JP2020128476A - 疎水化セルロースナノファイバー、担持粉体及びこれらを含む組成物 - Google Patents

疎水化セルロースナノファイバー、担持粉体及びこれらを含む組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】セルロースナノファイバーの構造を制御することで、組成物中での均一分散を容易なものとし、この制御された疎水化セルロースナノファイバーを、樹脂やゴム等の組成物に添加することによって、組成物の物理的特性を改善する。【解決手段】セルロースナノファイバーの表面が、珪素原子含有疎水化剤で処理された疎水化セルロースナノファイバーであって、上記セルロースナノファイバーが、セルロースナノファイバーの乾燥質量に対するカルボキシ基量が0.5〜1.3mmol/gであることを特徴とする疎水化セルロースナノファイバー。【選択図】なし

Description

本発明は、疎水化セルロースナノファイバー、担持粉体及びこれらを含む組成物に関するものである。
セルロースナノファイバーは、木を構成する繊維を化学的又は機械的にナノレベルまでほぐす(開繊する)ことで得られる素材である。特に、TEMPO(2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジン−N−オキシル)触媒の存在下でセルロースを酸化し、さらに機械的な開繊処理を施すことで、セルロースナノファイバーが効率的に分離されることが見出されている(特許文献1:特開2008−001728号公報参照)。
より詳細には、TEMPO触媒によりセルロースミクロフィブリルの表面にある1級水酸基が選択的にカルボキシル基に酸化され、水中ではこのカルボキシル基がナトリウムイオンを介して電離するため、セルロースミクロフィブリル間に斥力が働き、ナノ分散を維持することができる。現在、この手法を用いたセルロースナノファイバーは工業的に量産されており、多くは1質量%程度の水分散液として販売されている。
セルロースナノファイバーは、環境負荷が小さく、軽量で高強度であることから、樹脂やゴムの補強性充填材としての研究開発が近年盛んに進められている。しかしながら、上述したように、セルロースナノファイバーは水分散液の状態では安定なものの、樹脂やゴムへ均一に分散させようと水分を除去すると凝集してしまうため、均一分散させることが困難である。
この対策として、セルロース分子の水酸基を変性することが提案されているが(特許文献2:特開2017−095611号公報参照)、この変性セルロースナノファイバーも低濃度の水分散液であるため、水に分散可能な樹脂やゴムにしか適用することができず、また大量の水を必要とするため、生産性にも問題が残っている。
また、セルロースファイバーの水酸基の一部をシランカップリング剤で処理し、シリコーンゴムに配合することで、機械的強度や耐熱性が向上したという報告がなされている(特許文献3:特開2013−234268号公報参照)。しかしながら、特許文献3の実施例では、ナタデココやろ紙を乾燥させてシランカップリング剤に浸漬させており、本発明のナノファイバーを樹脂中やゴム中で均一分散させるという目的からは大きく外れたものといえる。
また、セルロースナノファイバーとアミノシランとを併用して、弾性率を高める技術が提案されている(特許文献4:特開2017−115047号公報参照)。これは、セルロースナノファイバーのカルボキシル基とアミノシランのアミノ基とによるイオン結合を利用したものであり、カルボン酸塩をカルボン酸アミン塩に変換して疎水化する技術を応用したものである(特許文献5:特開2012−021081号公報参照)。これは、本発明におけるセルロースナノファイバーの1級水酸基と、珪素原子含有疎水化剤との反応制御とは着眼点を異にするものである。
セルロースナノファイバー中のカルボキシル基量の測定方法や、好ましい範囲について言及されている先行文献(特許文献1、4、6:特開2017−193814号公報参照)は種々見られるが、カルボキシル基による分散性と、1級水酸基と珪素原子含有疎水化剤との反応性を着眼点とした検討や考察は見られない。
特開2008−001728号公報 特開2017−095611号公報 特開2013−234268号公報 特開2017−115047号公報 特開2012−021081号公報 特開2017−193814号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、セルロースナノファイバーの構造を制御することで、組成物中での均一分散を容易なものとし、この制御された疎水化セルロースナノファイバーを、樹脂やゴム等の組成物に添加することによって、組成物の物理的特性を改善することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、セルロースナノファイバーの乾燥重量に対するカルボキシ基量を0.5〜1.3mmol/gにし、さらに珪素原子含有疎水化剤で表面処理することで、上記課題を解決できることを知見した。
