JP2020126605A - 金券類管理システム - Google Patents

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【課題】低コスト化が可能な金券類管理システムを提供する。【解決手段】金券類Sに表示された券番号が手入力される入力手段31と、入力手段31に手入力された券番号と関連付けて金券類の在庫を管理する管理手段34,35と、金券類Sの取り扱い操作が行われる操作手段31と、操作手段31に行われる取り扱い操作に応じて、管理手段34,35で管理される券番号の情報を表示する表示手段31と、を備える。これにより、金券類の券番号を機械的に読み取るリーダが備えられていなくても、券番号と関連付けた金券類の在庫の管理が可能になる。【選択図】図1

Description

本発明は、金券類管理システムに関する。
商品券等の金券の在庫の管理を行う金券管理システムがある(例えば、特許文献1参照)。この種の金券管理システムでは、金券の在庫を管理するために、金券に付された金券番号を機械的に読み取るためのマークリーダ(OCR,MICR,磁性インキの読み取り装置等)を備えている。
特開平7−121777号公報
ところで、例えば、商品券等の金券類の売り場においては、このような券番号を機械的に読み取る手段を備えた金券類管理システムを配置するとコスト高となってしまう。このため、低コストの金券類管理システムが求められている。
本発明は、低コスト化が可能な金券類管理システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る第1の態様は、金券類に表示された券番号が手入力される入力手段と、前記入力手段に手入力された券番号と関連付けて金券類の在庫を管理する管理手段と、金券類の取り扱い操作が行われる操作手段と、前記操作手段に行われる取り扱い操作に応じて、前記管理手段で管理される券番号の情報を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
上記第1の態様によれば、金券類の券番号を機械的に読み取るリーダが備えられていなくても、券番号と関連付けた金券類の在庫の管理が可能になるため、券番号の情報を活用しつつ低コスト化が可能となって、廉価版の金券類管理システムを実現することができる。
本発明に係る第2の態様は、上記第1の態様において、金券類を保管する大金庫と、前記大金庫の金券類が一部格納される持ち運び可能な取引用保管庫と、を有し、前記管理手段は、前記大金庫内の金券類および前記取引用保管庫内の金券類の在庫を管理することを特徴とする。
上記第2の態様によれば、大金庫内から必要とする一部の金券類を取引用保管庫で金券類売り場へ移送する運用であっても、大金庫および金券類売り場各々での金券類の管理が可能になる。
本発明に係る第3の態様は、上記第1または第2の態様において、金券類は、所定の纏まった枚数の束状態およびそれ未満の端数枚数のバラ状態とで在庫管理されており、前記操作手段によって金券類の前記端数枚数での払い出し操作が行われると、前記管理手段で管理されている最も小さい券番号と、該最も小さい券番号に当該端数枚数を加算して1を減算した券番号との両方を前記表示手段に表示することを特徴とする。
上記第3の態様によれば、バラ状態の金券類の払い出し操作が行われた際に、その最初の券番号と最後の券番号とが自動で表示手段に表示されるので、払い出しの際の金券類の現物チェックが券番号によって可能となる。
本発明に係る第4の態様は、上記第1乃至第3のいずれか一態様において、金券類は、所定の纏まった枚数の束状態およびそれ未満の端数枚数のバラ状態とで在庫管理されており、前記操作手段によって金券類の前記所定の纏まった枚数での払い出し操作が行われ、前記管理手段で管理される束状態の金券類の最も小さい券番号が最初の券番号として入力されると、前記管理手段で管理される当該束状態の金券類の最も大きい券番号を最後の券番号として前記表示手段に表示することを特徴とする。
上記第4の態様によれば、束状態の金券類の払い出し操作が行われた際に、その最初の券番号が入力されると、最後の券番号が自動で表示手段に表示されるので、払い出しの際の金券類の現物チェックが券番号によって可能となる。
本発明に係る第5の態様は、上記第2の態様において、前記取引用保管庫内の金券類の在庫について現物の券番号と前記管理手段に記憶されている在庫の券番号との不一致が確認された際に、前記操作手段は、当該不一致が確認された金券類すべてについて一致するよう補正を行う洗い替え操作が可能であることを特徴とする。
上記第5の態様によれば、間違った券番号の金券類をお客へ渡してしまったような場合でも、洗い替え操作によって、残った在庫の金券類について、管理手段に記憶された券番号を、正しい現物の金券類の券番号に訂正することが可能となる。
本発明に係る第6の態様は、上記第5の態様において、前記操作手段で洗い替え操作が行われた際に、当日の取引開始前に前記管理手段に記憶されていた金券類の券番号以外の券番号に補正を行おうとした際に、これを検知して警告を行う警告手段を備えていることを特徴とする。
上記第6の態様によれば、洗い替え操作の際に、訂正できない券番号が入力された場合には警告が行われるので操作員にオペレーションミスを気づかせることが可能となる。
本発明に係る第7の態様は、上記第1乃至第6のいずれか一態様において、前記操作手段は、入力された金券類の券番号を払い出し対象から排除する排除処理が可能であることを特徴とする。
上記第7の態様によれば、金券類に不備(汚れや破れ等)が発覚した場合に、当該金券類を払い出し対象から排除すると共に、当該金券類の券番号を管理可能になる。
本発明に係る第8の態様は、金券類に表示された券番号が手入力される入力手段と、前記入力手段に手入力された券番号と関連付けて金券類の在庫を管理する管理手段と、金券類の取り扱い操作が行われる操作手段と、前記操作手段に行われる取り扱い操作に応じて、前記管理手段で管理される券番号の情報を表示する表示手段と、を備え、金券類は、所定の纏まった枚数の束状態およびそれ未満の端数枚数のバラ状態とで在庫管理されており、前記操作手段によって金券類の前記端数枚数での予約払い出し操作が行われると、前記管理手段で管理されている最も小さい券番号と、該最も小さい券番号に当該端数枚数を加算して1を減算した券番号との両方を前記表示手段に表示することを特徴とする。
上記第8の態様によれば、金券類の券番号を機械的に読み取るリーダが備えられていなくても、券番号と関連付けた金券類の在庫の管理が可能になるため、券番号の情報を活用しつつ低コスト化が可能となって、廉価版の金券類管理システムを実現することができる。また、バラ状態の金券類の予約払い出し操作が行われた際に、その最初の券番号と最後の券番号とが自動で表示手段に表示されるので、払い出しの際の金券類の現物チェックが券番号によって可能となる。
本発明に係る第9の態様は、金券類に表示された券番号が手入力される入力手段と、前記入力手段に手入力された券番号と関連付けて金券類の在庫を管理する管理手段と、金券類の取り扱い操作が行われる操作手段と、前記操作手段に行われる取り扱い操作に応じて、前記管理手段で管理される券番号の情報を表示する表示手段と、を備え、金券類は、所定の纏まった枚数の束状態およびそれ未満の端数枚数のバラ状態とで在庫管理されており、前記操作手段によって金券類の前記所定の纏まった枚数での予約払い出し操作が行われ、前記管理手段で管理される束状態の金券類の最も小さい券番号が最初の券番号として入力されると、前記管理手段で管理される当該束状態の金券類の最も大きい券番号を最後の券番号として前記表示手段に表示することを特徴とする。
上記第9の態様によれば、金券類の券番号を機械的に読み取るリーダが備えられていなくても、券番号と関連付けた金券類の在庫の管理が可能になるため、券番号の情報を活用しつつ低コスト化が可能となって、廉価版の金券類管理システムを実現することができる。また、束状態の金券類の予約払い出し操作が行われた際に、その最初の券番号が入力されると、最後の券番号が自動で表示手段に表示されるので、払い出しの際の金券類の現物チェックが券番号によって可能となる。
本発明に係る第10の態様は、上記第8または第9の態様において、前記予約払い出し操作での金券類の払い出しデータは販売集計には計上されず、予約集計に計上されることを特徴とする。
上記第10の態様によれば、予約払い出し操作での金券類の払い出しデータは販売集計には計上されず、予約集計に計上されるため、売上が立っていない予約払い出し操作での金券類の払い出しデータを、販売集計に計上しないようにできる。
本発明に係る第11の態様は、上記第10の態様において、前記予約集計の中から販売する金券類のデータが選択されると、該選択された販売する金券類のデータは前記予約集計から前記販売集計に付け替えられることを特徴とする。
上記第11の態様によれば、予約集計の中から販売する金券類のデータが選択されると、該選択された販売する金券類のデータは予約集計から販売集計に付け替えられるため、売上が立った金券類の払い出しデータを、予約集計から販売集計に付け替えることができる。
本発明によれば、低コスト化が可能な金券類管理システムを提供することができる。
本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムを概略的に示す構成図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムで管理される商品券のバラ券を概略的に示す平面図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムで管理される商品券の券束を概略的に示す平面図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの入庫画面の表示例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの入庫取消画面の表示例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの補充画面の表示例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの補充取消画面の表示例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの払出画面の表示例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの払出画面の表示例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの取消確認画面の表示例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの排除画面の表示例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの販売集計の印字例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの在庫集計の印字例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの洗い替え画面の表示例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの洗い替え画面の表示例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの商品券予約払出画面の表示例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの商品券予約払出画面の表示例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの予約集計の印字例を示す図である。 本発明に係る金券類管理システムの実施形態である商品券管理システムの在庫集計の印字例を示す図である。
本発明に係る金券類管理システムの実施形態を図面を参照して以下に説明する。
金券類管理システムの実施形態は、金券類として商品券の販売およびそれに伴う在庫の管理を行う商品券管理システム11である。商品券管理システム11は、商品券を販売する百貨店等の店舗に設置される。図1に示すように、商品券管理システム11は、店舗内の管理室に設置されて商品券Sを商品券保管領域17に保管する持ち運び不可な大元の大金庫12と、商品券Sを大金庫12と商品券売り場との間で運搬する際に格納する持ち運び可能な手提げ金庫等の取引用保管庫13と、を有している。大金庫12には、商品券保管領域17とは別に、取引用保管庫13を保管する保管庫保管領域18が設けられている。
さらに、商品券管理システム11は、商品券売り場に設置されて商品券Sを機械的に計数して設定枚数だけ払い出す商品券払出装置15と、商品券売り場に設置されて商品券Sの販売およびそれに伴う在庫の管理を行う商品券管理装置16と、を有している。商品券払出装置15の作動は商品券管理装置16によって制御される。
取引用保管庫13には、大金庫12の商品券保管領域17に保管されている商品券Sの中から、販売用として商品券売り場に運搬される一部の商品券Sが後述する補充処理を経て格納されることになり、商品券Sは取引用保管庫13に格納された状態で商品券売り場に運搬されて、取引用保管庫13から取り出されて後述する払い出し処理を経て販売される。
ここで、取引用保管庫13は、商品券Sを格納したまま、大金庫12の保管庫保管領域18に保管される運用となっている。すなわち、取引用保管庫13から商品券Sを取り出して大金庫12に保管することはない運用となっている。また、取引用保管庫13に収納された商品券Sは、取引用保管庫13とともに大金庫12に収納されても、大金庫12の在庫としては扱わず、取引用保管庫13の在庫として扱う運用となっている。
商品券払出装置15は、操作員による手動により商品券Sが集積状態でセットされる投入口21と、投入口21にセットされた商品券Sを一枚ずつに分離し取り込んで計数しつつ繰り出す計数繰出部22と、計数繰出部22で繰り出された商品券Sを取り出し可能に集積させる払出口23と、計数繰出部22を制御する払出装置制御部24と、を有している。商品券払出装置15は、払出装置制御部24が商品券管理装置16からの指令信号に基づいて、設定された枚数の商品券Sを、投入口21から計数繰出部22で計数しつつ繰り出して払出口23に集積させる。
商品券払出装置15は、その前面側の上部に投入口21が設けられており、その前面側の下部に払出口23が設けられている。投入口21には、上下に集積された状態で商品券Sがセットされることになり、計数繰出部22は投入口21にセットされた商品券Sを下側のものから順に取り込む。また、計数繰出部22は、取り込んだ順に商品券Sを払出口23を繰り出すことになり、払出口23は、繰り出された順に商品券Sを下から上へと集積させる。よって、商品券払出装置15においては、払出口23が空の状態で払い出しを行うと、払い出しの開始時に投入口21内で一番下にあった商品券Sが、払出口23においても一番下になる。そのとき、商品券Sは、投入口21において下方に向いている面が、払出口23においても下方に向くようになっている。
