JP2020125468A - 樹脂組成物 - Google Patents

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昭弘 尾之上
Akihiro Onoue
昭弘 尾之上
吉村 忠徳
Tadanori Yoshimura
忠徳 吉村
尭広 野呂
Takahiro Noro
尭広 野呂
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Abstract

【課題】高分子材料の耐熱性を維持しながら、水のみによって除去が可能な樹脂組成物を提供すること。【解決手段】親水性基を有する芳香族ジカルボン酸モノマーユニットA、親水性基を有さないジカルボン酸モノマーユニットB、及び芳香族モノマーユニットC1を有する樹脂α、並びにエポキシ基、カルボジイミド基、又は酸無水物基を有する水不溶性樹脂βを混練してなる、樹脂組成物。【選択図】 なし

Description

本発明は、樹脂組成物に関する。
水溶性高分子においては、水溶性と耐熱性との両立は困難であった。高分子材料の耐熱性を高めるためには、水の影響を小さくするために水への親和性を抑制する方向へと設計されている。そのため、このような高分子材料の除去においては、水以外の溶媒や水以外の成分の水への添加による除去方法の提案がなされている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特開2018−24243号公報 特開2017−114930号公報
上記現状に鑑み、耐熱性を維持しながら、水によって容易に除去が可能な材料であれば、高耐熱を要する分野への水溶性樹脂の展開が広範に可能になると考えた。
本発明は、耐熱性を維持しながら、水のみによって容易に除去が可能な樹脂組成物を提供する。
本発明は、親水性基を有する芳香族ジカルボン酸モノマーユニットA、親水性基を有さないジカルボン酸モノマーユニットB、及び芳香族モノマーユニットC1を有する樹脂α、並びにエポキシ基、カルボジイミド基、又は酸無水物基を有する水不溶性樹脂βを混練してなる、樹脂組成物である。
本発明によれば、耐熱性を維持しながら、水のみによって除去が可能な樹脂組成物を提供することができる。
<樹脂組成物>
本実施形態の樹脂組成物は、前記樹脂の生成に係る重合を構成する親水性基以外の親水性基(以下、単に親水性基とも称する。)を有する芳香族ジカルボン酸モノマーユニットA、親水性基を有さないジカルボン酸モノマーユニットB、及び芳香族モノマーユニットC1を有する樹脂α、並びにエポキシ基、カルボジイミド基、又は酸無水物基を有する水不溶性樹脂βを混練してなる。本実施形態の樹脂組成物は、樹脂αと水不溶性樹脂βとを混練し、樹脂αの末端官能基と水不溶性樹脂βが有するエポキシ基、カルボジイミド基、又は酸無水物基を反応させることにより、耐熱性を維持しながら、水のみによって除去が可能な樹脂組成物を提供することができる。
〔樹脂α〕
[芳香族ジカルボン酸モノマーユニットA]
前記樹脂αは、親水性基を有する芳香族ジカルボン酸モノマーユニットを有する。本明細書において、前記樹脂αが有する親水性基を有する芳香族ジカルボン酸モノマーユニットを、芳香族ジカルボン酸モノマーユニットAと称する。また、当該芳香族ジカルボン酸モノマーユニットAを誘導するための芳香族ジカルボン酸を、芳香族ジカルボン酸Aと称する。
前記親水性基としては、前記樹脂組成物の水溶性を確保する観点から、第1級アミノ基、第2級アミノ基、第3級アミノ基、第4級アンモニウム塩基、オキシアルキレン基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、カルボキシル塩基、リン酸基、リン酸塩基、スルホン酸基、及びスルホン酸塩基からなる群より選ばれる1種以上が挙げられる。これらの中でも同様の観点から、第4級アンモニウム塩基、オキシアルキレン基、カルボキシル塩基、リン酸塩基、及びスルホン酸塩基からなる群より選ばれる1種以上が好ましく、第4級アンモニウム塩基、オキシアルキレン基、及びスルホン酸塩基からなる群より選ばれる1種以上がより好ましく、スルホン酸塩基が更に好ましい。
前記スルホン酸塩基は、前記樹脂組成物の水溶性を確保する観点から、−SOM(ただし、Mはスルホン酸塩基を構成するスルホン酸基の対イオンを示し、前記樹脂組成物の水溶性を確保する観点から金属イオン及びアンモニウムイオンからなる群より選ばれる1種以上が好ましく、金属イオンからなる群より選ばれる1種以上がより好ましく、アルカリ金属イオン及びアルカリ土類金属イオンからなる群より選ばれる1種以上が更に好ましく、アルカリ金属イオンからなる群より選ばれる1種以上が更に好ましく、ナトリウムイオン及びカリウムイオンからなる群より選ばれる1種以上が更に好ましく、ナトリウムイオンが更に好ましい。)で表されるスルホン酸塩基が好ましい。
