JP2020130072A - 鳥獣害防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性、取扱い性に優れ、しかも、設置作業性に優れた鳥獣害防止具を提供すること。【解決手段】曲げ変形可能な帯板部1と、この帯板部1の長手方向の両側縁にそれぞれ、一体に設けられた複数の刺部2とを備えた鳥獣害防止具10において、各刺部2を帯板部1の板面に対し斜めに起立させた。【選択図】図1

Description

本発明は、鳥獣害防止具、より詳しくは、例えば猿、猪、鹿等による農作地等への侵入被害や樹木の食害、鳥類による住居のべランダ等の糞害等を防ぐための鳥獣害防止具に関するものである。
従来、農作地や果樹園への猿、猪等の侵入被害を防ぐための侵入防止具として、例えば下記特許文献1に記載のものが提案されている。この侵入防止具は、板材や筒材等の長尺部材の表面に多数の針状突起を設けたものであり、これを農作地等を囲う柵の上部に設置することにより、猿が柵の上部に手を掛けて柵を乗り越えることを防ぎ、また、柵の下部に設置することにより、猪等が地面を掘って柵を潜り抜けることを防ぐものである。
また、従来、住居のベランダ等における鳥類による糞害等を防ぐための鳥害防止具として、例えば、下記特許文献2に記載のものが提案されている。この鳥害防止具もまた、長尺部材等の表面に多数の針状突起を設けたものであり、これをベランダの手摺り等に設置することにより、飛来した鳥類が其処に止まったり、営巣したりすることを防ぐものである。
しかしながら、これらの鳥獣害防止具は、生産時に多数の針状突起を一本ずつ長尺部材の表面に立設する必要があり、生産性に劣る難点があった。さらに、これら鳥獣害防止具は、多数の針状突起を有することから、その搬送時や保管時に嵩張って無駄なスペースをとり、取扱い性に難点があった。
また、従来、人工林や天然林の樹木の幹や枝等が、鹿、兎等により食害されるのを防ぐ食害防止具として、下記特許文献3に記載のものが提案されている。この食害防止具は、可撓性帯板の長手方向の片側縁に鋸歯状突起を多数並設したものであり、可撓性帯板を樹木の幹等に巻き付け、鋸歯状突起を外側へ折り曲げて設置するものである。
しかしながら、この食害防止具は、設置時において、多数の鋸歯状突起を一つずつ折り曲げて外側へ突出させる起立作業を行う必要があり、設置作業に手間がかかる難点があった。
特開2009−240295号公報 特開昭57−192175号公報 実公平2−44687号公報
本発明は、従来の鳥獣害防止具に上記のような難点があったことに鑑みて為されたもので、生産性、取扱い性に優れ、しかも、設置作業性に優れた鳥獣害防止具を提供することを課題とする。
本発明は、曲げ変形可能な帯板部と、前記帯板部の長手方向の両側縁にそれぞれ、一体に設けられた複数の刺部とを備え、前記各刺部が前記帯板部の板面に対し斜めに起立していることを特徴としている。
また、本発明は、前記刺部が前記帯板部の両側縁に互い違いに設けられていることを特徴としている。
また、本発明は、前記刺部が外周側へ向いた状態で前記帯板部が芯材に巻回されていることを特徴としている。
本発明に係る鳥獣害防止具は、帯板部の両側縁にそれぞれ、一体に複数の刺部が設けられ、各刺部が帯板部に対し予め起立しているので、設置時に多数の刺部を折り曲げて突出させる起立作業を行う必要がなく、設置作業性に優れている。
また、本発明に係る鳥獣害防止具は、曲げ変形可能な帯板部の両側縁に刺部が斜めに起立しているので、芯材の外周に、巻き崩れの恐れなく安定に巻回することができ、搬送時や保管時に嵩張って無駄なスペースをとることもなく、取扱い性に優れている。
また、本発明に係る鳥獣害防止具は、帯板部の両側縁に一体に設けられた複数の刺部を帯板部に対し起立させるだけで生産することができるので、従来品のように生産時に多数の針状突起を一本ずつ立設する必要もなく、生産性に優れている。