商品券管理装置16は、操作員による操作入力を受け付けるとともに操作員に向けて画面表示を行うタッチパネル式の操作表示部31(入力手段,操作手段,表示手段,警告手段)と、操作員に向けてアラーム等の音声出力を行う音声出力部32(警告手段)と、用紙に印字を行うプリンタ33と、これらを制御するとともに商品券払出装置15を制御する管理装置制御部34(管理手段)と、データを記憶する記憶部35(管理手段)と、を有している。
図2に示すように、商品券Sはその券表面S1上に、版数L、券番号Nおよび額面Vが表示されている。ここで、版数Lとは、商品券Sの製造時のロット番号を示す組番号であり、券番号Nが同じでも異なる版数Lであれば違う商品券Sであるため問題なしとなる。逆に券番号Nが同じで版数Lも同じ商品券Sが複数あれば、いずれかが偽造されたものとなるため問題ありとなる。すなわち、各商品券Sは、版数Lおよび券番号Nの組み合わせによって、他の商品券Sと識別される。図2に示す商品券Sの具体例では、版数Lが「1234567」であり、券番号Nが「10000001」であり、額面Vが「五百円」であることが、同一の券表面S1上に表示されている。
商品券Sは、図3に示すように、所定の束構成枚数で束ねられた券束S(a)の状態で取り扱われる場合と、図2に示すように、一枚ずつバラバラのバラ券S(b)の状態で取り扱われる場合とがある。
商品券Sは、同じ額面Vであり同じ版数Lであって券番号Nが連番のバラ券S(b)が所定の束構成枚数(例えば200枚)だけ、いずれも券表面S1を前にし、券番号Nが小さいものが前となるように番号順に重ねられ、束ねられた束状態とされて専門の納入業者から納入される運用となっている。
図3に示すように、このように束構成枚数のバラ券S(b)が束状態とされた券束S(a)は、容易にばらけないように、一束ずつ例えば透明の樹脂パックPでシュリンクパックされた状態で納入される。券束S(a)には、束構成枚数のバラ券S(b)とともに、商品券Sの額面Vと、版数Lと、最小の券番号Naと、最大の券番号Nbとが印字された表示シートHが、額面V、版数Lおよび券番号Na,Nbが目視可能な状態で同封されている。図3に示す券束S(a)の具体例では、額面Vが「五百円」であり、版数Lが「1234567」であり、最小の券番号Naが「10000001」であり、最大の券番号Nbが「10000200」であることが、表示シートHに表示されている。
商品券Sは、このように券束S(a)の状態で、後述する入庫処理を経て、店舗内の管理室に設置された大元の大金庫12の商品券保管領域17内に入庫される。よって、大金庫12の商品券保管領域17内には、商品券Sがいずれも券束S(a)の状態で収納される運用となっている。ここで、商品券保管領域17内の券束S(a)は、大金庫12を開ければ直接取り出すことができるようになっている。同一の券束S(a)を構成する束構成枚数のバラ券S(b)は、すべて版数Lが同じとなっている。
取引用保管庫13には、商品券Sの券束S(a)と、商品券Sのバラ状態のバラ券S(b)とが混在する可能性がある。取引用保管庫13に格納された券束S(a)およびバラ券S(b)は、取引用保管庫13に格納された状態のまま大金庫12の保管庫保管領域18に収納される。このため、取引用保管庫13に格納された券束S(a)およびバラ券S(b)は、大金庫12を開けても直接取り出すことはできないようになっている。
なお、取り扱われる商品券Sの券種については、任意に設定可能であるが、ここでは、千円の額面の商品券S(いわゆる千円券)と、五百円の額面の商品券S(いわゆる五百円券)の2種類のみがある場合を例にとり説明する。また、券束S(a)とされる商品券Sの束構成枚数は、任意に設定可能であるが、ここでは額面によらず200枚に設定されている場合を例にとり説明する。
まず、商品券Sの取り扱いの運用面における概要を説明する。
店舗では、当日の営業開始前に、大元の大金庫12内から当日の営業において必要とする分の商品券Sが取引用保管庫13の中に適宜移されて商品券売り場に運ばれる運用となっている。そして、商品券売り場では、お客から商品券Sの購入依頼があると、購入依頼があった商品券Sの額面および数量に応じて、商品券Sを販売する。
例えば所定の額面の200枚の商品券Sの購入依頼であった場合には、販売員は、この額面の200枚の商品券Sが束状態とされた券束S(a)をほどいて、この200枚の商品券Sを所定の商品券販売ケースに移し替えて包装しお客へ販売する運用となっている。また、例えば所定の額面の10枚の商品券Sの購入依頼があった場合には、この額面のバラ券S(b)がなければ、この額面の200枚の商品券Sが束状態とされた券束S(a)をほどいて、バラ券S(b)として、その中から商品券Sを10枚だけ取り出して所定の商品券販売ケースに移し替えて包装しお客へ販売する運用となっている。さらに、例えばその後のお客から、この額面の例えば5枚の商品券Sの購入依頼があった場合には、バラ券S(b)の残り190枚の中から5枚だけを払い出して、所定の商品券販売ケースに移し替えて包装しお客へ販売する運用となっている。
当日の営業が終了すると、商品券売り場で残った商品券Sを取引用保管庫13の中にすべて格納した上で大金庫12の保管庫保管領域18中に取引用保管庫13ごと戻して格納する運用となっている。つまり、当日の営業で必要とする商品券Sが取引用保管庫13の中に格納された状態で大金庫12から運び出され、当日の営業で残った商品券Sが取引用保管庫13の中に残置されて大金庫12の中に戻されて保管がなされるようになっている。また、大金庫12の中では、取引用保管庫13内の商品券Sと、それ以外の商品券保管領域17にある商品券Sとが区別されて在庫管理される運用となっており、このような運用が毎営業日ごとに繰り返される。
毎営業日に移送される取引用保管庫13の中には、図3に示すようにシュリンクパックされた束状態の券束S(a)と、束状態からバラされてバラ状態で残置された束構成枚数未満の端数枚数のバラ券S(b)とが混在する可能性があり得るが、その場合であっても、商品券管理システム11は、券束S(a)の状態の商品券Sとバラ券S(b)の状態の商品券Sとを区別して在庫管理するようになっている。
商品券売り場に配設される商品券管理装置16は、操作員による操作によって、操作表示部31に表示された在庫管理メニュー画面から、商品券Sの取り扱い操作としての「入庫」、「補充」、「商品券払い出し」、「集計」「洗い替え」等の各メニュー操作が可能となっている。
[入庫処理]
店舗側が、商品券Sを専門業者からシュリンクパックされた券束S(a)の状態で購入して、大金庫12内に入庫する際には、店舗側の操作員が、入庫処理操作として、商品券管理装置16の操作表示部31の在庫管理メニュー画面から「入庫」のメニューを選択する。すると、管理装置制御部34は、操作表示部31を、図4に示すように、入庫画面41にして入庫処理を行う。
この入庫画面41は、商品券管理システム11において取り扱われる額面千円の商品券S用の選択タブ42と、商品券管理システム11において取り扱われる額面五百円の商品券S用の選択タブ43と、を含んでいる。
図4は、額面五百円の商品券S用の選択タブ43が押圧操作されて選択された状態の入庫画面41を示しており、この入庫画面41は、商品券Sの版数の入力値を表示する「版数」入力値表示欄45と、券束S(a)の状態の連番からなる商品券Sの中の最も小さい券番号の入力値を表示する「最初の券番」入力値表示欄46と、枚数の入力値を表示する「枚数」入力値表示欄47と、これら「版数」入力値表示欄45、「最初の券番」入力値表示欄46および「枚数」入力値表示欄47への入力操作が行われる入力操作部51と、「戻る」ボタン52と、「入庫取消」ボタン53と、「登録」ボタン54とを含んでいる。
入力操作部51は、数字を入力する際に操作されるテンキー部61と、テンキー部61により入力された数字を表示する数字表示欄62と、テンキー部61により入力された数字を消去する際に操作される「CE」ボタン63と、版数入力時に押圧操作される「版数」ボタン65と、券番号の入力時に押圧操作される「券番」ボタン66と、枚数の入力時に押圧操作される「枚数」ボタン67とを含んでいる。
ここで、入庫画面41は、入力操作部51への入力前の初期状態では、「版数」入力値表示欄45および「最初の券番」入力値表示欄46が空欄となっており、五百円の商品券Sの枚数の「枚数」入力値表示欄47には、予め設定されたデフォルト値として200枚が表示されるようになっている。これは、額面五百円の商品券Sは、同じ版数であって券番号が連番となっている200枚が1パックの束券S(a)とされ、1パック単位で納入される運用となっているためである。なお、額面五百円の商品券Sの束券S(a)が複数パック納入される場合、同じ版数であって券番号が連番となっている商品券Sが、連番200枚ずつとなるように複数パックに分けられて納入される運用にもなっている。このように、納入される券束S(a)が1パック以外のパック数の場合、操作員は、券番号が連番の商品券Sで構成される券束S(a)に応じた商品券Sの枚数をデフォルト値にかえて入力することになる。
なお、入庫画面41は、額面千円の商品券S用の選択タブ42が押圧操作されて選択された状態でも、同様に、「版数」入力値表示欄と、「最初の券番」入力値表示欄と、「枚数」入力値表示欄と、入力操作が行われる入力操作部と、「戻る」ボタンと、「入庫取消」ボタンと、「登録」ボタンとを含んでいる。
ここで、千円の商品券Sの「枚数」入力値表示欄には、予め設定されたデフォルト値として2000枚が表示されるようになっている。これは、額面千円の商品券Sは、同じ版数であって券番号が連番となっている2000枚が、連番200枚ずつとなるように10パックの束券S(a)に分けられ、10パック単位で納入される運用となっているためである。納入される券束S(a)が10パック以外の例えば20パック等のパック数の場合、操作員は、券番号が連番の商品券Sで構成される券束S(a)に応じた商品券Sの枚数をデフォルト値にかえて入力することになる。また、納入業社からの納入される以外に、閉店した他店舗から引き取った券束S(a)を入庫する場合があり、この場合も、操作員は、券番号が連番の商品券Sで構成される券束S(a)に応じた商品券Sの枚数をデフォルト値にかえて入力することになる。
具体的に、例えば、額面五百円の200枚の商品券Sで構成される券束S(a)を合計5束入庫する場合であって、これら5束それぞれの表示シートHに表示されている版数Lがすべて同じであり、これら5束それぞれの表示シートHに表示されている最小の券番号Naおよび最大の券番号Nbから、5束を構成する商品券Sの券番号がすべて連番である場合に、操作員は、まず、図4に示すように、入庫画面41において、額面千円の商品券S用の選択タブ42と、額面五百円の商品券S用の選択タブ43とのうちから、額面五百円の商品券S用の選択タブ43を押圧操作して選択する。
そして、操作員は、入力操作部51を用いて5束共通の版数を入力する。すなわち、操作員は、入力操作部51のテンキー部61を操作して版数を入力し、入力された版数の数字表示欄62での表示を確認しつつ、「版数」ボタン65を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、版数を表示する「版数」入力値表示欄45に、この入力された版数を表示させる。図4では、版数として「1234567」が入力され、これを「版数」入力値表示欄45に表示している状態を示している。
また、操作員は、入力操作部51を用いて、5束それぞれの表示シートHに表示されている各最小の券番号Naのうちの最も小さい番号を入力する。すなわち、操作員は、入力操作部51のテンキー部61を操作して最も小さい番号を入力し、入力された券番号の数字表示欄62での表示を確認しつつ、「券番」ボタン66を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、図4に示すように、最も小さい券番号を表示する「最初の券番」入力値表示欄46に、この入力された券番号を表示させる。図4では、最も小さい券番号として「10000001」が入力され、これを「最初の券番」入力値表示欄46に表示している場合を示している。このように、操作表示部31には、商品券Sに表示された券番号が手入力される。
さらに、操作員は、入力操作部51を用いて、5束分の商品券Sの合計枚数を入力する。すなわち、操作員は、入力操作部51のテンキー部61を操作して枚数を入力し、入力された枚数の数字表示欄62での表示を確認しつつ、「枚数」ボタン67を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、入庫画面41の枚数を表示する「枚数」入力値表示欄47に、この入力された枚数を表示させる。図4では、デフォルト値の「200」にかえて、5束分の枚数である「1000」が入力され、これを「枚数」入力値表示欄47に表示している場合を示している。
次に、これらの数値を確定して登録する場合、操作員は、「登録」ボタン54を押圧操作することになる。この操作によって、管理装置制御部34が、「登録」ボタン54が押圧操作された入庫日時と、入庫画面41に入力された上記の情報とを、後述する補充処理に関して取引用保管庫13へ未補充である旨および後述する払い出し処理に関して未払い出しである旨を含む管理データとして商品券管理装置16の記憶部35に記憶すると共に、プリンタ33によって、この管理データを用紙に印字する。これにより、大金庫12への商品券Sの入庫管理が可能となる。
すなわち、例えば、券種として額面五百円の商品券Sが選択され、版数として「1234567」が入力され、最も小さい券番号として「10000001」が入力され、枚数として「1000」枚が入力されて、「登録」ボタン54が押圧操作される。
すると、管理装置制御部34は、取引用保管庫13に未補充かつ未払い出しの管理データである旨と、「登録」ボタン54が押圧操作された日時である入庫日時としての例えば「2018/12/14 11:00」と、版数がいずれも「1234567」であって、券番号「10000001」〜「10000200」までの連番の200枚の券束S(a)の状態の五百円の商品券Sと、版数がいずれも「1234567」であって、券番号「10000201」〜「10000400」までの連番の200枚の券束S(a)の状態の五百円の商品券Sと、版数がいずれも「1234567」であって、券番号「10000401」〜「10000600」までの連番の200枚の券束S(a)の状態の五百円の商品券Sと、版数がいずれも「1234567」であって、券番号「10000601」〜「10000800」までの連番の200枚の券束S(a)の状態の五百円の商品券Sと、版数がいずれも「1234567」であって、券番号「10000801」〜「10001000」までの連番の200枚の券束S(a)の状態の五百円の商品券Sとが、大金庫12に入庫されたことを記憶部35に記憶する。言い換えれば、この管理データは、券番号「10000001」〜「10001000」までの連番の1000枚の五百円の商品券Sが大金庫12に入庫されたことを示すデータである。
