JP2020127994A - パンチハイト測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パンチ金型のパンチハイトを高精度に安定して測定すること。【解決手段】パンチハイト測定装置10は、パンチ金型Pの取付基準面Pfを支持するための支持面12fを有した支持ブロック12と、支持ブロック12と協働してパンチ金型Pの基端部を挟持する押え部材14を備えている。支持ブロック12の支持面12fに対向する位置に、パンチ金型Pの取付基準面Pfを支持した状態における支持ブロック12の支持面12fからパンチ金型Pの先端Ptまでの距離を測定する測定器40が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、曲げ加工用のパンチ金型の取付基準面から先端までの高さを測定するためのパンチハイト測定装置に関する。
曲げ加工用のパンチ金型は、プレスブレーキによって板状のワーク(板金)の曲げ加工を行う際に使用される金型である。パンチ金型は、プレスブレーキにおける上部テーブルに金型ホルダ等を介して着脱可能に取付られている。
一般に、パンチ金型の累積使用時間が長くなると、パンチ金型の先端が摩耗して、パンチ金型の取付基準面から先端までの高さ(以下、適宜にパンチハイトという)が短くなる。その結果、プレスブレーキ用制御装置に登録されたパンチ金型のパンチハイトと実際のパンチハイトとの間に差が生じて、ワークの曲げ加工精度の低下を招くことになる。そのため、通常、パンチ金型の累積使用時間に応じた適宜の時間毎に、ノギス等の測定器によってパンチ金型のパンチハイトを測定し、その測定結果(測定値)に基づいて、プレスブレーキ用制御装置に登録されたパンチ金型のパンチハイトを補正している。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1に示すものがある。
特許第3101207号公報
ところで、ノギス等の測定器によって曲げ加工用のパンチ金型のパンチハイトを高精度に測定するには作業者の熟練が必要であり、作業者によってパンチ金型のパンチハイトの測定結果にばらつきが生じる。そのため、パンチ金型のパンチハイトを高精度に安定して測定することは容易でないという問題がある。
そこで、本発明は、作業者によるパンチ金型のパンチハイトの測定結果のばらつきを防止することができる、新規な構成からなるパンチハイト測定装置を提供することを課題とする。
本発明の実施態様に係るパンチハイト測定装置は、曲げ加工用のパンチ金型の取付基準面を支持するための支持面を有した支持ブロックと、前記支持ブロックと協働して前記パンチ金型の基端部を挟持する押え部材(挟持部材)と、前記支持ブロックの前記支持面に対向する位置に設けられ、前記パンチ金型の前記取付基準面を支持した状態における前記支持ブロックの前記支持面から前記パンチ金型の先端までの距離を測定する測定器と、を備えている。ここで、前記パンチ金型の前記取付基準面を支持した状態における前記支持ブロックの前記支持面から前記パンチ金型の先端までの距離は、前記パンチ金型の前記取付基準面から先端までの高さ(パンチハイト)に相当する。
本発明の実施態様に係るパンチハイト測定装置は、前記押え部材が前記支持ブロックと協働して前記パンチ金型の基端部を挟持すると、前記パンチ金型の前記取付基準面を前記支持ブロックの前記支持面に圧接させるように構成されてもよい。この場合に、本発明の実施態様に係るパンチハイト測定装置は、前記押え部材の先端部に幅方向へ微動可能(僅かに移動可能)に設けられ、前記押え部材の基端側に向かって前記支持ブロックから遠ざかるように高さ方向に対して傾斜した楔面を有し、前記パンチ金型に形成された係止溝に係止する爪部材と、前記爪部材を前記支持ブロック側に付勢する付勢部材と、を備えてもよい。
本発明の実施態様では、前記押え部材は、その先端側に、前記パンチ金型に形成された係止溝に係止する爪部材(係止爪)を有し、前記爪部材は、前記押え部材の基端側に向かって前記支持ブロックから遠ざかるように高さ方向に対して傾斜した楔面を有してもよい。この場合に、本発明の実施態様に係るパンチハイト測定装置は、前記押え部材が前記支持ブロックと協働して前記パンチ金型の基端部を挟持すると、前記パンチ金型の前記取付基準面を前記支持ブロックの前記支持面に圧接させるように構成されてもよい。
