JP2020127963A - 非円形管体の製造方法及び管体成形装置 - Google Patents

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【課題】板状体のワークを直接、所望の非円形断面の管状に成形した後に互いに平行な2端部を接合することで、非円形管体を簡易かつ低コストで製造できるようにする。【解決手段】2本のサブロール3をそれぞれの中心軸を結ぶ直線L1に直交するメインロール2の中心線L2に平行な移動方向Xに沿って一体的に移動自在に支持し、ワークWの表裏面にそれぞれメインロール2の周面及び2本のサブロール3の周面を接触させた状態で、2本のサブロール3を互いに同方向で且つメインロール2と反対方向にメインロール2と同一の周速で回転させつつ、ワークWの成形半径の増加又は減少に応じて2本のサブロール3を移動方向に沿ってメインロール2に対して離間又は近接する方向に移動させてワークWを非円形断面の管状に成形した後、ワークWの互いに平行な2端部を接合する。【選択図】図2

Description

この発明は、金属性板材等の可塑性板状体のワークを楕円断面等の非円形管体に成形する非円形管体製造方法及びこの方法に適した管体成形装置に関する。
金属製板材等の可塑性板状体のワークを例えば楕円断面等の非円形管体に成形する方法として、まず、ロール成形装置によってワークを円筒状に曲げ加工した後、互いに平行な2端部を溶接装置等によって接合して円形管体を作成し、次に、円形管体を金型が配置されたプレス加工機によって所望の非円形管体に成形する方法が知られている。
ロール成形装置は、1本のメインロールと1本以上のサブロールとを含む複数本のロールを、各軸方向を互いに平行にして備えている。ワークは、メインロールとサブロールとの間を通過する際に、曲げ加工による塑性変形を受けて円筒状に成形される。
従来のロール成形装置として、メインロールと同等の硬度の材料からなる2本のサブロールとを備えた3本ロール成形装置がある(例えば、特許文献1参照。)。3本ロール成形装置は、比較的小径の曲げ加工に適しており、サブロールの周面はワークを挟んでメインロールの周面に圧接しないため、メインロールに対するサブロールの位置を調整することで曲げ径を変更できる。
特開2013−252546号公報
しかしながら、従来の非円形管体の製造方法では、ロール成形装置及び溶接装置等によって可塑性板状体のワークから作成された円形管体をプレス加工によって所望の非円形管体に成形していたため、作業工程が煩雑化するとともに金型の準備のために製造コストが高騰する問題がある。
この発明の目的は、板状体のワークを直接、所望の非円形断面の管状に成形した後に互いに平行な2端部を接合することで、非円形管体を簡易かつ低コストで製造できる非円形管体の製造方法及びこの方法に適した管体成形装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、この発明の非円形管体の製造方法は、1本のメインロールに対して2本のサブロールを互いの中心軸を平行に配置するとともに、2本のサブロールをそれぞれの中心軸を結ぶ直線に直交するメインロールの中心線に平行な移動方向に沿って一体的に移動自在に支持し、
可塑性板状体のワークの表裏面にそれぞれメインロールの周面及び2本のサブロールの周面を接触させた状態で、2本のサブロールを互いに同方向で且つメインロールと反対方向にメインロールと同一の周速で回転させつつ、ワークの成形半径の増加又は減少に応じて2本のサブロールを移動方向に沿ってメインロールに対して離間又は近接する方向に移動させてワークを非円形断面の管状に成形した後、ワークの互いに平行な2端部を接合する。
可塑性板状体のワークの表裏面にそれぞれメインロールの周面及び2本のサブロールの周面を接触させた状態でメインロール及び2本のサブロールを回転させることにより、ワークはメインロールと2本のサブロールとの間を通過していく。この間に、2本のサブロールをメインロールに対して離間又は近接する方向に移動させることで、ワークの成形半径が増加又は減少する。
ワークにおける成形半径の変化点間の周長とワークの搬送速度との関係に応じたタイミングで、所望の成形半径に応じた距離だけ2本のサブロールをメインロールに対して離間又は近接する方向に移動させることで、ワークを所望の非円形断面の管状に成形できる。非円形断面の管状に成形されたワークの互いに平行な2端部を接合することで所望の非円形管体が完成する。
