JP2020129730A - シンボルマッピング方法及びシンボルマッパ - Google Patents

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Abstract

【課題】受信時の信号のBER及びビット当たりの平均送信電力を抑えることができるシンボルマッピング方法を提供する。【解決手段】ビット数3以上のMビットのビット列で構成されるシンボルを、所定の式に従って、ビット数Mと等しい次元数Kのユークリッド空間にマッピングする。Crushed Twisted Cube設計においてK=3の場合は、最小シンボル間距離は、約2.105になり、Cube設計時の最小シンボル間距離より長くなる。次元数Kは、3以上の自然数であれば、特に限定されない。【選択図】図4

Description

本発明は、シンボルマッピング方法及びシンボルマッパに関する。
近年、Wi−Fi(Wireless Fidelity)やLTE(Long Term Evolution)等の公衆無線回線、無線LAN(Local Area Network)や無線PAN(Personal Area Network)、放送システム等の無線通信システムでは、デジタル変復調が行われている。
デジタル変調では、デジタルデータを表現するために有限個の異なる信号が用いられる。代表的なデジタル変調方式であるASK(amplitude-shift keying)、PSK(phase-shift keying)、FSK(frequency shift keying)では、有限個の特有な信号に対して、それぞれ信号と同数の特有な振幅、位相、周波数が用いられる。1つの特有な振幅、位相、周波数又はそれぞれの変化量に対して、複数のビットが割り当てられる。各々の振幅、位相、周波数に割り当てられる複数のビットに基づく値は、シンボルと呼ばれている。
デジタル変復調に基づく通信システムの変調器では、シンボルマッパによって有限個の特有な信号のそれぞれに対応するシンボルがマッピングされ、送信すべきビット列が変調される。同通信システムの復調器は、通信に使われるデジタル変調方式及びシンボルの組み合わせに合わせて設計されている。復号器では、受信信号の振幅、位相、周波数が検出され、検出された振幅、位相、周波数とシンボルとの対応付け及び判定によって、変調前のビット列が得られる。
PSKの一種であるQPSK(quadrature phase shift keying)は、1回の変調で2ビットのビット列の情報を表し、搬送波の位相変化量をπ/2とした変調方式である。QPSKの位相変化は、4値である。QPSKで変調され得るシンボルは、[+1,+1],[+1,−1],[−1,+1],[−1,−1]の4つであり、4つのシンボルの位相は、前述の4つのシンボルに対して順に45°,135°,225°,315°である。QPSK変調方式では、各シンボルの2ビットのうち一方の1ビットで搬送波の余弦成分がBPSK(binary phase-shift keying)変調され、他方の1ビットで搬送波の正弦成分がBPSK変調され、これらの成分が合成及び出力される。実数成分及び同相成分を表すI軸と、虚軸又は直角位相軸を表すQ軸からなる直交座標系に、取り得るシンボルを表現した図は、信号空間ダイヤグラムと呼ばれている。図12は、QPSK変調の信号空間ダイヤグラムである。
近年用いられているデジタル変調方式であるQAM(quadrature amplitude modulation)は、多値のASKを直角位相変調することによって位相変化と振幅変化とを組み合わせた変調方式である。例えば、64値のQAMで変調され得るシンボルは、6ビットのビット列に基づいて構成されている。図13は、64値のQAM変調の信号空間ダイヤグラムである。
例えば、特許文献1には、QAM変調の信号空間ダイヤグラムにおいて互いに異なる象限のシンボル間の距離が短い場合に生じる判定時のビット誤り率(Bit Error Ratio:BER)を低減可能なマッピング方法が開示されている。
特開2016−059056号公報