本発明の実施態様では、前記押え部材が前記支持ブロックに幅方向に移動可能に設けられてもよい。この場合に、本発明の実施態様に係るパンチハイト測定装置は、揺動操作によって前記押え部材を幅方向へ移動させる操作レバーを備えてもよい。
本発明の実施態様では、前記測定器は、プレスブレーキを制御する制御装置に接続されてもよい。また、前記測定器は、高さ方向へ移動可能でかつ前記パンチ金型の先端に接触するスピンドルを有してもよい。この場合に、前記測定器は、前記スピンドルをその基端方向へ移動させるための作動レバーを有したダイヤルゲージであってもよい。更に、本発明の実施態様に係るパンチハイト測定装置は、前記ダイヤルゲージの近傍に設けられ、前記作動レバーに係止可能なフック部材を備えてもよい。
本発明の実施態様によると、前記測定器によって前記パンチ金型の実際のパンチハイトを測定する前に、前記支持ブロックの前記支持面に前記パンチ金型の前記取付基準面を支持させた状態で、前記パンチ金型を前記支持ブロックに対して固定することができる。これにより、作業者による前記パンチ金型のパンチハイトの測定結果のばらつきを防止することができる。
本発明によれば、前記パンチ金型のパンチハイトを高精度に安定して測定することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るパンチハイト測定装置の正面図であり、パンチ金型のパンチハイトを測定する様子を示している。 図2は、本発明の実施形態に係るパンチハイト測定装置の正面図であり、操作レバーを起立姿勢に切り替えかつスピンドルをその先端方向へ移動させた様子を示している。 図3は、本発明の実施形態に係るパンチハイト測定装置の側面図であり、操作レバーを起立姿勢に切り替えかつスピンドルをその先端方向へ移動させた様子を示している。 図4は、図2におけるIV部の拡大図である。 図5は、図4におけるV-V線に沿った断面図である。 図6は、本発明の実施形態に係るパンチハイト測定装置の正面図であり、操作レバーを倒伏姿勢に切り替えかつスピンドルをその基端方向へ移動させた様子を示している。 図7は、ダイヤルゲージと制御装置との関係を示すブロック図である。 図8は、パンチハイト測定装置に関連する周辺装置の斜視図である。 図9は、パンチハイト測定装置及びそれに関連する周辺装置の斜視図であり、パンチ金型のパンチハイトを測定する様子を示している。 図10は、パンチハイト測定装置及びそれに関連する周辺装置の正面図であり、パンチ金型のパンチハイトを測定する様子を示している。 図11は、パンチハイト測定装置及びそれに関連する周辺装置の斜視図であり、大型のパンチ金型のパンチハイトを測定する様子を示している。 図12は、パンチハイト測定装置及びそれに関連する周辺装置の正面図であり、大型のパンチ金型のパンチハイトを測定する様子を示している。 図13は、本発明の他の実施形態に係るパンチハイト測定装置の正面図であり、パンチ金型のパンチハイトを測定する様子を示している。 図14は、本発明の他の実施形態に係るパンチハイト測定装置の正面図であり、操作レバーを起立姿勢に切り替えかつスピンドルをその先端方向へ移動させた様子を示している。 図15は、図14におけるXV部の拡大図である。
本発明の実施形態及び他の実施形態について図1から図15を参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意である。「幅方向」とは、パンチハイト測定装置の幅方向のことをいい、支持ブロックの支持面に平行な方向の1つである。「長さ方向」とは、パンチハイト測定装置の長さ方向のことをいい、支持ブロックの支持面に平行な方向でかつ幅方向に直交する方向と同義である。「高さ方向」とは、パンチハイト測定装置の高さ方向のことであり、支持ブロックの支持面に直交する方向と同義である。「パンチ金型の取付基準面とは、パンチ金型をプレスブレーキにおける上部テーブルに金型ホルダ等を介して取付けるために基準となる平坦面のことをいう。「圧接」とは、圧力を加えた状態で接触することをいう。
図面中、「WC」は幅方向、「WCa」は幅方向の一方側、「WCb」は幅方向の他方側、「LC」は長さ方向、「LCa」は長さ方向の一方側、「LCb」は長さ方向の他方側、「HC」は高さ方向、「U」は上方向、「D」は下方向をそれぞれ指している。
(本発明の実施形態)
