JP2020128246A - 包装用止め具およびそれを用いて連結された包装箱 - Google Patents

包装用止め具およびそれを用いて連結された包装箱 Download PDF

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Abstract

【課題】輸送時の衝撃等によってキー部材とベース部材との係合が外れにくく、且つ、包装箱の開梱時に容易に取り外し可能である包装用止め具およびそれを用いて連結された包装箱を提供する。【解決手段】包装用止め具は、ベース部材と、キー部材とを備える。ベース部材は、二以上の包装材に形成された貫通穴に挿入される筒状部と、筒状部の一端側周縁部に設けられた鍔部と、筒状部の対向する内壁面に第1ヒンジ部を介して連結され、筒状部の他端側方向に屈曲する一対のフック部材と、を有する。キー部材は、筒状部内に鍔部側から挿抜可能な押し開き部と、押し開き部を引き抜く際に指を挿入可能な表面側開口と、を有する。キー部材には、押し開き部が筒状部内に挿入された状態でベース部材の被係合部に係合するロック爪と、ロック爪と被係合部との係合を解除する揺動片と、が設けられる。【選択図】図5

Description

本発明は、例えば段ボールシートのような包装材に形成された穴を重ね合わせて挿入することにより、2つ以上に分かれている包装材を連結する包装用止め具に関するものである。
従来、下箱に製品を載置し、上箱を被せて固定する、いわゆるC式包装箱が、電子機器等の大型で重量の重い製品を梱包する場合に広く用いられている。
このようなC式包装箱を開梱する際に、下箱と上箱とを連結する止め具を容易に取り外す方法が考案されている。例えば特許文献1には、筒状部と、筒状部の一端に設けた鍔部と、筒状部の相対向する内壁にヒンジ部を介して連結された一対のフック部材とを有するベース部材(ベース体)と、ベース部材の筒状部内に挿入可能な押し開き部を有したキー部材(キー体)とを有する包装用止め具が開示されている。
特許文献1に記載の止め具は、ベース部材の筒状部にキー部材を押し込むことによりフック部材が回動し、フック部材とベース部材の鍔部との間に2枚の包装材が挟持されて連結される。そして、キー部材の上面の開口部に指を挿入し、傾斜板に案内されてキー部材の端部に指を掛け、上側に引き上げることにより包装材の連結が解除される。
また特許文献2には、フック部材の押し開き部との当接面に係合突起が形成され、押し開き部のフック部材との当接面に係合突起と係合可能なスリットが形成された包装用止め具が開示されている。特許文献2に記載の包装用止め具は、押し開き部が筒状部内に完全に挿入された状態で係合突起がスリットに係合することにより、キー部材とベース部材との係合状態を維持することができる。
特開昭63−67246号公報 特開2015−42560号公報
特許文献2の包装用止め具では、輸送等の衝撃によってキー部材とベース部材との係合が外れないようにするためには係合突起とスリットの係合を強固にしておく必要がある。そのため、キー部材とベース部材との係合を解除する際に大きな力が必要となり、包装箱の開梱作業性が低下するという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、輸送時の衝撃等によってキー部材とベース部材との係合が外れにくく、且つ、包装箱の開梱時に容易に取り外し可能である包装用止め具およびそれを用いて連結された包装箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、二以上の包装材が挟持される包装用止め具であって、ベース部材と、キー部材とを備える。ベース部材は、貫通穴が形成された二以上の包装材の貫通穴を重ね合わせた状態で貫通穴に挿入される筒状部と、筒状部の一端側周縁部に設けられた鍔部と、筒状部の対向する内壁面に第1ヒンジ部を介して連結され、第1ヒンジ部を基端部として筒状部の他端側方向にL字形に屈曲する一対のフック部材と、を有する。キー部材は、ベース部材の筒状部内に鍔部側から挿抜可能な押し開き部と、押し開き部を筒状部から引き抜く際に指を挿入可能な表面側開口と、を有し、ベース部材に第2ヒンジ部を介して連結される。押し開き部を筒状部内に挿入することにより、フック部材が第1ヒンジ部を支軸として鍔部と反対方向に回動し、鍔部とフック部材によって二以上の包装材が挟持される。キー部材は、ロック爪と、揺動片と、を有する。ロック爪は、第2ヒンジ部と反対側の端縁に形成され、押し開き部を筒状部の内部に挿入したときベース部材に形成された被係合部に係合する。揺動片は、表面側開口のロック爪側の開口端から押し開き部の内部に延設され、ロック爪に対し当接または離間する方向に揺動可能である。揺動片によりロック爪を押圧することでロック爪と被係合部との係合を解除可能である。