より詳細に説明すると、例えば、セルロースナノファイバーにN−オキシル化合物を作用させると、セルロースミクロフィブリル表面に露出した1級水酸基のみが酸化され、高密度なカルボキシル基で覆われることになる。水中での分散安定性を考慮すると、酸化率が高い方が好ましいが、酸化率を抑制して、セルロースナノファイバーの乾燥重量に対するカルボキシ基量(以下、カルボキシ基量と記載する場合がある。)を特定範囲にすることで、セルロースナノファイバーに対する珪素原子含有疎水化剤の高い反応性が得られ、セルロースナノファイバーの分散性を確保することができる。
従って、本発明は下記を提供する。
1.セルロースナノファイバーの表面が、珪素原子含有疎水化剤で処理された疎水化セルロースナノファイバーであって、上記セルロースナノファイバーが、セルロースナノファイバーの乾燥質量に対するカルボキシ基量が0.5〜1.3mmol/gであることを特徴とする疎水化セルロースナノファイバー。
2.上記セルロースナノファイバーが、セルロースナノファイバー表面の1級水酸基が、N−オキシル化合物により酸化されたセルロースナノファイバーである1記載の疎水化セルロースナノファイバー。
3.1又は2記載の疎水化セルロースナノファイバーと、無機粉体とを有し、疎水化セルロースナノファイバーが無機粉体に担持された、疎水化セルロースナノファイバー担持粉体。
4.上記無機粉体が、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、酸化鉄及びカーボンから選ばれる1種以上である3記載の担持粉体。
5.1又は2記載の疎水化セルロースナノファイバーを含有する組成物。
6.3又は4記載の担持粉体を含有する組成物。
7.樹脂組成物又はゴム組成物である、5又は6記載の組成物。
8.シリコーンゴム組成物である7記載の組成物。
本発明によれば、分散性が向上した疎水化セルロースナノファイバーを得ることができ、この疎水化セルロースナノファイバーは、樹脂やゴム等の組成物中で容易に均一分散し、組成物の物理的特性を改善することができる。
以下、本発明について詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[セルロースナノファイバー]
セルロースナノファイバーは、植物又は微生物由来のセルロース原料を、化学的又は機械的に開繊したものである。セルロースナノファイバーは、本発明のカルボキシ基量を有するものであれば特に限定されるものではなく、事前に調製したものでもよく、市販されているものを使ってもよい。セルロースナノファイバーは、水やアルコール等の水系溶媒に均一分散された分散液を用いることができ、市販されているものとしては、0.5〜3質量%の水分散液の状態であるものが挙げられる。
セルロースナノファイバーの平均繊維径は、2〜500nmが好ましく、2〜100nmがより好ましい。平均繊維径が2nm以上であれば、技術的に製造が容易であり、高アスペクト比の繊維状態を維持できる。また、平均繊維径が500nm以下であれば、束となっている成分が多くないため、十分にナノ分散を活かした補強効果が得られる。なお、ここでいう平均繊維径は、電解放出型走査電子顕微鏡(FE−SEM)によって観察された繊維径を平均することによって得られたものである。
本発明のセルロースナノファイバーは、セルロースナノファイバーの乾燥重量に対するカルボキシ基量が0.5〜1.3mmol/gであるセルロースナノファイバーである。上記比が0.5mmol/g未満だと、表面カルボキシル基が少ないため、セルロースミクロフィブリル間に十分な斥力が働かず、十分な分散性が得られない。一方、1.3mmol/gを超えると、1級水酸基が少ない、つまり、珪素原子含有疎水化剤の反応点が少なくなるために、疎水化処理が不十分となる。なお、上記カルボキシ基量は、0.5質量%のセルロースナノファイバー分散液を0.1M塩酸水溶液によりpH=2.5とし、そこに0.05Mの水酸化ナトリウム水溶液を滴下して、pH=11程度となるまで電位差滴定を行う。中和段階時に消費された水酸化ナトリウム量から、下記式に基づきカルボキシ基量を算出する。
