JPH0715528U - 緩衝部材付紙箱 - Google Patents

緩衝部材付紙箱

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JPH0715528U
JPH0715528U JP4624793U JP4624793U JPH0715528U JP H0715528 U JPH0715528 U JP H0715528U JP 4624793 U JP4624793 U JP 4624793U JP 4624793 U JP4624793 U JP 4624793U JP H0715528 U JPH0715528 U JP H0715528U
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JP
Japan
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plate
plates
cushioning
paper box
pair
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Pending
Application number
JP4624793U
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English (en)
Inventor
明宏 荻原
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内容物を紙箱の6面全てから隔てた状態で収納
保持できる高い緩衝効果を果たし、かつ製造、組み立て
及び内容物の装填、取り出しを容易に行える緩衝部材付
紙箱とする。 【構成】オートマチックロックボトム形式の紙箱におい
て、1組対向側板下部の底部材に垂直部と水平部とから
成り、かつ内部に切欠を有する下緩衝板10、11と脚
板12、13とを順次設け、前記1組対向側板上部に折
曲板16、17と内部に切欠を有する上緩衝板18、1
9とを順次設け、他組対向側板上部に蓋板22を設け、
紙箱を直方体上に組み起こした状態で、前記下緩衝板1
0、11を鍵状に折り曲げ、脚板12、13を前記1組
対向側板に接して底部材上に起立させ、かつ内容物を下
緩衝板10、11内に装填後、折曲板16、17を介し
て上緩衝板18、19を垂下させ、内容物に差し込んで
成る緩衝部材付紙箱。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、緩衝部材付紙箱に関するものであり、特に緩衝部材を箱と一体の同 素材である紙製とし、しかもその製造、組み立て、内容物の収納,保持の各作業 が容易に行えるものである。
【0002】
【従来の技術】
内容物を保護する目的から緩衝部材を箱内に設ける事は広く一般的に行われて いる。写真カメラ、ビデオカメラのような精密機器を収納する箱は、製品が比較 的小型であるにもかかわらず高い緩衝機能が必要となり、これら機能を満足する ために従来では発砲製緩衝部材を箱内に装着していた。しかし、この発砲製緩衝 部材は緩衝効果は優れているが、対環境面では問題があり、この部材に代わるも のが必要となっていた。
【0003】 そこで、これら問題を解決するものとして紙製の緩衝部材が考案されており、 さらに使い勝手のよいものとして実開昭63−97622号のような緩衝部材を 箱と一体としたものが開示されている。本出願は箱を組起こすと同時に緩衝部材 も組み立て形成されるという利点を備えている。ただし、本出願の箱は、その組 み立て時の便利性と裏腹に箱の製造時において緩衝部材を箱に接着する工程を必 要としており、通常の箱製造工程の他に特別な工程を新設しなければならなず、 箱自体のコストが高くなってしまうという不備な点も備えていた。また本出願の 特徴である緩衝部材の自動組み立ても、本構成のままでは、前記したような比較 的小型の内容物用の小型紙箱の場合や、段ボールのような厚手の材質を使用する 場合には、各部材の端縁、面同士が引っ掛かってしまい、思い通りには組み立て が出来ないという問題があった。このことは、箱の製造時にもいえ、緩衝部材を 折り曲げた状態で接着を行うので、紙が何重にも折り重なってしまい、紙の反発 力によって接着剥がれや、折り畳み不良がおきてしまうという問題を抱えていた 。さらに、本出願は緩衝部材を底部にしか設けていないので、上部からの力に対 する緩衝効果は全くなく、また、箱の振動に対しての、内容物の保持、固定機能 が果たせず、内容物が箱内で上下動してしまうという問題も抱えていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、環境問題を踏まえて緩衝部材を紙製とし、しかも箱と一体に設ける ことでその使い勝手も向上させたうえで、さらに前記従来開示されている構成に 改良を加えた緩衝部材付紙箱を提示するものである。