なお、情報が入力された状態の入庫画面41において、上記のように「登録」ボタン54が押圧操作されると、管理装置制御部34は、操作表示部31を、選択タブ42,43のうち直前に選択されていた選択タブが選択され、「版数」入力値表示欄45および「最初の券番」入力値表示欄46が空欄とされ、「枚数」入力値表示欄47がデフォルト値を表示させた初期状態の入庫画面41に戻す。
また、情報が入力された状態の入庫画面41において、上記のように「登録」ボタン54ではなく、「戻る」ボタン52が押圧操作されると、管理装置制御部34は、上記のように入力された情報を記憶部35に記憶することなく消去し、また、プリンタ33による印字も行わずに、操作表示部31の表示を在庫管理メニュー画面に戻す。
ここで、直前の入庫処理で登録した管理データを取り消したい場合に、操作員は、初期状態の入庫画面41上で、「入庫取消」ボタン53を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、直前の入庫処理で登録した、取引用保管庫13に未補充かつ未払い出しの管理データを記憶部35から読み出し、図5に示すように、この管理データに基づく入庫取消画面71を表示させる。入庫取消画面71は、額面千円の商品券S用の選択タブ72と、額面五百円の商品券S用の選択タブ73とを有している。
図5は、五百円の商品券S用の選択タブ73が押圧操作されて選択された状態の入庫取消画面71を示しており、この状態の入庫取消画面71は、直前の額面五百円の商品券Sの入庫処理で記憶部35に記憶した、取引用保管庫13に未補充かつ未払い出しの管理データに含まれる入庫日時を表示する「入庫日時」表示欄75と、この管理データに含まれる版数を表示する「版数」表示欄76と、この管理データに含まれる最も小さい券番号を表示する「最初の券番」表示欄77と、この管理データに含まれる枚数を表示する「枚数」表示欄78と、「戻る」ボタン81と、「取消」ボタン82とを含んでいる。
具体的に、図5に示す例では、券種が額面五百円の商品券Sであることを示す選択タブ73が押圧操作されて選択された状態であり、入庫取消画面71には、上記のように額面五百円の商品券Sの直前の入庫処理で記憶部35に記憶された管理データに基づいて、「入庫日時」表示欄75に、直前に入庫処理が行われた券束S(a)の入庫日時である「2018/12/14 11:00」を表示し、「版数」表示欄76に、直前に入庫処理が行われた券束S(a)の版数である「1234567」を表示し、「最初の券番」表示欄77に、直前に入庫処理が行われた券束S(a)の最小の券番号「10000001」を表示し、「枚数」表示欄78に、直前に入庫処理が行われた券束S(a)の枚数である「1000」を表示している。
なお、図示は略すが、券種が額面千円の商品券Sであることを示す選択タブ72が押圧操作されて選択された状態では、額面千円の商品券Sの直前の入庫処理で記憶部35に記憶された管理データに基づいて、同様に、入庫取消画面71には、「入庫日時」表示欄に入庫日時を、「版数」表示欄に商品券Sの版数を、「最初の券番」表示欄に商品券Sの最初の券番号を、「枚数」表示欄に枚数を、それぞれ表示する。
入庫取消画面71で、操作員が「取消」ボタン82を押圧操作すると、管理装置制御部34は、入庫取消処理を実行して、入庫取消画面71に表示している、直前の入庫処理にて記憶部35に記憶された管理データを記憶部35から削除すると共に、削除された管理データをプリンタ33によって用紙に印字する。そして、操作表示部31の表示を初期状態の入庫画面41に戻す。このとき、操作員は、用紙に印字された削除された管理データの券束S(a)が大金庫12内にあることを確認する。
なお、同じ入庫取消画面71で、「取消」ボタン82ではなく、「戻る」ボタン81が押圧操作されると、管理装置制御部34は、直前の入庫処理にて記憶部35に記憶された管理データを記憶部35から削除することなく、また、プリンタ33による印字も行わずに、操作表示部31の表示を初期状態の入庫画面41に戻す。
なお、大金庫12に入庫される複数束の券束S(a)のうちのいずれかの券束S(a)の版数が、他とは異なる版数である場合、この券束S(a)については、別に入庫処理を行う。また、入庫される複数束の券束S(a)のうちのいずれかの束が、他とは連番にならない場合、この券束S(a)についても、別に入庫処理を行う。
[補充処理]
営業日に、大金庫12から商品券Sを持ち出して商品券売り場に移送する際には、操作員は、必要とする分の商品券Sを取引用保管庫13の中に補充して移送することになる。その際に、操作員は、補充処理操作として、商品券管理装置16の操作表示部31の在庫管理メニュー画面から「補充」のメニューを選択する。すると、管理装置制御部34は、操作表示部31を、図6に示すような補充画面91にして補充処理を行う。この補充画面91は、額面千円の商品券S用の選択タブ92と、額面五百円の商品券S用の選択タブ93と、を含んでいる。
図6は、額面五百円の商品券S用の選択タブ93が押圧操作されて選択された状態の補充画面91を示しており、この補充画面91は、額面五百円の商品券S用の、記憶部35に記憶されている補充処理に関する情報を含む管理データに基づいて、大金庫12に入庫された額面五百円の商品券Sの券束S(a)の情報を、補充処理に関する情報を含んでリストにして表示するリスト表示部95を有している。
リスト表示部95は、券束S(a)を構成する商品券Sの版数を表示する版数表示欄101と、この券束S(a)を構成する連番の券番号を表示する券番号表示欄102と、この券束S(a)の補充処理に関する状態を表示する状態表示欄103とを、同列の列表示105として表示している。リスト表示部95では、このような列表示105を、券束S(a)毎に、版数の小さい順、同じ版数の場合は券番号の小さい順に並べて表示している。補充画面91は、「戻る」ボタン112と、「補充取消」ボタン113と、「登録」ボタン114とを含んでいる。
ここで、券束S(a)が、大金庫12から取引用保管庫13に補充済みである場合は、この券束S(a)の列表示105の状態表示欄103には、補充処理に関する情報として、補充済みである旨と、補充日時とを表示させることになり、大金庫12から取引用保管庫13に補充済みでない券束S(a)の列表示105の状態表示欄103は、空欄としている。
管理装置制御部34は、券束S(a)が補充済みである場合の列表示105を、このような状態表示欄103の表示を含めて、補充済みでない基本表示パターンの列表示105とは異なる補充済み表示パターン(図6のハッチング部分参照)として、視覚的に明確に区別する。例えば、列表示105の基本表示パターンは、状態表示欄103が空欄とされ、背景が白色でテキストが黒色とされる。また、列表示105の補充済み表示パターンは、状態表示欄103に、補充済みである旨と補充日時とを表示させ、例えば背景が灰色でテキストが黒色とされる。
また、管理装置制御部34は、基本表示パターンの列表示105が、取引用保管庫13への補充の選択のために押圧操作されると、その列表示105の状態表示欄103に、補充処理に関する情報として、選択されたことを示す「取引用保管庫へ補充」のテキストを表示させることになる。
なお、管理データに基づいて基本表示パターンで表示された列表示105のみが、補充処理に関する情報として、未補充かつ未払い出しである旨の情報を、状態表示欄103を空欄とすることで表示しており、このように基本表示パターンで表示された列表示105のみが、取引用保管庫13への補充対象としての選択が可能となっている。言い換えれば、補充済み表示パターンで表示された列表示105のみが、補充処理に関する情報として、補充済みである旨の情報を含む管理データを表示させており、補充済み表示パターンで表示された列表示105は、取引用保管庫13への補充対象としての選択が不可となっている。
管理装置制御部34は、基本表示パターンから押圧操作された選択状態の列表示105を、このような状態表示欄103の表示を含めて、基本表示パターンおよび補充済み表示パターンとは異なる選択済み表示パターン(図6の網掛け部分参照)として、視覚的に明確に区別する。列表示105の選択済み表示パターンは、例えば、状態表示欄103に「取引用保管庫へ補充」のテキストを表示させ、背景が緑色でテキストが黒色とされる。言い換えれば、選択済み表示パターンは、他の基本表示パターンおよび補充済み表示パターンよりも目立つカーソル表示となっている。
ここで、このように選択状態にある列表示105が再度押圧操作されると、管理装置制御部34は、この列表示105の選択を解除し、その列表示105を、基本表示パターンに戻す。すなわち、補充済みでない券束S(a)の補充済みへの選択は、変更が可能となっている。
なお、同一の補充処理で、券束S(a)を複数束、取引用保管庫13に補充する場合、操作員は、選択する複数の列表示105を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、押圧操作された複数の列表示105を、すべて選択状態として、これらの列表示105を選択済み表示パターンにする。
ここで、補充画面91は、額面千円の商品券S用の選択タブ92が押圧操作されて選択された状態でも、同様に、額面千円の商品券S用の管理データに基づいて、大金庫12に入庫された額面千円の商品券Sの券束S(a)の情報を、補充処理の情報とともにリストにして表示するリスト表示部と、「戻る」ボタンと、「補充取消」ボタンと、「登録」ボタンとを含んでいる。
なお、同一の補充処理で、額面五百円の200枚の商品券Sで構成される券束S(a)と、額面千円の200枚の商品券Sで構成される券束S(a)とを、取引用保管庫13に補充する場合、額面五百円の商品券S用の選択タブ93を押圧操作して、所望の列表示105を押圧操作して選択済み表示パターンにするとともに、額面千円の商品券S用の選択タブ92を押圧操作して、同様に所望の列表示を押圧操作して選択済み表示パターンにすることになる。
具体的に、例えば、額面五百円の200枚の商品券Sで構成される券束S(a)を1束、大金庫12から取引用保管庫13に補充する場合、操作員は、まず、図6に示すように、補充画面91において、額面千円の商品券S用の選択タブ92と、額面五百円の商品券S用の選択タブ93とのうちから、額面五百円の商品券S用の選択タブ93を押圧操作して選択する。
そして、操作員は、補充する額面五百円の商品券Sの券束S(a)の列表示105を押圧操作して選択する。すると、管理装置制御部34は、押圧操作された列表示105の状態表示欄103に「取引用保管庫へ補充」のテキストを表示させて、この列表示105を選択済み表示パターンで表示する。図6では、版数が「1234567」であり、券番号が「10000401」〜「10000600」の商品券Sで構成される券束S(a)を押圧操作により選択した状態を示している。
なお、額面五百円の200枚の商品券Sで構成される券束S(a)を複数束、大金庫12から取引用保管庫13に補充する場合、操作員は、所望の複数の列表示105を押圧操作して選択済み表示パターンにする。また、額面五百円の200枚の商品券Sで構成される券束S(a)に合わせて、額面千円の200枚の商品券Sで構成される券束S(a)を、取引用保管庫13に補充する場合、その後、額面千円の商品券S用の選択タブ92を押圧操作により選択して、同様に所望の列表示を押圧操作して選択済み表示パターンにする。
次に、操作員は、「登録」ボタン114を押圧操作することになる。この操作によって、管理装置制御部34が、補充処理にて選択されて選択済み表示パターンとされた券束S(a)について記憶部35に記憶されている版数および券番号を含む管理データに対し、「登録」ボタン114が押圧操作された補充日時を加えて記憶すると共に、払い出し処理に関する情報を未払い出しの旨のまま、補充処理に関する情報を、未補充から補充済みである旨に変更して記憶する。加えて、管理装置制御部34は、プリンタ33によって、これら補充日時および補充済みである旨を含む管理データを用紙に印字する。これにより、大金庫12において取引用保管庫13へ出庫された商品券Sと、取引用保管庫13において大金庫12から補充された商品券Sとの管理が可能となる。
すなわち、例えば、券種として額面五百円の商品券Sが選択され、版数が「1234567」の券番号が「10000401」〜「10000600」の券束S(a)の列表示105が押圧操作されて、「登録」ボタン114が押圧操作されると、管理装置制御部34は、版数が「1234567」の券番号が「10000401」〜「10000600」の券束S(a)の管理データに、「登録」ボタン114が押圧操作された補充日時である例えば「2018/12/15 11:00」を加えて記憶するとともに、この管理データの払い出し処理に関する情報を未払い出しのまま、補充処理に関する情報を、未補充から補充済みである旨に変更して記憶する。
補充画面91において、このように「登録」ボタン114が押圧操作されると、管理装置制御部34は、今回補充が行われた券束S(a)の列表示105を補充済み表示パターンとした補充画面91を操作表示部31に表示させる。
なお、同じ補充画面91で、上記のように「登録」ボタン114ではなく、「戻る」ボタン112が押圧操作されると、管理装置制御部34は、管理データを変更することなく、プリンタ33による印字も行わずに、操作表示部31の表示を在庫管理メニュー画面に戻す。
また、直前の補充処理で、補充処理に関する情報が補充済みである旨の情報に変更された管理データを、補充処理に関する情報が未補充である旨の管理データに戻したい場合に、操作員は、同じ補充画面91上で、「補充取消」ボタン113を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、管理データを記憶部35から読み出し、これに基づいて、図7に示すように、操作表示部31に補充取消画面121を表示させる。補充取消画面121は、額面千円の商品券S用の選択タブ122と、額面五百円の商品券S用の選択タブ123とを有している。
図7は、額面五百円の商品券S用の選択タブ123が押圧操作されて選択された状態を示しており、記憶部35に記憶されている額面五百円の商品券S用の管理データに基づいて、大金庫12に入庫された額面五百円の商品券Sの券束S(a)の情報を、補充処理の情報を含んでリストにして表示するリスト表示部125を有している。