本発明の第1の構成によれば、二以上の包装材を連結した状態でキー部材のロック爪がベース部材の被係合部に係合するため、ベース部材へのキー部材の挿入状態が強固に保持される。従って、輸送時の振動や衝撃等による包装用止め具の脱落を効果的に抑制することができる。また、ロック爪を挟んで被係合部と反対側に、ロック爪と被係合部との係合を解除するための揺動片が配置されるため、キー部材の表面側開口から指を差し入れて揺動片を指で押圧するだけでロック爪と被係合部との係合が解除される。従って、包装用止め具の取り外し方法についての説明図がなくても作業者は取り外し方法を容易に理解することができ、ベース部材とキー部材との嵌合を解除する際の操作性も向上する。
本発明の包装用止め具10が取り付けられる包装箱1の構成例を示す分解斜視図 本発明の第1実施形態に係る包装用止め具10の使用前の状態を鍔部17側から見た斜視図 第1実施形態の包装用止め具10の使用前の状態を筒状部16側から見た斜視図 第1実施形態の包装用止め具10のベース部材14を第1ヒンジ部18a、18bと垂直な方向から見た側面断面図 キー部材15が完全に筒状部16の内部に挿入された第1実施形態の包装用止め具10を鍔部17側から見た斜視図 キー部材15が完全に筒状部16の内部に挿入された第1実施形態の包装用止め具10を筒状部16側から見た斜視図 ベース部材14にキー部材15が挿入され、トレイ付きパレット2の側壁5bと上箱3とを挟持した第1実施形態の包装用止め具10を第1ヒンジ部18a、18bと垂直な方向から見た側面断面図 ベース部材14にキー部材15が挿入された第1実施形態の包装用止め具10を長手方向に沿って切断した側面断面図 図8の状態から、指を挿入して揺動片33を押し上げた状態を示す図 図9の状態から、揺動片33をさらに押し上げてロック爪30と被係合部31との係合が解除された状態を示す図 本発明の第2実施形態に係る包装用止め具10を長手方向に沿って切断した側面断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の包装用止め具10が取り付けられる包装箱1の構成例を示す斜視図である。包装箱1は、トレイ付きパレット2と、上箱3と、トレイ付きパレット2上に配置される緩衝材4とから構成されている。
トレイ付きパレット2は、被梱包物である製品(図示せず)が載置される底面5aおよび底面5aの周縁に立設された側壁5bから成るトレイ5と、トレイ5の下面に固定されるパレット6とから成り、緩衝材4は底面5aの四隅に側壁5bとの間に所定の隙間を隔てて配置されている。トレイ5の各側壁5bの中央部には長円形状の貫通穴8aが形成されている。
上箱3は、製品の側面および上面を覆う底面が開口した角筒状である。上箱3の各側面の下部には、トレイ付きパレット2の貫通穴8aと重なる位置に、貫通穴8bが形成されている。貫通穴8a、8bを重ねた状態で包装用止め具10(図2参照)を差し込むことにより、トレイ付きパレット2と上箱3とを一体に連結する。
緩衝材4は、段ボール製、或いは発泡スチロール製であって被梱包物を外部衝撃から保護する。緩衝材4には、製品の形状に合わせて製品載置面4aが形成されている。緩衝材4の下面には、底面5a上に設けられた切り起こし(図示せず)が差し込まれており、各緩衝材4が所定位置に位置決めされ、合わせて水平方向のずれが生じないようになっている。なお、接着等の他の方法により緩衝材4を底面5a上に固定してもよい。
パレット6は、例えば段ボールを折り曲げて形成した複数の支柱部6aと、各支柱部6aの上下面に固定される天板(図示せず)および底板6bとから成り、各支柱部6aの間には、フォークリフトやハンドパレット(パレット運搬用台車)のアームを挿入するアーム挿入穴9が形成されている。