本実施形態の鳥獣害防止具の部分斜視図である。 本実施形態の鳥獣害防止具の正面図である。 本実施形態の鳥獣害防止具の部分平面図である。 本実施形態の鳥獣害防止具を芯材に巻回した状態を示す側面図である。 本実施形態の鳥獣害防止具を芯材に巻回した状態を示す模式断面図である。 本実施形態の鳥獣害防止具の設置状態を示す部分斜視図である。 本実施形態の鳥獣害防止具の他の設置状態を示す部分斜視図である。 本発明に係る他の実施形態の鳥獣害防止具の部分平面図である。 本発明に係る更に他の実施形態の鳥獣害防止具の部分平面図である。
図1〜図3に示すように本実施形態の鳥獣害防止具10は、曲げ変形可能な長尺の帯板部1と、この帯板部1の長手方向の両側縁にそれぞれ、一体に設けられた複数の刺部2とから構成されている。これら帯板部1及び刺部2は、金属板材により一体に形成されており、弾性変形させることができ、また、必要に応じて塑性変形させることができる。
本実施形態の刺部2は、二等辺三角形状を成し、各刺部2の先端部21が鋭角を成している。そして、帯板部1の各側縁において、各刺部2の基端部22とその隣りの刺部2の基端部22とが互いに接した状態で、多数の刺部2が並設されている。各刺部2の基端部22同士が接する部分に谷部23が形成されている。
また、図2に示すように、各刺部2は、予め帯板部1に対し折り曲げ加工されており、帯板部1の板面に対し斜めに起立している。本実施形態では、各刺部2の帯板部1に対する傾斜角度θを60度としているが、この傾斜角度θは、鳥獣害の種類、設置場所等に応じて変更可能である。
また、図3に示すように、各刺部2は、帯板部1の両側縁に互い違いに設けられている。即ち、帯板部1の一方の側縁に並設された各刺部2の基端部22と、他方の側縁に並設された各刺部2の基端部22とが、帯板部1の長手方向に、基端部22の長さの半分だけ位置ずれしている。このことで、本実施形態の鳥獣害防止具10は、帯板部1の両側縁の谷部23間を結ぶ複数の斜めの仮想線L付近で、帯板部1を曲げることができ、鳥獣害防止具10全体を長手方向で曲げ変形させることができる。
したがって、本実施形態の鳥獣害防止具10は、図4に示すように、各刺部2を外周側へ向けた状態で、帯板部1を紙管等の芯材3の外周面に巻回することができる。帯板部1は、位置ずれした谷部23間を結ぶ斜めの仮想線L付近で曲がり易いため、図5に示すように、芯材3に巻回されて層を成す帯板部1同士の間には隙間Sが生じることなる。しかしながら、本実施形態の鳥獣害防止具10は、帯板部1の両側縁において刺部2が斜めに起立しているため、これら刺部2により帯板部1の横ずれを防ぐことができ、鳥獣害防止具10を芯材3に、巻き崩れの恐れなく安定に多層巻きすることができる。
図6に示すように、本実施形態の鳥獣害防止具10は、帯板部1を真直ぐ伸ばした状態で、例えば農作地を囲う柵の上部の横架材Bに、釘等の不図示の固定手段により固定して設置することができる。この設置により、猿が柵を乗り越えようと柵上部に手を掛けた際に、刺部2により猿に刺痛を与えることができ、農作地等への侵入を防ぐことができる。また、鳥獣害防止具10を柵の下部に設置すれば、猪等が地面を掘って柵を潜り抜けるのを防ぐことができ、住宅のベランダ等に設置すれば、鳥類の糞害等を防ぐことができる。本実施形態の鳥獣害防止具10は、柵の横桟等の横架材だけでなく、柱材や壁材にも設置可能である。
また、図7に示すように、本実施形態の鳥獣害防止具10は、帯板部1を曲げながら、例えば樹木Tの幹に巻き付けて設置することもできる。この設置によって、猿が樹木Tの幹を登ることを防ぐことができ、また、鹿等が樹木Tの樹皮等を食べる食害を防ぐことができる。帯板部1は、斜めの仮想線L付近で曲がり易いため、本実施形態の鳥獣害防止具10を樹木Tに容易に螺旋状に巻き付けることができる。勿論、鳥獣害防止具10を、樹木Tの周面に円環状に巻き付けることも可能である。