特許文献1に開示されているマッピング方法では、信号空間ダイヤグラムの象限ごとに、シンボルの上位側のビットを同期信号に割り当てたマッピングパターンを用いて、上位側のビットのみで同期処理を実行する。また、前述のマッピング方法では、I軸又はQ軸を挟んで隣接するシンボルに、互いに同じ下位側のビットを割り当てたマッピングパターンを用いる。このことによって、上位側が互いに同じビット列、すなわち信号空間ダイヤグラム上の互いに同じ象限内のシンボルのビット列だけが送信される。
特許文献1に開示されているマッピング方法では、上位側のビットと下位側のビットが別々に活用され、実質的な多値化が難しくなる虞があると考えられる。しかしながら、デジタル変調に基づく通信システムの高速化及び大容量化の要求に伴い、QAMを中心に多値化が進められている。既に、2013年12月には、次世代無線LANの規格であるIEEE802.11acにおいて、256値のQAMが策定されている。2020年には、同じく次世代無線LANの規格であるIEEE802.11axにおいて、1024値のQAMが策定されると予想されている。
しかしながら、図12及び図13を比較するとわかるように、任意のデジタル変調方式における従来のシンボルマッピング方法では、変調し得るシンボルの値数を増やすと、隣り合うシンボル間の距離が短くなり、受信時における信号の判定時のBERが高くなり、伝送の信頼性が著しく劣化するという問題があった。シンボル間の距離を長くするためには、ビット当たりの平均送信電力を大きくすることが考えられる。ビット当たりの平均送信電力は、信号空間ダイヤグラムの原点から各シンボルの位置までの平均距離の二乗の値に相当する。ビット当たりの平均送信電力を大きくすると、信号空間ダイヤグラム上の各シンボルの位置が原点から径方向に遠くなり、平均送信電力を大きくする前に比べてシンボル間の距離が長くなる。ところが、ビット当たりの平均送信電力を大きくすると、送信器及び通信システムの消費電力が大きくなるという別の問題が生じる。また、通信エリアを狭くすると、設置すべき基地局の数が増大し、通信システムのコスト上昇を招き、好ましくない。前述のように、受信時の信号のBERと通信システムの消費電力とは、トレードオフの関係になっている。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであって、受信時の信号のBER及びビット当たりの平均送信電力を抑えることができるシンボルマッピング方法及びシンボルマッパを提供する。
本発明のシンボルマッピング方法は、3以上のビット数Mのビット列で構成され、下記の(1)式で表されるシンボルを、下記の(2)式から(4)式に従って、前記ビット数Mと等しい次元数Kのユークリッド空間にマッピングする。
Figure 2020129730
Figure 2020129730
Figure 2020129730
Figure 2020129730
前記(4)式において、gi,mは、m>0として、自然数である識別番号iをグレイ符号化したビット列の下位からmビット目のビット値を表す。
本発明のシンボルマッピング方法では、前述のシンボルマッピング方法において、前記(1)式で表されるシンボルを、前記(2)式、前記(3)式、及び前記(4)式に替えて、前記(4)式に基づいた下記の(8)式に従って、前記次元数Kのユークリッド空間にマッピングすることが好ましい。
Figure 2020129730
本発明のシンボルマッピング方法では、前述のシンボルマッピング方法において、前記(1)式で表されるシンボルを、前記(2)式、前記(3)式、及び前記(8)式に替えて、前記(8)式に基づいた下記の(11)式及び(12)式に従って、前記次元数Kのユークリッド空間にマッピングすることが好ましい。
Figure 2020129730
ただし、前記(11)式において、
Figure 2020129730
である。
本発明のシンボルマッパは、前述のシンボルマッピング方法を用いて送信対象のビット列を前記シンボルとしてマッピングし、マッピングした前記シンボルの同相成分及び直交成分を出力する。
本発明のシンボルマッピング方法及びシンボルマッパによれば、シンボル間の距離を長くし、かつビット当たりの平均送信電力を抑えることができる。