次に、図1に示した包装箱1を用いて製品を梱包する手順について説明する。先ず、トレイ付きパレット2の底面5a上に配置された緩衝材4の製品載置面4aに製品を載置する。次に、必要に応じて製品の上面、および側面にも緩衝材を配置し、上箱3を被せた後、トレイ付きパレット2の各側壁5bを起立させる。最後に、側壁5bの貫通穴8aと、上箱3の貫通穴8bを重ねた状態で包装用止め具10を差し込むことにより、トレイ付きパレット2と上箱3とを一体に連結する。
図2および図3は、それぞれ本発明の第1実施形態に係る包装用止め具10の使用前の状態を鍔部17側(包装箱1の外側)および筒状部16側(包装箱1の内側)から見た斜視図である。図4は、第1実施形態の包装用止め具10のベース部材14を第1ヒンジ部18a、18bと垂直な方向から見た側面断面図(図2のAA′矢視断面図)である。
図2および図3に示すように、包装用止め具10は、ベース部材14と、連結片23によりベース部材14に連結されるキー部材15とで構成される。ベース部材14は、筒状部16と、筒状部16の一端に設けられた鍔部17と、筒状部16の相対向する内面に第1ヒンジ部18a、18bを介して回動可能に連結された一対のフック部材19a、19bを有している。鍔部17には、ベース部材14にキー部材15を挿入した際にキー部材15の連結片23が納まる凹部26が設けられている。
図4に示すように、フック部材19a、19bは、それぞれ第1ヒンジ部18a、18bを基端部として断面視L字形状に屈曲しており、先端部が筒状部16から突出している。
キー部材15は、筒状部16の内寸とほぼ同じ外寸を有する押し開き部25を有している。第2ヒンジ部24に沿って連結片23を折り曲げることで、押し開き部25をベース部材14の筒状部16内に挿入可能である。キー部材15の上面および下面には、それぞれ表面側開口27aと裏面側開口27bが穿設され、表面側開口27aと裏面側開口27bを連結するように断面円弧状の傾斜板28が設けられている。裏面側開口27bは、包装用止め具10を成形する際の金型の抜き方向のための開口である。
キー部材15の第2ヒンジ部24と反対側の端縁にはロック爪30および揺動片33が設けられている。ロック爪30は、押し開き部25を筒状部16の内部に挿入したときベース部材14の筒状部16の内周面に形成された被係合部31に係合する。ロック爪30の先端には傾斜面30aが形成されている。ロック爪30の背面(揺動片33との対向面)には押し上げ片30bが形成されている。
揺動片33は、キー部材15の表面側開口27aの開口縁から押し開き部25の内部に向かって突設されている。揺動片33は、ロック爪30を挟んで被係合部31と反対側に形成され、第3ヒンジ部35(図8参照)を揺動軸としてロック爪30に対し接近または離間する方向に揺動可能である。揺動片33の初期(デフォルト)姿勢は図8のようにロック爪30側に傾斜した姿勢でもよいし、表面側開口27aに対し垂直な姿勢であってもよい。
以上のように構成された本実施形態の包装用止め具10を用いて包装箱1を連結する際の動作について説明する。先ず、トレイ付きパレット2の側壁5bの貫通穴8aと上箱3の貫通穴8b(いずれも図1参照)とを重ねた状態で、側壁5bの外側から貫通穴8a、8bに包装用止め具10のベース部14を筒状部16側から差し込む。
次に、図2の状態から、第2ヒンジ部24に沿ってキー部材15を回動させてベース部材14側へ折り返すことにより、押し開き部25がフック部材19a、19bに当接する。そして、押し開き部25をベース部材14の鍔部17側から筒状部16の内部に挿入する。これにより、フック部材19a、19bが押し開き部25によって押圧され、フック部材19a、19bは、それぞれ第1ヒンジ部18a、18bを回動軸として筒状部16の外側(図4の矢印方向)に回動する。
図5および図6は、それぞれベース部14にキー部材15が挿入された第1実施形態の包装用止め具10を鍔部17側および筒状部16側から見た斜視図である。図7は、ベース部14にキー部材15が挿入され、トレイ付きパレット2の側壁5bと上箱3とを挟持した第1実施形態の包装用止め具10を第1ヒンジ部18a、18bと垂直な方向から見た側面断面図(図5のBB′矢視断面図)である。