リスト表示部125は、券束S(a)を構成する商品券Sの版数を表示する版数表示欄131と、この券束S(a)を構成する連番の券番号を表示する券番号表示欄132と、この券束S(a)の補充処理の状態を表示する状態表示欄133とを、同列の列表示135として表示している。リスト表示部125では、このような列表示135を、券束S(a)毎に、版数の小さい順、同じ版数の場合は券番号の小さい順に並べて表示している。補充取消画面121は、「戻る」ボタン141と、「取消」ボタン142とを含んでいる。
ここで、リスト表示部125の状態表示欄133には、補充処理に関する情報として、券束S(a)が取引用保管庫13に補充済みである場合は、補充済みである旨と補充日時とを表示させることになり、補充済みでない列表示105は空欄としている。よって、直前に補充処理が行われた券束S(a)の列表示135の状態表示欄133も、補充済みである旨と補充日時とを表示させている。
管理装置制御部34は、直前に補充処理が行われた以外であって補充済みである場合の列表示135を、このような状態表示欄133の表示を含めて、補充済みでない基本表示パターンの列表示135とは異なる補充済み表示パターン(図7のハッチング部分参照)として、視覚的に明確に区別する。例えば、列表示135の基本表示パターンは、未補充であることを示すように状態表示欄133が空欄とされ、背景が白色でテキストが黒色とされる。また、列表示135の直前に補充処理が行われた以外の補充済み表示パターンは、状態表示欄133に補充済みである旨と補充日時とを表示させ、例えば背景が灰色でテキストが黒色とされる。
また、管理装置制御部34は、補充取消画面121において、直前に補充処理が行われた額面五百円の商品券Sの券束S(a)の列表示135を、基本表示パターンおよび補充済み表示パターンとは異なる、取消対象表示パターン(図7の網掛け部分参照)として、視覚的に明確に区別する。列表示135の取消対象表示パターンは、例えば、背景が緑色でテキストが黒色とされる。言い換えれば、取消対象表示パターンは、他の基本表示パターンおよび補充済み表示パターンよりも目立つカーソル表示となっている。
ここで、補充取消画面121は、額面千円の商品券S用の選択タブ122が押圧操作されて選択された状態でも、同様に、額面千円の商品券S用の、補充処理に関する情報を含む管理データに基づいて、大金庫12に入庫された額面千円の商品券Sの券束S(a)の情報を、補充処理の情報とともにリストにして表示するリスト表示部と、「戻る」ボタンと、「取消」ボタンとを含んでいる。そして、管理装置制御部34は、直前に補充処理が行われた額面千円の商品券Sの券束S(a)の列表示135を取消対象表示パターンとする。
具体的に、図7に示す例では、券種が額面五百円の商品券Sであることを示す選択タブ123が押圧操作されて選択された状態であり、上記のように額面五百円の商品券Sの直前に補充処理が行われた管理データに基づいて、補充取消画面121の版数表示欄131に、直前に補充処理が行われた券束S(a)の版数である「1234567」を表示し、券番号表示欄132に、直前に補充処理が行われた券束S(a)の券番号である「10000401」〜「10000600」を表示し、状態表示欄133に、直前に補充処理が行われた券束S(a)の補充日時である「2018/12/15 11:00」を表示している列表示135が、他の列表示135とは異なる取消対象表示パターンで表示されている。
言い換えれば、図7に示す例では、額面五百円の券束S(a)の版数が「1234567」であって券番号が「10000001」〜「10000200」の200枚の商品券Sと、額面五百円の券束S(a)の版数が「1234567」であって券番号が「10000201」〜「10000400」の200枚の商品券Sと、額面五百円の券束S(a)の版数が「1234567」であって券番号が「10000401」〜「10000600」の200枚の商品券Sとが、補充処理済みであって、そのうちの、版数が「1234567」であって券番号が連番で「10000401」〜「10000600」の200枚の商品券Sが、直前に補充処理が行われ、今回取り消し操作を行っているカーソル表示状態である画面を示している。
補充取消画面121で、操作員が「取消」ボタン142を押圧操作すると、管理装置制御部34は、補充取消処理を実行して、補充取消画面121に取消対象表示パターンで表示している、直前の補充処理にて補充処理に関する情報が補充済みである旨の情報に書き換えられた管理データの、補充処理に関する情報を未補充である旨の情報に戻すとともに、この未補充である旨の情報を含む管理データをプリンタ33によって用紙に印字する。そして、補充取消画面121の表示において、取消対象表示パターンで表示していた直前に補充処理が行われた券束S(a)の列表示135を、基本表示パターンに戻す。このとき、操作者は、用紙に印字された管理データに基づいて、未補充に戻された、版数および券番号の券束S(a)が取引用保管庫13にあることを確認し、これを大金庫12に戻す。
具体的に、図7に示す例で、「取消」ボタン142が押圧操作されると、管理装置制御部34は、版数が「1234567」であり、券番号が「10000401」〜「10000600」であって、補充日時が「2018/12/15 11:00」の券束S(a)の管理データについて、補充処理に関する情報を、補充日時を含まない未補充である旨の情報に戻すとともに、この未補充である旨の情報を含む管理データをプリンタ33によって用紙に印字する。
ここで、補充取消画面121において、額面千円の商品券S用の選択タブ122が押圧操作されて選択された状態で、同様に、操作員が「取消」ボタン142を押圧操作すると、直前に補充処理が行われた額面千円の商品券Sの券束S(a)の管理データについて、払い出し処理に関する情報を未払い出しのまま、補充処理に関する情報を未補充である旨の情報に戻すとともに、この未補充である旨の情報を含む管理データをプリンタ33によって用紙に印字する。なお、選択タブ122,123のうち、選択された一方の取消対象表示パターンで表示されている管理データのみが、「取消」ボタン142の押圧操作によって補充取消処理される。
ここで、同じ補充取消画面121で、「取消」ボタン142ではなく、「戻る」ボタン141が押圧操作されると、管理装置制御部34は、直前に補充処理が行われた管理データをそのままで、また、プリンタ33による印字も行わずに、直前に補充処理が行われた券束S(a)の列表示135を、補充済み表示パターンに戻した補充画面91を操作表示部31に表示させる。
なお、以上においては、商品券売り場に設置された商品券払出装置15および商品券管理装置16で入庫処理、入庫取消処理、補充処理および補充取消処理を行うものとしたが、商品券払出装置15および商品券管理装置16を持ち運び可能として大金庫12の近傍に運んで入庫処理、入庫取消処理、補充処理および補充取消処理を行うようにしても良い。あるいは、商品券売り場に設置された商品券払出装置15および商品券管理装置16とは別に、大金庫12の近傍に、商品券売り場に設置された商品券管理装置16と連係可能な商品券管理装置を設けて、この商品券管理装置で入庫処理、入庫取消処理、補充処理および補充取消処理を行っても良い。この場合、商品券売り場に設置された商品券管理装置16と大金庫12の近傍に設置された商品券管理装置とは、管理データを共有することになる。
[払い出し処理]
商品券売り場に移送された取引用保管庫13の中の商品券Sは、そのすべてが商品券払出装置15にセットされて機械払いされる形態でも、または、そのすべてが操作員の手によって手払いされる形態でも、または、その一部が商品券払出装置15にセットされて機械払いされる形態で、且つその残りの分が操作員の手によって手払いされる形態であっても良い。
ここでは、額面千円の商品券Sは商品券払出装置15にセットされて機械払いされ、額面五百円の商品券Sは取引用保管庫13の中にそのまま保管されて操作員の手によって手払いされる形態にて説明する。
前日に商品券払出装置15にセットされた額面千円の商品券Sは、前日の営業後に残った分が商品券払出装置15から取り出され、取引用保管庫13に戻される運用となっている。その結果、当日の営業前の取引用保管庫13には、券束S(a)の状態にはない端数(つまり200枚未満)の枚数であるバラ券S(b)が収納されている。このようなバラ券S(b)が当日の営業前に商品券払出装置15にセットされることになり、その際に、バラ券S(b)は券番号の順に揃えられて券番号の最も小さい番号の商品券Sを下側にして商品券払出装置15の投入口21に番号順にセットされる運用となっている。
そして、商品券管理装置16の操作表示部31に所定の商品券払い出し操作が行われると、管理装置制御部34は、所定の商品券払い出し操作に応じた所定枚数の払い出し指示信号を商品券払出装置15に対して出力する。すると、商品券払出装置15の払出装置制御部24が、計数繰出部22を作動させて、投入口21にセットされた商品券Sを下から順番に1枚ずつ払出口23に繰り出し、払い出し指示信号に含まれる所定の払い出し枚数の商品券Sの払出口23への繰り出し動作が正常終了すると、計数繰出部22を停止させる。これにより、バラ券S(b)が、券番号の最も小さい番号の商品券Sから順に集積されて、払い出し枚数だけ払出口23に払い出されることになる。それとともに、払出装置制御部24は、払い出しが正常に完了した旨を含む信号を商品券管理装置16に出力する。
すると、管理装置制御部34が、操作表示部31に商品券Sの抜き取り案内を表示させる。すると、操作員が、この案内にしたがって払出口23の商品券Sを取り出す。そして、取り出した商品券Sの券番号と、商品券管理装置16の操作表示部31に案内される商品券Sの券番号との照合一致を操作員が目視で行うと共に、商品券Sに汚れや折れ、破れ等の不具合がなければ、当該商品券Sをお客へ渡して販売する運用となっている。
営業後、商品券払出装置15にセットされていたものを含む商品券売り場にある商品券Sがすべて取引用保管庫13に格納されて、そのまま、大金庫12の保管庫保管領域18に収納されることになる。取引用保管庫13は、大金庫12から取り出されると、その状態のまま、あるいは適宜補充処理を行った後、商品券売り場に運ばれる。このとき、取引用保管庫13内にある商品券Sのうち払い出し可能な版数および券番号は、記憶部35に、補充処理に関する情報が補充済みであり払い出し処理に関する情報が未払い出しである管理データとして記憶されている。
操作員が、払い出し処理操作として、商品券管理装置16の操作表示部31の在庫管理メニュー画面から「商品券払い出し」のメニューを選択する。すると、管理装置制御部34は、操作表示部31を、図8に示すように、商品券払出画面151にして商品券払い出し処理を行う。
この商品券払出画面151は、額面千円の商品券S用の選択タブ152と、額面五百円の商品券S用の選択タブ153と、を含んでいる。また、商品券払出画面151は、機械払いであることを表示する「機械払い」表示欄155と、手払いであることを示す「手払い」表示欄156とを含んでいる。
図8は、額面千円の商品券S用の選択タブ152が押圧操作されて選択されて、「機械払い」表示欄155が、「手払い」表示欄156よりも明確に表示された状態の商品券払出画面151を示している。この商品券払出画面151は、商品券Sの払い出す口数の入力値を表示する「口数」入力値表示欄161と、1口当たりの払い出し枚数の入力値を表示する「枚数」入力値表示欄162と、1口当たりの払い出し金額を表示する「金額」表示欄163と、全口数の払い出しの合計金額を表示する「合計金額」表示欄164とを含んでいる。
また、このときの商品券払出画面151は、補充処理に関する情報が補充済みであり払い出し処理に関する情報が未払い出しである管理データの中で払い出す商品券Sの中の最も小さい券番号を表示する「最初の券番」表示欄167と、同管理データの中で払い出す商品券Sの中の最も大きい券番号を表示する「最後の券番」表示欄168と、「口数」入力値表示欄161および「枚数」入力値表示欄162への入力操作が行われる入力操作部171と、「終了」ボタン172と、「排除」ボタン173と、「取消」ボタン174と、「補充」ボタン175と、「払出し」ボタン176とを含んでいる。
入力操作部171は、数字を入力する際に操作されるテンキー部181と、テンキー部181により入力された数字を表示する数字表示欄182と、テンキー部181により入力された数字を消去する際に操作される「CE」ボタン183と、口数入力時に押圧操作される「口数」ボタン185と、1口当たりの払い出し枚数の入力時に押圧操作される「枚数」ボタン186とを含んでいる。ここで、額面千円の商品券S用の選択タブ152が押圧操作されることにより機械払いが選択された場合のみ、口数についての、「口数」入力値表示欄161および「口数」ボタン185が表示されるようになっている。
具体的に、例えば、商品券払出画面151にて、額面千円の商品券Sを10枚ずつ3口、つまり30枚を払い出す場合、操作員は、図8に示すように、額面千円の商品券S用の選択タブ152を押圧操作して選択する。すると、管理装置制御部34は、「機械払い」表示欄155を「手払い」表示欄156よりも明確化した表示状態として、機械払いであることを明示する。
そして、操作員は、入力操作部171を用いて口数を入力する。すなわち、操作員は、入力操作部171のテンキー部181を操作して口数を入力し、入力された口数の数字表示欄182での表示を確認しつつ、「口数」ボタン185を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、口数を表示する「口数」入力値表示欄161に、この入力された口数を表示させる。図8では、口数として「3」が入力され、これを「口数」入力値表示欄161に表示している状態を示している。
また、操作員は、入力操作部171を用いて1口あたりの払い出し枚数を入力する。すなわち、操作員は、入力操作部171のテンキー部181を操作して1口あたりの払い出し枚数を入力し、入力された1口あたりの払い出し枚数の数字表示欄182での表示を確認しつつ、「枚数」ボタン186を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、図8に示すように、1口あたりの払い出し枚数を表示する「枚数」入力値表示欄162に、この入力された1口あたりの払い出し枚数を表示させる。図8では、1口あたりの払い出し枚数として「10」が入力され、これを「枚数」入力値表示欄162に表示している場合を示している。
このようにして、口数と、1口あたりの払い出し枚数とが入力されると、管理装置制御部34は、入力値から1口あたりの金額を自動で算出して「金額」表示欄163に表示させるとともに、入力値から全口数での合計金額を自動で算出して「合計金額」表示欄164に表示させる。図8では、1口あたりの金額が1000円×10枚の10000円であって、これを「金額」表示欄163に表示し、全口数での合計金額が1000円×30枚の30000円であって、これを「合計金額」表示欄164に表示している場合を示している。