前記樹脂α中の前記親水性基の含有量は、前記樹脂組成物の水溶性向上の観点から、0.5mmol/g以上が好ましく、0.6mmol/g以上がより好ましく、0.7mmol/g以上が更に好ましく、前記樹脂組成物の耐熱性及び耐湿性を維持する観点から、3mmol/g以下が好ましく、2mmol/g以下がより好ましく、1.5mmol/g以下が更に好ましい。また、前記樹脂α中の前記親水性基の含有量は、前記樹脂組成物の水溶性向上の観点、並びに前記樹脂組成物の耐熱性及び耐湿性を維持する観点から、0.5〜3mmol/gが好ましく、0.6〜2mmol/gがより好ましく、0.7〜1.5mmol/gが更に好ましい。なお、本明細書において親水性基の含有量は実施例に記載の方法によって測定する。
前記芳香族ジカルボン酸Aは、前記樹脂組成物の水溶性向上の観点、及び前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、前記親水性基を有する芳香族ジカルボン酸からなる群より選ばれる1種以上が好ましく、ヒドロキシ基含有芳香族ジカルボン酸、第1級アミノ基含有芳香族ジカルボン酸、スルホン酸基含有芳香族ジカルボン酸、及びスルホン酸塩基含有芳香族ジカルボン酸からなる群より選ばれる1種以上がより好ましく、スルホン酸塩基含有芳香族ジカルボン酸からなる群より選ばれる1種以上が更に好ましい。これらの中でも同様の観点からスルホフタル酸、及びスルホナフタレンジカルボン酸からなる群より選ばれる1種以上が好ましく、スルホフタル酸からなる群より選ばれる1種以上がより好ましく、スルホイソフタル酸及びスルホテレフタル酸からなる群より選ばれる1種以上が更に好ましく、5−スルホイソフタル酸が更に好ましい。
前記樹脂αの全モノマーユニットの合計に対する前記芳香族ジカルボン酸モノマーユニットAの割合は、前記樹脂組成物の水溶性向上の観点から、10mol%以上が好ましく、20mol%以上がより好ましく、25mol%以上が更に好ましく、前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、50mol%以下が好ましく、45mol%以下がより好ましく、40mol%以下が更に好ましい。また、前記樹脂αの全モノマーユニットの合計に対する前記芳香族ジカルボン酸モノマーユニットAの割合は、前記樹脂組成物の水溶性向上の観点、及び前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、10〜50mol%が好ましく、20〜45mol%がより好ましく、25〜40mol%が更に好ましい。なお、本明細書において樹脂中のモノマーユニットの組成は実施例に記載の方法によって測定する。
前記樹脂α中の全ジカルボン酸モノマーユニットの合計に対する、前記芳香族ジカルボン酸モノマーユニットAの割合は、前記樹脂組成物の水溶性向上の観点から、20mol%以上が好ましく、40mol%以上がより好ましく、50mol%以上が更に好ましく、前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、90mol%以下が好ましく、80mol%以下がより好ましく、70mol%以下が更に好ましい。また、前記樹脂α中の全ジカルボン酸モノマーユニットの合計に対する、前記芳香族ジカルボン酸モノマーユニットAの割合は、前記樹脂組成物の水溶性向上の観点、及び前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、20〜90mol%が好ましく、40〜80mol%がより好ましく、50〜70mol%が更に好ましい。
[ジカルボン酸モノマーユニットB]
前記樹脂αは、前記親水性基を有さないジカルボン酸モノマーユニットを有する。本明細書において、前記樹脂αが有する親水性基を有さないジカルボン酸モノマーユニットをジカルボン酸モノマーユニットBと称する。また、当該ジカルボン酸モノマーユニットBを誘導するためのジカルボン酸をジカルボン酸Bと称する。
前記ジカルボン酸Bは、前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、前記親水性基を有さない芳香族ジカルボン酸及び前記親水性基を有さない脂肪族ジカルボン酸からなる群より選ばれる1種以上がより好ましい。これらの中でも、同様の観点から、テレフタル酸、イソフタル酸、2,5−フランジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、及び1,3−アダマンタンジカルボン酸からなる群より選ばれる1種以上が更に好ましく、テレフタル酸、2,5−フランジカルボン酸、及び2,6−ナフタレンジカルボン酸からなる群より選ばれる1種以上が更に好ましく、2,6−ナフタレンジカルボン酸が更に好ましい。