本発明のシンボルマッピング方法でK=M=3である場合に用いられる球座標系である。 本発明の第1の態様のシンボルマッピング方法においてK=M=3である場合にCube設計時の8つのシンボルの配置を示すマッピング図である。 本発明の第2の態様のシンボルマッピング方法においてK=M=3である場合にTwisted Cube設計時の8つのシンボルの配置を示すマッピング図である。 本発明の第3の態様のシンボルマッピング方法においてK=M=3である場合にCrushed Twisted Cube設計時の8つのシンボルの配置を示すマッピング図である。 本発明のシンボルマッパを備えた変調器の概略図である。 図5の変調器で変調されてn番目に伝送されるシンボルを表す図である。 図6に示すシンボルを同相成分と直交成分とに展開したパターンを表す図である。 図6に示すシンボルを同相成分と直交成分とに展開した図7とは異なるパターンを表す図である。 Cube設計で仮にK=M=2であると想定した場合の信号空間ダイヤグラムである。 K=M=3の場合におけるノイズに対する信号比(E/N)に対するビット誤り率の変化を示すグラフである。 K=M=8の場合におけるノイズに対する信号比(E/N)に対するビット誤り率の変化を示すグラフである。 従来のQPSK変調の信号空間ダイヤグラムである。 従来の64値のQAM変調の信号空間ダイヤグラムである。
以下、本発明のシンボルマッピング方法及びシンボルマッパの実施形態について、図面を参照して説明する。
<シンボルマッピング方法>
始めに、本発明のシンボルマッピング方法は、任意のデジタル変調方式に基づく無線通信システムおけるシンボルのマッピングに適用可能である。本発明のシンボルマッピング方法では、従来の2次元ユークリッド空間上での信号設計をK次元ユークリッド空間に拡張し、K次元ユークリッド空間において、Mビット列を伝送するためのシンボル設計及び信号設計を行う。Kは3以上の自然数とし、MはKと等しい自然数であって、K=Mとする。
信号の設計及びマッピングをK次元ユークリッド空間で行った場合でも、実際の通信システムで信号を伝送するためには、送信するシンボルを2次元ユークリッド空間に展開し、I軸上の同相成分x(l)及びQ軸上の直交成分x(l)に変換する必要がある。
K次元ユークリッド空間で設計されたシンボルs(K)は、以下の(1)式〜(3)式のように表される。なお、本明細書及び各図面において、各シンボルの大カッコ付きの数値列は、それぞれシンボルの構成要素を表している。また、シンボル点に付記されている<>付きの0か1のみからなるビット値は、割り当てビットを表している。
Figure 2020129730
Figure 2020129730
Figure 2020129730
第1の態様のシンボルマッピング方法では、自然数KにおいてK−1次元球面に内接する超立方体の頂点に、2K=M種類のシンボルを配置する信号設計を行う。ビット当たりの平均送信電力を1で正規化したとき、K−1次元球面の半径は、sq((K))になる。本明細書において、sq((x))は、xの平方根を表している。本発明では、このようにK−1次元球面に内接する超立方体に基づく第1の態様のシンボルマッピング方法による信号設計を、Cube(C)設計と称する。Cube設計では、(3)式は、具体的に以下の(4)式のように表される。
Figure 2020129730
(4)式等におけるgi,mは、m>0として、自然数である識別番号iをグレイ符号化したビット列の下位からmビット目のビット値を表している。例えば、i=6であれば、識別番号iをグレイ符号化した値は<101>である。したがって、g6,1=1,g6,2=0,g6,3=1である。
K=3である場合、シンボルは3ビットで構成され、シンボルの総数は、2M=3=8であり、とり得るビット列は8種類である。以下、本実施形態のシンボルマッピング方法においてとり得るビット列の全てのパターンのシンボルをまとめて、シンボルセットと称する。
K=3である場合、Cube設計におけるシンボルセット内での識別番号をi=0,1,・・・,2M=3−1=7とすると、i番目のシンボルsは、(5)式のように表される。
Figure 2020129730
また、(2)式及び(4)式にK=3を代入することによって以下の(6)式及び(7)式のように表される。
Figure 2020129730
Figure 2020129730