図1に示すように、本発明の実施形態に係るパンチハイト測定装置10は、曲げ加工用のパンチ金型Pの取付基準面Pfから先端Ptまでの高さ(パンチハイト)を測定するための装置である。ここで、本発明の実施形態においては、パンチ金型Pの取付基準面Pfは、パンチ金型Pの基端部(シャンク部)に段状に形成されている。そして、パンチハイト測定装置10の具体的な構成は、以下の通りである。
図1から図5に示すように、パンチハイト測定装置10は、支持ブロック12を備えており、支持ブロック12は、パンチハイト測定装置10を起立させる台としての機能を有している。支持ブロック12は、パンチ金型Pの取付基準面Pfを支持するための支持面12fを有している。また、支持ブロック12には、挿通穴12hが幅方向に貫通して形成されており、支持ブロック12における挿通穴12hの長さ方向の両側(長さ方向の一方側と他方側)には、取付穴12vが形成されている。更に、支持ブロック12の正面には、円形の凹部12dが形成されている。
支持ブロック12には、押え部材(挟持部材)としての押え板14が可動ボルト16及び一対の平行ピン18を介して幅方向へ移動可能に設けられている。押え板14は、支持ブロック12の挟持面としての幅方向の一側面12sと協働してパンチ金型Pの基端部を挟持する。押え板14には、段付き穴14hが幅方向に貫通して形成されており、押え板14における段付き穴14hの長さ方向の両側には、挿通穴14vが幅方向に貫通して形成されている。可動ボルト16の頭部は、押え板14の段付き穴14hに係合しており、可動ボルト16は、支持ブロック12の挿通穴12hに挿通した状態で幅方向へ移動可能に支持されている。各平行ピン18の一端部は、押え板14の挿通穴14vに挿通した状態で幅方向へ移動可能に支持されており、各平行ピン18の他端部は、支持ブロック12の取付穴12vに固定されている。
図2から図6に示すように、押え板14の基端部には、支持ブロック12の幅方向の一側面12sに当接可能な当接片20が形成されており、当接片20は、押え板14の幅方向の他方側(支持ブロック12の幅方向の一側面12sに接近する方向)の移動を規制する。また、可動ボルト16の先端部には、連結ピン22が螺合して設けられており、連結ピン22の軸心22cは、長さ方向に平行である。連結ピン22には、操作レバー24の基端部が揺動可能(回転可能)に連結されており、操作レバー24の基端部は、連結ピン22の軸心22cに対して偏心している。操作レバー24は、その揺動操作によって起立姿勢と倒伏姿勢とに切り替え可能に構成されている。操作レバー24は、その揺動操作によって基端部の偏心量に応じた分だけ押え板14を幅方向へ移動させる。
可動ボルト16の外周側における支持ブロック12と押え板14との間には、押え板14を幅方向の一方側(支持ブロック12の幅方向の一側面12sに離反する方向)に付勢する第1付勢部材としてのコイルバネ26が設けられている。可動ボルト16の外周側における支持ブロック12と操作レバー24の基端部との間には、複数の座金28が設けられている。
図1、図4、及び図5に示すように、押え板14の先端部には、複数の爪部材30が支持ボルト32等を介して幅方向へ微動可能(僅かに移動可能)に設けられており、各爪部材30は、パンチ金型Pの基端部に形成された係止溝Pgに係止する。各爪部材30は、その先端側に、楔面30kを有しており、楔面30kは、押え板14の基端側に向かって支持ブロック12の幅方向の一側面12sから遠ざかるように高さ方向に対して傾斜している。また、押え板14における各爪部材30の長さ方向の両側には、各爪部材30を幅方向の他方側付勢する第2付勢部材としてのコイルバネ34が設けられている。
ここで、押え板14が幅方向の他方側(支持ブロック12側)へ移動して、支持ブロック12の幅方向の一側面12sと協働してパンチ金型Pの基端部を挟持すると、各爪部材30がコイルバネ34の付勢力に抗して押え板14に対して幅方向の一方側へ微動しながら、パンチ金型Pの係止溝Pgに係止する。すると、パンチ金型Pの取付基準面Pfは、各コイルバネ34の付勢力の分力によって支持ブロック12の支持面12fに圧接する。換言すれば、パンチハイト測定装置10は、押え板14が支持ブロック12の幅方向の一側面12sと協働してパンチ金型Pの基端部を挟持すると、パンチ金型Pの取付基準面Pfを各コイルバネ34の付勢力の分力によって支持ブロック12の支持面12fに圧接させるように構成されている。
