JP2020126534A - 遠隔運転制御システム、車両、コンピュータプログラム及び遠隔運転制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に対する遠隔運転を適切に開始させること。【解決手段】自動運転と遠隔運転とを切り替える車両が遠隔運転されることを承認するか否かを、前記車両の乗車者に問い合わせる遠隔運転承認部と、前記乗車者が遠隔運転を承認した場合に、前記車両の遠隔運転を開始させる遠隔運転実行制御部と、を備える。前記遠隔運転実行制御部は、前記車両の自動運転が復旧した場合に、前記車両の遠隔運転を停止させる。【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔運転制御システム、車両、コンピュータプログラム及び遠隔運転制御方法に関する。
従来、車両の遠隔運転制御技術として例えば特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1に記載の従来技術は、被遠隔操作を受ける車両から通信により受信された当該車両の状況を遠隔操作者に提示し、当該遠隔操作者による運転操作を受け付け、当該受け付けられた運転操作が所定条件を満たす場合に、当該受け付けられた運転操作に基づき被遠隔操作を受ける車両が走行する遠隔運転を開始させるようにしている。
特開2018−77649号公報
しかし、上述した従来の遠隔運転制御技術では、被遠隔操作を受ける車両から通信により受信された当該車両の状況からでは分からない状況が当該車両に発生している場合、遠隔操作者による運転操作が適切なものにならない可能性があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、車両に対する遠隔運転を適切に開始させることにある。
(1)本発明の一態様は、自動運転と遠隔運転とを切り替える車両が遠隔運転されることを承認するか否かを、前記車両の乗車者に問い合わせる遠隔運転承認部と、前記乗車者が遠隔運転を承認した場合に、前記車両の遠隔運転を開始させる遠隔運転実行制御部と、を備える遠隔運転制御システムである。
(2)本発明の一態様は、前記遠隔運転実行制御部は、前記車両の自動運転が復旧した場合に、前記車両の遠隔運転を停止させる、上記(1)の遠隔運転制御システムである。
(3)本発明の一態様は、複数の遠隔運転手がそれぞれに遠隔運転操作を行う複数のコントローラ端末を備え、前記遠隔運転承認部は、前記車両の遠隔運転に使用される承認対象のコントローラ端末の識別情報を前記遠隔運転実行制御部へ通知し、前記遠隔運転実行制御部は、前記乗車者が遠隔運転を承認した場合に、前記承認対象のコントローラ端末の識別情報で識別されるコントローラ端末に対して、前記車両の遠隔運転操作を開始させる、上記(1)又は(2)のいずれかの遠隔運転制御システムである。
(4)本発明の一態様は、自動運転と遠隔運転とを切り替える車両において、前記車両が遠隔運転されることを承認するか否かを、前記車両の乗車者に問い合わせる遠隔運転承認部と、前記乗車者が遠隔運転を承認した場合に、前記車両の遠隔運転を開始させる遠隔運転実行制御部と、を備える車両である。
(5)本発明の一態様は、コンピュータに、自動運転と遠隔運転とを切り替える車両が遠隔運転されることを承認するか否かを、前記車両の乗車者に問い合わせる遠隔運転承認ステップと、前記乗車者が遠隔運転を承認した場合に、前記車両の遠隔運転を開始させる遠隔運転実行制御ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
(6)本発明の一態様は、遠隔運転承認部と遠隔運転実行制御部とを備える遠隔運転制御システムの遠隔運転制御方法であって、前記遠隔運転承認部が、自動運転と遠隔運転とを切り替える車両が遠隔運転されることを承認するか否かを、前記車両の乗車者に問い合わせるステップと、遠隔運転実行制御部が、前記乗車者が遠隔運転を承認した場合に、前記車両の遠隔運転を開始させるステップと、を含む遠隔運転制御方法である。
本発明によれば、車両に対する遠隔運転を適切に開始させることができるという効果が得られる。
一実施形態に係る遠隔運転制御システムの構成例を示す図である。 一実施形態に係る遠隔運転制御方法の手順の例を示すシーケンス図である。 一実施形態に係る遠隔運転承認画面の構成例を示す図である。 他の実施形態に係る遠隔運転制御システムの構成例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係る遠隔運転制御システムの構成例を示す図である。図1において、車両30は、自動運転と遠隔運転とを切り替える車両である。車両30には、乗車者Cが乗車している。管制センター10は、車両30の管制を行う機関である。管制センター10は、監視システム11と、コントローラ端末13とを備える。監視システム11は、遠隔制御装置12を含むものである。