カルボキシル基量(mmol/g)=水酸化ナトリウム水溶液の消費量(mL)×0.05/セルロースナノファイバーの質量(g)
セルロースナノファイバーは、N−オキシル化合物、特に、TEMPO(2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジン−N−オキシル)触媒の存在下で、セルロースナノファイバー表面の1級水酸基が酸化されたものが好ましい。TEMPO添加量、反応媒体のpH、反応温度、反応時間等を調整することで、目的とするカルボキシ基量を有するセルロースナノファイバーを得ることができる。
[疎水化セルロースナノファイバー]
本発明の疎水化セルロースナノファイバーは、上記の様に特定のカルボキシ量を有するセルロースナノファイバーの表面が、珪素原子含有疎水化剤で表面処理されたものであり、セルロースナノファイバーの表面が珪素原子含有疎水化剤によって疎水化され、セルロースナノファイバー同士の凝集抑制や耐熱性向上等に寄与する。
珪素原子含有疎水化剤としては、疎水化ができれば特に限定されず、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。例えば、アルキルシラザン、ビニルシラザン等のオルガノシラザン;アルキルアルコキシシラン、ビニルアルコキシシラン等のオルガノアルコキシシラン;アルキルクロロシラン、ビニルクロロシラン等のオルガノクロロシラン、分子鎖末端にSi−OH官能基又はSi−OR’(R’は好ましくは炭素数1〜8の一価炭化水素基)等の官能基を有する、重合度が50以下のシロキサンオリゴマーが挙げられる。
より具体的には、以下のものが例示される。
オルガノシラザンとしては、ヘキサメチルジシラザン、ジフェニルテトラメチルジシラザン、ジビニルテトラメチルジシラザン等、又はこれらの部分加水分解物等が挙げられる。
オルガノアルコキシシランとしては、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ジビニルジメトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルトリス(メトキシエトキシ)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
アルキルアルコキシシランのアルキル基は、ハロゲン原子、エポキシ基、チイラン基、アミノ基、(メタ)アクリル基、メルカプト基、イソ(チオ)シアネート基、加水分解性シリル基、無水コハク酸基、パーフルオロアルキル基、ポリエーテル基及びパーフルオロポリエーテル基から選ばれる置換基を有するアルキル基でもよい。
オルガノクロロシランとしては、メチルトリクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、ビニルトリクロロシラン等が挙げられる。
中でも、アルキルアルコキシシランが好ましく、ジメチルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランがより好ましい。
本発明のセルロースナノファイバーにおいて、セルロースナノファイバーと珪素原子含有疎水化剤の質量比は、セルロースナノファイバー1質量部に対して珪素原子含有疎水化剤1〜500質量部であることが好ましく、10〜200質量部であることがより好ましい。珪素原子含有疎水化剤が1質量部以上であれば、セルロースナノファイバー同士の凝集が抑制され、より確実にセルロースナノファイバーに対する表面処理効果が得られる。また、珪素原子含有疎水化剤が500質量部以下であれば、珪素原子含有疎水化剤同士が結合した成分が多くならず、ゴム組成物や樹脂組成物の物理特性を低下させるおそれがない。
[疎水化セルロースナノファイバーの製造方法]
疎水化セルロースナノファイバーの製造方法としては、例えば、[I]上記セルロースナノファイバー、好ましくはセルロースナノファイバー希釈液と、珪素原子含有疎水化剤とを混合する工程、[II]得られた混合液を乾燥する工程を有するものが挙げられる。
珪素原子含有疎水化剤と混合するセルロースナノファイバー希釈液は、セルロースナノファイバー分散液でもよく、さらに、セルロースナノファイバーの凝集をさらに抑制する点から、セルロースナノファイバー分散液を水やアルコール等の水系溶媒で希釈した希釈液としてもよい。セルロースナノファイバー希釈液中のセルロースナノファイバーの含有量は、0.1〜5質量%が好ましく、0.2〜2質量%が好ましい。上記したセルロースナノファイバーと珪素原子含有疎水化剤の質量比となるように、混合すればよい。
