JP3082798U - シカ等の食害から樹木を保護する器具 - Google Patents

シカ等の食害から樹木を保護する器具

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JP3082798U JP2001003616U JP2001003616U JP3082798U JP 3082798 U JP3082798 U JP 3082798U JP 2001003616 U JP2001003616 U JP 2001003616U JP 2001003616 U JP2001003616 U JP 2001003616U JP 3082798 U JP3082798 U JP 3082798U
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智 橋本
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財団法人林業土木コンサルタンツ技術研究所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で現地への搬入が容易で簡単に取付けら
れるとともに、保護対象樹木の成長を抑制しない防獣樹
木保護器具を得る。 【解決手段】 鋼線をトゲ状に配列した有刺部とそれを
支える支柱からなるこの考案は、シカ等が触れた際に強
い刺激を発生することによって高い忌避効果を得ること
を目指している。軽量な部材を使用し、かつ形状を小さ
くすることによって現地への搬入を容易にした。また取
り付けは、支柱部を地表に差し込むだけの簡単な様式と
したため、設置に時間を要しない。同時にこの考案は、
樹木の枝や葉の生育を圧迫する事がないので、樹木の成
長を抑制しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、林業、農業、土木、造園分野で実施される苗木等の植栽や樹木の 保育管理に利用するもので、シカなどによる食害から樹木を保護する器具である 。
【0002】
【従来の技術】
従来用いられてきた技術は、大きく次の2つに分けられる。保護対象地を柵 で囲み動物の侵入を阻止する、保護対象木個々に保護具を設置する。の柵に よる施設には、一般に木材、鋼材が使用され、柵の高さを2m〜3m程度とする 。には樹木全体を網で覆うタイプ、樹木全体を筒で覆うタイプ、合成樹脂製の 目の粗いネットを幹に巻き付けるタイプなどがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来用いられてきた技術のうち、はもっとも一般的なものであるが、施設が 大がかりで経費がかかる。また一部が破壊すると保護機能が失われるなどに難点 がある。による場合には、樹木に生育障害が生じやすい、などの問題がある。 いずれも施設の配置後は、見回りや点検を頻繁に行う必要がある。
【0004】 これらの課題に対しこの考案は、軽量な器具を使用することから、現地への搬 入が容易で、また取り付けも樹木の周辺に単独あるいは連続的にたてるだけで完 了するなど簡易であり、設置に時間を要しない。さらに保護対象木を覆うなどの ことがないので、成長を抑制することがない。また、器具の損傷が少なく、管理 を減らすことができる。 以上からこの考案は、従来の方法が難点とする「施設が大がかりで経費がかか る」、「保護対象木の成長に障害を及ぼす懸念がある」、「密度の高い管理 を要する」などの点を改善することができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、設置等の作業が簡便に行える器具の作成を目指し た。
【0006】
【考案の実施の態様】
この考案による保護具は、有刺部とそれを支える支柱から構成されており、有 刺部は鋼線、支柱は合成樹脂パイプなどからなることが好ましい。
【0007】 有刺部、支柱、保護具全体の長さは、樹木の形状に応じて変えることができる ものとする。
【0008】 有刺部は、長さ5cm〜10cmの鋼線を使い、これと軸が直交するように約 3cm間隔程度に配置する。鋼線の外縁はこれを上から見たとき、ほぼ円形を描 くことが好ましい。
【0009】 有刺部の一連続長さは30cm〜50cmとし、これを単独あるいは断続的に つなげて使用する事が好ましい。
【0010】 支柱は、合成樹脂のパイプ、鋼材を撚ったもの、木材などによることが好まし い。
【0011】
【実施例】
以下、この考案を具体的に図面によって説明する。 図1は、この考案全体の側面図、図2は、この考案の有刺部の側面図、図3は 有刺部の平面図を示したものである。
【0012】 図1〜図3において、有刺部には、これが動物等に触れた時、剛性を保ちつつ 刺激を発生できるよう直径0.3mmの鋼線を使用する。またその軸は、直径2 mm程度の鋼線をねじり合わせた構造とし、軸の強度を高めるとともに鋼線の軸 への固定を堅固なものとする。
【0013】 支柱は、中間にその長さを変えられる装置を持つ構造とする。またその先端部 は、地表への差し込みが容易となるようとがらせる。
【0014】 この器具は、以下のようにしてシカの食害から樹木を保護する。 a.樹木の個々に取り付ける。 b.樹木の周りに連続的に設置して囲いを作る。
【0015】
【考案の効果】
この考案により、従来の方法よりも簡易に樹木の保護を行う事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の全体を示した側面図
【図2】 この考案の有刺部を示した側面図
【図3】 この考案の有刺部の平面図

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼線を棘状に配置した有刺部(1)とそ
    れを支える支柱部からなることを特徴とする保護器具。
  2. 【請求項2】 有刺部(1)に棘(4)を一定間隔に配
    し、これをラセン状に巻いた鋼線からなる軸部(3)に
    固定した保護器具。
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