(6)式及び図1に示すように、球座標系表現を用いると、Cube設計においてK=M=3の場合では、図2に示すように、3次元ユーグリッド空間の原点Oから半径sq((3))の球に内接する立方体の8つの頂点に、表1に示すシンボルセットsi,0 (3,C),si,0 (3,C),si,2 (3,C)からなる8種類のシンボルs (3,C)〜s (3,C)が配置される。シンボルs (3,C)〜s (3,C)間の距離、すなわちCube設計における最小シンボル間距離は、2.0である。
Figure 2020129730
K=3は、本発明のシンボルマッピング方法を行うK次元ユークリッド空間のうち最も次元が低く、かつ人間が視覚的に認識できる状態にある。例えば、K=4に拡張すると、シンボルの総数は、2M=4=16である。シンボルs (4,C)〜s15 (4,C)のそれぞれのシンボルセットsi,0 (4,C),si,1 (4,C),si,2 (4,C),si,3 (4,C)は、(1)式から(4)式によって算出され、表2に示すように表される。なお、K=4の場合、(2)式は以下の(20)式で表され、Cube設計においてK=4では(4)式は以下の(21)式で表される。
Figure 2020129730
Figure 2020129730
Figure 2020129730
続いて、本発明の第2の態様の本発明のシンボルマッピング方法について説明する。第2の態様のシンボルマッピング方法では、Cube設計における超立方体のある1つの面に対して他の面の対面姿勢を維持しつつ、他の面を回転させて信号設計を行う。このような信号設計では、1つの面の1つのシンボルと他の面のシンボルとのシンボル間距離をCube設計に比べて長くすることができる。本発明では、このようにK−1次元球面に内接する超立方体を回転させた第1変形超立方体に基づく第2の態様のシンボルマッピング方法による信号設計を、Twisted Cube(TC)設計と称する。Twisted Cube設計では、(4)式に基づいて、次に示す(8)式を採用する。
Figure 2020129730
(8)式において、○の中に+が記された記号は排他的論理和を表し、以下に示す(9)式のように説明される。
Figure 2020129730
K=3である場合、(8)式にK=3を代入することによって以下の(10)式を採用する。
Figure 2020129730
Cube設計と同様に図1に示す球座標系表現を用いると、Twisted Cube設計においてK=M=3の場合では、図3に示すように、第1変形超立方体の8つの頂点に、表3に示すシンボルセットsi,0 (3,TC),si,1 (3,TC),si,2 (3,TC)からなる8種類のシンボルs (3,TC)〜s (3,TC)が配置される。K=M=3の場合の第1変形超立方体は、3次元ユーグリッド空間の原点Oから半径sq((3))の球に内接する立方体の上面を、下面との平行状態を維持しつつ、下面に対して回転させたものである。
Figure 2020129730
図3に示すように、第1変形超立方体の下面の各頂点に配置されたシンボルs (3,TC),s (3,TC),s (3,TC) 3,TC)間の距離、及び第1変形超立方体の上面の各頂点に配置されたシンボルs (3,TC),s (3,TC),s (3,TC),s (3,TC)間の距離は、いずれもCube設計時と同様に2.0である。一方、第1変形超立方体の下面の各頂点に配置されたシンボルs (3,TC),s (3,TC),s (3,TC),s (3,TC)のいずれかと、上面の各頂点に配置されたシンボルs (3,TC),s (3,TC),s (3,TC),s (3,TC)のいずれかとの間の距離は、約2.274になり、Cube設計時の最小シンボル間距離より長くなる。
Twisted Cube設計において、K=4に拡張すると、シンボルの総数は、Cube設計時と同様に16である。シンボルs (4,TC)〜s15 (4,TC)のそれぞれのシンボルセットsi,0 (4,TC),si,1 (4,TC),si,2 (4,TC),si,3 (4,TC)は、(1)式から(3)式、(20)式及び(8)式によって算出され、表4に示すように表される。なお、Twisted Cube設計においてK=4では(8)式は以下の(22)式で表される。
Figure 2020129730
Figure 2020129730