キー部材15が完全にベース部14(筒状部16)の内部に挿入された状態では、押し開き部25によって押圧されたフック部材19a、19bの先端が筒状部16から鍔部17と略平行に突出する。このとき、図7に示すように、トレイ付きパレット2の側壁5bと上箱3とが鍔部17とフック部材19a、19bによって挟持される。
図7のようにトレイ付きパレット2の側壁5bと上箱3とを連結した状態で、フック部材19a、19bを内側に回動させようとする外力が加えられた場合、或いは、外力が加わらない場合であっても、第1ヒンジ部18a、18bの復元力によってフック部材19a、19bを内側に回動させようとする力が作用するため、押し開き部25がフック部材19a、19bによって押し戻される。そのため、キー部材15とベース部材14との係合が外れてしまうおそれがある。
そこで、本実施形態ではキー部材15に設けられたロック爪30とベース部材14に設けられた被係合部31とを用いてキー部材15とベース部材14との係合状態を維持する。第2ヒンジ部24に沿ってキー部材15を回動させて押し開き部25を筒状部16に挿入していくと、ロック爪30の傾斜面30aが被係合部31に乗り上げることでロック爪30が被係合部31から離間する方向に弾性変形する。
図8は、ベース部材14にキー部材15が挿入された第1実施形態の包装用止め具10を長手方向に沿って切断した側面断面図(図5のCC′矢視断面図)である。フック部材19a、19bが押し開き部25により完全に回動したとき、図8に示すようにロック爪30の傾斜面30aが被係合部31を乗り越え、弾性変形していたロック爪30が復元力によってベース部14の被係合部31に係合する。これにより、キー部材15とベース部材14との係合状態を強固に維持することができる。
一方、包装箱1を開梱する際は、図9に示すように、キー部材15の上面の表面側開口27aから傾斜板28に沿って指を挿入する。次に、表面側開口27aの開口縁に指を掛けて筒状部16に挿入された押し開き部25を引き抜こうとすると、指先が表面側開口27aの開口縁に支持された揺動片33を押圧する。
その結果、揺動片33がロック爪30に接近する方向に揺動し、ロック爪30の揺動片33との対向面に形成された押し上げ片30bを押し上げる。これにより、ロック爪30が被係合部31から離間する方向(図9の右方向)に弾性変形し、ロック爪30と被係合部31との係合が解除されるため、キー部材15は鍔部17の方向に回動可能となる。
図9の状態から指でキー部材15の上面を押し上げることにより、図10に示すように押し開き部25を筒状部16から引き抜く。押し開き部25の引き抜き動作に伴い、押し開き部25に押圧されて外側に回動していたフック部材19a、19bが第1ヒンジ部18の復元力によって内側に回動し、図4の状態に戻る。最後にベース部14を貫通穴8a、8bから引き抜いてトレイ付きパレット2の側壁5bと上箱3との連結を解除する。
本実施形態の包装用止め具10によれば、トレイ付きパレット2の側壁5bと上箱3とを連結した状態でキー部材15のロック爪30がベース部材14の被係合部31に係合するため、ベース部材14へのキー部材15の挿入状態が強固に保持される。従って、輸送時の振動や衝撃等による包装用止め具10の脱落を効果的に抑制することができる。
また、ロック爪30と被係合部31との係合を解除するための揺動片33が、表面側開口27aから傾斜板28に沿って指を差し入れたときに必然的に指で押圧される位置に配置されている。そのため、包装箱1を開梱する際はキー部材15の表面側開口27aから指を差し入れるだけで揺動片33が指で押圧されてロック爪30の押し上げ片30bを押し上げ、ロック爪30と被係合部31との係合が解除される。従って、包装用止め具10の取り外し方法についての説明図がなくても作業者は取り外し方法を容易に理解することができ、ベース部材14とキー部材15との嵌合を解除する際の操作性も向上する。
図11は、本発明の第2実施形態に係る包装用止め具10を長手方向に沿って切断した側面断面図である。本実施形態では、揺動片33が裏面側開口27bの開口縁付近まで延びている。また、傾斜板28が揺動片33に接触する位置まで延在している。包装用止め具10の他の部分の構成、ロック爪30と被係合部31との係合を解除する方法は第1実施形態と同様である。