コントローラ端末13は、監視システム11に接続されている。監視システム11は、セルラーネットワーク(セルラーNW)20を介して、車両30と通信を行う。なお、監視システム11と車両30との間の通信は、セルラーNW20以外の他の無線通信ネットワークを介して行われてもよい。例えば、無線LAN(Local Area Network)を介して行われてもよい。
コントローラ端末13は、遠隔運転手Dが操作する端末である。遠隔運転手Dは、コントローラ端末13を操作して車両30の遠隔運転を行う。遠隔運転手Dがコントローラ端末13により行った遠隔運転の操作は、遠隔制御装置12から車両30へ伝達される。
車両30は、通信部31と、自動運転システム32と、遠隔運転システム33と、車両駆動部34と、遠隔運転承認部35とを備える。遠隔運転承認部35は、遠隔運転実行制御部40を含むものである。
通信部31は、セルラーNW20を介して監視システム11と通信を行う。
自動運転システム32は、車両30の自動運転を行うためのシステムである。自動運転システム32は、カメラ及び各種センサーを備え、車両30の周辺や車内の状況を示す撮像画像(動画像や静止画像)及びセンサー検出情報を取得する。センサーとして、例えば、LiDARや近接センサー等が挙げられる。自動運転システム32は、撮像画像及びセンサー検出情報に基づいて、車両30の自動運転を行う。また、自動運転システム32は、撮像画像及びセンサー検出情報を監視システム11へ送信する。遠隔運転手Dは、車両30から監視システム11へ送られた撮像画像及びセンサー検出情報をコントローラ端末13で確認することができる。また、自動運転システム32は、撮像画像及びセンサー検出情報に基づいて、車両30の自動運転の可否を判断する。自動運転システム32は、車両30の自動運転を行うことができないと判断した場合、車両30を停車させ、自動運転走行不可を監視システム11へ通知する。例えば、車両30の自動運転で自律回避が難しい障害物をセンサーが検知した場合等、車両30の自動運転走行を継続することが難しいと判断した場合、自動運転システム32は、車両30を停車させ、自動運転走行不可を監視システム11へ通知する。
遠隔運転システム33は、車両30の遠隔運転を行うためのシステムである。遠隔運転システム33は、遠隔制御装置12から受信する遠隔運転制御信号に従って、車両30の運転を行う。遠隔運転制御信号は、遠隔運転手Dがコントローラ端末13により行った遠隔運転の操作に基づいた運転制御信号である。
車両駆動部34は、車両30を走行させるための駆動装置を備える。車両駆動部34は、自動運転システム32又は遠隔運転システム33からの駆動制御信号に従って駆動装置を作動させる。自動運転システム32は、車両30の自動運転に対応する駆動制御信号を車両駆動部34へ出力する。遠隔運転システム33は、車両30の遠隔運転に対応する駆動制御信号を車両駆動部34へ出力する。
遠隔運転承認部35は、車両30が遠隔運転されることを承認するか否かを、乗車者Cに問い合わせる。遠隔運転実行制御部40は、乗車者Cが遠隔運転を承認した場合に、車両30の遠隔運転を開始させる。
図1に示される遠隔運転制御システムは、コントローラ端末13と監視システム11(遠隔制御装置12を含む)と遠隔運転承認部35(遠隔運転実行制御部40を含む)とを備えるものである。図1に示される遠隔運転制御システムでは、車両30が遠隔運転承認部35と遠隔運転実行制御部40とを備える。図1に示される遠隔運転承認部35及び遠隔運転実行制御部40の各機能は、車両30が備えるCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)がコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
次に図2を参照して本実施形態に係る遠隔運転制御方法を説明する。図2は、本実施形態に係る遠隔運転制御方法の手順の例を示すシーケンス図である。
はじめに車両30は、自動運転システム32による自動運転で走行している。自動運転システム32は、事前に作成された走行計画に従って車両30の自動運転を行う。
(ステップS1) 自動運転システム32は、車両30の周辺や車内の状況を示す撮像画像及びセンサー検出情報に基づいて車両30の自動運転を行うことができないと判断し、車両30を停車させ、自動運転走行不可を監視システム11へ通知する。