それとともに、管理装置制御部34は、補充処理に関して取引用保管庫13へ補充済みである旨および払い出し処理に関して未払い出しである旨を含む管理データとして商品券管理装置16の記憶部35に記憶されている管理データを読み出し、その中で、額面千円の商品券Sの中の券束S(a)の状態にはない端数(つまり200枚未満)の枚数であるバラ券S(b)の券番号のグループの中から一番小さい券番号を検索する。図8を例にすると、検索して特定した券番号は「30000501」であり、管理装置制御部34は、当該券番号を「最初の券番」表示欄167に表示させる。
また、これとともに管理装置制御部34は、同管理データの中で、額面千円の商品券Sの中の券束S(a)の状態にはないバラ券S(b)の券番号のグループの中から一番小さい券番号を1番目として、順にカウントして、払い出し枚数である3口10枚の合計枚数30枚の最後となる30番目に小さい券番号を検索する。図8を例にすると、検索して特定した券番号は、30000501+30−1=「30000530」であり、管理装置制御部34は、当該券番号を「最後の券番」表示欄168に表示させる。
以上により、操作表示部31によって商品券Sの端数枚数での払い出し操作が行われると、管理装置制御部34および記憶部35で管理されているバラ券S(b)の最も小さい券番号と、この最も小さい券番号に当該端数枚数を加算して1を減算した券番号との両方を操作表示部31に表示する。
なお、ここでは、「30000501」〜「30000530」の券番号に欠番が無いケースを例示しており、この場合には、検索した最初の券番「30000501」に30を加算し、1を減算、つまりは29を加算することによって、最後の券番「30000530」が求められる。
ここで、仮に、「30000501」〜「30000530」の券番号の中に、欠番として、例えば券番号「30000502」が1つある場合、その分だけ券番がずれて、「最後の券番」が「30000531」となって「最後の券番」表示欄168に表示されることになる。また、欠番として、例えば券番号「30000510」と「30000511」との2つがあった場合には、これらの分だけ券番がずれて、「最後の券番」が「30000532」となって「最後の券番」表示欄168に表示されることになる。
そして、この状態で、「払出し」ボタン176が押圧操作されると、管理装置制御部34は、それまで表示していた商品券払出画面151の上に、ポップアップ画面として確認画面を表示し、この確認画面にある「確認」ボタンが押圧操作されると、商品券Sの払い出し合計枚数である30枚を含む払い出し指示信号を商品券払出装置15に対して出力する。
すると、商品券払出装置15の払出装置制御部24が、計数繰出部22を作動させて、投入口21にセットされた商品券Sを下から順番に1枚ずつ払出口23に繰り出し、払い出し指示信号に含まれる所定の払い出し枚数の商品券Sの繰り出し動作が正常終了すると、計数繰出部22を停止させる。これにより、額面千円の商品券Sのバラ券S(b)が、券番号の最も小さい番号の商品券Sから番号順に、払い出し枚数である30枚だけ払出口23に払い出されることになる。それとともに、払出装置制御部24は、払い出しが正常に完了した旨の信号を商品券管理装置16に出力する。
すると、管理装置制御部34が、操作表示部31に、商品券Sの抜き取り案内を表示させる。すると、操作員が、この案内にしたがって商品券払出装置15の払出口23の商品券Sを取り出す。このとき、操作表示部31には、「口数」入力値表示欄161、「枚数」入力値表示欄162、「金額」表示欄163、「合計金額」表示欄164、「最初の券番」表示欄167および「最後の券番」表示欄168にそれぞれ上記数値を表示させた状態の商品券払出画面151が表示されている。
よって、操作員は、商品券払出装置15の払出口23から取り出した商品券Sの最小の券番号と、操作表示部31の「最初の券番」表示欄167に表示された券番号との照合一致を目視で行うと共に、払出口23から取り出した商品券Sの最大の券番号と、操作表示部31の「最後の券番」表示欄168に表示された券番号との照合一致を目視で行い、さらに、払出口23から取り出した商品券Sに汚れや折れ、破れ等の不具合がなければ、当該商品券Sをお客へ渡して販売する。
また、上記のように、払出装置制御部24から、払い出しが正常に完了した旨の信号が出力されると、管理装置制御部34は、補充処理に関して取引用保管庫13へ補充済みである旨および払い出し処理に関して未払い出しである旨を含む管理データのうち、今回の払い出し処理で払い出した商品券Sの管理データについて、払い出し処理に関する情報を払い出し済みである旨の情報に書き換え、今回の払い出し処理に対応する取引番号および今回の払い出し処理が完了した日時情報とを加えて、記憶部35に記憶する。これにより、取引用保管庫13からの商品券Sの払い出し管理が可能となる。
このように、払い出し処理を行う際に、操作員が操作表示部31に必要事項を入力すると、管理装置制御部34が、払い出す最初の券番号と最後の券番号とを操作表示部31に自動的に表示させるので、操作員は商品券Sをお客へ手渡す前のチェックとして、当該商品券Sに付された券番号の目視によって、操作表示部31に表示された券番との照合を行うことができるようになる。
その後、「終了」ボタン172が押圧操作されると、管理装置制御部34は、プリンタ33によって、今回の払い出し処理で払い出し済みである旨の情報に書き換えた管理データ、すなわち今回の払い出し処理で払い出された商品券Sに関する情報を用紙に印字する。
図9は、額面五百円の商品券S用の選択タブ153が押圧操作されて選択されて、「手払い」表示欄156が、「機械払い」表示欄155よりも明確に表示された状態の商品券払出画面191を示している。この商品券払出画面191は、商品券Sの払い出し枚数の入力値を表示する「枚数」入力値表示欄192と、払い出し金額を表示する「金額」表示欄193と、払い出しの合計金額を表示する「合計金額」表示欄194と、を含んでいる。
また、商品券払出画面191は、払い出す商品券Sの最小の券番号の入力値を表示する「最初の券番」入力値表示欄195と、払い出す商品券Sの最大の券番号を表示する「最後の券番」表示欄196と、「枚数」入力値表示欄192および「最初の券番」入力値表示欄195への入力操作が行われる入力操作部201と、「終了」ボタン202と、「排除」ボタン203と、「取消」ボタン204と、「補充」ボタン205と、「払出し」ボタン206とを含んでいる。
入力操作部201は、数字を入力する際に操作されるテンキー部211と、テンキー部211により入力された数字を表示する数字表示欄212と、テンキー部211により入力された数字を消去する際に操作される「CE」ボタン213と、払い出す商品券Sの最小の券番号の入力時に押圧操作される「券番」ボタン215と、払い出し枚数の入力時に押圧操作される「枚数」ボタン216とを含んでいる。
具体的に、例えば、商品券払出画面191にて、額面五百円の商品券Sを10枚払い出す場合、操作員は、図9に示すように、額面五百円の商品券S用の選択タブ153を押圧操作して選択する。すると、管理装置制御部34は、「手払い」表示欄156を「機械払い」表示欄155よりも明確化した状態として、手払いであることを明示する。
そして、操作員は、入力操作部201を用いて払い出し枚数を入力する。すなわち、操作員は、入力操作部201のテンキー部211を操作して払い出し枚数を入力し、入力された払い出し枚数の数字表示欄212での表示を確認しつつ、「枚数」ボタン216を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、図9に示すように、払い出し枚数の「枚数」入力値表示欄192に、この入力された払い出し枚数を表示させる。図9では、払い出し枚数として「10」が入力され、これを「枚数」入力値表示欄192に表示している場合を示している。
このようにして、払い出し枚数が入力されると、管理装置制御部34は、入力値から金額を自動で算出して、「金額」表示欄193および「合計金額」表示欄194に表示させる。図9では、金額が500円×10枚の5000円であって、これを「金額」表示欄193および「合計金額」表示欄194に表示させる場合を示している。
それとともに、管理装置制御部34は、補充処理に関して取引用保管庫13へ補充済みである旨および払い出し処理に関して未払い出しである旨を含む管理データとして商品券管理装置16の記憶部35に記憶されている管理データを読み出し、その中で、額面五百円の商品券Sの中の券束S(a)の状態にはない端数(つまり200枚未満)の枚数であるバラ券S(b)の券番号のグループの中から一番小さい券番号を検索する。図9を例にすると、検索して特定した券番号は「10000401」であり、管理装置制御部34は、当該券番号を「最初の券番」入力値表示欄195に表示させる。
ここで、「最初の券番」入力値表示欄195の券番号は、変更入力することも可能である。例えば、操作員が、取引用保管庫13に番号券の順に集積されて収納されている、額面五百円のバラ券S(b)の中から、先頭にある券番号が一番小さいものから10枚を取り出して、先頭にある券番号が一番小さいものの券番号を、「最初の券番」入力値表示欄195に表示されているものと照合し、異なる場合は、入力操作部201を用いて入力する。
すなわち、操作員は、入力操作部201のテンキー部211を操作して先頭にある券番号が一番小さいものの券番号を入力し、入力された券番号の数字表示欄212での表示を確認しつつ、「券番」ボタン215を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、図9に示すように、券番号が一番小さいものの券番号を表示する「最初の券番」入力値表示欄195に、この入力された券番号を表示させる。
また、管理装置制御部34は、補充処理に関して取引用保管庫13へ補充済みである旨および払い出し処理に関して未払い出しである旨を含む管理データとして商品券管理装置16の記憶部35に記憶されている管理データを読み出し、その中で、額面五百円の商品券Sの中のバラ券S(b)の券番号のグループの中から、「最初の券番」入力値表示欄195に表示されている券番号を1番目として、順にカウントして払い出し枚数である10枚目となる10番目に小さい券番号を検索する。図9を例にすると、検索して特定した券番号は、10000401+10−1=「10000410」であり、管理装置制御部34は、当該券番号を「最後の券番」表示欄196に表示させる。
なお、ここでも、「10000401」〜「10000410」の券番号に欠番が無いケースを例示しており、この場合には、検索した最初の券番「10000401」に10を加算し、1を減算、つまりは最初の券番に9を加算することによって、最後の券番「10000410」が求められる。
ここで、仮に、「10000401」〜「10000410」の券番号の中に、欠番として、例えば券番号「10000405」が1つある場合、その分だけ券番がずれて「最後の券番」が「10000411」となって「最後の券番」表示欄196に表示されることになる。また、欠番として、例えば券番号「10000405」と「10000406」との2つがあった場合には、これらの分だけ券番がずれて「最後の券番」が「10000412」となって「最後の券番」表示欄196に表示されることになる。
そして、この状態で、「払出し」ボタン206が押圧操作されると、管理装置制御部34は、それまで表示していた商品券払出画面191の上に、ポップアップ画面として確認する旨の表示を含む図示略の確認画面を表示し、この確認画面の「確認」ボタンが押圧操作されると、操作表示部31に商品券Sの払い出し案内を表示させる。
このとき、操作表示部31には、「枚数」入力値表示欄192、「金額」表示欄193、「合計金額」表示欄194、「最初の券番」入力値表示欄195および「最後の券番」表示欄196にそれぞれ上記数値を表示させた状態の商品券払出画面191が表示されており、よって、操作員は、払い出しのため、取引用保管庫13から上記のように取り出した額面五百円のバラ券S(b)の最小の券番号と、操作表示部31の「最初の券番」入力値表示欄195に表示された券番号との照合一致を目視で行うと共に、取引用保管庫13から上記のように取り出した額面五百円のバラ券S(b)の最大の券番号と、操作表示部31の「最後の券番」表示欄196に表示された券番号との照合一致を目視で行い、さらに、これら商品券Sに汚れや折れ、破れ等の不具合がなければ、当該商品券Sをお客へ渡して販売する。
また、上記のように、「払出し」ボタン206が押圧操作された後のポップアップ画面である確認画面において「確認」ボタンが押圧操作されると、管理装置制御部34は、補充処理に関して取引用保管庫13へ補充済みである旨および払い出し処理に関して未払い出しである旨を含む管理データのうち、払い出した商品券Sの管理データについて、払い出し処理に関して払い出し済みである旨の情報に書き換え、今回の払い出し処理に対応する取引番号および今回の払い出し処理が完了した日時情報とを加えて、記憶部35に記憶する。
このように、払い出し処理を行う際に、操作員が操作表示部31に必要事項を入力すると、管理装置制御部34が、払い出す最初の券番号から最後の券番号を求めて操作表示部31に表示させるので、操作員は商品券Sをお客へ手渡す前のチェックとして、当該商品券Sに付された券番号の目視によって、操作表示部31に表示された券番との照合を行うことができるようになる。
上記のように、「払出し」ボタン206が押圧操作された後のポップアップ画面である確認画面において「確認」ボタンが押圧操作された後、「終了」ボタン202が押圧操作されると、管理装置制御部34は、プリンタ33によって、今回の払い出し処理で払い出し済みである旨に書き換えた管理データ、すなわち今回の払い出し処理で払い出された商品券Sに関する情報を用紙に印字する。
なお、以上においては、券束S(a)の状態に満たない端数(つまり200枚未満)の枚数の商品券Sを、額面千円については機械払い、額面五百円については手払いする場合について説明したが、券束S(a)の状態(200枚)の商品券Sをそのまま払い出すことも勿論可能である。
一例として、額面五百円の商品券Sを券束S(a)の状態のまま200枚手払いする操作の場合には、操作員は、図9に示すように、額面千円の商品券S用の選択タブ152および額面五百円の商品券S用の選択タブ153から、額面五百円の商品券S用の選択タブ153を選択操作し、入力操作部201を用いて、「枚数」入力値表示欄192に「200」を入力する。すると、管理装置制御部34が演算を行って、「金額」表示欄193および「合計金額」表示欄194に100000円を表示させる。
それとともに、操作員は、「最初の券番」入力値表示欄19に券束S(a)の状態の商品券Sの先頭である一番小さい券番号(例えば、「20000001」)を入力する。すると、管理装置制御部34は、補充処理に関して取引用保管庫13へ補充済みである旨および払い出し処理に関して未払い出しである旨を含む額面五百円の券束S(a)の管理データに、最小の券番号が「20000001」のものがあれば、「最後の券番」表示欄196に、自動的に求めた当該券束S(a)の一番大きい券番号(例えば、「20000200」)を表示することになる。