この発明の管体成形装置は、1本のメインロール、2本のサブロール、回転駆動部、移動駆動部及び制御部を備えている。メインロールは、回転自在に支持されている。2本のサブロールは、それぞれの中心軸をメインロールの中心軸に平行に配置して回転自在、且つそれぞれの中心軸を結ぶ直線に直交するメインロールの中心線に平行な移動方向に沿って一体的に移動自在に支持されている。回転駆動部は、2本のサブロールが互いに同方向で且つメインロールと反対方向にメインロールと同一の周速で回転するように、メインロール及び2本のサブロールに回転を供給する。移動駆動部は、2本のサブロールを移動方向に沿って一体的に移動させる。制御部は、可塑性板状体のワークの表裏面にそれぞれメインロールの周面及び2本のサブロールの周面を接触させた状態で、メインロール及び2本のサブロールが回転する間に、ワークの成形半径の増加又は減少に応じて2本のサブロールがメインロールに対して離間又は近接するように、回転駆動部及び移動駆動部の動作を制御する。
制御部が、回転駆動部及び移動駆動部を動作させ、ワークがメインロールと2本のサブロールとの間を通過していく間に、2本のサブロールをメインロールに対して離間又は近接する方向に移動させると、ワークの成形半径が増加又は減少する。
制御部が、ワークにおける成形半径の変化点間の周長とワークの搬送速度との関係に応じたタイミングで移動駆動部を動作させ、所望の成形半径に応じた距離だけ2本のサブロールをメインロールに対して離間又は近接する方向に移動させると、ワークは所望の非円形断面の管状に成形される。
この発明によれば、板状体のワークを直接、所望の非円形断面の管状に成形した後に互いに平行な2端部を接合することで、非円形管体を簡易かつ低コストで製造できる。
この発明の実施形態に係る管体成形装置の正面図である。 同管体成形装置の要部の側面断面図である。 (A)〜(C)は、同管体成形装置の要部の動作を示す側面断面図である。 同管体成形装置の制御部のブロック図である。 (A)及び(B)は、同管体成形装置によって成形する非円形断面の管状のワークの断面形状の一例を示す断面図、及び成形時のタイミングチャートである。 (A)〜(H)は、同管体成形装置の要部の動作を示す図である。 この発明の実施形態に係る非円形管体の製造方法に用いる溶接装置の一例を示す図である。
以下に、この発明の実施形態に係る非円形管体の製造方法及び管体成形装置を、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1に示すように、管体成形装置10は、一例として高張力鋼である可塑性板状体のワークWを曲げ加工によって非円形断面の管状に成形するものであり、フレーム1、メインロール2、2本のサブロール3、5本のサポートロール4、制御部5、第1モータM1、第2モータM2、昇降モータM4、移動駆動部7を備えている。
フレーム1は、正面視で門型を呈する剛体である。メインロール2は、一方の端部21でフレーム1に軸支されており、第1モータM1の回転軸に固定されている。支持体8は、メインロール2の端部21側でフレーム1に固定されている。2本のサブロール3は、メインロール2の下方で軸方向をメインロール2に平行にして保持台31に軸支されており、一方の端部にユニバーサルジョイント61を介して第2モータM2の回転軸が固定されている。5本のサポートロール4は、軸方向を2本のサブロール3に平行にして保持台31に軸支されている。保持台31は、水平方向の移動を規制された状態で、昇降自在にフレーム1に支持されている。
第1モータM1及び第2モータM2は、この発明の回転駆動部を構成しており、一例としてパルスモータであり、2本のサブロール3が互いに同方向で且つメインロール2と反対方向にメインロール2同一の周速で回転するように、フレーム1に取り付けられている。回転駆動部の構成は、これに限るものではない。ワークWの加工性に応じて、2本のサブロール3のそれぞれの両端部に1つずつ第2モータM2を配置してもよい。また、第2モータM2を保持台31に取り付け、ユニバーサルジョイント61を削除することもできる。
保持台31の下方には、移動駆動部7が配置されている。移動駆動部7は、スライダ71、昇降モータM4、ボールネジ73を含む。スライダ71は、フレーム1によって回転を拘束された状態で、メインロール2の軸方向に沿って移動自在に保持されている。昇降モータM4は、一例としてパルスモータであり、回転軸の回転をボールネジ73に供給する。ボールネジ73は、スライダ71の雌ねじ部に一方の側面から螺合している。
昇降モータM4を正転又は逆転させると、ボールネジ73が回転しつつ雌ねじ部との螺合位置を変える。ボールネジ73と雌ねじ部との螺合位置の変化により、スライダ71がメインロール2の軸方向に沿って往復移動する。スライダ71の上面には、傾斜面74が形成されている。傾斜面74には、保持台31の下面から突出した突起32が当接している。メインロール2の軸方向に沿ってスライダ71が往復移動すると、保持台31が2本のサブロール3及び5本のサポートロール4とともに一体的に上下移動する。