続いて、本発明の第3の態様の本発明のシンボルマッピング方法について説明する。第3の態様のシンボルマッピング方法では、Twisted Cube設計における第1変形超立方体のある1つの面に対して他の面の互いの回転姿勢を維持しつつ、1つの面に他の面を近づけて信号設計を行う。このような信号設計では、全ての面のシンボル間距離を均等にし、かつCube設計に比べて長くする。本発明では、K次元球面に内接する超立方体を回転させかつ圧縮した第2変形超立方体に基づく第3の態様のシンボルマッピング方法による信号設計を、Crushed Twisted Cube(CTC)設計と称する。Crushed Twisted Cube設計では、(8)式に基づいて、次に示す(11)式及び(12)式を採用する。
Figure 2020129730
ただし、
Figure 2020129730
である。
K=3である場合、(11)式にK=3を代入することによって以下の(13)式を採用する。
Figure 2020129730
Cube設計と同様に図1に示す球座標系表現を用いると、Crushed Twisted Cube設計においてK=M=3の場合では、図4に示すように、第2変形超立方体の8つの頂点に、表5に示すシンボルセットsi,0 (3,CTC),si,1 (3,CTC),si,2 (3,CTC)からなる8種類のシンボルs (3,CTC)〜s (3,CTC)が配置される。K=M=3の場合の第2変形超立方体は、3次元ユークリッド空間の原点Oから半径sq((3))の球に内接する立方体の上面を下面に対して回転させた後、上面及び下面の双方の面で互いに隣り合うシンボル間距離が均等になるように上面と下面とを近づけたものである。
Figure 2020129730
Crushed Twisted Cube設計において、K=4に拡張すると、シンボルの総数は、Cube設計時と同様に16である。シンボルs (4,CTC)〜s15 (4,CTC)のそれぞれのシンボルセットsi,0 (4,CTC),si,1 (4,CTC),si,2 (4,CTC),si,3 (4,CTC)は、(1)式から(3)式、(20)式、(11)式及び(12)式によって算出され、表6に示すように表される。なお、Twisted Cube設計においてK=4では(4)式は以下の(23)式で表される。
Figure 2020129730
Figure 2020129730
図4に示すように、Crushed Twisted Cube設計においてK=3の場合は、最小シンボル間距離は、約2.105になり、Cube設計時の最小シンボル間距離より長くなる。前述のように、次元数Kは、3以上の自然数であれば、特に限定されない。表7に示すように、Crushed Twisted Cube設計において、次元数Kを3から8に1つずつ増やすと、最小シンボル間距離は長くなる。つまり、Crushed Twisted Cube設計では、次元数Kが高い程、最小シンボル間距離が長くなる。また、次元数Kが高くなるほど、次元数K−1,Kの最小シンボル間距離同士の差が小さくなる。Crushed Twisted Cube設計では、次元数Kが所定の値になったところで最小シンボル間の伸びが飽和すると考えられる。その点をふまえると、Crushed Twisted Cube設計時の次元数Kは、例えば3以上8以下である。
Figure 2020129730
また、伝送時には、Cube設計、Twisted Cube設計及びCrushed Twisted Cube設計の各シンボルs(K,C),s(K,TC),s(K,CTC)が同相成分x(l)及びQ軸上の直交成分x(l)の2つの成分に展開される観点から、次元数Kは偶数である方が好ましい。次元数Kは、前述のように3以上の自然数であれば、特に制限されないが、次元数Kが高くなる程マッピング量が増大する観点から、3以上8以下であることが好ましく、前述の偶数が好ましいことを考慮すると、4または6がより好ましい。
<シンボルマッパ>
次に、本発明のシンボルマッパについて、説明する。図5に示すように、変調器50は、任意の無線通信システムの直交変調器に適用され、本発明のシンボルマッパ10、ローパスフィルタ(Low-pass filter:LPF)21,22、乗算器25,26、ローカル信号発振器27、移相器28、加算器30を備えている。シンボルマッパ10は、入力された送信ビット列を、上述の第1から第3の態様のいずれかの態様のシンボルマッピング方法を用いてシンボル設計し、各シンボルを同相成分x(l)及び直交成分x(l)に展開する。