つまり,箱の製造は通常の 工程のみで行え、また緩衝部材の組み立ては、箱の大型、小型及び、材質の段ボ ールのような厚手の物、板紙のような薄手の物を問わずに簡単に行え、しかも、 箱の緩衝機能自体も内容物を上下から確実に保持固定する事ができる緩衝部材付 紙箱である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、胴部の各側板下部にオートマチックロックボトム形成底部材を設け た紙箱において、1組対向側板の底部材に、垂直部と水平部とから成り且つ内部 に切欠を有する下部緩衝板と、脚板とを順次設け、前記1組対向側板の上部に、 折曲板と、先端に切欠を有する上部緩衝板とを順次設ける。また、他組対向側板 の少なくとも1側板上部に蓋板を設ける。そして、紙箱を直方体状に組起こした 後、前記下部緩衝板を鍵状に折り曲げ、先端の脚板を差し込み、底板上に起立さ せる。つまり、下緩衝板の組み立てを手作業とすることで、製造時の簡便性、及 び組み立ての不具合を解消するわけである。さらに、内容物装填後、前記折曲板 を介して上部緩衝板を垂下させ、該折曲板を蓋板により押圧して、前記上下緩衝 板の各切欠により内容物の周囲全周を箱から隔てる内容物保持空間を形成して成 る緩衝部材付紙箱を提示するものである。
【0006】 また、本考案は、前記紙箱において組対向側板の底部材と下緩衝板の水平部と を共に、他組対向側板の幅の半分の寸法とすることで、箱、緩衝部材の組み立て 時に両緩衝部材が箱の底部前面を覆うことになり、より高い緩衝効果が得られる 。さらに、その組み立てにおいても両緩衝部材が互いに当接し規制しあうので一 旦組み立ててしまうと内容物を入れる前の状態でもこの緩衝部材の組み立て状態 を手等で押さえることなく維持させることが出来るので、内容物の装填が簡単容 易におこなえる。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図面に従い説明する。本実施例は材質として段ボールを採用 している。図1は本考案の展開図であり、貼着板5、左側板3、前板1、右側板 4、及び後板2を順次連設する。そして各側板1〜4の下部にそれぞれオートマ チックロックボトムを形成する底部材6、7、8、9を連設する。該底部材6、 7は内部に傾斜折線を有する。前記左右側板3、4の底部材8、9の下部にそれ ぞれ下緩衝板10、11及び脚板12、13を連設する。前記下緩衝板10、1 1は垂直部10a、11aと水平部10b、11bとから成り、内部に四角形状 切欠14、15を有し、かつ 該切欠内に内底板を設けてある。また、前記左右 側板3、4の上部にそれぞれ折曲板16、17、及び上緩衝板18、19を連設 する。該上緩衝板18、19は先端に切欠20、21を有する。そして、後側板 4の上部に蓋板22を連設する。 本実施例では上下緩衝板の切欠内に保持片を、また下緩衝板の切欠内に内底板 を設けている。また上緩衝板の先端を下緩衝板上に接し折れ曲がる部分を設けて いる。 各底部材6〜9及び下緩衝板10、11、脚板12、13を上方に折り重ね、 上緩衝板を上方に延ばした状態で各側板1〜4を貼着板5を介して筒状に接着形 成し、同時に各底部材6〜9を接着する。
【0008】 内容物装填時には、各側板1〜4を各筒状に組起こす。この操作により、同時 に各底部材6〜9も同時自動的に組み立てられる。そして、下緩衝板10、11 の垂直部10a、11aと水平部10b、11bとを鍵状に折り曲げ、次いで脚 板12、13を左右側板3、4に接するように差し込み、底部材8、9の上に起 立させる。この状態を図2に示す。さらに、内容物を下緩衝板10、11の切欠 14、15に装填した後に、箱上方の折曲板16、17を水平に折り曲げ、次い で上緩衝板18、19を箱内に垂直に折り曲げ、切欠20、21を内容物に差し 込む。このとき図3に示すように、内容物は上下緩衝板18、19、10、11 により箱の4側板、蓋板、底部材の6面すべてから隔たった状態で完全に保護さ れる。この後、蓋板22を閉鎖することで完成する。この時、蓋板22により、 折曲板16、17を介して、上緩衝板18、19は押圧固定されるので、各緩衝 板は箱の振動等によっても、内容物への保持固定状態が解かれてしまうことはな い。
【0009】 ここで各部材の寸法上の条件について説明すると、底部材8、9と下緩衝板1 0、11の水平部10b、11bとを同じ長さにし、また脚板12、13と垂直 部10a、11aとを同じ長さにすることが好ましい。この条件にすることによ り、組み立て後の下緩衝板10、11と脚板12、13とは歪みのない完全な逆 凹字状に形成され安定性の良いものとなる。さらに、本実施例ではこの条件に加 えて底部材8、9と下緩衝板10、11の水平部10b、11bとの長さを前後 側板1、2の幅Aの半分の長さとしている。このことにより、底部全体に下緩衝 板10、11を設けるができ、より高い緩衝効果を得ることができる。また組み 立て後の下緩衝板10、11は互いの垂直部10a、11aが接する状態となる 。従って各下緩衝板10、11が互いに規制しあい、その組み立て状態を、何ら 外力を加えることなく維持できる。また単に差し込み起立させてあるだけの脚板 12、13が不慮に抜けてしまうことがなく、良好な安定性を得ることができる 。このことは、内容物を装填する時に、手等で下緩衝部材10、11を押さえて おかなくても簡単に内容物の装填を行えるので、その作業性の効率化に役立つと いう効果がある。 また、上緩衝板18、19の高さと下緩衝板の垂直部10a、11aとの高さ との合計を各側板の高さHと等しくしておくことが好ましい。これは、箱、各緩 衝板の組み立て時に、上緩衝板18、19が下緩衝板の垂直部10a、11aに 当接し起立し、箱上部から力が加わった場合にも、その力は内容物に加わること なく、上下緩衝板で吸収することができるという、より高い緩衝機能を得ること ができるためである。 なお各緩衝板の形状、寸法、及び切欠の形状、寸法は内容物に応じて自由に設 定できる。特に切欠は上下緩衝板の内部であれば、その設ける位置は先端、側端 等自由に設定できる。また、本実施例では材質として段ボールを使用したが、こ れも内容物との関係において板紙等自由に選択できる。