以上により、操作表示部31によって商品券Sの所定の纏まった枚数での払い出し操作が行われ、管理装置制御部34および記憶部35で管理される、未払い出しの束状態の商品券Sの最も小さい券番号が最初の券番号として入力されると、管理装置制御部34は、記憶部35とで管理している当該束状態の商品券Sの最も大きい券番号を最後の券番号として操作表示部31に表示する。
他方、券束S(a)の状態の商品券Sの先頭である一番小さい券番号ではない間違った券番号(例えば、「20000002」)が入力された場合や、券束S(a)の状態に満たないバラ券S(b)の券番号のグループの中の券番号が入力されると、管理装置制御部34は、補充処理に関して取引用保管庫13へ補充済みである旨および払い出し処理に関して未払い出しである旨を含む額面五百円の券束S(a)の管理データと照合することで、誤操作による不一致を認識して、操作表示部31に「間違った券番号が入力されました。券束S(a)の状態の商品券Sの先頭の一番小さい券番号を入力して下さい。」というアラーム表示を表示させることになる。
また、上記した「入庫処理」および「補充処理」と同様に、「払い出し処理」の場合においても、直前に操作を行った払い出し処理を取り消すことが可能になっている。その場合には、例えば、図8に示す、額面千円の商品券用の選択タブ152が選択された商品券払出画面151上で、「取消」ボタン174が押圧操作されると、管理装置制御部34は、図10に示すように、操作表示部31の表示を、直前の払い出し処理の情報を表示する取消確認画面221に切り替える。
この取消確認画面221は、直前の払い出し処理の取引番号を表示する「取引番号」表示欄222と、直前の払い出し処理の払い出しの口数を表示する「口数」表示欄223と、直前の払い出し処理の1口あたりの払い出し枚数を表示する「枚数」表示欄224と、直前の払い出し処理の1口あたりの払い出し金額を表示する「金額」表示欄225と、直前の払い出し処理の払い出しの全口数の合計金額を表示する「合計金額」表示欄226と、直前の払い出し処理で払い出した商品券Sの最小の券番号を表示する「最初の券番」表示欄227と、直前の払い出し処理で払い出した商品券Sの最大の券番号を表示する「最後の券番」表示欄228とを有している。
また、取消確認画面221は、「取消」ボタン231と「戻る」ボタン232とを有している。取消確認画面221の「取消」ボタン231が押圧操作されると、管理装置制御部34は、払出取消処理を実行して、直前の払い出し処理を行った際に記憶部35に記憶された管理データの払い出し処理に関する情報を、払い出し済みから未払い出しに変更し、取引番号および払い出し処理の日時情報を削除するとともに、プリンタ33によって、これらの情報を用紙に印字する。払出取消処理を実行しない場合、操作員は、取消確認画面221の「戻る」ボタン232を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、管理データを変更することなく、操作表示部31の表示を、商品券払出画面151に戻す。
[排除処理]
払い出し処理の際、特に機械払いの場合には、商品券払出装置15が商品券Sを1枚ずつ分離して投入口21から取り込んで払出口23に繰り出すことになるが、その動作の際に、例えば取り込み異常や繰り出し異常が発生して、商品券Sに汚れが付着したり、折れや破れ等の不具合が発生することも希に存在する。
そのような場合には、操作員が、商品券払出画面151において「排除」ボタン173を押圧操作し、あるいは商品券払出画面191において「排除」ボタン203を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、図11に示すように、排除画面241を操作表示部31に表示させる。排除画面241は、額面千円の商品券S用の選択タブ242と、額面五百円の商品券S用の選択タブ243と、を含んでいる。
図11は、額面五百円の商品券S用の選択タブ243が押圧操作されて選択された状態の商品券払出画面151を示しており、この商品券払出画面151は、額面五百円の商品券S用の、補充処理に関する情報および払い出し処理に関する情報を含む管理データに基づいて、額面五百円の商品券Sの情報を、払い出し処理に関する情報を含んでリストにして表示するリスト表示部245を有している。
リスト表示部245は、商品券Sの版数を表示する版数表示欄251と、この商品券Sの券番号を表示する券番号表示欄252と、この商品券Sの払い出し処理に関する情報を表示する状態表示欄253とを、同列の列表示255として表示している。リスト表示部245では、このような列表示255を、商品券S毎に、版数の小さい順、同じ版数の場合は券番号の小さい順に並べて表示している。排除画面241は、「戻る」ボタン261と、「排除」ボタン262とを含んでいる。
ここで、リスト表示部245の状態表示欄253には、払い出し処理に関する情報として、商品券Sが払い出し済みである場合は、払い出し済みである旨と払い出し日時とを表示させることになり、払い出し済みでない商品券Sの列表示255の状態表示欄253は空欄としている。
管理装置制御部34は、商品券Sが払い出し済みである場合の列表示255を、このような状態表示欄253の表示を含めて、商品券Sが払い出し済みでない基本表示パターンの列表示255とは異なる払い出し済み表示パターン(図11のハッチング部分参照)として、視覚的に明確に区別する。例えば、列表示255の基本表示パターンは、状態表示欄253が空欄とされ、背景が白色でテキストが黒色とされる。また、列表示255の払い出し済み表示パターンは、状態表示欄253に商品券Sが払い出し済みである旨と払い出し日時を表示させ、例えば背景が灰色でテキストが黒色とされる。
また、管理装置制御部34は、基本表示パターンの列表示255が、取引用保管庫13への排除処理対象の選択のために押圧操作されると、その列表示255の状態表示欄253に、排除処理に関する情報として、排除することを示す「排除する」のテキストを表示させることになる。
管理装置制御部34は、押圧操作された選択状態の列表示255を、このような状態表示欄253の表示を含めて、基本表示パターンおよび払い出し済み表示パターンとは異なる選択済み表示パターン(図11の網掛け部分参照)として、視覚的に明確に区別する。列表示255の選択済み表示パターンは、例えば、状態表示欄253に「排除する」のテキストを赤色で表示させ、背景が緑色で他のテキストが黒色とされる。言い換えれば、選択済み表示パターンは、他の基本表示パターンおよび払い出し済み表示パターンよりも目立つカーソル表示となっている。
ここで、このように選択状態にある列表示255が再度押圧操作されると、管理装置制御部34は、この列表示255の選択を解除し、その列表示255を、未払い出しのものは基本表示パターンに、払い出し済みのものは払い出し済み表示パターンに戻す。すなわち、排除処理する商品券Sの選択は、変更が可能となっている。
なお、同一の排除処理で、商品券Sを複数枚排除する場合、操作員は、選択する複数の列表示255を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、押圧操作された複数の列表示255を、すべて選択状態として、これらの列表示255を選択済み表示パターンにする。
ここで、排除画面241は、額面千円の商品券S用の選択タブ242が押圧操作されて選択された状態でも、同様に、額面千円の商品券S用の、払い出し処理に関する情報を含む管理データに基づいて、額面千円の商品券Sの情報を、払い出し処理の情報とともにリストにして表示するリスト表示部と、「戻る」ボタンと、「排除」ボタンとを含んでいる。
具体的に、例えば、額面五百円の所定の商品券Sを排除処理する場合、操作員は、まず、図11に示すように、排除画面241において、額面五百円の商品券S用の選択タブ243を押圧操作して選択し、削除する額面五百円の商品券Sの列表示255を押圧操作して選択する。すると、管理装置制御部34は、押圧操作された列表示255の状態表示欄253に「排除する」のテキストを表示させて、この列表示255を選択済み表示パターンで表示する。図11では、版数が「1234567」であり、券番号が「10000355」の商品券Sを排除処理対象として押圧操作により選択した状態を示している。
次に、操作員は、「排除」ボタン262を押圧操作することになる。この操作によって、管理装置制御部34が、記憶部35に記憶されている、この版数および券番号の商品券Sの管理データに、「排除」ボタン262が押圧操作された排除日時と、排除処理済みである旨の情報とを加えて、記憶する。加えて、管理装置制御部34は、プリンタ33によって、これら排除日時および排除処理済みである旨を含む管理データを用紙に印字する。
ここで、管理装置制御部34は、排除処理済みである旨の情報が加えられた管理データについては、上記した払い出し処理においては、払い出し済みである旨の情報が加えられた管理データとして取り扱う。言い換えれば、排除処理済みである旨の情報が加えられた管理データについては、払い出し対象から除外する。
排除画面241において、このように「排除」ボタン262が押圧操作されると、管理装置制御部34は、商品券払出画面151,191のうちの直前に表示されていたものを表示させる。すると、操作員は、排除した商品券Sを補う枚数の商品券Sについての払い出し処理を行う。
なお、同じ排除画面241で、「排除」ボタン262ではなく、「戻る」ボタン261が押圧操作されると、管理装置制御部34は、管理データを変更することなく、プリンタ33による印字も行わずに、操作表示部31を商品券払出画面151,191のうちの直前に表示されていたものに戻す。
すなわち、操作表示部31は、入力された商品券Sの券番号を払い出し対象から排除する排除処理が可能である。
以上に述べたように、管理装置制御部34および記憶部35が、入庫処理によって大金庫12への商品券Sの入庫管理を行うとともに、補充処理によって大金庫12の取引用保管庫13へ出庫された商品券Sおよび取引用保管庫13の大金庫12から補充された商品券Sの管理を行い、さらに、払い出し処理によって取引用保管庫13からの商品券Sの払い出し管理を行う。よって、管理装置制御部34および記憶部35が、操作表示部31に手入力された券番号と関連付けて商品券管理システム11における商品券Sの在庫を管理することになり、大金庫12内の商品券Sおよび取引用保管庫13内の商品券Sの在庫をそれぞれ管理することになる。その際に、管理装置制御部34および記憶部35は、所定の纏まった枚数(200枚)の束状態の束券S(a)と、それ未満の端数枚数のバラ状態のバラ券S(b)とで別々に在庫管理することになる。
また、操作表示部31は、入力される入庫処理、補充処理、払い出し処理等の取り扱い操作に応じて、管理装置制御部34および記憶部35で管理される券番号の情報を表示する。
[集計処理]
1日の営業が終了すると、操作員は、売上金の確認および商品券売り場で残った商品券Sの在庫を確認する作業を行う。すなわち、操作員が、集計処理操作として、商品券管理装置16の操作表示部31の在庫管理メニュー画面から「集計」のメニューを選択する。すると、管理装置制御部34は、記憶部35に記憶されている管理データに基づいて、図12に示すような当日分の販売された商品券Sの情報を示す「販売集計」と、図13に示すような当日分の取引用保管庫13に残る商品券Sの情報を示す「在庫集計」とをプリンタ33によって用紙に印字する。
図12に示す「販売集計」は、上記したように、額面千円の商品券Sについては機械払いされ、額面五百円の商品券Sについては手払いされる場合であり、当日分の販売された額面千円の商品券Sの機械払いについての、合計枚数を示す合計枚数表示欄271、合計金額を示す合計金額表示欄272、払い出された商品券Sの版数を示す版数表示欄273および連番での券番号を示す券番号表示欄274を有している。図12に示す例では、連番が途切れているため、版数を示す版数表示欄273および連番での券番号を示す券番号表示欄274が複数段に分かれている。
具体的に、図12に示す例では、合計枚数表示欄271が「25枚」を表示し、合計金額表示欄272が「25000円」を表示し、1段目の版数表示欄273および券番号表示欄274が「1234567」および「0000000001」〜「0000000011」を表示し、2段目の版数表示欄273および券番号表示欄274が「1234567」および「0000000014」〜「0000000027」を表示している。
また、図12に示す「販売集計」は、当日分の販売された額面千円の商品券Sの手払いについての、合計枚数を示す合計枚数表示欄281および合計金額を示す合計金額表示欄282を有しており、当日分の販売された額面千円の商品券Sについての、全合計枚数を示す合計枚数表示欄285および全合計金額を示す合計金額表示欄286を有している。
具体的に、図12に示す例では、額面千円の商品券Sの手払いはないため、合計枚数表示欄281は「0枚」、合計金額表示欄282は「0円」であり、合計枚数表示欄285が「25枚」を表示し、合計金額表示欄286が「25000円」を表示している。
また、図12に示す「販売集計」は、当日分の販売された額面五百円の商品券Sの機械払いについての、合計枚数を示す合計枚数表示欄291および合計金額を示す合計金額表示欄292と、当日分の販売された額面五百円の商品券Sの手払いについての、合計枚数を示す合計枚数表示欄293、合計金額を示す合計金額表示欄294、版数を示す版数表示欄295および連番での券番号を示す券番号表示欄296、を含んでいる。
また、図12に示す「販売集計」は、当日分の販売された額面五百円の商品券Sについての、全合計枚数を示す合計枚数表示欄298および全合計金額を示す合計金額表示欄299を有しており、当日分の販売された商品券Sの購入者の人数を示す人数表示欄301と、当日分の販売された商品券Sの総額を示す総額表示欄302とを有している。
具体的に、図12に示す例では、額面五百円の商品券Sの機械払いはないため、合計枚数表示欄291は「0枚」、合計金額表示欄292は「0円」であり、手払いについての、合計枚数表示欄293が「3枚」を表示し、合計金額表示欄294が「1500円」を表示し、版数表示欄295および券番号表示欄296が「1234567」および「0000000001」〜「0000000003」を表示し、合計枚数表示欄298が「3枚」を表示し、合計金額表示欄299が「1500円」を表示し、人数表示欄301が「1人」を表示し、総額表示欄302が「26500円」を表示している。
