JP2020126770A - セラミックヒータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエハの面内温度を均一にする。【解決手段】静電チャックヒータ20は、セラミックプレート22と、冷却プレート30とを備える。セラミックプレート22は、上面にウエハ載置面22aが設けられ、内周側及び外周側ヒータ電極26,28を有する。冷却プレート30は、セラミックプレート22の下面22bに取り付けられている。冷却プレート30を上下方向に貫通する内周側及び外周側センサ穴36,38は、セラミックプレート22の温度を検出する内周側及び外周側温度センサS1,S2を配置するのに用いられる。内周側ヒータ電極26のうち内周側センサ穴36の直上部分を含む所定領域の発熱密度は、所定領域以外の部分の発熱密度よりも小さい。外周側ヒータ電極28のうち外周側センサ穴38の直上部分を含む所定領域の発熱密度は、所定領域以外の部分の発熱密度よりも小さい。【選択図】図3

Description

本発明は、セラミックヒータに関する。
半導体製造装置においては、ウエハを加熱するためのセラミックヒータが採用されることがある。こうしたセラミックヒータとしては、特許文献1に示されるように、セラミックプレートと冷却プレートとを備えたものが知られている。セラミックプレートは、上面にウエハ載置面が設けられ、所定パターンのヒータ電極を有する。冷却プレートは、セラミックプレートの下面に接着層を介して取り付けられている。冷却プレートには、セラミックプレートの温度を検出する温度センサを配置するのに用いられる貫通穴が設けられている。そして、ウエハにプラズマ処理を施す際には、ウエハ載置面にウエハを載置した状態でプラズマを発生させ、発生したプラズマによりウエハを処理する。このとき、温度センサで検出された温度が目標温度と一致するようにヒータ電極へ供給する電力を制御する。
特開2014−132560号公報
しかしながら、特許文献1のセラミックヒータでは、ウエハのうち冷却プレートの貫通穴の直上部分は冷却プレートによる熱引きがないため局所的に高温になりやすく、ウエハの面内温度が不均一になることがあった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、ウエハの面内温度を均一にすることを主目的とする。
本発明のセラミックヒータは、
上面にウエハ載置面が設けられ、ヒータ電極を有するセラミックプレートと、
前記セラミックプレートの下面に取り付けられた冷却プレートと、
前記冷却プレートを上下方向に貫通し、前記セラミックプレートの温度を検出する温度センサを配置するのに用いられる貫通穴と、
を備えたセラミックヒータであって、
前記ヒータ電極のうち前記貫通穴の直上部分を含む所定領域の発熱密度は、前記所定領域以外の部分の発熱密度よりも小さい、
ものである。
このセラミックヒータでは、ヒータ電極のうち冷却プレートの貫通穴の直上部分を含む所定領域の発熱密度を所定領域以外の部分の発熱密度よりも小さくしている。ウエハ載置面に載置されるウエハのうち冷却プレートの貫通穴の直上部分は冷却プレートによる熱引きがないが、ヒータ電極のうち貫通穴の直上部分を含む所定領域の発熱は所定領域以外の部分の発熱よりも小さい。そのため、ウエハのうち貫通穴の直上部分が局所的に高温になるのを抑制することができる。したがって、ウエハ載置面に載置されるウエハの面内温度を均一にすることができる。なお、所定領域以外の部分は、所定領域に隣接する部分としてもよい。
なお、本明細書において、「上」「下」は、絶対的な位置関係を表すものではなく、相対的な位置関係を表すものである。そのため、セラミックヒータの向きによって「上」「下」は「左」「右」になったり「前」「後」になったりする。
本発明のセラミックヒータにおいて、前記ヒータ電極のうち前記貫通穴の直上部分を含む所定領域の電極断面積は、前記所定領域以外の部分の電極断面積よりも大きくしてもよい。こうすれば、比較的簡単に、ヒータ電極のうち貫通穴の直上部分を含む所定領域の発熱密度を、所定領域以外の部分の発熱密度よりも小さくすることができる。この場合、前記ヒータ電極は、厚みが一定で前記所定領域の幅が前記所定領域以外の部分の幅よりも広くしてもよいし、幅が一定で前記所定領域の厚みが前記所定領域以外の部分の厚みよりも厚くしてもよい。ヒータ電極を印刷で作製する場合、前者については1回の印刷で作製できるが、後者については厚みの厚い部分は複数回の印刷が必要になる。そのため、前者を採用するのが好ましい。前者において、前記ヒータ電極は、前記所定領域の幅を前記所定領域以外の部分の幅と同じにした場合でも前記貫通穴の直上部分と重なることが好ましい。