【0010】 以上記載した緩衝部材付紙箱から内容物を取り出す場合は、蓋板を開け、折曲 板、上緩衝板を箱内より引き出し、内容物の保持状態を解くだけの簡単な操作で 行える。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案緩衝部材付紙箱は、緩衝部材を紙製の緩衝板とす ることで環境問題に対処し、またその緩衝板を箱と一体とすることでその製造、 組み立てを容易に行えるようにし、しかも緩衝板を箱の上下部に設けたために、 装填後の内容物は、箱の6面いずれからも隔てて保持固定することができるとい う非常に高い緩衝機能を備えたものである。 さらに、下緩衝板を箱と一体としながらも、その先端を接着せずに、脚板を設 け底部材上に差し込み起立させる構成としたので通常のオートマチックロックボ トム用の製造工程以外に特別な工程を必要とせず、製造コストを安価にすること ができる。同様なことは上緩衝板にもいえ、その先端を内容物に差し込む構成と したために特別な貼り等の製造工程を必要としない。これらの構成としたことに より紙箱製造時においても、上下緩衝板は上方に平板状に延びた状態で行えるの で、不必要に紙が何重にも折り重なることはなく、貼り不良、折り曲げ不良がお こることはない。 また、この脚板により下緩衝は確実に底部から隔たり立脚することが出来、底 部からの力に対して、完全な緩衝機能を果たす。一方上部緩衝板は、箱との間に 折曲板を設け、この折曲板を蓋板により上方より押さえる構成としたので蓋板を 開けない限り、内容物への保持固定状態を解くことのない安定且つ確実な緩衝機 能を果たすことが出来る。逆に、内容物取り出し時には蓋板を開ける、上緩衝板 を上方に引っ張り出すだけで、容易に内容物への保持固定状態を解くことができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の緩衝部材付紙箱の一実施例のブランク
を示す平面図である。
【図2】一実施例における組み立て途中状態を示す一部
破断斜視図である。
【図3】一実施例における組み立て状態を示す側部断面
図である。
【符号の説明】
1 …… 前板 2 …… 後板 3 …… 左側板 4 …… 右側板 6、7、8、9 … 底部材 10、11 … 下緩衝板 10a、11a … 垂直部 10b、11b … 水平部 12、13 …… 脚板 14、15 …… 切欠 16、17 …… 折曲板 18、19 …… 上緩衝板 20、21 …… 切欠 22 …… 蓋板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部の各側板下部にオートマチックロック
    ボトム形成底部材を設けた紙箱において、1組対向側板
    の底部材に、垂直部と水平部とから成り且つ内部に切欠
    を有する下緩衝板と、脚板とを順次設け、前記1組対向
    側板の上部に、折曲板と、内部に切欠を有する上緩衝板
    とを順次設け、他組対向側板の少なくとも1側板上部に
    蓋板を設け、紙箱を直方体状に組起こした状態で、前記
    下緩衝板を鍵状に折り曲げ、脚板を前記1組対向側板に
    接して底部材上に起立させ、且つ前記折曲板を介して上
    部緩衝板を垂下させ、該折曲板を蓋板により押圧して、
    前記上下緩衝板の各切欠により内容物保持空間を形成し
    て成る緩衝部材付紙箱。
  2. 【請求項2】1組対向側板の底部材と下緩衝板の水平部
    とが共に、他組対向側板の幅の半分の寸法である請求項
    1の緩衝部材付紙箱
JP4624793U 1993-08-25 1993-08-25 緩衝部材付紙箱 Pending JPH0715528U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1077027A (ja) * 1996-08-30 1998-03-24 Crown Package:Kk 包装箱
JP2011219153A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Takeda Chem Ind Ltd 緩衝機能付包装用箱
JP2018058637A (ja) * 2016-10-06 2018-04-12 株式会社ジェイフラッグ 物品固定部材および容器
JP2019043598A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 梱包ケース

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