図2に示すように、支持体8は、メインロール2の周面の上側に当接する2列の押圧ロール9を軸支している。押圧ロール9は、各列において、メインロール2の軸方向の全長にわたって複数個ずつ配置されている。各押圧ロール9は、それぞれの間で個別に支持体8に軸支されている。メインロール2には、周面の2方向から支持体8に支持された押圧ロール9が当接している。
支持体8は、ワークWを成形すべき非円筒形状の最小の内径よりも小さい外径にされている。メインロール2の外径は、ワークWを形成すべき非円筒形状の最小の内径よりも十分に小さくされている。
支持体8の上部には、メインロール2の軸方向に沿って2条の凹部81が形成されている。2条の凹部81のそれぞれには、メインロール2の軸方向の全長に匹敵する長さの当接部材6が配置されている。当接部材6は、一例として円形断面の棒状を呈し、メインロール2の一方の端部21側で支持体8に片持ち支持されており、後述するモータM3の回転により、凹部81内に収納される退避位置(図3に実線で示す位置。)と凹部81から支持体8の上方に突出する露出位置(図3に二点鎖線で示す位置。)との間に移動する。
2本のサブロール3及び5本のサポートロール4は、保持台31に軸支されている。5本のサポートロール4は、2本のサブロール3の軸方向の全長にわたって複数の位置で2本のサブロール3の周面に間欠的に当接しており、サブロール3の周面に当接しない各位置で保持台31に軸支されている。2本のサブロール3には、それぞれ周面の3箇所でサポートロール4が当接している。
上述のように、昇降モータ72の回転によってスライダ71がメインロール2の軸方向に沿って移動すると、保持台31が2本のサブロール3の中心軸を結ぶ線L1に直交するメインロール2の直径L2に平行な移動方向Xに沿って上下に移動する。移動駆動部7は、メインロール2及び2本のサブロール3とワークWとの接触点の位置によって定まるワークWの成形半径の増加又は減少に応じて、2本のサブロール3をメインロール2から離間又は近接する方向に移動させる。
図3(A)に示すように、ワークWの表面にメインロール2の周面が接触するとともにワークWの裏面に2本のサブロール3の周面が接触した状態で、移動方向Xにおけるメインロール2の下端と2本のサブロール3の上端との間隔がワークWの厚さに等しくなる位置に保持台31が位置するとワークWの成形半径が無限大になる。図3(B)及び(C)に示すように、保持台31の上昇によって2本のサブロール3がメインロール2に近接するに従ってワークWの成形半径が小さくなる。
ワークWの成形には、特に、2本のサブロール3をメインロール2に近接させる際に、2本のサブロール3からメインロール2に大きな押圧力が軸方向の全長にわたって作用し、押圧力の反力が2本のサブロール3に作用する。しかし、図2に示すように、メインロール2の周面には、2方向から支持体8に支持された押圧ロール9が当接している。また、2本のサブロール3の周面には、それぞれ3方向から保持台31に支持されたサポートロール4が当接している。このため、メインロール2及び2本のサブロール3は、軸方向の一部においても軸方向に直交する平面内で移動及び撓みを生じることがない。
図4に示すように、制御部5は、CPU51、ROM52、RAM53、インタフェース54、ドライバ56〜59を備えている。CPU51は、インタフェース54を介して操作パネル55を接続されているとともに、ドライバ56〜59を介してモータM1〜M4に接続されている。
CPU51は、ROM52に予め書き込まれたプログラムに従ってインタフェース54を介して操作パネル55を制御するとともに、ドライバ56〜59を介してモータM1〜M4を制御する。CPU51は、操作パネル55における入力操作を受け付け、非円形断面の管状体の成形用データをRAM53のメモリエリアMA1に格納する。CPU51は、メモリエリアMA1に格納されている成形用データを参照してドライバ56〜59にモータM1〜M4の駆動データを出力する。成形用データは、成形すべき非円形断面の管状体の成形半径と周長との関係を示すデータである。
ドライバ56〜59は、CPU51から入力された駆動データに基づいて第1モータM1、第2モータM2、昇降モータM4及びモータM3を駆動する。CPU51は、2本のサブロール3が互いに同方向で且つメインロール2と反対方向にメインロール2と同一の周速で回転するように、第1モータM1及び第2モータM2の駆動データをドライバ56及び57に出力する。