このように、本実施形態の鳥獣害防止具10は、多数の刺部2が、予め帯板部1に対し折り曲げ加工され、帯板部1の板面に対し起立しているので、鳥獣害防止具10をそのまま、柵や樹木等に設置することができる。従来品のように設置時に多数の突起を一つずつ折り曲げて外側へ突出させる起立作業を行う必要もなく、設置作業性に優れている。
しかも、本実施形態の鳥獣害防止具10は、曲げ変形可能な帯板部1の両側縁において刺部2が斜めに起立しているので、鳥獣害防止具10を芯材3の外周に、巻き崩れの恐れなく安定に巻回することができる。従来品のように、搬送時や保管時に嵩張って無駄なスペースをとることもなく、取扱い性に優れている。
さらに、本実施形態の鳥獣害防止具10は、帯板部1の両側縁に一体に設けられた複数の刺部2を帯板部1に対し起立させるだけで生産することができるので、例えば金属板材の打抜き加工及び曲げ加工等により量産することが可能であり、従来品のように生産時に多数の針状突起を一本ずつ立設する必要もなく、生産性に優れている。
以上、本実施形態の鳥獣害防止具10について説明したが、本発明は他の実施形態でも実施することができる。
例えば、図8に示す鳥獣害防止具20のように、帯板部4の両側縁に各刺部5を、帯板部4を挟んで対称的に設けてもよい。この鳥獣害防止具20によれば、帯板部4の長手方向と直交する仮想線M付近で帯板部4を曲げ易くすることができる。
また、図9に示す鳥獣害防止具30のように、帯板部6の両側縁に各刺部7を、隣り合う刺部7同士の間に間隔をあけて設けてもよい。この鳥獣害防止具30によれば、帯板部6の曲げ方向の自由度をより向上させることができる。
また、上記実施形態では、帯板部の両側縁に、同じ二等辺三角形状の刺部を多数並設しているが、互いに異なる形状の刺部を並設してもよい。鳥獣害の種類、設置場所等に応じて種々の設計変更が可能である。
本発明は、その他、その趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づいて種々の改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものである。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内でいずれかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施してもよく、また、一体に構成されている発明特定事項を複数の部材から構成したり、複数の部材から構成されている発明特定事項を一体に構成した形態で実施してもよい。
10、20、30 鳥獣害防止具
1、4、6 帯板部
2、5、7 刺部
3 芯材
本発明は、曲げ変形可能な帯板部と、前記帯板部の長手方向の両側縁にそれぞれ、一体に設けられた複数の刺部とを備え、前記各刺部が前記帯板部の板面に対し斜めに起立しており、搬送時や保管時に前記刺部が外周側へ向いた状態で前記帯板部が芯材に多層巻きされていることを特徴としている。

Claims (3)

  1. 曲げ変形可能な帯板部と、
    前記帯板部の長手方向の両側縁にそれぞれ、一体に設けられた複数の刺部と、
    を備え、
    前記各刺部が前記帯板部の板面に対し斜めに起立していることを特徴とした鳥獣害防止具。
  2. 前記刺部が前記帯板部の両側縁に互い違いに設けられている請求項1に記載の鳥獣害防止具。
  3. 前記刺部が外周側へ向いた状態で前記帯板部が芯材に巻回されていることを特徴とした請求項1または請求項2に記載の鳥獣害防止具。
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