(ステップS2) 監視システム11は、車両30の自動運転走行不可が通知されると、車両30の自動運転走行不可をコントローラ端末13により遠隔運転手Dへ通知する。
(ステップS3) 遠隔運転手Dは、車両30の自動運転走行不可が通知されると、コントローラ端末13により、車両30の遠隔運転機能を起動する操作を行う。コントローラ端末13は、車両30の遠隔運転機能を起動する操作に応じて、車両30の遠隔運転機能起動を遠隔制御装置12へ要求する。
(ステップS4) 遠隔制御装置12は、車両30の遠隔運転機能起動要求に応じて、車両30の遠隔運転承認部35へ、遠隔運転実施確認を依頼する。
(ステップS5) 車両30の遠隔運転承認部35は、遠隔運転実施確認依頼に応じて、乗車者Cに対して遠隔運転実施の確認を行う。遠隔運転実施の確認方法として、図3に例示される遠隔運転承認画面100を車両30内に存在する表示装置に表示させる。ここでは、車両30内に存在する表示装置はタッチパネルであるとする。乗車者Cは、遠隔運転を承認する場合には「承認します」ボタン110にタッチする。「承認します」ボタン110がタッチされた場合、遠隔運転承認部35は、乗車者Cが遠隔運転を承認したと判断する。一方、乗車者Cは、遠隔運転を承認しない場合には「承認しません」ボタン120にタッチする。「承認しません」ボタン120がタッチされた場合、遠隔運転承認部35は、乗車者Cが遠隔運転を承認しないと判断する。
なお、「承認します」ボタン110及び「承認しません」ボタン120のいずれもがタッチされない状態が一定時間継続した場合、遠隔運転承認部35は、所定の判断を行う。この所定の判断は、管制センター10が予め決めたものであって、「乗車者Cが遠隔運転を承認した」であってもよく、又は、「乗車者Cが遠隔運転を承認しない」であってもよい。
又は、「承認します」ボタン110及び「承認しません」ボタン120のいずれもがタッチされない状態が一定時間継続した場合、遠隔運転承認部35は、その旨を監視システム11へ通知し、管制センター10の判断を仰いでもよい。
なお、車両30内に存在する表示装置は、車両30に搭載された車載装置(例えばナビゲーション装置等)であってもよく、又は、乗車者Cが持つスマートフォン等の携帯端末であってもよい。例えば、遠隔運転承認部35は、乗車者Cが持つ携帯端末と近距離無線通信により接続し、遠隔運転承認画面100を当該携帯端末に表示させ、「承認します」ボタン110又は「承認しません」ボタン120がタッチされたことの通知を当該携帯端末から受信する。
また、遠隔運転承認部35は、音声により、遠隔運転実施の確認を行ってもよい。例えば、遠隔運転承認部35は、音声メッセージ「遠隔運転を承認しますか?」を再生し、乗車者Cの音声による回答を音声認識により判断してもよい。
また、遠隔運転承認部35は、遠隔運転実施の確認を行うことを音声により報知し、乗車者Cに対して遠隔運転を承認するか否かの回答を促してもよい。
(ステップS6) 車両30の遠隔運転承認部35は、乗車者Cによる遠隔運転実施の確認の結果として、ここでは遠隔運転実施の承認を受ける。
なお、遠隔運転実施が承認されなかった場合、図2の処理を終了する。遠隔運転実施が承認されなかった場合には、遠隔運転承認部35は、その旨を監視システム11へ通知する。遠隔運転実施が承認されなかった場合、遠隔運転実行制御部40は、遠隔制御装置12と遠隔運転システム33との間の通信の接続を遮断した状態にし、車両30の遠隔運転を開始させない。この場合、管制センター10は、車両30の走行の復旧のための対処を行う。
(ステップS7) 車両30の遠隔運転承認部35は、遠隔運転機能起動承認を遠隔制御装置12へ通知する。また、遠隔運転実行制御部40は、遠隔制御装置12と遠隔運転システム33との間の通信の接続を行い、車両30の遠隔運転を開始させる。
(ステップS8) 遠隔制御装置12は、車両30の遠隔運転機能起動承認が通知されると、車両30の遠隔運転機能起動承認をコントローラ端末13により遠隔運転手Dへ通知する。
(ステップS9) 遠隔制御装置12は、車両30の遠隔運転システム33に通信接続する。これにより、車両30の遠隔運転が開始される。
(ステップS10) 遠隔運転手Dは、車両30から監視システム11へ送られた撮像画像及びセンサー検出情報をコントローラ端末13で確認しながら、コントローラ端末13を操作して車両30の遠隔運転を行う。遠隔運転手Dがコントローラ端末13により行った遠隔運転の操作は、遠隔制御装置12から車両30の遠隔運転システム33へ遠隔運転制御信号により伝達される。遠隔運転システム33は、遠隔制御装置12から受信する遠隔運転制御信号に従って、車両30の運転を行う。これにより、車両30は、遠隔運転手Dによって遠隔運転される。