本発明のセラミックヒータにおいて、前記ヒータ電極は、前記セラミックプレートを複数のゾーンに分けたときのゾーンごとに設けられていてもよい。こうしたセラミックヒータでは、ヒータ電極ごとに温度センサを配置する必要があるため、ヒータ電極ごとに冷却プレートに貫通穴を設ける必要がある。そのため、ウエハの複数の箇所で面内温度が不均一になりやすい。したがって、本発明を適用する意義が高い。
プラズマ処理装置10の構成の概略を示す説明図。 静電チャックヒータ20の斜視図。 図2のA−A断面図。 静電チャックヒータ20の平面図。 内周側ヒータ電極26の部分平面図。 外周側ヒータ電極28の部分平面図。 内周側ヒータ電極26の別例の部分平面図。
次に、本発明のセラミックヒータの好適な一実施形態である静電チャックヒータ20について以下に説明する。図1は静電チャックヒータ20を含むプラズマ処理装置10の構成の概略を示す説明図、図2は静電チャックヒータ20の斜視図、図3は図2のA−A断面図、図4は静電チャックヒータ20の平面図である。なお、図4では、便宜上、内周側及び外周側ヒータ電極26,28を網掛けで示した。
プラズマ処理装置10は、図1に示すように、内圧を調整可能な金属製(例えばアルミニウム合金製)の真空チャンバ12の内部に、静電チャックヒータ20とプラズマを発生させるときに用いる上部電極60とが設置されている。上部電極60のうち静電チャックヒータ20と対向する面には、反応ガスをウエハ面に供給するための多数の小穴が開いている。真空チャンバ12は、反応ガス導入路14から反応ガスを上部電極60に導入可能であると共に、排気通路16に接続された真空ポンプによって真空チャンバ12の内圧を所定の真空度まで減圧可能である。
静電チャックヒータ20は、図2及び図3に示すように、ウエハWを吸着保持可能なウエハ載置面22aが上面に設けられたセラミックプレート22と、セラミックプレート22の下面22bに取り付けられた冷却プレート30とを備えている。ウエハ載置面22aには、全面にわたって高さが数μmの図示しない突起が多数形成されている。ウエハ載置面22aに載置されたウエハWは、これら突起の上面に支持される。また、ウエハ載置面22aのうち突起が設けられていない平面の数カ所には、プラズマ処理装置10の外部からHeガスが導入されるようになっている。
セラミックプレート22は、外径がウエハWの外径よりも小さいセラミック製(例えばアルミナ製とか窒化アルミ製)の円形プレートである。このセラミックプレート22には、図3に示すように、静電電極24と内周側ヒータ電極26と外周側ヒータ電極28とが埋設されている。静電電極24は、ESC電源54により直流電圧を印加可能な平面状の電極である。この静電電極24に電圧が印加されるとウエハWはクーロン力又はジョンソン・ラーベック力によりウエハ載置面22aに吸着保持され、直流電圧の印加を解除するとウエハWのウエハ載置面22aへの吸着保持が解除される。内周側ヒータ電極26は、セラミックプレート22と同じ中心を持ち直径がセラミックプレート22よりも小さい円形の内周側ゾーンZ1(図4の境界線22cの内側)に、一筆書きの要領でパターン形成されたリボン状(平板状)の抵抗発熱体である。内周側ヒータ電極26の両端に設けられた図示しない端子にヒータ電源56の電圧を印加すると、内周側ヒータ電極26は発熱して内周側ゾーンZ1を加熱する。外周側ヒータ電極28は、内周側ゾーンZ1を取り囲む環状の外周側ゾーンZ2(図4の境界線22cの外側)に、一筆書きの要領でパターン形成されたリボン状の抵抗発熱体である。外周側ヒータ電極28の両端に設けられた図示しない端子にヒータ電源58の電圧を印加すると、外周側ヒータ電極28は発熱して外周側ゾーンZ2を加熱する。各ヒータ電極26,28は、例えばW、WC、Moなどを含むペーストを印刷することによって形成されている。ペーストには、ヒータ電極26,28とセラミックプレート22との熱膨張係数差を小さくするために、セラミックプレート22と同種のセラミック粉末が含まれていてもよい。各ヒータ電極26,28の端子には、冷却プレート30の裏面から差し込まれた図示しない給電部材によってヒータ電源56,58から電圧を印加可能である。