前記樹脂α中の全モノマーユニットの物質量の合計に対する、前記ジカルボン酸モノマーユニットBの物質量の割合は前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、5mol%以上が好ましく、10mol%以上がより好ましく、15mol%以上が更に好ましく、前記樹脂組成物の水溶性向上の観点から、45mol%以下が好ましく、30mol%以下がより好ましく、20mol%以下が更に好ましい。また、前記樹脂α中の全モノマーユニットの物質量の合計に対する、前記モノマーユニットBの物質量の割合は前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点、及び前記樹脂組成物の水溶性向上の観点から、5〜45mol%が好ましく、10〜30mol%がより好ましく、15〜20mol%が更に好ましい。
前記樹脂α中の全ジカルボン酸モノマーユニットの合計に対する、前記ジカルボン酸モノマーユニットBの割合は、前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、10mol%以上が好ましく、20mol%以上がより好ましく、30mol%以上が更に好ましく、前記樹脂組成物の水溶性向上の観点から、90mol%以下が好ましく、60mol%以下がより好ましく、40mol%以下が更に好ましい。また、前記樹脂α中の全ジカルボン酸モノマーユニットの合計に対する、前記ジカルボン酸モノマーユニットBの割合は、前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点、及び前記樹脂組成物の水溶性向上の観点から、10〜90mol%が好ましく、20〜60mol%がより好ましく、30〜40mol%が更に好ましい。
前記樹脂α中の前記芳香族ジカルボン酸モノマーユニットAと前記ジカルボン酸モノマーユニットBのmol比(前記芳香族ジカルボン酸モノマーユニットA/前記ジカルボン酸モノマーユニットB)は、前記樹脂組成物の水溶性向上の観点から、20/80以上が好ましく、40/60以上がより好ましく、50/50以上が更に好ましく前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から90/10以下が好ましく、80/20以下がより好ましく、70/30以下が更に好ましい。
〔芳香族モノマーユニットC1〕
前記樹脂αは、カルボキシ基と反応する官能基を2つ有する芳香族モノマーから誘導される芳香族モノマーユニットを有する。本明細書において、カルボキシ基と反応する官能基を2つ有する芳香族モノマーを芳香族モノマーC1と称し、当該芳香族モノマーC1から誘導される芳香族モノマーユニットを芳香族モノマーユニットC1と称する。
前記芳香族モノマーC1の炭素数は、前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、10以上が好ましく、20以上がより好ましく、25以上が更に好ましく、同様の観点から、40以下が好ましく、38以下がより好ましく、35以下が更に好ましい。
前記芳香族モノマーC1は、前記樹脂組成物の耐熱性の向上の観点から、芳香族ジオール、芳香族ジアミン及び芳香族アルカノールアミンからなる群より選ばれる1種以上が好ましく、芳香族ジオールがより好ましく、ビスフェノキシエタノールフルオレン、ビスフェノールフルオレン、ビスクレゾキシエタノールフルオレン、及びビスクレゾールフルオレンからなる群より選ばれる少なくとも1種以上が更に好ましく、ビスフェノキシエタノールフルオレンが更に好ましい。
前記樹脂α中の全モノマーユニットの物質量の合計に対する、前記芳香族モノマーユニットC1の物質量の割合は、前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、5mol%以上が好ましく、40mol%以上がより好ましく、45mol%以上が更に好ましく、前記樹脂組成物の耐湿性を確保する観点から、70mol%以下が好ましく、60mol%以下がより好ましく、55mol%以下が更に好ましい。また、前記樹脂α中の全モノマーユニットの物質量の合計に対する、前記芳香族モノマーユニットC1の物質量の割合は、前記樹脂組成物の耐熱性及び耐湿性を維持する観点から、5〜70mol%が好ましく、40〜60mol%がより好ましく、45〜55mol%が更に好ましい。
〔他のモノマーユニット〕