上述したように本実施形態によれば、乗車者Cが車両30の遠隔運転を承認した場合に、車両30の遠隔運転を開始させることができる。これにより、車両30から監視システム11へ送られた撮像画像及びセンサー検出情報からでは分からない状況が車両30に発生している場合、乗車者Cが車両30の現場状況に応じて遠隔運転の可否を判断して、車両30の遠隔運転を開始させるか否かを選択することができる。これにより、車両30に対する遠隔運転を適切に開始させることができるという効果が得られる。
次に本実施形態に係る変形例を説明する。
(変形例1)
遠隔運転実行制御部40は、車両30の自動運転が復旧した場合に、車両30の遠隔運転を停止させてもよい。自動運転システム32は、車両30の遠隔運転の実施中に、撮像画像及びセンサー検出情報に基づいて車両30の自動運転の可否を判断する。この判断の結果、車両30の自動運転を行うことができると判断した場合、その旨を遠隔運転実行制御部40へ通知する。遠隔運転実行制御部40は、車両30の自動運転を行うことができる旨の通知を受けると、車両30の遠隔運転を停止させる。これにより、車両30は遠隔運転から自動運転に自動的に切り替わる。なお、車両30の運転を遠隔運転から自動運転に切り替える前に、管制センター10の判断を仰ぐようにしてもよい。また、自動運転の再開は、管制センター10の指示に従って行われるようにしてもよい。
(変形例2)
管制センター10は、複数の遠隔運転手Dがそれぞれに遠隔運転操作を行う複数のコントローラ端末13を備える。各コントローラ端末13には、端末識別情報(端末ID)が付与される。遠隔運転承認部35は、車両30の遠隔運転に使用される承認対象のコントローラ端末13の端末IDを遠隔運転実行制御部40へ通知する。遠隔運転実行制御部40は、乗車者Cが遠隔運転を承認した場合に、承認対象のコントローラ端末13の端末IDで識別されるコントローラ端末13に対して、車両30の遠隔運転操作を開始させる。具体的には、遠隔運転実行制御部40は、遠隔制御装置12と遠隔運転システム33との間の通信であって、承認対象のコントローラ端末13の端末IDで識別される通信の接続を行い、車両30の遠隔運転を開始させる。これにより、承認対象のコントローラ端末13の端末IDで識別されるコントローラ端末13によって車両30の遠隔運転操作が行われることを確かにすることができる。
(変形例3)
車両30に、乗車者Cが操作する遠隔運転の非常停止ボタン及び再開ボタンを設ける。遠隔運転の非常停止ボタンは、車両30の遠隔運転実施中に遠隔運転を非常停止させるためのボタンである。遠隔運転の再開ボタンは、非常停止された車両30の遠隔運転を再開させるためのボタンである。遠隔運転実行制御部40は、車両30の遠隔運転実施中に遠隔運転の非常停止ボタンが押下されると、遠隔運転システム33に非常停止を指示する。遠隔運転システム33は、非常停止が指示されると、車両30を停止させ、遠隔運転を中断する。遠隔運転実行制御部40は、車両30の遠隔運転中断中に遠隔運転の再開ボタンが押下されると、遠隔運転システム33に再開を指示する。遠隔運転システム33は、再開が指示されると、車両30の遠隔運転を再開する。
(変形例4)
上述した実施形態では、乗車者Cによる遠隔運転実施の確認の結果として遠隔運転実施が承認されなかった場合には、車両30の遠隔運転は開始されない。この点に関して本変形例4では、遠隔運転起動の例外を設ける。具体的には、遠隔運転手Dがコントローラ端末13を操作して遠隔運転の強制起動を指示した場合、遠隔制御装置12が遠隔運転強制起動信号を車両30へ送信する。遠隔運転実行制御部40は、遠隔運転強制起動信号を受信すると、遠隔運転実施の承認の有無にかかわらず、強制的に遠隔制御装置12と遠隔運転システム33との間の通信の接続を行い、車両30の遠隔運転を開始させる。本変形例4における遠隔運転起動の例外は、例えば遠隔運転手Dが車両30が緊急を要する状況にあると判断した場合に適用される。これは、車両30が緊急を要する状況にある時には、たとえ乗車者Cが遠隔運転を承認しなくても、車両30を遠隔運転して当該状況から脱却させることが好ましいと考えられるからである。
[他の実施形態]
図4は、他の実施形態に係る遠隔運転制御システムの構成例を示す図である。図4において図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。上述した図1に示される遠隔運転制御システムでは車両30が遠隔運転実行制御部40を備えるが、図4に示される遠隔運転制御システムでは、管制センター10に遠隔運転実行制御部40を設ける。具体的には、図4において、監視システム11の遠隔制御装置12は、遠隔運転実行制御部40を含むものである。