K=3の場合を例にとると、無線通信システムにおいてn番目に送信されるシンボルs(n)は、(2)式、(3)式及び(6)式で表されるシンボルセットの中のいずれかのシンボルである。図6では、シンボルs(n)=[s(n),s(n),s(n)]からシンボルs(n+3)=[s(n+3),s(n+3),s(n+3)]までのシンボルが模式的に示されている。図7及び図8は、図6に示すシンボルs(n),s(n+1),s(n+2),s(n+3)が同相成分x(l)及び直交成分x(l)に展開される例を示している。番号nは、1以上の自然数である。
図7に示す展開では、各シンボルs(n),s(n+1),s(n+2),s(n+3)は、時間枠又は周波数を表す変数lに対して、同相成分x(l)及び直交成分x(l)に分離せずに配置されている。変数lは、伝送時の時間t又は周波数fに対応すると考えればよい。例えば、同相成分x(l)には、変数l,l+1,l+2に対して、連続してシンボル[s(n),s(n),s(n)]が割り当てられている。同じく同相成分x(l)には、変数l+3,l+4,l+5に対して、連続してシンボル[s(n+2),s(n+2),s(n+2)]が割り当てられている。一方、直交成分x(l)には、変数l,l+1,l+2に対して、連続してシンボル[s(n+1),s(n+1),s(n+1)]が割り当てられている。同じく、直交成分x(l)には、変数l+3,l+4,l+5に対して、連続してシンボル[s(n+3),s(n+3),s(n+3)]が割り当てられている。1つの変数lの同相成分x(l)及び直交成分x(l)のセットを1つのI−Q平面と考えると、図7に示す展開では、任意の標本の順番を示す標本番号nに対し、1つのシンボルs(n)は3つのI−Q平面を用いているといえる。例えば、図7に示すように、シンボルs(n+1)は、変数l,l+1,l+2の3つのI−Q平面を用いている。
図8に示す展開では、各シンボルs(n),s(n+1),s(n+2),s(n+3)は、変数lに対して、同相成分x(l)及び直交成分x(l)に分離して配置されている。例えば、同相成分x(l)には、変数l,l+1に対して、シンボル要素s(n),s(n)が割り当てられ、変数l+2に対して、シンボル要素s(n+1)が割り当てられている。残りのシンボル要素s(n)及びシンボル要素s(n+1),s(n+1)が直交成分x(l)の変数l,l+1,l+2に対して割り当てられている。同様に、同相成分x(l)には、変数l+3,l+4,l+5に対して、シンボル要素s(n+2),s(n+2),s(n+3)が割り当てられている。直交成分x(l)には、変数l+3,l+4,l+5に対して、シンボル要素s(n+2),s(n+3),s(n+3)が割り当てられている。つまり、図8に示す展開では、任意の標本番号nに対し、1つのシンボルs(n)は2つのI−Q平面を用いているといえる。例えば、図8に示すように、シンボルs(n+1)は、変数l+1,l+2の2つのI−Q平面を用いている。
図5に示すように、同相成分x(l)及び直交成分x(l)に関するシンボルマッパ10からの2つの出力は、LPF21,22を介して、乗算器25,26に入力される。ローカル信号発振器27は、ローカル信号fを発振する。乗算器25には、シンボルマッパ10から出力された信号cos(x(l))と、ローカル信号fに応じた信号cos(2πft)が入力される。乗算器25は、信号cos(x(l))と信号cos(2πft)とを乗算し、加算器30に出力する。ローカル信号発振器27から発振されたローカル信号fは移相器28にも入力される。位相器28によって、ローカル信号fの位相は90°、すなわちπ/2移相される。乗算器26には、シンボルマッパ10から出力された信号sin(x(l))と、π/2移相されたローカル信号fに応じた信号−sin(2πft)が入力される。乗算器26は、信号sin(x(l))と信号−sin(2πft)とを乗算し、加算器30に出力する。