上記[I]の混合工程、[II]乾燥工程については、後述する[担持粉体の製造方法]において、詳細に説明する。
[担持粉体]
疎水化セルロースナノファイバーと、無機粉体とを有し、疎水化セルロースナノファイバーが無機粉体に担持された、疎水化セルロースナノファイバー担持粉体とすることができる。このような担持粉体とすることで、疎水化セルロースナノファイバー同士の凝集を抑制し、分散性をより向上させることができる。なお、「疎水化セルロースナノファイバー担持粉体」を単に「担持粉体」と記載する場合がある。
無機粉体の例としては、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、酸化鉄、カーボン等が挙げられ、これらの少なくとも1種又は2種以上の混合物として用いる。中でもシリカ、カーボン等が好ましく、より好ましくはシリカである。
シリカとしては、ヒュームドシリカ(乾式シリカ)、沈殿シリカ(湿式シリカ)等が例示され、中でも、ヒュームドシリカ(乾式シリカ)が好ましい。シリカ粉体のBET法による比表面積は、好ましくは50〜500m2/g、より好ましくは50〜500m2/g、さらに好ましくは100〜350m2/gである。比表面積が50m2/g以上であれば、十分な表面活性を有するため、セルロースナノファイバーとの反応性が良好である。特に、比表面積を500m2/g以下とすることで、粘度が上がり過ぎるおそれがないため、取扱い性が良好である。
無機粉体の形状は、破砕状、球状、繊維状等いずれでもよく、特に制限されるものではない。無機粉体の平均粒径は、10nm〜10μmであることが好ましく、10nm〜1μmであることがより好ましい。なお、ここでいう平均粒径とは、平均一次粒径のことであり、レーザー回折式粒度分布測定装置で測定された体積平均粒径(累積平均径D50(メディアン径)をいう。
無機粉体の量は、無機粉体100質量部に対するセルロースナノファイバー添加量が、0.005〜5質量部が好ましく、0.01〜1質量部がより好ましい。
[担持粉体の製造方法]
担持粉体を製造する方法としては、上記[I]上記セルロースナノファイバー、好ましくはセルロースナノファイバー希釈液と、珪素原子含有疎水化剤とを混合する工程に、無機粉体を配合すればよく、具体的には、[IA]上記セルロースナノファイバー、好ましくはセルロースナノファイバー希釈液と、珪素原子含有疎水化剤と、無機粉体とを混合する工程と、[IIA]得られた混合液を乾燥する工程を有する方法が挙げられる。疎水化セルロースナノファイバー単体を乾燥させると凝集するおそれがあるが、無機粉体上に担持させることで乾燥時の凝集を抑制することができる。この場合、疎水化セルロースナノファイバーが、珪素原子含有疎水化剤を介して無機粉体に担持される。
また、[IB]上記セルロースナノファイバー、好ましくはセルロースナノファイバー希釈液と、無機粉体とを混合する工程と、[IIB]得られた混合液を乾燥する工程と、[IIIB]乾燥後の混合物に、珪素原子含有疎水化剤とを混合する工程を有する方法が挙げられる。
セルロースナノファイバー、珪素原子含有疎水化剤、無機粉体の量は上述した通りである。
混合装置に特に限定はなく、混合する量によって適宜選択されるが、数百g程度の小スケールであれば、フラスコと撹拌羽根でもよく、例えば、プラネタリーミキサー、ホモミキサー、ホモジナイザー、自転・公転ミキサー(シンキー社製シンキーミキサー等)等が挙げられる。セルロースナノファイバー分散液は、経時でセルロースナノファイバーが凝集することで粘度が上昇する傾向があるため、使用前にセルロースナノファイバー分散液を単独でホモジナイザー等で良く混練しておくことが好ましい。
混合液を乾燥し、混合液から分散媒又は希釈に用いた水系溶媒を留去することで、疎水化セルロースナノファイバーを得ることができ、上記無機粉体を用いた場合は、疎水化セルロースナノファイバーを担持した無機粉体(担持粉体)が得られる。乾燥工程は、例えば、加熱乾燥、減圧乾燥、加熱減圧乾燥、凍結乾燥等から選択される。
乾燥工程で用いる装置としては、混合工程で用いた装置で減圧加熱することができれば、そのまま用いてもよく、その他に、真空箱型乾燥機、通気乾燥機、ロータリーエバポレーター等のバッチ式乾燥装置や、スプレードライ式乾燥機、スクリューコンベアー式乾燥機、ドラム式乾燥機等の連続式乾燥装置を用いてもよく、これらを組み合わせて用いてもよい。また、真空乾燥又は真空加熱乾燥により水系溶媒を溜去した後に、さらに加熱工程を加えることでセルロースナノファイバーと粉体との吸着性を高めることも有用である。