図4に示される遠隔運転制御システムの遠隔運転制御方法を、図2を参照して説明する。図2に示されるステップS1からステップS6までは、上述した図1に示される遠隔運転制御システムと同じである。次いでステップS7において、車両30の遠隔運転承認部35は、乗車者Cによる遠隔運転実施の確認の結果として遠隔運転実施の承認を受けると、遠隔運転機能起動承認を遠隔制御装置12へ通知する。遠隔制御装置12の遠隔運転実行制御部40は、遠隔運転機能起動承認が車両30から通知されると、車両30の遠隔運転を開始させる。具体的には、遠隔運転実行制御部40は、遠隔制御装置12と遠隔運転システム33との間の通信の接続を行い、車両30の遠隔運転を開始させる。一方、遠隔運転実施が承認されなかった場合、遠隔運転実行制御部40は、遠隔制御装置12と遠隔運転システム33との間の通信の接続を遮断した状態にし、車両30の遠隔運転を開始させない。この場合、管制センター10は、車両30の走行の復旧のための対処を行う。
次いでステップS8からステップS10が実行される。ステップS8からステップS10までは、上述した図1に示される遠隔運転制御システムと同じである。
図4に示される遠隔運転制御システムは、コントローラ端末13と監視システム11(遠隔制御装置12及び遠隔運転実行制御部40を含む)と遠隔運転承認部35とを備えるものである。図4に示される遠隔運転制御システムでは、車両30が遠隔運転承認部35を備え、管制センター10が遠隔運転実行制御部40を備える。図4に示される遠隔運転承認部35の機能は、車両30が備えるCPUがコンピュータプログラムを実行することにより実現される。図4に示される遠隔運転実行制御部40の機能は、遠隔制御装置12が備えるCPUがコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
上述した各装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
10…管制センター、11…監視システム、12…遠隔制御装置、13…コントローラ端末、20…セルラーNW、30…車両、31…通信部、32…自動運転システム、33…遠隔運転システム、34…車両駆動部、35…遠隔運転承認部、40…遠隔運転実行制御部

Claims (6)

  1. 自動運転と遠隔運転とを切り替える車両が遠隔運転されることを承認するか否かを、前記車両の乗車者に問い合わせる遠隔運転承認部と、
    前記乗車者が遠隔運転を承認した場合に、前記車両の遠隔運転を開始させる遠隔運転実行制御部と、
    を備える遠隔運転制御システム。
  2. 前記遠隔運転実行制御部は、前記車両の自動運転が復旧した場合に、前記車両の遠隔運転を停止させる、
    請求項1に記載の遠隔運転制御システム。
  3. 複数の遠隔運転手がそれぞれに遠隔運転操作を行う複数のコントローラ端末を備え、
    前記遠隔運転承認部は、前記車両の遠隔運転に使用される承認対象のコントローラ端末の識別情報を前記遠隔運転実行制御部へ通知し、
    前記遠隔運転実行制御部は、前記乗車者が遠隔運転を承認した場合に、前記承認対象のコントローラ端末の識別情報で識別されるコントローラ端末に対して、前記車両の遠隔運転操作を開始させる、
    請求項1又は2のいずれか1項に記載の遠隔運転制御システム。
  4. 自動運転と遠隔運転とを切り替える車両において、
    前記車両が遠隔運転されることを承認するか否かを、前記車両の乗車者に問い合わせる遠隔運転承認部と、
    前記乗車者が遠隔運転を承認した場合に、前記車両の遠隔運転を開始させる遠隔運転実行制御部と、
    を備える車両。
  5. コンピュータに、
    自動運転と遠隔運転とを切り替える車両が遠隔運転されることを承認するか否かを、前記車両の乗車者に問い合わせる遠隔運転承認ステップと、
    前記乗車者が遠隔運転を承認した場合に、前記車両の遠隔運転を開始させる遠隔運転実行制御ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
  6. 遠隔運転承認部と遠隔運転実行制御部とを備える遠隔運転制御システムの遠隔運転制御方法であって、
    前記遠隔運転承認部が、自動運転と遠隔運転とを切り替える車両が遠隔運転されることを承認するか否かを、前記車両の乗車者に問い合わせるステップと、
    遠隔運転実行制御部が、前記乗車者が遠隔運転を承認した場合に、前記車両の遠隔運転を開始させるステップと、
    を含む遠隔運転制御方法。
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