図1から図3に示すように、支持ブロック12には、高さ方向に延びた支柱36が設けられている。支柱36の先端部には、取付片38が形成されており、取付片38は、支持ブロック12の支持面12fに高さ方向に対向する位置に位置している。また、取付片38には、測定器としてのダイヤルゲージ40が設けられている。ダイヤルゲージ40は、パンチ金型Pの取付基準面Pfを支持した状態における支持ブロック12の支持面12fからパンチ金型Pの先端Ptまでの距離を測定し、その測定値をデジタル表示又はアナログ表示する。ダイヤルゲージ40は、取付片38に設けられた円形のダイヤルゲージ本体42を有している。ダイヤルゲージ本体42には、パンチ金型Pの先端Ptに接触するスピンドル44が高さ方向に貫通して設けられており、スピンドル44は、高さ方向へ移動可能である。ダイヤルゲージ本体42には、スピンドル44を高さ方向へ移動させるための作動レバー46がブラケット48を介して揺動可能に設けられている。
支柱36におけるダイヤルゲージ40の近傍には、作動レバー46に係止可能なフック部材50が止めネジ52を介して長さ方向に揺動可能に設けられている。フック部材50の先端部は、作動レバー46に係止できるようにL字状に曲げ成形されており、フック部材50の基端部は、フック部材50は、押圧操作できるように適宜形状に曲げ成形されている。また、止めネジ52の頭部とフック部材50との間には、フック部材50を長さ方向の他方側(支柱36側)に付勢する円錐バネ54が設けられている。支柱36の適宜位置には、把手56が設けられている。
図7に示すように、ダイヤルゲージ40は、プレスブレーキ58を制御するプレスブレーキ用制御装置(NC装置)60に無線を介して接続されている。具体的には、ダイヤルゲージ40は、測定値を送信する送信部62を有しており、プレスブレーキ用制御装置60は、送信された測定値を受信する受信部64を有している。なお、ダイヤルゲージ40を制御装置60に無線を介して接続する代わりに、有線を介して接続してもよい。
続いて、パンチハイト測定装置10に関連する周辺装置66について図8から図12を参照して説明する。
図8から図12に示すように、周辺装置66は、パンチハイト測定装置10によってパンチ金型Pの取付基準面Pfから先端Ptまでの高さを測定する際に用いられる装置であり、作業台(定盤)68を備えている。また、作業台68には、パンチハイト測定装置10を起立姿勢に保った状態で支持ブロック12を作業台68に対して固定するための固定具70が設けられている。固定具70は、ロックネジ72を有しており、ロックネジ72の先端部は、支持ブロック12の凹部12dに係合可能である。更に、作業台68には、大型のパンチ金型Pを倒伏姿勢の状態で支持する段付きの複数のサポート部材74が設けられている。
続いて、本発明の実施形態の作用効果について説明する。
固定具70によってパンチハイト測定装置10を起立姿勢に保った状態で支持ブロック12を作業台68に対して固定する。次に、スピンドル44を高さ方向へ移動させて、スピンドル44の先端を支持ブロック12の支持面12fから遠ざけた状態で、フック部材50を作動レバー46に係止させる。また、操作レバー24を下方向へ揺動させて、起立姿勢から倒伏姿勢に切り替えることにより、コイルバネ26の付勢力によって押え板14を幅方向の一方側へ移動させて、押え板14と支持ブロック12との間隔を拡げる。そして、押え板14と支持ブロック12との間にパンチ金型Pの基端部を相対的に挿入して、支持ブロック12の支持面12fにパンチ金型Pの取付基準面Pfを支持させる。
その後、操作レバー24を上方向へ揺動させて、倒伏姿勢から起立姿勢に切り替えることにより、押え板14をコイルバネ26の付勢力に抗して幅方向の他方側へ移動させて、押え板14が支持ブロック12の幅方向の一側面12sと協働してパンチ金型Pの基端部を挟持する。すると、各爪部材30をパンチ金型Pの係止溝Pgに係止させた状態で、パンチ金型Pの取付基準面Pfを各コイルバネ34の付勢力の分力によって支持ブロック12の支持面12fに圧接させる。これにより、支持ブロック12の支持面12fにパンチ金型Pの取付基準面Pfを支持させた状態で、パンチ金型Pを支持ブロック12に対して強固に固定することができる。