図13に示す「在庫集計」は、額面千円の券束S(a)の大金庫12の商品券保管領域17にある残り(取引用保管庫13内の残りは除く)についての、合計枚数を示す合計枚数表示欄311、合計金額を示す合計金額表示欄312、版数を示す版数表示欄313および連番での券番号を示す券番号表示欄314を有している。図13に示す例では、額面千円の券束S(a)が複数あるため、版数を示す版数表示欄313および連番での券番号を示す券番号表示欄314が複数段表示されている。
具体的に、図13に示す例では、合計枚数表示欄311が「800枚」を表示し、合計金額表示欄312が「800000円」を表示し、1段目の版数表示欄313および券番号表示欄314が「1234567」および「0000000201」〜「0000000400」を表示し、2段目の版数表示欄313および券番号表示欄314が「1234567」および「0000000401」〜「0000000600」を表示し、3段目の版数表示欄313および券番号表示欄314が「1234567」および「0000000601」〜「0000000800」を表示し、4段目の版数表示欄313および券番号表示欄314が「1234567」および「0000000801」〜「0000001000」を表示している。
また、図13に示す「在庫集計」は、額面五百円の券束S(a)の大金庫12の商品券保管領域17にある残り(取引用保管庫13内の残りは除く)についての、合計枚数を示す合計枚数表示欄321、合計金額を示す合計金額表示欄322、版数を示す版数表示欄323および連番での券番号を示す券番号表示欄324を有しており、大金庫12にある残り(取引用保管庫13内の残りは除く)についての商品券Sの総額を示す総額表示欄331を有している。
具体的に、図13に示す例では、合計枚数表示欄321が「200枚」を表示し、合計金額表示欄322が「100000円」を表示し、版数表示欄323および券番号表示欄324が「1234567」および「0000000201」〜「0000000400」を表示していて、総額表示欄331が「900000円」を表示している。
また、図13に示す「在庫集計」は、額面千円のバラ券S(b)の取引用保管庫13にある残り(排除処理したバラ券S(b)は除く)についての、合計枚数を示す合計枚数表示欄341、合計金額を示す合計金額表示欄342、版数を示す版数表示欄343および連番での券番号を示す券番号表示欄344を有している。
具体的に、図13に示す例では、合計枚数表示欄341が「173枚」を表示し、合計金額表示欄342が「173000円」を表示し、版数表示欄343および券番号表示欄344が「1234567」および「0000000028」〜「0000000200」を表示している。
また、図13に示す「在庫集計」は、額面五百円のバラ券S(b)の取引用保管庫13にある残り(排除処理したバラ券S(b)は除く)についての、合計枚数を示す合計枚数表示欄361、合計金額を示す合計金額表示欄362、版数を示す版数表示欄363および連番での券番号を示す券番号表示欄364を有しており、取引用保管庫13にある残り(排除処理したバラ券S(b)は除く)についての、商品券Sの総額を示す総額表示欄367を有している。
具体的に、図13に示す例では、合計枚数表示欄361が「197枚」を表示し、合計金額表示欄362が「98500円」を表示し、版数表示欄363および券番号表示欄364が「1234567」および「0000000004」〜「0000000200」を表示し、総額表示欄367が「271500円」を表示している。
また、図13に示す「在庫集計」は、額面千円の排除処理したバラ券S(b)についての、合計枚数を示す合計枚数表示欄371、合計金額を示す合計金額表示欄372、版数を示す版数表示欄373および券番号を示す券番号表示欄374を有している。
具体的に、図13に示す例では、合計枚数表示欄371が「2枚」を表示し、合計金額表示欄372が「2000円」を表示し、版数表示欄373および券番号表示欄374が「1234567」および「0000000012」〜「0000000013」を表示している。
また、図13に示す「在庫集計」は、額面五百円の排除処理したバラ券S(b)についての、合計枚数を示す合計枚数表示欄381および合計金額を示す合計金額表示欄382を有している。図13は、額面五百円の排除処理したバラ券S(b)がない場合であり、合計枚数表示欄381が「0枚」、合計金額表示欄382が「0円」を表示しており、版数を示す版数表示欄および連番での券番号を示す券番号表示欄は印字されていないが、額面五百円の排除処理したバラ券S(b)があれば、版数を示す版数表示欄および券番号を示す券番号表示欄が印字される。
また、図13に示す「在庫集計」は、排除処理したバラ券S(b)についての、商品券Sの総額を示す総額表示欄385を有しており、具体的に、図13に示す例では、総額表示欄385に「2000円」を表示している。
操作員は、これらの「販売集計」および「在庫集計」の印字内容と、実際の売上金および残った当日の商品券Sの在庫(現物)とについて、一致確認を行うことになる。
[洗い替え処理]
上記した集計処理の際に、売上金も合致し、また残った商品券Sの在庫数量も合致するものの、「在庫集計」の印字内容(データ)と、取引用保管庫13内に残った当日の商品券Sの在庫(現物)との間で、券番号のみに相違が発生する場合がある。その要因としては、操作員が商品券払い出し操作の際に、商品券管理装置16の操作表示部31に表示される「最初の券番」および「最後の券番」の通りではなく、誤って間違った券番号の商品券Sをお客へ渡してしまったこと等が考えられる。
このような場合には、操作員はこれを訂正するべく、洗い替え処理操作として、商品券管理装置16の操作表示部31の在庫管理メニュー画面から「洗い替え」のメニューを選択する。すると、管理装置制御部34は、操作表示部31を、図14に示すように、洗い替え画面401にして洗い替え処理を行う。具体的には、残った商品券Sの在庫の券番号つまりは現物の券番号を「正」として、商品券管理装置16の記憶部35に記憶されている券番号のデータの訂正を行うことができるようになっている。
この洗い替え画面401は、額面千円の商品券S用の選択タブ402と、額面五百円の商品券S用の選択タブ403と、を含んでいる。
図14は、額面五百円の商品券S用の選択タブ403が押圧操作されて選択された状態を示しており、額面五百円の商品券Sの管理データ入力用のリスト表示部405を有している。
リスト表示部405は、同じ版数で券番号が連番の商品券Sの版数の入力値を表示する版数入力値表示欄411と、これら商品券Sの連番の券番号を表示する券番号入力値表示欄412と、これら商品券Sの枚数を表示する枚数入力値表示欄413とを、同列の列表示415として表示している。版数入力値表示欄411には、記憶部35に記憶されている額面五百円の商品券Sの管理データに含まれる版数のうち、最も枚数が多いものをデフォルトとして表示している。洗い替え画面401は、版数入力値表示欄411、券番号入力値表示欄412および枚数入力値表示欄413への入力操作が行われる入力操作部421と、「戻る」ボタン422と、「取消」ボタン423と、「登録」ボタン424とを含んでいる。
入力操作部421は、数字を入力する際に操作されるテンキー部431と、テンキー部431により入力された数字を表示する数字表示欄432と、テンキー部431により入力された数字を消去する際に操作される「CE」ボタン433と、版数入力時に押圧操作される「版数」ボタン435と、券番号の入力時に押圧操作される「券番」ボタン436と、枚数の入力時に押圧操作される「枚数」ボタン437とを含んでいる。
なお、洗い替え画面401は、額面千円の商品券S用の選択タブ402が押圧操作されて選択された状態でも、同様に、版数入力値表示欄と、券番号入力値表示欄と、枚数入力値表示欄とを有する列表示を複数有するリスト表示部と、入力操作が行われる入力操作部と、「戻る」ボタンと、「取消」ボタンと、「登録」ボタンとを含んでいる。
具体的に、例えば、額面五百円の同じ版数で連番5枚の商品券Sのデータを洗い替え処理で入力する場合に、操作員は、まず、図14に示すように、洗い替え画面401において、額面千円の商品券S用の選択タブ402と、額面五百円の商品券S用の選択タブ403とのうちから、額面五百円の商品券S用の選択タブ403を押圧操作して選択する。
そして、操作員は、入力操作部421を用いて5枚共通の版数を入力する。ただし、版数入力値表示欄411に予め表示されているデフォルト値と同じであれば、後述する券番号から入力を行う。操作員は、入力操作部421のテンキー部431を操作して版数を入力し、入力された版数の数字表示欄432での表示を確認しつつ、「版数」ボタン435を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、版数入力値表示欄411に、この入力された版数を表示させる。図14では、版数がデフォルト値「1234567」であって、これを版数入力値表示欄411に表示している状態を示している。
また、操作員は、入力操作部421を用いて、5枚それぞれに表示されている券番号のうちの最も小さい番号を入力する。すなわち、操作員は、入力操作部421のテンキー部431を操作して最も小さい券番号を入力し、入力された券番号の数字表示欄432での表示を確認しつつ、「券番」ボタン436を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、図14に示すように、券番号入力値表示欄412の前半部分に、この入力された券番号を末尾に「〜」をつけて表示させる。図14では、最も小さい券番号として「10000401」が入力され、「10000401〜」を券番号入力値表示欄412の前半部分に表示している場合を示している。
さらに、操作員は、入力操作部421を用いて、洗い替え処理を行う商品券Sの枚数を入力する。すなわち、操作員は、入力操作部421のテンキー部431を操作して枚数を入力し、入力された枚数の数字表示欄432での表示を確認しつつ、「枚数」ボタン437を押圧操作する。すると、管理装置制御部34は、枚数入力値表示欄413に、この入力された枚数を表示させる。図14では、枚数として「5」が入力され、これを枚数入力値表示欄413に表示している場合を示している。
このとき、管理装置制御部34は、この入力された枚数から1減算した値を、先に入力された最も小さい券番号に加算して最も大きい番号を算出し、これを図14に示すように、券番号入力値表示欄412の後半部分に表示させる。図14では、入力された最も小さい券番号「10000401」に対し、枚数として5枚が入力されることで、最も大きい番号として「10000405」を算出し、これを券番号入力値表示欄412の後半部分に表示している場合を示している。
なお、券番号が連番ではなく、飛び飛びになっている商品券Sについては、操作者が、洗い替え処理において、1枚ずつ個別に、版数および券番号を入力する。
上記のような入力を順に行うことで、取引用保管庫13内に残った商品券Sの管理データを作成し直すことになる。すると、リスト表示部405の複数列の列表示415が埋められることになるが、その途中または最後に、間違った列表示415を削除したい場合は、操作者が間違った列表示415を押圧操作する。なお、複数の列表示415を削除したい場合は、操作者は間違った複数の列表示415を押圧操作する。
すると、管理装置制御部34は、押圧操作された列表示415を、押圧操作されていない基本表示パターンの列表示415とは異なる選択済み表示パターンとして、視覚的に明確に区別する。例えば、列表示415の基本表示パターンは、背景が白色でテキストが黒色とされる一方、列表示415の選択済み表示パターンは、背景が緑色でテキストが黒色とされる。複数の列表示415が押圧操作されると、これらの列表示415をすべて選択済み表示パターンとする。
この状態で、「取消」ボタン423が押圧操作されると、管理装置制御部34は、選択済み表示パターンとされたすべての列表示415を消去する。
取引用保管庫13内に残った商品券Sのすべてのデータを入力し終わった後、操作員が、「登録」ボタン424を押圧操作すると、管理装置制御部34は、今回の洗い替え処理で入力された商品券Sの版数および券番号に、過去の入庫処理において入力されて記憶部35に記憶されている、未補充の管理データの商品券Sの版数および券番号に含まれているものがあるか否かを照合し、ある場合は、このデータをエラーデータとするとともに、図15に示すように、洗い替え画面401上にポップアップ画面441を表示して、大金庫12にある商品券Sと版数および券番号が重複している旨のエラー表示を表示するとともに、音声出力部32にエラー音声を発生させる。
操作者が、ポップアップ画面の「はい」ボタン442を押圧操作すると、管理装置制御部34は、ポップアップ画面を消去するとともに、洗い替え画面401において、エラーデータを含む列表示415を自動的に選択済み表示パターンとして表示する。これにより、操作員は、「取消」ボタン423を押圧操作して、選択済み表示パターンとして表示された、重複しているデータを含む列表示415を消去して入力し直す。
また、上記のように「登録」ボタン424が押圧操作されると、管理装置制御部34は、今回の洗い替え処理で入力された商品券Sの版数および券番号に、過去の入庫処理において入力されて記憶部35に記憶されている管理データの商品券Sの版数および券番号に含まれていないものがあるか否かを照合し、ある場合は、このデータをエラーデータとする。それとともに、版数が過去に記憶されていない場合は、例えば「入力された版数は、過去に入庫履歴がありません。」等の、版数が過去に記憶されていない旨のエラー表示を含むポップアップ画面を洗い替え画面401上に表示するとともに、音声出力部32にエラー音声を発生させる。他方、券番号が過去に記憶されていない場合は、例えば「入力された券番号は、過去に入庫履歴がありません。」等の、券番号が過去に記憶されていない旨のエラー表示を含むポップアップ画面を洗い替え画面401上に表示するとともに、音声出力部32にエラー音声を発生させる。
この場合も、操作者が、ポップアップ画面の「はい」ボタンを押圧操作すると、管理装置制御部34は、ポップアップ画面を消去するとともに、洗い替え画面401において、エラーデータを含む列表示415を自動的に選択済み表示パターンとして表示する。これにより、操作員は、「取消」ボタン423を押圧操作して、選択済み表示パターンとして表示された、過去に記憶されていないデータを含む列表示415を消去して入力し直す。
また、上記のように「登録」ボタン424が押圧操作された際に、今回の洗い替え処理で入力された商品券Sの版数および券番号に、過去の入庫処理において入力されて記憶部35に記憶されている、未補充の管理データの商品券Sの版数および券番号に含まれているものがなく、かつ、過去の入庫処理において入力されて記憶部35に記憶されている管理データの商品券Sの版数および券番号に含まれていないものがなければ、管理装置制御部34は、「登録」ボタン424が押圧操作された日時と、これらの入力された情報とを、取引用保管庫13内に残った額面五百円の商品券Sの管理データとして、それまで記憶部35に記憶されていた、取引用保管庫13内に残った額面五百円の商品券Sの管理データにかえて記憶する。