乾燥温度は、乾燥方法により適宜調整すればよいが、50〜250℃が好ましく、100〜200℃がより好ましい。減圧下で250℃以下であれば、セルロースナノファイバーの劣化を抑制できる。
[IB]上記セルロースナノファイバーと、無機粉体とを混合する工程と、[IIB]得られた混合液を乾燥する工程と、[IIIB]乾燥後の混合物に、珪素原子含有疎水化剤とを混合する工程の場合、さらに、[IVB]得られた疎水化セルロースナノファイバーを担持した無機粉体を、0〜200℃、1〜24時間養生をしてもよい。
[組成物]
本発明の組成物は、上記疎水化セルロースナノファイバー又は担持粉体を含有する組成物であり、組成物としては、樹脂組成物、ゴム組成物等が挙げられる。中でも、シリコーンゴム組成物が好ましい。本発明の疎水化セルロースナノファイバーは、分散性に優れるため、後述する実施例及び比較例で示された様に、組成物中で容易に均一分散し、組成物の物理的特性を改善することができる。組成物中の疎水化セルロースナノファイバーの配合量は、0.01〜10質量%が好ましく、0.03〜5質量%がより好ましい。組成物中の担持粉体の配合量は、3〜50質量%が好ましく、5〜40質量%がより好ましい。
疎水化セルロースナノファイバー又は疎水化セルロースナノファイバーを担持した粉体の配合方法としては、ニーダーや2本ロールミルが挙げられる。先の乾燥工程では水系溶媒を飛ばし切らずに、この配合工程で加熱混練しながら水系溶媒を揮発させる方法も選択できる。
樹脂組成物としては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンポリマー、エチレン−ビニルアセテートポリマー、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート及びこれらの混合物等が挙げられる。
ゴム組成物としては、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、エチレン−プロピレンモノマーゴム、エチレン−プロピレン−ジエンモノマーゴム、クロロプレンゴム、エチレン−ビニルアセテートゴム、シリコーンゴム、エピクロロヒドリンゴム、ウレタンゴム及びこれらの混合物を例示することができる。
シリコーンゴム組成物としては、下記(A)及び(B)成分を含有するものが挙げられる。
(A)下記平均組成式(1)
1aSiO(4-a)/2・・・(2)
(式中、R1は同一又は異種の非置換又は置換一価炭化水素基であり、aは1.95〜2.05の正数である。)
で表される重合度が100以上のオルガノポリシロキサン:100質量部
(B)BET吸着法による比表面積が50m2/g以上のシリカ:5〜100質量部
(A)成分は上記平均組成式(1)で表される重合度が100以上、好ましくは100〜10,000のオルガノポリシロキサンである。
1は同一又は異種の非置換又は置換一価炭化水素基としては、特に限定されず、炭素数1〜20、好ましくは炭素数1〜8の一価炭化水素基が挙げられる。例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル基等のアルキル基;ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基のアルケニル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等のシクロアルキル基:フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基、ビフェニリル基等のアリール基:ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基、メチルベンジル基等のアラルキル基、ならびにこれらの基に炭素原子が結合している水素原子の一部又は全部が、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換された基、例えば、クロロメチル基、2−ブロモエチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、クロロフェニル基、フルオロフェニル基、シアノエチル基、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基等;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ基等が挙げられる。(A)成分としては、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合したアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンが好ましい。