前記樹脂αは、本実施形態の効果を損なわない範囲で、前記芳香族ジカルボン酸モノマーユニットA、前記ジカルボン酸モノマーユニットB、及び前記芳香族モノマーユニットC1以外の他のモノマーユニットを有していてもよい。当該他のモノマーユニットの例としては、後述の脂肪族モノマーユニットC2が好ましい。
前記樹脂α中の、カルボキシ基と反応する官能基を2つ有するモノマーから誘導される全モノマーユニットの合計に対する、前記芳香族モノマーユニットC1の割合は、前記樹脂組成物の耐熱性の向上の観点から、25mol%以上が好ましく、50mol%以上がより好ましく、80mol%以上が更に好ましく、90mol%以上が更に好ましく、前記樹脂組成物に水への溶解性を付与する観点から、100mol%以下が好ましく、99mol%以下がより好ましい。また、前記樹脂α中の、カルボキシ基と反応する官能基を2つ有するモノマーから誘導される全モノマーユニットの合計に対する、前記芳香族モノマーユニットC1の割合は、前記樹脂組成物の耐熱性の向上の観点、及び前記樹脂組成物に水への溶解性を付与する観点から、25〜100mol%が好ましく、50〜100mol%がより好ましく、80〜100mol%が更に好ましく、90〜99mol%が更に好ましい。
〔脂肪族モノマーユニットC2〕
前記樹脂αは、カルボキシ基と反応する官能基を2つ有する脂肪族モノマーから誘導される脂肪族モノマーユニットを有していてもよい。本明細書において、カルボキシ基と反応する官能基を2つ有する脂肪族モノマーを脂肪族モノマーC2と称し、当該脂肪族モノマーC2から誘導される脂肪族モノマーユニットを脂肪族モノマーユニットC2と称する。当該脂肪族モノマーユニットC2は、脂肪族ジオール、脂肪族ジアミン及び脂肪族アルカノールアミンからなる群より選ばれる1種以上が好ましく、脂肪族ジオールモノマーユニットがより好ましい。前記脂肪族ジオールモノマーユニットを誘導するためのジオールを、脂肪族ジオールC2とも称する。
前記脂肪族ジオールC2の炭素数は、前記樹脂組成物に水への溶解性を付与する観点、及び前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、2以上が好ましく、同様の観点から、31以下が好ましく、25以下がより好ましく、20以下が更に好ましく、15以下が更に好ましい。
前記脂肪族ジオールC2としては、鎖式ジオール、及び環式ジオールからなる群より選ばれる1種以上が挙げられるが、前記樹脂組成物に水への溶解性を付与する観点、及び前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、鎖式ジオールが好ましい。
前記鎖式ジオールの炭素数は、前記樹脂組成物に水への溶解性を付与する観点、及び前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、2以上が好ましく、同様の観点から、6以下が好ましく、4以下がより好ましく、3以下が更に好ましく、2が更に好ましい。
前記脂肪族ジオールC2は、エーテル酸素を有していても良いが、前記ジオールC2が鎖式脂肪族のジオールの場合は、前記樹脂組成物に水への溶解性を付与する観点、及び前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、エーテル酸素の数は1以下が好ましく、前記脂肪族ジオールC2が環式脂肪族のジオールの場合は、同様の観点から、エーテル酸素の数は2以下が好ましい。
前記鎖式ジオールは、前記樹脂組成物に水への溶解性を付与する観点、及び前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールからなる群より選ばれる1種以上が好ましく、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、及び1,3−プロパンジオールからなる群より選ばれる1種以上がより好ましく、エチレングリコールが更に好ましい。
前記樹脂αはポリエステル、ポリアミド又はポリエステルアミドであり、好ましくはポリエステルである。前記樹脂αの例として、下記一般式(1)で示されるユニット、及び下記一般式(2)で示されるユニットを有する樹脂が例示できる。
Figure 2020125468
Figure 2020125468
前記一般式(1)及び(2)中、Rは下記一般式(3)又は下記一般式(4)で示され、前記一般式(1)及び(2)はブロック結合又はランダム結合であり、ランダム結合が好ましい。
Figure 2020125468
−CHCH− (4)
前記樹脂αの重量平均分子量は、前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、1000以上が好ましく、10000以上がより好ましく、20000以上が更に好ましく、前記樹脂組成物に水への溶解性を付与する観点から、80000以下が好ましく、50000以下がより好ましく、40000以下が更に好ましい。なお、本明細書において重量平均分子量は実施例に記載の方法によって測定する。