パンチ金型Pを支持ブロック12に対して固定した後に、フック部材50と作動レバー46との係止状態を解除して、スピンドル44をその先端方向へ移動させて、パンチ金型Pの先端Ptに接触させる。そして、ダイヤルゲージ40によって支持ブロック12の支持面12fからパンチ金型Pの先端Ptまでの距離を測定する。換言すれば、ダイヤルゲージ40によってパンチ金型Pの取付基準面Pfから先端Ptまでの高さ(パンチハイト)を測定する。これにより、ダイヤルゲージ40の測定値に基づいて、プレスブレーキ用制御装置60に登録されたパンチ金型Pのパンチハイトを補正することができる。
なお、大型のパンチ金型Pのパンチハイトを測定する場合には、複数のサポート部材74に大型のパンチ金型Pを倒伏姿勢の状態で支持させると共に、パンチハイト測定装置10を倒伏姿勢に保つ。また、パンチハイトを測定する前に、マスターゲージを用いてダイヤルゲージ40の校正(調整)を行う。
つまり、本発明の実施形態によると、ダイヤルゲージ40によってパンチ金型Pのパンチハイトを測定する前に、支持ブロック12の支持面12fにパンチ金型Pの取付基準面Pfを支持させた状態で、パンチ金型Pを支持ブロック12に対して強固に固定することができる。これにより、作業者によるパンチ金型Pのパンチハイトの測定結果のばらつきを十分に防止することができる。よって、本発明の実施形態によれば、パンチ金型Pのパンチハイトを高精度に安定して測定することができる。
(本発明の他の実施形態)
本発明の他の実施形態について図13から図15を参照して説明する。
図13から図15に示すように、本発明の他の実施形態に係るパンチハイト測定装置76は、本発明の実施形態に係るパンチハイト測定装置10(図1参照)と同様の構成を有している。そして、パンチハイト測定装置76の構成のうち、パンチハイト測定装置10と異なる構成について簡単に説明する。なお、パンチハイト測定装置76における複数の構成要素のうち、パンチハイト測定装置10における構成要素と対応するものについては、図面中に同一符号を付してある。
本発明の他の実施形態においては、パンチ金型Pの取付基準面Pfは、パンチ金型Pの基端面になっている。それに伴い、支持ブロック12の上部には、パンチ金型Pの取付基準面Pfを支持するための支持面12fが段状に形成されている。支持ブロック12の上部には、支持面12fに直交する挟持面12mが形成されている。また、押え板14は、横U字形状に形成されている。
パンチハイト測定装置76は、複数の爪部材30(図4参照)及び複数のコイルバネ34(図4参照)を備えていない。その代わりに、押え部材としての押え板14は、その先端側に、パンチ金型Pの係止溝Pgに係止する爪部材(係止爪)78を有しており、爪部材78は、長さ方向に延びている。押え板14(爪部材78)は、支持ブロック12の挟持面12mと協働してパンチ金型Pの基端部を挟持する。爪部材78は、その先端側に、楔面78kを有しており、楔面78kは、押え板14の基端側に向かって支持ブロック12の幅方向の一側面12sから遠ざかるように高さ方向に対して傾斜している。
そして、パンチハイト測定装置76は、押え板14が支持ブロック12の挟持面12mと協働してパンチ金型Pの基端部を挟持すると、爪部材78をパンチ金型Pの係止溝Pgに係止させた状態で、パンチ金型Pの取付基準面Pfを支持ブロック12の支持面12fに圧接させるように構成されている。
従って、支持ブロック12の支持面12fにパンチ金型Pの取付基準面Pfを支持させた後に、操作レバー24を倒伏姿勢から起立姿勢に切り替えることにより、押え板14をコイルバネ26の付勢力に抗して幅方向の他方側(支持ブロック12側)へ移動させて、押え板14が支持ブロック12の挟持面12mと協働してパンチ金型Pの基端部を挟持する。すると、爪部材78をパンチ金型Pの係止溝Pgに係止させた状態で、パンチ金型Pの取付基準面Pfを支持ブロック12の支持面12fに圧接させる。これにより、支持ブロック12の支持面12fにパンチ金型Pの取付基準面Pfを支持させた状態で、パンチ金型Pを支持ブロック12に対して強固に固定することができる。
そして、本発明の他の実施形態においても、前述の本発明の実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限るものでなく、次のように種々の態様で実施可能である。
例えば、ダイヤルゲージ40に代えて、リニアゲージ(図示省略)、マイクロメータ(図示省略)、又はレーザ測長器(図示省略)を測長器として用いてもよい。