(B)成分はBET吸着法による比表面積が50m2/g以上、好ましくは50〜500m2/gのシリカであり、補強性シリカとして機能する。なお、(B)成分は、担持粉体中の無機粉体に含まれる場合もある。
(B)成分の配合量は、(A)成分100質量部に対して5〜100質量部が好ましく、5〜50質量部がより好ましい。
硬化型としては特に限定されないが、付加反応硬化型シリコーン組成物、過酸化物硬化型シリコーン組成物、縮合反応硬化型シリコーン組成物、UV硬化型シリコーン組成物等、特に限定されない。また、硬化方法も特に限定されず、下記硬化型の通常の方法でよい。
特に、付加反応硬化型シリコーン組成物の場合は、以下を含有するものが挙げられる。
(A−1)分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン:100質量部
(B)BET吸着法による比表面積が50m2/g以上のシリカ:5〜100質量部
(C)ケイ素原子に直接結合した水素原子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(D)白金族金属系硬化触媒
(C)成分は、ケイ素原子に直接結合した水素原子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンであり、1分子中に平均で2個以上、好ましくは2〜100個のケイ素原子に直接結合する水素原子(Si−H基)を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンが好ましい。(C)成分の配合量は、(C)成分由来のSi−H基が(A−1)成分由来のアルケニル基1モルに対して0.1〜8モルとなる量が好ましく、より好ましくは0.5〜5モルとなる量、さらに好ましくは1〜4モルとなる量である。
(D)成分の白金族金属系硬化触媒は、(A−1)成分由来のアルケニル基と、(C)成分由来のSi−H基の付加反応を促進するための付加反応触媒であり、ヒドロシリル化反応に用いられる触媒として周知の触媒が挙げられる。その具体例としては、例えば、白金(白金黒を含む)、ロジウム、パラジウム等の白金族金属単体、塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、白金のオレフィン錯体、白金のケトン錯体、白金のビニルシロキサン錯体、四塩化白金、白金微粉体、アルミナ又はシリカの担体に固体状白金を担持させたもの、白金黒、白金のオレフィン錯体、白金のアルケニルシロキサン錯体、白金のカルボニル錯体が例示される。
(D)成分の使用量は、触媒量でよく、(A−1)成分に対する白金族金属元素質量換算で0.1〜2,000ppm(質量)が好ましい。
付加反応硬化型シリコーン組成物には、必要に応じて(E)付加反応制御剤を用いることができる。付加反応制御剤は、通常の付加反応硬化型シリコーン組成物に用いられる公知の付加反応制御剤を全て用いることができる。例えば、エチニルメチリデンカルビノール、1−エチニル−1−ヘキサノール、3−ブチン−1−オール等のアセチレン化合物や各種窒素化合物、有機リン化合物、オキシム化合物、有機クロロ化合物等が挙げられる。付加反応制御剤の使用量としては、(A−1)成分100質量部に対して0.01〜1質量部が好ましい。
付加反応硬化型シリコーン組成物の硬化条件は特に限定されず、80〜200℃、1〜20分の条件とすることが好ましい。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、疎水化セルロースナノファイバー担持シリカ粉体(担持粉体)を合成例、比較合成例とし、シリコーンゴム組成物を実施例、比較例として記載する。
(TEMPO酸化セルロースナノファイバー)
平均繊維径が約3nm、平均鎖長約500nmであり、カルボキシ基含有量が0.2、0.5、1.0、1.6mmol/gのTEMPO酸化セルロースナノファイバーの1質量%水分散液を準備した。
[合成例1,2、比較合成例1,2]
[疎水化セルロースナノファイバー担持シリカ粉体(担持粉体)の調製]