前記樹脂組成物中の前記樹脂αの配合量は、前記樹脂組成物の耐熱性の向上の観点から、35質量%以上が好ましく、40質量%以上がより好ましく、45質量%以上が更に好ましく、前記樹脂βとの相溶性向上の観点から、95質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましく、85質量%以下が更に好ましく、80質量%以下が更に好ましい。また、前記樹脂組成物中の前記樹脂αの配合量は、前記樹脂組成物の耐熱性の向上の観点、及び水への溶解性を付与する観点から、35〜95質量%が好ましく、40〜95質量%がより好ましく、45〜95質量%が更に好ましい。
前記樹脂αの製造方法には特に限定はなく、従来公知の方法を適用できる。
〔水不溶性樹脂β〕
前記水不溶性樹脂βは、エポキシ基、カルボジイミド基、又は酸無水物基を有する。これらの中でも、前記樹脂αとの相溶性を向上させる観点から、エポキシ基が好ましい。
エポキシ基を有する水不溶性樹脂βとしては、Bondfast(登録商標)7B、Bondfast 2E、Bondfast 2C、Bondfast 7M、Bondfast CG5001(以上、住友化学社製)、ロタダー(登録商標)AX8840(アーケマ社製)、JONCRYL(登録商標)ADR4370S、JONCRYL ADR4368CS、JONCRYL ADR4368F、JONCRYL ADR4300S、JONCRYL ADR4468(以上、BASF社製)、ARUFON(登録商標)UG4035、ARUFON UG4040、ARUFON UG4070(以上、東亜合成社製)が例示できる。カルボジイミド基を有する水不溶性樹脂βとしては、カルボジライト(登録商標)LA−1(日清紡ケミカル社製)、Stabaxol(登録商標)P(ラインケミー社製)が例示できる。酸無水物基を有する水不溶性樹脂βとしては、ユーメックス(登録商標)1010(三洋化成社製)、アドマー(登録商標)(三井化学社製)、モディパー(登録商標)A8200(日本油脂社製)、OREVAC(登録商標)(アルケマ社製)、FG1901、FG1924(以上、クレイトンポリマー社)、タフテック(登録商標)M1911、タフテックM1913、タフテックM1943(以上、旭化成ケミカルズ社製)が例示できる。
前記樹脂組成物中の前記水不溶性樹脂βの含有量は、前記樹脂αとの相溶性を向上させる観点から、0.1質量%以上が好ましく、0.4質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上が更に好ましく、0.9質量%以上が更に好ましく、1.0質量%以上が更に好ましく、前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、60質量%以下が好ましく、55質量%以下がより好ましく、50質量%以下が更に好ましく、45質量%以下が更に好ましい。また、前記樹脂組成物中の前記水不溶性樹脂βの含有量は、前記樹脂αとの相溶性を向上させる観点、及び前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、0.1〜60質量%が好ましく、0.4〜55質量%がより好ましく、0.5〜50質量%が更に好ましく、0.9〜45質量%が更に好ましく1.0〜45質量%が更に好ましい。
前記樹脂組成物中の前記樹脂αと前記水不溶性樹脂βの質量比(樹脂αの質量/水不溶性樹脂βの質量)は、前記樹脂組成物に水への溶解性を付与する観点から、好ましくは0.5以上、より好ましくは0.8以上、更に好ましくは1以上であり、前記樹脂組成物の耐熱性を維持する観点から、好ましくは100以下、より好ましくは50以下、更に好ましくは20以下、更に好ましくは5以下である。
前記樹脂組成物は、本実施形態の効果を損なわない範囲で他の成分を含有していても良い。当該他の成分の例としては、前記樹脂α及び前記水不溶性樹脂β以外の重合体、安息香酸ポリアルキレングリコールジエステル等の可塑剤、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ガラス球、黒鉛、カーボンブラック、カーボン繊維、ガラス繊維、タルク、ウォラストナイト、マイカ、アルミナ、シリカ、カオリン、ウィスカー、炭化珪素等の充填材、相溶化剤、エラストマー等が挙げられる。当該相溶化剤としては下記有機塩化合物γが例示できる。
〔有機塩化合物γ〕
前記樹脂組成物は、前記樹脂αと水不溶性樹脂βの相溶化の観点から、下記一般式(5)で示される有機塩化合物を含有してもよい。本明細書において下記一般式(5)で示される有機塩化合物を有機塩化合物γと称する。