冷却プレート30は、金属製(例えばアルミニウム製とかアルミニウム合金製)の円形プレートであり、図2に示すように、セラミックプレート22の下面22bに接着シート40を介して接着されている。この冷却プレート30は、図示しない外部冷却装置で冷却された冷媒(冷却水)が循環する冷媒流路32を有している。冷媒流路32は、冷却プレート30の全体にわたって一筆書きの要領で設けられている。冷却プレート30は、内周側センサ穴36と外周側センサ穴38とを備えている。内周側センサ穴36は、冷却プレート30を上下方向(厚さ方向)に貫通し、内周側ゾーンZ1に向かって開口している。この内周側センサ穴36には、内周側ゾーンZ1の温度を検出する内周側温度センサS1が配置される。内周側温度センサS1は、セラミックプレート22の下面22bのうち内周側センサ穴36に露出している箇所の温度を検出する。外周側センサ穴38は、冷却プレート30を上下方向に貫通し、外周側ゾーンZ2に向かって開口している。この外周側センサ穴38には、外周側ゾーンZ2の温度を検出する外周側温度センサS2が配置される。外周側温度センサS2は、セラミックプレート22の下面22bのうち外周側センサ穴38に露出している箇所の温度を検出する。各温度センサS1,S2は、温度を測定可能なセンサであれば特に限定されず、例えば、接触温度計(熱電対など)や非接触温度計(IRセンサなど)などが挙げられる。
接着シート40は、絶縁性樹脂からなる層であり、セラミックプレート22と冷却プレート30とを接着する役割を果たしている。この接着シート40は、内周側連通穴46と外周側連通穴48とを備えている。内周側連通穴46は、接着シート40を厚さ方向に貫通する円形の穴であり、内周側センサ穴36に連通している。外周側連通穴48は、接着シート40を厚さ方向に貫通する円形の穴であり、外周側センサ穴38に連通している。
内周側及び外周側ヒータ電極26,28の詳細について、図5及び図6を用いて説明する。図5は内周側ヒータ電極26の部分平面図、図6は外周側ヒータ電極28の部分平面図である。内周側ヒータ電極26のうち内周側センサ穴36の直上部分26a(図5の濃い網掛部分及び薄い網掛部分)を含む所定領域26Aの発熱密度は、所定領域26A以外の部分の発熱密度よりも小さくなるように設計されている。具体的には、内周側ヒータ電極26は、厚みが一定で所定領域26Aの幅Mが所定領域26A以外の部分の幅mよりも広くなっている。本実施形態では、所定領域26A以外の部分は、所定領域26Aに隣接する部分とした。直上部分26aは、所定領域26Aの幅Mを所定領域26A以外の部分の幅mと同じにした場合でも、内周側センサ穴36の直上部分と重なっている(図5の濃い網掛部分)。幅Mは幅mの1.2〜2.6倍とするのが好ましい。これにより、内周側ヒータ電極26の所定領域26Aの電極断面積は、所定領域26A以外の部分の電極断面積よりも大きくなっている。そのため、所定領域26Aの長手方向の両端間(長さL1)の電気抵抗は、所定領域26A以外の部分の同じ長さL1の電気抵抗よりも低い。長さL1は内周側センサ穴36の直径の1.5倍以下とするのが好ましい。
外周側ヒータ電極28のうち外周側センサ穴38の直上部分28a(図6の濃い網掛部分及び薄い網掛部分)を含む所定領域28Aの発熱密度は、所定領域28A以外の部分の発熱密度よりも小さくなるように設計されている。具体的には、外周側ヒータ電極28は、厚みが一定で所定領域28Aの幅Nが所定領域28A以外の部分の幅nよりも広くなっている。本実施形態では、所定領域28A以外の部分は、所定領域28Aに隣接する部分とした。直上部分28aは、所定領域28Aの幅Nを所定領域28A以外の部分の幅nと同じにした場合でも、外周側センサ穴38の直上部分と重なっている(図6の濃い網掛部分)。幅Nは幅nの1.2〜2.6倍とするのが好ましい。これにより、外周側ヒータ電極28の所定領域28Aの電極断面積は、所定領域28A以外の部分の電極断面積よりも大きくなっている。そのため、所定領域28Aの長手方向の両端間(長さL2)の電気抵抗は、所定領域28A以外の部分の同じ長さL2の電気抵抗よりも低い。長さL2は外周側センサ穴38の直径の1.5倍以下とするのが好ましい。
制御装置50は、CPUやROM、RAMなどを備えた周知のマイクロコンピュータを内蔵しており、各温度センサS1,S2から出力された信号や入力装置52(キーボードやマウスなど)からオペレータが入力した指令を入力すると共に、静電電極24にESC電源54を介して電力を出力したり各ヒータ電極26,28に各ヒータ電源56,58を介して電力を出力したりする。なお、静電電極24には交流の電力も供給可能であり、プラズマを発生させる際には静電電極24に高周波電圧を印加可能である。