本実施形態では、揺動片33と傾斜板28とによって表面側開口27aと裏面側開口27bとの間が遮断されている。これにより、異物や虫等が表面側開口27aおよび裏面側開口27bを通過して包装箱1内へ侵入する不具合を抑制することができる。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、トレイ5とパレット6とから成るトレイ付きパレット2を用いた包装箱1に用いる包装用止め具10について説明したが、本発明の包装用止め具10は、パレット6が設けられておらず、上箱3とトレイ5のみから成る包装箱1に対しても同様に適用できるのはもちろんである。
本発明は、段ボールシートのような包装材に形成された穴を重ね合わせて挿入することにより、2つ以上に分かれている包装材を連結する包装用止め具として利用可能である。本発明の利用により、輸送時の衝撃等によってキー部材とベース部材との係合が外れにくく、且つ、キー部材に指を掛けることで容易に取り外し可能である包装用止め具を提供することができる。
1 包装箱
2 トレイ付きパレット(包装材)
3 上箱(包装材)
8a、8b 貫通穴
10 包装用止め具
14 ベース部材
15 キー部材
16 筒状部
17 鍔部
18a、18b 第1ヒンジ部
19a、19b フック部材
23 連結片
24 第2ヒンジ部
25 押し開き部
27 表面側開口
27b 裏面側開口
28 傾斜板
30 ロック爪
30a 傾斜面
30b 押し上げ片
31 被係合部
33 揺動片
35 第3ヒンジ部

Claims (6)

  1. 貫通穴が形成された二以上の包装材の前記貫通穴を重ね合わせた状態で前記貫通穴に挿入される筒状部と、前記筒状部の一端側周縁部に設けられた鍔部と、前記筒状部の対向する内壁面に第1ヒンジ部を介して連結され、前記第1ヒンジ部を基端部として前記鍔部と反対方向にL字形に屈曲する一対のフック部材と、を有するベース部材と、
    前記ベース部材の前記筒状部内に前記鍔部側から挿抜可能な押し開き部と、前記押し開き部を前記筒状部から引き抜く際に指を挿入可能な表面側開口と、を有し、前記ベース部材に第2ヒンジ部を介して連結されるキー部材と、
    を備え、
    前記押し開き部を前記筒状部内に挿入することにより、前記フック部材が前記第1ヒンジ部を支軸として前記筒状部の他端側方向に回動し、前記鍔部と前記フック部材によって前記二以上の包装材が挟持される包装用止め具において、
    前記キー部材は、
    前記第2ヒンジ部と反対側の端縁に形成され、前記押し開き部を前記筒状部の内部に挿入したとき前記ベース部材に形成された被係合部に係合するロック爪と、
    前記表面側開口の前記ロック爪側の開口端から前記押し開き部の内部に延設され、前記ロック爪に対し当接または離間する方向に揺動可能である揺動片と、
    を有し、
    前記揺動片により前記ロック爪を押圧することで前記ロック爪と前記被係合部との係合を解除可能であることを特徴とする包装用止め具。
  2. 前記被係合部側から見て前記ロック爪の前記揺動片との対向背面には押し上げ片が形成されており、前記揺動片が前記押し上げ片を下方から押し上げることで前記ロック爪が前記被係合部から離間する方向に弾性変形することを特徴とする請求項1に記載の包装用止め具。
  3. 前記揺動片は、前記表面側開口の開口縁に第3ヒンジ部を介して支持されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装用止め具。
  4. 前記キー部材は、前記表面側開口から挿入された指を前記揺動片に誘導する傾斜板を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の包装用止め具。
  5. 前記キー部材は、前記表面側開口に連通するように形成される裏面側開口を有し、
    前記揺動片と前記傾斜板とが接触することで前記表面側開口と前記裏面側開口との間を遮断することを特徴とする請求項4に記載の包装用止め具。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の包装用止め具を用いて連結された包装箱。
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