(R−SO n+ (5)
(前記一般式(5)中、Rは置換基を有していてもよい炭素数1〜30の炭化水素基を示し、nは1又は2の数を示し、nが1のとき、Xn+はナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、アンモニウムイオン、又はホスホニウムイオンを示し、nが2のとき、Xn+はマグネシウムイオン、カルシウムイオン、バリウムイオン、又は亜鉛イオンを示す。)
前記一般式(5)中、Rは、前記樹脂組成物の製造時の分子量制御の観点、中性水への溶解性及び耐吸湿性の確保の観点から、置換基を有していてもよい炭素数1〜30の炭化水素基を示す。当該炭化水素基は、脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基のいずれであってもよい。当該炭化水素基が脂肪族炭化水素基の場合、当該炭化水素基の炭素数は、前記樹脂組成物の製造時の分子量制御の観点、中性水への溶解性及び耐吸湿性の確保の観点から、1以上が好ましく、4以上がより好ましく、8以上が更に好ましく、30以下が好ましく、25以下がより好ましく、20以下が更に好ましい。当該炭化水素基が脂環式炭化水素基の場合、当該炭化水素基の炭素数は、前記樹脂組成物の製造時の分子量制御の観点、中性水への溶解性及び耐吸湿性の確保の観点から、3以上が好ましく、5以上がより好ましく、6以上が更に好ましく、10以上が更に好ましく、30以下が好ましく、25以下がより好ましく、20以下が更に好ましい。当該炭化水素基が芳香族炭化水素基の場合、当該炭化水素基の炭素数は、前記樹脂組成物の製造時の分子量制御の観点、中性水への溶解性及び耐吸湿性の確保の観点から、6以上が好ましく、8以上がより好ましく、10以上が更に好ましく、30以下が好ましく、25以下がより好ましい。
また、前記置換基としては、前記樹脂組成物の製造時の分子量制御の観点、中性水への溶解性及び耐吸湿性の確保の観点から、水素原子、炭素原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、リン原子、及びケイ素原子、並びにハロゲン原子からなる群より選ばれる1種以上を含むものが好ましく、中でも炭素数1〜22の炭化水素基又はハロゲン化アルキル基が好ましく、炭素数1〜16の炭化水素基又はハロゲン化アルキル基がより好ましく、炭素数1〜12の炭化水素基又はハロゲン化アルキル基が更に好ましく、炭素数1〜12の炭化水素基が更に好ましい。
前記一般式(5)中、Xn+は、前記樹脂組成物の製造時の分子量制御の観点、中性水への溶解性及び耐吸湿性の確保の観点から、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、アンモニウムイオン、ホスホニウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、バリウムイオン、亜鉛イオン、又はホスホニウムイオンを示し、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、マグネシウムイオン、アンモニウムイオン、又はホスホニウムイオンが好ましく、ナトリウムイオン、リチウムイオン、アンモニウムイオン、又はホスホニウムイオンがより好ましく、リチウムイオン、又はホスホニウムイオンが更に好ましく、ホスホニウムイオンが更に好ましい。ホスホニウムイオンの中でも、前記樹脂組成物の製造時に求められる耐熱性の確保の観点から、テトラアルキルホスホニウムイオンが好ましく、テトラブチルホスホニウムイオンがより好ましい。
前記一般式(5)中、nは、前記樹脂組成物の製造時の分子量制御の観点、中性水への溶解性の観点及び耐吸湿性の確保の観点から、1が好ましい。
前記樹脂組成物中の前記有機塩化合物γの含有量は、前記樹脂αと前記水不溶性樹脂βの相溶化の観点から、0.1質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく3質量%以上が更に好ましく、前記樹脂組成物の耐熱性維持の観点から、20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下が更に好ましい。また、前記樹脂組成物中の前記有機塩化合物γの含有量は、前記樹脂αと前記水不溶性樹脂βの相溶化の観点から、及び前記樹脂組成物の耐熱性維持の観点から、0.1〜20質量%が好ましく、1〜15質量%がより好ましく、3〜10質量%が更に好ましい。