次に、こうして構成されたプラズマ処理装置10の使用例について説明する。まず、真空チャンバ12内に静電チャックヒータ20を設置した状態で、ウエハWをセラミックプレート22のウエハ載置面22aに載置する。そして、真空チャンバ12内を真空ポンプにより減圧して所定の真空度になるように調整し、セラミックプレート22の静電電極24に直流電圧をかけてクーロン力又はジョンソン・ラーベック力を発生させ、ウエハWをセラミックプレート22のウエハ載置面22aに吸着保持する。また、ウエハ載置面22a上の図示しない突起に支持されたウエハWとウエハ載置面22aとの間にHeガスを導入する。次に、真空チャンバ12内を所定圧力(例えば数10〜数100Pa)の反応ガス雰囲気とし、この状態で、真空チャンバ12内の上部電極60とセラミックプレート22の静電電極24との間に高周波電圧を印加し、プラズマを発生させる。なお、静電電極24には静電気力を発生させるための直流電圧と高周波電圧の両方が印加されるものとしたが、高周波電圧は静電電極24の代わりに冷却プレート30に印加されるものとしてもよい。そして、発生したプラズマによってウエハWの表面がエッチングされる。制御装置50には、予めウエハWの目標温度Tが設定されている。目標温度Tは、オペレータが入力装置52を操作して設定したものである。制御装置50は、内周側温度センサS1の出力値が目標温度Tと一致するように内周側ヒータ電極26に電力を供給すると共に、外周側温度センサS2の出力値が目標温度Tと一致するように外周側ヒータ電極28に電力を供給する。つまり、内周側ヒータ電極26と外周側ヒータ電極28とは個別に制御される。
このようにしてウエハWをプラズマで処理する場合、ウエハWは両ヒータ電極26,28によって加熱されると共にプラズマによっても加熱される(プラズマ入熱)。また、ウエハWの熱はセラミックプレート22及び接着シート40を介して冷却プレート30に移動する。ウエハWのうち内周側及び外周側センサ穴36,38の直上部分は冷却プレート30による熱引きがない。しかし、内周側及び外周側ヒータ電極26,28のうち内周側及び外周側センサ穴36,38の直上部分26a,28aを含む所定領域26A,28Aの発熱は所定領域26A,28A以外の部分の発熱よりも小さい。そのため、ウエハWのうち内周側及び外周側センサ穴36,38の直上部分が局所的に高温になるのを抑制することができる。
以上詳述した実施形態によれば、内周側及び外周側ヒータ電極26,28を備えた静電チャックヒータ20において、ウエハWのうち内周側及び外周側センサ穴36,38の直上部分が局所的に高温になるのを抑制することができる。したがって、ウエハWの面内温度を均一にすることができる。
また、内周側及び外周側ヒータ電極26,28の所定領域26A,28Aの電極断面積を、所定領域26A,28A以外の部分の電極断面積よりも大きくしたため、比較的簡単に、所定領域26A,28Aの発熱密度を、所定領域26A,28A以外の部分の発熱密度よりも小さくすることができる。
更に、内周側及び外周側ヒータ電極26,28は、厚みが一定で所定領域26A,28Aの幅を所定領域26A,28A以外の部分の幅よりも広くしたため、これらのヒータ電極26,28を印刷で作製する場合、1回の印刷で作製できる。
更にまた、セラミックプレート22の2つのゾーンZ1,Z2のそれぞれに内周側及び外周側ヒータ電極26,28を設けたため、ウエハWの複数の箇所で面内温度が不均一になりやすい。したがって、本発明を適用する意義が高い。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、セラミックプレート22を内周側ゾーンZ1と外周側ゾーンZ2の2つに分割して各ゾーンZ1,Z2に各ヒータ電極26,28を配置したが、セラミックプレート22を3つ以上に分割して、ゾーンごとにヒータ電極を配置すると共に、ヒータ電極ごとに冷却プレートにセンサ穴を設けてもよい。その場合も、ヒータ電極のうちセンサ穴の直上部分を含む所定領域の発熱密度を所定領域以外の部分の発熱密度よりも小さくする。こうすれば、セラミックプレート22が3つ以上のゾーンに分割された場合でも、ウエハWの面内温度を均一にすることができる。なお、ゾーンの形状は、特に限定されず、円形や環状のほか、半円形、扇形、円弧状などとしてもよい。