ドライバ58によって駆動されるモータM3の回転は、ボールネジ91に伝達され、回転を拘束されたホルダ92とともに当接部材6を昇降させる。ドライバ59によって駆動されるモータM4の回転は、ボールネジ73に伝達され、回転を拘束されたスライダ71の移動により、傾斜面74と突起32との当接位置の変化によって保持台31が昇降する。
一例として、図5(A)に示すように、ワークWを第1端P1及び第2端P6を中間位置とする位置P5と位置P2との間の成形半径R1、位置P2と位置P3との間の成形半径R2、位置P3と位置P4との間の成形半径R1、位置P4と位置P5との間の成形半径R3である非円形断面の管状に成形する場合の管体成形装置10による成形方法について、以下に説明する。なお、上述の成形データは、図5(A)に示す形状を示すデータである。
CPU51は、昇降モータM4の駆動によってメインロール2の下端と2本のサブロール3の上端との間隔をワークWの厚さに一致させた状態で、第1モータM1及び第2モータM2を駆動してメインロール2及び2本のサブロール3を搬送速度となる周速V2で回転させ、ワークWを第1端P1側からメインロール2と2本のサブロール3との間に搬送する(図6(A)参照。)。
ワークWの第1端P1が搬送方向における奥側のサブロール3の上端に達し、ワークWの表面にメインロール2の周面が接触するとともにワークWの裏面に2本のサブロール3の周面が接触した状態になると、CPU51は、昇降モータM4を駆動して成形半径R1に対応する位置まで2本のサブロール3をメインロール2に近接させる。このとき、第1モータM1及び第2モータM2の駆動を停止することもできる。メインロール2の下端は、ワークWの位置P11に当接する(図6(B)参照。)。
2本のサブロール3が成形半径R1に対応する位置まで移動した後に、CPU51は、第1モータM1及び第2モータM2を駆動してメインロール2及び2本のサブロール3を周速V2よりも高速の周速V1で回転させる(図6(C)参照。)。周速V1は、ワークWの硬度、厚さ及び長さ等に応じて決定される最適な成形速度である。CPU51は、ワークWの位置P2がメインロール2の下端に当接するタイミングで、昇降モータM4を駆動して成形半径R2に対応する位置まで2本のサブロール3をメインロール2に近接させる(図6(D)参照。)。
このとき、CPU51は、昇降モータM4の回転速度、ボールネジ73のピッチ及び2本のサブロール3の移動量から必要に応じて、位置P2の前後に位置する位置P21と位置P22との間でメインロール2及び2本のサブロール3を周速V2に減速する。ワークWにおいて成形半径R1と成形半径R2との間で両者の中間の半径となる範囲を小さくすることができる。但し、成形半径の変化が小さい場合には、メインロール2及び2本のサブロール3の減速を省略することもできる。
CPU51は、ワークWの位置P3がメインロール2の下端に当接するタイミングで、昇降モータM4を駆動して成形半径R1に対応する位置まで2本のサブロール3をメインロール2から離間させる(図6(E)参照。)。このとき、CPU51は、必要に応じて、位置P3の前後に位置する位置P31と位置P32との間でメインロール2及び2本のサブロール3を周速V2に減速する。
CPU51は、ワークWの位置P4がメインロール2の下端に当接するタイミングで、昇降モータM4を駆動して成形半径R3に対応する位置まで2本のサブロール3をメインロール2に近接させる(図6(F)参照。)。このとき、CPU51は、必要に応じて、位置P4の前後に位置する位置P41と位置P42との間でメインロール2及び2本のサブロール3を周速V2に減速する。
同様に、CPU51は、ワークWの位置P5がメインロール2の下端に当接するタイミングで、昇降モータM4を駆動して成形半径R1に対応する位置まで2本のサブロール3をメインロール2から離間させ、必要に応じて、位置P5の前後に位置する位置P51と位置P52との間でメインロール2及び2本のサブロール3を周速V2に減速する。CPU51は、ワークWの第2端P6が搬送方向の前側のサブロール3との当接位置に達する前のタイミングで、モータM3を駆動して当接部材6を露出位置に移動させてワークWの内周面に当接させる(図6(G)参照。)。これによって、ワークWの第2端P6が搬送方向の前側のサブロール3の周面に衝突することを防止できる。
CPU51は、ワークWの第1端P1がメインロール2の下端に当接する位置を通過したタイミングで、メインロール2及び2本のサブロール3の回転を停止するとともに、2本のサブロール3をメインロール2から十分に離間させ、ワークWの内周面が支持体8及びメインロール2に当接しないように当接部材6を下降させる(図6(H)参照。)。