前記有機塩化合物γのアルキルスルホン酸イオン(R−SO )の物質量(mol)と、前記樹脂αが有する親水性基の物質量の比(前記有機塩化合物γのアルキルスルホン酸イオンの物質量/前記樹脂αが有する親水性基の物質量)は、前記樹脂αと前記水不溶性樹脂βの相溶化の観点から、0.01以上が好ましく、0.05以上がより好ましく、0.1以上が更に好ましく、前記樹脂組成物の耐熱性維持、及び有機塩化合物のブリードアウト抑制の観点から、0.5以下が好ましく、0.2以下がより好ましく、0.15以下が更に好ましい。
前記樹脂組成物のガラス転移温度(Tg)は、前記樹脂組成物の高温条件での使用容易性の観点から、50℃以上が好ましく、100℃以上がより好ましく、150℃以上が更に好ましく、同様の観点から、250℃以下が好ましく、220℃以下がより好ましく、210℃以下が更に好ましい。なお、本明細書においてガラス転移温度は実施例に記載の方法によって測定する。
前記樹脂組成物の製造方法は特に限定されず、公知の方法で製造することができる。前記樹脂組成物の製造方法の例としては、原料をバッチ式混練機や二軸押出機等の混練機で混練して製造する方法が挙げられる。
前記樹脂組成物は、三次元物体及びサポート材を含む三次元物体前駆体を得る工程、及び当該三次元物体前駆体を中性水に接触させ、サポート材を除去するサポート材除去工程を有する熱溶融積層方式による三次元物体の製造方法における、サポート材の材料として使用することができる。また、前記樹脂組成物は、水溶性印刷層、印刷プライマー層の材料として、使用することができる。また、前記樹脂組成物は、水溶性コーティング層の材料として、使用することができる。また、前記樹脂組成物は、水溶性接着剤及び水溶性粘着剤の材料として、使用することができる。
圧力は、絶対圧力で表記する。「常圧」とは101.3kPaを示す。
<樹脂組成物の調製方法>
樹脂組成物1〜5の合成方法を以下に記す。
〔樹脂組成物1の調製〕
2Lステンレス製セパラブルフラスコ(K字管、撹拌機、窒素導入管付)に2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル(東京化成工業社製)47.4g、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム(東京化成工業社製)104.2g、エチレングリコール(富士フィルム和光純薬社製)44.7g、チタンテトラブトキシド(東京化成工業社製)52mg、ビスフェノキシエタノールフルオレン(大阪ガスケミカル社製)234.6g、無水酢酸ナトリウム(富士フィルム和光純薬社製)1.73gを仕込み、常圧、窒素雰囲気下、撹拌しながらマントルヒータで1時間かけて、ヒーターの表面の温度を160℃から260℃まで昇温し、その温度で6時間30分撹拌してエステル交換反応を行った。次に、ドデシルベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム塩(竹本油脂社製、:エレカットS−418)35.2gを添加して30分かけて、ヒーターの表面の温度を260℃から290℃まで昇温し、1時間20分撹拌した。その後、常圧から2kPaまで減圧し、35分間かけて、ヒーターの表面の温度を290℃から315℃まで昇温して反応を行った。315℃まで昇温した後、2kPaから57Paまで徐々に減圧度を増しながら5時間撹拌して反応を行い、常圧に戻して樹脂α及び有機塩化合物γを含有する樹脂組成物1を得た。このときの樹脂組成物1のガラス転移温度は190℃、重量平均分子量は24000であった。樹脂組成物1に含まれる樹脂αの全モノマーユニットの合計に対するモノマーユニットAの割合、樹脂αの重量平均分子量並びに原料の添加量から算出された樹脂αの全モノマーユニットの合計に対するモノマーユニットB、C1及びC2の割合を表1に示す。
Figure 2020125468
〔樹脂組成物2〜5の調製〕
表2に示す原料を、それぞれ減圧下60℃で乾燥後、溶融混練機(東洋精機製作所社製:Labo Plastmill 4C150)を用いて300℃、90r/min、10分間溶融混練を行い、褐色混合物である樹脂組成物2〜5を得た。
<分析方法>
〔樹脂中の全モノマーユニットの物質量の合計に対する、5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウムから誘導されるモノマーユニット(以下、モノマーユニットAと称する)の物質量の割合〕