加算器30は、乗算器25,26から出力された信号を加算し、以下の(30)式で表される直交変調信号Eを増幅器40に出力する。
Figure 2020129730
(30)におけるAは、任意の係数を表す。増幅器40によって増幅された後に出力された直交変調信号Eは、アンテナ44に出力され、アンテナ44から発信される。図示していないが、直交変調信号Eは、所定の復調器に接続されたアンテナで受信され、前述の復調器によって復号される。所定の復号器は、変調器50でのシンボル設計及び信号生成のルールに従って直交変調信号Eを復号可能となるように構成されている。
<作用効果>
以上説明した第1の態様のシンボルマッピング方法及び変調器50では、Kが3以上の場合においても、Cube設計によって最小シンボル間距離及びBERは従来のPSK等と等価になる。本発明の実施形態の範囲外であるが、仮に、K=M=2として(1)式から(4)式に適用した場合は、図9に示すように、Cube設計において隣り合うシンボル間の最小距離、すなわち最小シンボル間距離は2となり、従来のQPSKと等価になる。K=M=3の場合でも、最小シンボル間距離は、2.0である。
しかしながら、Cube設計では、従来の2次元ユークリッド空間上での信号設計をK次元空間に拡張している。従来の2次元ユークリッド空間上での信号設計では、図12や図13に例示しているように、1つのシンボルが必ず1組の同相成分x(l)及び直交成分x(l)に展開されるので、1つのI−Q平面を用いている。そのため、フェージング伝送路の影響で受信信号レベルが小さくなっても、信号を回復させるのは難しい。このことに対し、第1の態様のシンボルマッピング方法のCube設計では、複数のI−Q平面での受信信号をまとめて復調する。そのため、第1の態様のシンボルマッピング方法によれば、1つのI−Q平面で受信信号レベルが低下しても、他のI−Q平面の受信信号レベルが高ければ、平均的に受信信号レベルを回復できる。したがって、第1の態様のシンボルマッピング方法によれば、フェージング伝送路においてダイバーシチ効果を従来のシンボルマッピング方法より高め、信号設計の自由度を大きくすることができる。
第2の態様のシンボルマッピング方法及び変調器50では、Twisted Cube設計を行うことによって、第1変形超立方体の隣り合う頂点に配置された複数のシンボル間距離のいくつかをCube設計より長くすることができ、残りのシンボル間距離を同じ次元数KのCube設計の最小シンボル間距離と等しくする。K=M=3である場合は、第1変形超立方体の下面の各頂点に配置されたシンボルs (3,TC),s (3,TC),s (3,TC),s (3,TC)のいずれかと、上面の各頂点に配置されたシンボルs (3,TC),s (3,TC),s (3,TC),s (3,TC)のいずれかとの間の距離を約2.274にすることができる。
さらに、第3の態様のシンボルマッピング方法及び変調器50では、Crushed Twisted Cube設計を行うことによって、第2変形超立方体の隣り合う頂点に配置されたシンボル間の距離を均等にし、且つ同じ次元数KのCube設計の最小シンボル間距離より長くすることができる。K=M=3である場合は、最小シンボル間距離を約2.105にすることができる。
図10は、K=3の場合において、従来のQPSKに基づくシンボル設計、Cube設計、Twisted Cube設計、及びCrushed Twisted Cube設計の各設計のノイズNに対する直交変調符号Eの出力とBERとの関係を表している。図11は、K=8の場合において、従来のQPSKに基づくシンボル設計、Cube設計、Twisted Cube設計、及びCrushed Twisted Cube設計の各設計のノイズNに対する直交変調符号Eの出力とBERとの関係を表している。図10及び図11のCube設計、Twisted Cube設計、及びCrushed Twisted Cube設計の各設計の実線又は破線は、以下の(32)式によって求められるユニオン上界を表している。
Figure 2020129730
(32)式において、上に〜が付されたSはシンボルセットを意味し、関数dは上に矢印が付されたシンボルsと上に^が付されたシンボルsに割り当てられたビット列間のハミング距離を表す。また、図10及び図11のCube設計、Twisted Cube設計、及びCrushed Twisted Cube設計の各設計の点は、シミュレーションによる計算値を表している。