以上のように、管体成形装置10によってワークWを図5(A)に示す非円形断面の管状に成形する際に、CPU51は、第1モータM1、第2モータM2及び昇降モータM4の駆動を制御して、サブロール3の位置及び搬送速度(周速)を図5(B)に示すように変化させる。
図6(H)に示す状態で非円形断面の管状に成形されたワークWを管体成形装置10から軸方向に沿って取り出した後、図7に示すように、例えば溶接装置100を用いてワークWの互いに平行な第1端P1と第2端P6との間を接合する。一例として、溶接装置100は、溶接トーチ101、予備加熱器102、ガイド103を備えている。
ガイド103は、ワークWの第1端P1と第2端P6との間に外側から半径方向に嵌入し、ワークWの軸方向である搬送方向Yに沿って、ワークWを直進させる。予備加熱器102は、溶接トーチ101による溶接前に、ワークWの第1端P1と第2端P6との近傍を予備加熱する。溶接トーチ101は、予備加熱されたワークWの第1端P1と第2端P6との間である互いに平行な2端部を溶接によって接合する。
ワークWは、ガイド103によって軸廻りの移動を拘束された状態で、第1端P1と第2端P6との間を溶接トーチ101によって溶接され、所望の非円形管体にされる。なお、ワークWの第1端P1と第2端P6との接合は、溶接に限るものではない。
以上のように、管体成形装置10を用いた非円形管体の製造方法では、可塑性板状体のワークWの搬送中に成形半径を変更することができ、ワークWを一旦円形断面の管状に成形することなく、直接に所望の非円形断面の管状に成形できるため、非円形管体を簡易かつ低コストで製造することができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、半径の異なる複数の円弧からなる非円形管体だけでなく、周面の一部に平面を含む非円形管体の製造にも、この発明の非円形管体の製造方法及び管体成形装置を用いることができる。
2 メインロール
3 サブロール
4 サポートロール
5 制御部
6 当接部材
7 移動駆動部
10 円筒成形装置
100 溶接装置
M1 第1モータ(回転駆動部)
M2 第2モータ(回転駆動部)
M4 昇降モータ
W ワーク

Claims (5)

1本のメインロールに対して2本のサブロールを互いの中心軸を平行に配置するとともに、前記2本のサブロールをそれぞれの中心軸を結ぶ直線に直交する前記メインロールの中心線に平行な移動方向に沿って一体的に移動自在に支持し、
可塑性板状体のワークの表裏面にそれぞれ前記メインロールの周面及び前記2本のサブロールの周面を接触させた状態で、前記2本のサブロールを互いに同方向で且つ前記メインロールと反対方向に前記メインロールと同一の周速で回転させつつ、前記ワークの成形半径の増加又は減少に応じて前記2本のサブロールを前記移動方向に沿って前記メインロールに対して離間又は近接する方向に移動させて前記ワークを非円形断面の管状に成形した後、
前記ワークの互いに平行な2端部を接合する非円形管体の製造方法。
回転自在に支持された1本のメインロールと、
それぞれの中心軸を前記メインロールの中心軸に平行に配置して回転自在、且つそれぞれの中心軸を結ぶ直線に直交する前記メインロールの中心線に平行な移動方向に沿って一体的に移動自在に支持された2本のサブロールと、
前記2本のサブロールが互いに同方向で且つ前記メインロールと反対方向に前記メインロールと同一の周速で回転するように、前記メインロール及び前記2本のサブロールに回転を供給する回転駆動部と、
前記2本のサブロールを前記移動方向に沿って一体的に移動させる移動駆動部と、
可塑性板状体のワークの表裏面にそれぞれ前記メインロールの周面及び前記2本のサブロールの周面を接触させた状態で、前記メインロール及び前記2本のサブロールが回転する間に、前記ワークの成形半径の増加又は減少に応じて前記2本のサブロールが前記メインロールに対して離間又は近接するように、前記回転駆動部及び前記移動駆動部の動作を制御する制御部と、
を備えた管体成形装置。
前記メインロールを挟んで前記2本のサブロールの反対側で前記ワークの内周面に選択的に当接する当接部材を備えた請求項2に記載の管体成形装置。
前記メインロールを挟んで前記2本のサブロールの反対側で前記メインロールを全長にわたって保持するサポート部材を備えた請求項2又は3に記載の管体成形装置。
前記2本のサブロールを挟んで前記メインロールの反対側の位置、及び前記2本のサブロールで前記2本のサブロールの中心軸を結ぶ直線上の外側の位置で、前記2本のサブロールのそれぞれの周面に全長にわたって当接する複数本のサポートロールを備えた請求項2乃至4の何れかに記載の管体成形装置。
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