試料を重クロロホルム、重トリフルオロ酢酸の混合溶媒に溶解し、Agilent社製NMR、MR400を用いたプロトンNMR測定により5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウムから誘導されるモノマーユニット(モノマーユニットA)中のベンゼン環由来ピークの積分値Aを、モノマーユニットA中のベンゼン環に対応するプロトンの数で除した物質量A、及び2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチルから誘導されるモノマーユニット(以下、モノマーユニットBと称する)中のナフタレン環由来ピークの積分値Bを、モノマーユニットB中のナフタレン環に対応するプロトンの数で除した物質量Bを算出した。物質量Aを、物質量A及び物質量Bの和の2倍量で除して求められた値を100分率で表したもの(100×物質量A/(2×(物質量A+物質量B)))を、水溶性ポリエステル樹脂中の全モノマーユニットの物質量の合計に対する、モノマーユニットAの物質量の割合とした。
〔重量平均分子量(Mw)〕
下記条件により、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)法を用いて標準ポリスチレンから校正曲線を作成し、重量平均分子量(Mw)を求めた。
・装置:HLC−8320 GPC(東ソー社製、検出器一体型)
・カラム:α−M×2本(東ソー社製、7.8mmI.D.×30cm)
・溶離液:60mmol/Lリン酸+50mmol/L臭素化リチウムジメチルホルムアミド溶液
・流量:1.0mL/min
・カラム温度:40℃
・検出器:RI検出器
・標準物質:ポリスチレン
〔ガラス転移温度〕
260℃に加熱したホットプレートにポリイミドフィルムに挟んだサンプルを置き、上からスパチュラを押し付けて、厚さ約0.2mmのシートを作成した。このシートから5〜10mgのサンプルをハサミで切り出し、アルミパンに精秤して封入し、DSC装置(セイコーインスツル社製DSC7020)を用い、30℃から300℃まで10℃/minで昇温させた後、冷却速度を150℃/minに設定して、30℃まで冷却した。再び10℃/minで300℃まで昇温させて得られたDSC曲線より、ガラス転移温度(℃)を求めた。結果を表2に示す。
<評価方法>
〔樹脂組成物溶解試験〕
前記樹脂組成物1〜5を、キャピログラフ(東洋精機製作所社製 Capilograph 1D)を用いて、バレル温度260〜270℃で溶融し、押し出し速度10mm/minで直径2mm、長さ10mmのキャピラリーから押し出し、先端をピンセットではさみ、手で軽く引っ張りながら、フィラメントに加工した。前記樹脂組成物1〜5のフィラメントを5〜10cm切り出し、切り出したフィラメントを50mLスクリュー管内の90℃の脱イオン水20gに投入し、マグネティックスターラーを用いて300rpmで攪拌しながら、樹脂組成物の溶解状態を観察し、該樹脂組成物のフィラメントが水中に溶解するまでにかかる時間(溶解時間)を計測した。結果を表2に示す。
Figure 2020125468

Claims (8)

  1. 親水性基を有する芳香族ジカルボン酸モノマーユニットA、親水性基を有さないジカルボン酸モノマーユニットB、及び芳香族モノマーユニットC1を有する樹脂α、並びにエポキシ基、カルボジイミド基、又は酸無水物基を有する水不溶性樹脂βを混練してなる、樹脂組成物。
  2. 下記一般式(1)で示される有機塩化合物γを含有する、請求項1に記載の樹脂組成物。
    (R−SО n+ (1)
    (前記一般式(1)中、Rは置換基を有していてもよい炭素数1〜30の炭化水素基を示し、Xn+はカチオンを示し、nは1又は2の数を示す。)
  3. 前記樹脂α中の全ジカルボン酸モノマーユニットの合計に対する、芳香族ジカルボン酸モノマーユニットAの割合が20〜90mol%である、請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
  4. 前記樹脂α中の前記樹脂の生成に係る重合を構成する親水性基以外の親水性基の含有量が0.5〜3mmоl/gである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  5. 前記樹脂αの重量平均分子量が1000〜80000である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  6. 前記親水性基がスルホン酸塩基である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  7. 前記モノマーユニットC1が、カルボキシ基と反応する官能基を2つ有する芳香族モノマーから誘導される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  8. 前記芳香族モノマーユニットC1が芳香族ジオールモノマーユニットである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
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