セルロースナノファイバー(カルボキシ基含有量が0.2mmol/g(比較合成例1)、0.5mmol/g(合成例1)、1.0mmol/g(合成例2)、1.6mmol/g(比較合成例2))1質量%水分散液50質量部に、イオン交換水50質量部を加えてホモジナイザーで分散させる(3,000rpm×3分間)ことを5回繰り返し、合計300質量部まで希釈し、セルロースナノファイバー希釈液を調製した。次に、フラスコ内に、BET法による比表面積が200m2/g、平均粒径12nmであるヒュームドシリカ(MU−20、信越化学工業株式会社製)200質量部、水30質量部、OH基量が0.7mol/100gの分子鎖両末端にSi−OH基が付いた、重合度4のジメチルポリシロキサン80質量部、ビニルトリメトキシシラン3質量部、及び1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン0.5質量部を入れ、均一になるまで撹拌した。そこに、上記のセルロースナノファイバー希釈液300質量部を投入し、ロータリーエバポレーターにて90℃で減圧乾燥した。概ね水分が除去されたら、さらにオートクレーブにて減圧脱気後に窒素通気しながら200℃で2時間加熱することで、実施例1,2、比較例1,2の疎水化セルロースナノファイバー担持シリカ粉体を得た。
[実施例1,2、比較例1,2]
ジメチルシロキサン単位99.9モル%、メチルビニルシロキサン単位0.075モル%、ジメチルビニルシロキサン単位0.025モル%からなり、平均重合度が約6,000であるオルガノポリシロキサン100質量部に、合成例1,2、比較合成例1,2の疎水化セルロースナノファイバー担持シリカ粉体40質量部を2本ロールミルで室温配合し、ゴムコンパウンドを調製した。得られたゴムコンパウンド100質量部に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.05質量部、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.025質量部、架橋剤として両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖され側鎖にSi−H基を平均20個有するメチルハイドロジェンジメチルポリシロキサン(平均重合度40、Si−H基量0.014mol/g)0.8質量部を、2本ロールミルで混合した。それを120℃、10MPaで10分間プレス成型し、150℃で4時間ポストキュアをして、厚さ2mmのシリコーンゴムシートを得た。得られたゴムシートについて、JIS K 6249:2003に準拠する手法で評価した。結果を下記表に併記する。
Figure 2020128476
Figure 2020128476
表1に示される様に、カルボキシ基含有量0.5及び1.0mmol/gのセルロースナノファイバーを珪素原子含有疎水化剤で表面処理した疎水化セルロースナノファイバーを配合したゴムコンパウンドにおいて、特に引裂強さが著しく向上する結果が得られた。
表2の比較例1(カルボキシ基含有量0.2mmol/g)のセルロースナノファイバーを用いた場合には、シート中に多くの凝集物を容易に目視確認でき、セルロースナノファイバーが凝集したと判断された。
また、比較例2(カルボキシ基含有量1.6mmol/g)のセルロースナノファイバーを用いた場合には、実施例1,2レベルの引裂強さが得られなかった。シートも黄色を帯びており、珪素原子含有疎水化剤による表面処理及び補強効果が十分に得られていない。

Claims (8)

  1. セルロースナノファイバーの表面が、珪素原子含有疎水化剤で処理された疎水化セルロースナノファイバーであって、上記セルロースナノファイバーが、セルロースナノファイバーの乾燥質量に対するカルボキシ基量が0.5〜1.3mmol/gであることを特徴とする疎水化セルロースナノファイバー。
  2. 上記セルロースナノファイバーが、セルロースナノファイバー表面の1級水酸基が、N−オキシル化合物により酸化されたセルロースナノファイバーである請求項1記載の疎水化セルロースナノファイバー。
  3. 請求項1又は2記載の疎水化セルロースナノファイバーと、無機粉体とを有し、疎水化セルロースナノファイバーが無機粉体に担持された、疎水化セルロースナノファイバー担持粉体。
  4. 上記無機粉体が、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸亜鉛、酸化鉄及びカーボンから選ばれる1種以上である請求項3記載の担持粉体。
  5. 請求項1又は2記載の疎水化セルロースナノファイバーを含有する組成物。
  6. 請求項3又は4記載の担持粉体を含有する組成物。
  7. 樹脂組成物又はゴム組成物である、請求項5又は6記載の組成物。
  8. シリコーンゴム組成物である請求項7記載の組成物。
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