また、本発明の他の実施形態において、押え板14のうち爪部材78のみを押え部材として用いてもよい。この場合には、爪部材78の除く押え板14の大部分の代わりに支持板を支持ブロック12に一体的に設けると共に、支持板に爪部材78を幅方向に移動可能に設ける。
そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
10 パンチハイト測定装置
12 支持ブロック
12f 支持面
12s 幅方向の一側面(挟持面)
12m 挟持面
12h 挿通穴
12v 取付穴
12d 凹部
14 押え板
14h 段付き穴
14v 挿通穴
16 可動ボルト
18 平行ピン
20 当接片
22 連結ピン
22c 軸心
24 操作レバー
26 コイルバネ(第1付勢部材)
28 座金
30 爪部材
30k 楔面
32 支持ボルト
34 コイルバネ(第2付勢部材)
36 支柱
38 取付片
40 ダイヤルゲージ(測定器)
42 ダイヤルゲージ本体
44 スピンドル
46 作動レバー
48 ブラケット
50 フック部材
52 止めネジ
54 円錐バネ
56 把手
58 プレスブレーキ
60 プレスブレーキ用制御装置
62 送信部
64 受信部
66 周辺装置
68 作業台
70 固定具
72 ロックネジ
74 サポート部材
76 パンチハイト測定装置
78 爪部材
78k 楔面
P 曲げ加工用のパンチ金型
Pf 取付基準面
Pg 係止溝
Pt 先端

Claims (8)

  1. 曲げ加工用のパンチ金型の取付基準面を支持するための支持面を有した支持ブロックと、
    前記支持ブロックと協働して前記パンチ金型の基端部を挟持する押え部材と、
    前記支持ブロックの前記支持面に対向する位置に設けられ、前記パンチ金型の前記取付基準面を支持した状態における前記支持ブロックの前記支持面から前記パンチ金型の先端までの距離を測定する測定器と、を備えたことを特徴とするパンチハイト測定装置。
  2. 前記押え部材が前記支持ブロックと協働して前記パンチ金型の基端部を挟持すると、前記パンチ金型の前記取付基準面を前記支持ブロックの前記支持面に圧接させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパンチハイト測定装置。
  3. 前記押え部材の先端部に幅方向へ微動可能に設けられ、前記押え部材の基端側に向かって前記支持ブロックから遠ざかるように高さ方向に対して傾斜した楔面を有し、前記パンチ金型に形成された係止溝に係止する爪部材と、
    前記爪部材を前記支持ブロック側に付勢する付勢部材と、を備えたことを特徴とする請求項2に記載のパンチハイト測定装置。
  4. 前記押え部材は、その先端側に、前記パンチ金型に形成された係止溝に係止する爪部材を有し、前記爪部材は、前記押え部材の基端側に向かって前記支持ブロックから遠ざかるように高さ方向に対して傾斜した楔面を有し、
    前記押え部材が前記支持ブロックと協働して前記パンチ金型の基端部を挟持すると、前記パンチ金型の前記取付基準面を前記支持ブロックの前記支持面に圧接させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパンチハイト測定装置。
  5. 前記押え部材が前記支持ブロックに幅方向に移動可能に設けられ、
    更に、揺動操作によって前記押え部材を幅方向へ移動させる操作レバーを備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のパンチハイト測定装置。
  6. 前記測定器は、プレスブレーキを制御する制御装置に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載のパンチハイト測定装置。
  7. 前記測定器は、高さ方向へ移動可能でかつ前記パンチ金型の先端に接触するスピンドルを有していることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のパンチハイト測定装置。
  8. 前記測定器は、前記スピンドルをその基端方向へ移動させるための作動レバーを有したダイヤルゲージであり、
    更に、前記ダイヤルゲージの近傍に設けられ、前記作動レバーに係止可能なフック部材を備えたことを特徴とする請求項7に記載のパンチハイト測定装置。
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