008069372A1 (en) * 2006-12-06 2008-06-12 Yong-Hae Lee Inside structure of dimple for golf ball
WO2009045012A2 (en) * 2007-10-05 2009-04-09 Yong-Hae Lee Inside structure of dimple for golf ball
JP2010154987A (ja) * 2008-12-29 2010-07-15 Sri Sports Ltd ゴルフボール
JP2011072776A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Nike Internatl Ltd 空気力学的コーティングを有するゴルフボール
JP2012016465A (ja) * 2010-07-08 2012-01-26 Sri Sports Ltd ゴルフボール
JP2015142600A (ja) * 2013-12-27 2015-08-06 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフボール及びその製造方法
JP2015142599A (ja) * 2013-12-27 2015-08-06 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフボール及びその製造方法
US20160067552A1 (en) * 2014-09-04 2016-03-10 Acushnet Company Dimple patterns with surface texture for golf balls
JP2018033477A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフボール
JP2019150248A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 住友ゴム工業株式会社 ゴルフボール

Also Published As

Publication number Publication date
US11052290B2 (en) 2021-07-06
US20200269095A1 (en) 2020-08-27
JP7275634B2 (ja) 2023-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5961348B2 (ja) ゴルフボール
KR101645798B1 (ko) 골프공
US10525308B2 (en) Golf ball
JP4719461B2 (ja) ゴルフボール
EP3533500B1 (en) Golf ball
US11052290B2 (en) Golf ball
JP7363506B2 (ja) ゴルフボール
KR102634495B1 (ko) 골프공
US10874906B2 (en) Golf ball
JP7192456B2 (ja) ゴルフボール
JP7290189B2 (ja) ゴルフボール
JP7327593B2 (ja) ゴルフボール
JP5290742B2 (ja) ゴルフボール
JP7238382B2 (ja) ゴルフボール
JP6242023B2 (ja) ゴルフボール
JP2016055192A (ja) ゴルフボール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7275634

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150