図10及び図11に示され、前述したようにCube設計時のBER特性は、QPSKに基づく信号設計時のBER特性に一致する。また、図10及び図11に示すように、Twisted Cube設計時のBER特性は、QPSKに基づく信号設計時のBER特性より改善されている。このような結果から、Twisted Cube設計によれば、QPSKより優れたBER特性を得られ、かつCube設計時と同様にフェージング伝送路においてダイバーシチ効果を従来のシンボルマッピング方法より高め、信号設計の自由度を大きくすることができる。
さらに、図10及び図11に示すように、Crushed Twisted Cube設計時のBER特性は、Twisted Cube設計時のBER特性より改善されている。例えば、K=8の場合において、図11に示すグラフの右下部分の拡大図を参照すると、BERが10−7であるとき、Crushed Twisted Cube設計時では従来のQPSKに基づくシンボル設計時に比べて約0.8dBの信号電力の利得が得られることがわかる。約0.8dBの信号電力の利得が得られるということは、ビット当たりの送信電力を10%弱削減できることを意味する。このような結果から、Crushed Twisted Cube設計によれば、Twisted Cube設計より優れたBER特性を得られ、かつCube設計時と同様にフェージング伝送路においてダイバーシチ効果を従来のシンボルマッピング方法より高め、信号設計の自由度を大きくすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、上述の実施形態に限定されない。本発明は、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更可能である。
本発明を適用したシンボルマッピング方法及びシンボルマッパによれば、上述のように、従来のシンボル設計よりノイズNに対する直交変調符号Eの出力とBERとの関係を改善し、かつ複数のI−Q平面を用いて信号設計の自由度を大きくすることができる。本発明を適用したシンボルマッピング方法及びシンボルマッパは、多値化が求められると共に受信時の信号のBERと通信システムの消費電力とを双方ともに抑えることを必要とする通信分野で幅広く利用可能である。
10…シンボルマッパ

Claims (4)

  1. 3以上のビット数Mのビット列で構成され、下記の(1)式で表されるシンボルを、下記の(2)式から(4)式に従って、前記ビット数Mと等しい次元数Kのユークリッド空間にマッピングする、シンボルマッピング方法。
    Figure 2020129730
    Figure 2020129730
    Figure 2020129730
    Figure 2020129730
    前記(4)式において、gi,mは、m>0として、自然数である識別番号iをグレイ符号化したビット列の下位からmビット目のビット値を表す。
  2. 前記(1)式で表されるシンボルを、前記(2)式、前記(3)式、及び前記(4)式に替えて、前記(4)式に基づいた下記の(8)式に従って、前記次元数Kのユークリッド空間にマッピングする、請求項1に記載のシンボルマッピング方法。
    Figure 2020129730
  3. 前記(1)式で表されるシンボルを、前記(2)式、前記(3)式、及び前記(8)式に替えて、前記(8)式に基づいた下記の(11)式及び(12)式に従って、前記次元数Kのユークリッド空間にマッピングする、請求項2に記載のシンボルマッピング方法。
    Figure 2020129730
    ただし、前記(11)式において、
    Figure 2020129730
    である。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシンボルマッピング方法を用いて送信対象のビット列を前記シンボルとしてマッピングし、マッピングした前記シンボルの同相成分及び直交成分を出力するシンボルマッパ。
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