上述した実施形態では、セラミックプレート22を内周側ゾーンZ1と外周側ゾーンZ2の2つに分割したが、セラミックプレート22を複数のゾーンに分割せず、1つのヒータ電極をセラミックプレート22の全体にわたって一筆書きの要領で配線してもよい。
上述した実施形態では、セラミックヒータとして静電チャックヒータ20を例示したが、静電電極24を省略してもよいし、静電電極24に代えて又は加えて高周波電圧を印加するためのRF電極を埋設してもよい。
上述した実施形態では、各ヒータ電極26,28は厚さを一定とし所定領域26A,28Aの幅を所定領域26A,28A以外の部分の幅よりも広くしたが、各ヒータ電極26,28の幅を一定とし所定領域26A,28Aの厚さを所定領域26A,28A以外の部分の厚さよりも厚くしてもよい。このようにしても、所定領域26A,28Aの発熱密度を所定領域26A,28A以外の部分の発熱密度よりも小さくすることができる。但し、ヒータ電極26,28を印刷で作製する場合、所定領域26A,28Aは複数回印刷することで厚さを厚くする必要がある。
上述した実施形態において、各ヒータ電極26,28の厚さも幅も一定とし、所定領域26A,28Aの材料に所定領域26A,28A以外の部分の材料よりも低抵抗のものを用いることにより、所定領域26A,28Aの発熱密度を所定領域26A,28A以外の部分の発熱密度より小さくしてもよい。
上述した実施形態では、各ヒータ電極26,28はリボン状(平板状)のものを用いたが、コイル状のものを用いてもよい。この場合、所定領域26A,28Aのコイルを粗く巻き、所定領域26A,28A以外の部分のコイルを密に巻くことにより、所定領域26A,28Aの発熱密度を所定領域26A,28A以外の部分の発熱密度より小さくしてもよい。
上述した実施形態において、ヒータ電極26と内周側センサ穴36との位置関係を図7のようにしてもよい。図7でも、内周側ヒータ電極26のうち内周側センサ穴36の直上部分26a(図7の濃い網掛部分及び薄い網掛部分)を含む所定領域26Aの幅Mは、所定領域26A以外の部分の幅mよりも広くなっている。また、直上部分26aは、所定領域26Aの幅Mを所定領域26A以外の部分の幅mと同じにした場合でも、内周側センサ穴36の直上部分と重なっている(図7の濃い網掛部分)。このようにしても、上述した実施形態と同様の効果が得られる。なお、ヒータ電極28も図7と同様にしてもよい。
10 プラズマ処理装置、12 真空チャンバ、14 反応ガス導入路、16 排気通路、20 静電チャックヒータ、22 セラミックプレート、22a ウエハ載置面、22b 下面、22c 境界線、24 静電電極、26 内周側ヒータ電極、26A 所定領域、26a 直上部分、28 外周側ヒータ電極、28A 所定領域、28a 直上部分、30 冷却プレート、32 冷媒流路、36 内周側センサ穴、38 外周側センサ穴、40 接着シート、46 内周側連通穴、48 外周側連通穴、50 制御装置、52 入力装置、54 ESC電源、56,58 ヒータ電源、60 上部電極、S1 内周側温度センサ、S2 外周側温度センサ、Z1 内周側ゾーン、Z2 外周側ゾーン。

Claims (5)

  1. 上面にウエハ載置面が設けられ、ヒータ電極を有するセラミックプレートと、
    前記セラミックプレートの下面に取り付けられた冷却プレートと、
    前記冷却プレートを上下方向に貫通し、前記セラミックプレートの温度を検出する温度センサを配置するのに用いられる貫通穴と、
    を備えたセラミックヒータであって、
    前記ヒータ電極のうち前記貫通穴の直上部分を含む所定領域の発熱密度は、前記所定領域以外の部分の発熱密度よりも小さい、
    セラミックヒータ。
  2. 前記ヒータ電極のうち前記貫通穴の直上部分を含む所定領域の電極断面積は、前記所定領域以外の部分の電極断面積よりも大きい、
    請求項1に記載のセラミックヒータ。
  3. 前記ヒータ電極は、厚みが一定で前記所定領域の幅が前記所定領域以外の部分の幅よりも広い、
    請求項2に記載のセラミックヒータ。
  4. 前記ヒータ電極は、幅が一定で前記所定領域の厚みが前記所定領域以外の部分の厚みよりも厚い、
    請求項2に記載のセラミックヒータ。
  5. 前記ヒータ電極は、前記セラミックプレートを複数のゾーンに分けたときのゾーンごとに設けられている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のセラミックヒータ。
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