額面千円の商品券Sの管理データを洗い替え処理する場合に、操作者は、洗い替え画面401において、額面千円の商品券S用の選択タブ402と、額面五百円の商品券S用の選択タブ403とのうちから、額面千円の商品券S用の選択タブ402を押圧操作して選択した後、上記と同様の処理を行う。
以上により、取引用保管庫13内の商品券Sの在庫について現物の券番号と記憶部35に記憶されている在庫の券番号との不一致が確認された際に、操作表示部31は、当該不一致が確認された商品券Sすべてについて一致するよう補正を行う洗い替え操作が可能である。
また、操作表示部31で洗い替え操作が行われた際に、当日の取引開始前に記憶部35に記憶されていた商品券Sの券番号以外の券番号に補正を行おうとした際に、管理装置制御部34がこれを検知して、操作表示部31および音声出力部32に警告を行わせる。
以上に述べた商品券管理システム11は、操作表示部31が、入力される商品券Sの取り扱い操作に応じて、管理装置制御部34および記憶部35で管理される券番号の情報を表示する。これにより、商品券Sの券番号を機械的に読み取るリーダが備えられていなくても、券番号と関連付けた商品券Sの在庫の管理が可能になる。したがって、券番号の情報を活用しつつ低コスト化が可能となって、廉価版のシステムを実現することができる。
また、管理装置制御部34および記憶部35は、大金庫12内の商品券Sおよび取引用保管庫13内の商品券Sの在庫を管理するため、大金庫12内から必要とする一部の商品券Sを取引用保管庫13で商品券売り場へ移送する運用であっても、大金庫12および商品券売り場各々での商品券Sの管理が可能になる。
また、操作表示部31によって商品券Sの端数枚数での払い出し操作が行われると、管理装置制御部34および記憶部35で管理されているバラ券S(b)の最も小さい券番号と、この最も小さい券番号に当該端数枚数を加算して1を減算した券番号との両方を操作表示部31に表示する。このように、バラ状態の商品券Sの払い出し操作が行われた際に、その最初の券番号と最後の券番号とが自動で操作表示部31に表示されるので、払い出しの際の商品券Sの現物チェックが券番号によって可能となる。
また、操作表示部31によって商品券Sの所定の纏まった枚数での払い出し操作が行われ、管理装置制御部34および記憶部35で管理される束状態の商品券Sの最も小さい券番号が最初の券番号として入力されると、管理装置制御部34および記憶部35で管理される当該束状態の商品券Sの最も大きい券番号を最後の券番号として操作表示部31に表示する。このように、束状態の商品券Sの払い出し操作が行われた際に、その最初の券番号が入力されると、最後の券番号が自動で操作表示部31に表示されるので、払い出しの際の商品券Sの現物チェックが券番号によって可能となる。
また、取引用保管庫13内の商品券Sの在庫について現物の券番号と記憶部35に記憶されている在庫の券番号との不一致が確認された際に、操作表示部31は、当該不一致が確認された商品券Sのすべてについて一致するよう補正を行う洗い替え操作が可能である。よって、間違った券番号の商品券Sをお客へ渡してしまったような場合でも、洗い替え操作によって、残った在庫の商品券Sについて、記憶部35に記憶された券番号を、正しい現物の商品券Sの券番号に訂正することが可能となる。
また、操作表示部31で洗い替え操作が行われた際に、当日の取引開始前に記憶部35に記憶されていた商品券Sの券番号以外の券番号に補正を行おうとした際に、管理装置制御部34がこれを検知して、操作表示部31および音声出力部32に警告を行わせる。このように、洗い替え操作の際に、訂正できない券番号が入力された場合には警告が行われるので、操作員にオペレーションミスを気づかせることが可能となる。
また、操作表示部31は、入力された商品券Sの券番号を払い出し対象から排除する排除処理が可能であるため、商品券Sに不備(汚れや破れ等)が発覚した場合に、当該商品券Sを払い出し対象から排除すると共に、当該商品券Sの券番号を管理可能になる。
以上の実施形態を以下の変形例1,2のように変更することが可能である。
「変形例1」
券束S(a)の状態(200枚)での払い出し処理の際には、前述したように、「最初の券番」入力値表示欄195に券束S(a)の状態(200枚)の商品券Sの先頭である一番小さい券番号(例えば、「20000001」)を入力すれば良い旨説明したが、これは券束S(a)の状態の商品券Sの商品券売り場での在庫が複数束あることを想定しているものである。したがって、記憶部35の管理データから、商品券売り場での券束S(a)の状態の商品券Sの在庫が1束のみと管理装置制御部34が認識できている場合には、「最初の券番」入力値表示欄195に操作入力を必要とするまでもなく、記憶部35に記憶されている当該1束の商品券Sの最小の券番号を「最初の券番」入力値表示欄195に自動表示させ、最大の券番号を「最後の券番」表示欄196に自動表示させるようにしても良い。
「変形例2」
バラ状態(200枚未満)のバラ券S(b)の払い出し処理の際に、バラ状態の商品券Sの商品券売り場での在庫が無い場合には、その旨の表示もしくは券束S(a)の状態(200枚)の商品券Sをバラしての払い出し操作が必要な旨の表示を、操作表示部31に表示させるようにしても良い。
なお、以上においては、金券類管理システムの実施形態として、金券類として商品券Sを取り扱う商品券管理システム11を例にとり説明したが、識別用の券番号が付されていれば商品券Sに限らず、他の金券類を取り扱う種々の金券類管理システムに適用可能である。
なお、以上において説明した、払い出し処理が行われる「商品券払い出し」のメニューは、基本、来店したお客から注文を受けて、その場で商品券の払い出し処理を行ってお客へ販売するケースである。しかしながら、これに限らず、お客から電話等で商品券Sの購入予約の申し込みがあり、翌日以降に購入に来られるケースも存在する。このケースにおいては、通常の「商品券払い出し」メニューで払い出し処理を行うと、当日販売しない商品券の売上金額が当日の販売集計にデータ計上されてしまうという不都合が発生しうることになる。そこで、これに対応して、「商品券予約払い出し」のメニューが備えられており、例えば、商品券Sの払い出しを行う際の図8の商品券払出画面151に対し、商品券Sの予約払い出しを行う商品券予約払出画面151Aは、図16のようになり、商品券Sの払い出しを行う際の図9の商品券払出画面191に対し、商品券Sの予約払い出しを行う商品券予約払出画面191Aは、図17のようになる。
つまり、図8と図16とを、あるいは、図9と図17とを比較すると分かるように、メニュー画面の名称表示のみが「商品券払い出し」と「商品券予約払い出し」とで異なるだけとなっている。即ち、商品券Sの予約払い出し操作の内容は、上記した商品券Sの払い出し操作の内容と同様の要領で商品券Sの払い出しを行うが、未だ購入予約申し込みの段階であって売上が立っていないので、当日の販売集計にはデータ計上されず、これとは異なって独立した予約集計にデータ計上されることになる。すなわち、予約払い出し操作での商品券Sの払い出しデータは販売集計には計上されず、予約集計に計上される。また、払い出しが行われた商品券Sは、通常の在庫分と区別が付くように所定のケースに収納されて、お客が来店するまで保管される。このように、予約払い出し操作での商品券Sの払い出しデータは販売集計には計上されず、予約集計に計上されるため、売上が立っていない予約払い出し操作での金券類の払い出しデータを、販売集計に計上しないようにできる。
そして、前述した商品券Sの購入予約の申し込みを行ったお客が来店し、予約した商品券Sの購入を申し入れると、操作員は、商品券管理装置16の操作表示部31の在庫管理メニュー画面から「集計」のメニューを選択し、さらに当該「集計」のメニューの中の「予約集計」を選択する。すると、購入予約の申し込み受付処理をしたお客に対応する予約受付番号またはお客の名前毎の商品券データ一覧と、これらの合計である商品券データ合計とが操作表示部31に表示されるようになっている。
続いて、操作員が来店したお客に対応する予約受付番号またはお客の名前の商品券データを操作表示部31から選択して、さらに操作表示部31の販売釦を押下すると、当該選択された商品券データは「予約集計」画面の中から消去され、また、その分の商品券データが商品券データ合計から減算されて表示される。そして替わりに、当該選択された商品券データは販売を行った当日の「販売集計」の方にデータ計上される。つまり、予約集計の中から販売する商品券Sのデータが選択されると、この選択された販売する商品券Sのデータが「予約集計」から「販売集計」に付け替えられることになる。これにより、売上が立った商品券Sの払い出しデータを、「予約集計」から「販売集計」に付け替えることができる。
続いて、操作員は、予約受付番号またはお客の名前に対応する所定のケースに保管していた商品券をお客に販売すべく、代金と引き替えに、お客へ渡すことになる。
また、「在庫集計」についても付言しておくと、商品券Sの予約払い出しを行った時点で当該予約払い出しを行った分の商品券データを「在庫集計」から減算するようにしても良いし、もしくは、商品券Sの予約払い出しを行った時点では当該予約払い出しを行った分の商品券データを「在庫集計」から減算せず、お客が来店して販売釦を押下した際に初めて「在庫集計」から減算するようにしても良い。
また、「予約集計」をプリンタ33によって印字する場合についても付言しておくと、図18に示すような「予約集計」単独で印字されるようにしても良いし、図19に示すような「在庫集計」の印字に包含されて印字されるようにしても良い。
11 商品券管理システム(金券類管理システム)
12 大金庫
13 取引用保管庫
31 操作表示部(入力手段,操作手段,表示手段,警告手段)
32 音声出力部(警告手段)
34 管理装置制御部(管理手段)
35 記憶部(管理手段)
S 商品券(金券類)
S(a) 券束
S(b) バラ券

Claims (11)

  1. 金券類に表示された券番号が手入力される入力手段と、
    前記入力手段に手入力された券番号と関連付けて金券類の在庫を管理する管理手段と、
    金券類の取り扱い操作が行われる操作手段と、
    前記操作手段に行われる取り扱い操作に応じて、前記管理手段で管理される券番号の情報を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする金券類管理システム。
  2. 金券類を保管する大金庫と、
    前記大金庫の金券類が一部格納される持ち運び可能な取引用保管庫と、を有し、
    前記管理手段は、前記大金庫内の金券類および前記取引用保管庫内の金券類の在庫を管理することを特徴とする請求項1記載の金券類管理システム。
  3. 金券類は、所定の纏まった枚数の束状態およびそれ未満の端数枚数のバラ状態とで在庫管理されており、
    前記操作手段によって金券類の前記端数枚数での払い出し操作が行われると、前記管理手段で管理されている最も小さい券番号と、該最も小さい券番号に当該端数枚数を加算して1を減算した券番号との両方を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1または2記載の金券類管理システム。
  4. 金券類は、所定の纏まった枚数の束状態およびそれ未満の端数枚数のバラ状態とで在庫管理されており、
    前記操作手段によって金券類の前記所定の纏まった枚数での払い出し操作が行われ、前記管理手段で管理される束状態の金券類の最も小さい券番号が最初の券番号として入力されると、前記管理手段で管理される当該束状態の金券類の最も大きい券番号を最後の券番号として前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の金券類管理システム。
  5. 前記取引用保管庫内の金券類の在庫について現物の券番号と前記管理手段に記憶されている在庫の券番号との不一致が確認された際に、前記操作手段は、当該不一致が確認された金券類すべてについて一致するよう補正を行う洗い替え操作が可能であることを特徴とする請求項2記載の金券類管理システム。
  6. 前記操作手段で洗い替え操作が行われた際に、当日の取引開始前に前記管理手段に記憶されていた金券類の券番号以外の券番号に補正を行おうとした際に、これを検知して警告を行う警告手段を備えていることを特徴とする請求項5記載の金券類管理システム。
  7. 前記操作手段は、入力された金券類の券番号を払い出し対象から排除する排除処理が可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の金券類管理システム。
  8. 金券類に表示された券番号が手入力される入力手段と、
    前記入力手段に手入力された券番号と関連付けて金券類の在庫を管理する管理手段と、
    金券類の取り扱い操作が行われる操作手段と、
    前記操作手段に行われる取り扱い操作に応じて、前記管理手段で管理される券番号の情報を表示する表示手段と、
    を備え、
    金券類は、所定の纏まった枚数の束状態およびそれ未満の端数枚数のバラ状態とで在庫管理されており、
    前記操作手段によって金券類の前記端数枚数での予約払い出し操作が行われると、前記管理手段で管理されている最も小さい券番号と、該最も小さい券番号に当該端数枚数を加算して1を減算した券番号との両方を前記表示手段に表示することを特徴とする金券類管理システム。
  9. 金券類に表示された券番号が手入力される入力手段と、
    前記入力手段に手入力された券番号と関連付けて金券類の在庫を管理する管理手段と、
    金券類の取り扱い操作が行われる操作手段と、
    前記操作手段に行われる取り扱い操作に応じて、前記管理手段で管理される券番号の情報を表示する表示手段と、
    を備え、
    金券類は、所定の纏まった枚数の束状態およびそれ未満の端数枚数のバラ状態とで在庫管理されており、
    前記操作手段によって金券類の前記所定の纏まった枚数での予約払い出し操作が行われ、前記管理手段で管理される束状態の金券類の最も小さい券番号が最初の券番号として入力されると、前記管理手段で管理される当該束状態の金券類の最も大きい券番号を最後の券番号として前記表示手段に表示することを特徴とする金券類管理システム。
  10. 前記予約払い出し操作での金券類の払い出しデータは販売集計には計上されず、予約集計に計上されることを特徴とする請求項8または9記載の金券類管理システム。
  11. 前記予約集計の中から販売する金券類のデータが選択されると、該選択された販売する金券類のデータは前記予約集計から前記販売集計に付け替えられることを特徴とする請求項10記載の金券類管理システム。
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